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2013年5月

2013年5月29日 (水)

ジョワドヴィーヴル(2009.5.13~2013.5.29)。

ジョワドヴィーヴル 牝 鹿毛 2009.5.13生~2013.5.29没 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・松田博資厩舎

ジョワドヴィーヴル(2009.5.13)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
ビワハイジ
青鹿毛 1993.3.7
仔受胎時活性値:1.75
Caerleon
鹿毛 1980.3.27
種付け時活性値:1.00
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
Foreseer
黒鹿毛 1969.4.12
Round Table 1954.4.6
Regal Gleam 1964.3.17
アグサン
青毛 1985.3.23
仔受胎時活性値:1.75
Lord Gayle
黒鹿毛 1965
種付け時活性値:0.75
Sir Gaylord 1959.2.12
Sticky Case 1958
Santa Luciana
黒鹿毛 1973
仔受胎時活性値:0.75
★Luciano
黒鹿毛 1964
種付け時活性値:0.00
Suleika
黒鹿毛 1954
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4、Hail to Reason4×5、Turn-to5×5>

ジョワドヴィーヴル(2009.5.13)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Caerleon
(Nijinsky系)
Lord Gayle
(Sir Gaylord系)
Luciano
(Owen Tudor系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ディープインパクト
(サンデーサイレンス)
4.75 半姉ブエナビスタ
(No.16-c)
9番仔
(6連産目)

*

では、以下にジョワドヴィーヴルのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、JRA重賞の「Jpn」は「G」にしています。

アグサン 1985.3.23 英0勝
|ジョーンズギフト 1990.2.1 英0勝
||Tomori 1999.1.9 独伊1勝 独1000ギニー(GII)2着 独ダービー(GI)3着ほか伊GII3着1回独GIII3着1回
|ビワハイジ 1993.3.7 中央4勝 阪神3歳牝馬S(現阪神JF、GI)含む重賞3勝
||アドマイヤジャパン 2002.4.16 中央2勝 京成杯(GIII) 菊花賞(GI)2着
||アドマイヤオーラ 2004.2.19 中央4勝 京都記念(GII) 弥生賞(GII) シンザン記念(GIII) 日本ダービー(GI)3着
||ブエナビスタ 2006.3.14 中央9勝 ジャパンカップ(GI) 天皇賞・秋(GI) オークス(GI) 桜花賞(GI) ヴィクトリアマイル(GI) 阪神JF 京都記念 チューリップ賞(GIII)
||トーセンレーヴ 2008.3.21 現役 エプソムC(GIII) アイルランドT(OP) プリンシパルS(OP) 青葉賞(GII)3着 毎日杯(GIII)3着
||ジョワドヴィーヴル 2009.5.13 (本馬) 中央2勝 阪神JF チューリップ賞3着

*

第63回阪神JF(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 13 ジョワドヴィーヴル 牝2 54 福永祐一 1:34.9   34.1 418
[-2]
松田博資 4
2 11 アイムユアーズ 牝2 54 I.メンディザバル 1:35.3 2 1/2 34.9 452
[-2]
手塚貴久 8
3 18 サウンドオブハート 牝2 54 武豊 1:35.3 ハナ 35.0 460
[0]
松山康久 1
4 8 イチオクノホシ 牝2 54 M.デムーロ 1:35.4 1/2 34.5 432
[+6]
矢野英一 5
5 1 アンチュラス 牝2 54 川田将雅 1:35.4 クビ 34.8 446
[-2]
安田隆行 10

*

帰宅して、チラッとnetkeiba.comを見たら、「ジョワドヴィーヴルが追い切り中に骨折、安楽死に」って……。

思わず「エッ!?」と声を上げてしまいました。

「生きる喜び」を知るのは、まだまだ、これからだったはずなのに……。

今はただただ、冥福を祈るばかりです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてがどうか無事でありますように。

*

おまけ。阪神JFのゴール前後、「良血!!」と「恐るべし!!」を繰り返し叫んだオオハシさん。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

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イシノサンデー(1993.5.29)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2013年も毎週水曜日にお届けしたいと思いました。その第13回は「SS産駒初の栗毛のGI勝ち馬」を。

イシノサンデー 牡 栗毛 1993.5.29生 静内・服部和則氏生産 馬主・(株)イシノ 栗東・山内研二厩舎

イシノサンデー(1993.5.29)の4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.50

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparnasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
ジェフォリー
栗毛 1987.4.30
仔受胎時活性値:1.25
Alydar
栗毛 1975.3.23
種付け時活性値:0.75
Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Sweet Tooth
鹿毛 1965.4.17
★On-and-On 1956.4.24
Plum Cake 1958.4.11
Jeffo
栗毛 1971.4.5
仔受胎時活性値:1.75
Ridan
鹿毛 1959.2.21
種付け時活性値:0.75
Nantallah 1953.3.5
Rough Shod 1944
Silver Service
栗毛 1960.4.15
仔受胎時活性値:0.50
Prince John
栗毛 1953.4.6
種付け時活性値:1.50
En Casserole
栗毛 1952
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Nasrullah5×5(母方)>

イシノサンデー(1993.5.29)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
サンデーサイレンス
(Halo系)
Alydar
(Raise a Native系)
Ridan
(Nasrullah系)
Prince John
(Princequillo系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サンデーサイレンス 5.25 Alyshebaと同牝系
(No.20)
2番仔
(2連産目)

*

第56回皐月賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 イシノサンデー 牡3 57 四位洋文 2:00.7    35.5 464
[-6]
山内研二 4
2 6 ロイヤルタッチ 牡3 57 南井克巳 2:00.8 3/4 35.4 440
[0]
伊藤雄二 1
3 8 メイショウジェニエ 牡3 57 河内洋 2:01.1 2 35.4 442
[+10]
高橋直 9
4 16 ミナモトマリノス 牡3 57 田中勝春 2:01.3 1.1/2 36.3 442
[-2]
浅野洋一郎 3
5 3 ダンディコマンド 牡3 57 村本善之 2:01.6 1.3/4 36.9 466
[-4]
福島信晴 6

弥生賞(GII)を勝った大器ダンスインザダーク(1993.6.5)、スプリングS(GII)を制した2歳王者バブルガムフェロー(1993.4.11)と、2頭の主役候補が居なくなっても、結局は、サンデーサイレンスの仔どうしのワンツーフィニッシュ。「SS四天王」の2頭が居ずとも、残った2頭がキッチリと役目を果たしました。

そしてまた、勝利を収めたイシノサンデーが栗毛でビックリ。この皐月賞までは、サンデーサイレンスの仔は、鹿毛系の、どちらかと言うとSS自身に似た黒っぽい馬がよくよく走っていた印象だったのです。

ところがどっこい、毛色に関わりなく走ることを改めて知らしめた、SSが真に革命的な種牡馬として認知されたレースが、第56回皐月賞だったように思います。

なお、この皐月賞が、当時デビュー6年目の若武者、四位洋文騎手のGI初勝利でした。彼はね、自厩舎、古川平厩舎の所属だったグレートリーフ(1989.5.6)が岸滋彦騎手(現調教助手)の騎乗で勝利を収めた時、ウィナーズサークルにてその馬装を正した上で、「よくやったね」と、クビ筋を撫でて褒め称えるような、優しい馬乗りなんですよ。1993年の月刊優駿7月号か9月号の「ゆうしゅんひろば」に、そんな彼の姿を捉えたファンの記事が載っています。……むぅ、なんという、懐かしい記憶(^^ゞ

あとですね、古川厩舎のマンボツイスト(1995.1.24)で2001年の平安S(GIII)を勝った折のこと。勝ち戻った際、「やったぁ」と本当に嬉しそうだった、四位騎手。師に恩返しが出来た時の弟子の姿は、良いものです。

*

第11回ダービーグランプリの結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 馬体重
[前走比]
調教師
1 4 イシノサンデー 牡3 56 石崎隆之 2:06.9    471
[+9]
山内研二 2
2 8 ユーコーマイケル 牡3 56 水野貴広 2:07.2 1.1/2 444
[+10]
古賀一隆 4
3 1 シンコウウインディ 牡3 56 田中勝春 2:07.9 4 495
[-6]
田中清隆 1
4 7 ウエストサンボーイ 牡3 56 菅原勲 2:07.9 クビ 470
[-4]
千葉博 6
5 9 チアズサイレンス 牡3 56 小林俊彦 2:08.1 1 477
[+7]
山内研二 3

大井のスーパーダートダービー3着から挑んだ盛岡のダービーグランプリ。前走の二の轍は踏まないとばかりに、鮮やかに勝利を収めました。この満3歳秋の砂の2戦で鞍上を務めたのは、南関東の名手、石崎隆之。中央のクラシックホースに地方の雄が跨るという、その組み合わせもさることながら、皐月賞馬が結果として菊花賞(GI)や天皇賞・秋(GI)に向かわなかったところに、新時代の幕開けのひとつを感じたものです。

*

第35回京都金杯(GIII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 イシノサンデー 牡4 57.5 四位洋文 2:02.3    35.8 480
[+9]
山内研二 3
2 3 ユウトウセイ 牡7 57 塩村克己 2:02.6 2 36.4 462
[+6]
田中章博 1
3 11 シロキタクロス 牡4 55 角田晃一 2:02.8 1.1/2 36.2 504
[+6]
加藤敬二 7
4 2 セイントリファール 牡4 55 武豊 2:02.8 ハナ 36.1 450
[+6]
大久保正陽 5
5 13 メジロスズマル せん6 54 福永祐一 2:02.8 ハナ 36.7 462
[+2]
大久保正陽 4

この京都金杯はKBS京都の中継で見ていました。雨中の薄曇りの一戦、トップハンデ57.5kgものかは、「実は冠名『ユウ』+闘星」のユウトウセイ(1990.5.31)を2馬身離しての勝利で、皐月賞馬の貫禄を見せたイシノサンデー。サスガの一言でした。

*

栗毛の四白流星、山内家の「丸三葉柏紋」の家紋をあしらったピンクのメンコ、そして「水色、黄一本輪、赤袖」の勝負服。

その馬人のいでたちから、ターフにも、ダートにも映えた、イシノサンデー。

その特異な戦績と、自身の持つアメリカンな血がなせる技でしょうか、フロンティアスピリットを感じさせてくれた馬でした。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2013年5月26日 (日)

