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2011年4月

2011年4月30日 (土)

第143回天皇賞・春(GI)の出走予定馬について。

第143回天皇賞・春(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ビートブラック
(2007.5.23)
[22-A]
4番仔
(3連産目)
ミスキャスト ブライアンズタイム Rainbow Quest General Assembly
2 ヒルノダムール
(2007.5.20)
[4-I]
2番仔
(2連産目)
マンハッタンカフェ ラムタラ L'Emigrant Brigadier Gerard
3 ナムラクレセント
(2005.4.22)
[16-A スワンズウッドグロ-ヴ系]
12番仔
(10連産目)
ヤマニンセラフィム サクラショウリ ダンディルート ★フィダルゴ
4 ローズキングダム
(2007.5.10)
[1-W]
3番仔
(3連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス Shirley Heights Lyphard
5 ジェントゥー
(2004.4.12)
[14]
2番仔?
(2連産目?)
Loup Solitaire Bering Rainbow Quest Troy
6 ペルーサ
(2007.3.20)
[6-A]
4番仔
(3連産目)
ゼンノロブロイ Candy Stripes Propicio Samos
7 マカニビスティー
(2007.5.7)
[4-R]
2番仔
(不受胎後)
ゼンノロブロイ ブライアンズタイム Deputy Minister Pleasant Colony
8 マイネルキッツ
(2003.3.18)
[10-E]
初仔
(不受胎後)
チーフベアハート サッカーボーイ Crimson Satan Rattle Dancer
9 トゥザグローリー
(2007.2.16)
[9-F]
4番仔
(2連産目)
キングカメハメハ サンデーサイレンス ◆Nureyev ★Sharpen Up
10 トーセンクラウン
(2004.4.16)
[3-E]
初仔 オペラハウス ダンシングブレーヴ Halo Understanding
11 ゲシュタルト
(2007.2.25)
[13-E]
2番仔
(不受胎後)
マンハッタンカフェ エンドスウィープ Sadler's Wells Kris
12 コスモヘレノス
(2007.5.6)
[1-C]
5番仔
(5連産目)
グラスワンダー エリシオ Mr. Prospector Alydar
13 ジャミール
(2006.3.9)
[3-D]
5番仔+
(2連産目)
ステイゴールド Sadler's Wells Levmoss フォルティノ
14 トウカイトリック
(2002.2.26)
[5-G]
5番仔
(5連産目)
エルコンドルパサー Silver Hawk イクスプロウデント Bolero
15 エイシンフラッシュ
(2007.3.27)
[8-A]
3番仔
(3連産目)
King's Best プラティニ Sure Blade Konigsstuhl
16 オウケンブルースリ
(2005.2.24)
[13-C]
6番仔+
(3連産目)
ジャングルポケット Silver Deputy Northern Jove Ribot
17 フォゲッタブル
(2006.4.3)
[8-F]
7番仔
(7連産目)
ダンスインザダーク トニービン ★ノーザンテースト ガーサント
18 コスモメドウ
(2007.5.14)
[1-L]
4番仔+
(4連産目+)
King's Best Sadler's Wells ダンシングブレーヴ ダンサーズイメージ

第143回天皇賞・春。伝統の淀の外回り2マイル戦に18頭の精鋭が挑みます。直父系SS系8頭に続くのが、Kingmambo(1990.2.19)の直孫5頭というのが、現代の血の流れを思わせますね。

さて。

淀の長距離戦はHampton(1872)系。4代血統構成に持ち合わせている馬は、内から順に

  1. ペルーサ
  2. マイネルキッツ
  3. エイシンフラッシュ

ペルーサは「SS2世種牡馬の牡馬産駒は、母が非連産の仔でなければ、古馬GIを勝ちにくい」というビハインドを持っていますが、父初年度産駒、母方の南米血統が作用して、あるいはと思います。

マイネルキッツは言わずもがなで一昨年の勝ち馬にして、昨年の2着馬。

そして、エイシンフラッシュ。ここに来て調子が良くなっているようですので、今回はダービー馬の底力を1番に信じたいと思います。本当は3歳秋以降が楽しみと思っていた馬。母ムーンレディ(1997.3.28)は独セントレジャー(GII)の勝ち馬で母方のスタミナの裏付けは文句なし。

