第74回皐月賞(GI)の勝ち馬。

イスラボニータ 牡 黒鹿毛 2011.5.21生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)社台RH 美浦・栗田博憲厩舎

イスラボニータ(2011.5.21)の4代血統表
フジキセキ
青鹿毛 1992.4.15
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ミルレーサー
鹿毛 1983.5.20
Le Fabuleux
鹿毛 1961
Wild Risk 1940
Anguar 1950
Marston’s Mill
黒鹿毛 1975.5.31
In Reality 1964.3.1
Millicent 1969
イスラコジーン
鹿毛 2002.3.7
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Cozzene
芦毛 1980.5.8
種付け時活性値:1.25
Caro
芦毛 1967.4.11
フォルティノ 1959.4.19
Chambord 1955
Ride the Trails
鹿毛 1971.5.28
Prince John 1953.4.6
Wildwook 1965.5.18
Isla Mujeres
鹿毛 1995.2.9
仔受胎時活性値:1.50
Crafty Prospector
栗毛 1979.4.7
種付け時活性値:1.75
★Mr.Prospector 1970.1.28
Real Crafty Lady 1975.4.2
Lido Isle
黒鹿毛 1980.3.2
仔受胎時活性値:1.50
Far North
鹿毛 1973.3.15
種付け時活性値:1.50
She is Gorgeous
鹿毛 1968.1.9
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:In Reality4×5>

イスラボニータ(2011.5.21)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
フジキセキ
(Halo系)
Cozzene
(フォルティノ系)
Crafty Prospector
(Mr.Prospector系)
Far North
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Crafty Prospector
(Princess Roycraft)
5.75 or 3.75 母が米GII2着
(No.4-n)
4番仔+
(不受胎後)

*

では、以下にイスラボニータのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Lido Isle 1980.3.2 米英4勝 イエルバブエナH(米GIII)2着 サンタバーバラH(米GI)3着
|Angel Tears 1986.3.13 米0勝
||Hyroglyphic 1992.3.30 米14勝 バシュフォードマナーS(GIII) サウスウエストS(GIII)2着
||Deeliteful Guy 1999.3.15 米8勝 トロピカルパークダービー(GIII)3着 フレッドW.フーパーH(GIII)3着
|Isla Mujeres 1995.2.9 米1勝
||Shapes and Shadows 2000.1.12 米1勝 セニョリータS(GIII)2着
||イスラコジーン 2002.3.7 米2勝 ミセスリヴィアS(GII)2着 ハニムーンBCH(GII)3着ほかGIII3着
|||イスラボニータ 2011.5.21 (本馬) 皐月賞(GI) 共同通信杯(GIII) 東京スポーツ杯2歳S(GIII)ほか

*

第74回皐月賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 イスラボニータ 牡3 57 蛯名正義 1:59.6    34.6 462
[0]
栗田博憲 2
2 17 トゥザワールド 牡3 57 川田将雅 1:59.8 1 1/4 35.2 510
[-8]
池江泰寿 1
3 18 ウインフルブルーム 牡3 57 柴田大知 1:59.9 1/2 35.6 488
[-2]
宮本博 8
4 1 ワンアンドオンリー 牡3 57 横山典弘 1:59.9 アタマ 34.3 478
[-6]
橋口弘次郎 4
5 8 ステファノス 牡3 57 後藤浩輝 2:00.0 1/2 34.8 468
[0]
藤原英昭 15

道中は中段8番手あたりの外目を気持ち良さそうに追走していたイスラボニータ。直線、楽な手応えを見せて抜け出しに掛かったトゥザワールド(2011.4.12)を、迫力のある末脚で迫ったイスラボニータ。初めての右回りのレースもまったく問題にせず、黒鹿毛の大流星が決勝点前では完全に先頭。伊達や酔狂で、メンバー中唯一の重賞2勝を挙げていた訳ではありません。完勝。イスラボニータ、お見事でした。

種牡馬フジキセキは、16世代目にして、もしかしたらラストクロップになる世代にして、初めてのクラシック制覇となりました。齢重ねても活力が衰えることなくGI馬を送り出せたのは、ただただ、素晴らしい。幾星霜を経て、自身が果たせなかった勝利を、仔が果たす。仔の鞍上が、競走馬フジキセキのデビュー戦の鞍上でもあった蛯名正義騎手だったのも、運命の交差なのかもしれません。20年の年月は、長くもあり、短くもあり。時は駆け、血は巡り、そして人も通います。

これで6戦5勝、2着1回。堂々たる成績で挑む第81回東京優駿(GI)。イスラボニータ、その名の意味は「美しい島」。正に美しい島である日本において、世代の頂点に立つことが出来るでしょうか。夢が走るのは、2014年6月1日日曜日。6週間後を楽しみにしたいと思います。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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