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2015年12月

2015年12月27日 (日)

第60回有馬記念(GI)の勝ち馬。

ゴールドアクター 牡 青鹿毛 2011.5.18生 新冠・北勝ファーム生産 馬主・居城要氏 美浦・中川公成厩舎

ゴールドアクター(2011.5.18)の4代血統表
スクリーンヒーロー
栗毛 2004.4.18
種付け時活性値:1.50

グラスワンダー
栗毛 1995.2.18
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
Roberto 1969.3.16
Gris Vitesse 1966.3.2
Ameriflora
鹿毛 1989.1.29
Danzig 1977.2.12
Graceful Touch 1978.4.13
ランニングヒロイン
鹿毛 1993.4.8
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ダイナアクトレス
鹿毛 1983.5.4
ノーザンテースト 1971.3.15
モデルスポート 1975.2.23
ヘイロンシン
黒鹿毛 1999.4.14
仔受胎時活性値:0.75

キョウワアリシバ
鹿毛 1990.3.31
種付け時活性値:0.00
Alysheba
鹿毛 1984.3.3
★Alydar 1975.3.23
Bel Sheba 1970.1.29
Sulemeif
栗毛 1980.4.26
Northern Dancer 1961.5.27
Barely Even 1969.4.22
ハッピーヒエン
栗毛 1987.3.30
仔受胎時活性値:0.75
マナード
黒鹿毛 1973.2.26
種付け時活性値:1.25
Captain's Gig 1965.3.5
Slipstream 1967
ブゼンフブキ
鹿毛 1977.4.3
仔受胎時活性値:0.25
セダン
鹿毛 1955.3.9
種付け時活性値:1.25
トサクイン
鹿毛 1960.3.16
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason5×5、Northern Dancer5×5×4>

ゴールドアクター(2011.5.18)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
スクリーンヒーロー
(Roberto系)
★キョウワアリシバ
(Alydar系)
マナード
(Turn-to系)
セダン
(Prince Bio系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スクリーンヒーロー 3.75 or 1.75 母がジャンプOP特別勝ち馬
(No.1-p ミアンダー系)
3番仔
(2連産目)

*

第60回有馬記念(GI)の結果(上位8頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 7 ゴールドアクター 牡4 57 吉田隼人 2:33.0    34.8 494
[+4]
中川公成 8
2 9 サウンズオブアース 牡4 57 M.デムーロ 2:33.0 クビ 34.7 502
[0]
藤岡健一 5
3 11 キタサンブラック 牡3 55 横山典弘 2:33.1 3/4 35.1 526
[-4]
清水久詞 4
4 16 マリアライト 牝4 55 蛯名正義 2:33.1 アタマ 35.0 434
[+4]
久保田貴士 12
5 4 ラブリーデイ 牡5 57 川田将雅 2:33.2 1/2 34.7 488
[+2]
池江泰寿 2
6 10 トーセンレーヴ 牡7 57 H.ボウマン 2:33.3 クビ 34.4 480
[+2]
池江泰寿 14
7 5 アドマイヤデウス 牡4 57 岩田康誠 2:33.3 ハナ 34.9 484
[+4]
橋田満 11
8 15 ゴールドシップ 牡6 57 内田博幸 2:33.3 クビ 35.2 508
[-2]
須貝尚介 1

銀幕の英雄の仔が、2015年最後の大舞台で最優秀主演男優賞を勝ち取りました。ゴールドアクター満4歳の秋、父スクリーンヒーローの軌跡をなぞるかのように、アルゼンチン共和国杯(GII)を制した後に挑んだGIレースで見事に戴冠。オーナーブリーダーである居城要氏(=北勝ファーム)、管理される中川公成調教師、鞍上の吉田隼人騎手、そしてゴールドアクターと、皆が皆、GI初勝利となりました。本当におめでとうございました。

