« 2015年10月 | トップページ | 2015年12月 »

2015年11月

2015年11月29日 (日)

第35回ジャパンカップ(GI)の勝ち馬。

ショウナンパンドラ 牝 鹿毛 2011.3.10生 白老・社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・国本哲秀氏 栗東・高野友和厩舎

ショウナンパンドラ(2011.3.10)の4代血統表

ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
キューティゴールド
栗毛 2004.1.9
仔受胎時活性値:1.50
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.75
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace 1969.1.24
Laredo Lass 1971.3.19
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
仔受胎時活性値:1.75
ディクタス
栗毛 1967.4.11
種付け時活性値:1.00
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.75
ロイヤルサッシュ
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5・5>

ショウナンパンドラ(2011.3.10)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
フレンチデピュティ
(Deputy Minister系)
ディクタス
(Fine Top系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ノーザンテースト
(Hyperion)
6.25 or 4.25 伯父ステイゴールド
(No.1-t)
3番仔
(3連産目)

*

第35回ジャパンカップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 15 ショウナンパンドラ 牝4 55 池添謙一 2:24.7    33.9 442
[+4]
高野友和 4
2 6 ラストインパクト 牡5 57 R.ムーア 2:24.7 クビ 33.9 494
[+2]
松田博資 7
3 1 ラブリーデイ 牡5 57 川田将雅 2:24.8 クビ 34.3 486
[0]
池江泰寿 1
4 4 ジャングルクルーズ せん6 57 北村宏司 2:25.0 1 1/4 33.9 510
[0]
藤沢和雄 17
5 10 サウンズオブアース 牡4 57 M.デムーロ 2:25.0 ハナ 34.4 502
[-2]
藤岡健一 5

「よう我慢してくれた」。検量室前に戻って来た際に池添謙一騎手が発せられた一言。道中から直線に掛けてじっと我慢して、ラスト200mで先に抜け出したラブリーデイ(2010.1.30)を目標に定めると、外から矢のように伸びました。最後は、内伸びの馬場を察知してかラチ沿いを鋭く駆けたラストインパクト(2010.1.21)とライアン・ムーア騎手との勝負。決勝点、わずかに「クビ」だけ差し切って、ショウナンパンドラと池添騎手。ショウナンパンドラ、その見事な切れ味で、ジェンティルドンナ(2009.2.20)に続いて父ディープインパクトとの父娘制覇を遂げました。そして、池添騎手、高野友和調教師、国本哲秀オーナー、いずれもジャパンカップ初勝利となりました。おめでとうございました。

「強い牝馬の時代」はまだまだ続きそうです。今年2015年も含めると近5年で牝馬が4勝。忘れ物を取り返したブエナビスタ(2006.3.14)、連覇を果たしたジェンティルドンナ、そして禁忌の箱を改めて開いたショウナンパンドラ。見れば、2009年のウオッカ(2004.4.4)からとすると、この7年のうち6年で、牝馬が先頭でゴールしていることになりますね。むぅ、大和撫子たちの強さよ。

ショウナンパンドラ、この後の進路が気になりますが、今秋は中山芝2200mのオールカマー(GII)でも絶品の切れ味を見せてくれましたので、中山芝2500mとなるのでしょうか。ショウナンパンドラ、牡牝を超えた日本のエースの1頭として、また強いところを見せて欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月25日 (水)

第35回ジャパンカップ(GI)に出走予定の外国馬について。

第35回ジャパンカップ(GI)に出走予定の外国馬について


馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 イトウ
(2011.4.17)
[4-n]
4番仔+
(3連産目+)
Adlerflug タイガーヒル Konigsstuhl ★Be My Guest
2 イラプト
(2012.2.13)
[4-g]
9番仔+
(7連産目+)
Dubawi Caerleon Spectacular Bid ★Sir Ivor
3 トリップトゥパリス
(2011.2.8)
[13-c]
2番仔+
(前年産駒なし後?)
Champs Elysees ファンタスティックライト ラストタイクーン Claude
4 ナイトフラワー
(2012.2.17)
[4-r]
初仔? ★ディラントーマス パントレセレブル プラティニ Rocket

