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2012年4月

2012年4月30日 (月)

第145回天皇賞・春(GI)の勝ち馬。

ビートブラック 牡 青毛 2007.5.23生 新冠・ノースヒルズマネジメント生産 馬主・前田幸治氏 栗東・中村均厩舎

ビートブラック(2007.5.23)の4代血統表

ミスキャスト
鹿毛 1998.5.23
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ノースフライト
鹿毛 1990.4.12
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
シャダイフライト
鹿毛 1973.2.19
ヒッティングアウェー 1958.4.9
フォーワードフライト 1967.4.10
アラームコール
黒鹿毛 1996.4.19
仔受胎時活性値:0.50
ブライアンズタイム
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:0.50
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Kelley's Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark 1963.4.7
Golden Trail 1958.3.5
インワンズジョイ
黒鹿毛 1990.1.17
仔受胎時活性値:1.25
★Rainbow Quest
鹿毛 1981.5.15
種付け時活性値:0.00(2.00)
Blushing Groom 1974.4.8
I Will Follow 1975.4.29
Kaweah Maid
黒鹿毛 1982.4.17
仔受胎時活性値:1.75
General Assembly
栗毛 1976.4.30
種付け時活性値:1.25
Janina
鹿毛 1965
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×4>

ビートブラック(2007.5.23)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ミスキャスト
(Halo系)
ブライアンズタイム
(Roberto系)
Rainbow Quest
(Blushing Groom系)
General Assembly
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
General Assembly
(Exclusive Dancer)
5.50 or 3.50
(No.22-a)
4番仔
(3連産目)

*

では、以下にビートブラックのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Kaweah Maid 1982.4.17 英0勝
|インワンズジョイ 1990.1.17 不出走
||アラームコール 1996.4.19 中央5勝
|||ビートブラック 2007.5.23 (本馬) 天皇賞・春(GI) 大阪―ハンブルクカップ(OP) 京都大賞典(GII)2着 菊花賞(GI)3着

4代母Janinaからの別分枝には仔にデューハーストS(英GI)の勝ち馬Monteverdi(1977.4.10)-エイシンプレストン(1997.4.9)の母父-、孫にドンH(米GI)、ガルフストリームパークH(米GI)の勝ち馬ジェイドハンター(1984.2.22)等が見えます。

*

第145回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 ビートブラック 牡5 58 石橋脩 3:13.8    36.5 512
[-2]
中村均 14
2 16 トーセンジョーダン 牡6 58 岩田康誠 3:14.5 4 34.0 478
[-4]
池江泰寿 3
3 11 ウインバリアシオン 牡4 58 武豊 3:14.8 2 33.5 512
[-2]
松永昌博 2
4 5 ジャガーメイル 牡8 58 四位洋文 3:14.9 クビ 33.6 476
[-4]
堀宣行 9
5 8 ギュスターヴクライ 牡4 58 蛯名正義 3:15.1 1 1/2 34.4 494
[-4]
荒川義之 4

開幕2週目でも高速馬場に変わりなく、天皇賞・春の他のレースでも、前が止まらない展開が多く見られました。そんな中で行われた、2012年4月29日日曜日、昭和の日の第145回天皇賞・春。14番人気馬ビートブラック、スタート直後に舌を出している姿が気になりましたが、道中は先行2番手の積極策。そして3コーナーから4コーナーにかけて攻めてハナを奪い取ると、我慢強く脚を伸ばし続けて、見事に1着ゴールイン。勝ち時計3分13秒8は、ディープインパクト(2002.3.25)が持つ世界レコード3分13秒4に0秒4差の史上2位の好タイム。鞍上の男前、石橋脩騎手は嬉しいGI初勝利となりました。レースは、4馬身差で2着トーセンジョーダン(2006.2.4)がようやく続き、更に2馬身差で3着ウインバリアシオン(2008.4.10)。単勝1.3倍の圧倒的1番人気を集めたオルフェーヴル(2008.5.14)は11着同着と惨敗を喫してしまいました。

しかし、生き物が織り成す競走というのは、それそのものが生き物ですね。なかなかに人間の思惑通りにいかないもの。とは言うものの、中島理論的には現在飽和血脈となりつつあるSS系の0遺伝馬が1着、SSフリー馬が2着と古馬頂点に立つに相応しい血統馬の1着、2着ではあったのです。なおのこと、ビートブラックは、父ミスキャストの主な勝ち鞍「プリンシパルS(OP)」というマイナー種牡馬が送り出した、現代のチャンスブレッドでした。ついで思えば、昨年2011年も、1着ヒルノダムール(2007.5.20)がSS系の0遺伝馬、2着エイシンフラッシュ(2007.3.27)がSSフリー馬という、同じ組み合わせの決着。歯替わりが終わった後の戦いは、自身の内なる血との戦いということなのでしょうか……。

そして、天皇賞・春における人気薄の先行逃げ切りというと、2004年のイングランディーレ(1999.5.21)を思い出します。彼も父ホワイトマズル(1990.3.21)の満8歳時の0遺伝を受けた5歳馬でした。

*

ともあれ、ビートブラックが能力を発揮して高速馬場での淀芝3200mを勝ち切ったのは紛れも無い事実。驚きとともに迎えられた勝利ではありましたが、伊達や酔狂で天皇賞・春を史上2位のタイムで1着にはなれないもの。レース後のオーナーサイドの談話によると、アーネストリー(2005.5.17)、トレイルブレイザー(2007.3.15)と共に凱旋門賞(仏GI)の登録をされるそうです。凱旋門賞を走るミスキャストの仔、それは取りも直さず、「フーちゃんの孫」が凱旋門賞を走るということ。むぅ、そうなれば痛快。今はただただ、ビートブラックがこのまま無事に行ってくれることを祈るのみです。

そしてまた、歯車が噛み合わず、色んなことが白紙になってしまった金色の3冠馬も、また元気に走る姿を見せて欲しいと願います。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

おまけ。「前が止まらん!!」「おぅら、逃げ切った、ミスキャストの仔が逃げ切った!!」と叫ぶオオハシさん。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

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2012年4月28日 (土)

第145回天皇賞・春(GI)の出走予定馬について。

第145回天皇賞・春(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ビートブラック
(2007.5.23)
[22-a]
4番仔
(3連産目)
ミスキャスト ブライアンズタイム Rainbow Quest General Assembly
2 トウカイトリック
(2002.2.26)
[5-g]
5番仔
(5連産目)
エルコンドルパサー Silver Hawk Explodent Bolero
3 ナムラクレセント
(2005.4.22)
[16-a スワンズウッドグローヴ系]
12番仔
(10連産目)
ヤマニンセラフィム サクラショウリ ダンディルート ★フィダルゴ
4 モンテクリスエス
(2005.2.21)
[10-a]
9番仔
(9連産目)
シンボリクリスエス ラストタイクーン Auction Ring Prince John
5 ジャガーメイル
(2004.5.8)
[1-w]
7番仔
(4連産目)
ジャングルポケット サンデーサイレンス ノーザンテースト ★First Landing
6 ゴールデンハインド
(2006.3.19)
[10-a]
4番仔
(4連産目)
クロフネ Seeking the Gold Chief's Crown ★Riva Ridge
7 ユニバーサルバンク
(2008.4.16)
[2-u]
7番仔
(2連産目)
ネオユニヴァース ドクターデヴィアス Luthier Sir Ribot
8 ギュスターヴクライ
(2008.3.21)
[3-e]
9番仔
(2連産目)
ハーツクライ ★Fabulous Dancer Kaldoun Carvin
9 コスモロビン
(2008.5.28)
[19]
2番仔
(2連産目)
ゼンノロブロイ ジェイドロバリー Silver Hawk Overskate
10 ケイアイドウソジン
(2006.4.12)
[8-f]
11番仔+
(不受胎後)
キングカメハメハ Cutlass Barachois Speak John
11 ウインバリアシオン
(2008.4.10)
[19-c]
8番仔
(3連産目)
ハーツクライ Storm Bird Time for a Change Dancing Count
12 クレスコグランド
(2008.1.31)
[16-c]
3番仔
(3連産目)
タニノギムレット サンデーサイレンス Law Society Luciano
13 フェイトフルウォー
(2008.1.11)
[2-n]
2番仔
(2連産目)
ステイゴールド メジロマックイーン ★Nijinsky Riva Ridge
14 ローズキングダム
(2007.5.10)
[1-w]
3番仔
(3連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス Shirley Heights Lyphard
15 ヒルノダムール
(2007.5.20)
[4-i]
2番仔
(2連産目)
マンハッタンカフェ ラムタラ L'Emigrant Brigadier Gerard
16 トーセンジョーダン
(2006.2.4)
[9-a]
5番仔
(5連産目)
ジャングルポケット ノーザンテースト Crafty Prospector ★Secretariat
17 トウカイパラダイス
(2007.4.12)
[7-c アストニシメント系]
12番仔
(不受胎後)
ゴールドアリュール マルゼンスキー ファラモンド ネヴァービート
18 オルフェーヴル
(2008.5.14)
[8-c]
5番仔
(5連産目)
ステイゴールド メジロマックイーン ◆ノーザンテースト Lt.Stevens

精鋭18頭が栄光の天皇盾を目指して淀芝3200mで競います、第145回天皇賞・春。

  1. オルフェーヴル
  2. トーセンジョーダン
  3. ギュスターヴクライ
  4. ヒルノダムール
  5. ウインバリアシオン
  6. ナムラクレセント

負けてはいけない一戦だと思います。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2012年4月27日 (金)

初めて意識をして見たクラシック世代を辿る(其の九)-ネーハイシーザー(1990.4.27)-。

私も案外長いこと競馬を見ていることに気付いてしまいました。現3歳の2009年生まれ世代で都合20世代のクラシックを見ることになります。そりゃ、ピチピチの10代やったのに、30代半ばに差し掛かりますわ(笑)