*

淀の長距離戦はRoberto(1969.3.16)系。4代血統構成に持ち合わせている馬は、内から順に

  1. ビートブラック
  2. ジェントゥー
  3. マカニビスティー
  4. コスモヘレノス
  5. トウカイトリック

ジェントゥーはカドラン賞(仏GI)、ロワイヤルオーク賞(仏GI)と仏国に残る3000m超級のGIレース勝ち馬です。時節が時節だけに、よくぞ来てくれたものと、まずは陣営に感謝。ジェントゥーの母系を見れば、4代母Bold Lady(1974)。1996年の天皇賞・春の勝ち馬サクラローレル(1991.5.8)の祖母でもありますね。4代血統構成からは重苦しさを感じませんので、好戦してもおかしくないと思わせます。また、JRAのサイトで競走成績を確認したのですが、昨年2010年から2400m以上のレースでは10戦連続で連対を果たしているようです。馬主孝行。

コスモヘレノス。現4歳世代が真に強力と思ったのは、実は彼が制したステイヤーズS(GII)でした。どんな距離でもまんべんなく活躍馬が出る世代は強い。右回りのGIに挑むグラスワンダー(1995.2.18)産駒、ステイヤーズSで見せたような前目の競馬で一発を期待します。

*

あとは。やはり、ナムラクレセントでしょうか。父ヤマニンセラフィム(1999.4.13)の初年度産駒9頭の内の1頭。母父サクラショウリ(1975.3.1)、祖母父ダンディルート(1972.5.10)のTourbillon(1928)系2本続き、そして曾祖母父フィダルゴ(1956)の0交配。16号族スワンズウッドグローヴ(1960)系から久しぶりのGI勝ち馬となれるか、楽しみです。

ほかにも上位人気馬やコスモメドウなど名前を挙げだしたらキリがないので、これくらいにしておきます(*^_^*)

 

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年4月29日 (金)

過去10年の天皇賞・春(GI)連対馬について(2011年版)。

過去10年の天皇賞・春(GI)連対馬について(2011年版)


馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
2
0
0
1
1 テイエムオペラオー
(1996.3.13)
[4-M]
7番仔
(不受胎後)
オペラハウス Blushing Groom Key to the Kingdom Drone
2 メイショウドトウ
(1996.3.25)
[4-P]
8番仔
(3連産目)
Big Stone ★Affirmed Nijinsky First Landing
2
0
0
2
1 マンハッタンカフェ
(1998.3.5)
[16-C]
5番仔
(流産後)
サンデーサイレンス Law Society Luciano Ticino
2 ジャングルポケット
(1998.5.7)
[11-G]
4番仔
(4連産目)
トニービン Nureyev Nodouble Daryl's Joy
2
0
0
3
1 ヒシミラクル
(1999.3.31)
[16-C ヘレンサーフ系]
3番仔
(3連産目)
サッカーボーイ シェイディハイツ ラナーク フィダルゴ
2 サンライズジェガー
(1998.5.19)
[12-F]
2番仔
(不受胎後)
リアルシャダイ トウショウボーイ ノーザンテースト エルセンタウロ
2
0
0
4
1 イングランディーレ
(1999.5.21)
[4-R クヰックランチ系]
7番仔
(5連産目)
★ホワイトマズル リアルシャダイ ノーザンテースト ガーサント
2 ゼンノロブロイ
(2000.3.27)
[2-B]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンス マイニング Clever Trick Pia Star
2
0
0
5
1 スズカマンボ
(2001.4.28)
[7]
3番仔
(3連産目)
サンデーサイレンス Kingmambo Nijinsky Key to the Mint
2 ビッグゴールド
(1998.3.21)
[23-B]
4番仔+
(4連産目+)
ブライアンズタイム Mr.Prospector Raise a Cup Tim Tam
2
0
0
6
1 ディープインパクト
(2002.3.25)
[2-F]
7番仔
(7連産目)
サンデーサイレンス Alzao Busted Queen's Hussar
2 リンカーン
(2000.3.18)
[1-L]
初仔 サンデーサイレンス トニービン Sadler's Wells ★イングリッシュプリンス
2
0
0
7
1 メイショウサムソン
(2003.3.7)
[3-L フロリースカップ系]
初仔
(流産後)
オペラハウス ダンシングブレーヴ サンプリンス フォルティノ
2 エリモエクスパイア
(2003.5.12)
[4-C]
初仔 スキャターザゴールド コマンダーインチーフ Blushing Groom Hatchet Man
2
0
0
8
1 アドマイヤジュピタ
(2003.3.1)
[13-A]
3番仔
(不受胎後)
フレンチデピュティ リアルシャダイ Assert Mount Hagen
2 メイショウサムソン
(2003.3.7)
[3-L フロリースカップ系]
初仔
(流産後)
オペラハウス ダンシングブレーヴ サンプリンス フォルティノ
2
0
0
9
1 マイネルキッツ
(2003.3.18)
[10-E]
初仔
(不受胎後)
チーフベアハート サッカーボーイ Crimson Satan Rattle Dancer
2 アルナスライン
(2004.2.18)
[9-C]
8番仔+
(2連産目)
アドマイヤベガ ★El Gran Senor Graustark Raise a Native
2
0
1
0
1 ジャガーメイル
(2004.5.8)
[1-W]
7連産目
(4番仔)
ジャングルポケット サンデーサイレンス ノーザンテースト ★First Landing
2 マイネルキッツ
(2003.3.18)
[10-E]
初仔
(不受胎後)
チーフベアハート サッカーボーイ Crimson Satan Rattle Dancer

