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2014年4月

2014年4月30日 (水)

サンライズバッカス(2002.4.30)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第9回は「砂の猛者世代の酒神」を。

サンライズバッカス 牡 黒鹿毛 2002.4.30生 門別・ヤナガワ牧場生産 馬主・松岡隆雄氏 栗東・音無秀孝厩舎→大井・村上頼章厩舎

サンライズバッカス(2002.4.30)の4代血統表

ヘネシー
栗毛 1993.3.25
種付け時活性値:0.00
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
★Northern Dancer 1961.5.27
South Ocean 1967.4.8
Terlingua
栗毛 1976.2.7
Secretariat 1970.3.30
Crimson Saint 1969.3.15
Island Kitty
栗毛 1976.2.23
Hawaii
鹿毛 1964
Utrillo 1958
Ethane 1947
T.C.Kitten
栗毛 1969.3.30
★Tom Cat 1960.3.6
Needlebug 1961.4.17
リアルサファイヤ
黒鹿毛 1986.5.30
仔受胎時活性値:1.75
リアルシャダイ
黒鹿毛 1979.5.27
種付け時活性値:1.50
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Desert Vixen
黒鹿毛 1970.4.19
In Reality 1964.3.1
Desert Trial 1963.5.14
ワールドサファイヤ
栗毛 1979.4.6
仔受胎時活性値:1.50
サーペンフロ
黒鹿毛 1971
種付け時活性値:1.75
Sir Ivor 1965.5.5
Running Blue 1957
トビノボリ
栗毛 1967.3.13
仔受胎時活性値:0.75
ジルドレ
鹿毛 1953
種付け時活性値:1.25
クニノボリ
栗毛 1958.4.25
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:なし>

サンライズバッカス(2002.4.30)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★ヘネシー
(Storm Cat系)
リアルシャダイ
(Roberto系)
サーペンフロ
(Sir Gaylord系)
ジルドレ
(Nearco系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サーペンフロ
(Gainsborough)
6.00 母がGIII勝ち馬
(No.7-c ダイシング系)
8番仔
(空胎後)

*

クニノボリ 1958.4.25 中央0勝
|メジロフレーム 1964.4.22 中央6勝 スプリングS(現GII) 京成杯3歳S(現京王杯2歳S、GII)
|トビノボリ 1967.3.13 不出走
||ワールドサファイヤ 1979.4.6 中央0勝
|||リアルサファイヤ 1986.5.30 中央3勝 フラワーC(GIII)
||||ホーセンホーライ 1994.5.8 中央6勝 準OP3勝
||||サンライズバッカス 2002.4.30 (本馬) 中央6勝 フェブラリーS(GI) 武蔵野S(GIII)ほか重賞2着4回3着6回
|||サファイヤジョオー 1990.4.15 中央0勝
||||マコトシュンレイ 1996.5.29 中央1勝
|||||マコトスパルビエロ 2004.3.29 中央6勝+地方3勝 日本テレビ盃(JpnII) 名古屋グランプリ(JpnII) マーチS(GIII) マーキュリーC(JpnIII)ほか
|ヤマノボリ 1972.3.12 不出走
||メジロエスパーダ 1976.5.14 中央4勝 種牡馬
|メジロドーヤ 1973.3.19 中央0勝
||メジロカーラ 1979.2.16 中央5勝 京都大賞典(現GII)

米国産の輸入牝馬ダイシング(1925)を日本の基礎繁殖とする7号族。ダイシング系からは他にキョウトシチー(1991.5.3)なども出ています。この牝系の歴史も古く、輸入後4分の3世紀を経ても子孫が世代を重ねています。日本の風土に適合し、しっかり根を張る在来牝系。その底力、侮り難しというところです。

*

第24回フェブラリーS(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12 サンライズバッカス 牡5 57 安藤勝己 1:34.8    35.0 484
[-2]
音無秀孝 3
2 7 ブルーコンコルド 牡7 57 幸英明 1:35.0 1.1/2 35.0 516
[+8]
服部利之 2
3 15 ビッググラス 牡6 57 村田一誠 1:35.4 2.1/2 35.9 518
[0]
中尾秀正 9
4 5 カフェオリンポス 牡6 57 岩田康誠 1:35.5 1/2 36.0 506
[-2]
松山康久 15
5 8 フィールドルージュ 牡5 57 C.ルメール 1:35.6 3/4 35.4 500
[0]
西園正都 6

SSの血を持たない馬たちが上位を独占した2007年のフェブラリーS。制したのは、かのカネヒキリ(2002.2.26)にダート戦で初めての敗北を与えた、サンライズバッカスでした。

いわゆる「ディープインパクト世代」の砂路線は、カネヒキリ、ヴァーミリアン(2002.4.10)、サンライズバッカス、フィールドルージュ(2002.4.27)等を始めとして、濃い砂の猛者が揃っていたように思います。2007年のフェブラリーSは、カネヒキリが故障離脱、ヴァーミリアンが海外遠征の準備と、世代の代表格2頭が居ない一戦ではありました。けれど、それでも、主役を張ったのが同世代のサンライズバッカスであったということ。府中ダート1600mの舞台、3歳時の武蔵野S(GIII)でカネヒキリを破ったのは、ダテではありません。古豪ブルーコンコルド(2000.4.11)の追撃を完封しての勝利は、国際GI昇格初回のフェブラリーS勝ち馬に相応しい姿でした。

サンライズバッカスの馬主である松岡隆雄オーナー、並びに生産場であるヤナガワ牧場さんにとっても、このフェブラリーSがJRAGI初勝利でした。時が下って、今年2014年。ヤナガワ牧場さんの生産馬の後輩であるコパノリッキー(2010.3.24)がフェブラリーSを制したと思ったら、高松宮記念(GI)をコパノリチャード(2010.4.15)を勝ち、ヤナガワ牧場さん、出走機会におけるGI連勝を果たされました。これはお見事でした。

そんな報せを故郷で受けたサンライズバッカス。酒神は、牧場の守り神として、これからも後輩たちを見守っていくのでしょう。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年4月26日 (土)

ハナズゴール(2009.4.24)。

ハナズゴール 牝 栗毛 2009.4.24生 浦河・不二牧場生産 馬主・M.タバート氏 美浦・加藤和宏厩舎

ハナズゴール(2009.4.24)の4代血統表

オレハマッテルゼ
栗毛 2000.1.16
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
カーリーエンジェル
栗毛 1990.6.1
ジャッジアンジェルーチ
栗毛 1983.2.22
Honest Pleasure 1973.3.28
Victorian Queen 1971.3.24
ダイナカール
鹿毛 1980.5.10
★ノーザンテースト 1971.3.15
シャダイフェザー 1973.2.20
シャンハイジェル
栗毛 1998.4.21
仔受胎時活性値:0.50