そんな訳で、初めて意識をして見たクラシック世代である、1990年生まれ世代のGI勝ち馬たちを辿ってみたいと思います。

今回は、日本競馬史上初めて、芝1800mで1分44秒台の勝ち時計を記録した天皇賞馬、その満22歳の誕生日を祝して。

ネーハイシーザー 牡 黒鹿毛 1990.4.27生 浦河・大道牧場生産 馬主・(株)大丸企業 栗東・布施正厩舎

ネーハイシーザー(1990.4.27)の4代血統表

サクラトウコウ
鹿毛 1981.3.11
種付け時活性値:0.00
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
シル
鹿毛 1970.4.22
Buckpasser 1963.4.28
Quill 1956
サクラセダン
鹿毛 1972.4.13
★セダン
鹿毛 1955.3.9
Prince Bio 1941
Staffa 1948
スワンズウッドグローヴ
黒鹿毛 1960
Grey Sovereign 1948
Fakhry 1940
ネーハイテスコ
黒鹿毛 1980.4.20
仔受胎時活性値:0.25

テスコボーイ
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:0.00
Princely Gift
鹿毛 1951
Nasrullah 1940.3.2
Blue Gem 1943
Suncourt
黒鹿毛 1952
Hyperion 1930.4.18
Inquisition 1936
マリリン
鹿毛 1968.5.3
仔受胎時活性値:0.75
パーソロン
鹿毛 1960
種付け時活性値:1.75
Milesian 1953
Paleo 1953
ライフレントゲン
鹿毛 1959.3.15
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
ハタカゼ
栗毛 1947.5.12
種付け時活性値:0.75
エスパレード
黒鹿毛 1950.6.4
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:Nasrullah5×4>

ネーハイシーザー(1990.4.27)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
★サクラトウコウ
(Nijinsky系)
★テスコボーイ
(Princely Gift系)
パーソロン
(Milesian系)
ハタカゼ
(Gainsborough系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
パーソロン
(Loika)
5.00 or 3.00
(No.6-a エスサーディー系)
6番仔
(5連産目)

*

第7回中日スポーツ賞4歳S(GIII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 ネーハイシーザー 牡3 55 塩村克己 1:45.2 日本
レコード
35.8 476
[-6]
布施正 8
2 11 トーヨーリファール 牡3 57 松永昌博 1:45.5 2 35.1 468
[-4]
松永善晴 1
3 8 エヌティウイナー 牡3 55 河内洋 1:45.7 1.1/4 36.3 482
[-6]
藤岡範士 2
4 10 シルクムーンライト 牡3 55 土肥幸広 1:46.8 7 36.6 466
[+4]
吉永猛 5
5 7 タマモハイウェイ 牡3 54 熊沢重文 1:47.1 1.3/4 36.9 460
[-2]
吉永忍 6

NZT4歳S(現NZT、GII)を制してやって来た1番人気馬トーヨーリファール(1990.5.10)を向こうに回して、先行逃げ切り。終わってみれば芝1800mの日本レコード1分45秒2。後の中距離王が表舞台に立った瞬間でした。

*

第38回大阪杯(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 ネーハイシーザー 牡4 56 塩村克己 2:01.2    35.2 500
[0]
布施正 4
2 11 ナイスネイチャ 牡6 58 松永昌博 2:01.8 3.1/2 35.0 502
[-4]
松永善晴 3
3 5 ステイジヒーロー 牡8 57 熊沢重文 2:01.9 1/2 35.3 466
[-10]
田中章博 12
4 2 ダイナミックバード 牡4 56 田原成貴 2:01.9 ハナ 35.2 464
[-12]
本郷一彦 5
5 6 エルカーサリバー 牝5 56 山田泰誠 2:02.0 1/2 35.5 462
[-4]
田中良平 7

中日スポーツ賞4歳S以降、好戦するものの勝ち切れないレースが続いたネーハイシーザー。久しぶりの勝利は2着のナイスネイチャ(1988.4.16)に3馬身2分の1を着けての楽勝でした。

*

第39回京阪杯(GIII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 14 ネーハイシーザー 牡4 57 塩村克己 1:58.9 レコード 35.6 500
[0]
布施正 1
2 5 スターバレリーナ 牝4 54 河内洋 1:59.0 クビ 35.5 488
[+10]
長浜博之 3
3 8 インターマイウェイ 牡4 56 熊沢重文 1:59.4 2.1/2 35.4 458
[+2]
中村均 8
4 10 アラシ せん5 57 南井克巳 1:59.7 2 35.9 470
[-2]
加藤敬二 7
5 2 マチカネタンホイザ 牡5 58 武豊 1:59.8 1/2 35.7 490
[-2]
伊藤雄二 2

大阪杯の勝利から1ヶ月。同じ阪神芝2000mで行われた京阪杯は単勝2.0倍の1番人気。得意の先行策から抜け出して、スターバレリーナ(1990.5.8)の追撃をクビ差退けての勝利。勝ち時計1分58秒9はコースレコードタイムでした。

*

第45回毎日王冠(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 7 ネーハイシーザー 牡4 58 塩村克己 1:44.6 日本
レコード
35.0 504
[+8]
布施正 1
2 1 フジヤマケンザン 牡6 57 蛯名正義 1:44.8 1.1/2 34.7 532
[-6]
森秀行 9
3 3 スターバレリーナ 牝4 56 中舘英二 1:44.8 クビ 34.9 498
[+8]
長浜博之 3
4 2 サクラバクシンオー 牡5 59 小島太 1:45.0 1.1/4 35.7 496
[-2]
境勝太郎 4
5 5 マチカネタンホイザ 牡5 58 柴田善臣 1:45.0 ハナ 34.6 494
[+6]
伊藤雄二 6

ネーハイシーザーは芝1800mが一番強かったと思うのですが、実は出走機会は2回だけ。満3歳春の中日スポーツ賞4歳Sと、満4歳秋の毎日王冠。ええ、出走した2回ともに日本レコードで勝利を収めたのでした^^;

しかし、圧巻の1分44秒6。サクラバクシンオー(1989.4.14)のスプリント戦並みの逃げを先行3番手から抜け出し、2着のフジヤマケンザン(1988.4.17)に1と2分の1馬身差の完勝。結局、東京コースの改修前に1分44秒6を塗り替える馬は現れませんでした。

*

第110回天皇賞・秋(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 10 ネーハイシーザー 牡4 58 塩村克己 1:58.6    34.8 506
[+2]
布施正 3
2 1 セキテイリュウオー 牡5 58 田中勝春 1:58.8 1.1/2 34.4 462
[+2]
藤原敏文 8
3 4 ロイスアンドロイス 牡4 58 横山典弘 1:58.9 クビ 34.5 500
[+12]
松山康久 11
4 7 マチカネタンホイザ 牡5 58 柴田善臣 1:59.0 クビ 34.5 496
[+2]
伊藤雄二 7
5 2 ビワハヤヒデ 牡4 58 岡部幸雄 1:59.1 クビ 35.1 470
[0]
浜田光正 1

「府中芝2000mには魔物が住む」。1番人気馬を飲み込み続けた天皇賞・秋。デビュー以来15戦連続連対を果たしていたビワハヤヒデ(1990.3.10)ならば、そのジンクスを破ってくれるものと思われましたが、待っていたのはレース中の故障。代わって主役に躍り出たのは先行2番手から早めに抜け出して我慢し切った、ネーハイシーザー。前年の1993年に続いて2着となったセキテイリュウオー(1989.4.30)の差しを1馬身2分の1抑えての見事な勝利。第110回天皇賞・秋は馬連1-10で決着を見たのでした。

*

ネーハイシーザー。絶頂期の中距離での速さと強さは特筆モノでした。クビ差しのたくましい大柄の黒鹿毛が先行策から押し切る姿。塩村克己騎手(現調教助手)に唯一のGI勝ちをプレゼントし、大正生まれの昔気質の伯楽、布施正調教師(故人)にやはり唯一の天皇盾を贈りました。

「サクラトウコウ×テスコボーイ牝馬」、そして牝系が6号族エスサーディー(1902)系という、和風味漂う配合から生み出されたネーハイシーザー。初年度産駒にヒマラヤンブルー(1998.3.9)が出た時は「サスガはネーハイシーザー、この血を次世代に」と願いましたけれど、残念ながら、叶わず。

それでも、忘れ難き快速馬ネーハイシーザー。今はただ、穏やかな余生を過ごして欲しいと願います。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2012年4月25日 (水)

ミホノブルボン(1989.4.25)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年は毎週水曜日にお届けしたいと思います。その8回目は「栗毛の超特急」を。

ミホノブルボン 牡 栗毛 1989.4.25生 門別・原口圭二氏生産 馬主・(有)ミホノインターナショナル 栗東・戸山為夫厩舎→松元茂樹厩舎

ミホノブルボン(1989.4.25)の4代血統表
マグニテュード
鹿毛 1975.3.16
種付け時活性値:1.25
Mill Reef
鹿毛 1968.2.23
Never Bend
鹿毛 1960.3.15
Nasrullah 1940.3.2
Lalun 1952
Milan Mill
鹿毛 1962.2.10
Princequillo 1940
Virginia Water 1953.4.18
Altesse Royale
栗毛 1968
セントクレスピン
栗毛 1956
Aureole 1950
Neocracy 1944
Bleu Azur
栗毛 1959
Crepello 1954
Blue Prelude 1951
カツミエコー
青毛 1983.5.18
仔受胎時活性値:1.25
シャレー
青鹿毛 1976.2.6
種付け時活性値:1.50+α
Luthier
黒鹿毛 1965.3.22
Klairon 1952
Flute Enchantee 1950
Christiana
栗毛 1967
Double Jump 1962
Mount Rosa 1957
ハイフレーム
栗毛 1968.5.21
仔受胎時活性値:1.50
ユアハイネス
栗毛 1958
種付け時活性値:0.25
Chamossaire 1942
Lady Grand 1943
カミヤマト
黒鹿毛 1959.5.8
仔受胎時活性値:2.00
ライジングフレーム
黒鹿毛 1947
種付け時活性値:0.75
コロナ
栗毛 1943.4.20
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Nearco5×5(父方)>