昨年2010年1着のジャガーメイルが「母父サンデーサイレンス」の馬として初めての天皇賞・春制覇を遂げました。近5年を見ると、母が前年産駒無し後の仔が必ず連対を果たしていることも分かりますね。

平成に入ってから天皇賞・春の優勝馬が複数回出走した場合の着順について
NO. 馬名
(生年月日)
母の
何番仔?
最初の連対年
着順
2回目の連対年
着順
3回目の連対年
着順
1 イナリワン
(1984.5.7)
4番仔
(4連産目)
1989年
1着
1990年
2着
無し
2 メジロマックイーン
(1987.4.3)
5番仔
(5連産目)
1991年
1着
1992年
1着
1993年
2着
3 ライスシャワー
(1989.3.5)
4番仔
(4連産目)
1993年
1着
1995年
1着
無し
4 サクラローレル
(1991.5.8)
2番仔
(2連産目)
1996年
1着
1997年
2着
無し
5 メジロブライト
(1994.4.19)
6番仔
(3連産目)
1998年
1着
1999年
2着
無し
6 テイエムオペラオー
(1996.3.13)
7番仔
(不受胎後)
2000年
1着
2001年
1着
無し
7 ヒシミラクル
(1999.3.31)
3番仔
(3連産目)
2003年
1着
2005年
16着(T_T)
無し
8 メイショウサムソン
(2003.3.7)
初仔
(流産後)
2007年
1着
2008年
2着
無し
9 マイネルキッツ
(2003.3.18)
初仔
(不受胎後)
2009年
1着
2010年
2着
?

都合9頭が複数回の出走を行っているのですが、ヒシミラクルを除いた8頭は、2回目も連対を果たしています。また、連年出走となった場合は、7頭いずれも連対を果たしています。連年出走となったイナリワン、メジロマックイーン、サクラローレル、メジロブライト、テイエムオペラオー、メイショウサムソン、マイネルキッツ。いずれ違わぬ力量馬たちがことごとく示す事実は、「天皇賞・春は格がモノを言う」ということと共に、やはり「馬は自分が好きなコースは嬉々として走る」ということでしょうか。隔年で天皇賞・春2勝を挙げたライスシャワーは淀3000m以上で3戦3勝、つまりは淀の長距離GIで負けなしだったのです。まさに、淀の長距離の申し子でした。

そうして、メジロマックイーン以来の優勝馬の3年連続出走となるマイネルキッツ。思えば、JRAのCMでメジロマックイーンの雄姿が流れ、メジロ牧場解散の報が伝えられたこの時節。そして、自身2500m以上のレースで[2-2-0-1]とリズムよく走れる距離。今回は、前走の日経賞(GII)で敗れ、さらに併せ馬で後れを取ったトゥザグローリー(2007.2.16)が隣枠というのはちょっとイヤな感じなのですが、それでも昨年のように強気に前目のレースをしてくれるならば。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年4月28日 (木)