第80回東京優駿(GI)の勝ち馬。

キズナ 牡 青鹿毛 2010.3.5生 新冠・(株)ノースヒルズ生産 馬主・前田晋ニ氏 栗東・佐々木晶三厩舎

キズナ(2010.3.5)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
キャットクイル
鹿毛 1990.5.22
仔受胎時活性値:0.75
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
種付け時活性値:1.50
Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
Northern Dancer 1961.5.27
South Ocean 1967.4.8
Terlingua
栗毛 1976.2.7
Secretariat 1970.3.30
Crimson Saint 1969.3.15
Pacific Princess
鹿毛 1973.5.10
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
★Damascus
鹿毛 1964.4.14
種付け時活性値:0.00
Sword Dancer 1956.4.24
Kerala 1958.5.12
Fiji
栗毛 1960
仔受胎時活性値:1.00
Acropolis
栗毛 1952
種付け時活性値:1.75
Rififi
栗毛 1954
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4>

キズナ(2010.3.5)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Storm Cat
(Storm Bird系)
Damascus
(Teddy系)
Acropolis
(Blenheim系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ディープインパクト 5.00 or 3.00 半姉ファレノプシス
(No.13-a)
9番仔
(2年連続不受胎後)

*

では、以下にキズナのごくごく簡単でも豪華な近親牝系図を示しておきます。

Pacific Princess 1973.5.10 米7勝 デラウェアオークス(GI) ヘンプステッドH(GII) メイトロンS(GI)2着
|パシフィカス 1981.5.29 英2勝
||ビワハヤヒデ 1990.3.10 中央10勝 菊花賞(GI) 天皇賞・春(GI) 宝塚記念(GI)含む重賞7勝
||ナリタブライアン 1991.5.3 中央12勝 東京優駿(GI) 皐月賞(GI) 菊花賞 有馬記念(GI) 朝日杯3歳S(現朝日杯FS、GI)含む重賞9勝
||ビワタケヒデ 1995.4.29 中央3勝 ラジオたんぱ賞(現ラジオNIKKEI賞、GIII) 小倉記念(GIII)3着
||スペリオルパール 1998.4.12 不出走
|||ラストインパクト 2010.1.21 現役 青葉賞(GII)3着
|アサーティブプリンセス 1984.3.13 不出走
||シーヴィーナス 1995.3.30 不出走
|||ブライアンズイブ 1999.4.23 中央2勝 ファンタジーS(GIII)3着
|||シルキーラグーン 2000.4.10 中央7勝 オーシャンS(当時OP)2回 バーデンバーデンC(OP)
|||シルクトゥルーパー 2002.4.2 中央5勝 橘S(OP)
|キャットクイル 1990.5.22 英0勝
||ファレノプシス 1995.4.4 中央7勝 桜花賞(GI) 秋華賞(GI) エリザベス女王杯(GI) ローズS(GII) 札幌記念(GII)2着ほか
|||アディアフォーン 2006.4.20 中央3勝 ファンタジーS3着
|||ラナンキュラス 2007.4.16 中央2勝 フィリーズレビュー(GII)2着
||アランダ 1996.5.26 中央1勝
|||ネイキッド 2004.5.22 中央5勝+地方0勝 エルムS(GIII)2着 平安S(GIII)3着
||Sunday Break 1999.4.19 米4勝 ピーターパンS(GII) ベルモントS(GI)3着 ウッドメモリアルS(GI)3着ほか
||キズナ 2010.3.5 (本馬) 東京優駿 京都新聞杯(GII) 毎日杯(GIII)
|Ocean Cat 1992.3.10 北米7勝 リーヴシュライジュニアS(米GII)3着
|イブキラッキーデイ 1993.4.14 中央0勝
||フレノキャプテン 1999.4.26 中央2勝 阪神スプリングジャンプ(J・GII)3着

ファレノプシスが1998年の桜花賞馬、そしてキズナが2013年の東京優駿勝ち馬と、15歳差のクラシック馬きょうだいを送り込んだ母キャットクイルの偉大さに敬服します。ファレノプシスが初仔、キズナが2年連続不受胎後の仔ということで、活力のある世代交代もキーポイントでした。

しっかし、15歳差のクラシック馬きょうだいというのは凄いですね。私が知るところでは、フサイチコンコルド(1993.2.11)&アンライバルド(2006.4.13)兄弟が13歳差でしたが、それを上回りました。

*

第80回東京優駿(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 キズナ 牡3 57 武豊 2:24.3    33.5 478
[-2]
佐々木晶三 1
2 9 エピファネイア 牡3 57 福永祐一 2:24.4 1/2 33.9 478
[-8]
角居勝彦 3
3 3 アポロソニック 牡3 57 勝浦正樹 2:24.6 1 1/4 35.5 536
[+6]
堀井雅広 8
4 16 ペプチドアマゾン 牡3 57 藤岡康太 2:24.6 ハナ 34.7 472
[+4]
吉村圭司 13
5 8 ロゴタイプ 牡3 57 C.デムーロ 2:24.6 ハナ 34.5 484
[-2]
田中剛 2

「僕は帰って来ました」。場内の勝利騎手インタビューの締めくくりで、そうおっしゃった武豊騎手。

人と人、馬と人との絆の織り成した結果が、ユタカさんの東京優駿5勝目、オーナーサイド及びトレーナーの東京優駿初勝利でした。

その中心に居たのは、キズナ。

ともすれば、忘れられがちな絆。人は、巡る運と縁の中で、互いに糸を半分ずつ持っているものです。それが解けたならば、また結び直せば良いのです。

それを結び付けたのは、キズナ。

馬と人も、巡る運と縁の中で、互いに糸を半分ずつ持っているものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

おまけ。東京優駿のゴール前後のオオハシさん。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

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2013年5月25日 (土)

第80回東京優駿(GI)の出走予定馬について。

第80回東京優駿(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 キズナ
(2010.3.5)
[13-a]
9番仔
(2年連続
不受胎後)
ディープインパクト Storm Cat Damascus Acropolis
2 コディーノ
(2010.2.15)
[4-d]
3番仔
(3連産目)
★キングカメハメハ サンデーサイレンス ポッセ High Top
3 アポロソニック
(2010.4.2)
[1-c]
2番仔+
(2連産目+)
Big Brown Pure Prize Prized Raise a Man
4 クラウンレガーロ
(2010.5.6)
[19 レディチャッター系]
3番仔
(不受胎後)
グラスワンダー エンドスウィープ ★パドスール ★ノーザンテースト
5 メイケイペガスター
(2010.1.15)
[9-e]
2番仔
(2連産目)
フジキセキ ブライアンズタイム ★Silver Deputy Buckfinder
6 ラブリーデイ
(2010.1.30)
[19 レディチャッター系]
4番仔
(流産後)
★キングカメハメハ ダンスインザダーク トニービン リアルシャダイ
7 ヒラボクディープ
(2010.4.26)
[8-c]
2番仔+
(不受胎後)
ディープインパクト Storm Cat Caro ★Tom Cat
8 ロゴタイプ
(2010.3.10)
[8-k]
初仔 ローエングリン サンデーサイレンス Risen Star Nureyev
9 エピファネイア
(2010.2.11)
[16-a]
3番仔
(不受胎後)
シンボリクリスエス スペシャルウィーク Sadler's Wells ★Habitat
10 タマモベストプレイ
(2010.2.28)
[1-t]
11番仔
(2連産目)
フジキセキ ノーザンテースト ディクタス Princely Gift
11 テイエムイナズマ
(2010.3.31)
[16-g]
3番仔+
(3連産目+)
ブラックタイド Danzig ★Majestic Light Round Table
12 サムソンズプライド
(2010.3.26)
[8-f パロクサイド系]
3番仔
(3連産目)
メイショウサムソン エルコンドルパサー サンデーサイレンス ★ノーザンテースト
13 マイネルホウオウ
(2010.4.23)
[16-c ヘレンサーフ系]
3番仔
(3連産目)
スズカフェニックス フレンチデピュティ リアルシャダイ シルバーシャーク
14 アクションスター
(2010.4.21)
[9-f]
初仔 アグネスタキオン Loup Solitaire フォーティナイナー Lyphard
15 フラムドグロワール
(2010.3.31)
[13-c]
7番仔
(7連産目)
ダイワメジャー ブライアンズタイム ★Northern Dancer In Reality
16 ペプチドアマゾン
(2010.3.20)
[17-b]
5番仔
(2連産目)
アグネスタキオン ★トニービン ノーザンテースト Lt.Stevens
17 レッドレイヴン
(2010.3.4)
[12-c]
3番仔+ Smart Strike Silver Hawk Danzig His Majesty
18 ミヤジタイガ
(2010.2.27)
[11-g]
2番仔
(2連産目)
ネオユニヴァース El Corredor Relaunch Copelan
  1. キズナ
  2. ロゴタイプ
  3. エピファネイア
  4. コディーノ
  5. ヒラボクディープ
  6. サムソンズプライド

キズナ。ともすれば、忘れられがちな絆。人は、巡る運と縁の中で、互いに糸を半分ずつ持っているものです。それが解けたならば、また結び直せば良いのです。姉ファレノプシス(1995.4.4)は3着に敗れた府中芝2400mですが、従兄の2頭は東京優駿で連に絡んでいます。1993年の第60回でビワハヤヒデ(1990.3.10)が2分の1馬身差の2着、1994年の第61回でナリタブライアン(1991.5.3)が5馬身差の圧勝。キズナ自身、母が2年連続不受胎後の仔という活力の後押しもあります。また、佐々木晶三厩舎の所属馬で、1枠1番からの発進で府中芝2400mに挑んだ馬といえば、タップダンスシチー(1997.3.16)を思い出します。最後は、人と人との絆に戻りますが、ここ数年のノースヒルズマネジメントさんと武豊騎手は、蜜月と言っても良い関係です。そんなオーナーサイド、そして厩舎陣営の「日本ダービー初勝利」の為にも、ユタカさんの第一人者の意地を、この第80回東京優駿で見せて欲しいと願います。