シャンハイ
鹿毛 1989.3.28
種付け時活性値:0.00
Procida
黒鹿毛 1981.3.23
Mr.Prospector 1970.1.28
With Distinction 1973.5.5
Korveya
栗毛 1982.5.26
Riverman 1969
Konafa 1973.4.19
ロイヤルジェリー
鹿毛 1989.5.21
仔受胎時活性値:2.00
Magesterial
鹿毛 1977.2.7
種付け時活性値:0.75
Northern Dancer 1961.5.27
Courting Days 1970.3.31
Quilting Bee
栗毛 1978.4.18
仔受胎時活性値:0.50
Tom Rolfe
鹿毛 1962.4.14
種付け時活性値:1.75
First Feather
栗毛 1963.3.20
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4>

ハナズゴール(2009.4.24)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
オレハマッテルゼ
(Halo系)
★シャンハイ
(Mr.Prospector系)
Magesterial
(Northern Dancer系)
Tom Rolfe
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Tom Rolfe
(Princequillo)
4.50
(No.5-g)
4番仔
(3連産目)

*

GI初制覇がなんと海外、ハナズゴール。豪州3戦目、三度目の正直でゴールを先頭で駆け抜けました。発馬で若干後手を踏んだものの、直線、大外から羽根が生えたかのような、冴えた末脚での最後方からの強襲。お見事でした。そして、オーナーのマイケル・タバート氏にとっても、故郷に錦を飾ることが出来た、というところでしょうか。おめでとうございました。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

<Web Resource>

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2014年4月23日 (水)

ピルサドスキー(1992.4.23)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第8回は「世界のレベルの高さを知らしめた、お茶目な重戦車」を。

ピルサドスキー 牡 鹿毛 1992.4.23生 愛国・バリマコルスタッド生産 馬主・ウェインストック卿 英国・M.R.スタウト厩舎

ピルサドスキー(1992.4.23)の4代血統表
Polish Precedent
鹿毛 1986.3.16
種付け時活性値:1.25

Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Pas de Nom
黒鹿毛 1968.1.27
★Admiral's Voyage 1959.3.23
Petitioner 1952
Past Example
栗毛 1976.4.23
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
Tom Fool 1949.3.31
Busanda 1947
Bold Example
鹿毛 1969.4.28
ボールドラッドUSA 1962.4.23
Lady Be Good 1956.3.9
Cocotte
鹿毛 1983.2.21
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Troy
鹿毛 1976.3.25
種付け時活性値:1.50
Petingo
鹿毛 1965
Petition 1944
Alcazar 1957
La Milo
栗毛 1963
Hornbeam 1953
Pin Prick 1955
Gay Milly
鹿毛 1977.4.5
仔受胎時活性値:1.25
★Mill Reef
鹿毛 1968.2.23
種付け時活性値:0.00
Never Bend 1960.3.15
Milan Mill 1962.2.10
Gaily
黒鹿毛 1971
仔受胎時活性値:1.25
Sir Gaylord
鹿毛 1959.2.12
種付け時活性値:0.75
Spearfish
黒鹿毛 1963.4.27
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Petition5×4>

ピルサドスキー(1992.4.23)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Polish Precedent
(Danzig系)
Troy
(Fairway系)
★Mill Reef
(Never Bend系)
Sir Gaylord
(Turn-to系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Troy
(Cocotte)
6.25 or 4.25 半妹ファインモーション
(No.11)
5番仔
(5連産目)

*

第17回ジャパンカップ(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 ピルサドスキー 牡5 57 M.キネーン 2:25.8    34.6 502
[不明]
M.スタウト 3
2 9 エアグルーヴ 牝4 55 武豊 2:25.8 クビ 34.8 472
[-6]
伊藤雄二 2
3 13 バブルガムフェロー 牡4 57 岡部幸雄 2:26.0 1.1/4 34.9 490
[+4]
藤沢和雄 1
4 12 カイタノ 牡3 55 A.シュタルケ 2:26.1 クビ 34.7 460
[不明]
B.シュッツ 6
5 1 シルクジャスティス 牡3 55 藤田伸二 2:26.2 クビ 34.6 466
[+4]
大久保正陽 4

1997年の第17回ジャパンカップ。レース前から主役は決まっていたようなものでした。下見所で「ぶらーん」と馬っ気を出していたのは、お茶目な重戦車、ピルサドスキー。戦前までバーデン大賞(独GI)、BCターフ(米GI)、エクリプスS(英GI)、愛チャンピオンS(GI)、チャンピオンS(英GI)と、欧米の中距離主要GI5勝の実績馬のその姿に、ファンはちょっと、いえだいぶん心配を覚えたのです。

けれど、ピルサドスキー、本番ではサスガの集中力を見せました。レースは中段やや後方に待機し、スローペースの流れの中で内々を徐々に進出。そして直線、エアグルーヴ(1993.4.6)が先に抜け出したところを、内から猛然と襲い掛ったのが、ピルサドスキー。ええ、大和撫子の尻を追ったイングリッシュジェントルマンという構図(^_^;)。472kgの鹿毛のイイ女に迫った502kgの鹿毛の豪胆馬がクビを低く伸ばし、赤い帽子にウェインストック卿の白い勝負服をまとった鞍上の右ムチに応え、「ダテに種牡馬にはなりません!!」とCX系の中継では堺正幸アナウンサーに叫ばせて、最後は1着でゴールイン。欧米で戦ってきた相手が超一線級ならば、ピルサドスキー自身も超一線級。世界の最前線で戦ってきた馬のプライドが、そこには見えました。そして、この勝利により、前年第16回のシングスピール(1992.2.25)に続き、「Sir」マイケル・スタウト調教師は、調教師として初めてとなるジャパンカップ連覇にして2勝目となりました。

2着に敗れたエアグルーヴ。実はかつて1回だけ、彼女にマイケル・キネーン騎手が騎乗されたことがありました。1995年の阪神3歳牝馬S(現阪神JF、GI)。ビワハイジ(1993.3.7)の2着となった際の鞍上が、キネーン騎手だったのです。「その1回の騎乗でマイケル・キネーンという騎手はエアグルーヴを知ってしまった。それがあのジャパンカップで仇となった」。なんてことを伊藤雄二調教師のインタビュー記事で見かけたような。馬に携わるプロの凄さを思ったものです。また、血統的な奇縁が巡り、後に伊藤雄二調教師と武豊騎手とのコンビでGIを2勝する、ピルサドスキーの半妹が現れます。ご存知ファインモーション(1999.1.27)。エアグルーヴでピルサドスキーに敗れた人々が、ピルサドスキーの半妹をGI馬に育てる。ピルサドスキーとエアグルーヴを巡り、人も馬も、不思議な因縁があったものです。

ピルサドスキーとファインモーション。私にとっても強烈な印象を残してくれた兄妹でした。しかし、悲しいかな、「世代を重ねる」となった時、兄妹共に、その能力の高さを伝えられなかったのが、ただただ残念なことでした。