アグネスワールド(1995.4.28)とキングヘイロー(1995.4.28)。

最強世代の古馬になってからのスプリントGI勝ち馬の2頭は同じ誕生日。アグネスワールドとキングヘイロー。

アグネスワールド 牡 黒鹿毛 1995.4.28生 米国・カルメットファーム生産 馬主・渡辺孝男氏 栗東・森秀行厩舎

アグネスワールド(1995.4.28)の4代血統表
Danzig
鹿毛 1977.2.12
種付け時活性値:0.25
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic
黒鹿毛 1954.2.11
Nearco 1935.1.24
Lady Angela 1944
Natalma
鹿毛 1957.3.26
Native Dancer 1950.3.27
Almahmoud 1947
Pas de Nom
黒鹿毛 1968.1.27
★Admiral's Voyage
黒鹿毛 1959
Crafty Admiral 1948
Olympia Lou 1952
Petitioner
鹿毛 1952
Petition 1944
Steady Aim 1943
Mysteries
黒鹿毛 1986
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
種付け時活性値:0.75
Bold Reasoning
黒鹿毛 1968.4.29
Boldnesian 1963.4.14
Reason to Earn 1963
My Charmer
鹿毛 1969.3.25
Poker 1963.3.20
Fair Charmer 1959.2.3
Phydilla
鹿毛 1978
仔受胎時活性値:1.75
★Lyphard
鹿毛 1969
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer 1961
Goofed 1960.3.29
Godzilla
栗毛 1972
仔受胎時活性値:1.25
Gyr
栗毛 1967
種付け時活性値:1.00
Gently
芦毛 1962
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer2×4>

アグネスワールド(1995.4.28)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Gyr
(Godzilla)
5.25 or 3.25 半兄ヒシアケボノ
(No.6-B)
4番仔
(2連産目)

その名の通り、ワールドワイドな活躍を見せたアグネスワールド。北九州短距離S(OP)を勝った折の勝ち時計1分6秒5は、今を以て芝1200mの日本レコード。その快速で制した重賞はジュライC(英GI)、アベイユ・ド・ロンシャン賞(仏GI)、全日本3歳優駿(現全日本2歳優駿、当時GII、現JpnI)、CBC賞(当時GII、現GIII)、函館3歳S(現函館2歳S、GIII)と5つ。海外遠征時は、いつでも「お爺ちゃん」ドージマムテキ(1990.3.31)と一緒でした。

種牡馬としては、統一重賞ではアグネスジェダイ(2002.2.11)が現時点で通算6勝と気を吐きましたが、JRA重賞ではカズサライン(2002.3.13)がファルコンS(GIII)を制したくらいです。快足を伝えるべく期待されましたけれど、受胎率の低さがネックとなってしまったようで、2009年のシーズンを最後に種牡馬を引退してしまいました。ただ、それでもシャトル繋養先の豪州に残した産駒からは、コーフィールドギニー(豪GI)を制したWonderful World(2003.9.1)が父系の継承を果たすべく種牡馬入りしています。

#受胎率が気になったので調べてみたのですが、日本での総種付頭数312頭に対して、総生産頭数114頭。単純計算で36.5%。中央と地方を合わせた初年度産駒のAEIは2.06と好調で、通算の出走頭数91頭に対する勝馬頭数67頭で勝ち上がり率は73.6%とハイアベレージ。駒が増えれば、同じDanzig直仔のアジュディケーティング(1987.4.27)のようになれたかも知れません。残念。

*

キングヘイロー 牡 鹿毛 1995.4.28生 新冠・協和牧場生産 馬主・浅川吉男氏 栗東・坂口正大厩舎

キングヘイロー(1995.4.28)の4代血統表
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
種付け時活性値:0.75
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Goofed
栗毛 1960.3.29
Court Martial 1942
Barra 1950
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone
芦毛 1966
Sir Gaylord 1959.2.12
Cap and Bells 1958
Olmec
栗毛 1966
Pago Pago 1960
Chocolate Beau 1958
グッバイヘイロー
栗毛 1985.2.12
仔受胎時活性値:0.25
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
種付け時活性値:1.75
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947 ♀
Pound Foolish
鹿毛 1979
仔受胎時活性値:1.25
Sir Ivor
鹿毛 1965.5.5
種付け時活性値:1.25
Sir Gaylord 1959
Attica 1953
Squander
鹿毛 1974
仔受胎時活性値:1.00
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
種付け時活性値:0.50
Discipline
鹿毛 1962
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Turn-to5×4×5、Sir Gaylord4×4、Almahmoud(♀)5×4、Tom Fool5×5>

