« 2016年4月 | トップページ | 2016年6月 »

2016年5月

2016年5月29日 (日)

第83回東京優駿(GI)の勝ち馬。

マカヒキ 牡 鹿毛 2013.1.28生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・金子真人ホールディングス株式会社 栗東・友道康夫厩舎

マカヒキ(2013.1.28)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
▲Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
ウィキウィキ
鹿毛 2004.2.10
仔受胎時活性値:2.00
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.75
Deputy Minister
鹿毛 1979.5.17
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace 1969.1.24
Laredo Lass 1971.3.19
リアルナンバー(ARG)
青鹿毛 1997.9.11
仔受胎時活性値:1.375
Rainbow Corner(GB)
鹿毛 1989.2.21
種付け時活性値:1.875
Rainbow Quest 1981.5.15
Kingscote 1983.4.12
Numeraria(ARG)
青毛 1989.10.19
仔受胎時活性値:1.75
サザンヘイロー(USA)
鹿毛 1983.2.9
種付け時活性値:1.375
Numismatica(ARG)
鹿毛 1983
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Halo3×5、Northern Dancer5×5>

マカヒキ(2013.1.28)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
フレンチデピュティ
(Deputy Minister系)
Rainbow Corner
(Red God系)
サザンヘイロー
(Halo系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Rainbow Corner
(Runaway Bride)
6.375 全姉ウリウリ
(No.1-m)
5番仔
(5連産目)

*

第83回東京優駿(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 マカヒキ 牡3 57 川田将雅 2:24.0    33.3 502
[+4]
友道康夫 3
2 8 サトノダイヤモンド 牡3 57 C.ルメール 2:24.0 ハナ 33.4 500
[-4]
池江泰寿 2
3 1 ディーマジェスティ 牡3 57 蛯名正義 2:24.1 1/2 33.3 472
[-4]
二ノ宮敬宇 1
4 5 エアスピネル 牡3 57 武豊 2:24.4 2 34.0 476
[-4]
笹田和秀 7
5 12 リオンディーズ 牡3 57 M.デムーロ 2:24.5 1/2 33.2 496
[-4]
角居勝彦 4

終わってみれば、第76回皐月賞(GI)の上位5頭。ハイレベルで拮抗したその実力のぶつかり合い、この最高の舞台で勝利を収穫したのは、マカヒキ。前走皐月賞同様の後方一気の競馬では間に合わないと見られたのか、東京優駿では「ダービーポジション」と言われる10番手以内、7~8番手の内側を終始追走。折り合いに難がまったく無いマカヒキ、この精神力の強さが直線の追い比べでも活き、外から馬体を合わせに来たサトノダイヤモンド(2013.1.30)に、決勝点では「ハナ」だけ先んじてゴールしていました。恐らくは東京優駿史上初の1月生まれ馬どうしの1着2着、そして上位3頭はやはりディープインパクト産駒という結末でした。

マカヒキの生産者であるノーザンファームは、今回の東京優駿でも18頭中10頭出走という「生産界の巨人」ぶりを見せ付けました。旧来の社台ファーム早来時代から数えると、フサイチコンコルド(1993.2.11)、アドマイヤベガ(1996.3.12)、ジャングルポケット(1998.5.7)、キングカメハメハ(2001.3.20)ディープインパクト(2002.3.25)ロジユニヴァース(2006.3.11)ドゥラメンテ(2012.3.22)に続いて8頭目の東京優駿勝ち馬。馬主の金子真人ホールディングス株式会社は、金子オーナーの個人名義だったキングカメハメハ、ディープインパクトに続いて3頭目の東京優駿勝ち馬。管理される友道康夫調教師、鞍上の川田将雅騎手は共に東京優駿初制覇でした。それぞれにおめでとうございました。

テレビの共同勝利騎手インタビューでも「凱旋門賞」の単語が出ていた、マカヒキ。今年2016年はシャンティイ芝2400mで行われる予定ですが、先日のエイシンヒカリ(2011.5.3)のイスパーン賞(仏GI)勝利を見ても、楽しみが多い舞台ではないでしょうか。戦い終えた今は「まずは無事に」と願うばかりですけれど、父ディープインパクトの忘れ物を取りに、その息子マカヒキが仏国で走る姿も楽しみにしたいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

おまけ。第83回東京優駿の決勝点前後のオオハシさん。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2016年5月28日 (土)

第83回東京優駿(GI)の出走予定馬について。

第83回東京優駿(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ディーマジェスティ
(2013.3.24)
[4-n]
9番仔
(不受胎後)
ディープインパクト ブライアンズタイム Sadler's Wells ★Master Derby
2 マイネルハニー
(2013.5.10)
[1-l ヘザーランズ系]
9番仔
(不受胎後)
マツリダゴッホ ナリタブライアン ノーザンディクテイター リマンド
3 マカヒキ
(2013.1.28)
[1-m]
5番仔
(5連産目)
ディープインパクト フレンチデピュティ Rainbow Corner サザンヘイロー
4 レインボーライン
(2013.4.1)
[19]
7番仔
(7連産目)
ステイゴールド フレンチデピュティ レインボーアンバー ★ファーストファミリー
5 エアスピネル
(2013.2.10)
[4-r]
4番仔
(空胎後)
キングカメハメハ サンデーサイレンス ノーザンテースト ★Well Decorated
6 アグネスフォルテ
(2013.5.8)
[1-l ヘザーランズ系]
3番仔
(3連産目)
ハービンジャー フレンチデピュティ ダンスインザダーク ◆イルドブルボン
7 ロードクエスト
(2013.3.6)
[13-c]
3番仔
(3連産目)
マツリダゴッホ チーフベアハート リアルシャダイ ノーザンテースト
8 サトノダイヤモンド
(2013.1.30)
[1-w]
初仔 ディープインパクト Orpen サザンヘイロー Logical
9 マウントロブソン
(2013.1.30)
[2-r]
4番仔
(2連産目)
ディープインパクト ★Mr.Greeley Classic Go Go Icecapade
10 スマートオーディン
(2013.2.20)
[3-c]
8番仔+
(8連産目+)
ダノンシャンティ ★Alzao Shernazar Troy
11 アジュールローズ
(2013.5.19)
[7-c]
7番仔+
(7連産目+)
ヴィクトワールピサ ★Sevres Rose Kaldoun Persian Heights
12 リオンディーズ
(2013.1.29)
[16-a]
6番仔
(4連産目)
キングカメハメハ スペシャルウィーク ★Sadler's Wells ★Habitat
13 レッドエルディスト
(2013.2.19)
[9-c]
4番仔+
(4連産目+)
ゼンノロブロイ Darshaan Alzao ★クリスタルパレス
14 ヴァンキッシュラン
(2013.3.18)
[4-r]
初仔 ディープインパクト Galileo Pennekamp ラストタイクーン
15 イモータル
(2013.1.29)
[2-e]
5番仔+
(不受胎後)
マンハッタンカフェ Acatenango ★The Minstrel タップオンウッド
16 ブレイブスマッシュ
(2013.3.22)
[4-d]
5番仔
(5連産目)
トーセンファントム トウカイテイオー リアルシャダイ ノーザンテースト
17 プロフェット
(2013.2.27)
[9-f]
初仔 ハービンジャー タニノギムレット サンデーサイレンス Nureyev
18 プロディガルサン
(2013.2.22)
[20]
4番仔
(4連産目)
ディープインパクト Storm Cat Mr.Prospector Nureyev

2013年生まれ世代6828頭の頂点を決める一戦、第83回東京優駿。

  1. ディーマジェスティ
  2. リオンディーズ
  3. ヴァンキッシュラン
  4. スマートオーディン
  5. エアスピネル
  6. サトノダイヤモンド
  7. マカヒキ

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月27日 (金)

