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2011年6月

2011年6月27日 (月)

愛ダービー(GI)を制したのは英ダービー(GI)2着馬-Treasure Beach(2008.3.25)-。

Treasure Beach 牡 鹿毛 2008.3.25生 英国・アシュレイハウススタッド生産 馬主・D.スミス氏&J.マグナー夫人&M.テイバー氏 愛国・A.P.オブライエン厩舎

Treasure Beach(2008.3.25)の4代血統表
Galileo
鹿毛 1998.3.30
種付け時活性値:0.25

Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
アーバンシー
栗毛 1989.2.18
▲Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr.Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Allegretta
栗毛 1978.3.10
▲Lombard 1967
Anatevka 1969
Honorine
鹿毛 2000.3.14
仔受胎時活性値:1.75
Mark of Esteem
鹿毛 1993.3.26
種付け時活性値:1.50
Darshaan
鹿毛 1981.4.18
Shirley Heights 1975
Delsy 1972.3.20
Homage
鹿毛 1989.4.4
Ajdal 1984.4.2
Home Love 1976.3.12
Blue Water
鹿毛 1992.3.28
仔受胎時活性値:1.75
★Bering
栗毛 1983.3.20
種付け時活性値:0.00
Arctic Tern 1973
Beaune 1974.4.10
Shining Water
黒鹿毛 1985.1.25
仔受胎時活性値:1.50
Riverman
鹿毛 1969
種付け時活性値:1.75
Radiance
鹿毛 1979.3.25
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×5>

Treasure Beach(2008.3.25)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Galileo
(Sadler's Wells系)
Mark of Esteem
(Never Bend系)
★Bering
(Sea-Bird系)
Riverman
(Never Bend系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Riverman
(Nile Lily)
6.25 伯父に英GII勝ち馬
(No.21-A)
2番仔?
(前年産駒無し後?)

*

以下にTreasure Beachのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Shining Water 1985.1.25 仏1勝
|Norton Sound 1991.3.19 仏5勝 ラフォルス賞(GIII)3着
|Blue Water 1992.3.28 仏5勝 フロール賞(GIII)3着
||Indian Creek 1998.2.22 英愛6勝 ハードウィックS(英GII) ゴードンリチャーズS(英GIII) アールオブセフトンS(英GIII)ほか
||Honorine 2000.3.14 英3勝
|||Treasure Beach 2008.3.25 (本馬) 愛ダービー(GI) チェスターヴァーズ(英GIII) 英ダービー(GI)2着 ロイヤルロッジS(英GII)3着
||Desert Dew 2004.3.23 英2勝 ディーS(英GIII)3着

*

第146回愛ダービー。道中は中段外側を進んだ2番人気のTreasure Beachが決勝点間際で抜け出して勝利を収めました。1番人気に押されたエリザベス女王陛下の持ち馬Carlton House(2008.4.30)は4着。英愛両国における真の雪解けを為すべく、女王陛下御自らエリンコートに出向かれた今年2011年。愛馬も愛国の競馬の頂点に挑みましたが、残念ながら、の結果でした。

このTresure Beachの愛ダービー勝利により、種牡馬Galileoは今春の欧州クラシックレース6勝目。そして、エイダン・パトリック・オブライエン師は2006年のディラントーマス(2003.4.23)以来6年連続の愛ダービー勝利にして、愛ダービー通算4度目のワンツースリーフィニッシュが成されました。もう、何が何だか訳ワカメ状態ですね(*^_^*)。なお、オブライエン師は愛ダービー9勝目です。デザートキング(1994.3.31)に始まり、Galileo、High Chaparral(1999.3.1)、ディラントーマス、Soldier of Fortune(2004.2.20)、Frozen Fire(2005.2.19)、Fame and Glory(2006.3.20)、Cape Blanco(2007.4.20)、そしてTreasure Beach。凄い。

また、Treasure Beachが愛ダービーを制したことにより、今春の英仏愛ダービーは、いずれも「Sadler's Wells系×Darshaan系」のニック、あるいは返しニックの配合馬が勝利を収めたことになります。この組み合わせの威力の確かさを、まざまざと見せ付けたのでした。なお、愛ダービー2着のSeville(2008.4.10)はGalileoの仔、3着のMemphis Tennessee(2008.3.10)はHurricane Run(2002.4.13)の仔と、結局はSadler's Wells系のワンツースリーフィニッシュでもありました。ちなみに、Memphis Tennesseeは祖母父がDarshaanです。

英ダービー時は9番人気並びに過ぎなかったTreasure Beach。実力で英ダービーをアタマ差で2着とした後は、2番人気で愛ダービー馬に輝きました。見ればデビューから3着を外したことのないその力量。持ち合わせた器に人気が後から追い付いてきたのかも知れません。C・オドノヒュー騎手に初の愛ダービー制覇をもたらしたTreasure Beach、これからがますます楽しみな3歳馬です。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

追記。せっかくですので、The Queenの愛馬の4代血統表もアップしておきます。

Carlton House 牡 鹿毛 2008.4.30生 米国・ダーレー生産 馬主・エリザベス女王陛下 英国・サー・マイケル・スタウト厩舎

Carlton House(2008.4.30)の4代血統表
Street Cry
黒鹿毛 1998.3.11
種付け時活性値:0.25

Machiavellian
黒鹿毛 1987.1.31
★Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Coup de Folie
鹿毛 1982.4.2
Halo 1969.2.7
Raise the Standard 1978.3.31
Helen Street
鹿毛 1982.4.4
Troy
鹿毛 1976.3.25
Petingo 1965
La Milo 1963
Waterway
栗毛 1976.4.21
Riverman 1969
Boulevard 1968
Talented
鹿毛 1990.3.17
仔受胎時活性値:0.25
Bustino
鹿毛 1971
種付け時活性値:0.50
Busted
鹿毛 1963
★Crepello 1954
Sans Le Sou 1957
Ship Yard
栗毛 1963
★Doutelle 1954
Paving Stone 1946
Triple Reef
鹿毛 1980.3.31
仔受胎時活性値:0.25
Mill Reef
鹿毛 1968.2.23
種付け時活性値:0.75
Never Bend 1960
Milan Mill 1962
Triple First
鹿毛 1974
仔受胎時活性値:1.25
High Top
鹿毛 1969
種付け時活性値:1.00
Field Mouse
芦毛 1964
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Never Bend5×4>

Carlton House(2008.4.30)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Street Cry
(Mr.Prospector系)
Bustino
(Crepello系)
Mill Reef
(Never Bend系)
High Top
(Dante系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
High Top
(Triple First)
2.00 母と曾祖母がGII勝ち馬
(No.1-N)
10番仔?
(2連産目?)

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2011年6月26日 (日)

第52回宝塚記念(GI)の勝ち馬。

アーネストリー 牡 鹿毛 2005.5.17生 新冠・ノースヒルズマネジメント生産 馬主・前田幸治氏 栗東・佐々木晶三厩舎

アーネストリー(2005.5.17)の4代血統表
グラスワンダー
栗毛 1995.2.18
種付け時活性値:0.25
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
▲Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Gris Vitesse
芦毛 1966.3.2
Amerigo 1955
Matchiche 1956
Ameriflora
鹿毛 1989.1.29
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Graceful Touch
鹿毛 1978.4.13
▲His Majesty 1968.4.15
Pi Phi Gal 1973.3.11
レットルダムール
鹿毛 1994.3.10
仔受胎時活性値:0.50
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:0.50
カンパラ
鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970.4.30
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
ダイナチャイナ
鹿毛 1983.5.19
仔受胎時活性値:0.50
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:0.75
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
アスコットラップ
鹿毛 1976.6.10
仔受胎時活性値:1.50
★エルセンタウロ
黒鹿毛 1959.9.1
種付け時活性値:0.00
ディープディーン
鹿毛 1970.5.22
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>

アーネストリー(2005.5.17)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
グラスワンダー
(Roberto系)
トニービン
(カンパラ系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
★エルセンタウロ
(Sideral系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ノーザンテースト
(ダイナチャイナ)
3.75 ギャロップダイナと同牝系
(No.3-N)
4番仔
(4連産目)

*

以下にアーネストリーのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

アスコットラップ 1976.6.10 不出走
|ギャロップダイナ 1980.4.25 中央10勝 天皇賞・秋(GI) 安田記念(GI) 東京新聞杯(GIII) 有馬記念(GI)2着
|ダイナチャイナ 1983.5.19 中央7勝
||アグネスカミカゼ 1993.2.26 中央5勝 目黒記念(GII)
||レットルダムール 1994.3.10 中央3勝
|||アーネストリー 2005.5.17 (本馬) 宝塚記念(GI) 札幌記念(GII) 金鯱賞(GII) 中日新聞杯(GIII)
|ワンボールドビッド 1985.5.4 不出走
||フラワータテヤマ 1994.3.17 中央6勝 栗東S(OP)
|||ヴァンクルタテヤマ 2002.5.15 中央6勝+地方3勝 プロキオンS(GIII) サマーチャンピオン(JpnIII)2回 北海道スプリントC(JpnIII)
|エイシンオーシャン 1990.3.25 中央4勝 シクラメンS

