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2011年5月

2011年5月31日 (火)

過去10年の安田記念(GI)連対馬の4代血統構成について。

安田記念については、今まで過去10年の括りで調べていなかったようです。という訳で、確認してみました。

過去10年の安田記念(GI)連対馬の4代血統構成について


馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
2
0
0
1
1 ブラックホーク
(1994.5.14)
[5-G]
3番仔
(3連産目)
★Nureyev Silver Hawk Chieftain Mahmoud
2 ブレイクタイム
(1997.5.21)
[3-L フロリースカップ系]
2番仔
(2連産目)
デインヒル プリンスオブバーズ コインドシルバー ヴィミー
2
0
0
2
1 アドマイヤコジーン
(1996.4.8)
[14-B]
初仔 Cozzene ノーザンテースト トライバルチーフ Darling Boy
2 ダンツフレーム
(1998.4.19)
[21-A マリアドロ系]
3番仔
(3連産目)
ブライアンズタイム サンキリコ ネヴァービート ロムルス
2
0
0
3
1 アグネスデジタル
(1997.5.15)
[22-D]
初仔 Crafty Prospector ★Chief's Crown Alleged Wild Risk
2 アドマイヤマックス
(1999.4.10)
[9-F ファンシミン系]
9番仔
(空胎後)
サンデーサイレンス ノーザンテースト ヒッティングアウェー Determine
2
0
0
4
1 ツルマルボーイ
(1998.3.5)
[6-A エスサーディー系]
初仔 ダンスインザダーク サッカーボーイ アローエクスプレス ダイハード
2 テレグノシス
(1999.5.11)
[5-H]
8番仔
(8連産目)
トニービン ノーザンテースト Secretariat Dunce
2
0
0
5
1 アサクサデンエン
(1999.3.22)
[8-D]
初仔 シングスピール Machiavellian Bustino Lorenzaccio
2 スイープトウショウ
(2001.5.9)
[5-J セヴァイン系]
3番仔
(3連産目)
エンドスウィープ ダンシングブレーヴ トウショウボーイ ダンディルート
2
0
0
6
1 ブリッシュラック
(1999.4.3)
[4-N]
4番仔
(4連産目)
ロイヤルアカデミーII Alysheba Foolish Pleasure Vaguely Noble
2 アサクサデンエン
(1999.3.22)
[8-D]
初仔 シングスピール Machiavellian Bustino Lorenzaccio
2
0
0
7
1 ダイワメジャー
(2001.4.8)
[4-D]
7番仔
(空胎後)
サンデーサイレンス ★ノーザンテースト Crimson Satan Beau Max
2 コンゴウリキシオー
(2002.3.27)
[2-D]
3番仔
(3連産目)
ストラヴィンスキー ハンセル Nijinsky Round Table
2
0
0
8
1 ウオッカ
(2004.4.4)
[3-L フロリースカップ系]
4番仔
(2連産目)
タニノギムレット ルション トウショウボーイ ダンディルート
2 アルマダ
(2001.9.25)
[22-B]
5番仔
(空胎後)
Towkay Red Tempo Balmerino ▲Copsale
2
0
0
9
1 ウオッカ
(2004.4.4)
[3-L フロリースカップ系]
4番仔
(2連産目)
タニノギムレット ルション トウショウボーイ ダンディルート
2 ディープスカイ
(2005.4.24)
[23-B]
4番仔
(不受胎後)
アグネスタキオン Chief's Crown Key to the Mint Cornish Prince
2
0
1
0
1 ショウワモダン
(2004.3.31)
[10-A]
6番仔
(3連産目)
★エアジハード トニービン エルセンタウロ Never Bend
2 スーパーホーネット
(2003.3.20)
[8-F]
2番仔
(2連産目)
ロドリゴデトリアーノ エルセニョール Elocutionist ◆Nearctic

はい。過去10年は非常に分かりやすいですね。連対馬20頭のうち16頭が非SS、4頭が直父系SS系。そして、直父系SS系4頭の共通点が、母が前年産駒なし後の仔。

今年2011年について言えば、非SSの代表がアパパネ(2007.4.20)とショウワモダン(2004.3.31)、直父系SS+母前年産駒なし後の仔の代表がジョーカプチーノ(2006.4.11)、というところでしょうか。

あ。今述べた3頭は単純に府中マイルGI勝ちの経験がある馬たちですね(*^_^*)

 

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月29日 (日)

第78回日本ダービー(GI)の勝ち馬。

オルフェーヴル 牡 栗毛 2008.5.14生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・池江泰寿厩舎

オルフェーヴル(2008.5.14)の4代血統表
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
ディクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサッシュ 1966
オリエンタルアート
栗毛 1997.5.12
仔受胎時活性値:0.50
メジロマックイーン
芦毛 1987.4.3
種付け時活性値:0.25
★メジロティターン
芦毛 1978.3.22
メジロアサマ 1966.2.23
シェリル 1971.5.15
メジロオーロラ
栗毛 1978.3.8
リマンド 1965.2.16
メジロアイリス 1964.4.8
エレクトロアート
栗毛 1986.3.29
仔受胎時活性値:0.50
ノーザンテースト
栗毛 1971
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer 1961
Lady Victoria 1962
グランマスティーヴンス
栗毛 1977.2.9
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Lt.Stevens
鹿毛 1961
種付け時活性値:1.75
Dhow
芦毛 1968.3.21
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:ノーザンテースト4×3>

オルフェーヴル(2008.5.14)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ステイゴールド
(Halo系)
メジロマックイーン
(Djebel系)
◆ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
Lt.Stevens
(Nasrullah系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Lt.Stevens
(エレクトロアート)
5.00 or 3.00 全兄ドリームジャーニー
(No.8-C)
5番仔
(5連産目)

*

以下にオルフェーヴルのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

グランマスティーヴンス 1977.2.9 米1勝
|エレクトロアート 1986.3.29 中央4勝
||シュペルノーヴァ 1995.3.11 中央4勝
||オリエンタルアート 1997.5.12 中央3勝
|||ドリームジャーニー 2004.2.24 現役 有馬記念(GI) 宝塚記念(GI) 朝日杯FS(現GI)含む重賞7勝
|||オルフェーヴル 2008.5.14 (本馬) 日本ダービー(GI) 皐月賞(GI) スプリングS(GII)

*

第78回日本ダービー(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 オルフェーヴル 牡3 57 池添謙一 2:30.5    34.8 444
[+4]
池江泰寿 1
2 1 ウインバリアシオン 牡3 57 安藤勝己 2:30.8 1 3/4 34.7 496
[-4]
松永昌博 10
3 7 ベルシャザール 牡3 57 後藤浩輝 2:31.9 7 36.7 542
[+16]
松田国英 8
4 10 ナカヤマナイト 牡3 57 柴田善臣 2:32.0 クビ 36.4 458
[0]
二ノ宮敬宇 4
5 6 クレスコグランド 牡3 57 浜中俊 2:32.0 アタマ 36.7 496
[+6]
石坂正 9

不良馬場の争い。普通ならば「前に付けて好位から抜け出し」の勝負を思うところです。けれど、今年の日本ダービーの1着馬と2着馬はそんな常識にとらわれること無く、自分の競馬に徹しました。勝ったオルフェーヴルは道中後方5番手、2着のウインバリアシオン(2008.4.10)は道中後方4番手。1番人気のオルフェーヴル、折り合いはピタリとついていましたけれど、多くのファンが「その位置で大丈夫なのか?」と思われたのではないでしょうか。

そんなオルフェーヴル、直線では厳しい競馬を強いられました。真ん中外目辺りから抜け出そうとした時、外のナカヤマナイト(2008.3.24)に寄られて閉じ込められ、更にその後にナカヤマナイトとサダムパテック(2008.3.30)に挟まれる形となり、前がなかなか開かなかったのです。けれど、皐月賞馬の底力は、2頭の挟撃を打ち破りました。自力でこじ開けると、内に進路を取りながら烈火の如き末脚を繰り出し、水の浮かぶ芝を蹴って、一目散に駆けました。最後、ウインバリアシオンがその父ハーツクライ(2001.4.15)の2着を超えるべく外から迫りましたが、詰め寄られると、その分以上に突き放すようにして伸びました。

オルフェーヴル、決勝点では2着に1馬身4分の3差を付けて、見事な勝利。「完勝」と言える内容で、2冠馬の栄誉を蹄中に収めたのでした。併せて、生産の社台コーポレーション白老ファーム、馬主のサンデーレーシング、管理される池江泰寿調教師、そして池添謙一騎手それぞれに、初めての日本ダービー制覇をプレゼントしました。

不良馬場で見せたオルフェーヴルの上がり3Fは34秒8、ウインバリアシオンのそれは34秒7。この馬場状態では「まさか」とも思える鋭脚を繰り出した2頭のワンツー、後続は大きく離され2着から7馬身差で3着ベルシャザール(2008.4.25)、4着ナカヤマナイト、5着クレスコグランド(2008.1.31)と続きました。人気サイドでは2番人気サダムパテックが7着、3番人気デボネア(2008.2.24)が12着と期待に応えられず。

雨中の府中芝2400mの決戦は、能力や適正が如実に現れる厳しいレースだと、改めて思った第78回日本ダービーの結末でした。

*

この2冠制覇を以てオルフェーヴルが向かう先、ひと夏を超えた後が非常に気になるところです。池江泰寿調教師が「父子3冠トレーナー」を目指して菊花賞(GI)を狙うのか、はたまた世界に旅立つのか。いずれにせよ、楽しみは尽きません。

でも、まずは今日の激戦の疲れを取るところから。レースの途中で止まった馬も居ることですし、18騎の馬と人、まずは十二分に休息を。 雨の中での激戦、本当にお疲れ様でした。

そして、オルフェーヴルとその関係者の皆さん、本当におめでとうございました。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

おまけ。「皐月賞馬、皐月賞馬、やっぱり皐月賞馬!!」と叫ぶオオハシさん。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

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2011年5月28日 (土)

第78回日本ダービー(GI)の出走予定馬について。

第78回日本ダービー(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ウインバリアシオン
(2008.4.10)
[19-C]
8番仔+
(3連産目)
ハーツクライ Storm Bird Time for a Change Dancing Count
2 サダムパテック
(2008.3.30)
[9-H]
3番仔
(3連産目)
フジキセキ エリシオ Mr. Prospector Hoist the Flag
3 オールアズワン
(2008.3.6)
[13-A]
2番仔
(流産後)
ネオユニヴァース ナリタブライアン アジュディケーティング Bismark
4 リベルタス
(2008.2.9)
[4-P]
7番仔
(空胎&
不受胎後)
ディープインパクト Garde Royale Carvin Tyrant
5 オルフェーヴル
(2008.5.14)
[8-C]
5番仔
(5連産目)
ステイゴールド メジロマックイーン ◆ノーザンテースト Lt. Stevens
6 クレスコグランド
(2008.1.31)
[16-C]
3番仔
(3連産目)
タニノギムレット サンデーサイレンス Law Society Luciano
7 ベルシャザール
(2008.4.25)
[1-E]
5番仔
(5連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス セクレト Faraway Son
8 フェイトフルウォー
(2008.1.11)
[2-N]
2番仔
(2連産目)
ステイゴールド メジロマックイーン ★Nijinsky Riva Ridge
9 コティリオン
(2008.2.18)
[11]
4番仔
(2連産目)
ディープインパクト トニービン ノーザンテースト Irish Ruler
10 ナカヤマナイト
(2008.3.24)
[6-A]
8番仔
(8連産目)
ステイゴールド カコイーシーズ マルゼンスキー スティンティノ
11 デボネア
(2008.2.24)
[4-K]
3番仔+
(3連産目+)
アグネスタキオン シングスピール シャーディー Relkino
12 エーシンジャッカル
(2008.2.24)
[1-N]
5番仔
(流産&
不受胎後)
フジキセキ アフリート Vice Regent Slady Castle
13 ロッカヴェラーノ
(2008.2.22)
[2-I]
3番仔+
(3連産目+)
マンハッタンカフェ ★Sri Pekan Fabulous Dancer Rarity
14 ショウナンパルフェ
(2008.5.5)
[11-D]
8番仔
(流産後)
アグネスタキオン Great Commotion Brigadier Gerard Blakeney
15 トーセンラー
(2008.4.21)
[17-B]
2番仔+
(2連産目+)
ディープインパクト Lycius Sadler's Wells Vaguely Noble
16 トーセンレーヴ
(2008.3.21)
[16-C]
8番仔
(5連産目)
ディープインパクト Caerleon Lord Gayle Luciano
17 ユニバーサルバンク
(2008.4.16)
[2-U]
7番仔
(2連産目)
ネオユニヴァース ドクターデヴィアス Luthier Sir Ribot
18 ノーザンリバー
(2008.4.12)
[B3]
8番仔
(8連産目)
アグネスタキオン ★Machiavellian Nureyev Owen Anthony

出走全馬がサンデーサイレンス(1986.3.25)の血を持ち合わせているという、史上初めての日本ダービーとなりました。2008年生まれ世代で覇を競う、78回目の競馬の祭典。

SSフリー馬は0頭、SSの0遺伝を持つ馬も0頭という状態ですので、素直に皐月賞(GI)馬から別路線の重賞勝ち馬、後は4代血統構成にHerod(1758)系、Matchem(1748)系を持つ馬を狙おうと思います。まとめると、

