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2014年3月19日 (水)

エリモシック(1993.3.19)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2014年も毎週水曜日にお届けしたいと思います。その第3回は「『京都の外回りは的場均』を改めて知らしめた馬」を。

エリモシック 牝 青鹿毛 1993.3.19生 えりも・えりも農場生産 馬主・山本慎一氏 栗東・沖芳夫厩舎

エリモシック(1993.3.19)の4代血統表
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
種付け時活性値:0.25
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Goofed
栗毛 1960.3.29
▲Court Martial 1942
Barra 1950
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone
芦毛 1966.4.1
Sir Gaylord 1959.2.12
Cap and Bells 1958.5.21
Olmec
栗毛 1966
Pago Pago 1960
Chocolate Beau 1958.3.12
エリモシューテング
黒鹿毛 1984.3.11
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:1.00
Princely Gift
鹿毛 1951
Nasrullah 1940.3.2
Blue Gem 1943
Suncourt
黒鹿毛 1952
Hyperion 1930.4.18
Inquisition 1936
デプグリーフ
鹿毛 1974.4.11
仔受胎時活性値:0.25
★Vaguely Noble
鹿毛 1965.5.15
種付け時活性値:0.00
ヴィエナ 1957
Noble Lassie 1956
デプス
鹿毛 1970.4.15
仔受胎時活性値:0.75
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
種付け時活性値:1.50
Batteur
栗毛 1960.3.2
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Nearco5×5・5、Tom Fool5×5>

エリモシック(1993.3.19)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ダンシングブレーヴ
(Lyphard系)
テスコボーイ
(Princely Gift系)
Vaguely Noble
(Aureole系)
Buckpasser
(Tom Fool系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Buckpasser
(Tom Fool)
3.25 or 1.25 全妹エリモピクシー
(No.9)
4番仔
(3連産目)

*

第22回エリザベス女王杯(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 エリモシック 牝4 56 的場均 2:12.5    34.8 456
[0]
沖芳夫 3
2 3 ダンスパートナー 牝5 56 河内洋 2:12.5 クビ 35.1 448
[-2]
白井寿昭 1
3 15 エイシンサンサン 牝5 56 土肥幸広 2:12.6 1/2 36.0 468
[+10]
坂口正則 8
4 4 フローレスリーフ 牝5 56 塩村克己 2:12.7 1/2 35.8 484
[+6]
中村好夫 15
5 6 エイシンカチータ 牝3 54 山田和広 2:12.8 1/2 35.7 434
[+6]
坪正直 9

京都の外回り戦で1番人気馬をマークした時の的場均騎手(現調教師)の恐ろしさ。前々週のライスシャワー(1989.3.5)の折も見ましたが、ホントに「刺客」というところ。

もちろん、レースを勝ち切るには、鞍下の能力が相俟ってのこと。エリモシック、それまで秋華賞(GI)2着、札幌記念(GII)2着、4歳牝馬特別(現フローラS、GII)3着と好戦はあるものの、どうしても勝てなかった重賞を、この大一番で制したのでした。前週のタイキブリザード(1991.3.12)は重賞2勝の後のGI初制覇でしたが、エリモシックは初のオープン勝利がGIレースとなったのでした。

わずかに差されてしまった防衛女王ダンスパートナー(1992.5.25)、その鞍上は河内洋騎手(現調教師)。河内騎手は、エリモシック満4歳春までは主戦騎手を務められていましたので、相手にした時の怖さもよく分かっていらしたのではないでしょうか。ましてや、鞍上が的場騎手では。

*

輸入繁殖牝馬テプスを牝祖とする9号族の系統は、淀上手の印象もあります。古くはホリスキー(1979.4.13)が世界レコードで制した1982年の菊花賞(現GI)の2着馬パッシングサイアー(1979.4.11)、本稿のエリモシックがいて、早逝が惜しまれたエリモダンディー(1994.5.11)は日経新春杯(GII)、京阪杯(GIII)の重賞2勝のほか若駒S(OP)、福寿草特別と全5勝中4勝が淀でした。そして、時が下って21世紀の現在、エリモシックの全妹エリモピクシー(1998.4.6)から、リディル(2007.5.8)、クラレント(2009.3.2)と、デイリー杯2歳S(GII)を制した兄弟重賞勝ち馬が出ています。リディルはその後スワンS(GII)を勝ちましたし、クラレントはさらに重賞3勝を積んでバリバリの現役オープン馬です。

エリモシックの仔には、今のところ重賞勝ち馬は現れていませんが、世代を重ねた時、淀上手な子孫が出て来てくれることを祈りたいものです。子孫が淀で快走を見せた時、1997年のエリザベス女王杯におけるエリモシックの差し脚が、オーバーラップする。競馬が点から線になる時。その時、競馬者は、ただただ優しくなれるものです。

エリモシックは、ワークフォース(2007.3.14)の牝駒を昨年2013年4月9日に産んだ後、繁殖牝馬を引退し、現在は三石の本桐牧場さんにて、フォスターホースとして余生を過ごしているとのこと。青鹿毛の流星、どうぞ、いつまでも息災に。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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