「ここぞ」という時に駆ける大物食いの血は、大伯父ギャロップダイナからの所以でしょうか。

*

第52回宝塚記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 アーネストリー 牡6 58 佐藤哲三 2:10.1 レコード 35.1 534
[-2]
佐々木晶三 6
2 8 ブエナビスタ 牝5 56 岩田康誠 2:10.3 1 1/2 34.5 472
[+12]
松田博資 1
3 4 エイシンフラッシュ 牡4 58 安藤勝己 2:10.3 ハナ 34.7 494
[+4]
藤原英昭 3
4 9 ローズキングダム 牡4 58 C.ウィリアムズ 2:10.4 1/2 35.1 466
[+2]
橋口弘次郎 5
5 3 ルーラーシップ 牡4 58 横山典弘 2:11.0 3 1/2 35.3 498
[+2]
角居勝彦 2

第52回宝塚記念は、アーネストリーと佐藤哲三騎手が先行2番手からの抜け出しで快勝。この攻めの騎乗こそ佐藤騎手の最大の持ち味で、それに応えた鞍下の能力もお見事。最強牝馬と強力4歳勢を従えてのゴールは、2分10秒1という芝2200mの日本タイレコードのオマケまで付いてきました。

戦前に意識していた血の流れ。それは母方ではなく、父方に現れました。1着アーネストリー、2着ブエナビスタ(2006.3.14)。それぞれの父がグラスワンダー、スペシャルウィーク(1995.5.2)。1999年の宝塚記念でワンツーを決めた馬の仔どうしが、世代を重ねてもワンツーとなったのでした。

また、佐々木晶三調教師と佐藤騎手のコンビでは、2004年のタップダンスシチー(1997.3.16)以来の宝塚記念2勝目。人馬がセットで語られることが少なくなった昨今、この師と騎手は「ブレない組み合わせだな」と、つくづく思います。師と騎手の、馬作りにおける信念と信頼が垣間見えた時。浪花節かもしれませんが、そんな時に競馬の神様が人馬にそっと微笑むように思います。

この勝利を以て、佐藤騎手がTVの勝利騎手インタビューでも改めて述べられていたように、秋は凱旋門賞(仏GI)に狙いを定めることになるのでしょうか。鞍上はモチロン佐藤騎手で。インタビューの折、「5馬身前に走らせることができるジョッキー云々」とおっしゃっていたのは、あれは日本ダービー(GI)における、デボネア(2008.2.24)の乗り替わりのことだったのでしょう。

ええ。ロンシャン芝2400mで見たいのは、当然、アーネストリーと佐藤哲三騎手とのコンビです。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

おまけ。「グラスワンダーの血!!非根幹距離はRoberto系!!」と叫ぶ、血統好きのオオハシさん。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

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2011年6月23日 (木)

第52回宝塚記念(GI)の出走予定馬について。

第52回宝塚記念(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ナムラクレセント
(2005.4.22)
[16-A スワンズウッドグロ-ヴ系]
12番仔
(10連産目)
ヤマニンセラフィム サクラショウリ ダンディルート ★フィダルゴ
2 アーネストリー
(2005.5.17)
[3-N]
4番仔
(3連産目)
グラスワンダー トニービン ノーザンテースト ★エルセンタウロ
3 ルーラーシップ
(2007.5.15)
[8-F パロクサイド系]
8番仔
(8連産目)
キングカメハメハ トニービン ★ノーザンテースト ガーサント
4 エイシンフラッシュ
(2007.3.27)
[8-A]
3番仔
(3連産目)
King's Best プラティニ Sure Blade Konigsstuhl
5 フォゲッタブル
(2006.4.3)
[8-F パロクサイド系]
7番仔
(7連産目)
ダンスインザダーク トニービン ★ノーザンテースト ガーサント
6 アサクサキングス
(2004.3.23)
[4-G]
2番仔
(2連産目)
ホワイトマズル サンデーサイレンス What Luck Tentam
7 ハートビートソング
(2007.4.17)
[4-G]
4番仔
(3連産目)
ゼンノロブロイ トニービン Conquistador Cielo Halo
8 ブエナビスタ
(2006.3.14)
[16-C]
6番仔
(3連産目)
スペシャルウィーク Caerleon Lord Gayle Luciano
9 ローズキングダム
(2007.5.10)
[1-W]
3番仔
(3連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス Shirley Heights Lyphard
10 ドリームジャーニー
(2004.2.24)
[8-C]
初仔 ステイゴールド メジロマックイーン ◆ノーザンテースト Lt. Stevens
11 ダノンヨーヨー
(2006.4.7)
[18]
2番仔
(2連産目)
ダンスインザダーク フォーティナイナー Affirmed Never Bend
12 シンゲン
(2003.2.20)
[16-G]
初仔 ホワイトマズル サンデーサイレンス Raise a Native Vigors
13 トーセンジョーダン
(2006.2.4)
[9-A]
5番仔
(5連産目)
ジャングルポケット ノーザンテースト Crafty Prospector ★Secretariat
14 トゥザグローリー
(2007.2.16)
[9-F]
4番仔
(2連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス ◆Nureyev ★Sharpen Up
15 トレイルブレイザー
(2007.3.15)
[22-B]
7番仔
(4連産目)
ゼンノロブロイ フォーティナイナー Nijinsky Riverman
16 ビートブラック
(2007.5.23)
[22-A]
4番仔
(3連産目)
ミスキャスト ブライアンズタイム Rainbow Quest General Assembly

52回目の春のグランプリ、宝塚記念。初夏の仁川に16頭の精鋭が揃いました。しかし、池江泰寿厩舎、メイショウドトウ(1996.3.25)、いや怒涛の5頭出しですか(*^_^*)

今回はまったく難しく考えず、紅一点であるブエナビスタを争うSSフリーの牡馬と戦いと見ます。SSフリーの牡馬は内からアーネストリールーラーシップエイシンフラッシュトーセンジョーダンの4頭。4頭のうち、4代血統構成に非Phalaris(1913)系を組み込んでいるのは、ルーラーシップとエイシンフラッシュの2枠2頭。はは、非常に単純なボス牡馬候補の選出です(^^;)。気の早い話ですが、この2頭はいずれ種牡馬になった時に重宝されるでしょうね。

ルーラーシップか、エイシンフラッシュか。まま、今回は紅一点の母がビワハイジ(1993.3.7)ということで、「母仔2代の争い」に重きを置いて、エアグルーヴ(1993.4.6)の息子ルーラーシップを本命とします。ビワハイジとエアグルーヴ。1995年の阪神3歳牝馬S(現阪神JF、GI)、1996年のチューリップ賞(GIII)でワンツーを決めた2頭。1勝1敗で終わった母どうしの勝負、仔の代では、果たして。

あとは、疑似SSフリー(=SSの0遺伝持ち)の牡馬であるビートブラック。彼は阪神芝[3-0-1-0]と密かにコースを得意としていますので、鞍上のユタカさん込みで一発を期待します。

という訳で、まとめると、◎ルーラーシップ、○エイシンフラッシュ、▲ブエナビスタ、△アーネストリー、×トーセンジョーダン、注ビートブラックとしておきます。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

#追記。ビワハイジの仔とエアグルーヴの仔の争い。まさに忘れがちなフォゲッタブル。忘れている訳ではないのですが、ね(^^;)

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2011年6月21日 (火)