ロゴタイプ。2歳秋のベゴニア賞から数えると4連勝、そして重賞は3連勝中の「2歳王者にして皐月賞勝ち馬」。連勝の始まりだったベゴニア賞で府中芝1600mの2歳レコードを叩き出したように左回りも不安なし。距離も皐月賞(GI)をコースレコードで勝つ馬が2ハロンの延長に負けるとは思えません。そして、母仔3代に渡っての母が前年産駒無し後の仔というバックボーン。こうなると、どうあっても連勝している時は逆らえないのですが、秤にかけて、「ユタカさんのダービー5勝目が見たい」という私の思いの分だけで、2番手(^^ゞ。鞍上であるクリスチャン・デムーロ騎手の20歳10ヶ月18日という、「JRA以降の最年少日本ダービー勝利」が成されても、まったくおかしくありません。王道路線を歩んで「勝利」という結果を出し続けて来たロゴタイプは、真の強者ですからね。頑張れ、ローエングリン(1999.6.8)の仔。

エピファネイア。父シンボリクリスエス(1999.1.21)は府中芝2400mの青葉賞(GII)勝ち馬で、2002年の第69回東京優駿はタニノギムレット(1999.5.4)の2着。母シーザリオ(2002.3.31)は府中芝2400mの第66回優駿牝馬(GI)を後方からの追い込み勝ち。左回りが初めてでも、父母からはまるで問題なしの印象。エピファネイアのギアの掛かり方を思うと、むしろ、大回りの府中が1番合いそうなタイプに見えます。そんなエピファネイアも、やはりというべきか、母が不受胎後の仔。合わせて、母仔2代の背中には福永祐一騎手。かつての、第54回優駿牝馬勝ち馬ベガ(1990.3.8)と、第66回東京優駿勝ち馬アドマイヤベガ(1996.3.12)の母仔以来となる、「オークス馬の母から日本ダービー馬の仔」の偉業が成されれば痛快です。

コディーノ。ここ3戦の敗北により一歩後退の感もありますけれど、彼が最も強いレースをしたのは府中芝1800mの東京スポーツ杯2歳S(GIII)。1分46秒0の2歳レコード駆けを見た時は、「来年はこの馬」という思いを強くしたものです。振り返れば、東京スポーツ杯2歳Sの折も、1枠の白い帽子でした。この大一番、クレイグ・ウィリアムズ騎手への乗り替わりで新味を見せることが出来るか。2004年の第71回東京優駿勝ち馬であるキングカメハメハ(2001.3.20)の仔で、東京優駿での乗り替わりというと、3年前、2010年の第77回におけるローズキングダム(2007.5.10)の2着を思い出します。そして、国内所属馬としては異例とも言える、東京競馬場での最終追い切り。大一番を3頭出しで挑む藤沢和雄調教師、トップトレーナーの「日本ダービー初制覇」への思いと気迫が怖い。

ヒラボクディープ。蛯名正義騎手の青葉賞勝ちから挑む東京優駿の騎乗と言えば、昨年2012年の第79回におけるフェノーメノ(2009.4.20)のハナ差2着が記憶に新しいところ。今年2013年の重賞戦線で見せる蛯名騎手の気概が、この大舞台で満開となるのもまた良し。皐月賞4着の後に戦列を離れた僚馬カミノタサハラ(2010.2.14)の分も、ヒラボクディープ。彼もまた、母が不受胎後の仔です。今回の第80回東京優駿に挑む、2005年の第72回東京優駿勝ち馬であるディープインパクト(2002.3.25)産駒2騎は、奇しくも、「ディープインパクト×Storm Cat牝馬」の組み合わせにして、「母が不受胎後の仔」という共通点があります。そしてまた、鞍上も競馬学校の同期生。併せて、生産場である下河辺牧場さんは、アユサン(2010.2.21)が今年の桜花賞(GI)を勝ちましたが、彼女も「ディープインパクト×Storm Cat牝馬」の組み合わせでした。

サムソンズプライド。2006年の第73回東京優駿勝ち馬メイショウサムソン(2003.3.7)、その愛息が3連勝で挑む第80回東京優駿。これを応援せずにいられますか。メイショウサムソン、2歳戦で産駒がなかなか動かずにヒヤヒヤしましたが、3歳戦で上昇気流に乗りました。そうして、第80回東京優駿に送り込む仔の名前がサムソンズプライド。「サムソンの矜持」という馬名が良い感じですし、サムソンズプライドの鼻面の白さが、お父さんの面影を思います。サムソンズプライド自身、母系が8号族パロクサイド(1959)系で、曾祖母が第44回優駿牝馬の勝ち馬ダイナカール(1980.5.10)という筋の通った血統馬。パロクサイド系は、3歳秋以降あるいは古馬になってからという印象もありますが、若武者・田辺裕信騎手と挑む夢舞台、先に行って、どこまで頑張れるか。期待しています。

*

「普段より記事に気合が入っている」とお思いでしょう。第80回の記念であると共に、不肖オオハシ、2013年5月26日日曜日に36歳を迎えます。「5月の最終週の日曜日に、誕生日が巡る人は幸せである」と、競馬者として、つくづく思います。

5月26日に東京優駿を勝った馬を辿ると、1957年のヒカルメイジ(1954.3.14)、1963年のメイズイ(1960.3.13)、1974年のコーネルランサー(1971.4.16)、1985年のシリウスシンボリ(1982.3.26)、1991年のトウカイテイオー(1988.4.20)、2002年のタニノギムレットの6頭。彼らに続いて、7頭目の5月26日に東京優駿を勝った馬となるのは、優駿18頭のうち、どの馬か。

2013年5月26日日曜日15時40分、第80回東京優駿の発走を、心から楽しみに待ちたいと思います。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2013年5月22日 (水)

マチカネフクキタル(1994.5.22)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2013年も毎週水曜日にお届けしたいと思いました。その第12回は「森秀行調教師に『20世紀の最強馬』と言わしめた馬」を。

マチカネフクキタル 牡 栗毛 1994.5.22生 浦河・信成牧場生産 馬主・細川益男氏 栗東・二分久男厩舎

マチカネフクキタル(1994.5.22)の4代血統表
クリスタルグリッターズ
鹿毛 1980.5.30
種付け時活性値:1.25
Blushing Groom
栗毛 1974
Red God
栗毛 1954.2.15
Nasrullah 1940.3.2
Spring Run 1948
Runaway Bride
鹿毛 1962
Wild Risk 1940
Aimee 1957
Tales to Tell
鹿毛 1967.3.18
Donut King
黒鹿毛 1959.2.8
Determine 1951
Strayed 1945
Fleeting Doll
鹿毛 1961.3.15
Fleet Nasrullah 1955.5.8
Chinese Doll 1949
アテナトウショウ
栗毛 1981.4.1
仔受胎時活性値:1.00
トウショウボーイ
鹿毛 1973.4.15
種付け時活性値:1.75
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
ソシアルバターフライ
鹿毛 1957.4.13
Your Host 1947
Wisteria 1948
グレイトウショウ
芦毛 1974.3.27
仔受胎時活性値:1.50
シルバーシャーク
芦毛 1963
種付け時活性値:0.50
▲Buisson Ardent 1953.2.21
Palsaka 1954
ローズトウショウ
鹿毛 1965.4.13
仔受胎時活性値:2.00
テューダーペリオッド
栃栗毛 1957
種付け時活性値:1.75
ワカシラオキ
鹿毛 1960.4.15
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Nasrullah4・5×5、Alibhai5×5>

マチカネフクキタル(1994.5.22)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
クリスタルグリッターズ
(Blushing Groom系)
トウショウボーイ
(Princely Gift系)
シルバーシャーク
(Relic系)
テューダーペリオッド
(Hyperion系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
トウショウボーイ 5.50 シスタートウショウと同牝系
(No.3-l フロリースカップ系)
8番仔
(8連産目)

*

第45回神戸新聞杯(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 マチカネフクキタル 牡3 56 南井克巳 2:00.0    35.2 500
[-2]
二分久男 2
2 8 サイレンススズカ 牡3 56 上村洋行 2:00.2 1.1/4 36.5 438
[+6]
橋田満 1
3 7 トウジントルネード 牡3 56 福永祐一 2:00.9 4 36.4 480
[+2]
北橋修二 5
4 5 ナムラキントウン 牡3 56 秋山真一郎 2:00.9 クビ 36.9 520
[0]
野村彰彦 4
5 6 テイエムトップダン 牡3 56 和田竜二 2:00.9 アタマ 36.9 500
[+16]
岩元市三 8

*

第45回京都新聞杯(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 マチカネフクキタル 牡3 57 南井克巳 2:13.1    34.2 510
[+10]
二分久男 1
2 8 パルスビート 牡3 57 四位洋文 2:13.2 3/4 34.5 438
[0]
安田隆行 3
3 6 メジロブライト 牡3 57 松永幹夫 2:13.3 1/2 34.1 456
[+2]
浅見秀一 2
4 3 ステイゴールド 牡3 57 熊沢重文 2:13.5 1.1/2 34.7 412
[-4]
池江泰郎 7
5 2 エリモダンディー 牡3 57 河北通 2:13.5 クビ 34.5 412
[-8]
大久保正陽 5

*

第58回菊花賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 マチカネフクキタル 牡3 57 南井克巳 3:07.7    33.9 512
[+2]
二分久男 3
2 7 ダイワオーシュウ 牡3 57 柴田善臣 3:07.9 1 34.4 456
[+10]
二ノ宮敬宇 7
3 14 メジロブライト 牡3 57 松永幹夫 3:07.9 ハナ 34.1 464
[+8]
浅見秀一 2
4 15 トキオエクセレント 牡3 57 吉田豊 3:07.9 クビ 34.0 446
[-12]
高橋裕 8
5 16 シルクジャスティス 牡3 57 藤田伸二 3:08.1 1 34.1 462
[+4]
大久保正陽 1

*

最後方からの大外強襲を見せた神戸新聞杯、中団待機から馬場中央を突き抜けた京都新聞杯、そして道中5番手の内ラチ沿いを進み4角でワンテンポ遅らせて追い出し差し切った菊花賞と、怒涛の重賞3連勝を遂げた、マチカネフクキタル。夏の福島のさくらんぼSから数えると4連勝での戴冠は、私に「連勝している時のBlushing Groom系は恐ろしいな」と思わせてくれました。

そんなマチカネフクキタルによって、「マチカネ」の冠名で知られた故・細川益男オーナーの、馬主歴31年目のGI初制覇は成されました。また、管理された二分久男調教師にとっても、ノースガスト(1977.3.17)による1980年の菊花賞以来、17年ぶりのGI級レースの勝利でした。

