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2016年4月

2016年4月30日 (土)

第153回天皇賞・春(GI)の出走予定馬について。

第153回天皇賞・春(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 キタサンブラック
(2012.3.10)
[9-g]
3番仔
(2連産目)
ブラックタイド サクラバクシンオー ジャッジアンジェルーチ ◆Lyphard
2 トゥインクル
(2011.4.15)
[8-h]
11番仔
(11連産目)
ステイゴールド ★ノーザンテースト Riverman Time Tested
3 カレンミロティック
(2008.2.22)
[16-d]
4番仔
(3連産目)
ハーツクライ ★A.P.Indy Caerleon Top Ville
4 トーセンレーヴ
(2008.3.21)
[16-c]
8番仔
(5連産目)
ディープインパクト Caerleon Lord Gayle Luciano
5 フェイムゲーム
(2010.5.11)
[1-t]
13番仔
(3連産目)
ハーツクライ アレミロード ディクタス ノーザンテースト
6 アドマイヤデウス
(2011.6.6)
[1-l]
6番仔
(2連産目)
アドマイヤドン サンデーサイレンス Be My Guest ★Ela-Mana-Mou
7 ファタモルガーナ
(2008.5.26)
[1-s]
5番仔
(5連産目)
ディープインパクト エリシオ リヴリア Nashua
8 シュヴァルグラン
(2012.3.14)
[12-c]
4番仔
(不受胎後)
ハーツクライ Machiavellian Nureyev Blushing Groom
9 トーホウジャッカル
(2011.3.11)
[16-a]
4番仔
(4連産目)
スペシャルウィーク Unbridled's Song Nureyev Exclusive Native
10 アルバート
(2011.2.7)
[19 レデイチヤツター系]
5番仔
(不受胎後)
アドマイヤドン ダンスインザダーク ノーザンテースト ガーサント
11 タンタアレグリア
(2012.3.29)
[16-e]
4番仔+
(4連産目)
ゼンノロブロイ Stuka Stagecraft Mocito Guapo
12 ヤマニンボワラクテ
(2011.5.6)
[10-d]
5番仔
(5連産目)
キングカメハメハ エリシオ ★Danzig Creme dela Creme
13 マイネルメダリスト
(2008.4.18)
[12 ビューチフルドリーマー系]
9番仔
(5連産目)
ステイゴールド アサティス ヴェンチア ソロナウェー
14 サトノノブレス
(2010.3.18)
[9-f]
8番仔
(空胎後)
ディープインパクト トニービン Always Run Lucky ★Irish River
15 サウンズオブアース
(2011.4.12)
[23-b]
2番仔+
(不受胎後)
ネオユニヴァース Dixieland Band Secretariat Hoist the Flag
16 ファントムライト
(2009.2.7)
[8-f パロクサイド系]
6番仔
(2連産目)
オペラハウス サンデーサイレンス ★ノーザンテースト ガーサント
17 ゴールドアクター
(2011.5.18)
[1-p ミアンダー系]
3番仔
(2連産目)
スクリーンヒーロー ★キョウワアリシバ マナード セダン
18 レーヴミストラル
(2012.5.8)
[1-p]
7番仔
(7連産目)
キングカメハメハ Highest Honor バイアモン ★Green Dancer

淀の芝3200mはやはり胸が高鳴ります。第153回天皇賞・春。

  1. ゴールドアクター
  2. キタサンブラック
  3. シュヴァルグラン
  4. トーホウジャッカル
  5. フェイムゲーム
  6. トゥインクル

淀の芝外回りはRoberto(1969.3.16)系、昨年の菊花賞(GI)馬、今年の阪神大賞典(GII)の勝ち馬、一昨年の菊花賞馬、昨年の2着馬、今年のダイヤモンドS(GIII)勝ち馬というベタな感じで。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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2016年のクラシック候補生を確認する(牝馬編・其の弐)。

2016年の3歳GIで覇を競う2013年生まれ世代の馬たちは、稀に見るハイレベルの様相を呈していますね。タイトルは「2016年のクラシック候補生を確認する」のままですが、距離の長短、芝ダートを問わず、3歳GIを狙う馬たちをじわじわとご案内して行こうと思います。