過去10年の宝塚記念(GI)連対馬の4代血統構成について。

過去10年の宝塚記念(GI)連対馬の4代血統構成について


馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
2
0
0
1
1 メイショウドトウ
(1996.3.25)
[4-P]
8番仔
(3連産目)
Bigstone ★Affirmed Nijinsky First Landing
2 テイエムオペラオー
(1996.3.13)
[4-M]
7番仔
(不受胎後)
オペラハウス Blushing Groom Key to the Kingdom Drone
2
0
0
2
1 ダンツフレーム
(1998.4.19)
[21-A マリアドロ系]
3番仔
(3連産目)
ブライアンズタイム サンキリコ ネヴァービート ロムルス
2 ツルマルボーイ
(1998.3.5)
[6-A エスサーディー系]
初仔 ダンスインザダーク サッカーボーイ アローエクスプレス ダイハード
2
0
0
3
1 ヒシミラクル
(1999.3.31)
[16-C ヘレンサーフ系]
3番仔
(3連産目)
サッカーボーイ シェイディハイツ ラナーク フィダルゴ
2 ツルマルボーイ
(1998.3.5)
[6-A エスサーディー系]
初仔 ダンスインザダーク サッカーボーイ アローエクスプレス ダイハード
2
0
0
4
1 タップダンスシチー
(1997.3.16)
[23-B]
12番仔
(3連産目)
Pleasant Tap ★Northern Dancer ★Bold Hour ★T.V. Lark
2 シルクフェイマス
(1999.4.8)
[5-G]
初仔 マーベラスサンデー Caerleon Roberto Vaguely Noble
2
0
0
5
1 スイープトウショウ
(2001.5.9)
[5-J セヴァイン系]
3番仔
(3連産目)
エンドスウィープ ダンシングブレーヴ トウショウボーイ ダンディルート
2 ハーツクライ
(2001.4.15)
[6-A]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンス トニービン Lyphard Bupers
2
0
0
6
1 ディープインパクト
(2002.3.25)
[2-F]
7番仔
(7連産目)
サンデーサイレンス Alzao Busted Queen's Hussar
2 ナリタセンチュリー
(1999.3.20)
[3-C]
初仔 トニービン ノーザンテースト Vaguely Noble Sir Ivor
2
0
0
7
1 アドマイヤムーン
(2003.2.23)
[7-F]
2番仔
(2連産目)
エンドスウィープ サンデーサイレンス Kris ノノアルコ
2 メイショウサムソン
(2003.3.7)
[3-L フロリースカップ系]
初仔
(流産後)
オペラハウス ダンシングブレーヴ サンプリンス フォルティノ
2
0
0
8
1 エイシンデピュティ
(2002.4.9)
[5-G]
2番仔
(2連産目)
フレンチデピュティ Woodman Green Dancer Sir Gaylord
2 メイショウサムソン
(2003.3.7)
[3-L フロリースカップ系]
初仔
(流産後)
オペラハウス ダンシングブレーヴ サンプリンス フォルティノ
2
0
0
9
1 ドリームジャーニー
(2004.2.24)
[8-C]
初仔 ステイゴールド メジロマックイーン ◆ノーザンテースト Lt. Stevens
2 サクラメガワンダー
(2003.3.25)
[13-C]
初仔 グラスワンダー サンデーサイレンス ノーザンテースト Quadrangle
2
0
1
0
1 ナカヤマフェスタ
(2006.4.5)
[3-H]
3番仔
(3連産目)
ステイゴールド タイトスポット デインヒル Cure the Blues
2 ブエナビスタ
(2006.3.14)
[16-C]
6番仔
(3連産目)
スペシャルウィーク Caerleon Lord Gayle Luciano

過去10年をたどると、牝馬が連対した年(2005年、2010年)を除いた8年は、母が前年産駒なし後の牡馬が連対という結果を残していますね。

今年2011年は、未だ強い紅一点を巡るレースと見るならば、非SSの牡馬陣が奮起するようなイメージがあるのですが、果たして。

そうなると、天皇賞・春(GI)の勝ち馬が居なくなってエイシンフラッシュ(2007.3.27)、金鯱賞(GII)の勝ちっぷりが半端無かったルーラーシップ(2007.5.15)というSSフリーの4歳牡馬2頭が、やはり姫の婿さん候補の筆頭格かと。

まま、お楽しみは週末までとっておきましょう、ね(^^)

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年6月17日 (金)

Darshaan(1981.4.18)の甥、プリンスオブウェールズS(英GI)を制す-Rewilding(2007.2.23)-。

Rewilding 牡 鹿毛 2007.2.23生 英国・ウォーターシップダウンスタッド生産 馬主・ゴドルフィン UAE・マームード・アル・ザルーニ厩舎

Rewilding(2007.2.23)の4代血統表
タイガーヒル
鹿毛 1995.4.11
種付け時活性値:0.75

デインヒル
鹿毛 1986.3.26
★Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Razyana
鹿毛 1981.4.18
His Majesty 1968.4.15
Spring Adieu 1974.5.10
The Filly
芦毛 1981.3.14
Appiani
鹿毛 1963
Herbager 1956
Angela Rucellai 1954
Tigress Silver
芦毛 1973.3.1
★St.Chad 1964
Templeogue 1965
Darara
黒鹿毛 1983.5.11
仔受胎時活性値:1.75
Top Ville
鹿毛 1976.4.5
種付け時活性値:1.50
High Top
黒鹿毛 1969
Derring-Do 1961
Camenae 1961
Sega Ville
栗毛 1968.5.1
Charlottesville 1957
La Sega 1959
Delsy
黒鹿毛 1972.3.20
仔受胎時活性値:0.50
Abdos
黒鹿毛 1959.5.18
種付け時活性値:1.00
Arbar 1944
Pretty Lady 1942
Kelty
鹿毛 1965.2.28
仔受胎時活性値:1.50
ヴェンチア
黒鹿毛 1957
種付け時活性値:1.75
マリラ
栗毛 1957.3.23
仔受胎時活性値:1.75 

<5代血統表内のクロス:Natalma(♀)5×5(父方)>

Rewilding(2007.2.23)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
タイガーヒル
(Danzig系)
Top Ville
(Dante系)
Abdos
(Djebel系)
ヴェンチア
(Relic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ヴェンチア 5.50 半姉Dar Re Mi
(No.13-C)
12番仔?

*

以下にRewildingのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Delsy 1972.3.20 仏1勝 ポモーヌ賞(GIII)3着
|Darshaan 1981.4.18 仏英5勝 仏ダービー(GI) オカール賞(仏GII) グレフュール賞(仏GII) クリテリウムドサンクルー(仏GII)ほか
|Darara 1983.5.11 仏米3勝 ヴェルメイユ賞(仏GI) プシケ賞(仏GIII)
||Dariyoun 1988.4.24 仏西7勝 エドゥーヴィル賞(仏GII)2着 リュティス賞(仏GII)2着 カドラン賞(仏GI)3着
||Dararita 1991.4.26 仏1勝
|||Darasim 1998.5.7 英愛仏独11勝 グッドウッドC(英GII) ケルゴルレイ賞(仏GII)ほか
||Darazari 1993.5.27 豪仏香3勝 ランヴェットS(豪GI) モーリスドニュイユ賞(仏GII)ほか
||Kilimanjaro 1995.2.18 英1勝 キングエドワード7世S(英GII)2着
||Rhagaas 1996.3.31 英仏独UAE1勝 リュティス賞(仏GIII)2着 仏ダービー3着
||River Dancer(Diaghilev) 1999.5.5 香仏英愛4勝 クイーンエリザベス2世C(香GI) ラフォルス賞(仏GIII)ほか
||Dar Re Mi 2005.5.15 UAE英愛仏米 ドバイシーマクラシック(UAEGI) ヨークシャーオークス(英GI) プリティポリーS(愛GI)ほか
||Rewilding 2007.2.23 (本馬) プリンスオブウェールズS(英GI) ドバイシーマクラシック グレートヴォルティジュールS(英GII)
|Dalara 1991.5.3 仏3勝 ロワイヤリュー賞(GII) ベルトゥー賞(GIII)2着 ロワイヤルオーク賞(GI)3着
||Daliapour 1996.3.10 英愛独加香豪UAE7勝 コロネーションC(英GI) 香港ヴァーズ(GI) 英ダービー(GI)2着ほか
||Dalampour 1997.4.5 英3勝 クイーンズヴァーズ(英GIII) グレートヴォルティジュールS3着ほか

近親が豪華。母Dararaは自身もヴェルメイユ賞を制したGI馬でしたが、直仔にDarazari、River Dancer、Dar Re Mi、そしてRewildingと4頭のGI勝ち馬を送り込むなど繁殖牝馬としても大成功を収めました。

タイトルでわざとらしく「Darshaanの甥」と書きましたけれど、まま、現在ならば「Dar Re Miの弟」ですか。姉弟によるドバイシーマクラシック制覇は「お見事」のひとことです♪

*

「3番手から抜け出して快勝」のはずだった、大本命のSo You Think(2006.11.10)とR.ムーア騎手。けれど、1頭、外から追い詰めてくる馬がいました。道中は最後方に構えた鹿毛に白のシャドーロール、青の帽子にロイヤルブルーの勝負服。RewildingとL.デットーリ騎手。一歩、また一歩と差を詰めると、決勝点、クビだけ先んじました。日本のGIでも幾度も見た、接戦に持ち込んだ時のフランキーの勝負強さ。そしてRewilding、サスガに今春のドバイシーマクラシックを3馬身4分の1差の圧勝を収めただけのことはあります。

しっかし、前の2頭は強いですねぇ(*^_^*)

*

Rewildingの血統を見て気になるのは、やはり「母Dararaが満23歳時交配、24歳時出産の仔」というところでしょうか。今の日本ではなかなかお目に掛かれない、母の高齢出産産駒です。

