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2016年5月 1日 (日)

第153回天皇賞・春(GI)の勝ち馬。

キタサンブラック 牡 鹿毛 2012.3.10生 日高・ヤナガワ牧場生産 馬主・(有)大野商事 栗東・清水久詞厩舎

キタサンブラック(2012.3.10)の4代血統表
ブラックタイド
黒鹿毛 2001.3.29
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
シュガーハート
鹿毛 2005.3.6
仔受胎時活性値:1.50
サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:1.75
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ 1963
アンジェリカ 1970.3.29
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト 1971.3.15
クリアアンバー 1967.5.8
オトメゴコロ
栗毛 1990.4.18
仔受胎時活性値:1.50
ジャッジアンジェルーチ
栗毛 1983.2.22
種付け時活性値:1.50
Honest Pleasure 1973.3.28
Victorian Queen 1971.3.24
ティズリー
鹿毛 1981.4.27
仔受胎時活性値:2.00
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
種付け時活性値:0.75
Tizna(CHI)
鹿毛 1969
仔受胎時活性値:0.625

<5代血統表内のクロス:Lyphard4×4、Northern Dancer5×5×5>

キタサンブラック(2012.3.10)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ブラックタイド
(Halo系)
サクラバクシンオー
(Princely Gift系)
ジャッジアンジェルーチ
(Bold Ruler系)
◆Lyphard
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サクラバクシンオー
(スターハイネス)
5.625 4代母はチリ産で米GI3勝
(No.9-g)
3番仔
(2連産目)

*

第153回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 キタサンブラック 牡4 58 武豊 3:15.3    35.0 524
[0]
清水久詞 2
2 3 カレンミロティック せん8 58 池添謙一 3:15.3 ハナ 34.8 458
[-2]
平田修 13
3 8 シュヴァルグラン 牡4 58 福永祐一 3:15.5 1 1/4 34.5 468
[-2]
友道康夫 3
4 11 タンタアレグリア 牡4 58 蛯名正義 3:15.6 1/2 34.3 476
[-2]
国枝栄 10
5 9 トーホウジャッカル 牡5 58 酒井学 3:15.6 クビ 34.9 492
[-12]
谷潔 7

完全に交わされたように見えたゴール前100mあたり。けれど、そこからがキタサンブラックが持つ勝負強さの真骨頂。平成の盾男の鼓舞を一身に受け、もう一度差し返しに掛かり、カレンミロティック(2008.2.22)とクビの上げ下げをしたままでの決勝点。写真判定の後、わずかに先んじていたのは、1枠1番、白い帽子に「黒、茶三本輪」の勝負服を乗せた、キタサンブラック。サスガに明け4歳の菊花賞(GI)馬、目にも見よ、この底力。ただただ、お見事でした。

生産のヤナガワ牧場、馬主の(有)大野商事、管理される清水久詞調教師は、3者いずれも天皇賞・春を初制覇。そして、武豊騎手はイナリワン(1984.5.7)、スーパークリーク(1985.5.27)、メジロマックイーン(1987.4.3)2回、スペシャルウィーク(1995.5.2)ディープインパクト(2002.3.25)に続いて7回目の天皇賞・春制覇。むぅ、騎乗されてきた馬たちの名前を見ると、サスガに平成の盾男。関係者の皆さん、おめでとうございました。

天皇賞・春は、今年2016年も含めて、近6年のうち5年で1枠の馬が連対を果たしています。それは白い帽子が印象に残るはずですね。思えば、ユタカさんの天皇賞・春の初勝利、1989年のイナリワンを駆って3分18秒8のコースレコードで制した際も、1枠1番でした。

菊花賞と天皇賞・春、淀の長距離戦でGI2勝を遂げた、鹿毛の男前キタサンブラック。その実力で、血統の距離不安を跳ね返した彼が向かう次の大舞台は、仁川芝2200mでしょうか。春の締めに相応しいグランプリになりそうな一戦、6月26日の日曜日が今から楽しみです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