振り返ってみれば、私、マチカネフクキタルが制した菊花賞を現地で観戦していたのでした。持っていた馬券はマチカネフクキタルとシルクジャスティス(1994.3.18)の馬連1点だけ。4角の入り口辺りに居た私は、最後の直線で、「ふじたぁ!!」と何度も叫んでいました。

#余談。私だけの思い込みと思いますが、映像ソースによっては、4角で「ふじたぁ!!」と叫んでいる声が拾われています(笑)

*

ノースガストの記事でも触れましたけれど、1997年の秋はマチカネフクキタル、シンカイウン、テイエムオオアラシと、二分厩舎のマイナー血統馬が「これでもか」と活躍しましたね。

1997年当時活躍した二分久男厩舎の重賞勝ち馬について
馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
GI マチカネフクキタル
(1994.5.22)
[3-l フロリースカップ系]
8番仔
(8連産目)
クリスタルグリッターズ トウショウボーイ シルバーシャーク テューダーペリオッド
GIII シンカイウン
(1992.3.16)
[16-a]
2番仔
(不受胎後)
シンチェスト ハギノカムイオー ハードツービート Wild Risk
GIII テイエムオオアラシ
(1993.4.18)
[12 ビューチフルドリーマー系]
初仔
(不受胎後)
★セクレファスター ハギノカムイオー クラウンドプリンス ハードリドン

シンカイウンが朝日CC(GIII)で先鞭をつけた後、マチカネフクキタルが上述の神戸新聞杯、京都新聞杯、菊花賞の3連勝、そしてテイエムオオアラシがカブトヤマ記念(旧GIII)と福島記念(GIII)の2連勝と、9月以降に重賞6勝の荒稼ぎでした。記録を辿ると、テイエムオオアラシも野分特別、スカイブルーS(準OP)、カブトヤマ記念、福島記念と4連勝を飾っていました。

また、シンカイウンとテイエムオオアラシの母父は共にハギノカムイオー(1979.4.1)。ハギノトップレディ(1977.4.4)の記事で、ハギノカムイオーの長命に触れましたが、記事掲載後の4月10日、残念ながら老衰で亡くなりました。満34歳の大往生でした。

*

マチカネフクキタルはファンからの公募馬名だったそうですが、同じように公募馬名だった「笑う門には福来たる」の相方である同期生も、一緒に紹介しておきます。

マチカネワラウカド 牡 栗毛 1994.4.20生 浦河・大島牧場生産 馬主・細川益男氏 栗東・高橋隆厩舎

マチカネワラウカド(1994.4.20)の4代血統表
スキャン
鹿毛 1988.3.10
種付け時活性値:1.25
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Gold Digger
鹿毛 1962.5.28
Nashua 1952.4.14
Sequence 1946
Video
鹿毛 1983.5.9
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
Foreseer
黒鹿毛 1969.4.12
Round Table 1954.4.6
Regal Gleam 1964.3.17
オオシマリアナ
栗毛 1977.3.29
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
セントクレスピン
栗毛 1956
種付け時活性値:1.00
Aureole
栗毛 1950
Hyperion 1930.4.18
Angelola 1945
Neocracy
黒鹿毛 1944
★Nearco 1935.1.24
Harina 1933
パールリアナ
栗毛 1972.2.10
仔受胎時活性値:1.00
★Pall Mall
栗毛 1955
種付け時活性値:0.00
Palestine 1947
Malapert 1946
Wichuraiana
栗毛 1963
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Worden
栗毛 1949
種付け時活性値:1.25
Excelsa
栗毛 1949
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:なし>

マチカネワラウカド(1994.4.20)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
スキャン
(Mr.Prospector系)
セントクレスピン
(Aureole系)
★Pall Mall
(Fair Trial系)
Worden
(Wild Risk系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スキャン 6.25 or 4.25 or 2.25 半兄グリンモリー
(No.22)
12番仔
(4連産目)

密やかにリーディング上位に名を連ねていたクセモノ種牡馬スキャンの代表産駒の1頭である、マチカネワラウカド。ウインターS(現東海S、GII)でエムアイブラン(1992.4.22)を負かしたのが印象的でした。その後も白山大賞典(現JpnIII)、東海菊花賞(当時統一GII)と交流重賞を2つ勝ったのですから、お見事。

細川オーナーにもファンにも「笑う門には福来たる」をもたらしたマチカネワラウカドとマチカネフクキタル。

共に勝利した重賞は3つ、そして勝利した最後のレースが「菊花賞」であったのは、不思議な結び付きでした。

*

閑話休題。

1994年生まれ世代は役者が揃っていて好きな世代のひとつなのですが、世代の「最も強い馬が勝つ」と言われる菊花賞を制したマチカネフクキタル、満3歳夏から秋の煌めきは本当に強烈でした。

晩秋の淀にて目の前で見た、黒いメンコに黒の帽子、「赤、青二本輪、青袖赤二本輪」の勝負服を乗せた栗毛の疾走。これからも、忘れずに思い出して行きたいと思います。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

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自分と同じ年に生まれた馬を辿る(其の拾弐)-ハワイアンイメージ(1977.5.22)-。

今年2013年の春は、自分と同じ年に生まれた馬を誕生日順に辿ろうという企画でございます。その第12回、掉尾を飾るのはハワイアンイメージ。

ハワイアンイメージ 牡 黒鹿毛 1977.5.22生~1990.10.14没 新冠・明和牧場生産 馬主・(株)大関 美浦・鈴木勝太郎厩舎

ハワイアンイメージ(1977.5.22)の4代血統表
ファーザーズイメージ
栗毛 1963.4.7
種付け時活性値:1.25
Swaps
栗毛 1952.3.1
★Khaled
鹿毛 1943
Hyperion 1930.4.18
Eclair 1930
Iron Reward
鹿毛 1946
Beau Pere 1927
Iron Maiden 1941
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb
黒鹿毛 1944
Pharamond 1925
Banish Fear 1932
Almahmoud
栗毛 1947
Mahmoud 1933
Arbitrator 1937
ハワイアンドーン
黒鹿毛 1969.5.10
仔受胎時活性値:1.75
カウアイキング
黒鹿毛 1963.4.3
種付け時活性値:1.25
Native Dancer
芦毛 1950.3.27
Polynesian 1942
Geisha 1943
Sweep In
鹿毛 1942
Blenheim 1927
Sweepesta 1925
Irish Chorus
鹿毛 1960
仔受胎時活性値:2.00
Ossian
青鹿毛 1952
種付け時活性値:1.75
Royal Charger 1942
Prudent Polly 1944
Dawn Chorus
栗毛 1951
仔受胎時活性値:2.00
★ライジングライト
鹿毛 1942
種付け時活性値:0.00
Duke's Delight
栗毛 1946
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Blenheim=His Grace5×4・5、Hyperion4×5、Selene(♀)5×5(父方)>

ハワイアンイメージ(1977.5.22)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ファーザーズイメージ
(Khaled系)
カウアイキング
(Native Dancer系)
Ossian
(Royal Charger系)
ライジングライト
(Hyperion系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Ossian
(Irish Chorus)
6.75 半姉メイワキミコ
(No.14-F)
3番仔
(2連産目)

*

第40回皐月賞(現GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 馬体重 調教師
1 10 ハワイアンイメージ 牡3 57 増沢末夫 2:10.2    514 鈴木勝太郎 4
2 11 オペックホース 牡3 57 郷原洋行 2:10.3 クビ 442 佐藤勇 3
3 5 ハワイアンジュエル 牡3 57 石神富士雄 2:10.5 1.1/2 490 中村広 13
4 1 モンテプリンス 牡3 57 吉永正人 2:11.1 3.1/2 480 松山吉三郎 5
5 2 サーペンプリンス 牡3 57 谷原義明 2:11.1 ハナ 462 大久保末吉 2

ドロドロの不良馬場で行われた第40回皐月賞。514kgの重戦車ハワイアンイメージが、442kgの小柄なオペックホースの追撃をクビだけ封じて、明和牧場産馬初のクラシックホースとなりました。

ハワイアンイメージは名より実を取ったクラシックホースでした。皐月賞馬として挑んだ日本ダービー(現GI)で14着と沈んだ後、彼が主戦場として選んだのは、福島でした。ラジオたんぱ賞(現ラジオNIKKEI賞、GIII)、福島民友C(OP)、福島記念(現GIII)と、いわゆる裏街道を3連勝。結果、1980年は皐月賞を含めて6勝を挙げ、年間最多賞金獲得馬となったのでした。

自分の身の丈をよく知っていたハワイアンイメージとその陣営。満4歳以降も地道に勝利を積み重ね、満7歳春で引退した折には通算39戦11勝。獲得賞金は2億円を超えた馬主孝行の馬でした。

*

ハワイアンイメージ。中島理論使いとしては、やはり、故・中島国治氏の配合馬として意識する馬ですね。手許にある「血とコンプレックス」から、父母の交配時のエピソードを引いておきます。

 私たちは種付け所に行かずにファーザーズイメージの放牧場に直行した。もう4カ月になるのに母馬から離れようとしない仔馬を柵の外に押さえておいて、ハワイアンドーンを放牧場の中に放した。ハワイアンドーンはぐるぐると放牧場を回りながらゆっくりとファーザーズイメージに近づいて行き、風を体の横から受けて尾を高く上げた。すなわち、交尾の態勢である。

 ファーザーズイメージは鼻を鳴らして彼女に近づき、じっと動かないでいる彼女の後ろからゆっくりと乗りかかった。人の手のかからない本当の情事であった。

「2頭併せてハワイアンイメージだな」

 私は誰に言うともなく、言った。

生まれた後は、大き過ぎる身体から故障を心配され、中央の調教師さんたちから嫌われたというハワイアンイメージ。父母の愛の結晶は、満5歳時に1度は骨折しましたが、それでも元気に、丸4年以上の現役生活を全うしたのでした。

*

という訳で、

  1. オペックホース(1977.3.5)
  2. サクラシンゲキ(1977.3.5)
  3. ヒカリデユール(1977.3.6)
  4. アンバーシャダイ(1977.3.10)
  5. リンドタイヨー(1977.3.14)
  6. ノースガスト(1977.3.17)
  7. ラフオンテース(1977.3.30)
  8. モンテプリンス(1977.4.1)
  9. ハギノトップレディ(1977.4.4)
  10. キョウエイプロミス(1977.4.14)
  11. ケイキロク(1977.4.28)
  12. ハワイアンイメージ(1977.5.22)