また、Rewildingは父母の年齢差が12歳と大きく開いています。Rewildingのように「父若年×母老年」の組み合わせは、日本ではトロットサンダー(1989.5.10)の父母の年齢差14歳、ダイタクヤマト(1994.3.13)の父母の年齢差12歳等が思い浮かびます。こういうパターンは、時折、名馬を生み出すものです。母方の「古い血」を持っている馬が他に居らず、闘争本能を生み出す源泉となる、というのが中島理論的な解釈ですね。トロットサンダーならば祖母父リンボー(1949.4.23)、曾祖母父アスフォード(1925)、ダイタクヤマトならば祖母父クリノハナ(1949.5.18)、曾祖母父ダイオライト(1927)。そしてRewildingであれば、祖母父Abdos、曾祖母父ヴェンチア。このAbdos、ヴェンチアの異系2本から、欧州馬産の奥深さを感じ、そしてまた畏敬の念を抱きます。

併せて、Rewildingは母Dararaの繁殖記録の詳細が分からないのですが、複数の情報から見たところ、母が前年産駒なし後の仔ではないかと推測します。「父若年×母老年」かつ「母が前年産駒なし後の仔」。名前を挙げたトロットサンダー、ダイタクヤマトは共に母が不受胎後の仔でした。

#余談。「父老年×母若年」の組み合わせの名馬としては、アイネスフウジン(1987.4.10)の父母の年齢差13歳、エイシンプレストン(1997.4.9)の父母の年齢差14歳等が日本で走った名馬として思い浮かびます。そして、この組み合わせの極め付けは、実はラムタラ(1992.2.2)。彼はその父Nijinsky(1967.2.21)が満24歳時交配の0遺伝馬であることばかりに目が行きますが、父母の年齢差は19歳もあります。種付け時に若い英オークス(GI)馬Snow Bride(1986.2.28)に燃える、あるいは萌えるNijinskyの画が、いや、浮かばん浮かばん(笑)

*

ついで、血統構成因子ということでは、今年の欧州のGIでは「Darshaan」がひとつのキーポイントなのかもしれません。って、ずっと重要な構成因子な訳ですが(^^;)。まま、ほうぼうで言われた英ダービー馬Pour Moi(2008.1.10)が「Sadler's Wells系種牡馬×Darshaan牝馬」、仏ダービー馬Reliable Man(2008.3.27)が「Darshaan系種牡馬×Sadler's Wells牝馬」という、ニック(返しニック)であったことはすでにご承知おきの通り。

そして、このプリンスオブウェールズSも1着Rewildingが「Darshaanの甥」であり、2着So You Thinkは父が「Sadler's Wells×Darshaan牝馬」のHigh Chaparral。気が付けば、Rewildingがドバイシーマクラシックで下したRedwood(2006.1.29)も、High Chaparral(1999.3.1)の仔でした。むぅ、High Chaparral産駒キラーやね、Rewildingは(^^;)

最後はちょっと逸走しましたけれど、Darshaan、ひいては彼の母系が、如何に確かな遺伝力を持って現代に息づいているかを、改めて思い知らされました。

*

2410mのドバイシーマクラシック、10ハロンのプリンスオブウェールズSと主要な芝GIを連勝したRewilding。次の目標は同じアスコットで行われる"キング・ジョージ"(英GI)でしょうか。

とはいえ、陣営は「1戦燃焼型」と判断されているのか、十二分にレース間隔をとってレースを選ばれている感もありますので、どこに向かうかが気になるところです。

まま、どのレースに向かうにせよ、この良血馬の、さらなる活躍を期待したいものですね♪

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年6月 8日 (水)

父仔3代仏ダービー制覇-Reliable Man(2008.3.27)-。

Reliable Man 牡 芦毛 2008.3.27生 英国・N.P.ブラッドストック社生産 馬主・プライド・レーシング・クラブ 仏国・A.ド・ロワイエ=デュプレ厩舎

Reliable Man(2008.3.27)の4代血統表
Dalakhani
芦毛 2000.2.16
種付け時活性値:1.75
Darshaan
鹿毛 1981.4.18
Shirley Heights
鹿毛 1975
Mill Reef 1968.2.23
Hardiemma 1969
Delsy
黒鹿毛 1972.3.20
Abdos 1959.5.18
Kelty 1965.2.28
Daltawa
芦毛 1989.4.23
Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr.Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971
Damana
芦毛 1981.4.2
クリスタルパレス 1974.3.25
Denia 1973.4.19
On Fair Stage
鹿毛 1993.5.29
仔受胎時活性値:1.50
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.75
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Fair Salinia
黒鹿毛 1975.3.18
仔受胎時活性値:0.25
Petingo
鹿毛 1965.3.18
種付け時活性値:0.25
Petition 1944
Alcazar 1957
Fair Arabella
黒鹿毛 1968.6.2
仔受胎時活性値:1.50
シャトーゲイ
栗毛 1960.2.29
種付け時活性値:1.75
Locust Time
黒鹿毛 1955.3.5
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:なし>

Reliable Man(2008.3.27)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Dalakhani
(Mill Reef系)
Sadler's Wells
(Northern Dancer系)
Petingo
(Fairway系)
シャトーゲイ
(Swaps系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Dalakani 4.25 祖母が英愛3大オークス勝利馬
(No.16-C)
9番仔?
(4連産目?)

*

以下にReliable Manのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Fair Salinia 1975.3.18 英愛仏4勝 英オークス(GI) 愛オークス(GI) ヨークシャーオークス(GI)ほか
|インパクト 1988.5.10 英1勝
||ダイワメンフィス 2001.5.3 現役 バーデンバーデンC(OP)
|パーフェクトサークル 1989.5.2 英仏2勝 ムシドラS(英GIII)2着 ネルグウィンS(英GIII)2着
||スターリーヘヴン 2000.5.9 中央6勝 福島牝馬S(GIII)2着
|Perfect Vintage 1990.6.15 仏英独9勝 クインシー賞(仏GIII) ラクープドメゾンラフィット(仏GIII)2着
|On Fair Stage 1993.5.29 英愛2勝
||Reliable Man 2008.3.27 (本馬) 仏ダービー(GI)

祖母Fair Saliniaは英オークス、愛オークス、ヨークシャーオークスと英愛3大オークスで勝利を収めており、英オークスはサー・マイケル・スタウトのクラシック初制覇でした。また、いとこにダイワメンフィス、スターリーヘヴンと日本のオープン馬がいます。

#余談。牝系図を見れば、今年2011年は英オークス英ダービー(GI)、仏ダービーと、「いとこが日本でオープン馬になっている牝系馬」が勝利を収めていますね(^^)

*

第171回ジョッケクルブ賞。シャンティイ競馬場の芝2100mで行われたレースを制したのは、芦毛馬Reliable Man。道中は内ラチ沿いに構えて、直線、名手ジェラール・モッセ騎手に操られて縫うようにして抜け出すと、鮮やかに勝ち切りました。結果、Reliable Manは父Dalakaniと同じく無敗の仏ダービー馬、合わせて祖父Darshaanから続く父仔3代の仏ダービー制覇となりました。と同時に、名伯楽A.ド・ロワイエ=デュプレ調教師はDarshaan、Dalakani、Reliable Manと3代続けて管理馬で仏ダービーの勝利を収められたことになります。凄い。なお、レースの2着は本邦輸入種牡馬チチカステナンゴ(1998.5.3)の仔であるBubble Chic(2008.3.24)、3着はアガ・カーン所有のDalakani産駒Baraan(2008.4.28)でした。

すでに方々で述べられていますが、今年の英ダービーは「Sadler's Wells系種牡馬×Darshaan牝馬」の組み合わせであるPour Moi(2008.1.10)が勝利を収め、仏ダービーは「Darshaan系種牡馬×Sadler's Wells牝馬」の組み合わせであるReliable Manが勝利を収めました。ニック。DarshaanとSadler's Wellsは同い年で、1984年の仏ダービーではDarshaan1着、Sadler's Wells2着としのぎを削ったのでした。現役時代のライバルが、世代を重ねた時に好相性の組み合わせとなる。血統表の見方は多様ですが、点が線になる見方もまた、楽しみのひとつです。

Reliable Manは、直訳すると「信頼できる男」。ここまで3戦3勝、信じたファンの信頼に応えています。果たして、これからも応え続けることができるのか、Reliable Man。仏国の活きの良い3歳馬の活躍、楽しみにしたいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年6月 5日 (日)

第61回安田記念(GI)の勝ち馬。

リアルインパクト 牡 鹿毛 2008.5.14生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・堀宣行厩舎