おまけ。天皇賞・春の決勝点前後のオオハシさん。

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コメント

レース後の吉田隼人騎手のコメントに、釈然としないものを感じるのは、小生だけでしょうか。
イレ込んでいた、外枠があだになった…でも、外目の枠でも、蛯名騎手は、道中後ろの位置から4着まで持ってきています。
位置を取りにあれだけ出してしまったら、道中引っ掛かってもしょうがないでしょう。
ゴールドアクターのことを信じて負けた、というレースでなかったのが、残念です。

投稿: ゴリ | 2016年5月 1日 (日) 23時20分

以前にも形相遺伝のことで書き込みをしたライデンと申します。

今回はキタサンブラックの形相遺伝について、調べてみました。
オオハシ様の考えではユアハイネスの形相を受け継いでいるということですが、着目すべき牝系がずれているようです。
今回、改めて「サラブレッド0の理論」を引っ張り出して、ミホノブルボンに関する部分を読み直しました。
するとキタサンブラックの場合、サクラバクシンオーの牝系を追いかけるのが正しく、被遺伝世代深度は5ですから、牝系五世代を調べると、
・サクラバクシンオー(1989)-サクラユタカオー(1982)  :1.50
・サクラハゴロモ(1984)-ノーザンテースト(1971)   :1.00
・クリアアンバー(1967)-Ambiopoise(1958)    :0.00または2.00
・One Clear Call(1960)-Gallant Man(1954) :1.25
・Europa(1949)-Bull Lea(1935)        :1.25

仮にクリアンバー-Ambiopoiseを0.00と見た場合、サクラユタカオーの形相を隔世遺伝していることになりますが、素人目に見ても、毛色を含めてキタサンブラックとサクラユタカオーは似ていません。従って、クリアアンバーの方を2.00とするのが正しいように思います。
Ambiopoiseの画像は海外のサイトで見ることができます。
http://sporthorse-data.com/photodb.php?land=all&letter=A&filter_sex=0&color=..&x=524
キタサンブラックがAmbiopoiseの形相を受け継いでいると断言できるほどの自信はありませんが、適合しない事柄を排除した結果として、確からしい気はします。

追伸
以前にウオッカの形相遺伝について書き込みをしましたが、「サラブレッド0の理論」を読み直して、私も間違っていることに気付きました。
ウオッカ(2004)-タニノギムレット(1999)とエナジートウショウ(1987)-トウショウボーイ(1973)の被遺伝世代深度は0.25ですから、この場合は父であるタニノギムレットの形相を受け継ぐのが正しいです。

長文失礼しました。

投稿: ライデン | 2016年5月 5日 (木) 01時19分

◎ゴリ様

いつもコメント有り難うございます。なかなかお返しできずに恐縮です。

> ゴールドアクターのことを信じて負けた、というレースでなかったのが、残念です。

天皇賞・春初騎乗で1番人気の鞍上。「吉田騎手の心中いかに」と思いました。

自身に初めてのGI勝利をプレゼントしてくれた相棒をもっと信じても良かったの
では、と思うのはファンである我々の心理としては、ごく自然ですよね。

ただ、馬人ともに巻き返してくれると思っています。もし次走に春のグランプリ
を選ぶのであれば、それこそ「非根幹距離のRoberto系」を見せてくれるのでは
ないか、と。

期待して待ちます。


◎ライデン様

わざわざのコメント、有り難うございます。

> 毛色を含めてキタサンブラックとサクラユタカオーは似ていません

毛色に関してだけフォローしておきますと、キタサンブラックの父ブラックタイドは、
全弟ディープインパクト(2002.3.25)と同じくホモ鹿毛の種牡馬ということです。


> 従って、クリアアンバーの方を2.00とするのが正しいように思います。

ライデン様の見解で「正しい」と思います。サクラバクシンオーの伯父である
アンバーシャダイ(1977.3.10)も、Ambiopoise(1958.5.6)の形相を受けたと判断
するのが良いと思いますので……。

種付け時の活性値に関しては、私のページでは、牡馬の8歳時、16歳時、24歳時の交配は、
機械的に「0.00」と判断しています(ただし、春仔、秋仔と生まれの季節が分かっている
場合は考慮します)。