ブランボヌール 牝 芦毛 2013.4.9生 新冠・株式会社ノースヒルズ生産 馬主・前田葉子氏 栗東・中竹和也厩舎

ブランボヌール(2013.4.9)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
▲Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
ルシュクル
芦毛 2006.2.25
仔受胎時活性値:1.50

サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:0.00
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ 1963
アンジェリカ 1970.3.29
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト 1971.3.15
クリアアンバー 1967.5.8
アジアンミーティア
芦毛 2000.5.2
仔受胎時活性値:1.25
Unbridled
鹿毛 1987.3.5
種付け時活性値:1.00
Fappiano 1977.5.19
Gana Facil 1981.2.9
Trolley Song
芦毛 1983.4.13
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Caro
芦毛 1967.4.11
種付け時活性値:1.75
Lucky Spell
鹿毛 1971.1.28
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

ブランボヌール(2013.4.9)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
★サクラバクシンオー
(Princely Gift系)
Unbridled
(Mr.Prospector系)
Caro
(フォルティノ系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Caro
(フォルティノ)
5.50 or 3.50 叔父ダコール
(No.4-m)
初仔

近年稀に見るハイレベル世代における最初のJRA重賞勝ち馬は、2015年の函館2歳S(GIII)を制したブランボヌール。その馬名の意味は、フランス語で「白い幸福」。

ブランボヌールの最優性先祖である曾祖母父Caroは、現役時代に仏英6勝を挙げ、その主な勝ち鞍に仏2000ギニー(現GI)、イスパーン賞(現仏GI)、ガネー賞(現仏GI)、アルクール賞(現仏GII)、ドラール賞(現仏GII)と重賞5勝。仏2000ギニーは1着入線のFaraway Son(1967.3.30)が3着に降着したため、繰り上がりの優勝でした。Caroの真価は種牡馬として発揮され、クリテリウム・ド・プーリッシュ(現マルセルブサック賞クリテリウム・ド・プーリッシュ、仏GI)の勝ち馬Theia(1973)、仏ダービー(GI)馬クリスタルパレス(1974.3.25)、仏1000ギニー(GI)と仏オークス(GI)の牝馬2冠を果たしたMadelia(1974.4.20)、イスパーン賞を父仔制覇したカーホワイト(1974.4.17)、ベルリン大賞(独GI)2回、バーデン大賞(独GI)、オイロパ賞(独GI)と独GI4勝のNebos(1976.3.30)、マルセルブサック賞の勝ち馬Tropicaro(1978.4.6)、BCマイル(米GI)の勝ち馬でやはり名種牡馬となったCozzene(1980.5.8)、サンタラリ賞(仏GI)の勝ち馬Smuggly(1980.1.24)-ダンツシアトル(1990.5.13)の半姉-、ローレルフュチュリティ(米GI)の勝ち馬Cast Party(1980.5.1)、仏2000ギニーを父仔制覇したSiberian Express(1981.1.25)、ガルフストリームパークH(米GI)の勝ち馬Dr. Carter(1981.4.9)、スワップスS(米GI)の勝ち馬Padua(1982.5.10)、ケンタッキーダービー(米GI)で牝馬制覇の偉業を果たしたWinning Colors(1985.3.14)、フォレ賞(仏GI)の勝ち馬Gabina(1985.4.6)、ハリウッドフューチュリティ(米GI)、カウディンS(米GI)、アーリントンワシントンフューチュリティ(米GI)と2歳GI3勝のTejano(1985.3.10)、ジャパンC(GI)でカミソリの切れ味を見せたゴールデンフェザント(1986.4.23)、愛セントレジャー(GI)とロワイヤルオーク賞(仏GI)の勝ち馬Turgeon(1986.3.13)-ティッカネン(1991.1.23)の半兄-、リュパン賞(仏GI)の勝ち馬Galetto(1986.5.9)、ハリウッドターフH(米GI)の勝ち馬グランドフロティラ(1987.2.25)-マーベラスクラウン(1990.3.19)の半兄-などのGI勝ち馬を始めとして、重賞勝ち馬を多数送り込んだ、Grey Sovereign(1948)系中興の祖とも言える存在です。ブランボヌールの芦毛の由来でもあるCaro、その馬名の意味は、イタリア語やスペイン語、ポルトガル語で「親愛の」を表す形容詞です。