ゴールドアクターの父であるスクリーンヒーローは、完全にコマーシャルベースに載る種牡馬となりましたね。初年度産駒にモーリス(2011.3.2)、ゴールドアクター、2年度産駒にミュゼエイリアン(2012.2.1)、グァンチャーレ(2012.2.27)と、GI勝ち馬2頭を含む4頭のJRA重賞勝ち馬を輩出。その父グラスワンダーが満8歳時の0交配により、父系に活が入り、先祖が多く消却された自力型の種牡馬です。このスクリーンヒーローの種牡馬成績を以て、最強世代と呼ばれた1995年生まれ世代の活躍馬で父系継承できるのは、もしかしたら、栗毛の怪物なのかも知れません。右回りならば最強のグランプリ3連勝馬、グラスワンダー。毛色は違えど、久しぶりに「非根幹距離はRoberto系」を思い出させてくれたのは、孫のゴールドアクターでした。

合わせて、キョウワアリシバがグランプリホースのブルードメアサイアーになる日が来ようとは、驚きと共に嬉しいことです。こちらもゴールドアクターの母であるヘイロンシンに満8歳時の0交配を与えており、0リフレッシュの意味を改めて教えてくれます。キョウワアリシバ、「高性能外車」なんて言葉がもてはやされていた1990年代初頭、キョウワアリシバもマル外として走っていたことを思い出します。よく見直すレースである1995年の朝日チャレンジカップ(現チャレンジカップ、GIII)、マイシンザン(1990.3.7)、スプリングバンブー(1990.5.26)の後に続いたのがキョウワアリシバでした。キョウワアリシバの母Sulemeifの血はその後も日本で活躍し、3冠牝馬スティルインラブ(2000.5.2)、ローブデコルテ(2004.4.28)と、孫の世代で2頭の優駿牝馬(GI)勝ち馬を送り込んでいます。

そしてまた、直牝系の1号族ミアンダー(1948)系にとっても、ゴールドアクターが初めてのGI勝馬となりました。ミアンダー系の分枝馬として、ゴールドアクターの前にJRA重賞を制したのは、1990年の目黒記念(GII)の勝ち馬マルタカタイソン(1986.5.18)というのですから、ゴールドアクターはミアンダー系から四半世紀ぶりに出たJRA重賞勝ち馬だったのです。見れば、ゴールドアクターとマルタカタイソンは同じ5月18日生まれ。同じ生まれ日の2頭によって府中芝2500mのハンデGII勝ちが成され、そうして、ゴールドアクターにより、ついにGI勝ちが果たされました。

意外な血脈から現れた黄金の役者、ゴールドアクター。地味な血統であろうと、強いものは強く、走るものは走る。古馬の中長距離路線の新しい王者として、2016年も強い姿を見せ続けて欲しいと願います。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