  1. オルフェーヴル
  2. クレスコグランド
  3. ウインバリアシオン
  4. ユニバーサルバンク
  5. ナカヤマナイト
  6. ベルシャザール
  7. フェイトフルウォー

……皐月賞2着馬とか、シェイク・モハメド来場かつフランキーが乗る馬とか、ココ一番で集中力を見せる豊さんの騎乗馬とか、いろいろ無視して、ね(+_+)

皐月賞馬オルフェーヴル。切れ味が身上の馬ですが、母父メジロマックイーン(1987.4.3)、祖母父ノーザンテースト(1971.3.15)4×3のクロスを思うと、不良馬場でも問題なく走れそうな感じがします。実際、新馬戦1着時は「重」発表の馬場でした。まま、なんだ言いながら、今回のメンバーであれば、「マックイーンがダービー馬のBMSになってほしいなぁ」と思ってしまいます(^^)

京都新聞杯(GII)の勝ち馬クレスコグランド。前走は久しぶりに見た「淀芝外回り2200m重賞におけるユタカマジック」に導かれた感もしましたけれど、それでも3連勝の昇り馬。別路線からやって来た挑戦者の闘志を見せて欲しいもの。彼の後押し要素は、やはり近来流行の兆しを見せるドイツ血統持ちということでしょうか。つまりは、トーセンレーヴの近親とも言えます。

青葉賞(GII)の勝ち馬ウインバリアシオン。青葉賞の勝ち馬で、ノーザンファーム生産、父初年度産駒、母父Storm Bird(1978.4.19)と来たら、トキオエクセレント(1994.2.16)を思い出してしまいます。とはいえ、ダービーの成績までは真似する必要はありませんが。アンカツさんの逆襲も怖いところです。

ユニバーサルバンク。距離が伸びて面白いと思います。重や不良馬場が得意な印象もあるネオユニヴァース(2000.5.21)産駒。善戦マンがその脱却を図るのは、もしかしたらこの大一番、雨の助けがあった時かな、と。松田博資厩舎の逆襲も怖いところです。

あとは、共同通信杯(GIII)の勝ち馬、スプリングS(GII)2着馬、京成杯(GIII)勝ち馬。

という訳で、「ステイゴールド×メジロマックイーン牝馬」で始まり、「ステイゴールド×メジロマックイーン牝馬」で終わるという、結局のところ「応援」でございました(*^_^*)

  

では、以上「3枠と4枠の配置、『ステイゴールド×メジロマックイーン牝馬』に挟まれた、2頭の直父系非SS系馬というところが、やっぱりアサクサキニナル感じ」のオオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月27日 (金)

ヤマニンゼファー(1988.5.27)。

ひとつ前のGoldikova(2005.3.15)の記事で「母父Blushing Groom」と書いて、今日が23回目の誕生日であるヤマニンゼファーを思い出しました。故に少しだけ。

ヤマニンゼファー 牡 鹿毛 1998.5.27生 新冠・錦岡牧場生産 馬主・土井宏二氏 → 土井肇氏 美浦・栗田博憲厩舎

ヤマニンゼファー(1988.5.27)の4代血統表
ニホンピロウイナー
黒鹿毛 1980.4.27
種付け時活性値:1.75
スティールハート
黒鹿毛 1972.3.25
Habitat
鹿毛 1966
Sir Gaylord 1959
Little Hut 1952
A.1.
芦毛 1963
★Abernant 1946
Asti Spumante 1947
ニホンピロエバート
鹿毛 1974.3.17
チャイナロック
栃栗毛 1953
Rockefella 1941
May Wong 1934
ライトフレーム
黒鹿毛 1959.3.15
ライジングフレーム 1947
グリンライト 1947.4.6
ヤマニンポリシー
栗毛 1981.5.4
仔受胎時活性値:1.50
Blushing Groom
栗毛 1974
種付け時活性値:1.50
Red God
栗毛 1954.2.15
Nasrullah 1940.3.2
Spring Run 1948
Runaway Bride
鹿毛 1962
Wild Risk 1940
Aimee 1957
ヤマホウユウ
黒鹿毛 1968.4.19
仔受胎時活性値:1.00
ガーサント
鹿毛 1949.4.5
種付け時活性値:0.50
Bubbles 1925
Montagnana 1937
ミスタルマエ
鹿毛 1963.5.13
仔受胎時活性値:1.00
ハクリョウ
鹿毛 1950.5.6
種付け時活性値:1.00
バドミントン
1953
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:なし>

ヤマニンゼファー(1988.5.27)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ニホンピロウイナー
(Turn-to~Habitat系)
Blushing Groom
(Red God系)
ガーサント
(Hermit系)
ハクリョウ
(Blandford系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ニホンピロウイナー 3.75
(No.1-M バドミントン系)
3番仔
(3連産目)

*

第108回天皇賞・秋(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 ヤマニンゼファー 牡5 58 柴田善臣 1:58.9   36.4 456
[+2]
栗田博憲 5
2 2 セキテイリュウオー 牡4 58 田中勝春 1:58.9 ハナ 35.9 456
[0]
藤原敏文 6
3 12 ウィッシュドリーム 牡4 58 藤田伸二 1:59.4 3 36.0 458
[+2]
坪憲章 8
4 11 ゴールデンアイ 牡5 58 菊沢隆徳 1:59.5 クビ 36.0 462
[0]
柄崎孝 17
5 9 ナリタチカラ 牡5 58 武豊 1:59.6 3/4 36.2 472
[0]
大久保正陽 7

1993年の第108回天皇賞・秋(GI)。府中の直線で見せた、根性比べ。2頭の叩き合いになり、内のヤマニンゼファーが外のセキテイリュウオー(1989.4.30)に対して、自ら、馬体を併せに行きました。鞍上の柴田善臣騎手の意図ではなく、ヤマニンゼファー自身の意思によって、内から詰め寄って行ったように見えました。この天皇賞までにGI2勝のチャンピオンホースの意地が、そうさせたように見えました。

よしんば柴田騎手の指示だとしても、「ヤマニンゼファーならば競り合いになったら負けない」という柴田騎手の鞍下への信頼があったのでしょう。そんな柴田騎手に応えてか、ボスになろうという競走意欲に燃えてか、ヤマニンゼファー。456kgの豆タンクは、同じ456kgとは思えない大柄に見えるセキテイリュウオーを「ハナ」だけ抑えて、父ニホンピロウイナーが成し得なかった天皇賞制覇を遂げました。負かしたセキテイリュウオーの鞍上は田中勝春騎手。皆様ご存じの通り、田中騎手のGI初制覇はヤマニンゼファーによる1992年の安田記念(GI)です。

1993年の天皇賞・秋は、ヤマニンゼファーの強さを知り尽くした騎手同士の一騎討ちでもありました。

*

あの耳を「ピュッ」と後ろに絞って走る姿。「一生懸命」という言葉も似つかわしかった、ヤマニンゼファー。でも、私にとっては「紅顔の美少年」というイメージなんですよね。オメメぱちくりの本当に可愛らしい馬でした。

種牡馬生活を引退した今は、故郷の錦岡牧場で余生を過ごしているそうです。そんな「最強のそよ風」も、気がつけば満23歳。サラブレッドとして、老境の域に入ってきました。

ヤマニンゼファー、どうぞ、ずっと息災で。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月26日 (木)

GI13勝-Goldikova(2005.3.15)-。

どうも。大道牧場さんの生産された110代天皇賞(GI)馬と、巴賞(OP)を制したその息子が、やはり中島氏の配合馬だったことを知ってしまった、オオハシでございます。はは。

という訳で、日本ダービー(GI)ウィークのただ中ではありますが、昨日に続いて海外の活躍馬の紹介を。

Goldikova 牝 鹿毛 2005.3.15生 愛国・ヴェルテメール兄弟生産 馬主・ヴェルテメール兄弟 仏国・F.ヘッド厩舎

Goldikova(2005.3.15)の4代血統表
Anabaa
鹿毛 1992.3.13
種付け時活性値:1.00
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Pas de Nom
黒鹿毛 1968.1.27
★Admiral's Voyage 1959.3.23
Petitioner 1952
Balbonella
黒鹿毛 1984
★ゲイメセン
黒鹿毛 1975.5.16
Vaguely Noble 1965
Gay Missile 1967.3.27
Bamieres
黒鹿毛 1978.3.19
Riverman 1969
Bergamasque 1969.5.7
Born Gold
栗毛 1991.2.17
仔受胎時活性値:1.25

Blushing Groom
栗毛 1974
種付け時活性値:0.00
Red God
栗毛 1954.2.15
Nasrullah 1940.3.2
Spring Run 1948
Runaway Bride
鹿毛 1962
Wild Risk 1940
Aimee 1957
Riviere d'Or
鹿毛 1985.1.31
仔受胎時活性値:1.25
Lyphard
鹿毛 1969
種付け時活性値:1.75
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Gold River
栗毛 1977.1.11
仔受胎時活性値:1.75
Riverman
鹿毛 1969
種付け時活性値:1.75
Glaneuse
鹿毛 1966.4.9
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4、Riverman4×4、Nearco5×5>

Goldikova(2005.3.15)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Anabaa
(Danzig系)
Blushing Groom
(Red God系)
Lyphard
(Northern Dancer系)
◆Riverman
(Never Bend系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Lyphard 4.75 曾祖母が凱旋門賞馬
(No.22-D)
9番仔?
(3連産目?)

*

以下にGoldikovaのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Gold River 1977.1.11 仏7勝 欧州最優秀古馬牝馬 凱旋門賞(GI) カドラン賞(GI) ロワイヤルオーク賞(GI)ほか
|シェルシュールドール 1983.3.6 仏4勝 リス賞(GIII)
|Riviere d'Argent 1984.2.27 仏1勝
||Silver Fun 1994.5.13 仏2勝 マルレ賞(GII) クレオパトル賞(GIII)2着
|Riviere d'Or 1985.1.31 仏4勝 サンタラリ賞(GI) オマール賞(GIII) ヴァントー賞(GIII)ほか
||Gold Splash 1990.1.23 英仏米3勝 コロネーションS(英GI) マルセルブサック賞(仏GI)ほか
||Born Gold 1991.2.17 仏1勝
|||Gold Round 1997.4.3 仏3勝 クレオパトル賞 グロット賞(GIII)3着
||||Goldwaki 2007.1.29 現役 リス賞
|||Born Something 1998.3.25 仏米4勝 グロット賞3着
|||Red Tune 2001.5.23 仏3勝 ギシュ賞(GIII)2着
|||Gold Sound 2002.5.21 仏4勝 ギシュ賞 ノアイユ賞(GII)2着ほか
|||Goldikova 2005.3.15 (本馬) BCマイル(米GI)3回 ロートシルト賞(仏GI)3回 イスパーン賞(仏GI)2回 ムーランドロンシャン賞(仏GI) ジャックルマロワ賞(仏GI) クイーンアンS(英GI) ファルマスS(英GI) フォレ賞(仏GI)
|||Galikova 2008.5.21 現役 クレオパトル賞
|Goldneyev 1986.1.29 仏1勝 仏2000ギニー(GI)2着

Gold Riverから始まる流れは、ヴェルテメール家にとって、まさに金を生み出すの川なのでしょう。そして、流れ着いた大河がGoldikovaでした。

日本に関わるところでは、シェルシュールドールも懐かしいですね。西山牧場さんが種牡馬として輸入されました。「父Norhtern Dancer×母Gold River」というピッカピカの良血馬、シェルシュールドール。代表産駒はターコイズS(OP)勝ちのブランドノーブル(1990.3.25)。これも懐かしい。

*

デビュー以来22戦すべてオリビエ・ペリエ騎手の手綱によるもの。2011年の初戦として選んだイスパーン賞は、2010年に続き見事2連覇で飾りました。この勝利によりGIレースは通算13勝目で、これは欧州調教馬の最多勝記録です。なお、GI勝利の世界記録は、ジョンヘンリー(1975.3.9)が米国で挙げた16勝です。

#余談。↑の近親牝系図にも現れるGoldwakiという現役の仏GIII勝ち馬がいますが、彼は仏国から米国に移籍しており、もうすぐ米国デビュー戦を迎えるそうです。そんなGoldwakiの米国の転厩先が、ジョンヘンリーの素質を開花させられたことでもおなじみの、ロナルド・マッカナリー厩舎。マッカナリー調教師は、外国から現役競走馬を輸入した際には8ヶ月は競馬に使われないそうですが、Goldwakiは昨年10月2日のジャンショードネイ賞(仏GII)を最後にレースに出走していません。恐らく、磁場を考慮されているのでしょうね。……って、どんな余談やねん(+_+)

閑話休題。Goldikovaの配合を中島理論的に見ると、やはり「母父Blushing Groomの満16歳時の0交配が良い働きをしているのだろうな」というイメージになりますね。「母父0遺伝」は時に大馬を生み出す要因となります。日本でも、少し前ならば3冠馬であるミスターシービー(1980.4.7)とシンボリルドルフ(1981.3.13)、近年ではダイワメジャー(2001.4.8)とダイワスカーレット(2004.5.13)兄妹。ほかにもタップダンスシチー(1997.3.16)、アグネスデジタル(1997.5.15)、テイエムオーシャン(1998.4.9)、シンボリクリスエス(1999.1.21)、スティルインラブ(2000.5.2)、シーザリオ(2002.3.31)等が近10年ほどの活躍馬として思い浮かびます。