リアルインパクト(2008.5.14)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
トキオリアリティー
栗毛 1994.5.25
仔受胎時活性値:1.25
Meadowlake
栗毛 1983.3.12
種付け時活性値:0.50
Hold Your Peace
鹿毛 1969.1.24
Speak John 1958.2.7
Blue Moon 1948
Suspicious Native
栗毛 1972.4.1
Raise a Native 1961.4.18
Be Suspicious 1963.3.30
What a Reality
栗毛 1978.3.27
仔受胎時活性値:1.75
In Reality
鹿毛 1964.3.1
種付け時活性値:1.25
Intentionally 1956.4.2
My Dear Girl 1957.2.17
What Will Be
鹿毛 1970.4.17
仔受胎時活性値:1.75
Crozier
鹿毛 1958.5.6
種付け時活性値:0.75
Solabar
栗毛 1960
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Nothirdchance(♀)5×5>

リアルインパクト(2008.5.14)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Meadowlake
(Prince John系)
In Reality
(Intent系)
Crozier
(My Babu系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ディープインパクト 5.00 半兄アイルラヴァゲイン
(No.3-L)
9番仔
(9連産目)

*

以下にリアルインパクトのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

What Will Be 1970.4.17 米8勝 イリノイダービー(GIII)2着
|What a Reality 1978.3.27 米3勝
||トキオリアリティー 1994.5.25 中央3勝 フローラS(旧OP)2着
|||アイルラヴァゲイン 2002.4.5 現役 オーシャンS(GIII) スプリンターズS(GI)3着 NHKマイルC(GI)3着ほか
|||リアルインパクト 2008.5.14 (本馬) 安田記念(GI) 朝日杯FS(GI)2着 京王杯2歳S(GII)2着 NHKマイルC3着

*

第61回安田記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 14 リアルインパクト 牡3 54 戸崎圭太 1:32.0    34.5 494
[-2]
堀宣行 9
2 1 ストロングリターン 牡5 58 石橋脩 1:32.0 クビ 33.8 518
[-2]
堀宣行 5
3 3 スマイルジャック 牡6 58 三浦皇成 1:32.1 1/2 33.7 490
[-6]
小桧山悟 3
4 4 クレバートウショウ 牡5 58 武豊 1:32.1 クビ 34.6 504
[+4]
崎山博樹 8
5 16 ジョーカプチーノ 牡5 58 福永祐一 1:32.1 ハナ 34.9 532
[+6]
中竹和也 6

唯一の3歳馬リアルインパクト。戸崎圭太騎手に導かれて、先行3番手からの押し切り勝ち。古馬との斤量差はあれど、受けて立つ競馬をしての勝利は価値があります。最後、同厩舎の先輩ストロングリターン(2006.5.26)が怒濤の末脚で追い込んできましたが、クビ差凌ぎきりました。ディープインパクトの初年度産駒、JRAのグレード制施行後初となる「3歳馬による安田記念制覇」を遂げました。なお、3歳馬による安田記念制覇は、かの名牝スウヰイスー(1949.5.3)の第2回以来、59年ぶりのことでした。

いや、ゴール後はちょっと身震いしてしまいました。「3歳春時点での古馬のマイル重賞挑戦は厳しいもの」という思いがあり、ハナから不要と決め込んでいましたので。それを打ち破ってくれたリアルインパクト、その名のとおり、まさに現実の衝撃。ましてや、重賞未勝利の1勝馬でしたので、ね。日本もそういう時代になったのですね。

そして、鞍上の戸崎圭太騎手。もしかしたら、無欲の挑戦だったのかも知れません。ゴール後の様子から、「勝っちゃった」という感じを受けました。それでも、やはりNARのリーディングジョッキー。絶好位から競馬を進め、馬の気分を損ねること無く、最後まで馬を我慢させきった辺り、本当にサスガでした。

また、管理馬のワンツーフィニッシュを遂げられた堀宣行調教師。今春は厩舎の短距離のエースであるキンシャサノキセキ(2003.9.24) が高松宮記念(GI)勝利後に電撃引退してしまいましたが、それでも、ちゃんと後継馬を2頭育てられていました。これまたサスガの手腕です。

#余談。考えてみると、このリアルインパクトを以てしても1度も先着できないグランプリボス(2008.3.28)という馬は、本当に大した馬ですね。6月14日の英国の大一番が楽しみになりました。 

*

リアルインパクトの血統面について見てみると……、ええ、中島理論的には基本に立ち返ることになりますが、Eclipse(1964.4.1)系、Herod(1958)系、Matchem(1948)系の3大父系をフルに使った4代血統構成。Eclipse系の2系も分枝が進んでおり、実質4種父系と見なされる配合です。本当に綺麗な血統構成。

また、リアルインパクトの半兄は現役のアイルラヴァゲイン。長く現役を務める同馬は現在JRA7勝。息の長い活躍を見せている兄がいることは、リアルインパクトにとっても牝系の持つ成長力や持続性の証明となるでしょう。

合わせて。非常に細かく、人によってはどうでもいいところですが、今回、過去10年のデータや馬柱を作っている時に、ふと、「5月14日」というリアルインパクトの生まれ日の日付が気になったのです。10年前の2001年の勝ち馬が国枝栄厩舎のブラックホーク(1994.5.14)でしたが、彼が5月14日生まれだったのです。そして、先週の日本ダービー(GI)を制して2冠を達成したオルフェーヴル(2008.5.14)。リアルインパクトと同い年の彼も、リアルインパクトと同じく5月14日生まれ。私の中で、比較的印象の薄い名馬の誕生日であった5月14日が、今年2011年、強烈な2頭により印象付けられたました。なお、5月14日生まれの名馬としては、ほかにバンブーメモリー(1985.5.14)がいます。あ、やっぱり安田記念の勝ち馬でした(^^;)

*

古馬も交えた春のマイル王に輝いたリアルインパクト。これから向かう道、恐らくはマイル路線が気になるところです。グランプリボスや同じディープインパクト産駒であるコティリオン(2008.2.18)等同い年の3歳勢、そして安田記念で破った馬たちを始めとする古馬勢との、改めての対戦。

リアルインパクト、安田記念で見せた受けて立つ競馬、これからも見せ続けてくれるでしょうか。若きマイル王の前途は洋々、その未来を楽しみにしたいと思います。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

おまけ。「3歳勝つんか、3歳勝つんか、3歳勝つんか」と叫ぶオオハシさん。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

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35年ぶりの仏国調教馬による英ダービー(GI)制覇-Pour Moi(2008.1.10)-。

Pour Moi 牡 鹿毛 2008.1.10生 愛国・ランシュバージュ社生産 馬主・ジョン・マグナー夫人ほか 仏国・A.ファーブル厩舎

Pour Moi(2008.1.10)の4代血統表
モンジュー
鹿毛 1996.4.4
種付け時活性値:0.75
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Floripedes
鹿毛 1985.5.11
★Top Ville
鹿毛 1976.4.5
High Top 1969
Sega Ville 1968.5.1
Toute Cy
鹿毛 1979.5.4
★Tennyson 1970.3.22
Adele Toumignon 1971.4.16
Gwynn
鹿毛 1997.2.9
仔受胎時活性値:0.50
Darshaan
鹿毛 1981.4.18
種付け時活性値:1.75
Shirley Heights
鹿毛 1975
Mill Reef 1968.2.23
Hardiemma 1969
Delsy
黒鹿毛 1972.3.20
Abdos 1959.5.18
Kelty 1965.2.28
Victoress
鹿毛 1984.5.4
仔受胎時活性値:1.00
Conquistador Cielo
鹿毛 1979.3.20
種付け時活性値:1.00
★Mr.Prospector 1970.1.28
K D Princess 1971.4.5
Royal Statute
鹿毛 1969.3.2
仔受胎時活性値:1.50
Northern Dancer
鹿毛 1961
種付け時活性値:1.75
Queen's Statute
鹿毛 1954
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4>

Pour Moi(2008.1.10)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Montjeu
(Sadler's Wells系)
Darshaan
(Mill Reef系)
Conquistador Cielo
(Mr.Prospector系)
◆Northern Dancer
(Nearctic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Darshaan
(Kelty)
4.50 ラムタラと同牝系
(No.22-B)
4番仔?