キングヘイロー(1995.4.28)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Halo
(Almahmoud)
3.25 母が米GI7勝の名牝
(No.8-H)
4番仔
(4連産目)

第30回高松宮記念(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 13 キングヘイロー 牡5 57 柴田善臣 1:08.6    34.9 490
[-4]
坂口正大 4
2 7 ディヴァインライト 牡5 57 福永祐一 1:08.6 クビ 34.9 460
[-4]
伊藤正徳 8
3 5 アグネスワールド 牡5 57 武豊 1:08.7 クビ 35.6 510
[+2]
森秀行 2
4 16 ブラックホーク 牡6 57 横山典弘 1:08.7 ハナ 35.2 534
[+10]
国枝栄 1
5 4 トキオパーフェクト 牡5 57 岡部幸雄 1:08.8 1/2 34.7 456
[-6]
古賀史生 9

「父ダンシングブレーヴ×母グッバイヘイロー」という世界的良血馬、キングヘイロー。父母のGI勝利数を合わせると「11」のキングヘイロー、通算11度目の挑戦でつかんだGI勝利が、スプリント戦になるとは思いも寄りませんでした。いえ、純然たるスプリンターとは誰も思っていないでしょう?皐月賞(GI)2着、菊花賞(GI)5着、有馬記念(GI)4着と2000m以上のGIでも好戦しています。特に菊花賞の走破時計3分3秒9は、スタミナも持ち合わせていなければ到底叩き出せるものではありません。キングヘイローの身体能力の高さは衆目の一致するところ。あとは気持ちの問題だけでした。

そんな天才肌の良血馬は繁殖に入ってから真価を発揮していますね。無敗でオークス(GI)、秋華賞(GI)、実質的にはエリザベス女王杯(GI)もぶっこ抜いたカワカミプリンセス(2003.6.5)、2009年の高松宮記念で父仔制覇を遂げその年の秋にはスプリンターズS(GI)も制したローレルゲレイロ(2004.5.3)と、2頭のGI勝ち馬の父となっています。ローレルゲレイロの宮記念は、父と同じ7枠13番からの発進でした。下地の色は違いますけれど、共に白玉霰の勝負服。ローレルゲレイロが宮記念で1着した折、「あー、父仔揃って○がいっぱいの勝負服やなぁ」と思ったものです(^^)

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年4月26日 (火)

セイウンスカイ(1995.4.26)。

セイウンスカイ 牡 芦毛 1995.4.26生 鵡川・西山牧場生産 馬主・西山正行氏 美浦・保田一隆厩舎

セイウンスカイ(1995.4.26)の4代血統表
シェリフズスター
芦毛 1985.4.27
種付け時活性値:0.25
ポッセ
栗毛 1977.5.15
Forli
栗毛 1963.8.10
Aristophanes 1948
Trevisa 1951
In Hot Pursuit
鹿毛 1971
★Bold Ruler 1954.4.6
Lady Be Good 1956
Castle Moon
芦毛 1975
Kalamoun
芦毛 1970
ゼダーン 1965
Khairunissa 1960
Fotheringay
鹿毛 1964
Right Royal 1958
La Fresnes 1953
シスターミル
栃栗毛 1990.4.8
仔受胎時活性値:1.00
ミルジョージ
鹿毛 1975.4.12
種付け時活性値:1.50
Mill Reef
鹿毛 1968.2.23
Never Bend 1960.3.15
Milan Mill 1962
Miss Charisma
鹿毛 1967
Ragusa 1960
マタティナ 1960
スイトアンジュレ
鹿毛 1985.4.18
仔受胎時活性値:1.00
★モガミ
青鹿毛 1976.5.18
種付け時活性値:0.00
Lyphard 1969.5.10
ノーラック 1968.4.25
アンジュレスイート
栗毛 1979.4.4
仔受胎時活性値:1.25
カーネルシンボリ
鹿毛 1971.2.22
種付け時活性値:1.75
スイートフランス
栗毛 1972.2.18
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Nasrullah5×5、Grey Sovereign5×5>