2015年のジャパンカップの外国招待馬は4頭。4頭いずれも欧州のGI勝ち馬です。見れば、4頭中3頭が4号族ですね。

イトウ。やっぱり馬名が気になりますが、馬名の由来は、初代内閣総理大臣の伊藤博文だそうで。独国からやって来たイトウ、ジャパンカップに似つかわしい馬名です。そんなイトウは、独国の名門シュレンダーハン牧場の生産馬にして、バイエルン大賞(独GI)の勝ち馬。また、父Adlerflug(2004.3.3)は独ダービー(GI)馬、母Iota(2002.3.12)は独オークス(GI)馬で、父母もシュレンダーハン牧場の生産馬。むぅ、良血です。

イラプト。今をときめくDubawi(2002.2.7)の仔にして、パリ大賞(仏GI)の勝ち馬である3歳牡馬です。母Mare Nostrum(1998.3.22)はヴァントー賞(仏GIII)の勝ち馬と、これまた筋の通った血統馬。ロンシャン競馬場の芝2400mのGI勝ち馬のチカラを見せてくれるでしょうか。血の組み合わせの軽快さでは、府中芝2400mに合いそうな感じも致します。

トリップトゥパリス。パリ大賞の勝ち馬を紹介した後に、パリへ小旅行。ウマく出来ているものですが、トリップトゥパリスは英国の超長距離重賞でおなじみのゴールドカップ(英GI)の勝ち馬です。芝2400mでもコーフィールドカップ(豪GI)2着となっており、侮りがたし。また、母父ファンタスティックライト(1996.2.13)は2000年のジャパンカップでテイエムオペラオー(1996.3.13)の3着でしたね。

ナイトフラワー。独国2頭目の刺客は3歳牝馬ナイトフラワー、彼女はオイロパ賞(独GI)の勝ち馬です。母Night of Magic(2006.5.17)は伊オークス(GII)馬であり、今年の8月28日に「第146回独ダービー(GI)の勝ち馬。」で紹介したNutan(2012.2.27)とは、母が全姉妹どうしのいとこです。牝系に勢いがあり、53kgで走ることが出来る、という意味でも怖い1頭ですね。父ディラントーマス(2004.4.23)がジャパンカップに出走できなかった無念を晴らせるでしょうか。

4頭それぞれに面白みを感じます。近年は外国馬の活躍がなかなか見られないジャパンカップですが、ここいらで一発があっても、おかしくないですね。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月23日 (月)

第32回マイルチャンピオンシップ(GI)の勝ち馬。

モーリス 牡 鹿毛 2011.3.2生 日高・戸川牧場生産 馬主・吉田和美氏 美浦・堀宣行厩舎

モーリス(2011.3.2)の4代血統表
スクリーンヒーロー
栗毛 2004.4.18
種付け時活性値:1.50

グラスワンダー
栗毛 1995.2.18
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
Roberto 1969.3.16
Gris Vitesse 1966.3.2
Ameriflora
鹿毛 1989.1.29
Danzig 1977.2.12
Graceful Touch 1978.4.13
ランニングヒロイン
鹿毛 1993.4.8
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ダイナアクトレス
鹿毛 1983.5.4
ノーザンテースト 1971.3.15
モデルスポート 1975.2.23
メジロフランシス
鹿毛 2001.3.18
仔受胎時活性値:0.25
カーネギー
鹿毛 1991.2.26
種付け時活性値:0.25
▲Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Detroit
黒鹿毛 1977.2.24
Riverman 1969
Derna 1961.2.25
メジロモントレー
黒鹿毛 1986.4.25
仔受胎時活性値:1.50
モガミ
青鹿毛 1976.5.18
種付け時活性値:0.25
Lyphard 1969.5.10
ノーラック 1968.4.25
メジロクインシー
鹿毛 1981.7.1
仔受胎時活性値:1.00
★フィディオン
鹿毛 1972.5.26
種付け時活性値:0.00
メジロボサツ
栗毛 1963.5.12
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5・5×4・5、Hail to Reason5×5(父方)>