*

以下にPour Moiのごく簡単な近親牝系図を日本にゆかりのある馬を中心に示します。

Royal Statute 1969.3.2 米1勝
|Konafa 1973.4.19 英1勝 英1000ギニー(GI)2着
||Proskona 1981.5.16 伊仏5勝 ウンブリア賞(伊GII) セーネオワーズ賞(仏GIII)ほか
|||ノエシス 1986.2.25 仏2勝
||||イブキパーシヴ 1993.4.11 中央3勝 クイーンC(GIII) 桜花賞(GI)2着 阪神3歳牝馬S(現阪神JF、GI)3着
||Korveya 1982 仏伊3勝 クロエ賞(仏GIII) バグッタ賞(伊GIII)3着ほか
|||ヘクタープロテクター 1988.3.4 仏英9勝 仏2000ギニー(GI)含むGI5勝ほか
|||シャンハイ 1989.3.28 仏米伊3勝 仏2000ギニー イスパーン賞(仏GI)
|||Gioconda 1990.4.17 仏1勝
||||シーロ 1997.4.18 米仏愛5勝 セクレタリアトS(米GI) 仏グランクリテリウム(GI)ほか
|||Bosra Sham 1993.2.28 英7勝 英1000ギニー 英チャンピオンS(GI) フィリーズマイル(GI)ほか
|Awaasif 1979.4.27 英伊米仏4勝 ヨークシャーオークス(英GI) ジョッキークラブ大賞(伊GI)ほか
||Snow Bride 1986.2.28 英仏5勝 英オークス(GI) ムシドラS(英GIII) プリンセスロイヤルS(英GIII)
|||ラムタラ 1992.2.2 英仏4勝 英ダービー(GI) "キング・ジョージ"(英GI) 凱旋門賞(仏GI)
|Victoress 1984.5.4 仏1勝
||フェルモイ 1989.3.5 英2勝
|||フェリシア 2002.4.12 中央2勝 フェアリーS(GIII) ファルコンS(GIII)2着
||Gwynn 1997.2.9 不出走
|||Gagnoa 2005.3.7 仏愛3勝 ペネロープ賞(仏GIII) レゼルヴォワール賞(仏GIII) 仏オークス(GI)2着ほか
|||Pour Moi 2008.1.10 (本馬) 英ダービー グレフュール賞(仏GII)

発信はE.P.テイラーの22号族。近親には豪華メンバーが揃っています。従姉フェリシアはグラスワンダー(1995.2.18)の仔として初めてJRA重賞を制しました。

*

第232回を迎えた「The Derby」。弱冠というにも足らない19歳、英ダービー初騎乗初制覇となったM.バルザローナ騎手の、ゴール前からの派手な立ち上がりパフォーマンス。わぉ、勝ったから良かったけれど、ね(*^_^*)

直線、逃げ粘るMenphis Tennessee(2008.3.10)とJ.オブライエン騎手(A.オブライエン調教師の息子)、番手から抜け出しに掛かるチェスターヴァーズ(英GIII)の勝ち馬Treasure Beach(2008.3.25)とC.オドノヒュー騎手、それを追うエリザベス女王の持ち馬にしてダンテS(英GII)の勝ち馬Carlton House(2008.4.30)とR.ムーア騎手。あの瞬間、多くの英国民はエプソムに来場されていたThe Queenの愛馬に「勝ってくれ!!」と願ったでしょう。故あってWebにてライブで見ていた私も、「女王陛下の馬!!」って、叫んでいました。

そんな前を行く3頭の叩き合いの外から伸びて来た、Pour Moiが見せた最後方強襲の末脚。鹿毛の流星、おなじみスー・マグナーの濃紺の帽子と勝負服。最後の最後、Treasure Beachが勝つのかと思われたところで、Pour Moi。そして、上述した鞍上バルザローナ騎手のパフォーマンス。勝利を確信したのでしょう。公式発表はアタマ差ですが、日本であれば、ハナ差ではないでしょうか。まま、いずれにせよ、1着2着はクールモアグループの関連馬ですから。と、身もフタも無いことを書いてしまっちゃあ、お仕舞いですか(^^;)

今回の記事のタイトルにもなっていますけれど、仏国調教馬による英ダービー制覇は、1976年のエンペリー(1973.3.23)以来、35年ぶりのことでした。という訳で、名伯楽A.ファーブル調教師にとっても、初めての英ダービー制覇と相成りました。

*

Pour Moiの血統面について見ておくと、「父モンジュー×Darshaan牝馬」ということで、Sadler's Wells系種牡馬の成功パターンによく見られるニックとなっていますね。2着のTreasure Beachも「Galileo×Mark of Esteem牝馬」ですから、やはり同じニックです。また、父モンジューは2005年Motivator(2002.2.22)、2007年Authorized(2004.2.14)に続いて3頭目の英ダービー馬を送り込んだことになります。やるなぁ。

そんなモンジューの4代血統構成だけを抜き出すと、

モンジュー(1996.4.4)の4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
Sadler's Wells
(Northern Dancer系)
★Top Ville
(Dante系)
Tennyson
(Blandford系)
ゼダーン
(Grey Sovereign系)

中島理論的には、母父Top Ville、祖母父Tennysonの0交配が効いている、というところでしょうか。さらに曾祖母父ゼダーン(1965)はその父Grey Sovereign(1948)の0遺伝馬、高祖母父ボウプリンス(1952)もその父Prince Chevalier(1943)の0遺伝馬と、モンジューの母方は多く0が現れる配合となっています。種牡馬モンジュー、中島理論的にも上手い仕掛けがなされている、と言えるでしょうね。

*

Pour Moiの牝系については↑の近親牝系図に示したとおりです。豪華な牝系。ひとつ前の記事で述べた今年の英オークス(GI)も、英ダービー馬ドクターデヴィアス(1989.3.10)を近親に持つDancing Rain(2008.4.24)が勝利を収めましたが、英ダービーも英ダービー馬ラムタラを近親に持つPour Moiが勝利を収めたという結果でした。

後方からの強襲も同じ。ラムタラの鞍上だったW.スウィンバーン騎手は、タッテナムコーナーから直線で進路を失った時のことを、次のように述べられています。

丘を下りながら私は、神よ、アレックスよ、我に奇跡を! と言ったのです。するとモーゼを前にした紅海のように、前が開いたのでした。私は、アレックスが天上から助けてくれていることを知りました。かねてから私は神を信じていました。しかし今は、本当に信じているのです。

ラムタラ - Wikipedia(日本語版)

ラムタラの元々の調教師で、スウィンバーン騎手の親友でもあったというアレックス・スコット調教師は、ラムタラの2歳時、不運にも銃殺されてしまったのです。そんな彼が空の上から助けてくれたからか、あるいは、その名のとおり「神の見えざる力」が働いたのか、ラムタラ。デビュー2戦目、明け3歳初戦で迎えたレースであったにもかかわらず、勝ち時計2分32秒31は英ダービーレコードにしてコースレコード。そして「英ダービー馬×英オークス馬」の父母から生み出された最初の英ダービー馬となったのでした。

しかし、英ダービーでも唸る杉本節。

*

ひとつ前の記事同様、最後はだいぶん逸走してしまいましたが、日本にも縁のある牝系から英ダービー馬が送り込まれたのはとても嬉しいことです。

Pour Moi、若武者バルザローナ騎手と共に、これからも活躍を見せて欲しいですね♪

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年の英オークス(GI)馬は英ダービー(GI)馬の姪-Dancing Rain(2008.4.24)-。

Dancing Rain 牝 栗毛 2008.4.24生 愛国・スウェッテナムスタッド生産 馬主・L.テイラー氏ほか 英国・W.ハガス厩舎

Dancing Rain(2008.4.24)の4代血統表
Danehill Dancer
鹿毛 1993.1.30
種付け時活性値:1.50
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
★Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Razyana
鹿毛 1981.4.18
His Majesty 1968.4.15
Spring Adieu 1974.5.10
Mira Adonde
黒鹿毛 1986.4.19
★Sharpen Up
栗毛 1969.3.17
エタン 1961.3.14
Rocchetta 1961
Lettre d'Amour
黒鹿毛 1979.4.23
Caro 1967.4.11
Lianga 1971
Rain Flower
栗毛 1997.5.11
仔受胎時活性値:0.50
Indian Ridge
栗毛 1985.3.22
種付け時活性値:0.75
Ahonoora
栗毛 1975.4.12
▲Lorenzaccio 1965
Helen Nichols 1966
Hillbrow
栗毛 1975
Swing Easy 1968
Golden City 1970
Rose of Jericho
鹿毛 1984.3.14
仔受胎時活性値:1.00
Alleged
鹿毛 1974.5.4
種付け時活性値:0.25
Hoist the Flag 1968.3.31
Princess Pout 1966.3.29
Rose Red
栗毛 1979.4.28
仔受胎時活性値:1.00
Northern Dancer
鹿毛 1961
種付け時活性値:0.25
Cambrienne
鹿毛 1969.2.28
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4、Natalma(♀)5・5×5>

Dancing Rain(2008.4.24)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Danehill Dancer
(Danzig系)
Indian Ridge
(Ahonoora系)
Alleged
(Ribot系)
◆Northern Dancer
(Nearctic系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Danehill Dancer
(Razyana)
2.75 伯父ドクターデヴィアス
(No.1-T)
7番仔
(7連産目)