また、曾祖母父Riverman、祖母父Lyphardと持ち馬を重ねられている辺りに、牝系と共にヴェルテメール家の色が出ているなぁと思いました。そして、父Anabaaはヘッド家の持ち馬で、現役時代はGoldikovaの調教師であるフレディ・ヘッドが騎乗されていました。仏国の馬主一家と調教師一家の、それぞれの「思い」が交わって出来たスーパーホース。それがGoldikovaなのでしょう。

果たして、史上に残る名牝の行く末や如何に。今年の欧州には3歳の超絶マイラーも出現しましたけれど、もし「BCマイル4連覇」ともなれば、それは空前にして絶後となりそう。Goldikova、本当に楽しみにしたい満6歳のシーズンです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月25日 (水)

大陸間移動の盛んな昨今の活躍馬-So You Think(2006.11.10)-。

日本ダービー(GI)ウィークただ中ですが、チラッと海外の活躍馬について。

先日の第72回オークス(GI)はエリンコート(2008.3.10)が勝利を収めて終わりましたけれど、オークス勝ち馬の敬称に用いられる「樫の女王」は誤訳なんですよね(^^;)

そんな訳で、樫つながりではありませんけれど、「樫の高木の密林」という意味の馬名であるHigh Chaparral(1999.3.1)、その愛息So You Thinkの紹介を。

So You Think 牡 黒鹿毛 2006.11.10生 新国・M.J.モラン&パイパーファーム生産 馬主・クールモアスタッドほか 豪州・B.カミングス厩舎→愛国・A.オブライエン厩舎

So You Think(2006.11.10)の4代血統表
High Chaparral(IRE)
鹿毛 1999.3.1
種付け時活性値:1.625
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Kasora
鹿毛 1993.4.17
Darshaan
黒鹿毛 1981.4.18
Shirley Heights 1975
Delsy 1972.3.20
Kozana
黒鹿毛 1982.2.27
Kris 1976.3.23
Koblenza 1966.2.9
Triassic(NZ)
鹿毛 1990.9.24
仔受胎時活性値:1.75

Tights(USA)
鹿毛 1981.2.19
種付け時活性値:0.125
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
Dancealot
鹿毛 1971.4.25
★Round Table 1954.4.6
Music Please 1963.3.21
Astral Row(NZ)
鹿毛 1979
仔受胎時活性値:0.50
▲Long Row(GB)
黒鹿毛 1970
種付け時活性値:0.125
Linacre 1960
Front Row 1965
Pak Bun Bay(AUS)
鹿毛 1970
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Matinee Idol(AUS)
鹿毛 1956
種付け時活性値:1.25
Philipolo(NZ)
鹿毛 1960
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4>

So You Think(2006.11.10)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
High Chaparral
(Sadler's Wells系)
▲Tights
(Nijinsky系)
Long Row
(Rockefella~Hyperion系)
Matinee Idol
(Chateau Bouscaut~Bend Or系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
High Chaparral
(Kasora)
4.50 or 2.50 母が新国GII勝ち馬
(No.13-A)
7番仔+
(2連産目+)

*

以下にSo You Thinkの本当にごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Pak Bun Bay 1970 オセアニア5勝
|Astral Row 1979 オセアニア6勝
||Triassic 1990.9.24 オセアニア3勝 サートリストラムフィリーズクラシック(新GII)ほか
|||So You Think 2006.11.10 (本馬) コックスプレート(豪GI)2回含む豪GI5勝 タタソールズ金杯(愛GI)ほか

*

コックスプレート連覇、アンダーウッドS(豪GI)、マッキノンS(豪GI)、ヤルンバS(豪GI)と豪州GI5勝をひっさげての、欧州デビュー戦となったムーアズブリッジS(愛GIII)。このレースのスポンサーはクールモアスタッドなのですが、レースのフルネームは「High Chaparral European Breeders Fund Mooresbridge Stakes」と、So You Thinkの父であるHigh Chaparralが冠名に使われているレースなんですね。という訳で、So You Think。GIIIクラスではケタ違いの10馬身差勝ちでした。この後、タタソールズ金杯(愛GI)でも4馬身半差の楽勝。サスガの能力を見せ付けています。

So You Thinkの血統を中島理論的に見た時、上手いなと思うのは母父、祖母父の0.125交配でしょうか。人それぞれの解釈ですので異論はおありでしょうけれど、北半球産馬が南半球で種付けした際の活性値として、1代で「0.125」のポイントならば、そのまま準0遺伝と考えて良いと思っています。あとは、やはり遠隔地交配による組み合わせの希少性の発生でしょうか。

次走はロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズS(英GI)を視野に入れられている様子。果たして、連勝を続けられるか、So You Think。父の名をさらに高められるか、欧州でのこれからが楽しみな新国産馬です。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月24日 (火)

過去10年の日本ダービー(GI)連対馬の4代血統構成について。

過去10年の日本ダービー(GI)連対馬の4代血統構成について


馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
2
0
0
1
1 ジャングルポケット
(1998.5.7)
[11-G]
4番仔
(4連産目)
トニービン Nureyev Nodouble Daryl's Joy
2 ダンツフレーム
(1998.4.19)
[21-A マリアドロ系]
3番仔
(3連産目)
ブライアンズタイム サンキリコ ネヴァービート ロムルス
2
0
0
2
1 タニノギムレット
(1999.5.4)
[9-C]
4番仔
(4連産目)
ブライアンズタイム クリスタルパレス Sea-Bird Graustark
2 シンボリクリスエス
(1999.1.21)
[8-H]
2番仔
(不受胎後)
Kris S. ★Gold Meridian Tri Jet Francis S.
2
0
0
3
1 ネオユニヴァース
(2000.5.21)
[1-L]
10番仔
(3連産目)
サンデーサイレンス Kris Shantung Pall Mall
2 ゼンノロブロイ
(2000.3.27)
[2-B]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンス マイニング Clever Trick Pia Star
2
0
0
4
1 キングカメハメハ
(2001.3.20)
[22-D]
4番仔
(3連産目)
Kingmambo ラストタイクーン Blakeney Green Dancer
2 ハーツクライ
(2001.4.15)
[6-A]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンス トニービン Lyphard Bupers
2
0
0
5
1 ディープインパクト
(2002.3.25)
[2-F]
7番仔
(7連産目)
サンデーサイレンス Alzao Busted Queen's Hussar
2 インティライミ
(2002.4.6)
[19]
10番仔
(4連産目)
スペシャルウィーク ノーザンテースト ガーサント Red God
2
0
0
6
1 メイショウサムソン
(2003.3.7)
[3-L フロリースカップ系]
初仔
(流産後)
オペラハウス ダンシングブレーヴ サンプリンス フォルティノ
2 アドマイヤメイン
(2003.3.13)
[13-A]
3番仔
(3連産目)
サンデーサイレンス ヘクタープロテクター Assert Mount Hagen
2
0
0
7
1 ウオッカ
(2004.4.4)
[3-L フロリースカップ系]
4番仔
(2連産目)
タニノギムレット ルション トウショウボーイ ダンディルート
2 アサクサキングス
(2004.3.23)
[4-G]
2番仔
(2連産目)
ホワイトマズル サンデーサイレンス What Luck Tentam
2
0
0
8
1 ディープスカイ
(2005.4.24)
[23-B]
4番仔
(不受胎後)
アグネスタキオン Chief's Crown Key to the Mint Cornish Prince
2 スマイルジャック
(2005.3.8)
[15-A]
2番仔
(2連産目)
タニノギムレット サンデーサイレンス マルゼンスキー セントクレスピン
2
0
0
9
1 ロジユニヴァース
(2006.3.11)
[B3]
2番仔
(2連産目)
ネオユニヴァース Cape Cross ★Machiavellian Nureyev
2 リーチザクラウン
(2006.2.5)
[23-B]
4番仔
(3連産目)
スペシャルウィーク Seattle Slew Mr. Prospector Secretariat
2
0
1
0
1 エイシンフラッシュ
(2007.3.27)
[8-A]
3番仔
(3連産目)
King's Best プラティニ Sure Blade Konigsstuhl
2 ローズキングダム
(2007.5.10)
[1-W]
3番仔
(3連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス Shirley Heights Lyphard

ディープインパクトより後、つまり近5年のダービー勝ち馬を仕分けてみると、

  1. SSフリー馬
    →メイショウサムソン、ウオッカ、エイシンフラッシュ
  2. 直父系SS馬
    →ディープスカイ、ロジユニヴァース

となります。直父系SS馬の2頭。ディープスカイは母が不受胎後の仔、ロジユニヴァースは父初年度産駒という後ろ盾がありました。

ただ。

今年2011年は登録全馬がSSの血を持っている、という状況ですので、ね(*^_^*)

まま、今年の出走馬につきましては、枠順が定まった後の、今週の木曜日以降に。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月22日 (日)

第72回オークス(GI)の勝ち馬。

エリンコート 牝 黒鹿毛 2008.3.10生 千歳・社台ファーム生産 馬主・吉田照哉氏 栗東・笹田和秀厩舎

エリンコート(2008.3.10)の4代血統表

デュランダル
栗毛 1999.5.25
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
サワヤカプリンセス
栗毛 1986.6.5
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
スコッチプリンセス
栗毛 1970.3.19
Creme Dela Creme 1963.4.12
Meadow Saffron 1964
エリンバード
鹿毛 1991.1.25
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Bluebird
鹿毛 1984.4.2
種付け時活性値:1.50
Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
Northern Dancer 1961.5.27
South Ocean 1967.4.8
Ivory Dawn
鹿毛 1978.4.19
Sir Ivor 1965.5.5
Dusky Evening 1967.3.31
Maid of Erin
鹿毛 1982.1.19
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Irish River
栗毛 1976.4.2
種付け時活性値:1.25
Riverman 1969
Irish Star 1960.2.9
Dancing Shadow
鹿毛 1977.4.12
仔受胎時活性値:1.00
ダンサーズイメージ
芦毛 1965.4.10
種付け時活性値:0.75
Sunny Valley
鹿毛 1972.3.16
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>

エリンコート(2008.3.10)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
デュランダル
(Halo系)
Bluebird
(Danzig系)
Irish River
(Riverman系)
ダンサーズイメージ
(Native Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Bluebird
(Chop Chop)
6.00 or 4.00 or 2.00 母が伊1000ギニー勝ち馬
(No.1-L)
7番仔
(2連産目)

*

以下にエリンコートの近親牝系図を示しておきます。重賞の格付けはいずれも競走当時のものです。

Dancing Shadow 1977.4.12 英仏2勝 ナッソーS(GII)3着
|Maid of Erin 1982.1.19 仏0勝
||エリンバード 1991.1.25 伊仏米日英4勝 伊1000ギニー(GII) オペラ賞(仏GII)1着降着ほか
|||オメガフォーチュン 1997.5.13 中央0勝
||||オメガエクスプレス 2004.4.16 中央3勝 橘S(OP)
|||エリンコート 2008.3.10 (本馬) オークス(GI) 忘れな草賞(OP)
|River Dancer 1983.1.13 仏2勝 モルニ賞(GI)2着 仏1000ギニー(GI)3着
||Well Head 1989.2.23 不出走
|||コンデュイット 2005.3.23 英米仏日7勝 BCターフ(米GI)2回 "キング・ジョージ"(英GI) 英セントレジャー(GI)ほか
||Spectrum 1992.5.8 愛英仏4勝 愛2000ギニー(GI) 英チャンピオンS(GI)
||Stream of Gold 2001.3.4 米英加UAE マクディアミダH(米GII)
|Dancing Bloom 1990.3.4 英仏3勝 プリンセスロイヤルS(英GIII) ヨークシャーオークス(英GI)2着2回
|Ballerina 1991.3.14 英1勝
||Millenary 1997.4.21 愛英仏独伊12勝 英セントレジャー含む重賞11勝
||Head in the Cloud 1998.5.9 英2勝 プリンセスロイヤルS
|||Roses for the Lady 2006.2.19 愛オークス(GI)2着 カラC(愛GIII)3着
||Angel of the Gwaun 1999.5.15 不出走
|||Beauty O' Gwaun 2006.5.2 愛米2勝 ブルーウインドS(愛GIII)
|||コスモメドウ 2007.5.14 中央5勝 ダイヤモンドS(GIII) 万葉S(OP) 阪神大賞典(GII)2着
||Let the Lion Roar 2001.2.27 英愛米2勝 グレイトヴォルティジュールS(英GII)2着 英ダービー(GI)3着ほか
||King in Waiting 2003.5.17 愛英平地1勝+障害1勝 ガリニュールS(愛GIII)3着

牝系近親には、コンデュイット、Millenaryという英セントレジャー馬2頭を筆頭に長距離重賞で活躍している馬が多々見られますね。スタミナのバックボーンは、やはり牝系から、というところでしょうか。

また、母エリンバードは1994年の伊1000ギニー馬ですが、同年のオペラ賞で武豊騎手を鞍上として1着入線したものの5着降着。当時のスポーツ新聞の紙面写真、オペラ賞には奥様の量子さんのお姿もあったように記憶しています。1994年、豊さんと量子さんの新婚の年でした。