ミホノブルボン(1989.4.25)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
マグニテュード
(Mill Reef系)
シャレー
(Luthier系)
ユアハイネス
(Hurry On系)
ライジングフレーム
(Cyllene系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
シャレー
(Hill Gail)
6.50
(No.11-c クレイグダーロッチ系)
初仔

*

第43回朝日杯3歳S(現朝日杯FS、GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 ミホノブルボン 牡2 54 小島貞博 1:34.5    35.5 496
[-10]
戸山為夫 1
2 6 ヤマニンミラクル 牡2 54 田島良保 1:34.5 ハナ 35.3 442
[-8]
浅見国一 2
3 1 エーピージェット 牡2 54 的場均 1:34.8 2 35.6 518
[0]
元石孝昭 5
4 2 マチカネタンホイザ 牡2 54 岡部幸雄 1:35.0 1.1/4 35.6 472
[-4]
伊藤雄二 3
5 5 シャートストーン 牡2 54 郷原洋行 1:35.2 1.1/4 35.7 464
[-2]
吉野勇 4

ミホノブルボンの勝利のうち、最も2着馬に詰め寄られた現年齢表記2歳王者決定戦。外から迫るヤマニンミラクル(1989.3.15)をハナ差退けてのゴールは、鞍上の小島貞博騎手に平地のGI級レース初勝利をもたらしました。

*

第41回スプリングS(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 ミホノブルボン 牡3 56 小島貞博 1:50.1    37.6 490
[-6]
戸山為夫 2
2 5 マーメイドタバン 牡3 56 大塚栄三郎 1:51.3 7 38.0 440
[-8]
和田正道 13
3 8 ダッシュフドー 牡3 56 谷中公一 1:51.6 1.3/4 38.6 484
[-10]
阿部新生 7
4 3 ライスシャワー 牡3 56 柴田政人 1:51.7 クビ 38.5 450
[+6]
飯塚好次 12
5 7 マチカネタンホイザ 牡3 56 岡部幸雄 1:51.8 1/2 38.5 470
[-10]
伊藤雄二 4

全8戦のキャリアのうち、唯一2番人気となった満3歳初戦のスプリングS。記録を辿ると、このレースから逃げて自分のペースで走るようになりました。重馬場をスイスイと走り、後続に有無を言わさない大圧勝。ミホノブルボンの進路が定まったレースでした。

*

第52回皐月賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 ミホノブルボン 牡3 57 小島貞博 2:01.4    37.1 490
[0]
戸山為夫 1
2 5 ナリタタイセイ 牡3 57 南井克巳 2:01.8 2.1/2 37.0 492
[0]
中尾謙太郎 4
3 1 スタントマン 牡3 57 角田晃一 2:02.1 1.3/4 37.2 454
[-6]
渡辺栄 5
3 6 アサカリジェント 牡3 57 柴田政人 2:02.1 同着 37.2 468
[+2]
河野通文 2
5 7 マヤノペトリュース 牡3 57 田原成貴 2:02.2 1/2 36.4 454
[-6]
坂口正大 6

2枠4番という内枠も利して好発一気に迷わず逃げたミホノブルボン。16頭を引き連れて、一度も先頭を譲ることなく、5戦5勝で皐月賞制覇となりました。

*

第59回日本ダービー(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 15 ミホノブルボン 牡3 57 小島貞博 2:27.8    37.1 494
[+4]
戸山為夫 1
2 13 ライスシャワー 牡3 57 的場均 2:28.5 4 37.6 430
[-4]
飯塚好次 16
3 5 マヤノペトリュース 牡3 57 田原成貴 2:28.5 ハナ 37.0 460
[+6]
坂口正大 5
4 7 マチカネタンホイザ 牡3 57 岡部幸雄 2:29.2 4 37.1 470
[-4]
伊藤雄二 8
5 18 スタントマン 牡3 57 角田晃一 2:29.7 3 38.5 462
[+8]
渡辺栄 6

「師弟愛の結実」を見た1992年の春。私が競馬者としての歩みを始める半年前のお話。橙の帽子に、「桃、黄銭形散、桃袖」の勝負服が、栗毛の流星と共に府中芝2400mを逃げ切りました。これで6戦6勝とし、前年のトウカイテイオー(1988.4.20)に続いて、2年連続で無敗の2冠馬となりました。

血統から来る距離不安を唱えられたミホノブルボン、終わってみれば皐月賞よりも差を着けて4馬身差の楽勝。その絶対能力の高さを、まざまざと見せ付けたのでした。

*

第40回京都新聞杯(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
4F
馬体重
[前走比]
調教師
1 10 ミホノブルボン 牡3 57 小島貞博 2:12.0 日本
レコード
47.7 508
[+14]
戸山為夫 1
2 1 ライスシャワー 牡3 57 的場均 2:12.2 1.1/2 47.5 438
[-4]
飯塚好次 2
3 8 ヤマニンミラクル 牡3 57 河内洋 2:12.8 3.1/2 47.7 448
[-2]
浅見国一 4
4 9 バンブーゲネシス 牡3 57 武豊 2:13.0 1 47.7 532
[-4]
武邦彦 10
5 3 グラールストーン 牡3 57 松永昌博 2:13.1 1/2 48.3 528
[0]
松永善晴 8

満3歳秋初戦として選ばれたのは京都新聞杯。+14kgと更なる馬体の成長を見せたミホノブルボン、やはり逃げて圧倒し、芝2200m2分12秒0の日本レコードでの快勝。

しかし、忍び寄る2番手ライスシャワー(1989.3.5)との着差は、日本ダービーの折の4馬身から1と2分の1馬身まで縮まっていました。

*

第53回菊花賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
4F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 ライスシャワー 牡3 57 的場均 3:05.0 日本
レコード
46.6 438
[0]
飯塚好次 2
2 7 ミホノブルボン 牡3 57 小島貞博 3:05.2 1.1/4 47.3 512
[+4]
戸山為夫 1
3 10 マチカネタンホイザ 牡3 57 岡部幸雄 3:05.2 アタマ 46.9 484
[+4]
伊藤雄二 3
4 2 メイキングテシオ 牡3 57 大崎昭一 3:06.4 7 47.7 446
[-4]
橋口弘次郎 6
5 18 ダイイチジョイフル 牡3 57 千田輝彦 3:06.7 2 47.5 454
[0]
伊藤雄二 8

「逃げていれば」の声も、すでに20年前。距離に対する不安は陣営が最も理解していたことでしょう。それでも、ハードトレーニングをこなしたミホノブルボンであれば、無敗で2冠を達成し、なおのこと菊花賞トライアルをも制したミホノブルボンであればと、誰しもが思いました。けれど、晩秋の菊舞台で待っていたのは、関東の刺客による、逆転。ただ、敗れても2着を死守したところに、内をすくったマチカネタンホイザ(1989.5.7)には抜かされなかったところに、ミホノブルボンの矜持を見ました。

この1992年11月8日に行われた第53回菊花賞は、私が生涯で初めて意識をして見た競馬のレースでした。競馬者としての歩みを始めた、忘れることが出来ない大切なレースです。

*

現在は生まれ故郷に戻り、余生を過ごしているミホノブルボン。余生を過ごすというものの、2007年を最後に種付けは行なっていないものの、種牡馬として供用停止されている訳ではないようです。鮮やかな栗毛の流星は、生産者さんの心意気にも後押しされて、生涯現役でいるのでしょう。

調教師や騎手、そして自身に唯一先着した相手のところへ行くのは、まだ、もう少し先。ミホノブルボン、これからもどうぞ息災に。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2012年4月19日 (木)

忘れえぬ馬々(其の参)-メモリージャスパー(1991.5.5)-。

フローラS(GII)の週ということで、トライアル2着から本番でも4着に頑張った馬の紹介を。

メモリージャスパー 牝 鹿毛 1991.5.5生~1995.4.?没 浦河・谷川牧場生産 馬主・(株)シンザンクラブ 栗東・渡辺栄厩舎

メモリージャスパー(1991.5.5)の4代血統表
イルドブルボン
黒鹿毛 1975.5.23
種付け時活性値:1.75
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Flaming Page
鹿毛 1959.4.24
Bull Page 1947
Flaring Top 1947
Roseliere
黒鹿毛 1965
Misti
黒鹿毛 1958
Medium 1946
Mist 1953.2.22
Peace Rose
芦毛 1959.2.25
Fastnet Rock 1947
La Paix 1951.2.2
バラワキ
栗毛 1985.1.21
仔受胎時活性値:1.25
Miswaki
栗毛 1978.2.22
種付け時活性値:1.50
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Hopespringseternal
栗毛 1971.5.27
Buckpasser 1963.4.28
Rose Bower 1958.3.24
Balakhna
黒鹿毛 1979.1.29
仔受胎時活性値:1.25
Tyrant
鹿毛 1966.3.23
種付け時活性値:1.00
Bold Ruler 1954.4.6
Anadem 1954
Balsamique
鹿毛 1973.5.27
仔受胎時活性値:1.25
Tourangeau
鹿毛 1968.4.19
種付け時活性値:1.00
Bruyere
鹿毛 1967.2.22
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Native Dancer5×5>

メモリージャスパー(1991.5.5)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
イルドブルボン
(Nijinsky系)
Miswaki
(Mr.Prospector系)
Tyrant
(Bold Ruler系)
Tourangeau
(Blandford系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
イルドブルボン 5.00 母が仏GII勝ち馬
(No.16)
初仔
(流産後)