サスガのエイシン勢。

イスパーン賞(G1)の結果

エイシンヒカリ 牡 芦毛 2011.5.3生 新ひだか・木田牧場生産 馬主・(株)栄進堂 栗東・坂口正則厩舎

エイシンヒカリ(2011.5.3)の4代血統表

ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
黒鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
キャタリナ
芦毛 1994.5.8
仔受胎時活性値:2.00
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
種付け時活性値:0.50
Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
Northern Dancer 1961.5.27
South Ocean 1967.4.8
Terlingua
栗毛 1976.2.7
Secretariat 1970.3.30
Crimson Saint 1969.3.15
Carolina Saga
芦毛 1980.3.12
仔受胎時活性値:1.25
Caro
芦毛 1967.4.11
種付け時活性値:1.00
フォルティノ 1959.4.19
Chambord 1955
Key to the Saga
黒鹿毛 1975.4.4
仔受胎時活性値:1.00
Key to the Mint
鹿毛 1969.3.9
種付け時活性値:1.25
Sea Saga
栗毛 1968.2.21
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4>

エイシンヒカリ(2011.5.3)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Storm Cat
(Storm Bird系)
Caro
(フォルティノ系)
Key to the Mint
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Key to the Mint
(Key Bridge)
5.75 伯父に米GI馬
(No.16-g)
7番仔+
(2連産目)

*

第139回イスパーン賞(仏GI)を10馬身差の圧勝で衝撃の欧州デビューを飾った光の超特急、エイシンヒカリ。5月24日の夜半に良い意味で仰天してしまいました。これはロイヤルアスコットのプリンスオブウェールズS(英GI)が非常に楽しみになりました。

*

モントルトゥー賞(リステッド)の結果

エイシンエルヴィン 牡 鹿毛 2011.2.22生 愛国・K. K. Eishindo生産 馬主・(株)栄進堂 栗東・中尾秀正厩舎

エイシンエルヴィン(2011.2.22)の4代血統表

Shamardal
鹿毛 2002.3.27
種付け時活性値:0.00
Giant's Causeway
栗毛 1997.2.14
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Mariah's Storm
鹿毛 1991.4.1
Rahy 1985.2.18
イメンス 1979.3.17
Helsinki
黒鹿毛 1993.5.25
Machiavellian
黒鹿毛 1987.1.31
★Mr.Prospector 1970.1.28
Coup de Folie 1982.4.2
Helen Street
鹿毛 1982.4.4
Troy 1976.3.25
Waterway 1976.4.21
La Ina
栗毛 2001.3.2
仔受胎時活性値:0.25
Monsun
黒鹿毛 1990.3.4
種付け時活性値:0.50
Konigsstuhl
黒鹿毛 1976.5.16
Dschingis Khan 1961
Konigskronung 1965
Mosella
鹿毛 1985.3.25
Surumu 1974.2.26
Monasia 1979
Limata
栗毛 1995.4.5
仔受胎時活性値:1.25
Big Shuffle
鹿毛 1984.2.25
種付け時活性値:0.50
★Super Concorde 1975.4.20
Raise Your Skirts 1972.5.13
Liborina
鹿毛 1988.2.13
仔受胎時活性値:1.50
Elegant Air
鹿毛 1981.4.8
種付け時活性値:1.50
Lomela
鹿毛 1983.5.5
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Surumu4×5>

エイシンエルヴィン(2011.2.22)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★Shamardal
(Storm Cat系)
Monsun
(Blandford系)
Big Shuffle
(Bold Ruler系)
Elegant Air
(Mill Reef系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Elegant Air
(Mill Reef)
4.00 母が独オークス(GI)2着馬
(No.9-e)
3番仔?

ただの帯同馬ではありません。エイシンエルヴィン、メゾンラフィットの直線芝1600mのリステッドレースであるモントルトゥー賞を短首差で勝利を収め、こちらも見事な欧州デビューを果たしました。父が仏2冠馬Shamardalで、母方が独国血統。この組み合わせからも「欧州の馬場に合うのでは」という目算があったのでしょう。リンク先のJRAサイトにおける、クリスチャン・デムーロ騎手のコメントによると「ヨーロッパの重賞を勝つ力がある馬だと思います」とのこと。やはりロイヤルアスコットの、クイーンアンS(英GI)も楽しみになりました。

*

しかし、やはりエイシン勢のウマ選びは、サスガですね。エイシンヒカリ、エイシンエルヴィンの両頭の活躍とその血統構成に触れて、久しぶりにエイシンプレストン(1997.4.9)を思い出しました。

エイシンプレストン 牡 鹿毛 1997.4.9生 米国・J・E・ゲール氏生産 馬主・平井豊光氏 栗東・北橋修二厩舎

エイシンプレストン(1997.4.9)の4代血統表

Green Dancer
鹿毛 1972.4.14
種付け時活性値:0.00
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Flaming Page
鹿毛 1959.4.24
Bull Page 1947
Flaring Top 1947
Green Valley
黒鹿毛 1967
Val de Loir
鹿毛 1959
Vieux Manoir 1947
Vali 1954.4.5
Sly Pola
栗毛 1957.3.18
Spy Song 1943
Ampola 1949
Warranty Applied
栗毛 1986.4.26
仔受胎時活性値:0.50

Monteverdi
栗毛 1977.4.10
種付け時活性値:0.00
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Janina
黒鹿毛 1965
Match 1958
Jennifer 1948
Implied Warranty
栗毛 1979.5.23
仔受胎時活性値:1.50
Blood Royal
鹿毛 1971.4.16
種付け時活性値:1.75
Ribot 1952.2.27
Natashka 1963.5.6
Garden Fresh
黒鹿毛 1958.3.26
仔受胎時活性値:1.00
Better Self
鹿毛 1945
種付け時活性値:1.00
Rosy Fingered
栗毛 1944
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4>

エイシンプレストン(1997.4.9)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★Green Dancer
(Nijinsky系)
★Monteverdi
(Lyphard系)
Blood Royal
(Ribot系)
Better Self
(Black Toney系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Blood Royal
(Mumtaz Begum)
4.25
(No.3)
6番仔
(6連産目)

クイーンエリザベス二世C(香港GI)2回、香港マイル(GI)、朝日杯3歳S(現朝日杯FS、GI)、毎日王冠(GII)、NZT4歳S(現NZT、GII)、北九州記念(GIII)、アーリントンC(GIII)と国内外で重賞8勝。デビューした1999年から引退した2003年まで5年連続重賞勝ち。息の長い名馬でした。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月24日 (火)

2016年のクラシック候補生を確認する(牡馬編・其の十)。

2016年の3歳GIで覇を競う2013年生まれ世代の馬たちは、稀に見るハイレベルの様相を呈していますね。タイトルは「2016年のクラシック候補生を確認する」のままですが、距離の長短、芝ダートを問わず、3歳GIを狙う馬たちをじわじわとご案内して行こうと思います。

ヴァンキッシュラン 牡 黒鹿毛 2013.3.18生 千歳・社台ファーム生産 馬主・島川隆哉氏 栗東・角居勝彦厩舎

ヴァンキッシュラン(2013.3.18)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
▲Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
リリーオブザヴァレー
鹿毛 2007.2.2
仔受胎時活性値:1.25

Galileo
鹿毛 1998.3.30
種付け時活性値:0.00
★Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
アーバンシー
栗毛 1989.2.18
Miswaki 1978.2.22
Allegretta 1978.3.10
Pennegale
鹿毛 1998.4.20
仔受胎時活性値:2.00
Pennekamp
鹿毛 1992.3.26
種付け時活性値:1.25
★Bering 1983.3.20
Coral Dance 1978.4.6
Gale Warning
鹿毛 1988.4.5
仔受胎時活性値:0.25
ラストタイクーン
黒鹿毛 1983.5.9
種付け時活性値:1.00
Gay Apparel
黒鹿毛 1975.3.27
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4>