セイウンスカイ(1995.4.26)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
カーネルシンボリ
(Milesian)
4.75 近親スイートミトゥーナ
(No.23-B)
初仔

最強世代の牡馬クラシック2冠馬は、当代きってのチャンスブレッドでもありました。栗色がかった芦毛、逃げの姿も鮮やかにセイウンスカイ。

今回はコメントは少なめに、彼が制した5つの重賞を、制した順に振り返ってみます。

*

第58回皐月賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 セイウンスカイ 牡3 57 横山典弘 2:01.3    36.7 472
[0]
保田一隆 2
2 12 キングヘイロー 牡3 57 福永祐一 2:01.4 1/2 36.6 476
[-6]
坂口正大 3
3 18 スペシャルウィーク 牡3 57 武豊 2:01.6 1 36.1 476
[+10]
白井寿昭 1
4 1 エモシオン 牡3 57 松永幹夫 2:02.1 3 37.3 450
[-2]
小林稔 4
5 4 ディヴァインライト 牡3 57 岡部幸雄 2:02.2 3/4 37.1 458
[+4]
伊藤正徳 5

横山典弘騎手がテン乗りで挑んだクラシック第1弾。内枠を利して先行2番手からの押し切り勝ち。横山騎手のゴール後のガッツポーズも印象に残っています。

*

第33回京都大賞典(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 セイウンスカイ 牡3 57 横山典弘 2:25.6    34.8 476
[+6]
保田一隆 4
2 3 メジロブライト 牡4 59 河内洋 2:25.7 クビ 34.5 456
[-14]
浅見秀一 1
3 7 シルクジャスティス 牡4 59 藤田伸二 2:26.0 2 34.7 464
[+4]
大久保正陽 3
4 6 ステイゴールド 牡4 57 熊沢重文 2:26.2 1 1/2 35.1 434
[+8]
池江泰郎 2
5 4 ローゼンカバリー 牡5 58 吉田豊 2:27.0 5 35.8 484
[+6]
鈴木康弘 5

私、現地でこの京都大賞典を見ていたのです。初めての古馬相手の一戦、別定重量のGII戦を逃げ切り勝ちは、サスガに皐月賞馬。今にして思えば、次の大一番の予行演習がなされていたのでしょう。

*

第59回菊花賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 セイウンスカイ 牡3 57 横山典弘 3:03.2    35.1 470
[-6]
保田一隆 2
2 17 スペシャルウィーク 牡3 57 武豊 3:03.8 3 1/2 34.1 476
[-2]
白井寿昭 1
3 15 エモシオン 牡3 57 松永幹夫 3:03.9 クビ 34.7 456
[-4]
小林稔 5
4 11 メジロランバート 牡3 57 吉田豊 3:03.9 アタマ 34.4 442
[0]
谷原義明 8
5 9 キングヘイロー 牡3 57 福永祐一 3:03.9 ハナ 34.7 482
[+2]
坂口正大 3

自身が逃げて刻んだ淀芝3000mの勝ち時計3分3秒2は、菊花賞レコードどころか当時の世界レコード。ただただ、素晴らしい勝ちっぷり。青雲の志が果たされた瞬間でした。

*

第47回日経賞(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 7 セイウンスカイ 牡4 58 横山典弘 2:35.3    35.6 476
[-4]
保田一隆 1
2 3 セイウンエリア 牡4 56 岡部幸雄 2:36.2 5 36.3 528
[+2]
前田禎 6
3 1 ステイゴールド 牡5 57 熊沢重文 2:36.3 クビ 35.9 422
[-12]
池江泰郎 2
4 11 メジロランバート 牡4 56 吉田豊 2:36.7 2 1/2 36.3 452
[0]
谷原義明 3
5 2 シグナスヒーロー 牡7 57 加藤和宏 2:36.8 クビ 36.4 510
[0]
田中清隆 8