*

現在は、生まれ故郷のアイルランドにあるアングローヴスタッドで、障害競走用種牡馬として過ごしているというピルサドスキー。日本での繁殖成績については多くを語りませんが、それでもピルサドスキー、昨年2013年のメルボルンカップ(豪GI)を制したFiorente(2008.2.26)の母父として名を残しています。

Fiorenteの生産は、ピルサドスキーと同じバリマコルスタッド。これはバリマコルスタッド、ひいては故ウェインストック卿、そしてウェインストック卿のご家族の矜持を見た感があります。

Fiorente 牡 青鹿毛 2008.2.26生 愛国・バリマコルスタッド生産 馬主・バリマコルスタッド→A.T.Roberts氏ほか 英国・M.R.スタウト厩舎→豪州・G.M.ウォーターハウス厩舎

Fiorente(2008.2.26)の4代血統表
Monsun
黒鹿毛 1990
種付け時活性値:0.25
Konigsstuhl
黒鹿毛 1976
Dschingis Khan
鹿毛 1961
★Tamerlane 1952
Donna Diana 1956
Konigskronung
黒鹿毛 1965
★Tiepoletto 1956
Kronung 1957
Mosella
鹿毛 1985.3.25
Surumu
栗毛 1974.2.26
★Literat 1965
Surama 1970.3.6
Monasia
鹿毛 1979
★Authi 1970.3.14
Monacensia 1969
Desert Bloom
鹿毛 2000.1.19
仔受胎時活性値:1.75
ピルサドスキー
鹿毛 1992.4.23
種付け時活性値:1.75
Polish Precedent
鹿毛 1986.3.16
Danzig 1977.2.12
Past Example 1976.4.23
Cocotte
鹿毛 1983.2.21
Troy 1976.3.25
Gay Milly 1977.4.5
デザートビューティー
鹿毛 1994.2.4
仔受胎時活性値:1.25
Green Desert
鹿毛 1983.4.16
種付け時活性値:0.50
Danzig 1977.2.12
Foreign Courier 1979.4.11
Hellenic
鹿毛 1987.4.25
仔受胎時活性値:1.50
Darshaan
黒鹿毛 1981.4.18
種付け時活性値:1.25
Grecian Sea
栗毛 1978.1.15
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Kaiserkrone(♀)=Kaiseradler5×5(父方)、Danzig4×4(母方)>

Fiorente(2008.2.26)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Monsun
(Blandford系)
ピルサドスキー
(Danzig系)
Green Desert
(Danzig系)
Darshaan
(Mill Reef系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ピルサドスキー
(Pin Prick)
6.50 or 4.50 曾祖母が英GI馬
(No.5-h)
4番仔+
(不受胎後)

高祖父8頭のうち、6頭が0化されるという中島理論的には「ニヤリ」とする配合馬、Fiorente。Fiorenteの祖母デザートビューティーは、カタカナ表記であることでお気付きやも知れませんが、バリマコルスタッドがピルサドスキーを付ける為に日本に送り込んだ肌馬だったんですね。記録を辿れば、2年連続でピルサドスキーを付けており、1998年は不受胎、翌1999年に受胎して、その1999年の夏にバリマコルスタッドに戻ったようです。そうして、Fiorenteの母Desert Broomは2000年に生まれたのでした。

お茶目な重戦車、ピルサドスキー。意地の一発は、故郷を共にする牝馬に注がれ、ようやく花開いたのは、その名も正に「Fiorente」という孫の代でした。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年4月22日 (火)

第74回皐月賞(GI)の勝ち馬。

イスラボニータ 牡 黒鹿毛 2011.5.21生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)社台RH 美浦・栗田博憲厩舎

イスラボニータ(2011.5.21)の4代血統表
フジキセキ
青鹿毛 1992.4.15
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ミルレーサー
鹿毛 1983.5.20
Le Fabuleux
鹿毛 1961
Wild Risk 1940
Anguar 1950
Marston's Mill
黒鹿毛 1975.5.31
In Reality 1964.3.1
Millicent 1969
イスラコジーン
鹿毛 2002.3.7
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Cozzene
芦毛 1980.5.8
種付け時活性値:1.25
Caro
芦毛 1967.4.11
フォルティノ 1959.4.19
Chambord 1955
Ride the Trails
鹿毛 1971.5.28
Prince John 1953.4.6
Wildwook 1965.5.18
Isla Mujeres
鹿毛 1995.2.9
仔受胎時活性値:1.50
Crafty Prospector
栗毛 1979.4.7
種付け時活性値:1.75
★Mr.Prospector 1970.1.28
Real Crafty Lady 1975.4.2
Lido Isle
黒鹿毛 1980.3.2
仔受胎時活性値:1.50
Far North
鹿毛 1973.3.15
種付け時活性値:1.50
She is Gorgeous
鹿毛 1968.1.9
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:In Reality4×5>

イスラボニータ(2011.5.21)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
フジキセキ
(Halo系)
Cozzene
(フォルティノ系)
Crafty Prospector
(Mr.Prospector系)
Far North
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Crafty Prospector
(Princess Roycraft)
5.75 or 3.75 母が米GII2着
(No.4-n)
4番仔+
(不受胎後)

*

では、以下にイスラボニータのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Lido Isle 1980.3.2 米英4勝 イエルバブエナH(米GIII)2着 サンタバーバラH(米GI)3着
|Angel Tears 1986.3.13 米0勝
||Hyroglyphic 1992.3.30 米14勝 バシュフォードマナーS(GIII) サウスウエストS(GIII)2着
||Deeliteful Guy 1999.3.15 米8勝 トロピカルパークダービー(GIII)3着 フレッドW.フーパーH(GIII)3着
|Isla Mujeres 1995.2.9 米1勝
||Shapes and Shadows 2000.1.12 米1勝 セニョリータS(GIII)2着
||イスラコジーン 2002.3.7 米2勝 ミセスリヴィアS(GII)2着 ハニムーンBCH(GII)3着ほかGIII3着
|||イスラボニータ 2011.5.21 (本馬) 皐月賞(GI) 共同通信杯(GIII) 東京スポーツ杯2歳S(GIII)ほか

*

第74回皐月賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 イスラボニータ 牡3 57 蛯名正義 1:59.6    34.6 462
[0]
栗田博憲 2
2 17 トゥザワールド 牡3 57 川田将雅 1:59.8 1 1/4 35.2 510
[-8]
池江泰寿 1
3 18 ウインフルブルーム 牡3 57 柴田大知 1:59.9 1/2 35.6 488
[-2]
宮本博 8
4 1 ワンアンドオンリー 牡3 57 横山典弘 1:59.9 アタマ 34.3 478
[-6]
橋口弘次郎 4
5 8 ステファノス 牡3 57 後藤浩輝 2:00.0 1/2 34.8 468
[0]
藤原英昭 15