ヴァンキッシュラン(2013.3.18)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Galileo
(Northern Dancer系)
Pennekamp
(Sea-Bird系)
ラストタイクーン
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Pennekamp 4.50 母が仏GI勝ち馬
(No.4-r)
初仔

ダービートライアル・青葉賞(GII)をレース史上2位の2分24秒2の好時計で差し切りました、ヴァンキッシュラン。当歳のセレクトセールでは1億9950万円で取引された高馬でした。その馬名の意味は「走りで打ち負かす」。

ヴァンキッシュランの最優性先祖である祖母父Pennekampは、現役時代に英仏6勝を挙げ、その主な勝ち鞍に英2000ギニー(GI)、デューハーストS(英GI)、サラマンドル賞(仏GI)と3つのGIがあります。またPennekampは半兄ナスルエルアラブ(1985.3.27)がオークツリー招待H(米GI)、カールトンFバークH(米GI)、チャールズHストラブS(米GI)、サンフアンカピストラーノ招待H(米GI)と4つのGI勝ち、半弟Black Minnaloushe(1998.2.5)が愛2000ギニー(GI)、セントジェームズパレスS(英GI)と2つのGI勝ちを収めており、3兄弟でGI都合9勝を挙げています。これは尊ぶべきは3兄弟の母Coral Dance。さて、Pennekampは、Beringの後継種牡馬として期待されましたが、Alexander Three D(1999.5.6)がパークヒルS(当時英GIII)を制したにとどまりました。

*

ケイティブレイブ 牡 栗毛 2013.5.11生 新ひだか・岡野牧場生産 馬主・瀧本和義氏 栗東・目野哲也厩舎

ケイティブレイブ(2013.5.11)の4代血統表
アドマイヤマックス
鹿毛 1999.4.10
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ダイナシュート
栗毛 1982.5.13
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
シャダイマイン
黒鹿毛 1973.4.9
ヒッティングアウェー 1958.4.9
ファンシミン 1967.4.21
ケイティローレル
栗毛 2006.5.12
仔受胎時活性値:1.50
サクラローレル
栃栗毛 1991.5.8
種付け時活性値:1.50
Rainbow Quest
鹿毛 1981.5.15
Blushing Groom 1974
I Will Follow 1975.4.29
ローラローラ
栗毛 1985.3.23
Saint Cyrien 1980.4.22
Bold Lady 1974.2.27
ビーマイファイア
栗毛 1986.4.2
仔受胎時活性値:0.75
Be My Guest
栗毛 1974.4.12
種付け時活性値:0.75
Northern Dancer 1961.5.27
What a Treat 1962.5.22
Fire and Ice
栗毛 1976.4.16
仔受胎時活性値:0.25
Reliance
鹿毛 1962.4.11
種付け時活性値:1.25
Glorifying
栗毛 1971.5.18
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>

ケイティブレイブ(2013.5.11)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
アドマイヤマックス
(Halo系)
サクラローレル
(Red God系)
Be My Guest
(Northern Dancer系)
Reliance
(Teddy系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サクラローレル
(ケイティローレル)
3.50 伯父ビーマイナカヤマ
(No.1-s)
初仔

第17回兵庫チャンピオンシップ(JpnII)で、断然の1番人気だったゴールドドリーム(2013.4.19)に7馬身の着差をつけて快勝を収めました、ケイティブレイブ。

ケイティブレイブの最優性先祖である母父サクラローレルは現役時代に日仏9勝で、その主な勝ち鞍に天皇賞・春(GI)、有馬記念(GI)、オールカマー(GII)、中山記念(GII)、金杯(現中山金杯、GIII)と重賞5勝。1996年のJRA年度代表馬まで登り詰めたサクラローレルは、未勝利戦からオープン競走まで各クラスを勝ち上がるという、珍しいタイプの名馬でした。私が生まれて初めて競馬場に行った日、1994年11月20日に京都芝2200mの比良山特別を勝ったのも懐かしい思い出です。さて、サクラローレルの代表産駒には、日経新春杯(GII)、アルゼンチン共和国杯(GII)、鳴尾記念(GIII)と重賞3勝のサクラセンチュリー(2000.4.3)、フローラS(GII)を勝ち優駿牝馬(GI)では3着だったシンコールビー(2000.3.19)、ブリーダーズGC(JpnII)を制したギルガメッシュ(2003.5.2)、ユニコーンS(GIII)の勝ち馬ロングプライド(2004.3.30)、京成杯(GIII)でヤマニンセラフィム(1999.4.13)と1着同着を分け合ったローマンエンパイア(1999.2.26)などがいます。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月22日 (日)

第77回優駿牝馬(GI)の勝ち馬。

シンハライト 牝 黒鹿毛 2013.4.11生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・石坂正厩舎

シンハライト(2013.4.11)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
シンハリーズ
栗毛 2002.3.3
仔受胎時活性値:0.50
シングスピール
鹿毛 1992.2.25
種付け時活性値:0.25
In the Wings
鹿毛 1986.1.17
Sadler's Wells 1981.4.11
ハイホーク 1980.3.17
Glorious Song
鹿毛 1976.4.22
Halo 1969.2.7
Ballade 1972.3.10
Baize
栗毛 1993.2.17
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Efisio
鹿毛 1982.5.10
種付け時活性値:0.50
Formidable 1975.4.8
Eldoret 1976.4.2
Bayonne
栗毛 1988.4.29
仔受胎時活性値:1.00
★Bay Express
鹿毛 1971.4.14
種付け時活性値:0.00
Lambay
栗毛 1978.4.17
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Halo3×4、Northern Dancer5×5>

シンハライト(2013.4.11)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
シングスピール
(Sadler's Wells系)
Efisio
(Forli系)
Bay Express
(Relic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ディープインパクト 3.75 or 1.75 母が米GI勝ち馬
(No.6-e)
6番仔+
(6連産目+)

*

第77回優駿牝馬(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 シンハライト 牝3 55 池添謙一 2:25.0    33.5 422
[-4]
石坂正 1
2 13 チェッキーノ 牝3 55 戸崎圭太 2:25.0 クビ 33.5 462
[-2]
藤沢和雄 2
3 14 ビッシュ 牝3 55 M.デムーロ 2:25.1 1/2 34.1 416
[+12]
鹿戸雄一 5
4 16 ジェラシー 牝3 55 横山典弘 2:25.3 1 1/2 33.6 476
[+6]
菊沢隆徳 10
5 5 ペプチドサプル 牝3 55 四位洋文 2:25.3 ハナ 34.1 448
[0]
木原一良 8

第76回桜花賞(GI)がハナ差2着、第153回天皇賞・春(GI)もハナ差2着、第21回NHKマイルカップ(GI)が4分の3馬身2着、第11回ヴィクトリアマイル(GI)が2と2分の1馬身+ハナ差の3着。池添謙一騎手、今年のJRAGIで掲示板に載った際には、僅差での敗北が続いていた悔しさを、府中芝2400mのこの舞台で晴らしました。相棒は桜花賞で共に悔しい思いをした、シンハライト。道中はチェッキーノ(2013.2.8)と共に後方5番手から。直線に入ってからは、前を行くビッシュ(2013.1.16)の脚色が良く、「すわ、デムーロ、桜花賞に続いてか」と思いましたが、最後に力強く伸びて来たのがシンハライトとチェッキーノ。そうして、決勝点ではしっかりクビだけ抜け出して、シンハライト。2着と3着に7枠の馬2頭を引き連れて、77代目の優駿牝馬勝ち馬として、その名を歴史に残しました。