*

第72回オークス(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 エリンコート 牝3 55 後藤浩輝 2:25.7    34.5 456
[-2]
笹田和秀 7
2 18 ピュアブリーゼ 牝3 55 柴田善臣 2:25.7 クビ 35.3 436
[+2]
古賀慎明 8
3 12 ホエールキャプチャ 牝3 55 池添謙一 2:25.7 ハナ 34.0 452
[-2]
田中清隆 2
4 9 マルセリーナ 牝3 55 安藤勝己 2:26.1 2 1/2 34.3 452
[0]
松田博資 1
5 14 スピードリッパー 牝3 55 蛯名正義 2:26.2 クビ 35.2 456
[0]
鹿戸雄一 14

レースの20分程前から激しく降り始めた雨。府中芝2400mという舞台に更なる厳しさが増した感もありました。第72回オークス。

そんな中で勝利を収めたのはエリンコート。黒鹿毛の馬体も鮮やかに、黒い帽子に「黄、黒縦縞、赤袖」のおなじみの勝負服、後藤浩輝騎手が直線で追うと切れ味鋭く伸びました。しかし、口向きが定まらず、後藤騎手も御するのが大変そうでした。審議の対象にもなっていたようですけれど、レース後のテレビの勝利騎手インタビューによると、降雨に伴う照明点灯により、その照明に気が行ってしまったそうな。他馬に迷惑は掛かりましたが、物見をしながらも勝ち切ってしまうのですから、エリンコート、その能力は大したものです。

先日、エリモエクセル(1995.5.18)の記事をアップしました。エリンコートはエリモエクセルと同じく、「忘れな草賞(OP)を制して7番人気で挑んだオークス」で勝利を収めました。そして、忘れな草賞勝ち馬がオークスを制したのも、エリモエクセル以来13年ぶりのこと。桜花賞(GI)同日に走っていた別路線馬が、「Forget me not」と、久しぶりに気を吐いたのでした。

*

中島理論的な見解からすると、エリンコートはその父デュランダルが満8歳時交配の0遺伝馬です。メンバー中SSの0を持つ馬はエリンコートただ1頭でした。そして2着のピュアブリーゼ。メンバー中SSを持たない馬はピュアブリーゼただ1頭でした。結果、「気付いた時に打ち破られる」ことでおなじみのオオハシの気付き、

2005年のシーザリオ以降は、SSが0化された馬、あるいはSSを持たない馬が1着になっていますね。

が、珍しく、継続されたのでした(*^_^*)。改めて、女馬のみの競走が物語る事象としては、重要なことのひとつと思います。

また、桜花賞馬マルセリーナ、オークス馬エリンコートと、今年の牝馬クラシックを制した2頭の共通点を見ると、

  • 母馬がイタリアの重賞を制した馬

ということが言えますね。エリンバードがオペラ賞で降着していなければ、「母馬がイタリアとフランスの重賞を制した馬」となっていたところですけれど(^^;)。社台さんは日本の馬場に適正のある種牡馬や牝馬を上手に導入されますが、このあたりは、サスガの慧眼でしょう。名種牡馬であったトニービン(1983.4.7)もイタリアとフランスの重賞を制した馬でしたけれど、GI6勝のうち5勝がイタリアでの勝利でした。残りの1勝がフランスの凱旋門賞(GI)ですね。中島理論使いにとっては、「イタリア、ドイツの競馬場は日本の芝馬場にもっとも似ている」という「血とコンプレックス」等の記述を思い出すところです。

*

父デュランダルからは切れ味を、そして牝系からはスタミナを受け継いだエリンコート。オークスの女王となって向かうのは秋の京都の舞台でしょうか。

そこには、もしかしたら、無敗の2歳女王が戻ってきているかも知れません。そして、もちろん桜花賞馬やその他の馬たちの巻き返しもあるでしょう。

百花繚乱の牝馬絵巻、ひと夏を超えた後の戦いも楽しみにしたいと思います。

今日のところは、雨中の決戦、18騎の人馬、本当にお疲れ様でした。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

おまけ。「これはエリンコート、デュランダル、うぉら来たぁ、忘れな草賞!!」と叫ぶオオハシさん。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

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2011年5月20日 (金)

第72回オークス(GI)の出走予定馬について。

第72回オークス(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ハブルバブル
(2008.3.28)
[1-B]
3番仔+
(3連産目+)
ディープインパクト Loup Sauvage Akarad Miswaki
2 メデタシ
(2008.2.29)
[14-C]
初仔 ディープインパクト クロフネ Theatrical ピットカーン
3 バウンシーチューン
(2008.4.19)
[13-C]
6番仔
(6連産目)
ステイゴールド トニービン ◆ノーザンテースト ヒッティングアウェー
4 エリンコート
(2008.3.10)
[1-L]
7番仔
(2連産目)
デュランダル Bluebird Irish River ダンサーズイメージ
5 カルマート
(2008.3.6)
[12 ロイヤルアグリーメント系]
初仔 ★シンボリクリスエス エアジハード サンデーサイレンス ★ノーザンテースト
6 サイレントソニック
(2008.2.16)
[1-G]
2番仔+
(2連産目+)
ディープインパクト Unbridled's Song ★Silver Ghost Honey Jay
7 ライステラス
(2008.3.10)
[6-A]
初仔 ソングオブウインド スピードワールド ミスターシービー Lyphard
8 マイネソルシエール
(2008.2.19)
[8-A ステフアニア系]
初仔 ロージズインメイ ブライアンズタイム ギャロップダイナ ビンゴガルー
9 マルセリーナ
(2008.2.17)
[9-F]
3番仔
(3連産目)
ディープインパクト Marju Distant Relative Final Straw
10 デルマドゥルガー
(2008.5.23)
[14-B]
4番仔
(4連産目)
リンカーン ジェイドロバリー リアルシャダイ Danzig
11 アカンサス
(2008.2.16)
[4-R]
初仔 フジキセキ ★Unbridled's Song Lyphard King's Bishop
12 ホエールキャプチャ
(2008.2.24)
[12 ビューチフルドリーマー系]
2番仔
(2連産目)
クロフネ サンデーサイレンス Nashwan リマンド
13 シシリアンブリーズ
(2008.4.13)
[2-R]
8番仔+
(3連産目)
ゼンノロブロイ Classic Go Go ◆Icecapade ★Roberto
14 スピードリッパー
(2008.3.11)
[7-C]
10番仔
(10連産目)
ファルブラヴ サンデーサイレンス Secretariat ★Icecapade
15 ハッピーグラス
(2008)
[3-L フロリースカップ系]
4番仔
(4連産目)
ディープインパクト アフリート マルゼンスキー ダストコマンダー
16 グルヴェイグ
(2008.5.11)
[8-F パロクサイド系]
9番仔
(9連産目)
ディープインパクト トニービン ★ノーザンテースト ガーサント
17 マイネイサベル
(2008.4.11)
[4-D プロポンチス系]
4番仔
(不受胎後)
★テレグノシス サンデーサイレンス マルゼンスキー ダイハード
18 ピュアブリーゼ
(2008.3.19)
[4-N]
初仔? Monsun ★パントレセレブル Bering Sadler's Wells

SSフリーは大外のドイツ血統馬ピュアブリーゼのみ。残り17頭はいずれもSSの血をどこかで受けています。SSの血で目立つのは、やはり初年度の追い風もあるのか、ディープインパクト(2002.3.25)の直仔が6頭出走していますね(*^_^*)

という訳で、今回も難しく考えずに、桜花賞(GI)2着馬、小岩井農場の12号族ビューチフルドリーマー(1903)系の底力をもう一度信じてみようかなと思います。ホエールキャプチャ。

後もマルセリーナ、グルヴェイグ、バウンシーチューン、エリンコート、マイネイサベル、ピュアブリーゼと、ベタな感じで。って、大体、上位人気じゃねぇか(+_+)

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月18日 (水)

エリモエクセル(1995.5.18)。

エリモエクセル 牝 栗毛 1995.5.18生 えりも・えりも農場生産 馬主・山本慎一氏 栗東・加藤敬二厩舎

エリモエクセル(1995.5.18)の4代血統表
ロドリゴデトリアーノ
栗毛 1989.5.27
種付け時活性値:1.25
El Gran Senor
鹿毛 1981.4.21
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Sex Appeal
栗毛 1970.5.12
Buckpasser 1963.4.28
Best in Show 1965.4.29
Hot Princess
栗毛 1980.4.9
ホットスパーク
栗毛 1972.2.22
Habitat 1966.5.4
Garvey Girl 1960
Aspara
栗毛 1972
Crimson Satan 1959.5.4
Courtside 1965.3.27
エリモファンタジー
栗毛 1986.4.28
種付け時活性値:2.00(0.00)

Riverman
鹿毛 1969
種付け時活性値:0.00
Never Bend
鹿毛 1960.3.15
Nasrullah 1940.3.2
Lalun 1952
River Lady
鹿毛 1963.5.17
Prince John 1953.4.6
Nile Lily 1954.3.23
Share the Fantasy
栗毛 1980.5.4
種付け時活性値:1.25
Exclusive Native
栗毛 1965.4.17
種付け時活性値:1.50
Raise a Native 1961.4.18
Exclusive 1953.4.12
Misukaw
栗毛 1973.3.16
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
種付け時活性値:0.75
Dihela
栗毛 1966
種付け時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4、Nearco5×5、Native Dancer5×5>

エリモエクセル(1995.5.18)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Exclusive Native
(エリモファンタジー)
6.25 or 4.25 祖母が米GI勝ち馬
(No.1-K)
4番仔
(空胎後)

*

では、以下にエリモエクセルのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Share the Fantasy 1980.5.4 米3勝 スピナウェイS(GI)ほか
|エリモパッション 1992.5.17 中央0勝
|||エリモブライアン 1997.4.2 中央4勝 ステイヤーズS(GII)ほか
|||エリモシャルマン 1999.3.26 中央4勝 ステイヤーズS2着ほか
|エリモファンタジー 1986.4.28 仏0勝
||エリモエクセル 1995.5.18 (本馬) 中央6勝 オークス(GI) 中京記念(GIII) 府中牝馬S(GIII) マーメイドS(GIII)
|Wesaam 1989.2.16 米英4勝 ローレルターフC(米GIII)2着ほか
|Lismore Lady 1991.3.10 米0勝
||Lismore Knight 2000.1.28 北米4勝 アーリントンクラシックS(米GII) サマーS(加GII)

2歳夏の牝馬限定6ハロンGI勝ち馬の子孫が、12ハロン以上の重賞でバンバン活躍するあたりに、この1号族の持つ底力を思います。

*

第59回オークス(GI)の結果(上位5頭。年齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 エリモエクセル 牝3 55 的場均 2:28.1    34.6 422
[+10]
加藤敬二 7
2 14 エアデジャヴー 牝3 55 横山典弘 2:28.3 1 1/4 34.6 436
[+12]
伊藤正徳 2
3 16 ファレノプシス 牝3 55 武豊 2:28.4 1/2 34.8 430
[+6]
浜田光正 1
4 12 ラティール 牝3 55 藤田伸二 2:28.6 1 1/2 35.6 476
[-6]
加藤敬二 5
5 11 ナオミシャイン 牝3 55 岡部幸雄 2:28.7 1/2 35.4 436
[0]
清水利章 6

*

1995年生まれ世代を振り返る記事の掉尾を飾るのは、オークス(GI)ウィークにふさわしく、オークス馬エリモエクセル。

第59回オークス。快晴の東京競馬場、緑映えるターフ、最後の直線で馬場中央を軽やかに駆けてきたのは、忘れな草賞(OP)1着からやって来たエリモエクセル。赤の帽子に「水色、赤袖、黄二本輪」の勝負服をまとった的場均騎手(当時)の紐手綱に操られて、栗毛が鮮やかに伸びました。

素質の高い馬が揃っていた1995年生まれ世代の牝馬たち。オークスは、桜花賞(GI)を阪神競馬場において行われた同レースのレコード1分34秒0で制したファレノプシス(1995.4.4)を始めとする、桜花賞上位組の再戦になるのかと思われていました。

けれど、桜花賞と同日に走っていた別路線組にも強い馬がいたのでした。

忘れな草賞の勝ち馬が府中の杜で見せた末脚は、まさに「Forget me not」。「私を忘れないで」と、422kgの小さな身体が、東京芝2400mの大舞台で、その存在を印象付けたのでした。

*

額の星から鼻梁に薄く延びる白い流星、ボンボンがちょこんと最上部に乗ったたてがみ、そして美しい栗毛。さながら「小さな貴婦人」だった、エリモエクセル。加藤敬二厩舎の先輩であるノースフライト(1990.4.12)の担当でもおなじみだった石倉幹子厩務員に引かれて歩く姿が、今でも、目を閉じれば浮かびます。

現在のエリモエクセルは、生まれ故郷である北海道のエクセルマネジメント(旧・えりも農場)で繁殖牝馬として過ごしています。女盛りの16歳、今年は不受胎後の7番仔として2月4日に父アドマイヤムーン(2003.2.23)の栗毛の娘を産んだということ。もうそろそろ、ね。自身と変わらぬ程の成績、いえ、自身を超える成績を残してくれる仔を期待したいものです。

ともあれ、今週は後輩牝馬たちの府中芝2400mの戦いを見守ってあげてくださいね。

*

という訳で、

そしてエリモエクセルと辿ってきた1995年生まれ世代の活躍馬たちを紹介する記事もこれにて終幕です。

丸3ヶ月間お付き合いくださいまして、誠に有り難うございました<(_ _)>

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月17日 (火)