おまけ。有馬記念の決勝点前後のオオハシさん。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

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第60回有馬記念(GI)の出走予定馬について。

第60回有馬記念(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 オーシャンブルー
(2008.3.26)
[1-e]
5番仔+
(5連産目+)
ステイゴールド Dashing Blade ダンシングブレーヴ Surumu
2 ヒットザターゲット
(2008.3.6)
[8-h]
5番仔
(不受胎後)
キングカメハメハ タマモクロス ニホンピロウイナー ★ノーザンテースト
3 ラストインパクト
(2010.1.21)
[13-a]
6番仔
(4連産目)
ディープインパクト ティンバーカントリー Northern Dancer ★Damascus
4 ラブリーデイ
(2010.1.30)
[19 レデイチヤツター系]
4番仔
(流産後)
★キングカメハメハ ダンスインザダーク トニービン リアルシャダイ
5 アドマイヤデウス
(2011.6.6)
[1-l]
6番仔
(2連産目)
アドマイヤドン サンデーサイレンス Be My Guest ★Ela-Mana-Mou
6 アルバート
(2011.2.7)
[19 レデイチヤツター系]
5番仔
(不受胎後)
アドマイヤドン ダンスインザダーク ノーザンテースト ガーサント
7 ゴールドアクター
(2011.5.18)
[1-p ミアンダー系]
3番仔
(2連産目)
スクリーンヒーロー ★キョウワアリシバ マナード セダン
8 ワンアンドオンリー
(2011.2.23)
[A4]
3番仔
(3連産目)
ハーツクライ タイキシャトル Danzig Mr.Prospector
9 サウンズオブアース
(2011.4.12)
[23-b]
2番仔+
(不受胎後)
ネオユニヴァース Dixieland Band Secretariat Hoist the Flag
10 トーセンレーヴ
(2008.3.21)
[16-c]
8番仔
(5連産目)
ディープインパクト Caerleon Lord Gayle Luciano
11 キタサンブラック
(2012.3.10)
[9-g]
3番仔
(2連産目)
ブラックタイド サクラバクシンオー ジャッジアンジェルーチ ◆Lyphard
12 リアファル
(2012.2.5)
[16-a]
4番仔
(4連産目)
ゼンノロブロイ エルコンドルパサー Riverman Ribot
13 ルージュバック
(2012.4.22)
[16-d]
3番仔+
(3連産目+)
マンハッタンカフェ ★Awesome Again Bold Revenue Wise Exchange
14 ダービーフィズ
(2010.2.24)
[16-c]
5番仔
(5連産目)
ジャングルポケット サンデーサイレンス Law Society Luciano
15 ゴールドシップ
(2009.3.6)
[16-h 星旗系]
5番仔
(流産後)
ステイゴールド メジロマックイーン プルラリズム トライバルチーフ
16 マリアライト
(2011.2.19)
[16-a]
3番仔
(3連産目)
ディープインパクト エルコンドルパサー Riverman Ribot

2015年の中央競馬の掉尾を飾ります、第60回有馬記念。

  1. ゴールドシップ
  2. キタサンブラック
  3. ラブリーデイ
  4. アルバート
  5. ゴールドアクター
  6. ヒットザターゲット

ゴールドシップ。これが最後ですから、ね。そんな訳で新旧の菊花賞(GI)馬、今年の古馬中距離路線の中心、別路線からの挑戦者2頭、内枠に入って一発がないか唯一のSSフリー馬、という6頭で。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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2015年12月26日 (土)

第67回朝日杯フューチュリティステークス(GI)の勝ち馬。

リオンディーズ 牡 黒鹿毛 2013.1.29生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・角居勝彦厩舎

リオンディーズ(2013.1.29)の4代血統表
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:0.75
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン
黒鹿毛 1983.5.9
トライマイベスト 1975.4.28
Mill Princess 1977.5.21
Pilot Bird
鹿毛 1983.2.9
★Blakeney 1966.3.28
The Dancer 1977.3.31
シーザリオ
青毛 2002.3.31
仔受胎時活性値:0.50
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
種付け時活性値:1.50
★サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
キャンペンガール
鹿毛 1986.4.19
マルゼンスキー 1974.5.19
レディーシラオキ 1978.4.3
キロフプリミエール
鹿毛 1990.4.15
仔受胎時活性値:0.75
★Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Querida
黒鹿毛 1975.3.14
仔受胎時活性値:1.50
★Habitat
鹿毛 1966.5.4
種付け時活性値:0.00
Principia
鹿毛 1970.5.20
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5×4、Special5×5>

リオンディーズ(2013.1.29)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キングカメハメハ
(Mr.Prospector系)
スペシャルウィーク
(Halo系)
Sadler's Wells
(Northern Dancer系)
★Habitat
(Sir Gaylord系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スペシャルウィーク
(キャンペンガール)
3.75 母がJapanese superstar
(No.16-a)
6番仔
(4連産目)