タレントが揃った2013年生まれ世代。牝馬勢もジュエラー(2013.1.17)、メジャーエンブレム(2013.3.26)、そしてシンハライトと、2016年春の3歳GIをそれぞれに勝ち取りました。果たして、秋には淀芝2000mの舞台で、3頭が再びまみえることになるのでしょうか。

ひと夏越えた後を、楽しみに待ちたいと思います。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2016年5月21日 (土)

第77回優駿牝馬(GI)の出走予定馬について。

第77回優駿牝馬(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 フロムマイハート
(2013.3.11)
[3-l フロリースカップ系]
2番仔
(2連産目)
ハーツクライ アグネスデジタル アンバーシャダイ ネプテューヌス
2 アウェイク
(2013.2.4)
[4-r]
4番仔+
(不受胎後)
ディープインパクト Grand Slam Kris S. Cyane
3 シンハライト
(2013.4.11)
[6-e]
6番仔+
(6連産目+)
ディープインパクト シングスピール Efisio Bay Express
4 アットザシーサイド
(2013.4.3)
[A1]
2番仔
(3連産目)
キングカメハメハ アグネスタキオン Alydar Lt.Stevens
5 ペプチドサプル
(2013.3.26)
[4-r]
6番仔
(不受胎後)
マンハッタンカフェ サクラローレル Polish Precedent Roberto
6 アドマイヤリード
(2013.3.18)
[22]
3番仔+
(3連産目+)
ステイゴールド Numerous Kenmare Irish River
7 ゲッカコウ
(2013.2.27)
[4-m]
3番仔
(3連産目)
ロージズインメイ シンボリクリスエス サンデーサイレンス Kris
8 デンコウアンジュ
(2013.4.8)
[8-a ステファニア系]
初仔
(双仔死産後)
メイショウサムソン マリエンバード サンデーサイレンス パーソロン
9 ウインファビラス
(2013.5.3)
[18 ミスブゼン系]
3番仔
(3連産目)
ステイゴールド ★アドマイヤコジーン ジェイドロバリー マルゼンスキー
10 ダンツペンダント
(2013.3.22)
[14-c トリーモス系]
5番仔
(5連産目)
オレハマッテルゼ アジュディケーティング カコイーシーズ ★ロングリート
11 エンジェルフェイス
(2013.3.5)
[12-d]
5番仔+
(空胎後)
キングカメハメハ Tejano Run Lord Gaylord Sauce Boat
12 フロンテアクイーン
(2013.4.23)
[1-w ソシアルバターフライ系]
5番仔
(3連産目)
メイショウサムソン サンデーサイレンス ブレイヴェストローマン ダンディルート
13 チェッキーノ
(2013.2.8)
[4-d]
6番仔
(6連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス ポッセ High Top
14 ビッシュ
(2013.1.16)
[19]
4番仔+
(2連産目)
ディープインパクト Acatenango Bering Tennyson
15 レッドアヴァンセ
(2013.4.24)
[9-f]
6番仔
(5連産目)
ディープインパクト ダンシングブレーヴ テスコボーイ Vaguely Noble
16 ジェラシー
(2013.4.16)
[1-l]
7番仔
(8連産目)
ハービンジャー サンデーサイレンス トニービン Sadler's Wells
17 ロッテンマイヤー
(2013.3.23)
[16-c]
2番仔
(2連産目)
クロフネ アグネスタキオン Caerleon Lord Gayle
18 ダイワドレッサー
(2013.4.14)
[9-c]
3番仔
(3連産目)
ネオユニヴァース スウェプトオーヴァーボード トニービン Nureyev

府中芝2400m、百花繚乱の乙女の戦い、第77回優駿牝馬。

  1. シンハライト
  2. チェッキーノ
  3. エンジェルフェイス
  4. デンコウアンジュ
  5. フロンテアクイーン
  6. ロッテンマイヤー

ベタベタな感じになりますが重賞勝ち馬4頭を中心として。シンハライト。第76回桜花賞(GI)にて2cmのハナ差で泣いた無念をここで晴らしたいところ。中島理論的にも4代血統構成の組み合わせがバラエティに富む良配合馬です。チェッキーノ。フローラS(GII)をレースレコードで制した、コディーノ(2010.2.15)の全妹。エンジェルフェイス。18頭中唯一のSSフリー馬。デンコウアンジュ。府中芝1600m重賞の勝ち馬、左回りのこの舞台で再び。フロンテアクイーン。もう1頭のメイショウサムソン(2003.3.7)産駒は、やはり府中芝1600m重賞の連対馬。メイショウサムソンは、今回の優駿牝馬に出走していれば惑星と目されたであろうキンショーユキヒメ(2013.5.22)もいて、徐々に種牡馬成績を上げています。最後にロッテンマイヤーさん。良血の忘れな草賞(OP)勝ち馬は、18頭中唯一、SSが0化された血を持っています。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月18日 (水)

第11回ヴィクトリアマイル(GI)の勝ち馬。

ストレイトガール 牝 鹿毛 2009.3.12生 浦河・岡本牧場生産 馬主・廣崎利洋HD(株) 栗東・藤原英昭厩舎

ストレイトガール(2009.3.12)の4代血統表

フジキセキ
青鹿毛 1992.4.15
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ミルレーサー
鹿毛 1983.5.20
Le Fabuleux
鹿毛 1961
Wild Risk 1940
Anguar 1950
Marston's Mill
黒鹿毛 1975.5.31
In Reality 1964.3.1
Millicent 1969
ネヴァーピリオド
栗毛 2002.5.1
仔受胎時活性値:1.50
タイキシャトル
栗毛 1994.3.23
種付け時活性値:1.75
Devil's Bag
鹿毛 1981.2.19
Halo 1969.2.7
Ballade 1972.3.10
ウェルシュマフィン
鹿毛 1987.3.15
Caerleon 1980.3.27
Muffitys 1982.3.7
フューチャハッピー
鹿毛 1997.4.19
仔受胎時活性値:1.00
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
種付け時活性値:0.50
★Danzig 1977.2.12
Razyana 1981.4.18
タイセイカグラ
栃栗毛 1988.5.2
仔受胎時活性値:2.00
モーニングフローリック
栃栗毛 1975.4.10
種付け時活性値:1.00
ミリーバード
栗毛 1976.5.11
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Halo3×4>

ストレイトガール(2009.3.12)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
フジキセキ
(Halo系)
タイキシャトル
(Halo系)
デインヒル
(Danzig系)
モーニングフローリック
(Herbager系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
タイキシャトル
(Knight's Daughter)
5.25 叔母オースミコスモ
(No.16-a)
2番仔
(2連産目)

*

第11回ヴィクトリアマイル(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 13 ストレイトガール 牝7 55 戸崎圭太 1:31.5 レース
レコード
33.4 466
[+2]
藤原英昭 7
2 10 ミッキークイーン 牝4 55 浜中俊 1:31.9 2 1/2 33.6 432
[0]
池江泰寿 1
3 15 ショウナンパンドラ 牝5 55 池添謙一 1:31.9 ハナ 33.5 446
[-10]
高野友和 2
4 2 スマートレイアー 牝6 55 武豊 1:32.1 1 1/4 34.5 466
[0]
大久保龍志 3
5 7 ルージュバック 牝4 55 C.ルメール 1:32.1 ハナ 34.1 458
[0]
大竹正博 4

史上初の7歳牝馬によるJRAGI勝利、成る。果たしたのは、戦前7番人気だった防衛王者のストレイトガール。昨年2015年は逃げ粘るケイアイエレガント(2009.3.28)を最後にアタマだけ差し切っての勝利でしたが、今年2016年はミッキークイーン(2012.2.8)ショウナンパンドラ(2011.3.10)を尻目に、最後は「おいでおいで」の余裕も見せて、2馬身と2分の1差の快勝でした。終わってみれば、府中芝1600m1分31秒5というレースレコードのオマケまでついて、ストレイトガール。「若い仔には、まだまだ負けないわ」とばかりに、キャリアウーマンの底力を見せ付けてくれました。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月16日 (月)