過去10年のオークス(GI)連対馬の4代血統構成について。

過去10年のオークス(GI)連対馬の4代血統構成について


馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
2
0
0
1
1 レディパステル
(1998.4.26)
[1-L]
5番仔
(5連産目)
トニービン Blushing Groom Dr.Fager Nearco
2 ローズバド
(1998.4.29)
[1-W]
初仔 サンデーサイレンス Shirley Heights Lyphard Secretariat
2
0
0
2
1 スマイルトゥモロー
(1999.4.20)
[4-C ウエルシュティットビット系]
5番仔
(5連産目)
★ホワイトマズル サウスアトランティック パーソロン ヴェンチア
2 チャペルコンサート
(1999.1.31)
[1-L]
初仔
(流産後)
サンデーサイレンス Sharpo Known Fact ★ソーブレスト
2
0
0
3
1 スティルインラブ
(2000.5.2)
[10-D]
10番仔
(10連産目)
サンデーサイレンス ★Roberto Northern Dancer Creme Dela Creme
2 チューニー
(2000.3.18)
[4-M]
4番仔
(2連産目)
サンデーサイレンス Kris Seattle Slew Northern Dancer
2
0
0
4
1 ダイワエルシエーロ
(2001.5.11)
[22-B]
2番仔
(2連産目)
サンデーサイレンス ドクターデヴィアス Danzig Damascus
2 スイープトウショウ
(2001.5.9)
[5-J セヴァイン系]
3番仔
(3連産目)
エンドスウィープ ダンシングブレーヴ トウショウボーイ ダンディルート
2
0
0
5
1 シーザリオ
(2002.3.31)
[16-A]
7番仔
(6連産目)
スペシャルウィーク Sadler's Wells ★Habitat Le Fabuleux
2 エアメサイア
(2002.2.4)
[4-R]
2番仔
(2連産目)
サンデーサイレンス ノーザンテースト ★Well Decorated Gleaming
2
0
0
6
1 カワカミプリンセス
(2003.6.5)
[4-M]
3番仔
(3連産目)
キングヘイロー Seattle Slew Secretariat Key to the Mint
2 フサイチパンドラ
(2003.2.27)
[8-F]
6番仔
(3連産目)
サンデーサイレンス Nureyev Buckpasser Traffic Judge
2
0
0
7
1 ローブデコルテ
(2004.4.28)
[10-D]
4番仔
(4連産目)
Cozzene Seeking the Gold Northern Dancer Creme Dela Creme
2 ベッラレイア
(2004.2.27)
[3-O]
8番仔
(8連産目)
ナリタトップロード ★Baldski Argument Round Table
2
0
0
8
1 トールポピー
(2005.1.30)
[1-P]
5番仔
(4連産目)
ジャングルポケット サンデーサイレンス El Gran Senor Caro
2 エフティマイア
(2005.2.14)
[4-K]
3番仔
(3連産目)
フジキセキ ニホンピロウイナー ノーザンテースト Cipol
2
0
0
9
1 ブエナビスタ
(2006.3.14)
[16-C]
6番仔
(3連産目)
スペシャルウィーク Caerleon Lord Gayle Luciano
2 レッドディザイア
(2006.4.19)
[16-B]
4番仔
(4連産目)
マンハッタンカフェ Caerleon Sadler's Wells Top Ville
2
0
1
0
1 アパパネ
(2007.4.20)
[9-F]
3番仔
(3連産目)
キングカメハメハ Salt Lake Spectacular Bid Hard Work
1 サンテミリオン
(2007.1.30)
[16-G]
6番仔+
(3連産目)
ゼンノロブロイ ラストタイクーン Garde Royale Sea Break

という訳で、過去10年のオークス連対馬の4代血統構成を示してみました。しかし、レディパステルが制したオークスも10年前ですか。懐かしいなぁ。レディパステル、ローズバド、テイエムオーシャン(1998.4.9)、サクセスストレイン(1998.4.9)の4頭で、オークスと秋華賞は4位までを占めたのです。そんな両レースで4着のサクセスストレインのペーパーオーナーだったんですよね。3歳2月のクイーンC(GIII)を制した時はそれはそれは嬉しかったですし、オークス、秋華賞と上位3頭には敵いませんでしたが、ホントに頑張ってくれていました。

サクセスストレインの絵とファブリーズ。

*

えーと、「気付いた時に打ち破られる」ことでおなじみのオオハシの気付きですが、2005年のシーザリオ以降は、SSが0化された馬、あるいはSSを持たない馬が1着になっていますね。昨年はSS有のサンテミリオンが1着同着でしたが、彼女には父初年度産駒というバックボーンがありました(^_^;)

気を取り直して、シーザリオとブエナビスタはその父スペシャルウィーク(1995.5.2)がSSの0遺伝馬、トールポピーは母アドマイヤサンデー(1995.2.20)がSSの0遺伝馬、カワカミプリンセスとローブデコルテとアパパネはSSフリーの馬です。ただ、人気面ではどの馬も5番人気以内であったことは忘れてはいけませんね。

ところで、シーザリオといえば、近年の「牝馬強しの時代」の先鞭を付けた馬ですね。久しぶりに見てみますか「from the Japanese superstar Cesario!!」。

いや、シビレますね。3コーナーから4コーナー、自分から勝ちに行って後続との差を広げるだけ。スペシャルウィークの仔が世界にその強さを見せ付けた、2005年のアメリカンオークス招待S(米GI)でした。

*

あとは、かつて述べたことがあるのですが、

  • 春期に行われたオークスにおいて同一種牡馬の仔のワンツーフィニッシュは2003年ただ1回だけ

ということでしょうか。意外に同一種牡馬のワンツーフィニッシュがなされないのが牝馬クラシックの性質でもあります。こんなところに、牡馬の繁殖闘争と、牝馬の順位闘争の違いが見られるのかも知れませんね。「全」ではなく「個」の争いとなる牝馬。各々の個体の持つ能力が高ければ、父系の占有率などは関係なしに、高い順位が得られるのでしょう。

ちなみに、2003年より前の同一種牡馬のワンツーフィニッシュは、1946年の1着ミツマサ(1943.3.30)、2着トヨトシ(1943)まで遡らなければなりません。両馬の父はMan o'War(1917.3.29)の直仔で未出走の名種牡馬である月友(1932.3.13)でした。なお、ミツマサが制した1946年のオークスから施行競馬場が東京へ移動となりました。また、オークスが春期に施行されるようになったのは1953年からです。

*

果たして、今年はどのような血統を持つ馬がオークスの女王となるのでしょうか。18頭が気になりますが、その確認は週の後半に行いたいと思います<(_ _)>

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月15日 (日)

第6回ヴィクトリアマイル(GI)の勝ち馬。

アパパネ 牝 鹿毛 2007.4.20生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・金子真人HD(株) 美浦・国枝栄厩舎

アパパネ(2007.4.20)の4代血統表
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
種付け時活性値:1.25
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン
鹿毛 1983.5.9
トライマイベスト 1975.4.28
Mill Princess 1977.5.21
Pilot Bird
鹿毛 1983.2.9
★Blakeney 1966.3.28
The Dancer 1977.3.31
ソルティビッド
栗毛 2000.1.29
仔受胎時活性値:1.50
Salt Lake
鹿毛 1989.3.21
種付け時活性値:0.50
▲Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Take Lady Anne
鹿毛 1979.4.16
Queen City Lad 1971.3.25
Lovita H. 1955.3.18
Piper Piper
栗毛 1987.5.15
仔受胎時活性値:1.00
Spectacular Bid
芦毛 1976.2.17
種付け時活性値:0.50
Bold Bidder 1962.3.22
Spectacular 1970.3.20
Alvarada
栗毛 1973.4.11
仔受胎時活性値:1.25
Hard Work
栗毛 1967.3.14
種付け時活性値:1.25
Easterborn
栗毛 1964.3.29
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5×5>

アパパネ(2007.4.20)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
キングカメハメハ
(Mr.Prospector系)
Salt Lake
(Deputy Minister系)
Spectacular Bid
(Bold Ruler系)
Hard Work
(Owen Tudor系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
キングカメハメハ 5.75 or 3.75 母がGIII2着馬
(No.9-F)
3番仔
(3連産目)

*

以下にアパパネのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Alvarada 1973.4.11 米8勝 アシュランドS(GIII)3着
|Piper Piper 1987.5.15 米2勝 アシュランドS(GI)3着
||ソルティビッド 2000.1.29 中央3勝 菜の花賞(OP) すずらん賞(OP) フェアリーS(GIII)2着
|||アパパネ 2007.4.20 (本馬) 牝馬3冠 ヴィクトリアマイル(GI) 阪神JF(現GI)
|Limestone Landing 1989.4.28 米出走
||It'sallinthechas 1999.3.11 米2勝 アーリントンワシントンフュチュリティ(GII)2着 ルイジアナダービー(GII)3着
||Upscaled 2002.5.23 米1勝 サプリングS(GIII)3着

比較的地味な活躍馬と言っては失礼ですが、ステークスのPlacedの馬たちが近親に多く見られますね。アパパネのGIに行っての勝負強さは、一族のウップンの反発でしょうか(^_^;)

*

第6回ヴィクトリアマイル(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 16 アパパネ 牝4 55 蛯名正義 1:31.9 レース
レコード
34.3 490
[0]
国枝栄 2
2 13 ブエナビスタ 牝5 55 岩田康誠 1:31.9 クビ 34.0 460
[前走計量不可]
松田博資 1
3 4 レディアルバローザ 牝4 55 福永祐一 1:32.0 クビ 35.0 478
[-4]
笹田和秀 3
4 3 グランプリエンゼル 牝5 55 C.ウィリアムズ 1:32.2 1 1/2 35.0 446
[-2]
矢作芳人 14
5 5 アンシェルブルー 牝4 55 田中勝春 1:32.3 3/4 35.1 456
[+4]
田中清隆 9

前の位置のアパパネ、後の位置のブエナビスタ。マークされる側は、マークする側よりも、しんどいもの。なおのこと、相手がブエナビスタならば、より一層。けれど、そんな中でも「ここ一番の勝負強さ」を見せたのは、「最高に可愛い」アパパネ。幸せを呼ぶ赤い鳥、3冠牝馬の威信を掛けて、最強牝馬を「クビ」だけ振り切りました。丸みを帯びた490kgのグラマラスな馬体、鹿毛の流星、後肢の2白も軽やかに、アパパネ。ピンクの帽子に、おなじみの「黒、青袖、黄鋸歯形」の勝負服、ゴール後に蛯名正義騎手が右腕を振ってのガッツポーズ。打ち破った相手が相手だけに、会心だったのでしょう。本当にお見事でした。

掲示板に乗った他の馬を見れば、内枠を上手く利して「なんとか一泡ふかせたい」を狙った馬たち。しかし、それを尻目に堂々と馬場中央の外側を伸びてきたアパパネとブエナビスタ。2頭の、その絶対能力の奥深さ。今回は若い姫に軍配が上がりましたけれど、海外遠征帰りだったことを思えば、ブエナビスタもよく頑張りました。昨年と同じようなレースでしたが、今年は1頭、自身と変わらぬ程の力量馬がいた、ということなのでしょう。

名牝がその能力の確かさを見せた、見応えのある一戦でした。また、ハーレムの頂点を決する機会があれば、対決をしかと見守りたいと思います。今日は、名勝負、有り難うございました。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月14日 (土)

大器晩成-タップダンスシチー(1997.3.16)-。

タップダンスシチーが種牡馬引退 | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所

タップダンスシチー 牡 鹿毛 1997.3.16生 米国・エコーヴァレーホースファーム生産 馬主・(株)友駿ホースクラブ 栗東・佐々木晶三厩舎

タップダンスシチー(1997.3.16)の4代血統表
Pleasant Tap
鹿毛 1987.5.8
種付け時活性値:0.25

Pleasant Colony
黒鹿毛 1978.5.4
His Majesty
鹿毛 1968.4.15
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Sun Colony
鹿毛 1968.2.25
★Sunrise Flight 1959.5.9
Colonia 1959
Never Knock
黒鹿毛 1979.5.10
Stage Door Johnny
栗毛 1965
Prince John 1953.4.6
Peroxide Blonde 1960.4.23
Never Hula
黒鹿毛 1969.4.21
★Never Bend 1960.3.15
Hula Hula 1952
All Dance
鹿毛 1978.4.2
仔受胎時活性値:0.50

Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
種付け時活性値:0.00
Nearctic
黒鹿毛 1954.2.11
Nearco 1935.1.24
Lady Angela 1944
Natalma
鹿毛 1957.3.26
Native Dancer 1950.3.27
Almahmoud 1947
All Rainbows
鹿毛 1973
仔受胎時活性値:1.00
★Bold Hour
黒鹿毛 1964
種付け時活性値:0.00
Bold Ruler 1954.4.6
Seven Thirty 1958.5.14
Miss Carmie
鹿毛 1966.2.21
仔受胎時活性値:1.50
★T.V.Lark
鹿毛 1957.2.12
種付け時活性値:0.00
Twice Over
黒鹿毛 1956.5.13
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Nasrullah5×5、Polynesian5×5>