*

第37回阪神牝馬特別(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 メモリージャスパー 牝3 53 角田晃一 2:00.6    36.1 474
[-4]
渡辺栄 3
2 13 アグネスパレード 牝3 53 河内洋 2:00.7 3/4 36.3 476
[+4]
長浜博之 1
3 10 ゴールデンジャック 牝3 54 四位洋文 2:00.9 1.1/4 36.0 452
[0]
北橋修二 5
4 7 ジンシリウス 牝3 53 猿橋重利 2:01.1 1 36.3 504
[-4]
松永善晴 8
5 6 ホクトベガ 牝4 57 加藤和宏 2:01.2 1/2 37.0 472
[-12]
中野隆良 6

メモリージャスパー。母バラワキがロベールパパン賞(仏GII)の勝ち馬という良血で、シンザンクラブの持ち馬でした。

ダート1800mの500万条件戦勝ちから挑んだ4歳牝馬特別(現フローラS、GII)が2着。勇躍挑んだオークス(GI)では、角田晃一騎手(現調教師)の早仕掛け、もとい、積極的な騎乗で4着。オークスを制したのは、同じ谷川牧場で生産・育成を受けたチョウカイキャロル(1991.3.26)でした。

越夏の後、ローズS(GII)7着、エリザベス女王杯(GI)4着を経て満3歳最終戦の阪神牝馬特別で初重賞制覇を飾りました。GI馬2頭を含む豪華メンバーの一戦、道中は中段やや後方の位置から徐々に進出、直線ではきれいにインを突いて鋭伸。鞍上の角田騎手の好騎乗も光りました。

*

阪神牝馬特別での勝利、そして父がNijinsky系のイルドブルボンという血統より、古馬になってからの更なる活躍が期待されたメモリージャスパー。

けれど、満4歳4月に放牧先であった鹿児島県のジャパントレーニングセンターで急死。呼吸不全。あっけない早世でした。

メモリージャスパーの死を知らせる、月刊「優駿」1995年7月号の登録抹消馬一覧の記事。

重賞勝ち馬の名前は太字で表記されるはずなのに、彼女の名前は太字になっていませんでした。

私は、彼女の名前を、ペンで上からなぞって、そっと、太字にしました。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

<Web Resource>

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2012年4月18日 (水)

パーシャンボーイ(1982.4.18)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年は毎週水曜日にお届けしたいと思います。その7回目はJRAグレード制導入後初の外国産馬によるGI制覇を遂げた馬を。

パーシャンボーイ 牡 黒鹿毛 1982.4.18生~1994.4.2没 英国・ダンチャーチロッジスタッド生産 馬主・伊達秀和氏 美浦・高松邦男厩舎

パーシャンボーイ(1982.4.18)の4代血統表
Persian Bold
黒鹿毛 1975
種付け時活性値:1.50
Bold Lad
鹿毛 1964
Bold Ruler
黒鹿毛 1954.4.6
Nasrullah 1940.3.2
Miss Disco 1944
Barn Pride
栗毛 1957
Democratic 1952
Fair Alycia 1952
Relkarunner
黒鹿毛 1968
Relko
鹿毛 1960
Tanerko 1953.5.3
Relance 1952
Running Blue
栗毛 1957
Blue Peter 1936
Run Honey 1946
Cryptomeria
栗毛 1974
仔受胎時活性値:1.75
Crepello
栗毛 1954
種付け時活性値:0.75
Donatello
栗毛 1934
Blenheim 1927
Delleana 1925
Crepuscule
栗毛 1948
Mieuxce 1933
Red Sunset 1941
Miss Glen
栗毛 1964
仔受胎時活性値:0.25
Abernant
芦毛 1946
種付け時活性値:0.25
Owen Tudor 1938
Rustom Mahal 1934
Couloir
鹿毛 1959
仔受胎時活性値:1.00
★Court Martial
栗毛 1942
種付け時活性値:0.00
Golden Gulf
鹿毛 1949
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Hyperion5×5>

パーシャンボーイ(1982.4.18)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Persian Bold
(Bold Ruler系)
Crepello
(Blandford系)
Abernant
(Hyperion系)
★Court Martial
(Fairway系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Persian Bold
(Relko)
3.25
(No.14-b)
2番仔以降の仔

*

第27回宝塚記念(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
4F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 パーシャンボーイ 牡4 56 柴田政人 2:14.4    47.7 492
[-8]
高松邦男 3
2 5 メジロトーマス 牡5 57 丸山勝秀 2:14.6 1.1/2 48.3 448
[0]
池江泰郎 7
3 17 シングルロマン 牡4 56 松本達也 2:14.7 1/2 48.2 484
[-6]
中尾正 4
4 13 スズカコバン 牡6 56 村本善之 2:14.7 ハナ 47.6 518
[-2]
小林稔 5
5 3 スダホーク 牡4 56 田原成貴 2:14.7 ハナ 47.3 464
[+2]
古山良司 2

1番人気は「岡部マジック」により天皇賞・春(GI)を制した中距離得意のクシロキング(1982.5.18)、2番人気はその天皇賞・春を1番人気7着で敗れてしまったスダホーク(1982.4.6)、そして3番人気が準オープンの平場戦勝利からの重賞初挑戦となったパーシャンボーイでした。前年の宝塚記念勝ち馬スズカコバン(1980.3.16)やエリザベス女王杯の勝ち馬リワードウイング(1982.4.26)ほか重賞勝ち馬が出走していましたが、それらを押しのけてパーシャンボーイは3番人気に推されたのでした。鞍上に高松邦男厩舎の主戦であった柴田政人騎手(現調教師)を配し、追い切りで絶好の動きを見せ、さらに当時はまだまだ駒が少なかった「外国産馬」の未知の魅力。漂う勝負気配を敏感に察知するのも競馬ファンです。果たせるかな、重賞初挑戦どころかGI初挑戦もなんのその、パーシャンボーイは中位からの大外ひとまくりで、ライバルたちを一蹴したのでした。

*

嬉しいGI制覇となったパーシャンボーイでしたが、登り詰めるまでの道程が「異様さ」を浮き彫りにします。

  1. 1985.2.24 新馬戦 中山芝2000m 5番人気5着
  2. 1985.3.10 新馬戦 中山芝1600m 3番人気2着
  3. 1985.3.31 未勝利戦 中山芝2200m 1番人気2着
  4. 1986.2.1 400万下 中京ダート1700m 3番人気7着
  5. 1986.2.16 400万特別 中京ダート2200m 5番人気8着
  6. 1986.3.9 400万下 小倉芝2600m 5番人気1着
  7. 1986.3.23 400万特別 小倉芝1800m 2番人気1着
  8. 1986.4.6 900万特別 中山芝2200m 4番人気1着
  9. 1986.4.27 谷川岳S(OP) 新潟芝1600m 4番人気2着
  10. 1986.5.11 1400万下 東京芝2000m 1番人気1着
  11. 1986.6.1 宝塚記念(GI) 阪神芝2200m 3番人気1着 

デビューした満3歳時は1勝も出来ずに骨折で休養。復帰したのは満4歳の2月で、すでに未勝利戦はなく中京の400万下でダート2戦を走ったものの、砂が合わずに惨敗。

ところが3月の小倉芝2600mの長丁場で一変して2着馬に6馬身差勝ち、返す刀で中1週の同条件の芝1800mで不良馬場にも負けずに1と4分の1馬身差で勝利。

その後、やはり中1週で臨んだ4月の中山芝2200mの900万特別でも1と4分の3馬身差で快勝。「ならば」と中2週で挑んだ新潟マイルのオープン特別・谷川岳SはGII勝ち馬ダイナシュガー(1981.5.27)に半馬身差敗れましたが、中1週で5月の東京芝2000mの準オープン戦に出走して1番人気に応えて4分の3馬身差で優勝。

そうして、中2週で迎えたのが、宝塚記念でした。2月1日から6月1日までの丸4ヶ月で8戦、初勝利を挙げた3月9日から3ヶ月も経たないうちにGI勝ち。JRAグレード制導入後初の外国産馬によるGI勝利は一気呵成で遂げられたのでした。

*

ただ、やはり無理をしたところはあったのでしょう。

登り詰めたらあとは 下るしかないと 下るしかないと気付かなかった 天神様の細道

さだまさし「飛梅」

梅の季節に福岡の地で開花したパーシャンボーイでしたが、GIまで登り詰めた後に待っていたのは、屈腱炎という病魔との戦い。結局、宝塚記念がパーシャンボーイのラストランとなってしまいました。

*

故・伊達秀和オーナーに見出され、「ゆくゆくは種牡馬として」と期待されたパーシャンボーイ。けれど、Bold Ruler系の種牡馬は日本ではなかなかに難しいのか、産駒で平地のオープン級まで出世したのはパーシャンスポット(1989.5.10)くらい。パーシャンスポット、ちょうど私が競馬を見始めた頃に走っていた、差し脚の良い馬でした。

記録を辿れば、気鋭で鳴らした高松邦男・元調教師の最後のGI勝ちでもあった、1986年の第27回宝塚記念。歳月を経てなお、振り返り、思い起こすことが出来るのが、競馬の素敵なところのひとつ。

「パーシャンボーイのワンチャンスをモノにした勝負強さを、彼の生まれ日に、忘れずに記せて良かった」と、心から思いました。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2012年4月15日 (日)

第72回皐月賞(GI)の勝ち馬。

ゴールドシップ 牡 芦毛 2009.3.6生 門別・出口牧場生産 馬主・小林英一氏 栗東・須貝尚介厩舎

ゴールドシップ(2009.3.6)の4代血統表
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
ディクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサッシュ 1966
ポイントフラッグ
芦毛 1998.3.23
仔受胎時活性値:0.50
メジロマックイーン
芦毛 1987.4.3
種付け時活性値:0.50
★メジロティターン
芦毛 1978.3.22
メジロアサマ 1966.2.23
シェリル 1971.5.15
メジロオーロラ
栗毛 1978.3.8
リマンド 1965.2.16
メジロアイリス 1964.4.8
パストラリズム
黒鹿毛 1987.5.15
仔受胎時活性値:0.50
プルラリズム
鹿毛 1980.4.9
種付け時活性値:1.50
The Minstrel 1974.3.11
Cambretta 1975.5.8
トクノエイティー
黒鹿毛 1978.3.2
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
トライバルチーフ
鹿毛 1967.2.27
種付け時活性値:0.50
アイアンルビー
青毛 1972.2.11
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Princely Gift5×5、Northern Dancer5×5>