道中は中段8番手あたりの外目を気持ち良さそうに追走していたイスラボニータ。直線、楽な手応えを見せて抜け出しに掛かったトゥザワールド(2011.4.12)を、迫力のある末脚で迫ったイスラボニータ。初めての右回りのレースもまったく問題にせず、黒鹿毛の大流星が決勝点前では完全に先頭。伊達や酔狂で、メンバー中唯一の重賞2勝を挙げていた訳ではありません。完勝。イスラボニータ、お見事でした。

種牡馬フジキセキは、16世代目にして、もしかしたらラストクロップになる世代にして、初めてのクラシック制覇となりました。齢重ねても活力が衰えることなくGI馬を送り出せたのは、ただただ、素晴らしい。幾星霜を経て、自身が果たせなかった勝利を、仔が果たす。仔の鞍上が、競走馬フジキセキのデビュー戦の鞍上でもあった蛯名正義騎手だったのも、運命の交差なのかもしれません。20年の年月は、長くもあり、短くもあり。時は駆け、血は巡り、そして人も通います。

これで6戦5勝、2着1回。堂々たる成績で挑む第81回東京優駿(GI)。イスラボニータ、その名の意味は「美しい島」。正に美しい島である日本において、世代の頂点に立つことが出来るでしょうか。夢が走るのは、2014年6月1日日曜日。6週間後を楽しみにしたいと思います。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年4月21日 (月)

第74回桜花賞(GI)の勝ち馬。

ハープスター 牝 鹿毛 2011.4.24生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・松田博資厩舎

ハープスター(2011.4.24)の4代血統表

ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
ヒストリックスター
鹿毛 2005.4.16
仔受胎時活性値:1.25
ファルブラヴ
鹿毛 1998.2.28
種付け時活性値:1.50
Fairy King
鹿毛 1982.3.4
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Gift of the Night
黒鹿毛 1990.2.7
Slewpy 1980.3.28
Little Nana 1975.3.18
ベガ
鹿毛 1990.3.8
仔受胎時活性値:1.50
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.50
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
アンティックヴァリュー
鹿毛 1979.2.25
仔受胎時活性値:0.50
Northern Dancer
鹿毛1961.5.27
種付け時活性値:0.25
Moonscape
鹿毛 1967.3.12
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4・4>

ハープスター(2011.4.24)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
ファルブラヴ
(Northern Dancer系)
トニービン
(カンパラ系)
◆Northern Dancer
(Nearctic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ファルブラヴ
(Djeddah)
4.00 祖母が2冠牝馬
(No.9-f)
3番仔
(3連産目)

*

では、以下に祖母の代からでも十分にお腹いっぱいになる、ハープスターのきらびやかな近親牝系図を示しておきます。

ベガ 1990.3.8 中央4勝 桜花賞(GI) 優駿牝馬(GI) エリザベス女王杯(GI)3着ほか
|アドマイヤベガ 1996.3.12 中央4勝 東京優駿(GI) 京都新聞杯(GII) ラジオたんぱ杯3歳S(当時GIII)ほか
|アドマイヤボス 1997.5.9 中央2勝 セントライト記念(GII) 大阪杯(GII)3着
|アドマイヤドン 1999.5.17 日本UAE10勝 フェブラリーS(GI) 朝日杯FS(GI) 帝王賞(JpnI) JBCクラシック(JpnI)3回 マイルCS南部杯(JpnI)ほか
|キャプテンベガ 2003.3.3 中央5勝 東京新聞杯(GIII)2着ほかGIII3着3回
|ヒストリックスター 2005.4.16 不出走
||ハープスター 2011.4.24 (本馬) 桜花賞 チューリップ賞(GIII) 新潟2歳S(GIII) 阪神JF(GI)2着

言わずもがな、ですね。 

*

第74回桜花賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 18 ハープスター 牝3 55 川田将雅 1:33.3 タイ
レコード
32.9 478
[+2]
松田博資 1
2 12 レッドリヴェール 牝3 55 戸崎圭太 1:33.3 クビ 33.4 418
[0]
須貝尚介 2
3 10 ヌーヴォレコルト 牝3 55 岩田康誠 1:33.4 3/4 33.8 438
[0]
斎藤誠 5
4 15 ホウライアキコ 牝3 55 和田竜二 1:33.6 1 1/2 34.1 442
[-4]
南井克巳 6
5 6 レーヴデトワール 牝3 55 福永祐一 1:33.6 アタマ 33.9 464
[+2]
松田博資 7

祖母ベガに続いて、西の一等星として、桜冠を蹄中に収めたハープスター。仁川芝1600mの大外18番枠からの発走は、新コースとはいえ、うら若き乙女の戦いでは不利なはず。それでも、ユウガを乗せた優雅な良血の才媛は、我が道を往くべく最後方から進み、4角から直線だけで同期生17頭を蹴散らしてしまいました。上がり3ハロンの推定タイムは、32秒9。「どんな瞬発力やねん」と思いつつ、一方では、「そんなに無理させなくても」とも思いましたが……。

ともあれ、ハープスターによる勝利により、ディープインパクトは産駒が桜花賞4連覇を果たしました。マルセリーナ(2008.2.17)、ジェンティルドンナ(2009.2.20)、アユサン(2010.2.21)、そしてハープスター。同一種牡馬による同一クラシック4連覇は、パーソロン(1960)による優駿牝馬4連覇以来の快挙。血統ブログらしく、パーソロンの娘たち4頭の名前も挙げておくと、カネヒムロ(1968.3.26)、タケフブキ(1969.4.13)、ナスノチグサ(1970.3.27)、トウコウエルザ(1971.5.3)。中でも、カネヒムロが優駿牝馬を制した折の馬体重384kgは、近年の馬体の大型化に伴い、ほとんど破られることはないであろう、中央競馬のクラシック最軽量勝ち馬の記録です。そしてまた、カネヒムロは繁殖牝馬としても初仔にカネミノブ(1974.5.23)を産み、母仔で八大競走制覇を遂げるという偉業を成しました。

閑話休題。第74回桜花賞の2着には、さしもの2歳牝馬王者レッドリヴェール(2011.2.19)。4ヶ月ぶりの実戦もいとやせず、ハープスターから「クビ」差で踏み止まるあたり、彼女の能力の高さを伺わせます。赤い夢見人の進路は、5月25日か、あるいは6月1日か。一戦入魂の彼女の勝負根性が見せてくれる走り、次もまた楽しみにしたいと思います。

果たして、新しき西の一等星は、祖母に続いて、東の空にも輝くのか。「まずは無事に」と願い、織姫と同期生たちの府中の戦いに、思いを馳せたいと思います。

 

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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第44回高松宮記念(GI)の勝ち馬。