と、私と同じ年に生まれた活躍馬たちを、誕生日ごとに辿って来ました。改めて振り返ると、個性豊かな馬たちが世代の代表を務めたのだなと思います。

この世代の特徴を挙げるならば、「満2歳から満6歳まで、5年間途切れることなく、活躍する馬が出ていた」ということでしょうか。それは、取りも直さず、世代のレベルの高さを示すものと思います。

満2歳時。デビュー戦で芝1000mの日本レコードをマークしたハギノトップレディ、阪神3歳S(現阪神JF、GI)まで5連勝で駆け上がったラフオンテースの名牝2頭。そして、地道に戦績を重ねて世代最初の牡馬王者に輝いたリンドタイヨー。

満3歳時。ハギノトップレディが軽やかに逃げ、ハワイアンイメージが泥田を駆り、ケイキロクが5馬身差で跳ね、オペックホースが一世一代の大勝負を制し、ノースガストがレコード勝ちと、それぞれに燦めいたクラシック戦。

満4歳時。厩舎の大将格の引退レースに水を差す形になったものの、それは自身の強さの証明だったアンバーシャダイの有馬記念(現GI)。

満5歳時。「無冠の王子」モンテプリンスがついに花開いた天皇賞・春(現GI)、宝塚記念(現GI)連勝、世代の強力さを見せ付けてヒカリデユール、アンバーシャダイ、キョウエイプロミスの3頭で上位独占した有馬記念。

満6歳時。2歳年下の菊花賞(現GI)馬に交わされたと思ったらそこから差し返すという底力を見せたアンバーシャダイの天皇賞・春、天皇賞・秋(現GI)を制した勢いで挑み、自らの脚の故障と引き換えでもジャパンカップ(現GI)で日本馬初連対を果たしたキョウエイプロミス。

特に、いま述べた満6歳時の天皇賞春秋勝利は特筆されるべき出来事です。今でこそ、施設の充実で高齢馬の上級条件における活躍は珍しくありませんが、30年ほど前では稀有であり、それぞれが春秋の満6歳時制覇の2例目です。

そんなファンの前で長く走り続けた1977年生まれ世代の活躍馬たち。彼らと同じ年に生まれたことを心から嬉しく思い、この一連の記事群の結びと致します。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2013年5月19日 (日)

第74回優駿牝馬(GI)の勝ち馬。

メイショウマンボ 牝 鹿毛 2010.2.25生 浦河・高昭牧場生産 馬主・松本好雄氏 栗東・飯田明弘厩舎

メイショウマンボ(2010.2.25)の4代血統表

スズカマンボ
鹿毛 2001.4.28
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
スプリングマンボ
鹿毛 1995.4.16
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr.Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
キーフライヤー
鹿毛 1986.3.30
Nijinsky 1967.2.21
Key Partner 1976.3.26
メイショウモモカ
栗毛 2002.4.5
仔受胎時活性値:1.75
グラスワンダー
栗毛 1995.2.18
種付け時活性値:1.50
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
Roberto 1969.3.16
Gris Vitesse 1966.3.2
Ameriflora
鹿毛 1989.1.29
Danzig 1977.2.12
Graceful Touch 1978.4.13
メイショウアヤメ
鹿毛 1995.3.2
仔受胎時活性値:1.50
ジェイドロバリー
黒鹿毛 1987.3.14
種付け時活性値:1.75
Mr.Prospector 1970.1.28
Number 1979.5.5
ウイルムーン
鹿毛 1987.4.6
仔受胎時活性値:1.75
ミルジョージ
鹿毛 1975.4.12
種付け時活性値:0.75
ダイアンベンチャ
鹿毛 1978.3.20
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Mr.Prospector4×4、Nijinsky4×5、Hail to Reason4×5、Northern Dancer5×5>

メイショウマンボ(2010.2.25)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★スズカマンボ
(Halo系)
グラスワンダー
(Roberto系)
ジェイドロバリー
(Mr.Prospector系)
ミルジョージ
(Mill Reef系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ジェイドロバリー
(Aristophanes)
7.00 or 5.00 祖母がOP特別2勝馬
(No.9-c ダイアンケー系)
4番仔
(4連産目)

*

では、以下にメイショウマンボのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

ウイルムーン 1987.4.6 中央1勝
|メイショウアヤメ 1995.3.2 中央3勝 葵S(OP) フェニックス賞(OP) 4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー、GII)2着
||メイショウモモカ 2002.4.5 中央0勝
|||メイショウマンボ 2010.2.25 (本馬) 優駿牝馬(GI) フィリーズレビュー

1952年に米国から輸入されたダイアンケー(1950.4.12)を祖とする牝系。ダイアンケーの仔ダイコーター(1962.6.8)が2着に敗れた東京優駿(現GI)から48年、府中芝2400mの舞台で子孫が花開きました。

*

第74回優駿牝馬(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 メイショウマンボ 牝3 55 武幸四郎 2:25.2    34.6 478
[+10]
飯田明弘 9
2 13 エバーブロッサム 牝3 55 戸崎圭太 2:25.4 1 1/4 34.6 460
[-6]
堀宣行 5
3 5 デニムアンドルビー 牝3 55 内田博幸 2:25.7 2 34.7 432
[0]
角居勝彦 1
4 4 アユサン 牝3 55 丸山元気 2:25.9 1 1/4 35.1 486
[+2]
手塚貴久 3
5 12 フロアクラフト 牝3 55 松山弘平 2:26.2 1 3/4 36.0 480
[+4]
西園正都 17

飯田明弘調教師の騎手、調教師通じて初のGIタイトルはクラシックの大舞台で成されました。騎手時代はフリーの先駆けとなられた飯田師、調教師に転じられてから、これまでローブモンタント(1991.3.21)の阪神3歳牝馬S(現阪神JF、GI)2着、桜花賞(GI)3着、キョウワジャンヌ(2008.3.15)の秋華賞(GI)2着、メイショウオウドウ(1995.5.29)の安田記念(GI)3着、マイルCS(GI)3着等があったものの、どうしても届かなかったGI勝利。祖母メイショウアヤメ、母メイショウモモカと、自身が管理されてきた厩舎ゆかりの血が、この第74回優駿牝馬でついに結実したのでした。

鞍上の武幸四郎騎手にとっても、ソングオブウインド(2003.2.20)による2006年の菊花賞(GI)以来7年ぶりとなるGI勝利。淡々とした様が、却って、格別の勝利を醸し出していました。

「やはり人の輪が大事なのだな」と思います。飯田師、武幸四郎騎手と聞いて思い浮かべるのは、松本好雄オーナー。縁が重なって見せた第74回優駿牝馬、人気はどうあれ、大団円でした。

オークス馬となったメイショウマンボの未来に幸多からんことを。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

おまけ。優駿牝馬のゴール前後のオオハシさん。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

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2013年5月18日 (土)

第74回優駿牝馬(GI)の出走予定馬について。

第74回優駿牝馬(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 レッドオーヴァル
(2010.3.7)
[A13]
5番仔+
(2連産目)
ディープインパクト Smart Strike Nijinsky Vaguely Noble
2 ブリュネット
(2010.4.12)
[8-g]
初仔 ダイワメジャー Giant's Causeway Legal Case Baronius
3 メイショウマンボ
(2010.2.25)
[9-c ダイアンケー系]
4番仔
(4連産目)
スズカマンボ グラスワンダー ジェイドロバリー ミルジョージ
4 アユサン
(2010.2.21)
[9-f]
4番仔+
(4連産目+)
ディープインパクト Storm Cat Affirmed Intentionally
5 デニムアンドルビー
(2010.4.16)
[9-f]
初仔 ディープインパクト キングカメハメハ ◆Nureyev ★Sharpen Up
6 サクラプレジール
(2010.3.14)
[13-c]
6番仔
(6連産目)
サクラプレジデント ブライアンズタイム ノーザンテースト Quadrangle
7 ティアーモ
(2010.4.26)
[4-n]
7番仔
(3連産目)
★キングカメハメハ サンデーサイレンス Lyphard Riverman
8 ブリリアントアスク
(2010.3.17)
[16-g]
10番仔
(10連産目)
ネオユニヴァース デインヒル Roberto Prince John
9 ローブティサージュ
(2010.1.28)
[8-d]
2番仔
(2連産目)
ウォーエンブレム Singspiel Machiavellian Bustino
10 リラコサージュ
(2010.4.17)
[2-p]
6番仔+
(6連産目+)
★ブライアンズタイム Kingmambo Halo Coastal
11 クラウンロゼ
(2010.3.18)
[5-d シルヴアーフオート系]
3番仔
(3連産目)
ロサード ヒシアケボノ サウスアトランティック テスコボーイ
12 フロアクラフト
(2010.5.5)
[2-e]
2番仔+
(2連産目+)
フジキセキ ★Halling Fairy King レッドアラート
13 エバーブロッサム
(2010.1.31)
[5-h]
7番仔+
(空胎後)
ディープインパクト デインヒル フォーティナイナー ★Nijinsky
14 プリンセスジャック
(2010.3.9)
[1-e]
11番仔
(不受胎後)
ダイワメジャー アフリート Danzig Buckpasser
15 セレブリティモデル
(2010.1.26)
[16-c]
4番仔
(4連産目)
★キングカメハメハ サンデーサイレンス Law Society Luciano
16 クロフネサプライズ
(2010.2.25)
[A4]
7番仔
(3連産目)
クロフネ トニービン ニホンピロウイナー ノーザンテースト
17 スイートサルサ
(2010.3.15)
[16-a]
3番仔
(3連産目)
デュランダル ★Grand Lodge Doyoun ジュニアス
18 トーセンソレイユ
(2010.1.20)
[2-f]
14番仔
(2連産目)
ネオユニヴァース Alzao Busted Queen's Hussar

府中芝2400mに挑む、うら若き乙女たちの戦い。第74回優駿牝馬。

  1. アユサン
  2. クロフネサプライズ
  3. レッドオーヴァル
  4. ローブティサージュ
  5. プリンセスジャック
  6. デニムアンドルビー
  7. セレブリティモデル

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2013年5月15日 (水)