ゴールドシップ(2009.3.6)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ステイゴールド
(Halo系)
メジロマックイーン
(Milesian系)
プルラリズム
(Northern Dancer系)
トライバルチーフ
(Princely Gift系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ステイゴールド 4.25 or 2.25 母がGIII2着馬
(No.16-h 星旗系)
5番仔
(流産後)

*

では、以下にゴールドシップのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

トクノエイティー 1978.3.2 中央2勝
|パストラリズム 1987.5.15 中央2勝
||ポイントフラッグ 1998.3.23 中央1勝 チューリップ賞(GIII)2着 エルフィンS(OP)2着 紅梅S(OP)2着
|||ゴールドシップ 2009.3.6 (本馬) 皐月賞(GI) 共同通信杯(GIII)

ゴールドシップの牝系は、16号族星旗(1924)系。星旗は星友(1923)、星若(1924)等と共に1931年に米国から輸入された、いわゆる「御料の基礎繁殖牝馬」です。星旗が輸入された際に受胎していた仔が、繁殖名「月城」ことクレオパトラトマス(1932.3.22)。同牝馬は通算28戦16勝。現在の天皇賞に相当する帝室御賞典を勝利しています。この帝室御賞典がデビュー15日後のいきなりの勝利だったというから驚きです。その月城の仔に桜花賞馬ハマカゼ(1945.2.19)。同牝馬は繁殖名「梅城」と言い、ゴールドシップの6代母となります。そして月城の孫に、名馬ハクチカラ(1953.4.20)。同馬は第23回日本ダービー(現GI)、天皇賞・秋(現GI)、有馬記念(現GI)など中央重賞9勝を挙げました。そして、満5歳になって米国遠征を決行し、満6歳時の1959年2月23日、ワシントン・バースデイHという重賞競走に勝利するという快挙を遂げました。「父トビサクラ、母昇城」という父母日本産馬による米国重賞制覇でした。また、月城の半弟がクモハタ(1936.3.4)。同馬は第8回日本ダービーを勝ち、1952年から1957年まで6年連続首位種牡馬となり、クモハタ記念(旧重賞)に名を残した名馬でした。

*

第72回皐月賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 14 ゴールドシップ 牡3 57 内田博幸 2:01.3    34.6 498
[-8]
須貝尚介 4
2 9 ワールドエース 牡3 57 福永祐一 2:01.7 2 1/2 34.9 446
[0]
池江泰寿 2
3 6 ディープブリランテ 牡3 57 岩田康誠 2:01.8 3/4 36.7 502
[0]
矢作芳人 3
4 15 コスモオオゾラ 牡3 57 柴田大知 2:01.8 ハナ 36.4 476
[+2]
高橋義博 6
5 18 グランデッツァ 牡3 57 M.デムーロ 2:02.0 1 1/4 35.4 484
[-6]
平田修 1

ブンブン飛ばした2頭、メイショウカドマツ(2009.4.25)とゼロス(2009.4.13)のつくったペースは1000m通過が59秒1と、水をしっかり含んだ稍重としてはハイペース。ゴールドシップと内田博幸騎手、道中は最後方待機。レースが動いた3コーナーから4コーナー、どの馬も外へ外へと持ち出す中、ゴールドシップと内田騎手だけが、ポッカリと空いた内を突きました。馬場の良い所と悪い所、ぎりぎりの境い目を見極めた内田騎手の手綱に応えて、ゴールドシップ。メンバー随一の上り3ハロン34秒6の鋭脚を繰り出して、大外を追い込んだ2着のワールドエース(2009.2.22)に2と2分の1馬身差の快勝。芦毛が鮮やかに跳ねて、ゴールドシップ。ただただ、見事な勝利でした。

それにしても、恐るべしは「ステイゴールド×メジロマックイーン牝馬」の相性の良さ。ドリームジャーニー(2004.2.24)&オルフェーヴル(2008.5.14)兄弟に続いて、ゴールドシップが3頭目のGI勝ち馬となります。素晴らしい。やはり血統構成因子として「Herod~Tourbillon系」は大切にしないといけない。改めて、そう思いました。

共同通信杯1着で、すでに東京も経験済みのゴールドシップ。第一関門をくぐり抜けて、勇躍行かん、競馬の祭典。芦毛の皐月賞馬の、さらなる活躍を期待したいと思います。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

おまけ。「ステイゴールド×メジロマックイーンの恐ろしさ」と叫ぶ、血統好きなオオハシさん。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

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2012年4月14日 (土)

第72回皐月賞(GI)の出走予定馬について。

第72回皐月賞(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 モンストール
(2009.4.8)
[14-a モウテイ系]
2番仔
(2連産目)
アドマイヤマックス デヒア ラシアンルーブル ★テスコボーイ
2 アダムスピーク
(2009.2.12)
[6-e]
2番仔+
(2連産目+)
ディープインパクト シングスピール Efisio Bay Express
3 トリップ
(2009.4.18)
[9-f]
4番仔
(4連産目)
クロフネ サンデーサイレンス Nureyev ★Sharpen Up
4 メイショウカドマツ
(2009.4.25)
[A4]
6番仔+
(6連産目+)
ダイワメジャー Kris S. フォーティナイナー Never Bend
5 アーデント
(2009.1.20)
[1-p]
7番仔+
(7連産目+)
ディープインパクト Kaldoun Simply Great Luthier
6 ディープブリランテ
(2009.5.8)
[1-b]
4番仔+
(4連産目+)
ディープインパクト Loup Sauvage Akarad Miswaki
7 ベールドインパクト
(2009.5.14)
[4-r]
7番仔
(3連産目)
ディープインパクト ドクターデヴィアス ★Mr.Prospector Bold Reason
8 サトノギャラント
(2009.2.13)
[9-c]
4番仔
(不受胎後)
シンボリクリスエス サンデーサイレンス Affirmed Minnesota Mac
9 ワールドエース
(2009.2.22)
[3-d]
2番仔+
(2連産目+)
ディープインパクト Acatenango Be My Guest Elektrant
10 スノードン
(2009.4.13)
[A5]
2番仔+
(2連産目+)
アドマイヤムーン Lemon Drop Kid Woodman It's Freezing
11 マイネルロブスト
(2009.3.11)
[3-l メダリオン系]
8番仔
(不受胎後)
ゼンノエルシド ★メジロライアン トウショウペガサス マルゼンスキー
12 フジマサエンペラー
(2009.3.14)
[4-m]
4番仔
(4連産目)
シンボリクリスエス サンデーサイレンス Kris ◆Seattle Slew
13 シルバーウエイブ
(2009.3.14)
[23-b]
2番仔
(2連産目)
ジャングルポケット フレンチデピュティ サンデーサイレンス ディクタス
14 ゴールドシップ
(2009.3.6)
[16-h 星旗系]
5番仔
(流産後)
ステイゴールド メジロマックイーン プルラリズム トライバルチーフ
15 コスモオオゾラ
(2009.2.17)
[11-e]
2番仔
(2連産目)
ロージズインメイ コマンダーインチーフ Machiavellian Lomond
16 ゼロス
(2009.4.13)
[6-e]
5番仔
(2連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス Lyphard Royal Match
17 ロジメジャー
(2009.2.28)
[10-c]
3番仔+
(3連産目+)
ダイワメジャー Cryptoclearance Niniski High Top
18 グランデッツァ
(2009.3.3)
[9-f]
4番仔+
(4連産目+)
アグネスタキオン Marju Distant Relative Final Straw

2009年生まれ世代の牡馬クラシック第一弾、第72回皐月賞。精鋭18頭が揃いました。

  1. コスモオオゾラ
  2. ゴールドシップ
  3. ワールドエース
  4. グランデッツァ
  5. ベールドインパクト
  6. マイネルロブスト
  7. シルバーウエイブ

「競馬学校花の12期生」のひとりである柴田大知騎手の牡馬クラシック初挑戦を応援したいと思います。弥生賞(GII)の勝ち馬で芝2000m3戦3勝ならば勝機あり。あとは、前走勝って来ているSS系4頭、ただ1頭のHalo(1969.2.7)フリー馬、そして2戦2勝の惑星を。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2012年4月12日 (木)

初めて意識をして見たクラシック世代を辿る(其の八)-ノースフライト(1990.4.12)-。

私も案外長いこと競馬を見ていることに気付いてしまいました。現3歳の2009年生まれ世代で都合20世代のクラシックを見ることになります。そりゃ、ピチピチの10代やったのに、30代半ばに差し掛かりますわ(笑)

という訳で、初めて意識をして見たクラシック世代である、1990年生まれ世代のGI勝ち馬たちを辿ってみたいと思います。

その8回目は、芝1600m5戦5勝の「美しきマイルの女王」ノースフライト、満22歳の誕生日を祝して。ええ、古馬になってから大成した馬も紹介致しますよ(^^)

ノースフライト 牝 鹿毛 1990.4.12生 浦河・大北牧場生産 馬主・(有)大北牧場 栗東・加藤敬二厩舎

ノースフライト(1990.4.12)の4代血統表
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.50
カンパラ
鹿毛 1976.2.19
Kalamoun
芦毛 1970.4.30
ゼダーン 1965
Khairunissa 1960
State Pension
鹿毛 1967
オンリーフォアライフ 1960
Lorelei 1950
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam
栗毛 1953
Hyperion 1930.4.18
Thicket 1947
Priddy Fair
鹿毛 1956
Preciptic 1942
Campanette 1948
シャダイフライト
鹿毛 1973.2.19
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
ヒッティングアウェー
鹿毛 1958.4.9
種付け時活性値:1.50
Ambiorix
鹿毛 1946
Tourbillon 1928
Lavendula 1930
Striking
鹿毛 1947
War Admiral 1934.5.2
Baby League 1935
フォーワードフライト
栗毛 1967.4.10
仔受胎時活性値:1.25
Porterhouse
黒鹿毛 1951
種付け時活性値:1.75
★Endeavour 1942
Red Stamp 1943
Bashful Girl
鹿毛 1961.4.12
仔受胎時活性値:1.25
Khaled
鹿毛 1943
種付け時活性値:0.25
But Beautiful
栗毛 1947
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Hyperion4×5>