コパノリチャード 牡 黒鹿毛 2010.4.15生 日高・ヤナガワ牧場生産 馬主・小林祥晃氏 栗東・宮徹厩舎

コパノリチャード(2010.4.15)の4代血統表

ダイワメジャー
栗毛 2001.4.8
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
スカーレットブーケ
栗毛 1988.4.11
★ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
スカーレットインク
栗毛 1971.5.5
Crimson Satan 1959.5.4
Consentida 1962.4.6
ヒガシリンクス
鹿毛 1999.5.9
仔受胎時活性値:0.50
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.75
カンパラ
鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970.4.30
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
ビッグラブリー
鹿毛 1992.2.9
仔受胎時活性値:1.50
Caerleon
鹿毛 1980.3.27
種付け時活性値:0.75
Nijinsky 1967.2.21
Foreseer 1969.4.12
アルガリー
栗毛 1985.3.30
仔受胎時活性値:1.50
Blushing Groom
栗毛 1974
種付け時活性値:0.50
シンティレート
鹿毛 1976.1.24
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>

コパノリチャード(2010.4.15)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ダイワメジャー
(Halo系)
トニービン
(ゼダーン系)
Caerleon
(Nijinsky系)
Blushing Groom
(Red God系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
トニービン
(Lady Juror)
5.50 or 3.50
(No.6-b)
7番仔
(5連産目)

*

では、以下にコパノリチャードのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

アルガリー 1985.3.30 英0勝
|ビッグラブリー 1992.2.9 中央1勝
||ヒガシリンクス 1999.5.9 不出走
|||サイモンロード 2008.4.29 現役 かきつばた記念(JpnIII)3着ほか
|||コパノリチャード 2010.4.15 (本馬) 高松宮記念(GI) スワンS(GII) 阪急杯(GIII) アーリントンC(GIII)
|ウェディングベリー 1993.4.24 中央2勝
||コパノフウジン 2002.2.13 中央4勝 福島民友C(OP) GIII2着4回 GIII3着1回

私は近親牝系図を示す際、基本、曾祖母までにしているのですが、コパノリチャードの高祖母まで遡ると、高祖母シンティレートは英オークス(GI)馬です。シンティレートは半姉Juliette Marny(1972)が英オークス(=姉妹制覇)、愛オークス(GI)を勝ち、半兄Julio Mariner(1976)が英セントレジャー(GI)を勝っており、きょうだい3頭で英愛クラシック4勝という素晴らしさです。

*

第44回高松宮記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 コパノリチャード 牡4 57 M.デムーロ 1:12.2    37.2 484
[-4]
宮徹 3
2 17 スノードラゴン 牡6 57 大野拓弥 1:12.7 3 36.1 510
[-4]
高木登 8
3 9 ストレイトガール 牝5 55 岩田康誠 1:12.9 1 1/4 37.0 454
[+2]
藤原英昭 1
4 16 エーシントップ 牡4 57 武幸四郎 1:12.9 クビ 38.4 526
[-6]
西園正都 15
5 12 ハクサンムーン 牡5 57 酒井学 1:13.0 1/2 36.5 474
[-6]
西園正都 2

コパノリチャード、前走阪急杯4馬身差の圧勝の勢いそのままに、初の1200m戦となった高松宮記念でも3馬身差の快勝を収めました。

逃げなくとも、番手辺りからレースが出来るようになったというのは、古馬になっての成長なのでしょう。ダイワメジャーの仔、中島理論的には0交配馬ですが、齢重ねて良くなる特性を受け継いでいるのでしょう。左回りで良いところを見せたのは、最優性先祖トニービンらしさでもあるとも思いました。

そしてまた、ヤナガワ牧場&小林祥晃オーナーにとっては、フェブラリーS(GI)のコパノリッキー(2010.3.24)に続いての、GI出走機会における連続GI勝利となりました。これは、ただただ素晴らしい。

コパノリチャード、ロードカナロア(2008.3.11)が不在となった後のスプリント界の新たな王者として、これからも速く強いところを見せ続けて欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年4月19日 (土)

第74回皐月賞(GI)の出走予定馬について。

第74回皐月賞(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ワンアンドオンリー
(2011.2.23)
[A4]
3番仔
(3連産目)
ハーツクライ タイキシャトル Danzig Mr.Prospector
2 イスラボニータ
(2011.5.21)
[4-n]
2番仔+
(不受胎後)
フジキセキ Cozzene Crafty Prospector Far North
3 クラリティシチー
(2011.3.9)
[2-f]
2番仔
(2連産目)
キングカメハメハ スペシャルウィーク オジジアン Miswaki
4 クリノカンパニー
(2011.4.30)
[7-c アストニシメント系]
初仔 カンパニー パラダイスクリーク メジロライアン ノーザンディクテイター
5 アデイインザライフ
(2011.2.11)
[9-e コランディア系]
2番仔
(2連産目)
ディープインパクト サクラバクシンオー デインヒル マルゼンスキー
6 アドマイヤデウス
(2011.6.6)
[1-l]
6番仔
(2連産目)
アドマイヤドン サンデーサイレンス Be My Guest ★Ela-Mana-Mou
7 トーセンスターダム
(2011.3.14)
[9-a]
3番仔
(3連産目)
ディープインパクト エンドスウィープ ノーザンテースト Crafty Prospector
8 ステファノス
(2011.2.13)
[10-a]
初仔 ディープインパクト クロフネ Seeking the Gold Chief's Crown
9 スズカデヴィアス
(2011.5.8)
[1-t]
3番仔
(3連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス Seattle Slew Fairy King
10 ベルキャニオン
(2010.2.5)
[4-n]
5番仔
(5連産目)
ディープインパクト フレンチデピュティ Caerleon Desert Wine
11 ロサギガンティア
(2011.4.18)
[8-b]
初仔 フジキセキ Big Shuffle シャーディー Prince Ippi
12 タガノグランパ
(2011.4.30)
[9-e]
2番仔
(2連産目)
キングカメハメハ スペシャルウィーク グルームダンサー Danzig
13 キングズオブザサン
(2011.5.14)
[9-c]
7番仔+
(3連産目)
チチカステナンゴ サンデーサイレンス Affirmed Minnesota Mac
14 バウンスシャッセ
(2011.5.6)
[2-e]
7番仔+
(7連産目+)
ゼンノロブロイ ★Halling Fairy King レッドアラート
15 コウエイワンマン
(2011.4.10)
[16 ローズホーキンス系]
6番仔
(6連産目)
ジャングルポケット アジュディケーティング タイテエム フジオンワード
16 アジアエクスプレス
(2011.2.9)
[4-m]
3番仔+
(3連産目+)
ヘニーヒューズ Running Stag Notebook Deputy Minister
17 トゥザワールド
(2011.4.12)
[9-f]
8番仔
(6連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス ◆Nureyev ★Sharpen Up
18 ウインフルブルーム
(2011.3.25)
[12-f ロイヤルアグリーメント系]
10番仔
(6連産目)
スペシャルウィーク サクラユタカオー ノーザンテースト ★エルセンタウロ

多士済々の一戦を制するのは、果たしてどの馬人なのか。第74回皐月賞。

  1. トーセンスターダム
  2. イスラボニータ
  3. ロサギガンティア
  4. トゥザワールド
  5. ワンアンドオンリー
  6. アジアエクスプレス
  7. アドマイヤデウス