*

以下にDancing Rainのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Rose Red 1979.4.28 愛1勝
|Rose of Jericho 1984.3.14 不出走
||Archway 1988.2.23 愛英仏3勝 グリーンランズS(愛GIII)ほか
||ドクターデヴィアス 1989.3.10 英愛仏米6勝 英ダービー(GI) 愛チャンピオンS(GI) デューハーストS(英GI)ほか
||シンコウキング 1991.4.24 中央香港8勝 高松宮杯(現高松宮記念、GI) 富士S(当時OP) クリスマスS(OP)
||ローズオブスズカ 1992.4.18 不出走
|||スズカフェニックス 2002.3.29 中央8勝 高松宮記念 阪神C(GII) 東京新聞杯(GIII)ほか
||Royal Court 1993.4.12 英3勝 オーモンドS(GIII)ほか
||Rain Flower 1997.5.11 不出走
|||Dancing Rain 2008.4.24 (本馬) 英オークス(GI)

Dancing Rain、伯父ドクターデヴィアスに続いてエプソム芝12F10ヤードのクラシックを制することになりました。また伯父シンコウキングとは誕生日の日付が同じ4月24日ですね。余談ではありますが、今週はシンコウキングを意識する週末です。

*

233回目の「The Oaks」を制したのは、213代の英ダービー馬を伯父に持つDancing Rain。 名手ジョニー・マータ(合田直弘さん風)に導かれて、好スタートからの逃げ切り勝ち。栗毛に赤い帽子、緑の勝負服がエプソムの芝に映えました。ゴール直前からのガッツポーズ、ジョニーにとっても会心の騎乗だったのでしょう。

血統について見ておくと、父Danehill Dancer、母父Indian Ridgeとスプリンター種牡馬を重ねられてもエプソム芝12F10ヤードをこなせるところに、この1号族の牝系が持つ底力を思います。伯父ドクターデヴィアスもスプリンター種牡馬Ahonooraの仔ということで、日本ならば「距離不安」を叫ばれそうですが、見事に跳ね返しています。この辺り、血統の不思議と共に、欧州馬産の奥深さを思います。

*

という訳で、せっかくですので、伯父の英ダービーにおける勇姿もご紹介しておきます。

やはり栗毛がエプソムに映えました。しかし、前走ケンタッキーダービー(米GI)7着だった馬を2番人気に押すところは、サスガと思います。なお、1番人気は後に同じく日本に輸入されたロドリゴデトリアーノ(1989.5.27)でした。

また、2着のSt.Jovite(1989.3.11)とは勝ったり負けたり。英ダービーでは2馬身押さえたと思ったら、愛ダービー(GI)では12馬身差でトンコロを喰らったり、愛チャンピオンSでは短頭だけしのいだり。

合わせて、引退レースとなった1992年のジャパンカップ(GI)ではトウカイテイオー(1988.4.20)の10着でした。あぁ、懐かしいな。クエストフォーフェイム(1987.2.15)との「英ダービー馬2頭出走」とか、ユーザーフレンドリー(1989.2.4)との「同い年の英ダービー馬と英オークス馬の競演」とか。今思えば、どれだけ豪華メンバーだったのでしょうか、かつての「世界最速の選手権距離王者決定戦」は(*^_^*)。そして、それを勝ち切ったトウカイテイオーも素晴らしい。そんな彼も、Toubillon(1928)系の末えいですね。

*

最後は記事がだいぶん逸走してしまいましたが、日本にも縁のある牝系から英オークス馬が送り込まれたのはとても嬉しいことです。Dancing Rain、これからも活躍を見せて欲しいですね♪

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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クラキンコ(2007.4.11)。

クラキンコが重賞6勝目/門別・星雲賞 | netkeiba.comニュース

やはり「道営のヒロイン」を1回は記事にしておかないと、辺境血統ブログの名折れというところでしょう。倉見牧場さんの執念の結晶、クラキンコ。

クラキンコ 牝 栗毛 2007.4.11生 日高・倉見牧場生産 馬主・倉見利弘氏 北海道・堂山芳則厩舎

クラキンコ(2007.4.11)の4代血統表
クラキングオー
鹿毛 1997.4.15
種付け時活性値:0.25

スズカコバン
黒鹿毛 1980.3.16
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
Nijinsky 1967.2.21
シル 1970.4.22
サリュウコバン
鹿毛 1974.3.4
ネヴァービート 1960
モンテホープ 1960.3.27
クラファストレディ
鹿毛 1992.4.23
▲シングルロマン
黒鹿毛 1982.5.14
ナイスダンサー 1969.3.6
ヒジリジョオー 1974.5.26
カネイゼーア
栗毛 1973.4.5
▲オンワードゼア 1954.5.29
クヰーンカヌート 1957.3.13
クラシャトル
栗毛 1991.4.9
仔受胎時活性値:1.75
ワカオライデン
栗毛 1981.4.25
種付け時活性値:0.25
ロイヤルスキー
栗毛 1974.5.24
Raja Baba 1968.4.5
Coz o'Nijinsky 1969.4.27
オキワカ
栗毛 1972.3.27
リマンド 1965.2.16
ワカクモ 1963.3.12
クラネバダンサー
鹿毛 1980.5.27
仔受胎時活性値:0.50
ネヴァーダンス
芦毛 1972.3.8
種付け時活性値:1.75
Never Bend 1960.3.15
Exclusive Dancer 1967.5.30
ブラックキリー
黒鹿毛 1968.4.1
仔受胎時活性値:0.75
テツソ
黒鹿毛 1956
種付け時活性値:0.75
マツリユウ
鹿毛 1957.3.25
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5(父方)>

クラキンコ(2007.4.11)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
クラキングオー
(Nijinsky系)
ワカオライデン
(Bold Ruler系)
ネヴァーダンス
(Never Bend系)
テツソ
(Blandford系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ネヴァーダンス
(Good Example)
3.50 母が北海優駿勝ち馬
(No.9-B ウエツトセール系)
9番仔
(9連産目)

*

では、以下にクラキンコの簡単な近親牝系図を示しておきます。

ブラックキリー 1968.4.1 不出走
|クラネバダンサー 1980.5.27 地方12勝
||クラマンダラ 1990.4.21 地方14勝 北海道3歳優駿(現北海道2歳優駿)2着 父ワカオライデン
||クラシャトル 1991.4.9 地方15勝 北海優駿 北海道3歳優駿 クイーンC ひまわり賞 栄冠賞ほか
|||クラオリオン 1999.4.25 地方2勝 父サッカーボーイ
|||クラトップオー 2000.4.6 地方3勝 父シンボリルドルフ
|||クラメガミ 2001.4.28 地方1勝 浦和桜花賞3着 ローレル賞3着 サンライズC3着 父ホリスキー
|||クラビッグレディ 2002.4.29 地方2勝 華月賞2着 王冠賞3着 フローラルC3着 フロイラインC3着 父ブラックタイアフェアー
|||クラダンソナー 2003.4.11 地方6勝 父タマモクロス
|||クリールボルケーノ 2004.3.27 現役 父フレンチデピュティ
|||クラブリザード 2005.3.10 現役 父タイキブリザード
|||クラガリレイ 2006.3.21 地方5勝 父ブラックタキシード
|||クラキンコ 2007.4.11 (本馬) 北海道3冠 コスモバルク記念 星雲賞 フロイラインC エーデルワイス賞(JpnIII)2着
|||クラヤマトオー 2008.4.16 現役 父タヤスツヨシ
|||クラシャトルの2010 2010.5.5 父クラキングオー
||クラマサシャトル 1993.3.15 地方4勝 金杯3着 父サクラテルノオー
|||クラマサライデン 2001.4.19 地方5勝 ニューイヤーC2着 戸塚記念3着 父ワカオライデン
||クラオー 1996.4.8 地方7勝 北斗盃2着 北海優駿3着 父サクラテルノオー

*

クラキンコの父クラキングオーは北海優駿、王冠賞、道営記念、ステイヤーズC2回と道営重賞5勝の活躍馬で、満3歳時には中央でも1勝を挙げています。

クラキンコの母クラシャトルは↑の近親牝系図でも示したように北海優駿、北海道3歳優駿、クイーンC、ひまわり賞、栄冠賞と、やはり道営重賞5勝の活躍馬。

そして、愛娘のクラキンコ。父クラキングオーが2006年ただ1頭だけに種付けした相手である母クラシャトル。そんな倉見牧場さん威信の「北海優駿馬どうしの配合」で生まれたのが、クラキンコ。

詳しくは「クラキングオーを訪ねて~倉見牧場 | 名馬を訪ねて | 馬産地コラム | 競走馬のふるさと案内所 」に譲りますが、

「幸い、うちは小さいながらも細々とオーナーブリーダーをやっていますからね。『どうせ夢を追うなら(うちで)一番の馬を用意してやろう!』とクラシャトルを選びました。」