アグネスデジタル(1997.5.15)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2013年も毎週水曜日にお届けしたいと思いました。「自分と同じ年に生まれた馬を辿る」記事もありますが、こちらも併せてお届け致します。その第11回は「平成のオールラウンダー」を。

アグネスデジタル 牡 栗毛 1997.5.15生 米国・C・W・クレイ氏&P・J・キャラハン氏生産 馬主・渡辺孝男氏 栗東・白井寿昭厩舎

アグネスデジタル(1997.5.15)の4代血統表
Crafty Prospector
栗毛 1979.4.7
種付け時活性値:0.25

Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Gold Digger
鹿毛 1962.5.28
Nashua 1952.4.14
Sequence 1946
Real Crafty Lady
栗毛 1975.4.2
▲In Reality
鹿毛 1964.3.1
Intentionally 1956.4.2
My Dear Girl 1957.2.17
Princess Roycraft
栗毛 1967.1.25
Royal Note 1952
Crafty Princess 1958.2.22
Chancey Squaw
鹿毛 1991.4.9
仔受胎時活性値:1.25

Chief's Crown
鹿毛 1982.4.7
種付け時活性値:0.00

Danzig
鹿毛 1977.2.12

Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Six Crowns
栗毛 1976.4.21
Secretariat 1970.3.30
Chris Evert 1971.2.14
Allicance
鹿毛 1980.4.1
仔受胎時活性値:0.50
Alleged
鹿毛 1974.5.4
種付け時活性値:1.25
Hoist the Flag 1968.3.31
Princess Pout 1966.3.29
Runaway Bride
鹿毛 1962
仔受胎時活性値:0.25
Wild Risk
鹿毛 1940
種付け時活性値:1.25
Aimee
青毛 1957
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:なし>

アグネスデジタル(1997.5.15)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Crafty Prospector
(Mr.Prospector系)
★Chief's Crown
(Danzig系)
Alleged
(Ribot系)
Wild Risk
(Rabelais系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Alleged
(Princess Pout)
3.00 半弟ジャリスコライト
(No.22-d)
初仔

*

第17回マイルチャンピオンシップ(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 13 アグネスデジタル 牡3 55 的場均 1:32.6 レコード 34.3 444
[+2]
白井寿昭 13
2 11 ダイタクリーヴァ 牡3 55 安藤勝己 1:32.7 1/2 34.6 494
[+14]
橋口弘次郎 1
3 7 メイショウオウドウ 牡5 57 飯田祐史 1:32.8 3/4 34.3 462
[+8]
飯田明弘 12
4 4 ダイタクヤマト 牡6 57 江田照男 1:33.0 1.1/2 35.5 488
[0]
石坂正 6
5 2 エイシンプレストン 牡3 55 福永祐一 1:33.2 3/4 35.6 466
[-4]
北橋修二 4

それまでの5勝をすべてダートで挙げていたアグネスデジタル。前走武蔵野S(GIII)2着から挑んだここは13番人気もやむなし。ところがどっこい「京都の外回りは的場均」に導かれて、1分32秒6のレコードタイムで快勝。このマイルCS勝利は、的場騎手にとっても、最後のGI勝利となりました。

*

第14回マイルチャンピオンシップ南部杯(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 馬体重
[前走比]
調教師
1 7 アグネスデジタル 牡4 56 四位洋文 1:37.7    445
[+1]
白井寿昭 1
2 1 トーホウエンペラー 牡5 56 村上忍 1:37.8 3/4 506
[+7]
千葉四美 5
3 3 ノボトゥルー 牡5 56 菅原勲 1:37.9 1/2 450
[-4]
森秀行 3
4 4 ゴールドティアラ 牝5 54 蛯名正義 1:38.0 1/2 486
[+27]
松田国英 4
5 6 ウイングアロー 牡6 56 岡部幸雄 1:38.8 5 463
[-7]
南井克巳 2

不本意だった4歳初頭から春にかけての3戦の後、夏季休暇明けの日本テレビ盃(現JpnII、当時統一GIII)を楽勝して挑んだマイルCS南部杯。見れば強いメンツが集まったこのレースも制して、芝ダート共にGI勝ちを収めたという結果でした。

*

第124回天皇賞・秋(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 10 アグネスデジタル 牡4 58 四位洋文 2:02.0    35.4 452
[+7]
白井寿昭 4
2 6 テイエムオペラオー 牡5 58 和田竜二 2:02.2 1 35.8 470
[-8]
岩元市三 1
3 2 メイショウドトウ 牡5 58 安田康彦 2:02.6 2.1/2 36.5 510
[+2]
安田伊佐夫 2
4 8 イブキガバメント 牡5 58 河内洋 2:02.7 3/4 35.9 490
[+6]
橋口弘次郎 5
5 11 ダイワテキサス 牡8 58 柴田善臣 2:02.8 クビ 36.3 478
[+4]
増沢末夫 11

ひとつの決断が他馬にとっての分水嶺となることもあります。マルチプルな活躍を見せるアグネスデジタルの天皇賞・秋出走に伴い、武蔵野Sに回ることになったクロフネ(1998.3.31) 。アグネスデジタル、間接的にではありますが、後のもう1頭の芝ダートGI勝ち馬を生み出すことに寄与することとなりました。

ともあれ、戦前の謂れ無きそしりを結果で見返したこの天皇賞・秋は、アグネスデジタルという異端の才能が、真に非凡であることを示したレースでした。なお、外国産馬による天皇賞・秋制覇は1956年のミツドフアーム(1951.9.17)以来45年ぶりのことでした。

*

「ラストコーナー、グッドフィーリング」。

香港マイル(GI)のエイシンプレストン(1997.4.9)、香港ヴァーズ(GI)のステイゴールド(1994.3.24)、そして香港カップ(GI)のアグネスデジタル。この2001年の香港GIデーは日本馬の見事な3タテでした。

*

第19回フェブラリーS(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 9 アグネスデジタル 牡5 57 四位洋文 1:35.1    35.6 452
[-1]
白井寿昭 1
2 12 トーシンブリザード 牡4 57 石崎隆之 1:35.3 1 35.6 486
[-5]
佐藤賢二 4
3 2 ノボトゥルー 牡6 57 O.ペリエ 1:35.4 1/2 36.3 460
[0]
森秀行 2
4 3 トゥザヴィクトリー 牝6 55 武豊 1:35.5 1/2 36.6 494
[+6]
池江泰郎 3
5 8 トーホウエンペラー 牡6 57 菅原勲 1:35.6 1/2 36.3 506
[+2]
千葉四美 6

盛岡ダート1600m、府中芝2000m、シャティン芝2000m、そして迎えた府中ダート1600m。国内外、そして芝ダート問わずにGI4連勝を遂げたアグネスデジタル。環境に負けない、そのタフネスぶりも素晴らしい。なお、GI昇格後のフェブラリーSを1番人気馬が制したのは施行6回目で初めてでした。また、このフェブラリーSは鞍上の四位騎手にとって、JRA700勝の区切りの勝利でもありました。

*

第53回安田記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 アグネスデジタル 牡6 58 四位洋文 1:32.1 レコード 33.7 468
[-4]
白井寿昭 4
2 16 アドマイヤマックス 牡4 58 武豊 1:32.1 クビ 34.0 478
[+16]
橋田満 6
3 8 ローエングリン 牡4 58 後藤浩輝 1:32.2 3/4 34.3 474
[-4]
伊藤正徳 1
4 14 イーグルカフェ 牡6 58 D.オリヴァー 1:32.2 ハナ 33.6 468
[-10]
小島太 10
5 7 ダンツフレーム 牡5 58 藤田伸二 1:32.3 1/2 34.1 508
[+2]
山内研二 3

異端児の最後のGI勝利は、改めて、その絶対能力の奥深さを思わされるものでした。前年のクイーンエリザベスII世C(香GI)2着以来1年ぶりの出走となった、前走かきつばた記念(現JpnIII)4着を叩いて挑んだこの一戦。アドマイヤマックス(1999.4.9)の先行抜け出しの様が絶妙に見えたところで、外から追い込んで来たのは、黒の帽子に「黄、赤袖、水二本輪」の勝負服、栗毛も鮮やかにアグネスデジタル。追い詰めて追い詰めて、決勝点では「クビ」だけ交わし切っていました。そうして、計時されたタイムは1分32秒1のレコード。恐るべきは、アグネスデジタル。この勝利を以て、4年連続GI制覇の偉業を遂げたのでした。

*

アグネスデジタルという馬は、国内外のGI6勝という実績において「真の強者」であったことは言わずもがなです。

そんな彼の真骨頂は、追い込み脚の鋭さや、立ち回りの器用さよりも、最後の最後まで諦めずに頑張ろうとする「精神力」にあったように思います。

その内に秘めたる「チカラ」が、どのレースでもよく現れていると、彼の戦歴を辿り直してみて、改めて感じました。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2013年5月12日 (日)

第8回ヴィクトリアマイル(GI)の勝ち馬。

ヴィルシーナ 牝 青毛 2009.3.5生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・佐々木主浩氏 栗東・友道康夫厩舎

ヴィルシーナ(2009.3.5)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28

Burghclere
鹿毛 1977.4.26

Busted 1963
Highclere 1971
ハルーワスウィート
栗毛 2001.3.12
仔受胎時活性値:1.75
Machiavellian
黒鹿毛 1987.1.31
種付け時活性値:1.25
★Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Coup de Folie
鹿毛 1982.4.2
Halo 1969.2.7
Raise the Standard 1978.3.31
ハルーワソング
栗毛 1996.5.15
仔受胎時活性値:1.00
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:0.50
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Morn of Song
鹿毛 1988.3.20
仔受胎時活性値:1.75
Blushing Groom
栗毛 1974
種付け時活性値:1.25
Glorious Song
鹿毛 1976.4.22
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Halo3×4・5、Northern Dancer5×4、Natalma(♀)5×5(母方)>

ヴィルシーナ(2009.3.5)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Machiavellian
(Mr.Prospector系)
Nureyev
(Northern Dancer系)
Blushing Groom
(Red God系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ディープインパクト 5.25 4代母が言わずもがなの名牝
(No.12-c)
2番仔
(2連産目)