ノースフライト(1990.4.12)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
トニービン
(ゼダーン系)
ヒッティングアウェー
(Tourbillon系)
Porterhouse
(Phalaris系)
Khaled
(Hyperion系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Porterhouse
(シャダイフライト)
5.75 or 3.75 甥マリーゴッド
(No.12-c)
9番仔
(2連産目)

*

第44回安田記念(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 ノースフライト 牝4 55 角田晃一 1:33.2    35.7 470
[-10]
加藤敬二 5
2 2 トーワダーリン 牝4 55 田中勝春 1:33.6 2.1/2 35.5 424
[+2]
佐山優 10
3 4 ドルフィンストリート 牡4 57 E.サンマルタン 1:33.7 3/4 36.2 504
[+4]
J.ハモンド 4
4 12 サクラバクシンオー 牡5 57 小島太 1:33.7 ハナ 36.8 498
[-2]
境勝太郎 3
5 13 スキーパラダイス 牝4 55 武豊 1:33.7 ハナ 36.4 448
[+16]
A.ファーブル 1

前年1993年に府中牝馬S(現GII、当時GIII)で初重賞勝利を収めた時と同じ舞台、東京競馬場の芝1600m。マイネルヨース(1988.6.2)、マザートウショウ(1990.4.11)等が盛んに逃げ、前半1000mのラップタイムは56秒9という超ハイペース。スタートでやや後手を踏んだノースフライトにとってはおあつらえ向きの展開となり、直線で外から内に切れ込むようにして抜け出しました。ドルフィンストリート(1990.2.27)、スキーパラダイス(1990.5.12)、サイエダティ(1990.1.26)、ザイーテン(1990.3.23)、ウィニングパートナーズ(1988.11.7)といった外国馬たちを寄せ付けない、見事な勝ちっぷりでした。なお、ノースフライトの担当だった石倉幹子厩務員は、女性初の「JRAGI馬の厩務員」となられました。また、レースの2着にはトーワダーリン(1990.4.21)が入って、日本の4歳牝馬どうしのワンツーフィニッシュ。角田晃一騎手(現調教師)と田中勝春騎手という競馬学校5期生どうしのワンツーでもあり、ゴール後に手を取り合っての姿も懐かしいものです。

*

第11回マイルチャンピオンシップ(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 9 ノースフライト 牝4 55 角田晃一 1:33.0 レコード 34.2 478
[0]
加藤敬二 1
2 12 サクラバクシンオー 牡5 57 小島太 1:33.2 1.1/2 34.7 496
[+2]
境勝太郎 2
3 14 フジノマッケンオー 牡3 55 武豊 1:33.3 クビ 33.8 502
[+4]
中村好夫 3
4 7 ホッカイセレス 牝4 55 A.ムンロ 1:33.6 2 34.9 478
[-6]
伊藤正徳 4
5 13 ビコーペガサス 牡3 55 的場均 1:33.8 1.1/2 34.7 430
[0]
柳田次男 5

春のマイルGIである安田記念の覇者が、秋のマイルGIでも見事に勝利を収めました。レースでは集団の5番手の位置で折り合い、前にいるサクラバクシンオー(1989.4.14)を見る形でレースを進め、4角外側から「ゴォッ」という勢いで一気に取りつき、直線抜け出し圧勝。勝ち時計1分33秒0は、前々年にダイタクヘリオス(1987.4.10)が記録した京都芝外回り1600mのレコードを破るコースレコードタイムでした。ノースフライト、マイル戦負けなしの5戦5勝、悠然たる最終飛行を見せてくれました。

このマイルチャンピオンシップの開催された日である1994年11月20日、私は生まれて初めて競馬場へ行きました。目の前でレースを見ていた私にとって、4角を回って来た時の、あのノースフライトの迫力は、一生忘れることができないと思います。ノースフライトの1着入線後、ゴール板前の位置にいた私は、勝ち時計を見て「レコードタイム!!レコードタイム!!」と叫んでいました(笑)。あれからもう18年かぁ……。まさに「光陰矢のごとし」です(^^ゞ

*

ノースフライトの牝系は、1972年に輸入されたフォーワードフライトを日本の基礎繁殖牝馬とする12号族。牝系近親の活躍馬は函館3歳S(現函館2歳S、GIII)を制した甥のマリーゴッド(1991.4.15)ぐらいですが、社台グループ総帥・吉田照哉氏によりますと……、

「あのノースフライトのお母さんは16歳のときに売った馬なんですよ。だから買い手の解釈としては、私がその年齢まで辛抱して持っていたということは、どこかにいいところがある繁殖牝馬だと、そう考える方が利口だと思うんだけどね(笑)。」

-日本中央競馬会『優駿』、2000年8月号、P34より抜粋。-

日本一の馬喰が辛抱して持っていた母から生まれたのが、才長けて、見目麗しい鹿毛の牝馬、ノースフライトだったのでした。

  

2011年12月1日を以て用途変更となり、繁殖牝馬を引退し、現在は生まれ故郷の大北牧場で余生を過ごしているノースフライト。先日、最後の仔であるミラクルムーン(2009.3.31)が初勝利を収めましたし、また孫の世代もアイビスサマーダッシュ(GIII)2着のエーブダッチマン(2006.3.4)を始めとして、すでに走っています。ノースフライトを想起させてくれるような強くて速い子孫に数多く出会いたいもの。フーちゃんの子孫の活躍、心から楽しみにしています。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

<Web Resource>

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2012年4月11日 (水)

メジロライアン(1987.4.11)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年は毎週水曜日にお届けしたいと思います。その6回目は横山典弘騎手の「相棒」を。

メジロライアン 牡 鹿毛 1987.4.11生 伊達・メジロ牧場生産 馬主・(有)メジロ牧場 美浦・奥平真治厩舎

メジロライアン(1987.4.11)の4代血統表
アンバーシャダイ
鹿毛 1977.3.10
種付け時活性値:0.25
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
▲Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Lady Victoria
黒鹿毛 1962.2.20
Victoria Park 1957.5.10
Lady Angela 1944 ♀
クリアアンバー
黒鹿毛 1967.5.8
★Ambiopoise
鹿毛 1958.5.6
Ambiorix 1946
Bull Poise 1948
One Clear Call
鹿毛 1960.5.21
Gallant Man 1954
Europa 1949
メジロチェイサー
鹿毛 1977.3.2
仔受胎時活性値:0.25
メジロサンマン
鹿毛 1963.3.26
種付け時活性値:1.25
Charlottesville
鹿毛 1957
Prince Chevalier 1943
Noorani 1950
パラディシア
鹿毛 1957
Aureole 1950
Chenille 1940
シェリル
鹿毛 1971.5.15
仔受胎時活性値:1.25
スノッブ
鹿毛 1959.1.31
種付け時活性値:0.75
Mourne 1954.3.24
Senones 1952
Chanel
鹿毛 1961.4.29
仔受胎時活性値:0.25
Pan
鹿毛 1947
種付け時活性値:1.25
Barley Corn
鹿毛 1950
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Hyperion5×5・5、Nearco5×5、Lady Angela(♀)4×5(父方)、Bull Lea5×5(父方)>

メジロライアン(1987.4.11)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
アンバーシャダイ
(Northern Dancer系)
メジロサンマン
(Prince Chevalier系)
スノッブ
(Blandford系)
Pan
(Teddy系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
メジロサンマン
(Aureole)
2.25 半姉メジロフルマー
(No.8-c)
5番仔
(5連産目)

*

第27回弥生賞(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 14 メジロライアン 牡3 55 横山典弘 2:05.4    38.2 512
[-6]
奥平真治 2
2 1 ツルマルミマタオー 牡3 55 河内洋 2:05.5 1/2 38.6 476
[0]
橋口弘次郎 7
3 3 ホワイトストーン 牡3 55 柴田政人 2:05.6 1/2 38.7 436
[-2]
高松邦男 5
4 8 アイネスフウジン 牡3 55 中野栄治 2:05.8 1.1/4 39.7 516
[-2]
加藤修甫 1
5 12 ニチドウサンダー 牡3 55 増井裕 2:05.8 ハナ 39.4 446
[+8]
白井寿昭 6

不良馬場をものともせずに重賞初挑戦を勝利で飾ったメジロライアン。前年の最優秀3歳(現2歳)牡馬であるアイネスフウジン(1987.4.10)を向こうに回しての重賞勝ちにより、当時4年目だった鞍上の横山典弘騎手がクラシック制覇を意識されたのも当然のことでした。

*

第38回京都新聞杯(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
4F
馬体重
[前走比]
調教師
1 11 メジロライアン 牡3 57 横山典弘 2:12.3 レコード 46.6 516
[+10]
奥平真治 1
2 6 グローバルエース 牡3 57 安田隆行 2:12.4 1/2 47.2 492
[0]
北橋修二 4
3 9 メルシーアトラ 牡3 57 河内洋 2:12.4 アタマ 47.2 492
[-10]
小野幸治 2
3 14 オースミロッチ 牡3 57 武豊 2:12.4 同着 47.5 492
[-8]
中尾正 9
5 2 アズマイースト 牡3 57 菅原泰夫 2:13.1 4 47.5 466
[+4]
仲住芳雄 3