果たせるかなクラキンコ、父と母の後を追うように北海優駿の勝ち馬となり、さらに「史上初の牝馬による北海道3冠」を遂げたのでした。

*

中島理論的な見解を少しだけ。↑の4代血統表のパッと見だけで「近い代で先祖が0化されているなぁ」と思われるでしょう。父クラキングオーはその父スズカコバンが満16歳時の0交配馬です。またクラキンコに対しては、クラキングオー自身の0.25交配、その母父シングルロマンの0.25交配、祖母父オンワードゼアの0.50交配と乗算活性値が0.125以下で準0化しています。さらに確認してみると、懐かしの8代残牡先祖数は「3/128」。クロスが折り重なり、多くの先祖が0化消却されました。

また、父クラキングオーは、まさにワンホースサイアー。クラキンコは初年度である2007年産ただ1頭の産駒で、他の産駒も2009年産のクラオージクン(2009.4.17)、2010年産のクラシャトルの2010の2頭だけ。クラキングオーは、残念ながら昨年2010年10月24日に他界しており、生涯3頭の父になったのみでした。クラシャトルの2010は、言わずもがなでクラキンコの全弟ですね。なお、クラシャトルの2010は母クラシャトルが流産後の仔です。流産した仔の父がタップダンスシチー(1997.3.16)だったのも渋い。。。

合わせて、クラキンコの牝系は小岩井の9号族ウエツトセール(1898)系です。ウエツトセール系は現存する小岩井牝系では比較的地味に継承されていますが、それでも、時折クラキンコのような優駿を送り込んで、存在感を示します。なお、ウエツトセール系の活躍馬として、JRAではバンブービギン(1986.4.19)が1989年の菊花賞(GI)を制しています。

*

不意に見つけたある獣医さんのブログ記事へのリンクを張り、クラキンコの向かう道に幸多からんことを祈り念じて、今回の記事は終わりにしたいと思います。

世の中には愛が満ちています。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年6月 4日 (土)

第61回安田記念(GI)の出走予定馬について。

第61回安田記念(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ストロングリターン
(2006.5.26)
[A13]
2番仔+
(2連産目+)
シンボリクリスエス Smart Strike Nijinsky Vaguely Noble
2 シルポート
(2005.3.24)
[3-N]
2番仔
(2連産目)
ホワイトマズル サンデーサイレンス ★Woodman Danzig
3 スマイルジャック
(2005.3.8)
[15-A]
2番仔
(2連産目)
タニノギムレット サンデーサイレンス マルゼンスキー セントクレスピン
4 クレバートウショウ
(2006.4.16)
[12-F ロイヤルアグリーメント系]
9番仔
(3連産目)
フジキセキ トウショウボーイ ノーザンテースト ★エルセンタウロ
5 サンカルロ
(2006.2.5)
[23-B]
2番仔
(不受胎後)
シンボリクリスエス Crafty Prospector セクレト Olden Times
6 サムザップ
(2004.10.5)
[9-B]
2番仔
(不受胎後)
シンコウキング Exploding Prospect Mr. Illusion Grosvenor
7 シルクアーネスト
(2007.3.4)
[A4]
7番仔
(7連産目)
グラスワンダー サンデーサイレンス ニホンピロウイナー ノーザンテースト
8 アパパネ
(2007.4.20)
[9-F]
3番仔
(3連産目)
キングカメハメハ Salt Lake Spectacular Bid Hard Work
9 ビューティーフラッシュ
(2005.11.16)
[22-B]
3番仔
(3連産目)
ゴーラン Volksraad Clay Hero Czaravich
10 リディル
(2007.5.8)
[9-F デプグリーフ系]
初仔 アグネスタキオン ダンシングブレーヴ テスコボーイ Vaguely Noble
11 コスモセンサー
(2007.3.14)
[16-F サリーランド系]
6番仔
(2連産目)
キングカメハメハ リヴリア ★トランスアランティック テスコボーイ
12 ライブコンサート
(2004.4.8)
[9-E]
初仔 シングスピール Kingmambo Mt. Livermore Bold Forbes
13 ダノンヨーヨー
(2006.4.7)
[18]
2番仔
(2連産目)
ダンスインザダーク フォーティナイナー Affirmed Never Bend
14 リアルインパクト
(2008.5.14)
[3-L]
9番仔
(9連産目)
ディープインパクト Meadowlake In Reality Crozier
15 ビービーガルダン
(2004.3.10)
[1-N]
4番仔
(2年連続
不受胎後)
チーフベアハート Westminster Rory's Jester Karayar
16 ジョーカプチーノ
(2006.4.11)
[2-F]
初仔  マンハッタンカフェ フサイチコンコルド トウショウボーイ フォルティノ
17 エーシンフォワード
(2005.2.16)
[16-A]
初仔 Forest Wildcat Cure the Blues Morning Bob Mac Diarmida
18 リーチザクラウン
(2006.2.5)
[23-B]
4番仔
(3連産目)
スペシャルウィーク Seattle Slew Mr. Prospector Secretariat

ディフェンディングチャンピオンが追い切り後にまさかの鼻出血発症で出走回避どころか引退となりましたが、それでも府中芝1600mの戦いに精鋭18頭が揃いました。第61回安田記念。

ひとつ前の記事で見たように、

連対馬20頭のうち16頭が非SS、4頭が直父系SS系。そして、直父系SS系4頭の共通点が、母が前年産駒なし後の仔。

という分かりやすい結果になっていた過去10年の安田記念。

そんな過去10年の連対馬の表を見直せば、さらに気付くことがありますね。

  1. アドマイヤコジーン
  2. テレグノシス
  3. ショウワモダン

の3頭以外の17頭は、いずれも4代血統構成に非Phalaris(1913)系を持ち合わせていました。Phalaris系×4本の3頭に活路を見い出せば、

  1. アドマイヤコジーンとテレグノシスは、すでにGI勝ち馬だった。ついで言えば、府中芝1600m重賞の勝ち馬だった
  2. ショウワモダンは、2連勝の勢いを持って挑んできた挑戦者だった。ついで言えば、父エアジハードの0遺伝+母父トニービン

ということが言えます。

*

今回確認したことも合わせて、過去10年の傾向に沿う出走馬をピックアップすると、まず非SSは7頭。

  1. アパパネ
  2. エーシンフォワード
  3. ビービーガルダン
  4. サンカルロ
  5. ストロングリターン
  6. サムザップ
  7. ビューティーフラッシュ

アパパネ、エーシンフォワードのJRAGI勝ち馬2頭。前者は言わずもがなの5冠牝馬で府中芝1600m3戦3勝。後者もマイルCS(GI)レコードホルダー。厩舎的にも、実は「肉を切らせて骨を断つ」的なレースがあるような気もします。

ビービーガルダン、サンカルロのスプリントGI2着のある2頭。ズブくなったスプリンターかも知れないビービーガルダン、佐藤哲ちゃんの勝負騎乗を楽しみにしたいもの。サンカルロは今は右回りが良いかも知れませんが、府中でも勝っています。

ストロングリターン。難波S(準OP)、京王杯SC(GII)と連勝してきた馬。精神的滋養は有り。彼は私と同じ誕生日なので応援します(*^_^*)

香港勢2騎。サムザップはシンコウキング(1991.4.24)の仔ですよ、皆さん。ビューティーフラッシュも強い。ただ、今回の外国馬2頭は「来たら、ごめんなさい」という感じです。

いま名前を挙げた7頭の他に6枠の2頭ライブコンサートとコスモセンサーも非SSですが、字面上Phalaris系×4本馬で、GI勝ち馬でも無く、勝ってきている訳でもありません。ライブコンサート、シングスピール(1992.2.25)にBlushing Groom(1974.4.8)の血は怖いのですが。コスモセンサーは同父の強い牝馬を欲するのか、というところが気になります。

また、直父系SS系+母が前年産駒なし後の仔は2頭。

  1. ジョーカプチーノ
  2. リディル

ジョーカプチーノはGIを勝ったことのあるPhalaris系×4本馬ですね。思えばNHKマイルC(GI)で1分32秒4という当時のレースレコードを叩き出した舞台です。スプリンター形質は強くなっていても、乗り方ひとつと思います。リディルは前走谷川岳S(OP)を勝ってやって来た別路線からの挑戦者で、実はマイル戦4戦3勝2着1回。最強の2007年生まれ世代、2歳重賞の勝ち馬がGIの舞台でどんな走りを見せるのか。その父アグネスタキオン(1998.4.13)が満8歳時の0交配馬、楽しみです。

*

という訳で、今年は「非SSのイイ女アパパネを巡る日本の男たちの戦い」と見ました。最終的には、

  1. アパパネ
  2. ストロングリターン
  3. エーシンフォワード
  4. リディル
  5. ジョーカプチーノ
  6. サンカルロ
  7. ビービーガルダン

としておきます。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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