タップダンスシチー(1997.3.16)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Pleasant Tap 3.25 叔母Winning Colors
(No.23-B)
12番仔
(3連産目)

*

以下に、割合に濃いタップダンスシチーの近親牝系図を示しておきます。

Miss Carmie 1966.2.21 米3勝
|Chris Evert 1971.2.14 米10勝 CCAオークス(GI)などNY牝馬3冠
||Six Crowns 1976.4.21 米5勝 レディースH(GI)3着
|||Chief's Crown 1982.4.7 米12勝 BCジュベナイル(GI)含む重賞9勝(うちGI8勝)
|||クラシッククラウン 1985.4.30 米5勝 フリゼットS(GI) ガゼルH(GI)
|||Tribunal 1997.3.16 米3勝 サンタアニタH(GI)3着 サンベルナルディノH(GII)3着
||Nijinsky Star 1980.5.3 不出走
|||Hometown Queen 1984.2.23 米5勝 ケンタッキーオークス(GI)2着 ヘンプステッドH(GI)2着
|||リバッサー 1989.5.19 米伊仏3勝 タイダルH(米GII)
|||Viviana 1990.6.9 米仏3勝 プシシェ賞(仏GIII)2着
|Carmelize 1972.4.23 米6勝 シープスヘッドベイH(GII)3着
||Carmelized 1990.4.9 北米1勝
|||アビ 1995.5.5 英1勝
||||ディープスカイ 2005.4.24 中央5勝 日本ダービー(現GI) NHKマイルC(現GI) 神戸新聞杯(現GII) 毎日杯(現GIII)
|||Royal Dragon 1998.3.20 独仏伊6勝 独2000ギニー(GII)含む独GII4勝
|All Rainbows 1973 米7勝 オープンファイアS(GIII)2着 デラウェアオークス(GI)3着
||All Dance 1978.4.2 米仏1勝
|||Carezza 1989.3.3 米仏5勝 ヴァイオレットH(米GIII)2着
|||タップダンスシチー 1997.3.16 (本馬) 日仏12勝 ジャパンカップ(GI) 宝塚記念(GI)含む重賞7勝
||Winning Colors 1985.3.14 米8勝 ケンタッキーダービー(GI)含むGI3勝
|||ゴールデンカラーズ 1993.4.20 中央3勝 フローラS(旧OP) クイーンC(GIII)2着
||||チアフルスマイル 2000.4.9 中央8勝 キーンランドC(GIII)ほかにGIII2着2回3着2回
||Shareek 1990.5.12 英1勝 ジェフリーフリアS(GII)2着 ゴードンS(GIII)2着
|Center Court Star 1981.5.9 米0勝
||Lyfestar 1986.4.8 米2勝 ミスグリリョS(GII)2着
||Lambent Light 1993.3.1 南ア6勝 シャープエレクトロニクスC(GI)
|Barbara Schurgin 1974.4.25 不出走
||Paristo 1978.3.29 米3勝 イリノイダービー(GIII) プリークネスS(GI)3着
|Social Column 1976.5.3 不出走
||ツータイミング 1986.3.7 米英3勝 プリンスオブウェールズS(英GII)
|Charmie Carmie 1979.4.4 米0勝
||Himmah 1987.4.30 英3勝
|||Mutawwaj 1995.3.26 米英伊仏3勝 伊ダービー(GI)3着
||Faaz 1989.2.10 ペルーチリ英12勝 ペルーGI3勝ほか
|アンスチュアート 1980.4.19 不出走
||Ann Alleged 1985.3.31 英5勝 ビウィッチS(GIII)3着
||Secret Obsession 1986.3.18 英1勝
|||Obsessive 1993.3.4 愛英1勝 ミュージドラS(英GIII)3着
||Beyton 1989.3.18 米英独5勝 キングエドワード7世S(英GII)
|Missed the Wedding 1985.5.28 米0勝
||Missed the Storm 1990.1.23 米6勝 テストS(GI) アスタリタS(GII)
||Green Means Go 1992.2.4 米9勝 レキシントンS(GIII) ヒルプリンスS(GIII)
|Whisper Who Dares 1986.6.6 米1勝
||Confessional 1996.5.7 米4勝 フリゼットS ロイヤルノースH(GIII)2回

そのいじめっ子的なレーススタイルとは裏腹に、叔母Winning Colors、近親Chief's Crown、ディープスカイと筋の入った「良家のお坊ちゃん」であるタップダンスシチー。米国が誇る名繁殖系、23号族のB分枝です。

*

第23回ジャパンカップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 タップダンスシチー 牡6 57 佐藤哲三 2:28.7    37.4 502
[0]
佐々木晶三 4
2 10 ザッツザプレンティ 牡3 55 安藤勝己 2:30.2 9 38.0 496
[+4]
橋口弘次郎 5
3 5 シンボリクリスエス 牡4 57 O.ペリエ 2:30.3 3/4 37.1 540
[+6]
藤沢和雄 1
4 8 ネオユニヴァース 牡3 55 M.デムーロ 2:30.3 アタマ 37.0 488
[-4]
瀬戸口勉 2
5 11 アクティブバイオ 牡6 57 武幸四郎 2:30.5 1 1/4 38.1 500
[+2]
崎山博樹 15

*

第45回宝塚記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 15 タップダンスシチー 牡7 58 佐藤哲三 2:11.1 レコード 36.1 510
[+2]
佐々木晶三 1
2 1 シルクフェイマス 牡5 58 四位洋文 2:11.4 2 36.2 470
[-12]
鮫島一歩 6
3 8 リンカーン 牡4 58 武豊 2:11.5 3/4 35.1 466
[-10]
音無秀孝 3
4 3 ゼンノロブロイ 牡4 58 田中勝春 2:11.6 クビ 35.7 494
[0]
藤沢和雄 2
5 5 ザッツザプレンティ 牡4 58 M.デムーロ 2:12.0 2 1/2 35.8 484
[-2]
橋口弘次郎 5

*

佐藤哲三騎手との名コンビで、5歳から8歳までの4年間で重賞7勝を挙げた、タップダンスシチー。ジャパンカップ(GI)、宝塚記念(GI)、京都大賞典(GII)、金鯱賞(GII)3連覇、朝日チャレンジカップ(GIII)。いつも強気な先行策を取る姿が、差し脚合戦全盛の競馬にくさびを打ってくれました。

中島理論使いとしては、↑に示した血統構成と近親牝系図に現れる活躍馬たちから、いましばし、子孫繁栄に勤しんで欲しかったもの。無念。

今は、ただただ、タップダンスシチーの余生が幸せなものであることを祈るのみです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月10日 (火)

第16回NHKマイルカップ(GI)の勝ち馬。

グランプリボス 牡 鹿毛 2008.3.28生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・株式会社グランプリ 栗東・矢作芳人厩舎

グランプリボス(2008.3.28)の4代血統表
サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:0.25
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
アンジェリカ
黒鹿毛 1970.3.29
▲ネヴァービート 1960
スターハイネス 1964.3.10
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
▲Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
クリアアンバー
黒鹿毛 1967.5.8
★Ambiopoise 1958
One Clear Call 1960
ロージーミスト
黒鹿毛 1997.6.1
仔受胎時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.50
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ビューティフルベーシック
栗毛 1989.4.20
仔受胎時活性値:1.75
Secretariat
栗毛 1970.3.30
種付け時活性値:0.50
Bold Ruler 1954.4.6
Somethingroyal 1952
Nervous Pillow
栗毛 1975.4.26
仔受胎時活性値:1.25
Nervous Energy
鹿毛 1965.5.27
種付け時活性値:0.25
Fathers Pillow
鹿毛 1969.3.31
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Nasrullah5×5>

グランプリボス(2008.3.28)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
サクラバクシンオー
(Princely Gift系)
サンデーサイレンス
(Halo系)
Secretariat
(Bold Ruler系)
Nervous Energy
(Sir Gallahad系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
サンデーサイレンス
(ロージーミスト)
4.75
(No.8-C)
7番仔
(7連産目)

*

以下にグランプリボスのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Nervous Pillow 1975.4.26 米2勝
|Fine Spirit 1982.4.19 米4勝 BCジュベナイルフィリーズ(GI)3着
||Borromini 1996.5.3 英1勝 フライングチルダースS(GII)2着
|ビューティフルベーシック 1989.4.20 米入着
||ロージーミスト 1997.6.1 中央1勝
|||グランプリボス 2008.3.28 (本馬) NHKマイルカップ(GI) 朝日杯FS(GI) 京王杯2歳S(GII)

比較的地味に世代交代がなされてきた感もありますが、グランプリボスが牝系の持つパワーを一気に開花させたというところでしょうか。

*

第16回NHKマイルカップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 13 グランプリボス 牡3 57 C.ウィリアムズ 1:32.2    34.0 500
[-6]
矢作芳人 1
2 17 コティリオン 牡3 57 小牧太 1:32.4 1 1/2 33.4 468
[-2]
橋口弘次郎 2
3 1 リアルインパクト 牡3 57 内田博幸 1:32.5 3/4 34.2 496
[+2]
堀宣行 4
4 3 エイシンオスマン 牡3 57 後藤浩輝 1:32.6 3/4 34.7 470
[+8]
松永昌博 7
5 8 プレイ 牡3 57 柴田大知 1:32.7 クビ 34.8 492
[-4]
斎藤誠 8

スプリングS(GII)4着、NZT(GII)3着と今年に入ってから本領を発揮しているようには見受けられなかった2歳王者、グランプリボス。けれど、3歳マイル王を決める一戦で1番人気に応えて復権。ここ一番の勝負強さはサスガでした。見れば8ハロンで1度も12秒台のラップが無かった、厳しい流れの、真に底力が試されるレース。これを2着に1と2分の1馬身をつけて完勝だったのですから、相当に強い。ただただ、お見事でした。

また、「弔い合戦」という言葉を持ち出してしまうと浪花節的な感じも致しますが、そう思わざるを得ません。去る4月30日に死んでしまった父サクラバクシンオーへの手向け。思えば、サクラバクシンオーの1回目のスプリンターズS(GI)勝利も、全演植オーナーが亡くなられてすぐ後のことでした。

18年の時を経て、身近な「いのち」が失われた時に頑張る姿を、父仔ともに見られたのは、競馬者として運があったのでしょう。「競馬は点ではなく線で見るもの」。こういう時、改めて、その意を強くします。

*

このGI2勝目を以て挑むのは、英国の伝統の3歳マイル戦であるセントジェームズパレスS(GI)とのこと。ロイヤルアスコット開催を走るサクラバクシンオー産駒というのは、何とも言えない感慨があります。直系曾祖父のテスコボーイは、同じロイヤルアスコット開催の古馬マイル戦であるクイーンアンS(現GI)の勝ち馬ですもの。テスコボーイのクイーンアンS勝利から45年の時を経て、その曾孫が、日本の夢や期待も一緒に背中に乗せて走る姿、本当に楽しみにしたいと思います。

ええ、出てくれば、あの6戦無敗の英2000ギニー(GI)馬がとんでもないライバルになるのは承知の上で、ただただ、楽しみにしたいと思います。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

余談。調べてみれば、テスコボーイがクイーンアンSを制したのが1966年6月14日。そして、今年2011年のセントジェームズパレスSの開催予定日が6月14日。本当に丸45年目の日、なんですね。

さらにオマケ。「やっぱりここで勝負強かった、2歳王者!!」と叫ぶオオハシさん。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

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2011年5月 8日 (日)

第137代ケンタッキーダービー(米GI)馬のお母さんは社台ファームに居る。

Animal Kingdom 牡 栗毛 2008.3.20生 生産及び馬主・チームヴァロールステーブル 米国・H.G.モーション厩舎

Animal Kingdom(2008.3.20)の4代血統表
Leroidesanimaux
栗毛 2000.9.27
種付け時活性値:1.625
Candy Stripes
栗毛 1982.4.12
Blushing Groom
栗毛 1974
Red God 1954.2.15
Runaway Bride 1962
バブルカンパニー
栗毛 1977.4.5
Lyphard 1969
Prodice 1969.2.2
Dissemble
栗毛 1989.2.14
Ahonoora
栗毛 1975.4.12
Lorenzaccio 1965
Helen Nichols 1966
Kerali
栗毛 1984.3.4
High Line 1966
Sookera 1975.5.15
ダリシア
栗毛 2001.4.7
仔受胎時活性値:1.50
Acatenango
栗毛 1982.4.13
種付け時活性値:0.50
Surumu
栗毛 1974.2.26
★Literat 1965
Surama 1970.3.6
Aggravate
鹿毛 1966
Aggressor 1955
Raven Locks 1945
Dynamis
鹿毛 1991.4.13
仔受胎時活性値:0.25
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
種付け時活性値:1.75
Lyphard 1969
Navajo Princess 1974.3.31
Diasprina
鹿毛 1986.5.12
仔受胎時活性値:1.00
★Aspros
鹿毛 1977.3.6
種付け時活性値:0.00
Dorle
鹿毛 1974.3.11
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Lyphard4×4>

Animal Kingdom(2008.3.20)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Leroidesanimaux
(Blushing Groom系)
Acatenango
(Birkhahn~Dark Ronald系)
ダンシングブレーヴ
(Lyphard系)
★Aspros
(Hard Sauce~Pharis系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ダンシングブレーヴ
(Dalicia)
3.50 母が独GIII勝ち馬
(No.1-H)
初仔?