*

キャンディバローズ 牝 鹿毛 2013.3.22生 浦河・富田牧場生産 馬主・猪熊広次氏 栗東・矢作芳人厩舎

キャンディバローズ(2013.3.22)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977
Busted 1963
Highclere 1971
アフレタータ
栗毛 2000.3.19
仔受胎時活性値:1.00
タイキシャトル
栗毛 1994.3.23
種付け時活性値:1.25
Devil's Bag
鹿毛 1981.2.19
Halo 1969.2.7
Ballade 1972.3.10
ウェルシュマフィン
鹿毛 1987.3.15
Caerleon 1980.3.27
Muffitys 1982.3.7
チャイナブリーズ
鹿毛 1991.4.9
仔受胎時活性値:2.00
Capote
黒鹿毛 1984.3.25
種付け時活性値:1.50
Seattle Slew 1974.2.15
Too Bald 1964.4.29
Nowanna
鹿毛 1974.4.20
仔受胎時活性値:2.00
Envoy
鹿毛 1962.3.26
種付け時活性値:0.75
Distaff Decider
栗毛 1967.4.15
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Halo3×4>

キャンディバローズ(2013.3.22)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
タイキシャトル
(Halo系)
Capote
(Seattle Slew系)
Envoy
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Capote
(Too Bald)
6.50 半姉ファインチョイス
(No.1-o)
6番仔
(6連産目)

2015年のファンタジーS(GIII)を5番人気で制したキャンディバローズ。半姉ファインチョイス(2009.1.24)の函館2歳S勝ちに続く「姉妹による2歳重賞制覇」と共に、姉が2011年のファンタジーSで1番人気3着に敗れた借りを、妹が返しました。

キャンディバローズの最優性先祖である祖母父Capoteは、現役時代に米3勝でBCジュヴェナイル(GI)、ノーフォークS(GI)とGI2勝。代表産駒にはBCジュヴェナイルで父仔制覇を果たしたボストンハーバー(1994.4.4)、フューチュリティS(米GI)の勝ち馬Agincourt(1989.4.21)、ハリウッドフューチュリティの勝ち馬Matty G(1993.2.4)、テストS(米GI)の勝ち馬Capote Belle(1993.4.16)ほか重賞勝ち馬を多数送り込みました。日本でも函館3歳S(現函館2歳S)を制したダンツダンサー(1992.6.4)、根岸S(GIII)を制したセレクトグリーン(1995.2.10)とJRA重賞勝ち馬2頭がいます。

*

タイニーダンサー 牝 鹿毛 2013.4.24生 新ひだか・グランド牧場生産 馬主・(有)グランド牧場 北海道・角川秀樹厩舎→美浦・伊藤圭三厩舎

タイニーダンサー(2013.4.24)の4代血統表

サウスヴィグラス
栗毛 1996.4.19
種付け時活性値:0.00
エンドスウィープ
鹿毛 1991.5.31
フォーティナイナー
栗毛 1985.5.11
Mr.Prospector 1970.1.28
File 1976.4.30
Broom Dance
鹿毛 1979.4.10
Dance Spell 1973.3.29
Witching Hour 1960.3.31
ダーケストスター
黒鹿毛 1990.1.31
Star de Naskra
黒鹿毛 1975.2.15
Naskra 1967.3.15
Candle Star 1967.4.4
Minnie Riperton
黒鹿毛 1974.4.25
Cornish Prince 1962.3.29
English Harbor 1957.3.15
キハク
鹿毛 1993.5.13
仔受胎時活性値:0.75
アサティス
鹿毛 1985.3.28
種付け時活性値:1.75
Topsider
鹿毛 1974.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Drumtop 1966.5.4
Secret Asset
鹿毛 1977.4.21
Graustark 1963.4.7
Numbered Account 1969.4.8
ウイニングベット
鹿毛 1985.5.24
仔受胎時活性値:1.75
アローエクスプレス
鹿毛 1967.4.10
種付け時活性値:0.25
スパニッシュイクスプレス 1962
ソーダストリーム 1953
ノースフェイス
鹿毛 1981.3.31
仔受胎時活性値:0.75
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:1.50
グランドターキン
鹿毛 1970.3.3
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4>