モーリス(2011.3.2)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
スクリーンヒーロー
(Roberto系)
カーネギー
(Sadler's Wells系)
モガミ
(Lyphard系)
フィディオン
(Tantieme系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スクリーンヒーロー
(Mountain Flower)
3.00 祖母が重賞4勝の活躍馬
(No.10-d デヴォーニア系)
6番仔
(6連産目)

*

第32回マイルチャンピオンシップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 16 モーリス 牡4 57 R.ムーア 1:32.8    33.1 508
[-2]
堀宣行 4
2 10 フィエロ 牡6 57 M.デムーロ 1:33.0 1 1/4 33.3 506
[0]
藤原英昭 2
3 5 イスラボニータ 牡4 57 蛯名正義 1:33.0 クビ 33.0 480
[+4]
栗田博憲 1
4 8 サトノアラジン 牡4 57 C.ルメール 1:33.0 ハナ 33.2 526
[0]
池江泰寿 3
5 7 アルビアーノ 牝3 54 柴山雄一 1:33.1 クビ 33.7 512
[0]
木村哲也 5

第65回安田記念(GI)以来5ヶ月半ぶりの出走も何のその、春の王者の底力を見せ付けて、モーリス。今回のマイルチャンピオンシップの勝利により、2015年に出走したレースは5戦5勝の負け無しとなりました。伊達や酔狂でGIを1番人気で勝っていた訳ではありません。やはり、強いものは強い。

モーリスは、転厩の効果が如実に現れた好例とも思います。栗東から美浦への転厩後、レースに出走したのが8ヶ月後だったのは、中島理論的な解釈では「モーリスが美浦の磁場に慣れるまでの時間を待った」というところだったのでしょうか。また、堀宣行厩舎の戦術なのでしょうか、モーリスの体力を考え、一発勝負でもキッチリと走ることが出来る仕上げをなされているように見受けます。これはサスガの手腕。

さて、JRAの春秋マイルGIを制した馬は、モーリスで10頭目。その顔ぶれを見直しますと、、、

  1. ニホンピロウイナー(1980.4.27)
    →1600m以下18戦14勝2着3回。1600mは8戦5勝2着3回
  2. ニッポーテイオー(1983.4.21)
    →1600m以下10戦6勝2着4回。1600mは7戦4勝2着3回
  3. オグリキャップ(1985.3.27)
    →1600m以下16戦14勝2着2回。1600mは7戦7勝
  4. ノースフライト(1990.4.12)
    →1600m以下6戦5勝2着1回。1600mは5戦5勝
  5. トロットサンダー(1989.5.10)
    →1600m以下16戦14勝2着1回。1600mは8戦8勝
  6. タイキシャトル(1994.3.23)
    →1600m以下13戦11勝2着1回。1600mは7戦7勝
  7. エアジハード(1995.4.9)
    →1600m以下10戦7勝2着2回。1600mは5戦3勝2着1回
  8. アグネスデジタル(1997.5.15)
    →1600m以下20戦7勝2着3回。1600mは13戦6勝2着1回
  9. ダイワメジャー(2001.4.8)
    →1600mは10戦5勝2着3回(1600mより短い距離は出走せず)
  10. モーリス
    →1600m以下8戦6勝。1600mは5戦4勝

改めて確認すると正に「圧巻」の名マイラーたち。真の強者でなければ、この系譜に並び立つことは出来ません。モーリス、2010年代を代表するマイル王として、これからも強い姿を見せ続けて欲しいと願います。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月15日 (日)

第40回エリザベス女王杯(GI)の勝ち馬+α。

マリアライト 牝 黒鹿毛 2011.2.19生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・久保田貴士厩舎