*

以下にAnimal Kingdomのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Diasprina 1986.5.12 独2勝 独2歳牝馬王者
|Dynamis 1991.4.13 英独入着
||Darwinia 1999.4.12 独1勝
|||Daveron 2005.2.18 現役 ボーゲイS(米GIII) ロングアイランドH(米GIII)2着
||ダリシア 2001.4.7 独米仏3勝 シュパルカッセン フィナンツグルッペ賞(独GIII) ヘッセンポカル(独GIII)3着
|||Animal Kingdom 2008.3.20 (本馬) ケンタッキーダービー(米GI) スパイラルS(米GIII)
|Desidera 1992.3.28 独3勝 独2歳牝馬王者 ベルリン大賞(GIII) モエシャンドンレンネン(GII)2着ほかGIII2着1回
||Desirao 1999.5.7 独伊1勝 カルロダレッシオ賞(伊GII)2着
||Dickens 2003.4.30 独英仏伊2勝 独ダービー(GI)2着 ゲルリンク賞(独GII)2着
|Diacada 2000.5.10 独英仏伊2勝 独1000ギニー(GII) オイロパマイレ(独GII)3着

「同一牝系馬の連動する活躍」ということで、Aniaml Kingdomがチャーチルダウンズでケンタッキーダービーを制した5月7日同日、従妹DaveronがベルモントパークでボーゲイSを勝利しました。

Animal Kingdomの母ダリシア。カタカナ表記をしておりますが、実は、現在は千歳の社台ファームで繁殖生活を送っています。だは、ケンタッキーダービー馬の母を事前に導入されているとは、サスガの慧眼と言わざるを得ません<(_ _)>

*

ケンタッキーダービー史上最高という16万4858人の来場者を迎えて行われた、137回目の「ランフォーザローゼス」。この一戦を制したのはAnimal KingdomとJ.ヴェラスケス騎手。Animal Kingdomはケンタッキーダービーまでにオールウェザー3戦、芝1戦という戦歴で挑み、大一番が初めてのダート戦出走でした。道中は中段の外目後方から進み、直線では見事な伸び脚を見せて、最後は2着のNehro(2008.2.25)に2と4分の3馬身差をつけての快勝でした。

ヴェラスケス騎手は自身の騎乗予定馬だった昨年のBCジュヴェナイル(米GI)勝ち馬Uncle Mo(2008.3.10)が出走回避、そしてAnimal Kingdomに騎乗予定だったR.アルバラード騎手の負傷により、結果的に、ケンタッキーダービー馬のお鉢が回ってきました。馬と人が巡り巡って、名手のケンタッキーダービー初制覇はなされました。

果たして後に続くプリークネスS(米GI)、ベルモントS(米GI)はいかなる結果が待っているのか。Animal Kingdom、王国に更なる繁栄をもたらすのでしょうか。楽しみにしたい逸材です。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月 7日 (土)

血統等を調べる時にお世話になっているサイトについて。

デスクトップPCを買い替えまして、各種調査に必要なリンクを拾い直しております(*^_^*)

という訳で、備忘録的にWebにもリンクを残しておこうと思います。

なお、【血統表・牝系図調査】、【母馬の連産調査】等と括っていますが、実際にはどのサイトも広範的に調査が可能です。あくまで、私の主な用途とご理解頂ければ幸いです。

【血統表・牝系図調査】

  • Ped Net Query
    →なんだ言いながら、やはりこのサイト。私のブログにお見えになる方も、「Ped Net」をキーワードにされている方が非常に多いようです。Ped Net、実は堀江貴文さんの遺産のひとつですね。
  • 血統表 検索
    →労作サイトです。phpで構築されている為、検索が非常に高速。ただただ、素晴らしい。
  • Thoroughbred Horse Pedigree Query
    →海外の血統検索といえば、という感じでしょうか。Progenyで簡易な繁殖記録も確認しています。

【母馬の連産調査】

【外国馬の生年月日調査】

  • equineline.com
    →欧米主要国の生産馬における血統調査の際に使用しています。生年が1950年以降であれば、引っかかること多し。でも、Lyphard(1969.5.10)やRiverman(1969)は、分からないんですよね(+_+)。ヴェルテメール家がオーナーの同い年2頭。

【競走成績調査】

【種牡馬成績調査】

  • JBISサーチ
    →かつてはお金を出して調べていた情報も、内容によっては、今は無料で取得可能です。日本の種牡馬の種付け頭数等かなり詳しく調査できます。しかし、首位級種牡馬たちの初年度のアーニングインデックスの高さよ。

【その他】

牝系のブラックタイプを調査したい時に、裏技的なやり方ですが、覚えておいて損はない方法をご案内しておきます。って、ご存知かもしれませんが(^_^;)

Googleさんなりで検索をかける際に「タニノシスター pdf」のように、「pdf」を合わせて検索してみてください。最近はセリ名簿がウェブで見られることもあり、pdfファイル化された情報が検索に引っかかります。

  

以前はもっと手を伸ばしていたような気もしますが、まま、こんな感じということで。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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6戦無敗の英2000ギニー(GI)馬。

Frankel 牡 鹿毛 2008.2.11生 英国・ジャドモントファーム生産 馬主・ハーリド・ビン・アブドゥラー殿下 英国・H.セシル厩舎

Frankel(2008.2.11)の4代血統表
Galileo
鹿毛 1998.3.30
種付け時活性値:0.25

Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975
Bold Reason 1968
Special 1969
アーバンシー
栗毛 1989.2.18
▲Miswaki
栗毛 1978
Mr.Prospector 1970
Hopespringseternal 1971
Allegretta
栗毛 1978
▲Lombard 1967
Anatevka 1969
Kind
鹿毛 2001.4.21
仔受胎時活性値:1.50
デインヒル
鹿毛 1986.3.26
種付け時活性値:1.50
★Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961
Pas de Nom 1968.1.27
Razyana
鹿毛 1981
His Majesty 1968
Spring Adieu 1974
Rainbow Lake
鹿毛 1990.4.10
仔受胎時活性値:0.50
★Rainbow Quest
鹿毛 1981.5.15
種付け時活性値:0.00
Blushing Groom 1974.4.8
I Will Follow 1975
Rockfest
栗毛 1979.3.12
仔受胎時活性値:0.50
Stage Door Johnny
栗毛 1965
種付け時活性値:1.25
Rock Garden
栗毛 1970
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4、Natalma(♀)4×5×5、Buckpasser5×5>

Frankel(2008.2.11)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
デインヒル
(Natalma)
4.50 or 2.50 伯父パワーズコート
(No.1-K)
2番仔
(2連産目)

デビュー6連勝目の舞台は伝統の英2000ギニー、2着につけた着差は6馬身差という圧勝ぶりでした。名伯楽だった故・ボビー・フランケルの姓を戴いた彼の名は、Frankel。

Frankelの血統を中島理論的な観点から見た時に思ったのは、「4代血統表内で多くの先祖が0化されているな」ということでした。父Galileoはその父Sadler's Wellsが満16歳時の0交配馬ですが、Galileoの母方の各父であるMiswaki、Lombard、Espresso(1958)はいずれも満10歳時の「0.50」という低活性値である為、Galileo満9歳時の「0.25」と乗算して「0.125」となり、準0化されています。また、Frankelの母父デインヒルはその父Danzigが満8歳時の0遺伝馬、そして祖母父Rainbow Questがやはり満8歳時のミニモの遺伝を与えています。その配合は中島理論的にも「サスガはジャドモントファーム」というところです。

そんなFrankelについて、今は懐かしくなった「8代残牡先祖数」をチラッと確認したところ、「4/128」でした。12代血統表をざっくりと見渡しただけですので、間違っていたらあいすみません(*^_^*)

*

では、以下にFrankelのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Rockfest 1979.3.12 英仏2勝 オークストライアルS(英GIII)2着
|Rainbow Lake 1990.4.10 英3勝 ランカシャーオークス(GIII)
||パワーズコート 2000.4.1 英愛独香日米UAE5勝 タタソールズ金杯(愛GI) アーリントンミリオン(米GI)ほか
||Kind 2001.4.21 英愛6勝 バリオーガンS(愛GIII)3着
|||Bullet Train 2007.1.28 現役 ダービートライアルS(英GIII)
|||Frankel 2008.2.11 (本馬) 英2000ギニー デューハーストS(英GI) ロイヤルロッジS(英GII) グリーナムS(英GIII)

伯父に2004年のジャパンカップ(GI)に出走したパワーズコートが見えますね。ごく近いところに重賞好戦馬が多い、活力のある1号族です。

*

この後は、中長距離路線に向かうのか、それともマイルの王者を目指すのか。英国の逸材Frankelの辿る道を楽しみに見守りたいと思います。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月 6日 (金)

空胎後に名馬あり(2011年版)-其の壱-。

という訳で、2011年初めての「空胎後に名馬あり」の記事でございます。

2011年のJRAGIレースの複勝圏馬における母の連産状況
レース名 1着馬 母の連産状況 2着馬 母の連産状況 3着馬 母の連産状況
フェブラリーS(GI) トランセンド 6番仔
(空胎後)
フリオーソ 5番仔+
(5連産目+)
バーディバーディ 3番仔+
(3連産目+)
高松宮記念(GI) キンシャサノキセキ 4番仔
(双子流産後)
サンカルロ 2番仔
(不受胎後)
アーバニティ 15番仔
(5連産目)
桜花賞(GI) マルセリーナ 3番仔
(3連産目)
ホエールキャプチャ 2番仔
(2連産目)
トレンドハンター 4番仔
(4連産目)
皐月賞(GI) オルフェーヴル 5番仔
(5連産目)
サダムパテック 3番仔
(3連産目)
ダノンバラード 4番仔
(2連産目)
天皇賞・春(GI) ヒルノダムール  2番仔
(2連産目)
エイシンフラッシュ 3番仔
(3連産目)
ナムラクレセント 12番仔
(10連産目)

古馬GI戦線についてはフェブラリーS、高松宮記念と「母が前年産駒なし後の仔」が勝利を収めました。JRAGIに限定している為、表中には含めていませんが、ドバイワールドカップ(UAEGI)を制したヴィクトワールピサ(2007.3.31)も母が不受胎後の7番仔ですね。

また、日本最長距離GIである天皇賞・春はヒルノダムール(2007.5.20)が勝利を収めました。「母が連産の仔であるSS直孫牡馬」による古馬GI制覇は、昨年の宝塚記念(GI)を制したナカヤマフェスタ(2006.4.5)以来、2頭目です。ヒルノダムールは父マンハッタンカフェ(1998.3.5)が満8歳時のミニモの遺伝を受けている為、SS系のワーストを打ち消したという考え方が、中島理論使いとしては素直であると思います。

いっぽうで、クラシック戦線は桜花賞、皐月賞共にSS直孫で、かつ、母が連産の仔が勝利を収めました。桜花賞馬マルセリーナ(2008.2.17)はその父ディープインパクト(2002.3.25)の初年度産駒。「初産駒に名馬あり」は、これまでに何度も見てきました。やはり初物は、父であれ、母であれ、大切な要因なのでしょう。

そして、皐月賞馬オルフェーヴル(2008.5.14)。父ステイゴールド(1994.3.24)の繁殖能力は本当に素晴らしいですね。↑で名前を挙げたナカヤマフェスタの父でもあります。また「父ステイゴールド×母父メジロマックイーン」はドリームジャーニー(2004.2.24)&オルフェーヴル兄弟、京成杯(GIII)勝ち馬フェイトフルウォー(2008.1.11)と、3頭の重賞勝ち馬を送り込んでいます。netkeiba.comにて調べてみたのですが、この組み合わせは全部で9頭で、内訳は牡馬5頭、牝馬4頭。9頭のうち競走年齢に到達した馬は7頭で、出走したのは5頭。その5頭の内4頭が牡馬、1頭が牝馬。実に出走した牡馬4頭のうち2頭がGI勝ち馬、3頭が重賞勝ち馬ですから、恐ろしい威力のあるニック。結果的にですが、池江ブランドの底力をまざまざと見せつけています。

果たして、今後のGI戦線はどのような馬たちが活躍するのでしょうか。しばし、その成り行きを見守りたいと思います。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月 3日 (火)

第143回天皇賞・春(GI)の勝ち馬。

ヒルノダムール 牡 鹿毛 2007.5.20生 新ひだか・橋本牧場生産 馬主・蛭川正文氏 栗東・昆貢厩舎

ヒルノダムール(2007.5.20)の4代血統表

マンハッタンカフェ
青鹿毛 1998.3.5
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
サトルチェンジ
黒鹿毛 1988
Law Society
黒鹿毛 1982
Alleged 1974
Bold Bikini 1969
Santa Luciana
黒鹿毛 1973
Luciano 1964
Suleika 1954
シェアエレガンス
鹿毛 1998.4.3
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
ラムタラ
栗毛 1992.2.2
種付け時活性値:1.25
★Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
Snow Bride
栗毛 1986
Blushing Groom 1974.4.8
Awaasif 1979
メアリーリノア
黒鹿毛 1986.2.5
仔受胎時活性値:0.75
L'Emigrant
黒鹿毛 1980
種付け時活性値:1.25
The Minstrel 1974
Suprina 1970
Marie Noelle
鹿毛 1978
仔受胎時活性値:1.75
Brigadier Gerard
鹿毛 1968.3.5
種付け時活性値:0.25
Marike
1971
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5(母方)>