*

第67回朝日杯フューチュリティステークス(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 15 リオンディーズ 牡2 55 M.デムーロ 1:34.4    33.3 496
[-4]
角居勝彦 2
2 11 エアスピネル 牡2 55 武豊 1:34.5 3/4 34.0 484
[+2]
笹田和秀 1
3 13 シャドウアプローチ 牡2 55 中谷雄太 1:35.2 4 34.7 494
[0]
須貝尚介 11
4 6 ユウチェンジ 牡2 55 川田将雅 1:35.2 クビ 34.6 482
[+8]
森秀行 10
5 12 シュウジ 牡2 55 岩田康誠 1:35.2 ハナ 34.8 492
[0]
橋口弘次郎 3

リオンディーズ。シェイクスピアの「冬物語」に登場するシチリア王の名前を戴いた黒鹿毛馬は、冬の阪神芝1600mで2歳王者に輝きました。新馬勝ちから挑んだ2戦目での朝日杯FS制覇は史上初、そしてデビューから29日目のGI制覇はスティンガー(1996.5.15)に並んで1位タイのスピード記録。Japanese superstarが産んだ2頭目のGI勝ち馬は、恐るべき才能を持った駿馬でした。

エアスピネル。曰く「空気を読めないイタリア人がいたもので…」。ともあれ、母仔2代に渡る戦いは、まだまだこれから。

共に父にキングカメハメハを持つ2頭、大王の跡目争いからも来年の3歳クラシック戦線が楽しみになりました。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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2015年12月23日 (水)

第67回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)の勝ち馬。

メジャーエンブレム 牝 栗毛 2013.3.26生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 美浦・田村康仁厩舎

メジャーエンブレム(2013.3.26)の4代血統表
ダイワメジャー
栗毛 2001.4.8
種付け時活性値:0.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
スカーレットブーケ
栗毛 1988.4.11
★ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
スカーレットインク
栗毛 1971.5.5
Crimson Satan 1959.5.4
Consentida 1962.4.6
キャッチータイトル
栗毛 2003.3.6
仔受胎時活性値:0.25
オペラハウス
鹿毛 1988.2.24
種付け時活性値:1.50
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Colorspin
鹿毛 1983.3.16
High Top 1969
Reprocolor 1976.5.14
タイトルド
鹿毛 1996.3.14
仔受胎時活性値:1.50
Rainbow Quest
鹿毛 1981.5.15
種付け時活性値:1.50
Blushing Groom 1974.4.8
I Will Follow 1975.4.29
Her Ladyship
鹿毛 1991.3.24
仔受胎時活性値:1.00
Polish Precedent
鹿毛 1986.3.16
種付け時活性値:1.00
Upper Strata
鹿毛 1985.2.28
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>

メジャーエンブレム(2013.3.26)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ダイワメジャー
(Halo系)
オペラハウス
(Sadler's Wells系)
Rainbow Quest
(Red God系)
Polish Precedent
(Danzig系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
オペラハウス
(Sadler's Wells)
4.00 曾祖母が仏オークス2着
(No.B3)
4番仔
(4連産目)

*

第67回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 メジャーエンブレム 牝2 54 C.ルメール 1:34.5    35.8 494
[0]
田村康仁 1
2 13 ウインファビラス 牝2 54 松岡正海 1:34.8 2 35.6 448
[-12]
畠山吉宏 10
3 11 ブランボヌール 牝2 54 岩田康誠 1:35.0 1 1/4 35.5 432
[-10]
中竹和也 3
4 10 ペプチドサプル 牝2 54 古川吉洋 1:35.1 クビ 35.7 444
[-4]
木原一良 9
5 9 アットザシーサイド 牝2 54 三浦皇成 1:35.1 ハナ 35.3 434
[-4]
浅見秀一 4

2015年の2歳リーディングの首位を走るダイワメジャー、その愛娘が華を添えるかのように、1番人気でGI奪取に成功しました。父と同じ栗毛の流星を持つメジャーエンブレム、その勝利共に記されたのは、クリストフ・ルメール騎手のJRA所属騎手としてのGI初制覇、そして管理される田村康仁調教師にとっては開業18年目のGI初制覇でした。