第21回NHKマイルカップ(GI)の勝ち馬。

メジャーエンブレム 牝 栗毛 2013.3.26生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 美浦・田村康仁厩舎

メジャーエンブレム(2013.3.26)の4代血統表
ダイワメジャー
栗毛 2001.4.8
種付け時活性値:0.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
スカーレットブーケ
栗毛 1988.4.11
★ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
スカーレットインク
栗毛 1971.5.5
Crimson Satan 1959.5.4
Consentida 1962.4.6
キャッチータイトル
栗毛 2003.3.6
仔受胎時活性値:0.25
オペラハウス
鹿毛 1988.2.24
種付け時活性値:1.50
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Colorspin
鹿毛 1983.3.16
High Top 1969
Reprocolor 1976.5.14
タイトルド
鹿毛 1996.3.14
仔受胎時活性値:1.50
Rainbow Quest
鹿毛 1981.5.15
種付け時活性値:1.50
Blushing Groom 1974.4.8
I Will Follow 1975.4.29
Her Ladyship
鹿毛 1991.3.24
仔受胎時活性値:1.00
Polish Precedent
鹿毛 1986.3.16
種付け時活性値:1.00
Upper Strata
鹿毛 1985.2.28
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>

メジャーエンブレム(2013.3.26)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ダイワメジャー
(Halo系)
オペラハウス
(Sadler's Wells系)
Rainbow Quest
(Red God系)
Polish Precedent
(Danzig系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
オペラハウス
(Sadler's Wells)
4.00 曾祖母が仏オークス2着
(No.B3)
4番仔
(4連産目)

*

第21回NHKマイルカップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 メジャーエンブレム 牝3 55 C.ルメール 1:32.8    35.1 496
[-6]
田村康仁 1
2 5 ロードクエスト 牡3 57 池添謙一 1:32.9 3/4 33.8 446
[-6]
小島茂之 2
3 18 レインボーライン 牡3 57 福永祐一 1:32.9 クビ 34.4 430
[-2]
浅見秀一 12
4 10 ダンツプリウス 牡3 57 丸山元気 1:33.1 1 1/4 34.9 494
[-4]
山内研二 7
5 7 トウショウドラフタ 牡3 57 田辺裕信 1:33.1 アタマ 34.2 460
[-4]
萱野浩二 5

終わってみれば、1番人気と2番人気の決着で、掲示板に入った馬はすべて重賞勝ち馬。ごまかしの効かない府中芝1600mの戦い、1000m通過57秒7のハイラップを刻んで逃げて、上がり3ハロンも35秒1でまとめたメジャーエンブレム。前走の第76回桜花賞(GI)で1番人気4着と敗れた鬱憤を、牡牝混合のこの一戦で晴らしました。

「2歳牝馬女王」に続いて、「3歳マイル王」の紋章を手に入れたメジャーエンブレム。栗毛の流星が、次に向かう先。スペシャリストなのか、それともゼネラリスト-懐かしのデインヒル(1986.3.26)産駒ではなく-なのか。駿馬の次走に期待します。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月 5日 (木)

懐かしい馬とともに。

私の黄金週間における投稿の掉尾を飾るべく、「競馬最強の法則」の1999年の何月号(たぶん3月号か4月号)か分からなくなってしまいましたが、形相の遺伝に関して故・中島御大の記述があった、マイネルプラチナム(1996.4.5)について示しておきます。この記事の後は、しばしお休みいたします。

懐かしいですね、マイネルプラチナム。札幌3歳S(現札幌2歳S、GIII)で14頭立て11番人気を跳ね返して5馬身差圧勝したものの骨折。骨折休養明けの初戦となる若葉S(OP)では1番人気でガツンと勝利。「いざ行かんクラシック」となりましたが、3番人気で挑んだ皐月賞(GI)でテイエムオペラオー(1996.3.13)の9着と沈んだ後は、その豪脚が戻ることはありませんでした。ラフィアン関連馬で血統にカブラヤオー(1972.6.13)が入った活躍馬と言いますと、何やら「悲運」がちらつくイメージです。グランパズドリーム(1983.3.23)、マイネルキャッスル(1990.4.9)、そしてマイネルプラチナム。見出してくるだけでサスガですけれど、ね……。

「競馬最強の法則」の1999年の何月号(たぶん3月号か4月号)かの、P20より引用いたします。

●マイネルプラチナム['96年4月5日生まれ 父シルヴァーエンディング('87) 母ゴールドオーキッド('89)]

(中略)

そのうえ、父が0交配、祖母の父が0交配(カブラヤオーは17歳の交配であるが6月13日生まれのために2.00であり0ではない)により0化された先祖が多く、8代目に6頭を残すだけである。

(中略)

なお、本馬はSolario('22 セントレジャーS)の隔世遺伝であり、距離の長いほうが、その能力は発揮できる。

「Solario('22 セントレジャーS)の隔世遺伝であり」の記述に沿い、たどる限りでは、

  1. ゴールドオーキッド
  2. カブラヤオー
  3. ファラモンド
  4. Rain
  5. Monsoon
  6. Heavenly Wind
  7. Tai-Yang
  8. Solario

という8代の流れになるかと存じます。

*

マイネルプラチナム 牡 黒鹿毛 1996.4.5生 新冠・山内鈴子氏生産 馬主・(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 美浦・矢野進厩舎

マイネルプラチナム(1996.4.5)の4代血統表

シルヴァーエンディング
青鹿毛 1987.4.5
種付け時活性値:0.00
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Gris Vitesse
芦毛 1966.3.2
Amerigo 1955
Matchiche 1956
Copperhead
黒鹿毛 1979.5.15
Hawaii
鹿毛 1964
Utrillo 1958
Ethane 1947
Basin
鹿毛 1972.2.29
Tom Rolfe 1962.4.14
Delta 1952
ゴールドオーキッド(1)
黒鹿毛 1989.5.15
仔受胎時活性値:1.50
カブラヤオー(2)
黒鹿毛 1972.6.13
種付け時活性値:2.00
ファラモンド(3)
黒鹿毛 1957.2.8
★Sicambre 1948
Rain(4) 1946
カブラヤ
黒鹿毛 1965.4.4
ダラノーア 1960.1.23
ミスナンバイチバン 1959.5.9
ラックレディ
黒鹿毛 1978.5.18
仔受胎時活性値:0.50
★チャイナロック
栃栗毛 1953
種付け時活性値:0.00
Rockefella 1941
May Wong 1934
レディスラー
黒鹿毛 1961.3.18
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Hasty Road
鹿毛 1951
種付け時活性値:0.25
Surabaja
黒鹿毛 1951
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:なし>

マイネルプラチナム(1996.4.5)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★シルヴァーエンディング
(Roberto系)
カブラヤオー
(Sicambre系)
チャイナロック
(Hyperion系)
Hasty Road
(Teddy系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
カブラヤオー
(Solario)
4.25 or 2.25 ダイナガリバーと同牝系
(No.16-h)
2番仔
{3連産目(生後直死後)}