ご容赦の程、何卒お願い申し上げます。


> ウオッカ(2004)-タニノギムレット(1999)とエナジートウショウ(1987)-トウショウボーイ(1973)の
> 被遺伝世代深度は0.25ですから、

・交配する牡の活性値:
 ウオッカ(2004.4.4)-タニノギムレット(1999.5.4)=1.00
・【三世代までさかのぼった】牝の父系の最大数値:
 エナジートウショウ(1987.4.22)-トウショウボーイ(1973.4.15)=1.25

→(1.00-1.25)/0.25=-1

より、被遺伝世代深度は母方に「1」ではないでしょうか。

「サラブレッド0の理論」であれば、P297からのトウカイテイオー(1988.4.20)の
形相に関する見解が、ウオッカのパターンに近いように思います。

ただ、おっしゃるとおり、ウオッカの形相はタニノギムレットと考えるほうが、
しっくりきますm(_ _)m

投稿: オオハシ | 2016年5月 5日 (木) 14時41分

オオハシ様

ご返事を有り難うございます。
普段は貴HPをロムっているだけで申し訳ありません。
実は、先週土曜日の競馬コンシェルジュという勝ち馬予想番組にゲストで出演していた栗山求氏が、母父がサクラバクシンオーだから天皇賞ではキタサンブラックを重視しない、という予想をしており(ただし菊花賞馬だけに無印にはしなかった)、そもそもキタサンブラックはどの馬の形相を受け継いでいるのかと気になりました。
そこで貴HPのキタサンブラックの総括を拝見したところ、バクシンオーの活性値が高いと分かり、改めて自ら調べることにしたのです。
その結果を100%信じられるほど、自分のやり方に自信はありません(何せAmbiopoiseの勝ち鞍は9F前後の中距離ばっかりです)。
しかし、母父サクラバクシンオーは長距離はダメという安易な血統理論を否定する、キタサンブラックの活躍の裏付けができたとは思います。まだまだ分からない事がある中島氏の血統理論ですが、他の血統理論よりも実績(生産馬)を出していたり、またフェデリコ・テシオや吉田善哉、和田共弘といった生産界のビッグネームとの接点、明和牧場での実績など、他の理論より納得できます。
またその理論を基に、熱心に血統を追いかけるオオハシ氏には頭が下がります。
できましたら一日も早い復帰をお待ちしております。(あなたのGIでの血統評価をアテにしてるもので・・・・^^;)

投稿: ライデン | 2016年5月 6日 (金) 23時49分

キタサンブラックについて、もう一つ。
次走は宝塚記念だそうですが、デュラメンテも出走を予定していますね。
昨年の東京優駿での、キタサンブラックとデュラメンテの位置関係、直線での状況を殆ど覚えていないのですが、仮にあのレースでキタサンブラックがデュラメンテに対してコンプレックスを抱いたとしたら、宝塚記念では用無しですね。

投稿: ライデン | 2016年5月 7日 (土) 00時18分

お世話になっております。府中市つのだです。キタサンブラック号が人気にならない印象のいちばんの原因はひとえにダービーの凡走によるものでしょうが、そうなるとやはり皐月賞の決勝点手前でのドゥラメンテ号に交わされた事象が引っかかります。ダービーではキタサン、リアルスティール共に力を発揮せずに敗れた印象があり、次走ドゥラメンテ号との再戦に注目です。

投稿: つのだ | 2016年6月 9日 (木) 14時37分

◎つのだ様

キタサンブラックが逃げ、ドゥラメンテが追う。コンプレックスが発生し難い状況を
ユタカさん作った結果なのか、あるいは12ヶ月以上経った後の再戦であることから、
キタサンブラックの精神状態がリフレッシュされたのか。今回は内外離れて3着、
2着とドゥラメンテがハナ差先着しましたが、本当のところは分かりませんね。
ともあれ、2頭ともに、強い4歳牡馬であることを、改めて感じました。


府中市からのコメント、なかなかお返しできず、あいすみませんでした。いつも、
本当に有り難うございました。どうぞお元気で。

投稿: オオハシ | 2016年6月26日 (日) 16時32分

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