タイニーダンサー(2013.4.24)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★サウスヴィグラス
(Mr.Prospector系)
アサティス
(Northern Dancer系)
アローエクスプレス
(Grey Sovereign系)
マルゼンスキー
(Nijinsky系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
アサティス
(Hyperion)
3.75 半兄に重賞3着以内馬3頭
(No.4-d プロポンチス系)
14番仔
(2連産目)

2015年のエーデルワイス賞(JpnIII)、北海道2歳優駿(JpnIII)を連勝した後、伊藤圭三厩舎に転厩したタイニーダンサー。その血統構成から、グランド牧場らしさが、そこはかとなく漂います。

タイニーダンサーの最優性先祖である母父アサティスは、現役時代に英伊仏中央で5勝を挙げ、その主な勝ち鞍にジョッキークラブ大賞(伊GI)、ハードウィックS(英GII)2回、セプテンバーS(英GIII)、カンバーランドロッジS(英GIII)と重賞5勝。また、1990年の"キング・ジョージ"(英GI)では、柴田政人騎手(現調教師)を背にして3着もあります。アサティスの代表産駒にはフェブラリーS(GI)とジャパンカップダート(現チャンピオンズカップ、GI)など重賞8勝の砂の王ウイングアロー(1995.3.25)、帝王賞(JpnI)とかしわ記念(JpnI)を制し日本テレビ盃(JpnII)ではダート1800m1分47秒8という日本レコードを叩き出したボンネビルレコード(2002.3.12)、1995年のシンザン記念(GIII)で上籠勝仁騎手(現調教助手)に初重賞を贈り、同年のマイルCS(GI)2着で大穴を開けたメイショウテゾロ(1992.4.25)、タイニーダンサーと同じグランド牧場の生産馬で平安S(GIII)2回&アンタレスS(GIII)2回&マーチS(GIII)とダート1800mのGIIIで無類の強さを見せたスマートボーイ(1995.5.10)、やはりグランド牧場の生産馬でダートオープン競走の常連となりマーキュリーカップ(JpnIII)と白山大賞典(JpnIII)と重賞2勝の砂ーク、もとい、スナークレイアース(1995.4.26)、そしてまたやっぱりグランド牧場の生産馬でエーデルワイス賞と北海道2歳優駿を制し、挙句には米国でダリアH(GIII)を制したフェスティバル(1999.4.8)などがいます。アサティス自身は芝のクラシックディスタンスを得意とする馬でしたが、仔どもが走ってみれば、砂上手が多く揃いました。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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2016年4月17日 (日)

第76回皐月賞(GI)の勝ち馬。

ディーマジェスティ 牡 鹿毛 2013.3.24生 新ひだか・服部牧場生産 馬主・嶋田賢氏 美浦・二ノ宮敬宇厩舎

ディーマジェスティ(2013.3.24)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
▲Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
エルメスティアラ
鹿毛 1998.2.18
仔受胎時活性値:1.50
ブライアンズタイム
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:1.00
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Kelley's Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark 1963.4.7
Golden Trail 1958.3.5
シンコウエルメス
鹿毛 1993.4.1
仔受胎時活性値:1.00
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.75
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Doff the Derby
鹿毛 1981.5.13
仔受胎時活性値:0.75
★Master Derby
栗毛 1972.4.24
種付け時活性値:0.00
Margarethen
黒鹿毛 1962.4.3
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×4、Northern Dancer5×4>

ディーマジェスティ(2013.3.24)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
ブライアンズタイム
(Roberto系)
Sadler's Wells
(Northern Dancer系)
★Master Derby
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ブライアンズタイム 3.75 曾祖母の仔にジェネラス
(No.4-n)
9番仔
(不受胎後)

*

第76回皐月賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 18 ディーマジェスティ 牡3 57 蛯名正義 1:57.9 レース
レコード
34.0 476
[0]
二ノ宮敬宇 8
2 3 マカヒキ 牡3 57 川田将雅 1:58.1 1 1/4 33.9 498
[+2]
友道康夫 3
3 11 サトノダイヤモンド 牡3 57 C.ルメール 1:58.3 1 1/4 34.8 504
[+6]
池江泰寿 1
4 15 エアスピネル 牡3 57 武豊 1:58.4 1/2
+ハナ
35.5 480
[-4]
笹田和秀 4
5 16 リオンディーズ 牡3 57 M.デムーロ 1:58.4 (4位降着) 36.1 500
[0]
角居勝彦 2