マリアライト(2011.2.19)の4代血統表

ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
クリソプレーズ
黒鹿毛 2002.4.7
仔受胎時活性値:2.00
エルコンドルパサー
鹿毛 1995.3.17
種付け時活性値:1.50
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr.Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
サドラーズギャル
鹿毛 1989.4.29
Sadler's Wells 1981.4.11
Glenveagh 1986.3.9
キャサリーンパー
青鹿毛 1987.4.22
仔受胎時活性値:1.50
Riverman
鹿毛 1969
種付け時活性値:0.25
★Never Bend 1960.3.15
River Lady 1963.5.17
Regal Exception
鹿毛 1969.5.22
仔受胎時活性値:0.25
★Ribot
鹿毛 1952.2.27
種付け時活性値:0.00
Rajput Princess
栗毛 1961
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

マリアライト(2011.2.19)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
エルコンドルパサー
(Mr.Prospector系)
Riverman
(Never Bend系)
Ribot
(Havresac系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
エルコンドルパサー
(Bold Reason)
5.50 半兄クリソライト&半弟リアファル
(No.16-a)
3番仔
(3連産目)

*

第40回エリザベス女王杯(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12 マリアライト 牝4 56 蛯名正義 2:14.9    34.7 430
[-10]
久保田貴士 6
2 18 ヌーヴォレコルト 牝4 56 岩田康誠 2:14.9 クビ 34.3 448
[-2]
斎藤誠 1
3 8 タッチングスピーチ 牝3 54 C.ルメール 2:14.9 ハナ 34.3 458
[+2]
石坂正 4
4 15 ルージュバック 牝3 54 戸崎圭太 2:15.0 1/2 34.2 452
[+2]
大竹正博 3
5 16 スマートレイアー 牝5 56 浜中俊 2:15.0 クビ 34.0 466
[+2]
大久保龍志 8

3歳年明けのデビュー以来13戦目のGI初挑戦で女王の座を射止めました、マリアライト。大事に育てられて来た陣営に応えるべく、この大一番で最高の走りを見せました。管理される久保田貴士調教師は、2003年の開業以来、13年目のGI初制覇となりました。そしてまた、淀のGI上手とも思える蛯名正義騎手は、今回のエリザベス女王杯勝利により、京都で行われるGI及び牝馬限定GIの完全制覇と相成りました。今年は重賞をなかなか勝てなかった蛯名騎手ですが、秋が深まるにつれて、ダノンプラチナ(2012.3.23)の富士S(GIII)、ボールライトニング(2013.4.21)の京王杯2歳S(GII)、そしてマリアライトのエリザベス女王杯と、ホップステップジャンプとばかりに勝利を収められています。サスガにエビショー。

マリアライト、古馬女王として次に挑む舞台は果たして何処か。半兄クリソライト(2010.2.2)、半弟リアファル(2012.2.5)という良血馬、マリア様が見ている光の先に、幸多からんことを。

*

第51回 農林水産省賞典 福島記念(GIII)

ヤマカツエース 牡 栗毛 2012.3.22生 新ひだか・岡田牧場生産 馬主・山田和夫氏 栗東・池添兼雄厩舎

ヤマカツエース(2012.3.22)の4代血統表
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:0.50
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン
黒鹿毛 1983.5.9
トライマイベスト 1975.4.28
Mill Princess 1977.5.21
Pilot Bird
鹿毛 1983.2.9
★Blakeney 1966.3.28
The Dancer 1977.3.31
ヤマカツマリリン
栗毛 2004.4.9
仔受胎時活性値:1.75

グラスワンダー
栗毛 1995.2.18
種付け時活性値:0.00
Silver Hawk
栗毛 1979.4.20
Roberto 1969.3.16
Gris Vitesse 1966.3.2
Ameriflora
鹿毛 1989.1.29
Danzig 1977.2.12
Graceful Touch 1978.4.13
イクセプトフォーワンダ
鹿毛 1995.5.11
仔受胎時活性値:2.00
Tejabo
鹿毛 1985.4.23
種付け時活性値:0.25
Deputy Minister 1979.5.17
Cutty 1969.4.28
Unique Gal
黒鹿毛 1990.4.27
仔受胎時活性値:1.00
Bold Ruckus
黒鹿毛 1976.2.6
種付け時活性値:1.25
Spin to Win
黒鹿毛 1976.4.4
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5×5>