今回は強さが1枚違った感もあるメジャーエンブレム。来春の3歳牝馬戦線は、彼女を中心として展開されていくことになるのでしょう。メジャーエンブレム、さらなるメジャータイトルの積み重ねが成されることを期待しています。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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2015年12月 7日 (月)

第16回チャンピオンズカップ(GI)の勝ち馬。

サンビスタ 牝 黒鹿毛 2009.3.18生 新ひだか・グランド牧場生産 馬主・(株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン 栗東・角居勝彦厩舎

サンビスタ(2009.3.18)の4代血統表
スズカマンボ
鹿毛 2001.4.28
種付け時活性値:1.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
スプリングマンボ
鹿毛 1995.4.16
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr.Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
キーフライヤー
鹿毛 1986.3.30
Nijinsky 1967.2.21
Key Partner 1976.3.26
ホワイトカーニバル
芦毛 2000.3.6
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
ミシル
芦毛 1988.2.23
種付け時活性値:0.75
Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr.Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
April Edge
芦毛 1977.3.9
The Axe 1958.5.15
April Bloom 1970.2.28
イエローブルーム
栗毛 1989.3.13
仔受胎時活性値:0.50
パークリージェント
鹿毛 1981.5.26
種付け時活性値:1.75
Vice Regent 1967.4.29
Miss Attractive 1970.3.19
グランドリーム
栗毛 1982.2.18
仔受胎時活性値:1.50
★トウショウボーイ
鹿毛 1973.4.15
種付け時活性値:0.00
エリモルーシー
栗毛 1970.3.5
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Mr.Prospector4×4、Northern Dancer5×5>

サンビスタ(2009.3.18)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
スズカマンボ
(Halo系)
ミシル
(Mr.Prospector系)
パークリージェント
(Northern Dancer系)
★トウショウボーイ
(Princely Gift系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スズカマンボ 4.75 or 2.75 母がGIII勝ち馬
(No.16-h)
4番仔
(2連産目)

*

第16回チャンピオンズカップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 サンビスタ 牝6 55 M.デムーロ 1:50.4    37.4 476
[+3]
角居勝彦 12
2 1 ノンコノユメ 牡3 56 C.ルメール 1:50.6 1 1/2 36.7 452
[0]
加藤征弘 3
3 2 サウンドトゥルー せん5 57 大野拓弥 1:50.7 クビ 36.6 472
[-2]
高木登 5
4 16 ロワジャルダン 牡4 57 浜中俊 1:50.7 アタマ 37.1 500
[+2]
戸田博文 8
5 13 ホッコータルマエ 牡6 57 幸英明 1:50.7 ハナ 38.1 510
[+8]
西浦勝一 2

「強い牝馬の時代」はまだまだ続きそうです。と、先週の第35回ジャパンカップ(GI)を制したショウナンパンドラ(2011.3.10)の記事でも書きましたが、JRAの砂の王者決定戦でも牝馬が強いところを見せてくれました。サンビスタ、父スズカマンボ、母ホワイトカーニバルというグランド牧場さんの愛の結晶が、中京ダート1800mで、華麗に舞いました。

そうして果たされたのは、JRAのダートGI史上初の牝馬制覇。そしてまた、馬主のヒダカ・ブリーダーズ・ユニオンにとっては、1989年のエリザベス女王杯(GI)における、サンドピアリス(1986.5.17)以来26年ぶりのJRAGI勝ちとなりました。「サンドピアリスに間違いない!!」と叫ばれた時は20頭立ての20番人気、そして今回のサンビスタも16頭立ての12番人気。「緑、赤襷、赤袖白一本輪」の勝負服を乗せた女馬の一発が、四半世紀をまたいで久しぶりに見られた、という結果でした。

報道によると、サンビスタは、お母さんになる前に、もう1、2走するかもしれないそうな。女という性の素敵なところは、咲き誇る花になれて、なおかつ、いのちを生み出す樹にもなれるところ。サンビスタ、21世紀の砂の女王の血、次代につなげて欲しいと願います。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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