「3強対決」というのは、得てして、それを打ち破る馬が現れるもの。ディーマジェスティ、共同通信杯(GIII)で垣間見せた能力の奥深さが本物であったことを、クラシック第1弾の皐月賞で、まざまざと見せ付けました。1分57秒9のレースレコードタイム、矢のように伸びたその末脚、そして府中ではこれまで2戦2勝。最高のダービートライアルは、畢竟、皐月賞であることを思うと、蛯名正義騎手の悲願が成されるのは、今年2016年なのかもしれません。

思い馳せる先は、2016年5月29日日曜日。晩春の府中芝2400mの戦いに、幸多からんことを。

 

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2016年4月16日 (土)

2016年のクラシック候補生を確認する(牡馬編・其の九)。

2016年の3歳GIで覇を競う2013年生まれ世代の馬たちは、稀に見るハイレベルの様相を呈していますね。タイトルは「2016年のクラシック候補生を確認する」のままですが、距離の長短、芝ダートを問わず、3歳GIを狙う馬たちをじわじわとご案内して行こうと思います。

マウントロブソン 牡 芦毛 2013.1.30生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・金子真人ホールディングス(株) 美浦・堀宣行厩舎

マウントロブソン(2013.1.30)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
ミスパスカリ
芦毛 2001.3.5
仔受胎時活性値:0.75

Mr.Greeley
栗毛 1992.5.2
種付け時活性値:0.00
Gone West
鹿毛 1984.3.10
Mr.Prospector 1970.1.28
Secrettame 1978.3.15
Long Legend
栗毛 1978.4.26
Reviewer 1966.4.30
Lianga 1971
ブルーアヴェニュー
芦毛 1990.2.15
仔受胎時活性値:0.50
Classic Go Go
鹿毛 1978.2.11
種付け時活性値:0.75
▲Pago Pago 1960
Classic Perfection 1972.4.22
Eliza Blue
芦毛 1983.4.11
仔受胎時活性値:1.50
Icecapade
芦毛 1969.4.4
種付け時活性値:1.25
コレラ
黒鹿毛 1978.2.18
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:なし>

マウントロブソン(2013.1.30)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
★Mr.Greeley
(Mr.Prospector系)
Classic Go Go
(Fairway系)
Icecapade
(Nearctic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Icecapade
(Eliza Blue)
3.75 伯父クロフネ
(No.2-r)
4番仔
(2連産目)

父ディープインパクト、母ミスパスカリという金子真人オーナー所縁の血統馬が、未勝利、あすなろ賞、スプリングS(GII)と3連勝で皐月賞(GI)切符を蹄中に収めました。マウントロブソン、これで5戦3勝2着2回。100%連対の安定感を以て、強敵たちに挑みます。

マウントロブソンの最優性先祖であるIcecapadeは、米13勝でその主な勝ち鞍にウイリアムデュポンJr.H(米GII)、ナッソーカウンティH(米GIII)があります。Icecapadeの半妹にニューヨーク牝馬3冠を制した名牝Ruffian(1972.4.14)-ラフィアンターフマンクラブの名前の由来-、半弟に同じくウイリアムデュポンJr.Hを制したBuckfinder(1974.4.9)がいます。Icecapadeは父Nearctic(1954.2.11)、母父Native Dancer(1950.3.27)という配合であり、世紀の種牡馬Northern Dancer(1961.5.27)と同じ組み合わせですね。Icecapadeの代表産駒には、BCクラシック(米GI)の初代王者Wild Again(1980.5.22)、加国3冠を達成したIzvestia(1987.5.5)、スワップスS(当時米GI、現ロスアラミトスダービー、米GII)の勝ち馬Hyperborean(1980.4.29)、5月25日大賞(亜GI)の勝ち馬Ski Champ(1986.5.29)-スキーパラダイス(1990.5.12)の半兄-、後継種牡馬として父系をつないだClever Trick(1976.3.10)等がいます。

