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2014年7月

2014年7月 7日 (月)

Sea the Moon(2011.4.29)。

Sea the Moon 牡 鹿毛 2011.4.29生 独国・ゲールスドルフ牧場生産 馬主・ゲールスドルフ牧場 独国・M.クルーク厩舎

Sea the Moon(2011.4.29)の4代血統表
Sea The Stars
鹿毛 2006.4.6
種付け時活性値:1.00
Cape Cross
黒鹿毛 1994.3.13
Green Desert
鹿毛 1983.4.16
Danzig 1977.2.12
Foreign Courier 1979.4.11
Park Appeal
黒鹿毛 1982.4.9
Ahonoora 1975.4.12
Balidaress 1973.4.22
アーバンシー
栗毛 1989.2.18
Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr.Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Allegretta
栗毛 1978.3.10
Lombard 1967
Anatevka 1969
Sanwa
栗毛 2004.3.22
仔受胎時活性値:1.50
Monsun
黒鹿毛 1990
種付け時活性値:1.25
Konigsstuhl
黒鹿毛 1976
Dschingis Khan 1961
Konigskronung 1965
Mosella
鹿毛 1985.3.25
Surumu 1974.2.26
Monasia 1979
Sacarina
栗毛 1992.4.20
仔受胎時活性値:0.75
オールドヴィック
鹿毛 1986.4.27
種付け時活性値:1.25
Sadler's Wells 1981.4.11
Cockade 1973.2.20
Brave Lass
栗毛 1974.3.11
仔受胎時活性値:0.25
Ridan
鹿毛 1959.2.21
種付け時活性値:1.50
Bravour
鹿毛 1963
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

Sea the Moon(2011.4.29)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Sea The Stars
(Danzig系)
Monsun
(Blandford系)
オールドヴィック
(Sadler's Wells系)
Ridan
(Nasrullah系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Ridan
(Sacarina)
3.00 伯父Schiaparelli
(No.28)
3番仔?
(3連産目?)

第149回愛ダービー(GI)は、第235代英ダービー(GI)馬Australia(2011.4.8)が順当勝ちしましたので、第145回独ダービー(GI)にて驚きのパフォーマンスを見せた、ドイツの若武者をご紹介しておきます。

Sea the Moon、その背中には、主戦のアンドレアス・ヘルフェンバイン騎手の負傷により、代打騎乗となったクリストフ・スミヨン騎手。そんな初コンビの馬人が、逃げてペースを作って、最終コーナーから直線。あれよあれよと外に膨らんで行き、「逸走か!?」と見紛うように外ラチに向かって駆けたかと思うと、そのままラチ沿いを悠々と走り抜け、直線半ばからは余裕しゃくしゃくの姿を見せて、2着の独2000ギニー(GII)勝ち馬Lucky Lion(2011.2.27)に11馬身差の大圧勝。なんじゃこりゃ。Sea the Monn、デビュー以来負けなしの4戦4勝。この勝利を以て、欧州のブックメーカーはAustralia、Treve(2010.4.7)に続いて、Sea the Moonを今年2014年の凱旋門賞(仏GI)の3番人気に押し上げた模様。そりゃあ、ねぇ^^;

Sea the Moonの父Sea The Starsは、初年度産駒のスロースターターぶりが心配されましたが、3歳となって英オークス(GI)のTaghrooda(2011.1.27)、そして独ダービーのSea the Moonと、2頭がGIホースに輝きました。Taghrooda、Sea the Moon共に無敗のままのクラシック制覇ですから、上級馬の能力は相当なのでしょう。まま、そりゃ、Galileo(1998.3.30)の弟ですからね。繁殖能力の確かさも、間違いなかったのでしょう。

しかし、恐るべしは、独国牝系。かたやSea The Starsの牝系は、9代母から祖母まで頭文字Aで始まる9号族。こなたSea the Moonの牝系は、8代母から3代母まで辿れば頭文字B、祖母からSea the Moon自身まで頭文字Sで始まる28号族。真の意味での騎馬民族である、彼の国の持つ系統繁殖の底強さが、21世紀の今日、世界各国に伝わろうとしています。

という訳で、以下に、祖母の代からでも充分にきらびやかな、Sea the Moonの近親牝系図を示しておきます。

Sacarina 1992.4.20 不出走
|Samum 1997.3.21 独仏香6勝 独ダービー(GI) バーデン大賞(独GI)ほか独GII1勝独GIII1勝等
|Salve Regina 1999.3.1 独3勝 独オークス(GI) 独ダービー2着含む独GI2着4回ほか
||サルヴェジェルマニア 2005.1.26 米独仏加2勝 ボールストンスパH(米GII)ほか独GIII3着1回
|Sasuela 2000.3.1 独1勝
||ソベラニア 2006.3.29 独伊仏1勝 独オークス2着 リディアテシオ賞(伊GI)3着
||Seismos 2008.4.26 海外現役 バイエルン大賞(独GI)ほか独GIII2勝等
||Samba Brazil 2009.4.7 海外現役 オイロパマイレ大賞(独GIII)ほか
|Sahel 2002.2.24 仏1勝
||Sortilege 2008.1.18 伊仏4勝 リディアテシオ賞ほか仏GIII3着1回
|Schiaparelli 2003.3.25 独英仏愛伊12勝 独ダービー含む独GI3勝、伊GI2勝ほか
|Sanwa 2004.3.22 不出走
||Sea the Moon 2011.4.29 (本馬) 独ダービー ウニオンレネン(独GII) メッツラー銀行春季賞(独GIII)

独ダービー馬の伯父Samum、Schiaparelli、そして独オークス馬の伯母Salve Regina。母Sanwaも含めて、いずれも父Monsunの全きょうだいです。むぅ、サスガはスーパーサイアー、Monsun。なお、従姉にサルヴェジェルマニア、ソベラニアと2頭のカタカナ馬名が見えますが、共に白老ファームで供用されているようです。このあたり、抜け目なし、社台グループ。

Sea the Moon、果たして、父仔2代の凱旋門賞制覇となりますでしょうか。やんちゃぶりが伸び代を感じさせる3歳馬、行く末を見守りたいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#余談。Sea the Moonの伯父Samumは生まれ故郷のカールスホフ牧場で現役種牡馬として頑張っていますが、同牧場では息子のKamsin(2005.4.7)と共に、Dabirsim(2009.2.5)も供用されています。ええ、ハットトリック(2001.4.26)産駒のGI勝ち馬第1号、モルニ賞(仏GI)とジャン・リュック・ラガルデール賞(仏GI)の勝ち馬です。

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