勝ち馬の紹介が出来ておらず恐縮ですが、今春の高松宮記念(GI)、桜花賞(GI)は共に「父から0交配を受けたSS系馬」の勝利でした。ならば、「流れに乗って、この皐月賞も」と見れば、やはり3戦3勝のトーセンスターダムに目が行ってしまいます。彼の牝系は、カンパニー(2001.4.24)やトーセンジョーダン(2006.2.4)等の近親活躍馬から考えると、「真に実が入るのは古馬になってから」と思うのですけれど、現時点でも、そのスケールに期待したいと思います。

イスラボニータとロサギガンティア。種牡馬フジキセキ(1992.4.15)は、もしかしたら、現3歳世代がラストクロップになるかも知れません。そんな中で2頭の候補を送り出して来たのですから、サスガというところです。2頭に共通するところとして、「母が前年産駒なし後の仔」というバックボーンがあります。あのハープスター(2011.4.24)以外には負けていないイスラボニータ、そして藤沢和雄調教師に悲願の牡馬クラシックを贈りたいロサギガンティア。2頭共に注目です。

4連勝で皐月賞に臨む弥生賞(GII)勝ち馬トゥザワールド。キャロットファームの勝負服、桃色の帽子、そして川田将雅騎手と来れば、前週の桜花賞を想起してしまいますが、中山芝2000m、混戦のGIで8枠が果たして吉と出るか凶と出るか。トゥザヴィクトリー(1996.2.22)の仔、5連勝で勝利を掴むことが出来るでしょうか。あ、「ヴィクトリー」で思い出しましたけれど、2007年の皐月賞を制したヴィクトリー(2004.4.3)は、同じ8枠17番からの発進でしたね(^^;)

1枠1番を引いたのは、その名も似つかわしいワンアンドオンリー。鞍上に、中山の内ラチ沿いを走らせれば右に出るものが居ない魔術師、横山典弘騎手を据えて挑むこの皐月賞。世代トップの唯一無二の存在になれるのか、ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)の勝ち馬、その走りを楽しみにします。

2歳王者アジアエクスプレス。前走のスプリングS(GII)で初の敗北を喫しましたが、捲土重来がクラシックの舞台になるならば、痛快。SSフリー馬は18頭中3頭ですが、その中から1頭を選ぶとなれば、やはり彼ですね。芝と砂、共に高い能力を見せる彼にとって、この一戦が試金石。

最後に、しぶとくこの舞台に上がって来た、アドマイヤデウス。母の6番仔で6月6日生まれの彼が収まったのが、3枠6番。アドマイヤドン(1999.5.17)の仔というのも泣かせます。祖母アドマイヤラピス(1992.4.15)、叔父アドマイヤフジ(2002.3.1)と、中山得手な印象もある1号族。同牝系にはフサイチコンコルド(1993.2.1)、アンライバルド(2006.4.13)、上述のヴィクトリー等の姿も見えます。不気味な惑星。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年4月16日 (水)

ミホシンザン(1982.4.16)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第7回は、皐月賞賞(GI)ウィークに似つかわしい第45回の優勝馬にして「シンザンの最高傑作」を。

ミホシンザン 牡 鹿毛 1982.4.16生 浦河・日進牧場生産 馬主・堤勘時氏 美浦・田中朋次郎厩舎

ミホシンザン(1982.4.16)の4代血統表
シンザン
鹿毛 1961.4.2
種付け時活性値:1.00
ヒンドスタン
黒鹿毛 1946
Bois Roussel
黒鹿毛 1935
★Vatout 1926
Plucky Liege 1912
Sonibai
鹿毛 1939
★Solario 1922
Udaipur 1929
ハヤノボリ
栗毛 1949.6.4
ハヤタケ
鹿毛 1939
セフト 1932
飛龍 1929
第五バツカナムビユーチー
栗毛 1941.4.16
トウルヌソル 1922
バツカナムビユーチー 1929.4.18
ナポリジヨオー
栗毛 1975.3.31
仔受胎時活性値:1.50

ムーテイエ
栗毛 1958.3.16
種付け時活性値:0.00
Sicambre
黒鹿毛 1948
Prince Bio 1941
Sif 1936
Ballynash
鹿毛 1946
Nasrullah 1940.3.2
Ballywellbroke 1933
タイタイ
栗毛 1969
仔受胎時活性値:1.25
Will Somers
黒鹿毛 1955
種付け時活性値:1.25
Tudor Minstrel 1944
クヰーンスジエスト 1946
Anneiv
栗毛 1964
仔受胎時活性値:1.00
ヴィエナ
栗毛 1957
種付け時活性値:1.50
Singing Sister
栗毛 1954
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Gainsborough5×5(父方)、Nearco5×5(母方)>

ミホシンザン(1982.4.16)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
シンザン
(Bois Roussel系)
ムーティエ
(Sicambre系)
Will Somers
(Hyperion系)
ヴィエナ
(Hyperion系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ヴィエナ
(タイタイ)
4.00
(No.9-c)
2番仔
(2連産目)

*

第45回皐月賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 馬体重 調教師
1 13 ミホシンザン 牡3 57 柴田政人 2:02.1    472 田中朋次郎 1
2 9 スクラムダイナ 牡3 57 岡部幸雄 2:02.9 5 466 矢野進 4
3 5 サクラサニーオー 牡3 57 小島太 2:03.0 3/4 462 境勝太郎 2
4 3 ブラックスキー 牡3 57 郷原洋行 2:03.1 クビ 496 矢野照正 5
5 7 スーパーグラサード 牡3 57 中野栄治 2:03.2 クビ 426 清水美波 18

同世代では一歩抜きん出た存在であることを知らしめた、皐月賞5馬身差勝ち。4戦4勝での快勝劇に「3年連続3冠馬の誕生」も期待されましたが、左前脚の骨折で、叶わず。ミホシンザンの真の能力は、このレースの後は、見られなかったのではないでしょうか。

*

第46回菊花賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 馬体重 調教師
1 12 ミホシンザン 牡3 57 柴田政人 3:08.1    488 田中朋次郎 1
2 11 スダホーク 牡3 57 田原成貴 3:08.3 1.1/4 452 古山良司 2
3 15 サクラサニーオー 牡3 57 東信二 3:08.3 クビ 460 境勝太郎 5
4 17 サクラユタカオー 牡3 57 岩元市三 3:08.6 2 516 境勝太郎 6
5 18 トレードマーク 牡3 57 菅野昭夫 3:08.8 1.1/4 490 富田六郎 8

淀のクラシック最終戦で、世代最強であることを改めて見せ付けた、ミホシンザン。日本ダービー(GI)を制したシリウスシンボリ(1982.3.26)が居ない舞台では、敗れる訳にはいきませんでした。