#余談。非常に個人的な思い出ですが、Icecapadeの孫、すなわちWild Againの仔ワイルドブラスター(1992.4.13)には、2回会いに行きました。現役時代は赤メンコで隠されていましたが、「流星鼻梁小白」の男前でした。

*

ダンツプリウス 牡 鹿毛 2013.3.1生 新ひだか・千代田牧場生産 馬主・山元哲二氏 栗東・山内研二厩舎

ダンツプリウス(2013.3.1)の4代血統表
ブライアンズタイム
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:0.75
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Bramalea
黒鹿毛 1959.4.12
Nashua 1952.4.14
Rarelea 1949
Kelley's Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark
栗毛 1963.4.7
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Golden Trail
黒鹿毛 1958.3.5
Hasty Road 1951
Sunny Vale 1946
ストロングレダ
鹿毛 2006.4.19
仔受胎時活性値:1.50
マンハッタンカフェ
青鹿毛 1998.3.5
種付け時活性値:1.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
サトルチェンジ
黒鹿毛 1988.4.2
Law Society 1982.2.16
Santa Luciana 1973
ハートオンウェーブ
鹿毛 2000.1.20
仔受胎時活性値:1.25
★Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
種付け時活性値:0.00
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Fairy Heights
鹿毛 1991.2.20
仔受胎時活性値:2.00
★Fairy King
鹿毛 1982.3.4
種付け時活性値:0.00
Commanche Belle
鹿毛 1983.3.7
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason3×5、Northern Dancer5×5>

ダンツプリウス(2013.3.1)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ブライアンズタイム
(Roberto系)
マンハッタンカフェ
(Halo系)
★Storm Cat
(Storm Bird系)
Fairy King
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
マンハッタンカフェ
(Santa Luciana)
6.50 曾祖母が英GI勝ち馬
(No.14-f)
2番仔
(3連産目)

3着まで同タイム「ハナ」「クビ」の混戦を制したのは、前走アーリントンC(GIII)のハナ差2着から巻き返したダンツプリウス。山内厩舎のピンクのメンコ、三つ葉の家紋を着けた鹿毛馬が、際どく先頭を駆け抜けました。死してなお大種牡馬の威厳を見せ付けたブライアンズタイム。ダンツプリウスは、ブライアンズタイム満27歳時である2012年の種付頭数36頭、翌2013年の生産頭数17頭の内の1頭です。

ダンツプリウスの最優性先祖であるマンハッタンカフェは、現役時代に日仏6勝で、その主な勝ち鞍に菊花賞(GI)、有馬記念(GI)、天皇賞・春(GI)があります。種牡馬としての代表産駒には、天皇賞・春で父仔制覇を果たしたヒルノダムール(2007.5.20)、秋華賞(GI)とマクトゥームチャレンジラウンドIII(当時UAEGII、現UAEGI)を制したレッドディザイア(2006.4.19)、NHKマイルC(GI)を1分32秒4のレースレコード(当時)で勝利したジョーカプチーノ(2006.4.11)、フェブラリーS(GI)とジャパンダートダービー(JpnI)を制して今も現役で頑張るグレープブランデー(2008.4.11)など多様な産駒を輩出しています。産駒の活躍により、2009年には日本リーディングサイアーにも輝きました。また父サンデーサイレンスによく似た青鹿毛の流星、黒光りする馬体よろしく、2004年に関西テレビが制作した「運命の出会い サラブレッドにかけた夢」というドラマでは、父役として出演しました。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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2016年4月10日 (日)