*

では、以下にヴィルシーナのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Morn of Song 1988.3.20 英米3勝
|ハルーワソング 1996.5.15 不出走
||ハルーワスウィート 2001.3.12 中央5勝
|||ヴィルシーナ 2009.3.5 (本馬) ヴィクトリアマイル(GI) クイーンC(GIII)ほかGI2着4回
||フレールジャック 2008.5.25 現役 ラジオNIKKEI賞(GIII) 神戸新聞杯(GII)3着
|Mezzo Soprano 2000.3.1 仏米英UAE4勝 ヴェルメイユ賞(仏GI) リブルズデイルS(英GII)3着 プシシェ賞(仏GIII)3着
||Claremont 2006.4.25 現役 リス賞(仏GIII) ジョッキークラブS(英GII)3着 オカール賞(仏GII)3着ほか英GIII3着

母ハルーワスウィートは「尻尾がない馬」として、現役時代に時折話題に上がる馬でした。佐々木主浩オーナーは、そんな彼女をずっと応援されていて、仔を買い求め続けられているのだとか。佐々木オーナー、ヴィルシーナの活躍は本当に嬉しいでしょうね。

*

第8回ヴィクトリアマイル(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 11 ヴィルシーナ 牝4 55 内田博幸 1:32.4    34.0 450
[-6]
友道康夫 1
2 8 ホエールキャプチャ 牝5 55 蛯名正義 1:32.4 ハナ 33.4 474
[+2]
田中清隆 12
3 1 マイネイサベル 牝5 55 柴田大知 1:32.5 1/2 34.1 478
[-6]
水野貴広 5
4 3 ジョワドヴィーヴル 牝4 55 川田将雅 1:32.6 1/2 33.3 430
[+2]
松田博資 4
5 6 ドナウブルー 牝5 55 C.ウィリアムズ 1:32.7 1/2 34.1 430
[0]
石坂正 7

5度目の正直、成る。11回目の競走、馬番11番で掴んだ頂点は1番人気に応えた結果でした。脚色が怪しくなったかなと思いきや、外からディフェンディングチャンピオンのホエールキャプチャ(2008.2.24)が鋭脚を見せると、負けじと伸び返しました。見事な勝負根性でした。

また、内田博幸騎手にとっても、このところ2回続けてGI1番人気に応えられずに悔しい思いをされていたでしょうから、溜飲を下げることとなりました。

ただ、いずれは母に成り行く馬たちの、母の日に行われたこのレースで、残念なことが起きてしまいました。いつにも増して、祈りのフレーズを捧げておきます。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてがどうか無事でありますように。

*

おまけ。ヴィクトリアマイルゴール前後のオオハシさん。

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2013年5月 8日 (水)

サクラローレル(1991.5.8)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2013年も毎週水曜日にお届けしたいと思いました。「自分と同じ年に生まれた馬を辿る」記事もありますが、こちらも併せてお届け致します。その第10回は「遅れてやって来た同期の桜」を。

サクラローレル 牡 栃栗毛 1991.5.8生 静内・谷岡牧場生産 馬主・(株)さくらコマース 美浦・境勝太郎厩舎→美浦・小島太厩舎

サクラローレル(1991.5.8)の4代血統表
Rainbow Quest
鹿毛 1981.5.15
種付け時活性値:0.25
Blushing Groom
栗毛 1974
Red God
栗毛 1954.2.15
Nasrullah 1940.3.2
Spring Run 1948
Runaway Bride
鹿毛 1962
Wild Risk 1940
Aimee 1957
I Will Follow
鹿毛 1975.4.29
▲Herbager
鹿毛 1956
Vandale 1943
Flagette 1951
Where You Lead
栗毛 1970.4.23
★Raise a Native 1961.4.18
Noblesse 1960
ローラローラ
栗毛 1985.3.23
仔受胎時活性値:1.25
Saint Cyrien
鹿毛 1980.4.22
種付け時活性値:1.00
Luthier
黒鹿毛 1965.3.22
Klairon 1952
Flute Enchantee 1950
Sevres
鹿毛 1974.2.9
Riverman 1969
Saratoga 1966.2.12
Bold Lady
栗毛 1974.2.27
仔受胎時活性値:0.50
ボールドラッドUSA
栗毛 1962.4.23
種付け時活性値:0.75
Bold Ruler 1954.4.6
Misty Morn 1952
Tredam
栗毛 1966
仔受胎時活性値:1.75
High Treason
栗毛 1951
種付け時活性値:1.50
Damasi
栗毛 1953
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Nasrullah4×5>

サクラローレル(1991.5.8)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Rainbow Quest
(Red God系)
Saint Cyrien
(Luthier系)
ボールドラッドUSA
(Bold Ruler系)
High Treason
(Fairway系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
High Treason
(Eastern Grandeur)
4.50 従弟タイムパラドックス
(No.14)
2番仔
(2連産目)

*

第113回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 サクラローレル 牡5 58 横山典弘 3:17.8    34.7 484
[-12]
境勝太郎 3
2 4 ナリタブライアン 牡5 58 南井克巳 3:18.2 2.1/2 35.5 478
[-8]
大久保正陽 1
3 10 ホッカイルソー 牡4 58 蛯名正義 3:18.5 1.3/4 34.9 488
[0]
田中清隆 4
4 16 ハギノリアルキング 牡6 58 藤田伸二 3:18.8 2 35.8 478
[-2]
小林稔 9
5 7 マヤノトップガン 牡4 58 田原成貴 3:18.8 ハナ 36.1 456
[-4]
坂口正大 2

前哨戦の阪神大賞典(GII)で一騎討ちを演じたナリタブライアン(1991.5.3)とマヤノトップガン(1992.3.24)に人気が集まりましたが、この2頭に「待った」をかけたのは東の大器、サクラローレルでした。前走は自身1年1ヶ月の休養明けとなる中山記念(GII)でしたが、単勝9番人気をはね返しての快勝劇でした。勝ち運に乗っての第113回天皇賞・春、サクラローレルにとっては、GI初挑戦でした。レースの道中、集団後方に構えていたサクラローレルと横山典弘騎手。人気両頭が直線で先に抜け出した所を、外から強襲しました。栃栗毛の馬体が、淀の芝の上を力強く跳ねて行きました。ゴール板を先頭で駆け抜けた時には、ナリタブライアンに2馬身半の差を着けていました。ナリタブライアンにとっては、遅れてやって来た同期の桜、サクラローレル。ただただ、圧勝でした。

*

第41回有馬記念(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 サクラローレル 牡5 56 横山典弘 2:33.8    36.5 502
[+6]
境勝太郎 1
2 11 マーベラスサンデー 牡4 57 武豊 2:34.2 2.1/2 37.1 484
[-2]
大沢真 3
3 4 マイネルブリッジ 牡4 57 坂本勝美 2:34.3 1/2 37.0 500
[0]
伊藤正徳 14
4 8 ロイヤルタッチ 牡3 55 岡部幸雄 2:35.0 4 37.5 448
[0]
伊藤雄二 6
5 5 ヒシアマゾン 牝5 54 河内洋 2:35.0 クビ 37.0 500
[+8]
中野隆良 5

記録を辿れば「875億円」という、1レースにおける勝馬投票券の投票金額世界レコードの一戦だった、第41回有馬記念。レースは、当時の中長距離の上級重賞ではおなじみだったカネツクロス(1991.3.18)の先導により始まりました。そして2番手にマヤノトップガン、3番手にファビラスラフイン(1993.4.13)、4番手にマーベラスサンデー(1992.5.31)と続きました。上位人気馬が、サクラローレルより前の位置で競馬をしようとしていました。サクラローレルは、それらの馬を見る形で、悠然と、中段6~7番手の位置にいました。

カネツクロスの作り出した流れは、力のいる洋芝の馬場にしてはよどみない、平均ペース。レースはほぼ一団の構えで淡々と進み、残り1000mを切った付近から、動き始めました。3角。いったん5番手並びに位置を下げていたマーベラスサンデーが、馬群の外側の方で「すっ」と動きました。武豊騎手が、少しだけ押しながら、3番手まで順位を上げました。それを見て、サクラローレルも徐々に進出。横山典弘騎手が追い加減に馬群前方へ取り付こうとしました。前を見ると、マヤノトップガンは馬なりで2番手を楽走していました。4角。カネツクロスの逃げを先頭に、手応え良くマヤノトップガン、外を仕掛け気味にマーベラスサンデー、その後ろ4番手にサクラローレルがいました。

直線。あれ程良い感じで進んでいたマヤノトップガンに、思うような伸びはありません。力のいる洋芝に脚を取られるような形で、追い比べに遅れを取りました。その代わり、外からマーベラスサンデーが必死の逃げ込み態勢に入ろうとしています。中山の芝状態を考えて先に仕掛けた武豊騎手の作戦は、成功したかに思えました。しかし、もうひとつ外から桃色の勝負服に桃色のバンテージ、目立ついでたちのサクラローレルが、あっさりと、ほんとにあっさりと抜き去りました。中山の急坂を迎えたにも関わらず、推進力豊かに四肢は回転していました。前脚は高く上がり、それが大地を蹴る毎に、後続との差を引き離しました。ゴールした瞬間には、マーベラスサンデーとの差は2馬身と2分の1も着いていました。サクラローレル、全くの完勝でした。

サクラローレル、栃栗毛が暮れの中山の芝に映え、グランプリ史上初めて、サクラを冠に戴く馬名が勝ち馬として名前に刻まれました。

*

サクラローレルという馬は、1996年の年度代表馬という栄誉を蹄中に収めた馬であるにも関わらず、全条件戦を勝ち上がった珍しい馬でした。脚元の不安と闘いながら、一歩一歩、階段を上って行ったのでした。

私は、2度、サクラローレルを目の前で見ています。1度目は、1994年11月20日。私が初めて競馬場に行った日。淀でノースフライト(1990.4.12)がマイルCS(GI)を制した日の第7レース、900万条件戦の比良山特別に出走して勝利を収めたのが、小島太騎手騎乗のサクラローレルでした。その時はサクラバクシンオー(1989.4.14)の帯同馬でした。2度目は、1996年4月21日。そう、ナリタブライアンを豪快に差し切った上述の第113回天皇賞・春。横山典弘騎手騎乗の満5歳馬は、跳ねるようにして、馬場の真ん中を割って行きました。目を閉じれば、緑の芝と桃色の勝負服と栃栗毛の美しさが、私の脳裏に鮮やかに蘇ります。

サクラローレル。そんな記憶もあいまって、忘れられない名馬の1頭ですね。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2013年5月 6日 (月)