*

第95回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
4F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 ミホシンザン 牡5 58 柴田政人 3:20.4    48.1 496
[+2]
田中朋次郎 1
2 5 アサヒエンペラー 牡4 58 蛯沢誠治 3:20.6 ハナ+
1.1/4
48.5 522
[-8]
加藤修甫 4
3 8 スダホーク 牡5 58 田村正光 3:20.8 1.1/2 48.2 468
[-6]
古山良司 3
4 3 マルブツファースト 牡5 58 村本善之 3:20.9 1/2 48.7 448
[-2]
大久保正陽 6
5 10 クシロキング 牡5 58 河内洋 3:20.9 ハナ 48.4 480
[-2]
中野隆良 5

記録を振り返れば、父の所縁の京都競馬場では、3戦3勝。最悪の体調でも、最後の最後まで諦めずに踏ん張った、ミホシンザン。決勝点、外のニシノライデン(1981.3.20)の脚勢が優っているかに見えましたが、鞍上のイン突きに応えて、「ハナ」だけ譲らずに先頭で駆けました。

*

「父を超える夢」は、その生命力の遺伝の確かさを以て、果たされるのでしょうか。

父が持つ、日本のサラブレッド系種の長寿記録である35歳3ヶ月と11日まで、あと3年と3ヶ月と11日。

父の終の棲家だった谷川牧場に戻ったミホシンザン、父を超えるべく、先に逝ってしまった仔の分も、長生きして欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年4月 9日 (水)

テイエムオーシャン(1998.4.9)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第6回は、桜花賞(GI)ウィークに似つかわしい「日本におけるダンシングブレーヴの最高傑作」を。

テイエムオーシャン 牝 鹿毛 1998.4.9生 浦河・川越俊樹氏生産 馬主・竹園正繼氏 栗東・西浦勝一厩舎

テイエムオーシャン(1998.4.9)の4代血統表
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
種付け時活性値:1.50
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Goofed
栗毛 1960.3.29
Court Martial 1942
Barra 1950
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone
芦毛 1966.4.1
Sir Gaylord 1959.2.12
Cap and Bells 1958.5.21
Olmec
栗毛 1966
Pago Pago 1960
Chocolate Beau 1958.3.12
リヴァーガール
鹿毛 1991.3.14
仔受胎時活性値:1.50

リヴリア
鹿毛 1982.4.20
種付け時活性値:0.00
Riverman
鹿毛 1969
Never Bend 1960.3.15
River Lady 1963.5.17
Dahlia
栗毛 1970.3.25
Vaguely Noble 1965.5.15
Charming Alibi 1963.3.7
エルプス
栗毛 1982.5.3
仔受胎時活性値:2.00
マグニテュード
鹿毛 1975.3.16
種付け時活性値:1.50
Mill Reef 1968.2.23
Altesse Royale 1968
ホクエイリボン
栗毛 1973.5.28
仔受胎時活性値:2.00
イーグル
黒鹿毛 1958
種付け時活性値:1.50
クインエポロ
栗毛 1964.6.6
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:Court Martial4×5、Never Bend4×5(母方)>

テイエムオーシャン(1998.4.9)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ダンシングブレーヴ
(Lyphard系)
★リヴリア
(Riverman系)
マグニテュード
(Mill Reef系)
イーグル
(Fairway系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ダンシングブレーヴ 7.50 祖母が桜花賞馬
(No.12 ビユーチフルドリーマー系)
2番仔
(2連産目)

*

第52回阪神3歳牝馬S(現阪神JF、GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 9 テイエムオーシャン 牝2 53 本田優 1:34.6    35.5 438
[0]
西浦勝一 1
2 6 ダイワルージュ 牝2 53 北村宏司 1:34.9 2 35.4 478
[-12]
上原博之 6
3 4 リワードアンセル 牝2 53 後藤浩輝 1:35.0 1/2 35.4 422
[+4]
田中清隆 7
4 5 ローレルプリンセス 牝2 53 R.フラッド 1:35.1 クビ 35.2 460
[-6]
山内研二 13
5 18 タカラサイレンス 牝2 53 武豊 1:35.4 1.3/4 35.3 410
[-4]
国枝栄 3

最後の阪神3歳牝馬Sを制したのは、札幌3歳S(現札幌2歳S、GIII)3着から直行でここに挑んだ、テイエムオーシャン。鞍上の本田優騎手(現調教師)にとっては、前身の阪神3歳Sをゴールドシチー(1984.4.16)で制して以来、14年ぶりのGI勝利でした。

騎手デビュー以来、年間の勝利数が2ケタを割ることはなく、コンスタントに巧い騎乗を見せられていた本田騎手。2000年代は、西浦勝一調教師の育てられた名馬の主戦として重賞勝ちを重ねられて行くのですが、この阪神3歳牝馬Sが、その始まりでした。

*

第61回桜花賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 テイエムオーシャン 牝3 55 本田優 1:34.4    34.8 444
[+8]
西浦勝一 1
2 13 ムーンライトタンゴ 牝3 55 四位洋文 1:34.9 3 34.4 410
[+4]
安田隆行 4
3 12 ダイワルージュ 牝3 55 北村宏司 1:34.9 クビ 34.6 478
[-8]
上原博之 2
4 16 ハッピーパス 牝3 55 岡部幸雄 1:34.9 ハナ 35.0 446
[+2]
藤沢和雄 3
5 3 マイネカプリース 牝3 55 安藤勝己 1:34.9 クビ 35.0 454
[-8]
萱野浩二 13

この桜花賞は現地で見ていたのです。POGでの選択馬だったサクセスストレイン(1998.4.9)を応援する為に。ちゃんとデビュー前に選択していたんですよ。福島の新馬戦を勝ってくれた時は嬉しかったですし、やはり福島の500万下を勝って挑んだ暮れの中山のフェアリーS(GIII)は2着。そして年明けのクイーンC(GIII)では重賞勝ちと、十二分に頑張ってくれました。フェアリーSとクイーンCは複勝を買うという、弱気な応援をしていました^^;

けれど、桜花賞はサスガに敷居が高かった。サクセスストレインと同じ4月9日生まれのGI馬テイエムオーシャンが、3馬身差の楽勝を収めるという結果。上述の阪神3歳牝馬S、年明け初戦のチューリップ賞(GIII)、そして桜花賞と、仁川芝1600mの重賞を3連勝。そうして、祖母エルプスに続く桜花賞勝利となりました。

#余談。サクセスストレインは、初仔のゴールドストレイン(2005.3.20)を記事にしたことがありました。まま、どちらかというと、サクセスストレインについての記事でしたが。

*

第6回秋華賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 テイエムオーシャン 牝3 55 本田優 1:58.5    35.4 442
[+2]
西浦勝一 1
2 9 ローズバド 牝3 55 横山典弘 1:58.6 3/4 34.6 422
[-4]
橋口弘次郎 2
3 6 レディパステル 牝3 55 蛯名正義 1:58.9 2 35.4 446
[-6]
田中清隆 3
4 10 サクセスストレイン 牝3 55 木幡初広 1:59.0 クビ 35.5 460
[0]
稲葉隆一 8
5 18 ショウナンバーキン 牝3 55 横山義行 1:59.2 1.1/4 35.6 444
[-6]
大久保洋吉 16