ヤマカツエース(2012.3.22)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キングカメハメハ
(Mr.Prospector系)
★グラスワンダー
(Roberto系)
Tejabo
(Deputy Minister系)
Bold Ruckus
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Bold Ruckus
(Unique Gal)
6.00 祖母が加GIII勝ち馬
(No.2-k)
初仔

いや、昨日「空胎後に名馬あり。」という記事をアップしましたので、ね。春のニュージーランドトロフィー(GII)に続いて、重賞2勝目を果たしたヤマカツエース。現3歳世代の、マイルから中距離にかけてのエースを目指して欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2015年11月14日 (土)

空胎後に名馬あり。

第17回 京都ジャンプステークス(J・GIII)

ダンツミュータント 牡 青鹿毛 2009.4.20生 新ひだか・野坂牧場生産 馬主・山元哲二氏 栗東・本田優厩舎

ダンツミュータント(2009.4.20)の4代血統表
マイネルラヴ
青鹿毛 1995.3.8
種付け時活性値:1.25
Seeking the Gold
鹿毛 1985.4.7
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Con Game
黒鹿毛 1974.3.20
Buckpasser 1963.4.28
Broadway 1959.2.21
Heart of Joy
黒鹿毛 1987.3.1
リィフォー
黒鹿毛 1975.4.1
Lyphard 1969.5.10
Klaizia 1965.5.17
Mythographer
栗毛 1977.4.13
Secretariat 1970.3.30
Arachne 1967.4.3
ウメノローマン
黒鹿毛 1994.5.26
仔受胎時活性値:1.50
リードワンダー
鹿毛 1978.5.5
種付け時活性値:1.75
アローエクスプレス
鹿毛 1967.4.10
スパニッシュイクスプレス 1962
ソーダストリーム 1953
キクノホウラン
鹿毛 1971.5.27
フィダルゴ 1956
ロイヤルベエンチヤ 1965.3.2
タマモディクター
鹿毛 1981.5.13
仔受胎時活性値:1.00
ノーザンディクテイター
鹿毛 1974.1.28
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer 1961.5.27
Dictates 1964
アサタケ
青毛 1973.4.13
仔受胎時活性値:1.75
ヴェンチア
黒鹿毛 1957
種付け時活性値:1.75
キンキー
栃栗毛 1960
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4、Bold Ruler5×5>

ダンツミュータント(2009.4.20)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
マイネルラヴ
(Mr.Prospector系)
リードワンダー
(Grey Sovereign系)
ノーザンディクテイター
(Northern Dancer系)
ヴェンチア
(Relic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
リードワンダー 5.25
(No.19)
7番仔
(不受胎後)

最終障害を越えてからの末脚が素晴らしかったダンツミュータント。森一馬騎手の渾身の追いに応え、勝利を蹄中に収めたかに見えたニジブルーム(2008.4.26)を決勝点で「クビ」だけ差し切っての京都ジャンプS勝ちでした。これまで重賞で2着4回と悔しい思いを重ねた森騎手、ダンツミュータントと共に、人馬で重賞初勝利となりました。

*

第20回 東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス(GIII)