第18回NHKマイルカップ(GI)の勝ち馬。

マイネルホウオウ 牡 栗毛 2010.4.23生 新冠・ヒカル牧場生産 馬主・(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 美浦・畠山吉宏厩舎

マイネルホウオウ(2010.4.23)の4代血統表
スズカフェニックス
栗毛 2002.3.29
種付け時活性値:1.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ローズオブスズカ
鹿毛 1992.4.18
Fairy King
鹿毛 1982.3.4
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Rose of Jericho
鹿毛 1984.3.14
Alleged 1974.5.4
Rose Red 1979.4.28
テンザンローズ
栗毛 2002.4.6
仔受胎時活性値:1.75
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.25
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace 1969.1.24
Laredo Lass 1971.3.19
コウエイシャダイ
栗毛 1994.6.10
仔受胎時活性値:1.75
リアルシャダイ
黒鹿毛 1979.5.27
種付け時活性値:1.50
Roberto 1969.3.16
Desert Vixen 1970.4.19
ポイントゲッター
芦毛 1980.3.29
仔受胎時活性値:1.25
★シルバーシャーク
芦毛 1963
種付け時活性値:0.00
トサハヤテ
鹿毛 1968.6.5
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4・5×5、Hail to Reason4×5>

マイネルホウオウ(2010.4.23)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
スズカフェニックス
(Halo系)
フレンチデピュティ
(Deputy Minister系)
リアルシャダイ
(Hail to Reason系)
シルバーシャーク
(Relic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スズカフェニックス 5.50 大伯父オースミポイント
(No.16-c ヘレンサーフ系)
3番仔
(3連産目)

*

第18回NHKマイルカップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 マイネルホウオウ 牡3 57 柴田大知 1:32.7    33.7 482
[0]
畠山吉宏 10
2 17 インパルスヒーロー 牡3 57 田中勝春 1:32.7 クビ 33.9 496
[-4]
国枝栄 6
3 12 フラムドグロワール 牡3 57 横山典弘 1:32.8 クビ 34.6 488
[-10]
藤沢和雄 8
4 6 レッドアリオン 牡3 57 川須栄彦 1:33.0 1 1/4 33.6 472
[+2]
橋口弘次郎 3
5 10 ガイヤースヴェルト 牡3 57 C.ウィリアムズ 1:33.0 クビ 35.1 490
[-2]
斎藤誠 2

「競馬学校花の12期生」のひとりである、柴田大知騎手。記録を辿れば、2006年、2007年と2年連続で未勝利に終わったこともありました。けれど、諦めずに頑張っていれば、花開く。不死鳥の仔で遂げた、18年目の平地GI初勝利は、自身JRA200勝の区切りの勝利。果たせるかな、グレード制導入後のJRAでは、熊沢重文騎手に続いて2人目の「平地・障害両方のGIを制した騎手」となられました。そして、マイネルホウオウを管理されている畠山吉宏調教師にとってもGI初勝利、さらに父スズカフェニックスにとっても産駒のJRA重賞初勝利がGIとなりました。本当におめでとうございました。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

おまけ。NHKマイルカップゴール前後のオオハシさん。

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2013年5月 1日 (水)

メジロデュレン(1983.5.1)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年2013年も毎週水曜日にお届けしたいと思いました。「自分と同じ年に生まれた馬を辿る」記事もありますが、こちらも併せてお届け致します。その第9回は「名優の兄」を。

メジロデュレン 牡 鹿毛 1983.5.1生~2009.10.15没 浦河・吉田堅氏生産 馬主・メジロ商事(株) 栗東・池江泰郎厩舎

メジロデュレン(1983.5.1)の4代血統表
フィディオン
鹿毛 1972.5.26
種付け時活性値:0.50
Djakao
鹿毛 1966.3.16
Tanerko
黒鹿毛 1953.5.3
Tantieme 1947
La Divine 1943
Diagonale
栗毛 1959.4.6
Ribot 1952.2.27
Barley Corn 1950
Thessalie
鹿毛 1963.4.26
Sicambre
黒鹿毛 1948
Prince Bio 1941
Sif 1936
La Tournelle
鹿毛 1954
▲Tourment 1944
Vatellino 1942
メジロオーロラ
栗毛 1978.3.8
仔受胎時活性値:1.00
リマンド
栗毛 1965.2.16
種付け時活性値:1.00
Alcide
鹿毛 1955
▲Alycidon 1945.3.15
Chenille 1940
Admonish
芦毛 1958
Palestine 1947
Warning 1950
メジロアイリス
黒鹿毛 1964.4.8
仔受胎時活性値:1.25
ヒンドスタン
黒鹿毛 1946
種付け時活性値:0.25
▲Bois Roussel 1935
Sonibai 1939
アサマユリ
栗毛 1959.3.17
仔受胎時活性値:1.00
★ボストニアン
栗毛 1950.5.13
種付け時活性値:0.00
トモエ
栗毛 1951.5.8
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:なし>

メジロデュレン(1983.5.1)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
フィディオン
(Teddy系)
リマンド
(Blandford系)
ヒンドスタン
(Bois Roussel系)
ボストニアン
(The Tetrarch系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
リマンド 5.00 半弟メジロマックイーン
(No.7-c アストニシメント系)
初仔

*

第47回菊花賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
4F
馬体重
[前走比]
調教師
1 13 メジロデュレン 牡3 57 村本善之 3:09.2    48.9 444
[+6]
池江泰郎 6
2 14 ダイナガリバー 牡3 57 増沢末夫 3:09.3 1/2 49.0 484
[0]
松山吉三郎 5
3 11 ラグビーボール 牡3 57 河内洋 3:09.5 1.1/4 48.7 454
[+8]
田中良平 1
4 4 エイシンウオリア 牡3 57 南井克巳 3:09.8 1.3/4 49.2 476
[-2]
宇田明彦 8
5 7 タケノコマヨシ 牡3 57 伊藤清章 3:10.0 1.1/4 48.9 484
[-2]
伊藤修司 2

強気の格上挑戦だった夏の函館の巴賞(OP)でウインザーノット(1980.3.3)から0秒3差の3着と踏ん張った後、900万下の樽前山特別、1400万下の嵐山特別と連勝で挑んだGI初舞台が第47回菊花賞。メジロデュレンは別路線からのチャレンジャーとして同期生たちとの戦いに挑みました。道中は先行5番手辺りの位置で馬群の外々を回っていたメジロデュレン、出走21頭中唯1頭の淀3000mの経験馬である強みなのか、余裕すら感じられる走りぶり。そして4角から直線では馬場中央を先に抜け出しに掛かり、内のダイナガリバー(1983.3.23)と外のラグビーボール(1983.3.10)の追撃を封じて、見事に菊花賞馬の栄冠を蹄中に収めたのでした。

このメジロデュレンの菊花賞が、池江泰郎調教師の初めてのGI勝利であり、鞍上の村本善之騎手もクラシック初制覇。そしてまた、メジロ勢にとっても、初めての牡馬クラシック制覇と相成りました。メジロ勢は、この1986年にメジロラモーヌ(1983.4.9)で牝馬3冠も果たされており、まさに絶頂期に入り始めた頃でした。

記録を辿れば、巴賞では426kg、樽前山特別では434kg、嵐山特別では438kg、そして菊花賞では444kgと、走る度にプラス体重だったメジロデュレン。満3歳夏から秋にかけて、馬に実が入っていった、というところもあったのでしょう。

*

第32回有馬記念(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 7 メジロデュレン 牡4 57 村本善之 2:33.9    35.4 460
[-14]
池江泰郎 10
2 8 ユーワジェームス 牡3 55 安田富男 2:34.0 1/2 35.7 468
[+6]
新関力 7
3 1 ハシケンエルド 牡4 57 飯田明弘 2:34.0 ハナ 35.7 528
[-2]
中尾正 14
4 3 レジェンドテイオー 牡4 57 郷原洋行 2:34.2 1.1/2 36.2 524
[-2]
田村駿仁 6
5 2 ミスターブランディ 牡5 56 津留千彰 2:34.2 ハナ 36.1 480
[+4]
大和田稔 13

満4歳初戦の日経新春杯(GII)で3着となった後、骨折で休養となったメジロデュレン。秋に復帰し、カシオペアS(OP)5着、鳴尾記念(当時GII、現GIII)10着と2走叩いて挑んだのが、暮れの大一番、第32回有馬記念でした。

オールドファンの記憶に残っているであろう1987年の有馬記念。レースは、スタート直後に当年の日本ダービー(GI)馬メリーナイス(1984.3.22)が落馬、4角で当年の皐月賞(GI)と菊花賞を制したサクラスターオー(1984.5.2)が競走中止という、2つの波乱が起きました。そして、波乱に波乱を重ねるように、直線では人気薄馬ばかりが上位争いを演じていました。そんな中、道中は後方で構えていたメジロデュレンが、馬場の外側から1頭だけ違う脚色で伸びると、ユーワジェームス(1984.3.30)とハシケンエルド(1983.3.7)をまとめて交わしきり、決勝点に真っ先に飛び込んだのでした。

衝撃の結果ばかりに目が行きがちですが、メジロデュレンのレースぶりは見事なものでした。その鋭脚と、鞍上の村本騎手の手綱さばきとが重なって、メジロ勢初の有馬記念制覇につながりました。

記録を辿れば、日経新春杯では456kg、カシオペアSでは462kg、鳴尾記念では474kgと、やはり馬体が大きくなり続けていたメジロデュレン。けれど、サスガに鳴尾記念は太め残りだったのか、有馬記念は14kg減の460kgで挑んで勝利を収め、GI出走機会2戦2勝という勝負強さを見せたのでした。

*

弟が絶えず上位人気に推されていたのとは対照的に、兄は高額賞金の掛かるGIレースで人気薄ながら大駆けを見せるタイプという感もありました。

とはいえ、真に実力がなければ、GI2勝は果たせません。気質は異なれど、名優の兄は、やはり名優だったのです。

弟同様にメジロイズムの結晶であった、メジロデュレン。彼の血統表を開けば、その威信を垣間見られます。そしてまた、「これでもか」というステイヤー形質に、「昭和は遠くになりにけり」を思わざるを得ません。

ともあれ、賢兄賢弟の組み合わせはなかなかに難しいはずなのに、それを遂げたメジロデュレンとメジロマックイーン(1987.4.3)、やはり偉大な兄弟でした。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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