更新しなくなって久しい表のページの、第62回オークス出走馬(その1)という記事で書いていました。

また、3歳春のダンシングブレーヴ産駒は、自身の「生真面目さ」を上手くなだめることが出来ず、距離に泣くケースが多く見られます。身体能力の高さははっきり最上位です。が、現時点での「気持ちの先走り過ぎなところ」にやや不安が残ります。一夏越えた後の京都の秋華賞は楽勝しそうですが……。

果たせるかなテイエムオーシャン、オークス3着からぶっつけで挑んだ秋華賞を、先行3番手からの受けて立つ競馬で、勝ち切りました。終わってみれば、4着のサクセスストレインまで、オークスの1着~4着が上位を占め直すという結果でした。

また、この秋華賞には、シルキードルチェ(1998.3.6)が出走していたのですが、彼女は一口の出資馬選びの際に助言させて頂いた馬でした。満3歳夏に未勝利戦と西海賞(牝馬限定の1000万下)を連闘で連勝した時は、「あぁ、良かったなぁ」と、本当に思ったものです。祖母モリタ(1978.10.30)、伯父マーベラスクラウン(1990.3.19)という血統馬。400kg程の小さな牝馬でしたが、気品のある栃栗毛の流星、馬相がとても美しい、思い出深い馬の1頭です。

*

竹園正繼オーナーにとっては、テイエムオーシャンとテイエムオペラオー(1996.3.13)のカップリングは、正に夢の配合なのでしょう。

いえ、個人馬主の域を超えて、このGI馬どうしならば、どうあっても夢の配合。

近年は別系統の種牡馬も配されているようですが、初仔のテイエムユメノコ(2006.2.7)は世代を重ねるべく、繁殖牝馬となっています。

エルプスの血が孫の代で花開いたように、テイエムオーシャンの血も孫の代で花開くやも知れません。

いえいえ、「咲くも良し 散るもまた良し 桜花(さくらばな)」ならば、テイエムオーシャン、女盛りの16歳、もうひと花もふた花も咲かせて欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2014年4月 3日 (木)

タムロチェリー(1999.4.2)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第5回は「オリビエの恐ろしさを改めて思った馬」を。

タムロチェリー 牝 栗毛 1999.4.2生~2007.8.15没 青森・諏訪牧場生産 馬主・谷口屯氏 栗東・西園正都厩舎

タムロチェリー(1999.4.2)の4代血統表
セクレト
鹿毛 1981.2.12
種付け時活性値:0.25
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic
黒鹿毛 1954.2.11
Nearco 1935.1.24
Lady Angela 1944
Natalma
鹿毛 1957.3.26
Native Dancer 1950.3.27
Almahmoud 1947
Betty's Secret
鹿毛 1977
Secretariat
栗毛 1970.3.30
Bold Ruler 1954.4.6
Somethingroyal 1952 ♀
Betty Loraine
栗毛 1965
Prince John 1953
Gay Hostess 1957
ミスグローリー
栃栗毛 1990.6.9
仔受胎時活性値:.2.00
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
種付け時活性値:1.75
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
アンジェリカ
黒鹿毛 1970.3.29
ネヴァービート 1960
スターハイネス 1964.3.10
グラッドタイディングス
黒鹿毛 1979.3.2
仔受胎時活性値:0.50
Pharly
栗毛 1974
種付け時活性値:1.00
Lyphard 1969.5.10
Comely 1966
Gaily
黒鹿毛 1971
仔受胎時活性値:0.75
Sir Gaylord
鹿毛 1959
種付け時活性値:0.75
Spearfish
黒鹿毛 1963
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer2×5、Somethingroyal(♀)4×5、Hyperion5×5、Nasrullah5×5、Princequillo5×5(父方)>

タムロチェリー(1999.4.2)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
セクレト
(Northern Dancer系)
サクラユタカオー
(Princely Gift系)
Pharly
(Lyphard系)
Sir Gaylord
(Turn-to系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サクラユタカオー
(Chamossaire)
6.00 ピルサドスキーと同牝系
(No.11)
4番仔
(4連産目)

*

第53回阪神JF(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 タムロチェリー 牝2 54 O.ペリエ 1:35.1    35.2 442
[-6]
西園正都 7
2 2 アローキャリー 牝2 54 K.ファロン 1:35.2 1/2 35.8 450
[-2]
山内研二 9
3 3 オースミコスモ 牝2 54 常石勝義 1:35.2 クビ 35.6 426
[0]
中尾正 2
4 11 キタサンヒボタン 牝2 54 須貝尚介 1:35.3 クビ 35.7 470
[0]
須貝彦三 1
5 14 マイネヴィータ 牝2 54 中舘英二 1:35.3 クビ 35.7 478
[+2]
田村康仁 4

更新しなくなって久しい表のページの、2001年の阪神JFの記事から引いておきますと、

▲はペリエ騎手、いやもとい、タムロチェリー。理由は言わずもがなです。「2度あることは3度ある」、「まだはもう、もうはまだ」です。

印は以上の6点としておきますが、1枠と4枠に入った外国人騎手の騎乗馬が、一発カマシそうな感じはします。

オリビエ・ペリエ騎手は前々週のマイルCS(GI)をゼンノエルシド(1997.3.26)で、前週のジャパンカップ(GI)をジャングルポケット(1998.5.7)で制していて、この阪神JFでJRA史上初の3週連続GI制覇がかかっていました。また、このレースの1枠と4枠に入った馬の鞍上4人が、いずれも 外国人騎手であった為、一発カマシそうな予感があったのでした。

果たせるかな、タムロチェリー。栗毛も鮮やかに水色に赤の星ひとつのブリンカー、そして青色の帽子に「桃、袖水色一本輪」をまとったペリエ騎手を背に、同期生17頭を従えて堂々の1着ゴールイン。

それは、生産牧場の大先輩であるグリーングラス(1973.4.5)が制した1979年の有馬記念(現GI)以来、実に22年ぶりの青森県産馬によるGI制覇の瞬間でもありました。

*

青森県産馬久々のGI馬として、名門復活の旗手となるべく、故郷で繁殖牝馬となったタムロチェリー。けれど、悲しいかな、満8歳の夏、がんの為に早世してしまいました。

タムロチェリー最後の仔となった3番仔タムロスカイ(2007.5.8)は、2013年のメイS(OP)を18頭立て16番人気で制するなど、母譲りの一発を見せて、オープン馬として現役で頑張っています。

そしてまた、タムロチェリーの血は、牝系としては、シルバーチャーム(1994.2.22)との間に出来た娘、2番仔タムロブライト(2006.4.30)が、つないでくれています。一子相伝の血が輝く時が来ることを、ただただ、信じたいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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