*

カブラヤオー 牡 黒鹿毛 1972.6.13生 新冠・十勝育成牧場生産 馬主・加藤よし子氏 東京・茂木為二郎厩舎→森末之助厩舎

カブラヤオー(1972.6.13)の4代血統表
ファラモンド(3)
黒鹿毛 1957.2.8
種付け時活性値:1.50

Sicambre
黒鹿毛 1948
Prince Bio
鹿毛 1941
Prince Rose 1928
Biologie 1935
Sif
黒鹿毛 1936
Rialto 1923
Suavita 1928
Rain(4)
鹿毛 1946
Fair Trial
栗毛 1932
Fairway 1925
Lady Juror 1919
Monsoon(5)
鹿毛 1941
Umidwar 1931
Heavenly Wind(6) 1937
カブラヤ
黒鹿毛 1965.4.4
仔受胎時活性値:1.50
ダラノーア
黒鹿毛 1960.1.23
種付け時活性値:1.00
Sunny Boy
鹿毛 1944
Jock 1936
Fille de Soleil 1935
Danira
黒鹿毛 1953
Dante 1942
Mah Iran 1939
ミスナンバイチバン
黒鹿毛 1959.5.9
仔受胎時活性値:1.25
ハロウェー
黒鹿毛 1940
種付け時活性値:0.50
Fairway 1925
Rosy Legend 1931 ♀
スタイルパッチ
鹿毛 1950.4.2
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Dogpatch
青鹿毛(?) 1939
種付け時活性値:0.50
Style Leader
青毛 1933
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Fairway4×4、Rosy Legend(♀)5×4>

カブラヤオー(1972.6.13)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ファラモンド
(Sicambre系)
ダラノーア
(Teddy系)
ハロウェー
(Fairway系)
Dogpatch
(Teddy系)
最優性先祖 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ファラモンド 6.75 or 4.75 or 2.75 全妹ミスカブラヤ
(No.8-g)
2番仔
(2連産目)

*

ファラモンド 牡 黒鹿毛 1957.2.8生 仏国産

ファラモンド(1957.2.8)の4代血統表

Sicambre
黒鹿毛 1948
種付け時活性値:0.00
Prince Bio
鹿毛 1941
Prince Rose
鹿毛 1928
★Rose Prince 1919
Indolence 1920
Biologie
栗毛 1935
Bacteriophage 1929
Eponge 1929
Sif
黒鹿毛 1936
Rialto
栗毛 1923
Rabelais 1900
La Grelee 1918
Suavita
黒鹿毛 1928
Alcantara 1908
Shocking 1919
Rain(4)
鹿毛 1946
仔受胎時活性値:0.50
Fair Trial
栗毛 1932
種付け時活性値:1.25
Fairway
鹿毛 1925
Phalaris 1913
Scapa Flow 1914
Lady Juror
鹿毛 1919
Son-in-Law 1911
Lady Josephine 1912
Monsoon(5)
鹿毛 1941
仔受胎時活性値:1.00
Umidwar
鹿毛 1931
種付け時活性値:0.25
Blandford 1919.5.26
Uganda 1921
Heavenly Wind(6)
鹿毛 1937
仔受胎時活性値:0.75
Tai-Yang(7)
栗毛 1930
種付け時活性値:1.50
Godetia
黒鹿毛 1929
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Rabelais4×5>

ファラモンド(1957.2.8)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★Sicambre
(Prince Bio系)
Fair Trial
(Fairway系)
Umidwar
(Blandford系)
Tai-Yang
(Gainsborough系)
最優性先祖 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Tai-Yang 4.00
(No.1-w)
?

*

Tai-Yang 牡 栗毛 1930生 英国産

Tai-Yang(1930)の4代血統表
Solario(8)
鹿毛 1922
種付け時活性値:1.75
Gainsborough
鹿毛 1915
★Bayardo
鹿毛 1906
Bay Ronald 1893
Galicia 1898 ♀
Rosedrop
栗毛 1907
St.Frusquin 1893
Rosaline 1901
Sun Worship
鹿毛 1912
Sundridge
栗毛 1898
Amphion 1886
Sierra 1889
Doctrine
鹿毛 1899
Ayrshire 1885
Axiom 1888
Soubriquet
栗毛 1919
仔受胎時活性値:0.50
Lemberg
鹿毛 1907
種付け時活性値:0.75
Cyllene
栗毛 1895
Bona Vista 1889
Arcadia 1887
Galicia
黒鹿毛 1898 ♀
Galopin 1872
Isoletta 1891
Silver Fowl
栗毛 1904
仔受胎時活性値:1.50
★Wildfowler
栗毛 1895
種付け時活性値:0.00
Gallinule 1884
Tragedy 1886
L'Argent
栗毛 1893
仔受胎時活性値:0.50
Jacobite
黒鹿毛 1883
種付け時活性値:0.25
Aura
鹿毛 1880
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Hampton5×5、Galicia(♀)4×3、Isonomy5×5×5>

Tai-Yang(1930)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Solario
(Gaisborough系)
Lemberg
(Cyllene系)
Wildfowler
(Gallinule系)
Jacobite
(Eclipse系)
最優性先祖 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Solario 3.50
(No.3-i)
?

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年のクラシック候補生を確認する(牝馬編・其の四)。

2016年の3歳GIで覇を競う2013年生まれ世代の馬たちは、稀に見るハイレベルの様相を呈していますね。タイトルは「2016年のクラシック候補生を確認する」のままですが、距離の長短、芝ダートを問わず、3歳GIを狙う馬たちをじわじわとご案内して行こうと思います。

チェッキーノ 牝 栗毛 2013.2.8生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 美浦・藤沢和雄厩舎

チェッキーノ(2013.2.8)の4代血統表
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:0.75
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン
鹿毛 1983.5.9
トライマイベスト 1975.4.28
Mill Princess 1977.5.21
Pilot Bird
鹿毛 1983.2.9
★Blakeney 1966.3.28
The Dancer 1977.3.31
ハッピーパス
鹿毛 1998.6.3
仔受胎時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.75
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ハッピートレイルズ
鹿毛 1984.5.29
仔受胎時活性値:1.25
ポッセ
栗毛 1977.5.15
種付け時活性値:1.50
Forli 1963.8.10
In Hot Pursuit 1971.5.12
ロイコン
鹿毛 1975.3.4
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
High Top
鹿毛 1969
種付け時活性値:1.25
Madelon
鹿毛 1970
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

チェッキーノ(2013.2.8)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キングカメハメハ
(Mr.Prospector系)
サンデーサイレンス
(Halo系)
ポッセ
(Hyperion系)
High Top
(Dante系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ポッセ 5.75 or 3.75 全兄コディーノ
(No.4-d)
6番仔
(6連産目)

強ければ府中芝2000mの大外18番も何も関係なし。チェッキーノ、フローラS(GII)を1分59秒7のレースレコードによる3馬身差勝ちを以て、全兄がつかめなかったGI勝利を目指します。

チェッキーノの最優性先祖である祖母父ポッセは、現役時代に英愛2勝でサセックスS(英GI)、セントジェームズパレスS(英GI)を勝ち、英2000ギニー(GI)ではNureyev(1977.5.2)の失格により3着入線2着繰り上がりでした。種牡馬としての代表産駒には、サンクルー大賞(仏GI)とコロネーションC(英GI)を制したシェリフズスター(1985.4.27)-セイウンスカイ(1995.4.26)の父-、ヨークシャーオークス(英GI)とリブルズデイルS(英GII)の勝ち馬Sally Brown(1982.3.14)、モーリスドニュイ賞(仏GII)とコンセイユドパリ賞(仏GII)を制して仏ダービー(GI)は2着だったAltayan(1983.2.21)、ジョンポーターS(英GIII)勝ちのLinpac West(1986.4.10)等がいます。ポッセ自身はマイラーでしたが、代表産駒はクラシックディスタンスを得意とした馬が揃いました。また、ポッセは1991年から日本で種牡馬供用されるはずでしたが、事故で繁殖能力を失い、日本では産駒を残せませんでした。