菊花賞(GI)トライアルの京都新聞杯は、雨ニモマケズ、重馬場ニモマケズ、コースレコードで制しました。皐月賞(GI)3着、日本ダービー(GI)2着と、すんでのところで涙を飲んだメジロライアンと横山典弘。この勝利により「菊花賞こそ」と思われましたが、同門の芦毛馬が行く手を阻みました。

*

第32回宝塚記念(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
4F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 メジロライアン 牡4 56 横山典弘 2:13.6    47.7 512
[-4]
奥平真治 2
2 10 メジロマックイーン 牡4 56 武豊 2:13.8 1.1/2 47.6 484
[+2]
池江泰郎 1
3 4 タイイーグル 牡4 56 安田隆行 2:14.0 1.1/2 47.7 526
[0]
坂口正則 8
4 3 ホワイトストーン 牡4 56 田面木博公 2:14.2 1.1/2 48.3 444
[-6]
高松邦男 3
5 6 オースミシャダイ 牡5 57 松永昌博 2:14.2 アタマ 47.5 458
[-4]
武邦彦 5

「もう銀メダルや銅メダルはいらない」。淀芝2200mのコースレコードホルダー、この距離とコースでは負けられなかったメジロライアンと横山典弘。先行策から4角先頭の積極的なレース運びにより後続を封じ込め、悲願のGI初勝利を収めました。振り返れば、結果的にアンバーシャダイ産駒唯一のJRAGI勝利でもありました。そしてまた、宝塚記念が「メジロ記念」と言われた、メジロライアン、メジロパーマー(1987.3.21)、メジロマックイーン(1987.4.3)の同期生3頭による優勝のリレー。その最初の年が、この1991年の宝塚記念でした。

*

第40回日経賞(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 9 メジロライアン 牡5 59 横山典弘 2:38.3    37.8 524
[+2]
奥平真治 1
2 6 カリブソング 牡6 58 柴田政人 2:38.7 2.1/2 38.3 520
[-2]
加藤修甫 3
3 3 シャコーグレイド 牡4 56 柴田善臣 2:38.8 クビ 38.1 462
[-14]
矢野照正 4
4 10 ブリザード 牡4 56 根本康広 2:38.9 3/4 38.0 496
[-2]
橋本輝雄 6
5 8 メイショウビトリア 牡5 57 田中勝春 2:39.2 2 38.9 488
[-8]
伊藤雄二 5

充実の4歳秋を屈腱炎で棒に振ったものの、そこで終わらなかったのが、メジロライアンの凄いところ。満5歳の春、重馬場の中山芝2500m、GI勝ち馬の証である斤量59kgもなんのその、カリブソング(1986.4.13)を2と2分の1馬身突き放す快勝。「サスガにライアン」と思われましたが、脚元の不安は走る馬の常。屈腱炎の再発により、残念ながら、この日経賞が最後のレースとなってしまいました。

*

JRAのポスター「ヒーロー列伝」でメジロライアンに与えられたキャッチコピーは、「本当の強さは、誰も知らない」。GI勝ち馬でありながら「未完の大器」だったメジロライアン。その能力は主戦を務められた横山騎手や、故・大川慶次郎氏の惚れ込みようからも伺えます。

そんな未完の大器は種牡馬として花開き、メジロドーベル(1994.5.6)、メジロブライト(1994.4.19)というGI勝ち馬2頭を始めとして、JRA及び交流重賞勝ち馬を10頭も送り込みました。上述の大川さんは、メジロライアン産駒のデビュー年である1996年の月刊「優駿」誌上で、新種牡馬レビューの企画があった際、最も期待する新種牡馬として「メジロライアン」を挙げられていました。手許に当時の優駿が無いので記憶を辿るだけですが、「父アンバーシャダイより雄大な馬体を誇るメジロライアン。仔は走るはず」という主旨を述べられていたように思います。メジロライアンに対する思い入れもあったにせよ、神様、サスガの慧眼でした。

今は、名前は変わったものの、生まれ故郷の洞爺で余生を過ごしている、メジロライアン。去る7日に逝ってしまったメジロパーマー、そしてメジロマックイーンの分も、いつまでも元気に長生きして欲しいと願います。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2012年4月 8日 (日)

第72回桜花賞(GI)の勝ち馬。

ジェンティルドンナ 牝 鹿毛 2009.2.20生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・石坂正厩舎

ジェンティルドンナ(2009.2.20)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
ドナブリーニ
栗毛 2003.3.27
仔受胎時活性値:1.25
Bertolini
鹿毛 1996.2.9
種付け時活性値:1.50
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Aquilegia
栗毛 1989.4.25
Alydar 1975.3.23
Courtly Dee 1968.3.8
Cal Norma's Lady
栗毛 1988.5.7
仔受胎時活性値:1.50
リファーズスペシャル
鹿毛 1980.2.17
種付け時活性値:1.75
Lyphard 1969
My Bupers 1967.6.1
June Darling
鹿毛 1983.4.18
仔受胎時活性値:1.00
ジュニアス
黒鹿毛 1976.3.15
種付け時活性値:1.50
Beau Darling
栗毛 1966
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4・5、Lyphard4×4>

ジェンティルドンナ(2009.2.20)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Bertolini
(Danzig系)
リファーズスペシャル
(Lyphard系)
ジュニアス
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
リファーズスペシャル
(ドナブリーニ)
5.75 or 3.75 母が英GI勝ち馬&全姉ドナウブルー
(No.16-f)
2番仔
(2連産目)

*

以下にごくごく簡単なジェンティルドンナの近親牝系図を示しておきます。

June Darling 1983.4.18 不出走
|Cal Norma's Lady 1988.5.7 英3勝
||Magical 1995.5.11 米英5勝 ウィルロジャースH(米GIII)
||ドナブリーニ 2003.3.27 英4勝 チェヴァリーパークS(GI) チェリーヒントンS(GIII) ヨークサマーS(GIII)2着
|||ドナウブルー 2008.2.9 現役 京都牝馬S(GIII)
|||ジェンティルドンナ 2009.2.20 (本馬) 桜花賞(GI) シンザン記念(GIII)

*

第72回桜花賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 10 ジェンティルドンナ 牝3 55 岩田康誠 1:34.6    34.3 456
[-4]
石坂正 2
2 15 ヴィルシーナ 牝3 55 内田博幸 1:34.7 1/2 35.1 434
[-4]
友道康夫 4
3 11 アイムユアーズ 牝3 55 N.ピンナ 1:34.8 1/2 34.9 450
[0]
手塚貴久 3
4 13 サウンドオブハート 牝3 55 松岡正海 1:35.1 1 3/4 35.0 448
[-4]
松山康久 5
5 7 メイショウスザンナ 牝3 55 武豊 1:35.1 クビ 34.9 448
[+8]
高橋義忠 11

百花繚乱の混戦となった第72回桜花賞。勝ったのは、一刀両断とばかりにメンバー最速の上がり3ハロン34秒3の鋭脚を繰り出して、ジェンティルドンナ。頂上を目指した大魔神の持ち馬を、貴婦人が最後に2分の1馬身だけ差し切ったところが決勝点。ジェンティルドンナ、男馬を相手にシンザン記念(GIII)勝ちを収めていた能力は伊達ではありませんでした。熱発が響いたチューリップ賞(GIII)でも小差4着と踏ん張っていた底力。大一番で軽視してごめんなさいm(__)m

軽快な母系だけに果たしてとも思いますが、3歳春の牝馬どうしの争いならば距離もどうにかなるのでしょう。桜冠を手にした貴婦人の向かう先に幸多からんことを。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2012年4月 7日 (土)

第72回桜花賞(GI)の出走予定馬について。

第72回桜花賞(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ダームドゥラック
(2009.4.8)
[8-f]
8番仔+
(不受胎後)
シンボリクリスエス Fairy King Sir Ivor Traffic Judge
2 エピセアローム
(2009.2.1)
[14]
3番仔+
(流産後)
ダイワメジャー Cozzene Fabulous Dancer Saint Cyrien
3 オメガハートランド
(2009.4.12)
[6-a]
3番仔
(3連産目)
アグネスタキオン エルコンドルパサー トニービン Lyphard
4 サンシャイン
(2009.2.25)
[1-n]
3番仔+
(不受胎後)
ハーツクライ Pistolet Bleu Tourangeau Cadmus
5 パララサルー
(2009.1.19)
[16-e]
初仔? ディープインパクト Stuka Stagecraft Mocito Guapo
6 エイシンキンチェム
(2009.2.16)
[21-a]
初仔 フジキセキ Mr.Greeley Slew o'Gold Northern Dancer
7 メイショウスザンナ
(2009.4.27)
[4-j]
6番仔
(6連産目)
アグネスデジタル サンデーサイレンス マルゼンスキー Sicambre
8 マイネエポナ
(2009.3.14)
[4-d]
7番仔
(4連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス ★Caerleon ポッセ
9 イチオクノホシ
(2009.4.2)
[1-l]
5番仔+
(5連産目+)
ゼンノロブロイ Kendor Septieme Ciel ★Irish River
10 ジェンティルドンナ
(2009.2.20)
[16-f]
2番仔+
(2連産目+)
ディープインパクト Bertolini リファーズスペシャル ジュニアス
11 アイムユアーズ
(2009.1.15)
[8-f パロクサイド系]
2番仔
(2連産目)
ファルブラヴ エルコンドルパサー サンデーサイレンス ★ノーザンテースト
12 プレノタート
(2009.3.2)
[4-r]
3番仔
(3連産目)
ジャングルポケット ダンスインザダーク グルームダンサー Lomond
13 サウンドオブハート
(2009.2.12)
[3-n]
7番仔
(4連産目)
アグネスタキオン ★Caerleon ★Woodman Danzig
14 トーセンベニザクラ
(2009.3.7)
[1-l]
2番仔
(2連産目)
ダイワメジャー ホワイトマズル リアルシャダイ Danzig
15 ヴィルシーナ
(2009.3.5)
[12-c]
2番仔
(2連産目)
ディープインパクト Machiavellian Nureyev Blushing Groom
16 ファインチョイス
(2009.1.24)
[1-o]
2番仔
(2連産目)
アドマイヤムーン タイキシャトル Capote Envoy
17 ジョワドヴィーヴル
(2009.5.13)
[16-c]
9番仔
(6連産目)
ディープインパクト Caerleon Lord Gayle Luciano
18 アラフネ
(2009.3.24)
[3-l]
3番仔
(不受胎後)
クロフネ サンデーサイレンス Kingmambo Alydar