第76回桜花賞(GI)の勝ち馬。

ジュエラー 牝 鹿毛 2013.1.17生 千歳・社台ファーム生産 馬主・青山洋一氏 栗東・藤岡健一厩舎

ジュエラー(2013.1.17)の4代血統表
ヴィクトワールピサ
黒鹿毛 2007.3.31
種付け時活性値:1.25
ネオユニヴァース
鹿毛 2000.5.21
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ポインテッドパス
栗毛 1984.4.27
Kris 1976.3.23
Silken Way 1973
ホワイトウォーターアフェア
栗毛 1993.5.3
Machiavellian
黒鹿毛 1987.1.31
★Mr.Prospector 1970.1.28
Coup de Folie 1982.4.2
Much Too Risky
栗毛 1982.2.8
Bustino 1971
Short Rations 1975
バルドウィナ
鹿毛 1998.3.9
仔受胎時活性値:1.50
Pistolet Bleu
鹿毛 1988.4.19
種付け時活性値:0.25
Top Ville
鹿毛 1976.4.5
High Top 1969
Sega Ville 1968.5.1
Pampa Bella
栗毛 1981.3.1
Armos 1967
Kendie 1963.3.10
Balioka
鹿毛 1985.4.14
仔受胎時活性値:1.00
★Tourangeau
鹿毛 1968.4.19
種付け時活性値:0.00
★Val de Loir 1959
Torbella 1955.3.13
Bangalore
鹿毛 1973.2.28
仔受胎時活性値:0.75
Cadmus
鹿毛 1963.4.10
種付け時活性値:0.25
Balbona
鹿毛 1964.4.4
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:Halo4×5>

ジュエラー(2013.1.17)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ヴィクトワールピサ
(Halo系)
Pistolet Bleu
(High Top系)
Tourangeau
(Blandford系)
Cadmus
(Hurry On系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ヴィクトワールピサ
(Kris)
5.25 半姉ワンカラット
(No.1-n)
6番仔+
(不受胎後)

*

第76回桜花賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 13 ジュエラー 牝3 55 M.デムーロ 1:33.4    33.0 494
[-4]
藤岡健一 3
2 12 シンハライト 牝3 55 池添謙一 1:33.4 ハナ 33.7 426
[-4]
石坂正 2
3 10 アットザシーサイド 牝3 55 福永祐一 1:33.7 1 3/4 33.9 430
[-10]
浅見秀一 6
4 5 メジャーエンブレム 牝3 55 C.ルメール 1:33.8 1/2 34.2 502
[+4]
田村康仁 1
5 17 アドマイヤリード 牝3 55 藤岡康太 1:33.9 1/2 33.2 412
[0]
須貝尚介 13

ジュエラー、前走のチューリップ賞(GIII)で「ハナ」差敗れた悔しさを、桜の花が咲き香る仁川1600mの本番舞台で「ハナ」だけお返ししました。ジュエラー、父ヴィクトワールピサの初年度産駒として初めてのJRA重賞かつGI勝ち馬となりました。また、ジュエラーの桜花賞勝利により、サンデーサイレンスは直系の曾孫のJRAGI初勝利が成されました。こうして世代交代が進む度に、自分が歳を取ることを痛感しますね^_^;

宝石職人と宝石名、未来輝くうら若き乙女の勝負は、まだまだこれからも続いて行きます。そしてまた、2歳牝馬王者の巻き返しもあるでしょう。次なる戦いを楽しみに待ちたいと思います。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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2016年4月 3日 (日)

2016年のクラシック候補生を確認する(牝馬編・其の壱)。

2016年の3歳GIで覇を競う2013年生まれ世代の馬たちは、稀に見るハイレベルの様相を呈していますね。タイトルは「2016年のクラシック候補生を確認する」のままですが、距離の長短、芝ダートを問わず、3歳GIを狙う馬たちをじわじわとご案内して行こうと思います。

ソルヴェイグ 牝 栗毛 2013.3.4生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(株)G1レーシング 栗東・鮫島一歩厩舎

ソルヴェイグ(2013.3.4)の4代血統表
ダイワメジャー
栗毛 2001.4.8
種付け時活性値:0.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
スカーレットブーケ
栗毛 1988.4.11
★ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
スカーレットインク
栗毛 1971.5.5
Crimson Satan 1959.5.4
Consentida 1962.4.6
アスドゥクール
栗毛 2005.3.12
仔受胎時活性値:1.75
ジャングルポケット
鹿毛 1998.5.7
種付け時活性値:1.50
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ダンスチャーマー
黒鹿毛 1990.4.18
Nureyev 1977.5.2
Skillful Joy 1979.4.8
アイリッシュカーリ
鹿毛 1994.4.5
仔受胎時活性値:0.50
Caerleon
鹿毛 1980.3.27
種付け時活性値:1.25
Nijinsky 1967.2.21
Foreseer 1969.4.12
Enthraller
鹿毛 1979.4.24
仔受胎時活性値:1.50
Bold Forbes
黒鹿毛 1973.3.31
種付け時活性値:1.25
Goofed
栗毛 1960.3.29
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5×5>