*

エンジェルフェイス 牝 黒鹿毛 2013.3.5生 新ひだか・ケイアイファーム生産 馬主・(株)ロードホースクラブ 栗東・藤原英昭厩舎

エンジェルフェイス(2013.3.5)の4代血統表
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:0.75
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン
黒鹿毛 1983.5.9
トライマイベスト 1975.4.28
Mill Princess 1977.5.21
Pilot Bird
鹿毛 1983.2.9
★Blakeney 1966.3.28
The Dancer 1977.3.31
ワンフォーローズ
黒鹿毛 1999.5.26
仔受胎時活性値:1.25
Tejano Run
栗毛 1992.5.5
種付け時活性値:1.50
Tejano
栗毛 1985.3.10
Caro 1967.4.11
アンファンテ 1980.1.29
Royal Run
鹿毛 1986.4.26
Wavering Monarch 1979.2.22
Kazadancoa 1978.5.7
Saucyladygaylord
黒鹿毛 1989.5.22
仔受胎時活性値:0.25
Lord Gaylord
黒鹿毛 1970.4.21
種付け時活性値:0.50
Sir Gaylord 1959.2.12
Miss Glamour Gal 1961.5.11
Lady Sauce Boat
鹿毛 1980.3.22
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Sauce Boat
栗毛 1975.5.2
種付け時活性値:1.00
Lady Barbizon
鹿毛 1970.3.7
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5、Green Dancer5×5、Khazaeen5×5>

エンジェルフェイス(2013.3.5)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キングカメハメハ
(Mr.Prospector系)
Tejano Run
(フォルティノ系)
Lord Gaylord
(Sir Gaylord系)
Sauce Boat
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Tejano Run
(Tejano)
3.75 or 1.75 全姉レディアルバローザ
(No.12-d)
5番仔+
(空胎後)

全姉レディアルバローザ(2007.4.21)が連覇を果たした中山牝馬S(GIII)。同じ中山芝1800mの舞台で重賞初制覇を決めたのは、その名も愛らしいエンジェルフェイス。エンジェルフェイス、1番人気に応えて、レディアルバローザ、キャトルフィーユ(2009.3.3)に続いての3姉妹重賞勝ち馬となりました。なお、3姉妹の重賞勝ちは、いずれも福永祐一騎手とのコンビです。

エンジェルフェイスの最優性先祖である母父Tejano Runは、現役時代に米8勝でその主な勝ち鞍にフリーダーズフューチュリティ(米GII)、ケンタッキーCジュヴェナイルS(米GIII)、フォートハロドS(米GIII)、ワイドナーH(米GIII)、ターフウェイチャンピオンシップH(米GIII)と重賞5勝があり、ケンタッキーダービー(米GI)ではサンダーガルチ(1992.5.23)の2着でした。Tejano Runは1992年生まれですから、スキーキャプテン(1992.4.24)と一緒にケンタッキーダービーに出走していた、ということですね。Tejano Runの代表産駒には伊オークス(当時GI、現GII)の勝ち馬ディオニージア(2003.2.4)、レイルバードS(米GIII)の勝ち馬Million Dollar Run(2005.1.27)、マリーンS(加GIII)の勝ち馬Anglian Prince(1999.4.4)、そして加国のソヴリン賞で3年連続最優秀古馬牝馬に選ばれたワンフォーローズ、つまりはエンジェルフェイスの母等がいます。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月 4日 (水)

2016年のクラシック候補生を確認する(牝馬編・其の参)。

2016年の3歳GIで覇を競う2013年生まれ世代の馬たちは、稀に見るハイレベルの様相を呈していますね。タイトルは「2016年のクラシック候補生を確認する」のままですが、距離の長短、芝ダートを問わず、3歳GIを狙う馬たちをじわじわとご案内して行こうと思います。

ビービーバーレル 牝 栗毛 2013.3.25生 浦河・絵笛牧場生産 馬主・坂東勝彦氏 美浦・中舘英二厩舎

ビービーバーレル(2013.3.25)の4代血統表
パイロ
黒鹿毛 2005.2.19
種付け時活性値:1.75
Pulpit
鹿毛 1994.2.15
A.P.Indy
黒鹿毛 1989.3.31
Seattle Slew 1974.2.15
Weekend Surprise 1980.3.30
Preach
鹿毛 1989.3.26
Mr.Prospector 1970.1.28
Narrate 1980.4.6
Wild Vision
鹿毛 1998.5.16
Wild Again
黒鹿毛 1980.5.22
Icecapade 1969.4.4
Bushel-n-Peck 1958.3.21
Carol's Wonder
芦毛 1984.3.15
Pass the Tab 1978.3.29
Carols Christmas 1977.4.10
ファインディンプル
栗毛 2000.3.4
仔受胎時活性値:1.00
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
種付け時活性値:1.00
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Gris Vitesse
芦毛 1966.3.2
Amerigo 1955
Matchiche 1956
ファインディッシュ
栗毛 1992.4.9
仔受胎時活性値:1.75
Devil's Bag
鹿毛 1981.2.19
種付け時活性値:0.50
Halo 1969.2.7
Ballade 1972.3.10
Connecting Link
鹿毛 1985.4.9
仔受胎時活性値:1.50
Linkage
鹿毛 1979.5.6
種付け時活性値:1.25
Bev Bev
鹿毛 1977.4.5
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×5>

ビービーバーレル(2013.3.25)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
パイロ
(Seattle Slew系)
Silver Hawk
(Roberto系)
Devil's Bag
(Halo系)
Linkage
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
パイロ
(Wild Vision)
6.00 半兄ダブルウェッジ
(No.7)
4番仔
(不受胎後)

2016年のフェアリーS(GIII)を1分34秒3のレース史上2位の好タイムで逃げ切ったビービーバーレル。騎手時代は「逃げの中舘」で知られた中舘英二調教師、調教師としての重賞初勝利もやはり「逃げ」でした。

ビービーバーレルの最優性先祖である父パイロは現役時代米5勝を挙げ、その主な勝ち鞍にフォアゴーS(GI)、ルイジアナダービー(GII)、ノーザンダンサーS(GIII)、リズンスターS(GIII)があります。ビービーバーレルが初めての中央重賞勝ち馬で、その他の代表産駒には北海道スプリントC(JpnIII)を制したシゲルカガ(2011.4.1)がいます。

*

デンコウアンジュ 牝 黒鹿毛 2013.4.8生 浦河・磯野牧場生産 馬主・田中康弘氏 栗東・荒川義之厩舎

デンコウアンジュ(2013.4.8)の4代血統表
メイショウサムソン
鹿毛 2003.3.7
種付け時活性値:0.25
オペラハウス
鹿毛 1988.2.24
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Colorspin
鹿毛 1983.3.16
High Top 1969
Reprocolor 1976.5.14
マイヴィヴィアン
鹿毛 1997.3.29
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
Lyphard 1969.5.10
Navajo Princess 1974.3.31
ウイルプリンセス
鹿毛 1983.2.17
サンプリンス 1969
エール 1972.3.28
デンコウラッキー
鹿毛 2007.4.2
仔受胎時活性値:1.25
マリエンバード
鹿毛 1997.5.26
種付け時活性値:0.25
★Caerleon
鹿毛 1980.3.27
Nijinsky 1967.2.21
Foreseer 1969.4.12
マリエンバド
鹿毛 1991.3.31
Darshaan 1981.4.18
Marie de Fontenoy 1983.2.18
メイショウユリヒメ
鹿毛 1994.5.25
仔受胎時活性値:1.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.75
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
トウホーダイヤ
黒鹿毛 1984.4.24
仔受胎時活性値:0.25
パーソロン
鹿毛 1960
種付け時活性値:1.75
ハードミドリ
鹿毛 1975.4.17
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5×5>

デンコウアンジュ(2013.4.8)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
メイショウサムソン
(Sadler's Wells系)
マリエンバード
(Nijinsky系)
サンデーサイレンス
(Halo系)
パーソロン
(My Babu系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サンデーサイレンス
(Montparnasse)
4.50 or 2.50
(No.8-a ステファニア系)
初仔
(双仔死産後)