日本の各地で潅仏会(花祭り)が行われる4月8日、仁川では競走馬の花軍(はないくさ)が行われます。第72回桜花賞。

  1. ジョワドヴィーヴル
  2. アイムユアーズ
  3. エピセアローム
  4. サンシャイン
  5. メイショウスザンナ
  6. マイネエポナ
  7. ヴィルシーナ

牝馬クラシックは基本「同じ種牡馬の仔は狙わない」という観点から。と言いながら、ジョワドヴィーヴルとヴィルシーナは共にディープインパクト(2002.3.25)の仔ですが(^^ゞ

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2012年4月 4日 (水)

ナリタトップロード(1996.4.4)。

春を迎えると、日々、馬の誕生日を思ってしまうオオハシでございます。という訳で、その日に生まれた馬を辿る企画を、今年は毎週水曜日にお届けしたいと思います。その5回目は栗毛の流星を。

ナリタトップロード 牡 栗毛 1996.4.4生~2005.11.7没 門別・佐々木牧場生産 馬主・山路秀則氏 栗東・沖芳夫厩舎

ナリタトップロード(1996.4.4)の4代血統表
サッカーボーイ
栃栗毛 1985.4.28
種付け時活性値:0.50

ディクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus
黒鹿毛 1960.2.28
Fine Top 1949
Sanelta 1954
Doronic
栗毛 1960.3.25
Worden 1949
Dulzetta 1954.2.9
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
ロイヤルサッシュ
鹿毛 1966
Princely Gift 1951
Sash of Honour 1957
フローラルマジック
黒鹿毛 1985.4.20
仔受胎時活性値:0.50
Affirmed
栗毛 1975.2.21
種付け時活性値:0.25
▲Exclusive Native
栗毛 1965.4.17
Raise a Native 1961.4.18
Exclusive 1953.4.12
Won't Tell You
鹿毛 1962
Crafty Admiral 1948
Scarlet Ribbon 1957.4.8
Rare Lady
黒鹿毛 1974.2.20
仔受胎時活性値:0.50
Never Bend
鹿毛 1960.3.15
種付け時活性値:1.25
Nasrullah 1940.3.2
Lalun 1952
Double Agent
黒鹿毛 1959.4.30
仔受胎時活性値:1.50
Double Jay
黒鹿毛 1944
種付け時活性値:1.50
Conniver
黒鹿毛 1944
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Nasrullah5×4>

ナリタトップロード(1996.4.4)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
サッカーボーイ
(Fine Top系)
Affirmed
(Raise a Native系)
Never Bend
(Nasrullah系)
Double Jay
(Domino系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Double Jay 4.00 甥マツリダゴッホ
(No.18)
6番仔
(6連産目)

*

第39回きさらぎ賞(GIII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 ナリタトップロード 牡3 55 渡辺薫彦 1:49.1    35.5 484
[-2]
沖芳夫 2
2 10 エイシンキャメロン 牡3 57 武豊 1:49.1 クビ 35.5 464
[0]
坂口正則 1
3 3 ケイアイジョン 牡3 55 武幸四郎 1:49.5 2.1/2 35.5 442
[0]
佐々木晶三 4
4 1 サンキングラッド 牡3 55 熊沢重文 1:50.1 3.1/2 36.6 492
[+4]
石坂正 12
5 8 アンクルスルー 牡3 55 須貝尚介 1:50.2 3/4 36.5 512
[-2]
須貝彦三 10

*

第36回弥生賞(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12 ナリタトップロード 牡3 55 渡辺薫彦 2:03.5    35.3 478
[-6]
沖芳夫 2
2 6 アドマイヤベガ 牡3 55 武豊 2:03.7 1 35.0 456
[+2]
橋田満 1
3 14 マイネルシアター 牡3 55 蛯名正義 2:04.0 1.3/4 35.6 456
[+2]
柴崎勇 4
4 4 アストラルブレイズ 牡3 55 菅谷正巳 2:04.2 1.1/4 37.0 408
[-6]
菅谷禎高 11
5 1 ブルーコマンダー 牡3 55 吉田豊 2:04.3 1/2 36.1 456
[-6]
伊藤修司 7

*

第60回菊花賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 ナリタトップロード 牡3 57 渡辺薫彦 3:07.6    34.0 486
[0]
沖芳夫 3
2 4 テイエムオペラオー 牡3 57 和田竜二 3:07.7 クビ 33.8 472
[-4]
岩元市三 2
3 5 ラスカルスズカ 牡3 57 蛯名正義 3:07.7 クビ 33.9 478
[0]
橋田満 4
4 2 タヤスタモツ 牡3 57 石橋守 3:08.0 1.3/4 34.6 458
[+4]
鶴留明雄 13
5 10 メジロロンザン 牡3 57 吉田豊 3:08.0 クビ 34.4 476
[+2]
大久保洋吉 12

1999年11月7日、菊花賞当日。ゴール板前に陣取った私。握り締めていた馬券は、ナリタトップロードの単勝でした。最後の直線、「ワタナベー、ワタナベー!!」と何度も叫びました。テイエムオペラオー(1996.3.13)を「クビ」差しのいだその姿を見て、私は改めて「ワタナベー、ワタナベー!!」と叫びました。周りにいた人たちは、馬券を取られた方ばかりではないはずなのに、同じように喜んでくれました。ゴール板前は笑顔があふれていました。第60回菊花賞ほど、勝ち馬と騎手が祝福に包まれたGIレースは、他に無いと思います。

*

第49回阪神大賞典(GII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 ナリタトップロード 牡5 59 渡辺薫彦 3:02.5 世界
レコード
34.8 486
[0]
沖芳夫 1
2 11 エリモブライアン 牡4 56 藤田伸二 3:03.8 8 35.8 490
[-4]
清水出美 7
3 7 ホットシークレット せん5 58 武幸四郎 3:04.1 1.3/4 36.7 458
[-4]
後藤由之 9
4 1 タガジョーノーブル 牡7 57 福永祐一 3:04.1 ハナ 36.8 490
[-4]
松元省一 5
5 5 イブキヤマノオー 牡6 57 四位洋文 3:04.1 ハナ 36.3 480
[-2]
領家政蔵 3

*

第95回京都記念(GII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 9 ナリタトップロード 牡6 60 渡辺薫彦 2:11.8    34.3 500
[+6]
沖芳夫 3
2 2 マチカネキンノホシ 牡6 58 横山典弘 2:11.8 アタマ 34.2 540
[-6]
藤沢和雄 4
3 3 テンザンセイザ 牡4 56 四位洋文 2:12.0 1.1/2 33.7 476
[+2]
藤原英昭 6
4 6 ミスキャスト 牡4 56 松永幹夫 2:12.2 1.1/4 34.4 492
[+2]
加藤敬二 2
5 1 トウカイオーザ 牡5 57 藤田伸二 2:12.3 1/2 34.4 490
[+2]
松元省一 5

*

第50回阪神大賞典(GII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 ナリタトップロード 牡6 59 渡辺薫彦 3:07.9    34.5 498
[-2]
沖芳夫 1
2 8 ジャングルポケット 牡4 58 小牧太 3:08.2 2 34.6 478
[+8]
渡辺栄 2
3 5 エリモブライアン 牡5 58 藤田伸二 3:08.2 アタマ 34.6 488
[-12]
清水出美 3
4 3 ミツアキサイレンス 牡5 58 川原正一 3:08.2 ハナ 34.9 494
[0]
粟津豊彦 8
5 7 ボーンキング 牡4 56 安藤勝己 3:08.3 クビ 35.0 506
[0]
松田国英 4

*

第37回京都大賞典(GII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 ナリタトップロード 牡6 59 四位洋文 2:23.6    34.0 498
[0]
沖芳夫 1
2 4 ツルマルボーイ 牡4 58 河内洋 2:24.0 2.1/2 34.2 466
[+12]
橋口弘次郎 2
3 5 タップダンスシチー 牡5 57 佐藤哲三 2:24.0 ハナ 34.5 498
[+4]
佐々木晶三 3
4 2 テンザンセイザ 牡4 58 幸英明 2:24.6 3.1/2 34.8 476
[-6]
藤原英昭 5
5 8 スエヒロコマンダー 牡7 58 武幸四郎 2:24.6 ハナ 35.3 444
[+6]
松元茂樹 7

*

ナリタトップロード。別定59kg以上を背負って古馬GIIを4回も勝っているのですから、やはりタダモノではなかったのです。しかも満5歳時の阪神大賞典は芝3000mの世界レコード勝ち。また、満6歳時の京都記念における斤量60kgによる勝利は、2001年から2010年までの21世紀最初の10年で、平地唯一の斤量60kg台によるJRA重賞勝利でした。今年2012年から施行された斤量改定により、もしかしたら、これからの馬は平地60kg以上を背負って走ることも無いかも知れません。

身体能力だけでいうと、GI1勝で終わるような馬ではありませんでした。けれど、満4歳春以降のテイエムオペラオーとの戦いで植え付けられたコンプレックスに抗うことは難しかった。そしてまた、コンプレックスの対象がいなくなったと思ったら、若い世代の台頭や苦手と目された雨や中山競馬場に祟られた。

運がいいとか 悪いとか 人は時々 口にするけど そういうことって確かにあると あなたをみててそう思う

さだまさし「無縁坂」

不器用で、愚直で、一生懸命に駆けた、栗毛の流星。「彼が走っていた姿を、忘れずに、大切に覚えていたい」。ナリタトップロード、本当に大好きな馬でした。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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