ソルヴェイグ(2013.3.4)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ダイワメジャー
(Halo系)
ジャングルポケット
(ゼダーン系)
Caerleon
(Nijinsky系)
Bold Forbes
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ジャングルポケット
(ダンスチャーマー)
4.25 伯父ソルジャーズソング
(No.17-b)
2番仔
(2連産目)

8番人気で挑んだフィリーズレビュー(GII)を先行3番手からの競馬で押し切りました、ソルヴェイグ。その馬名の意味は、イプセンの戯曲「ペールギュント」に登場する金髪の美少女だそうです。ダイワメジャー産駒の現3歳牝馬で栗毛の流星と言えば、2歳牝馬王者のメジャーエンブレム(2013.3.26)を思いますが、ソルヴェイグもまた、ダイワメジャーの仔らしさを見せています。

ソルヴェイグの最優性先祖である父ジャングルポケットは中央5勝を挙げ、その主な勝ち鞍に東京優駿(GI)、ジャパンカップ(GI)、共同通信杯(GIII)、札幌3歳S(現札幌2歳S、GIII)があります。府中芝3戦3勝、正にトニービンらしさを見せてくれた馬でした。種牡馬としての代表産駒には、菊花賞(GI)馬オウケンブルースリ(2005.2.24)、天皇賞・春(GI)の勝ち馬ジャガーメイル(2004.5.8)、天皇賞・秋(GI)の勝ち馬トーセンジョーダン(2006.2.4)、優駿牝馬(GI)と阪神JF(GI)を勝ったトールポピー(2005.1.30)、トールポピーの全妹となる秋華賞(GI)馬アヴェンチュラ(2008.3.7)、エリザベス女王杯(GI)でアッと言わせたクィーンスプマンテ(2004.4.9)、全日本2歳優駿(JpnI)を制したディアドムス(2012.1.24)等がいます。

*

シンハライト 牝 黒鹿毛 2013.4.11生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・石坂正厩舎

シンハライト(2013.4.11)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
シンハリーズ
栗毛 2002.3.3
仔受胎時活性値:0.50
シングスピール
鹿毛 1992.2.25
種付け時活性値:0.25
In the Wings
鹿毛 1986.1.17
Sadler's Wells 1981.4.11
ハイホーク 1980.3.17
Glorious Song
鹿毛 1976.4.22
Halo 1969.2.7
Ballade 1972.3.10
Baize
栗毛 1993.2.17
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Efisio
鹿毛 1982.5.10
種付け時活性値:0.50
Formidable 1975.4.8
Eldoret 1976.4.2
Bayonne
栗毛 1988.4.29
仔受胎時活性値:1.00
★Bay Express
鹿毛 1971.4.14
種付け時活性値:0.00
Lambay
栗毛 1978.4.17
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Halo3×4、Northern Dancer5×5>

シンハライト(2013.4.11)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
シングスピール
(Sadler's Wells系)
Efisio
(Forli系)
Bay Express
(Relic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ディープインパクト 3.75 or 1.75 母が米GI勝ち馬
(No.6-e)
6番仔+
(6連産目+)

牝馬戦線にも不敗で本番に挑む馬がいます。シンハライト、新馬、紅梅S(OP)、そしてチューリップ賞(GIII)と3戦3勝。チューリップ賞はジュエラー(2013.1.17)との一騎打ちを「ハナ」だけ制して、1分32秒8というレースレコード勝ちでした。

シンハライトの母シンハリーズは、現役時代米英3勝を挙げ、デルマーオークス(米GI)1着、パカラップS(米GIII)2着、アメリカンオークス招待S(米GI)3着があります。以前、エピファネイア(2010.2.11)ジャパンカップ(GI)を制した際にも書いたのですが、シンハリーズが出走したアメリカンオークス招待Sは、後の名繁殖牝馬が多く出走していたレースでした。

むぅ。言わずもがなの「Japanese superstar!!」を筆頭として、オープン馬4頭の母やら、皐月賞(GI)馬の母やら、マイルCS(GI)の勝ち馬の母やら、よくぞ一堂に会したものですね^_^;

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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