ノンコノユメ 牡 栃栗毛 2012.3.28生 千歳・社台ファーム生産 馬主・山田和正氏 美浦・加藤征弘厩舎

ノンコノユメ(2012.3.28)の4代血統表
トワイニング
栗毛 1991.5.27
種付け時活性値:1.00
フォーティナイナー
栗毛 1985.5.11
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
Raise a Native 1961.4.28
Gold Digger 1962.5.28
File
栗毛 1976.4.30
Tom Rolfe 1962.4.14
Continue 1958.2.23
Courtly Dee
黒鹿毛 1968.3.8
Never Bend
鹿毛 1960.3.15
Nasrullah 1940.3.2
Lalun 1952
Tulle
黒鹿毛 1950
War Admiral 1934.5.2
Judy-Rae 1944
ノンコ
栗毛 2003.3.4
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
アグネスタキオン
栗毛 1998.4.13
種付け時活性値:1.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.28
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
アグネスフローラ
鹿毛 1987.6.18
ロイヤルスキー 1974.5.24
アグネスレディー 1976.3.25
レディータイクーン
栗毛 1994.5.6
仔受胎時活性値:2.00
★クリミナルタイプ
栃栗毛 1985.3.29
種付け時活性値:0.00
Alydar 1975.3.23
Klepto 1970.4.8
ビューパーダンス
黒鹿毛 1983.2.26
仔受胎時活性値:0.50
Lyphard
鹿毛 1969.5.10
種付け時活性値:1.25
My Bupers
黒鹿毛 1967.6.1
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Raise a Native4×5>

ノンコノユメ(2012.3.28)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
トワイニング
(Mr.Prospector系)
アグネスタキオン
(Halo系)
★クリミナルタイプ
(Mr.Prospector系)
Lyphard
(Norhtern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Lyphard
(ノンコ)
6.25 or 4.25 近親ハーツクライ
(No.6-a)
3番仔
(不受胎後)

ゴールした瞬間はタガノトネール(2010.5.12)が僅かに残っているのではないかと思いました。しかし、そこはサスガにジーワン勝ち馬ノンコノユメ。3歳馬にとって斤量58kg、ましてや差し追い込みを持ち味とするノンコノユメにはかなり堪えたと思うのですが、クリストフ・ルメール騎手の鼓舞に応えて、最後の最後「ハナ」だけ差し切っていました。むぅ、ノンコノユメ、強いものは強い!!

#ノンコノユメは母ノンコが不受胎後の3番仔ですが、母ノンコも祖母レディータイクーンが空胎後の3番仔です。

*

第50回 デイリー杯2歳ステークス(GII)

エアスピネル 牡 栗毛 2013.2.10生 千歳・社台ファーム生産 馬主・(株)ラッキーフィールド 栗東・笹田和秀厩舎

エアスピネル(2013.2.10)の4代血統表
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:0.75
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン
黒鹿毛 1983.5.9
トライマイベスト 1975.4.28
Mill Princess 1977.5.21
Pilot Bird
鹿毛 1983.2.9
★Blakeney 1966.3.28
The Dancer 1977.3.31
エアメサイア
鹿毛 2002.2.4
仔受胎時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.75
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
エアデジャヴー
鹿毛 1995.3.27
仔受胎時活性値:1.50
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.75
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
アイドリームドアドリーム
鹿毛 1987.3.31
仔受胎時活性値:1.75
★Well Decorated
黒鹿毛 1978.3.30
種付け時活性値:0.00
Hidden Trail
鹿毛 1975.4.14
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5×4>

エアスピネル(2013.2.10)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キングカメハメハ
(Mr.Prospector系)
サンデーサイレンス
(Halo系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
★Well Decorated
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サンデーサイレンス
(Mountain Flower)
4.50 母が秋華賞馬
(No.4-r)
4番仔
(空胎後)

……これは、ついにユタカさんの「JRA平地GI完全制覇」が見えたのではないでしょうか。母が秋華賞(GI)馬、大叔父が菊花賞(GI)馬と、淀に縁のある牝系とは言え、2戦目のGIIを3馬身2分の1差、小倉2歳王者のシュウジ(2013.3.16)を相手に楽勝を収めてしまった、エアスピネル。やっぱり、なんだ言いながらユタカさんには「黄、青一本輪、青袖」の勝負服が似合います。そして、母と祖母と大叔父の忘れ物を取りに行くべく、来春の府中芝2400mが今から楽しみです。

*

という訳で、気が付けば「Mr.Prospector系種牡馬+母が前年産駒なし後の仔」で決まった2015年11月14日土曜日の3重賞の勝ち馬を紹介したくなった、オオハシでした。今日は、Lyphardの誕生日が「1969年5月10日」ということをついに調べられて嬉しくなり、その余勢を駆る、という感じでしたm(_ _)m

  