ヒルノダムール(2007.5.20)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ラムタラ
(Snow Knight)
6.00 or 4.00 祖母が仏GI勝ち馬
(No.4-I)
2番仔
(2連産目)

*

以下にヒルノダムールのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Marie Noelle 1978 仏米4勝 グロット賞(仏GIII)2着
|Leocadia 1984 仏1勝
||Tatham 1990 豪出走
|||General's Dynasty 2001 豪4勝 ザジャンス(GIII)
|メアリーリノア 1986.2.5 仏3勝 マルセルブサック賞(GI) オマール賞(GIII)
||Miss Daisy 1991 仏出走
|||Mary Louhana 2003 仏米3勝 ミネルヴ賞(仏GIII)2着 ヒルズバラS(米GIII)2着
||Marrast 1993 仏9勝 アンドレバボワン賞(GIII)3着
||シェアエレガンス 1998.4.3 中央2勝
|||ヒルノダムール 2007.5.20 (本馬) 天皇賞・春(GI) 大阪杯(GII)
|Tapis Rouge 1989 英4勝 ダービートライアルS(GIII)2着

*

第143回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 ヒルノダムール 牡4 58 藤田伸二 3:20.6    35.3 474
[0]
昆貢 7
2 15 エイシンフラッシュ 牡4 58 内田博幸 3:20.7 1/2 35.2 490
[-2]
藤原英昭 3
3 3 ナムラクレセント 牡6 58 和田竜二 3:20.9 1 1/2 36.3 502
[+2]
福島信晴 5
4 7 マカニビスティー 牡4 58 小牧太 3:21.1 1 1/4 35.4 476
[-2]
矢作芳人 17
5 14 トウカイトリック 牡9 58 川田将雅 3:21.1 クビ 35.1 454
[+2]
野中賢二 18

実にシーマー(1944.3.22)、タカオー(1951.3.8)の組み合わせ以来56年ぶりとなった天皇賞・春父仔2代制覇。父マンハッタンカフェが9年前に制した淀芝3200mの舞台、大一番でその真価を発揮したのは、愛息ヒルノダムールでした。

歴戦の古馬が揃う一戦としては珍しく、ゲシュタルト(2007.2.25)、コスモヘレノス(2007.5.6)、トゥザグローリー(2007.2.16)、ナムラクレセント(2005.4.22)と、先頭を行く馬の入れ替わりの激しい競馬を制することが出来たのは、どんなレースでも好戦してきた経験が生きたのでしょうか。 ヒルノダムール、道中は内々をじっと我慢して静かに折り合っていました。3角から4角、周りが我先に行かんと躍起に追い出す中でも、ただただ冷静に、じっくりと脚を溜めていました。勝ったからそう見える部分もあるのでしょうけれど、気合の入った競馬ファンは、ヒルノダムールと藤田伸二騎手の手応えの良さを感じ取られていたのではないでしょうか。

そうして、直線。ステイヤーの血を開花させたナムラクレセントと和田竜二騎手が必死に逃げ込みを図り、2年前の王者の矜持を見せんと粘るマイネルキッツ(2003.3.18)と松岡正海騎手が先を行くところで、ヒルノダムールと藤田騎手が内寄りの馬場中央を猛然と駆けました。一気呵成の末脚でゴールに向かいましたが、やはり、そこは敵もさる者。外から負けじと追い込んできたのは、ダービー馬エイシンフラッシュ(2007.3.27)と内田博幸騎手。最後、激しい一騎打ちとなった末に、軍配はわずかに2分の1馬身差でヒルノダムールに上がりました。1番人気と2番人気が沈んでも、結局はハイレベルの4歳世代の2頭による決着。改めて、この世代の馬たちの強さを見せつける結果となりました。

皐月賞(GI)2着、鳴尾記念(GIII)2着、日経新春杯(GII)2着、京都記念(GII)3着と重賞を好戦するも、あと一歩届かなかったタイトル。そんなヒルノダムールが天皇賞の前哨戦となる大阪杯(GII)で見事に重賞制覇。仁川芝2000mの勝ち時計1分57秒8はコースレコードタイムのおまけまで付いてきました。そうして、ひとつ重賞を制して憑き物が落ちたのか、ヒルノダムール。主に中距離で良績を残してきた故に7番人気に甘んじてしまいましたが、その評価をあざ笑うかのように、GIタイトルを奪取しました。馬主歴20年目での初GIとなった蛭川正文オーナー、自身を見出してくれた昆貢調教師、そしてデビュー以来ずっと変わらずその背にまたがる藤田騎手。周りにいてくれる人間の「愛」に対する恩返しの舞台が、古馬の最高峰の決戦でした。

その名に戴くように、すべて、愛されていました。

曇天にも負けず、稍重の馬場にも負けず、ヒルノダムール。ただただ、見事な天皇賞・春制覇でした。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年5月 2日 (月)

スペシャルウィーク(1995.5.2)。

スペシャルウィーク 牡 黒鹿毛 1995.5.2生 門別・日高大洋牧場生産 馬主・臼田弘義氏 栗東・白井寿昭厩舎

スペシャルウィーク(1995.5.2)の4代血統表

サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.00

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947 ♀
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparnasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
キャンペンガール
鹿毛 1987.4.19
仔受胎時活性値:1.75
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:1.00
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
シル
鹿毛 1970.4.22
Buckpasser 1963.4.28
Quill 1956
レディーシラオキ
鹿毛 1978.4.3
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
セントクレスピン
栗毛 1956
種付け時活性値:1.25
Aureole 1950
Neocracy 1944
ミスアシヤガワ
鹿毛 1964.5.24
仔受胎時活性値:1.25
ヒンドスタン
鹿毛 1946
種付け時活性値:0.25
シラオキ
栗毛 1946.4.7
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Harina(♀)=プリメロ5×5(母方)>

スペシャルウィーク(1995.5.2)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
セントクレスピン
(Angelola)
5.25 or 3.25 日本の誇るシラオキ系
(No.3-L フロリースカップ系)
5番仔
(5連産目)

最強世代の一角を担った内国産馬、スペシャルウィーク。武豊騎手に日本ダービーとジャパンカップ、2つのGIにおいて初制覇をプレゼントしたことでも印象に残ります。

この記事を書くにあたり、「あぁ、僕は、スペシャルウィーク、好きやったんやなぁ」と思いました。

本当に強い馬だったのですが、折々に現れるライバルたちもまた強力で、勝ったり負けたりしながら、そんな中で満4歳で現役を引くまでにGI4勝は立派でした。

サンデーサイレンス産駒の最強馬というと、これはもう「ディープインパクト」の名前が挙がるでしょうけれど、能力の総合力ならばスペシャルウィークもそう負けないように感じます。

まま、たとえ、判官贔屓でも、その父サンデーサイレンスの0交配、そして日本の誇る小岩井の3号族フロリースカップ(1904)系という血統背景から、応援したくなるのも止む無しです(^_^;) 

という訳で、今回は彼が勝利を収めた4つのGIについて、戦績を記しておきます。

*

第65回日本ダービー(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 スペシャルウィーク 牡3 57 武豊 2:25.8    35.3 468
[-8]
白井寿昭 1
2 16 ボールドエンペラー 牡3 57 河内洋 2:26.7 5 36.1 452
[+4]
中村均 14
3 15 ダイワスペリアー 牡3 57 菊沢隆徳 2:26.8 1/2 36.6 460
[+8]
二ノ宮敬宇 15
4 12 セイウンスカイ 牡3 57 横山典弘 2:26.8 ハナ 36.8 470
[-2]
保田一隆 3
5 11 ミツルリュウホウ 牡3 57 南井克巳 2:27.0 1 1/4 36.1 416
[-4]
松元茂樹 10

ユタカさんをしてムチを落としてしまった最後の直線。それでもメンバー中最速の上がりを繰り出して、5馬身差圧勝。ゴール後、ユタカさんの嬉しそうなこと。競馬社会に生きる人にとって、ダービーがやはり「特別なもの」であることが、改めて分かった瞬間でした。

*

第119回天皇賞・春(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 スペシャルウィーク 牡4 58 武豊 3:15.3    34.2 476
[0]
白井寿昭 1
2 10 メジロブライト 牡5 58 河内洋 3:15.4 1/2 34.0 466
[-4]
浅見秀一 3
3 8 セイウンスカイ 牡4 58 横山典弘 3:15.8 2 1/2 34.8 474
[-2]
保田一隆 2
4 11 シルクジャスティス 牡5 58 藤田伸二 3:15.8 ハナ 34.3 456
[-4]
大久保正陽 5
5 2 ステイゴールド 牡5 58 熊沢重文 3:16.2 2 1/2 34.8 430
[+8]
池江泰郎 6

1999年5月2日。自身満4歳の誕生日を自ら祝った天皇賞・春。勝ち時計3分15秒3は、マヤノトップガン(1992.3.24)の3分14秒4に続く歴代2位(当時)の好タイムでした。私、淀の現地で観ていたんですよね。ゴール後、「サスガに誕生日!!」って、叫んでいました。

しかし、いまレースを見直してみると、ユタカさん、厳しい攻めの騎乗をされています。道中のセイウンスカイ(1995.4.26)のマークは、サンデーセイラ(1995.4.24)を利用して突いているのが見て取れます。そして最後の直線、後ろから来たメジロブライト(1994.4.19)の脚色が勝るかと思いきや、詰められればその分だけ伸びる。永遠の2分の1馬身差は、先行3番手からの完勝。鞍上の意図にたやすく応える、鞍下の能力。簡単なように見えて、簡単では無い。改めて、スペシャルウィークの能力の凄みを最も感じたレースでした。

そしてまた、この天皇賞・春は弔い合戦でもありました。スペシャルウィークの生まれ故郷である日高大洋牧場が、前年末に火災に遭い死傷馬が出ていたのです。スペシャルウィーク、その身に御霊を携えて走りました。

*

第120回天皇賞・秋(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 9 スペシャルウィーク 牡4 58 武豊 1:58.0 レコード 34.5 470
[-16]
白井寿昭 4
2 6 ステイゴールド 牡5 58 熊沢重文 1:58.1 クビ 35.2 420
[-2]
池江泰郎 12
3 1 エアジハード 牡4 58 蛯名正義 1:58.2 3/4 35.6 498
[+4]
伊藤正徳 5
4 11 スティンガー 牝3 54 岡部幸雄 1:58.3 1/2 35.2 450
[0]
藤沢和雄 8
5 7 セイウンスカイ 牡4 58 横山典弘 1:58.3 クビ 35.0 480
[-2]
保田一隆 1

京都大賞典(GII)7着と、初めて複勝圏を外した前哨戦から臨んだ天皇賞・秋。更に前走比マイナス16kgという馬体減も懸念されたのか4番人気。けれど、この馬体減は「ダービーの頃の馬体重に戻せば、闘志が戻るのではないか」という陣営の意図があったそうな。果たせるかな、後方から一気の大外強襲を決めたスペシャルウィーク、見事な天皇賞春秋連覇。その勝ち時計1分58秒0は天皇賞・秋のレコードタイム。巷間、不安説が流れたのは、いったい何だったのでしょうか(^^;)

*

第19回ジャパンカップ(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 13 スペシャルウィーク 牡4 57 武豊 2:25.5    35.9 468
[-2]
白井寿昭 2
2 7 インディジェナス セ6 57 D.ホワイト 2:25.7 1 1/2 36.2 456
[]
I.アラン 12
3 12 ハイライズ 牡4 57 L.デットーリ 2:25.7 ハナ 36.2 446
[]
S.ビン・スルール 7
4 14 モンジュー 牡3 55 M.キネーン 2:25.8 3/4 36.0 484
[]
J.ハモンド 1
5 6 ラスカルスズカ 牡3 55 柴田善臣 2:26.5 4 36.7 474
[-4]
橋田満 4

凱旋門賞(GI)でエルコンドルパサー(1995.3.17)を負かしたモンジュー(1996.4.4)が1番人気。しかし、府中の舞台ならば、スペシャルウィーク。直線、馬場中央を堂々と抜け出して、快勝。夕映えのターフに、橙の帽子と「紫、白鋸歯形」の勝負服、そして黒鹿毛の流星が弾みました。

*

改めて振り返ると、スペシャルウィークという馬は、国内で最強馬の称号を得る為に進むべき路線を、満3歳冬の有馬記念(GI)を除いて、ただひたすらに走っていたのだということが見て取れました。

牡馬クラシック3冠を皆勤して3着、1着、2着。3歳秋にジャパンカップに挑み3着。古馬となってからは中長距離路線のGIにはすべて出走して天皇賞・春1着、宝塚記念(GI)2着、天皇賞・秋1着、ジャパンカップ1着、有馬記念2着。

レースにも、ライバルにも、逃げることなく立ち向かい、ある時は勝利を収め、ある時は敗北の辛酸をなめ……。

けれどそれでも、自身に課せられた業を、ただ愚直なまでに果たそうとした、スペシャルウィーク。

いつでも、どんな戦いの折も、鞍上の意に添うように懸命であった、スペシャルウィーク。

どなたかの言葉を借りれば、王者でありながら挑戦者だった、スペシャルウィーク。

生涯、忘れ得ない名馬です。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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