2015年のアルテミスS(GIII)を上がり3ハロン33秒3の鋭脚で差し切り、レース史上2位の1分34秒1で勝利を収めたデンコウアンジュ。後の2歳女王メジャーエンブレム(2013.3.26)に対して最初の敗戦を浴びせた、という結果でした。このデンコウアンジュによるアルテミスSが、メイショウサムソン産駒初の中央重賞制覇でもありました。そしてまた、凱旋門賞(仏GI)馬マリエンバードにとっても、ブルードメアサイアーとして初めての中央重賞勝ち馬でした。デンコウアンジュ、4代血統構成の組み合わせを見ると、確かに府中芝で良さそうな感じです。府中芝2400mの惑星と目していますが、果たして。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月 2日 (月)

第16回チャンピオンズマイル(香GI)の勝ち馬。

チャンピオンズマイル(G1)の結果

モーリス 牡 鹿毛 2011.3.2生 日高・戸川牧場生産 馬主・吉田和美氏 美浦・堀宣行厩舎

モーリス(2011.3.2)の4代血統表
スクリーンヒーロー
栗毛 2004.4.18
種付け時活性値:1.50

グラスワンダー
栗毛 1995.2.18
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
Roberto 1969.3.16
Gris Vitesse 1966.3.2
Ameriflora
鹿毛 1989.1.29
Danzig 1977.2.12
Graceful Touch 1978.4.13
ランニングヒロイン
鹿毛 1993.4.8
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ダイナアクトレス
鹿毛 1983.5.4
ノーザンテースト 1971.3.15
モデルスポート 1975.2.23
メジロフランシス
鹿毛 2001.3.18
仔受胎時活性値:0.25
カーネギー
鹿毛 1991.2.26
種付け時活性値:0.25
▲Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Detroit
黒鹿毛 1977.2.24
Riverman 1969
Derna 1961.2.25
メジロモントレー
黒鹿毛 1986.4.25
仔受胎時活性値:1.50
モガミ
青鹿毛 1976.5.18
種付け時活性値:0.25
Lyphard 1969.5.10
ノーラック 1968.4.25
メジロクインシー
鹿毛 1981.7.1
仔受胎時活性値:1.00
★フィディオン
鹿毛 1972.5.26
種付け時活性値:0.00
メジロボサツ
栗毛 1963.5.12
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5・5×4・5、Hail to Reason5×5(父方)>

モーリス(2011.3.2)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
スクリーンヒーロー
(Roberto系)
カーネギー
(Sadler's Wells系)
モガミ
(Lyphard系)
フィディオン
(Tantieme系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スクリーンヒーロー
(Mountain Flower)
3.00 祖母が重賞4勝の活躍馬
(No.10-d デヴォーニア系)
6番仔
(6連産目)

サスガはアジアNo.1マイラー、モーリス。これで堀宣行厩舎転厩後は7戦7勝となり、安田記念(GI)、マイルCS(GI)、香港マイル(GI)、そしてチャンピオンズマイルとGI4連勝。恐るべしは、モーリスの絶対能力。尊ぶべきは、堀厩舎陣営の手腕。偉大なるは、メジロの遺産。その遺産を引き継ぎ、大切に育まれた戸川牧場さんに、拍手。そして、競走馬として見初めらたのが結局ノーザンファームであるところに、驚嘆。日本の生産の巨人には、逆らえませんね^_^;

浪花節的に言うならば、モーリス、同い年のスクリーンヒーロー産駒天皇賞・春(GI)で敗れた無念を、海の向こうで晴らしました。そんなモーリスの進路が大変気になります。アジアNo.1マイラーから、世界No.1マイラーへ。あるいは別距離の路線へ。その矛先が何処に向かうのか、楽しみにしたいと思います。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

おまけ。チャンピオンズマイルの決勝点前後のオオハシさん。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月 1日 (日)

第153回天皇賞・春(GI)の勝ち馬。

キタサンブラック 牡 鹿毛 2012.3.10生 日高・ヤナガワ牧場生産 馬主・(有)大野商事 栗東・清水久詞厩舎

キタサンブラック(2012.3.10)の4代血統表
ブラックタイド
黒鹿毛 2001.3.29
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
シュガーハート
鹿毛 2005.3.6
仔受胎時活性値:1.50
サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:1.75
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ 1963
アンジェリカ 1970.3.29
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト 1971.3.15
クリアアンバー 1967.5.8
オトメゴコロ
栗毛 1990.4.18
仔受胎時活性値:1.50
ジャッジアンジェルーチ
栗毛 1983.2.22
種付け時活性値:1.50
Honest Pleasure 1973.3.28
Victorian Queen 1971.3.24
ティズリー
鹿毛 1981.4.27
仔受胎時活性値:2.00
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
種付け時活性値:0.75
Tizna(CHI)
鹿毛 1969
仔受胎時活性値:0.625

<5代血統表内のクロス:Lyphard4×4、Northern Dancer5×5×5>

キタサンブラック(2012.3.10)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ブラックタイド
(Halo系)
サクラバクシンオー
(Princely Gift系)
ジャッジアンジェルーチ
(Bold Ruler系)
◆Lyphard
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サクラバクシンオー
(スターハイネス)
5.625 4代母はチリ産で米GI3勝
(No.9-g)
3番仔
(2連産目)

*

第153回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 キタサンブラック 牡4 58 武豊 3:15.3    35.0 524
[0]
清水久詞 2
2 3 カレンミロティック せん8 58 池添謙一 3:15.3 ハナ 34.8 458
[-2]
平田修 13
3 8 シュヴァルグラン 牡4 58 福永祐一 3:15.5 1 1/4 34.5 468
[-2]
友道康夫 3
4 11 タンタアレグリア 牡4 58 蛯名正義 3:15.6 1/2 34.3 476
[-2]
国枝栄 10
5 9 トーホウジャッカル 牡5 58 酒井学 3:15.6 クビ 34.9 492
[-12]
谷潔 7

完全に交わされたように見えたゴール前100mあたり。けれど、そこからがキタサンブラックが持つ勝負強さの真骨頂。平成の盾男の鼓舞を一身に受け、もう一度差し返しに掛かり、カレンミロティック(2008.2.22)とクビの上げ下げをしたままでの決勝点。写真判定の後、わずかに先んじていたのは、1枠1番、白い帽子に「黒、茶三本輪」の勝負服を乗せた、キタサンブラック。サスガに明け4歳の菊花賞(GI)馬、目にも見よ、この底力。ただただ、お見事でした。

生産のヤナガワ牧場、馬主の(有)大野商事、管理される清水久詞調教師は、3者いずれも天皇賞・春を初制覇。そして、武豊騎手はイナリワン(1984.5.7)、スーパークリーク(1985.5.27)、メジロマックイーン(1987.4.3)2回、スペシャルウィーク(1995.5.2)ディープインパクト(2002.3.25)に続いて7回目の天皇賞・春制覇。むぅ、騎乗されてきた馬たちの名前を見ると、サスガに平成の盾男。関係者の皆さん、おめでとうございました。

天皇賞・春は、今年2016年も含めて、近6年のうち5年で1枠の馬が連対を果たしています。それは白い帽子が印象に残るはずですね。思えば、ユタカさんの天皇賞・春の初勝利、1989年のイナリワンを駆って3分18秒8のコースレコードで制した際も、1枠1番でした。

菊花賞と天皇賞・春、淀の長距離戦でGI2勝を遂げた、鹿毛の男前キタサンブラック。その実力で、血統の距離不安を跳ね返した彼が向かう次の大舞台は、仁川芝2200mでしょうか。春の締めに相応しいグランプリになりそうな一戦、6月26日の日曜日が今から楽しみです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

おまけ。天皇賞・春の決勝点前後のオオハシさん。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

« 2016年4月 | トップページ | 2016年6月 »