では、以上オオハシでした。 これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年11月 2日 (月)

第152回天皇賞・秋(GI)の勝ち馬。

ラブリーデイ 牡 黒鹿毛 2010.1.30生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・金子真人ホールディングス(株) 栗東・池江泰寿厩舎

ラブリーデイ(2010.1.30)の4代血統表

キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:0.00
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン
黒鹿毛 1983.5.9
トライマイベスト 1975.4.28
Mill Princess 1977.5.21
Pilot Bird
鹿毛 1983.2.9
★Blakeney 1966.3.28
The Dancer 1977.3.31
ポップコーンジャズ
鹿毛 2000.2.6
仔受胎時活性値:0.25
ダンスインザダーク
鹿毛 1993.6.5
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ダンシングキイ
鹿毛 1983.5.21
Nijinsky 1967.2.21
Key Partner 1976.3.26
グレイスルーマー
栗毛 1994.5.17
仔受胎時活性値:1.25
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:0.50
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ディスクジョッキー
栗毛 1990.5.12
仔受胎時活性値:0.75
リアルシャダイ
黒鹿毛 1979.5.27
種付け時活性値:0.50
シャダイチャッター
栗毛 1980.2.12
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5×5>

ラブリーデイ(2010.1.30)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★キングカメハメハ
(Mr.Prospector系)
ダンスインザダーク
(Halo系)
トニービン
(ゼダーン系)
リアルシャダイ
(Roberto系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ダンスインザダーク
(Nearctic)
2.50 高祖母がGIII勝ち馬
(No.19 レディチャッター系)
4番仔
(流産後)

*

第152回天皇賞・秋(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 ラブリーデイ 牡5 58 浜中俊 1:58.4    33.7 486
[-4]
池江泰寿 1
2 14 ステファノス 牡4 58 戸崎圭太 1:58.5 1/2 33.4 474
[-2]
藤原英昭 10
3 16 イスラボニータ 牡4 58 蛯名正義 1:58.6 3/4 33.6 476
[-4]
栗田博憲 6
4 15 ショウナンパンドラ 牝4 56 池添謙一 1:58.6 ハナ 33.4 438
[-2]
高野友和 5
5 2 アンビシャス 牡3 56 M.デムーロ 1:58.6 クビ 33.7 458
[+2]
音無秀孝 4

やはり「一年の計は金杯」にあったのでしょうか、ラブリーデイ。中山金杯(GIII)、京都記念(GII)、鳴尾記念(GIII)、宝塚記念(GI)、京都大賞典(GII)、そして天皇賞・秋と、2015年に出走した芝2400m以下の重賞を6連勝。充実期の満5歳のシーズン、素晴らしい走りを見せ続けて、ついにはGIを1番人気で優勝する高みにまで上り詰めました。そして、ラブリーデイの天皇賞・秋勝利により、馬主の金子真人ホールディングス(株)は、旧来の金子真人氏の個人名義と合わせて、八大競走完全制覇となりました。牡牝の3歳3冠馬、東京優駿(GI)2年連続勝利、そして八大競走完全制覇……。泣く子と金子真人オーナーの馬選びには敵いません。恐れ入谷の鬼子母神ですm(_ _)m

池江泰寿厩舎はミッキークイーン(2012.2.8)に続いて今秋GI2勝目。ミッキークイーンは53kgで出走が可能ということでジャパンカップ(GI)に進路を向けたようですが、ラブリーデイも日本の古馬の大将として向かう先はジャパンカップの模様。重賞を勝ちまくっている池江厩舎ですが、ジャパンカップは未勝利。金色の3冠馬が2着に敗れた舞台、「今年こそは」という感じも致します。

すばらしいお天気の一日、府中の杜で改めて輝きを放ったラブリーデイ。年間通じての活躍から、この後の走り次第では、年度代表馬に推挙される可能性もあります。今の強さであれば、あと2つぶっこ抜いても、なんら驚きません。強いものは強い。そんなラブリーデイの姿、また次走も楽しみにしています。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2015年10月 | トップページ | 2015年12月 »