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2014年6月21日 (土)

Australia(2011.4.8)。

Australia 牡 栗毛 2011.4.8生 英国・スタンリーハウススタッド生産 馬主・D.スミス氏ほか 愛国・A.P.オブライエン厩舎

Australia(2011.4.8)の4代血統表
Galileo
鹿毛 1998.3.30
種付け時活性値:1.00

Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
アーバンシー
栗毛 1989.2.18
Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr.Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Allegretta
栗毛 1978.3.10
Lombard 1967
Anatevka 1969
ウィジャボード
鹿毛 2001.3.6
仔受胎時活性値:0.25
Cape Cross
黒鹿毛 1994.3.13
種付け時活性値:1.50
Green Desert
鹿毛 1983.4.16
Danzig 1977.2.12
Foreign Courier 1979.4.11
Park Appeal
黒鹿毛 1982.4.9
Ahonoora 1975.4.12
Balidaress 1973.4.22
Selection Board
鹿毛 1982.4.21
仔受胎時活性値:0.50
Welsh Pageant
鹿毛 1966.4.3
種付け時活性値:1.75
Tudor Melody 1956
Picture Light 1954
Ouija
黒鹿毛 1971
仔受胎時活性値:0.50
★Silly Season
鹿毛 1962.2.23
種付け時活性値:0.00
Samanda
栗毛 1956
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×5>

Australia(2011.4.8)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Galileo
(Sadler's Wells系)
Cape Cross
(Danzig系)
Welsh Pageant
(Owen Tudor系)
★Silly Season
(Tom Fool系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Welsh Pageant 2.75 母がGI7勝の名牝
(No.12-b)
4番仔
(4連産目)

*

第235代英ダービー(GI)馬に輝いたのは、栗毛に薄い流星も美しい、その名もAustralia。道中は中段9番手あたりの外を進み、タッテナムコーナーを回ってから、直線で一気の加速。内から詰め寄る芦毛のKingston Hill(2011.1.15)に1と4分の1馬身差を着けての勝利でした。

世界の競馬」の合田直弘さんの解説によりますと、管理されるA.P.オブライエン調教師は、調教師として史上初の「The Derby3連覇」を果たされたそうな。そしてまた、通算5勝目。Galileo、High Chaparral(1999.3.1)、Camelot(2009.3.5)、Ruler of the World(2010.3.17)、そしてAustraliaの5頭。鞍上のJ.オブライエン騎手はCamelotに続いて、21歳にして英ダービー2勝目となりました。実際のところは分かりませんが、J.オブライエン騎手は身長180cmを超えているとか。体重管理が大変そうですね(^^;)

Australiaの母は、ジャパンカップ(GI)の2年連続参戦で日本でも馴染み深いウィジャボード。同牝馬は英オークス(GI)、愛オークス(GI)、プリンスオブウェールズS(英GI)、香港ヴァーズ(GI)、BCフィリー&メアターフ(米GI)2勝、ナッソーS(英GI)とGI7勝の名牝。現役当時は、第19代ダービー伯爵の唯一の持ち馬としても知られていました。Australiaは、母と同様にスタンリーハウススタッドの生産ですから、 当代のダービー伯爵の生産ということですね。Wikipediaのウィジャボードの記事によると、「生産した馬のうち牡馬は売却、牝馬のみを所有するというスタンス」とのことです。

英ダービー馬と英オークス馬の仔が、英ダービー馬。その第1号は、かのラムタラ(1992.2.2)でしたが、ラムタラの母Snow Bride(1986.2.28)は、1位入線Aliysa(1986.2.11)の降着による英オークス勝利でした。Australiaは、純粋な意味で、英ダービーを1位入線した父と、英オークスを1位入線した母の間から生まれた、英ダービー馬の第1号となりました。

また、中島理論的な見解からは離れますが、「Galileo×Cape Cross牝馬」の組み合わせにより、Australiaの血統内にSea The Stars(2006.4.6)が再現されているのも見て取れますね。そうして見ると、Cape Crossは大した種牡馬ですね。自身はロッキンジS(英GI)を勝ったマイラーでしたが、英ダービー馬の父、英オークス馬の父、さらには英ダービー馬の母父にもなったのですから。もっと言えば、東京優駿(GI)の勝ち馬の母父でもあります。ええ、Sea The Starsと同い年の、ロジユニヴァース(2006.3.11)。東京優駿と言えば、今年2014年の勝ち馬ワンアンドオンリー(2011.2.23)の母父がタイキシャトル(1994.3.23)。つまりは、1998年のジャック・ル・マロワ賞(仏GI)の1、2着馬、代を経て、共に距離をこなす仔を出しているのですから、立派です。

閑話休題。母ウィジャボードが2歳から5歳と息の長い活躍を見せた馬だけに、Australiaの今後も気になりますね。クールモアグループの英ダービー馬としては、オブライエン厩舎の先輩であるHigh Chaparralが、2歳から4歳までキッチリ走りきったことを思い出します。果たして、語源が「南の未知の大地」を名前に戴く、Australiaの進路や如何に。楽しみにしたいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#余談。Australiaの祖母父であるWelsh Pageantも、ロッキンジS2勝のマイル巧者でした。その他にクイーンエリザベスII世S(現英GI)、クイーンアンS(現英GI)、ハンガーフォードS(現英GII)など。

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