シェリフズスター産駒、奇跡的なGIIワンツーフィニッシュ。それにしても横綱競馬での5馬身差圧勝。3角から4角の手応えの良さにシビれます。

*

第35回札幌記念(GII)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 セイウンスカイ 牡4 59 横山典弘 2:00.1    35.9 482
[+8]
保田一隆 1
2 8 ファレノプシス 牝4 55 武豊 2:00.2 1/2 35.4 440
[+6]
浜田光正 2
3 2 ツクバシンフォニー 牡6 56 四位洋文 2:00.9 4 36.4 492
[-2]
伊藤正徳 8
4 6 ダイワテキサス 牡6 57 蛯名正義 2:01.0 クビ 36.6 470
[-2]
増沢末夫 3
5 4 ダイワカーリアン 牡6 56 岡部幸雄 2:01.0 アタマ 36.9 506
[-8]
二ノ宮敬宇 9

前年の2冠牡馬、2冠牝馬のワンツーフィニッシュ。セイウンスカイが道中後方に構える姿を見て、「おやっ!?」と思われた方も多かったでしょう。けれど、どんなレース運びでも、強いものは強い。GI2勝馬の矜持を見た思いでした。

*

最強世代の牡馬クラシック2冠馬、どうぞ静かな余生を。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年4月24日 (日)

第71回皐月賞(GI)の勝ち馬。

オルフェーヴル 牡 栗毛 2008.5.14生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・池江泰寿厩舎

オルフェーヴル(2008.5.14)の4代血統表
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
ディクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサッシュ 1966
オリエンタルアート
栗毛 1997.5.12
仔受胎時活性値:0.50
メジロマックイーン
芦毛 1987.4.3
種付け時活性値:0.25
★メジロティターン
芦毛 1978.3.22
メジロアサマ 1966.2.23
シェリル 1971.5.15
メジロオーロラ
栗毛 1978.3.8
リマンド 1965.2.16
メジロアイリス 1964.4.8
エレクトロアート
栗毛 1986.3.29
仔受胎時活性値:0.50
ノーザンテースト
栗毛 1971
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer 1961
Lady Victoria 1962
グランマスティーヴンス
栗毛 1977.2.9
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Lt.Stevens
鹿毛 1961
種付け時活性値:1.75
Dhow
芦毛 1968.3.21
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:ノーザンテースト4×3>

オルフェーヴル(2008.5.14)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Lt.Stevens
(エレクトロアート)
5.00 or 3.00 全兄ドリームジャーニー
(No.8-C)
5番仔
(5連産目)

以下にオルフェーヴルのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

グランマスティーヴンス 1977.2.9 米1勝
|エレクトロアート 1986.3.29 中央4勝
||シュペルノーヴァ 1995.3.11 中央4勝
||オリエンタルアート 1997.5.12 中央3勝
|||ドリームジャーニー 2004.2.24 現役 有馬記念(GI) 宝塚記念(GI) 朝日杯FS(現GI)含む重賞7勝
|||オルフェーヴル 2008.5.14 (本馬) 皐月賞(GI) スプリングS(GII)

第71回皐月賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12 オルフェーヴル 牡3 57 池添謙一 2:00.6    34.2 440
[-4]
池江泰寿 4
2 4 サダムパテック 牡3 57 岩田康誠 2:01.1 3 34.9 500
[-8]
西園正都 1
3 2 ダノンバラード 牡3 57 武豊 2:01.3 1 1/4 35.3 464
[+4]
池江泰寿 8
4 15 デボネア 牡3 57 佐藤哲三 2:01.4 3/4 34.4 530
[-4]
中竹和也 14
5 5 ナカヤマナイト 牡3 57 柴田善臣 2:01.5 1/2 35.3 458
[-8]
二ノ宮敬宇 2

繰り出した脚の鋭さが他馬とは1枚も2枚も違いました、オルフェーヴル。この大一番で内の狭い位置から抜け出す新味を見せて、なおかつ3馬身抜け出すという強さ。オルフェーヴルは言わずもがなで全兄ドリームジャーニーで、全弟もGI制覇。そして、全兄が果たせなかったクラシック制覇と相成りました。これは「お見事」というほかありません。

オルフェーヴル、皐月賞が府中芝2000mで行われたことにより、より一層、日本ダービー(GI)に向けての展望が開けたのではないでしょうか。戦前の左回り不安説を一蹴して圧勝ですから、これは別路線からよっぽどの馬が現れないと、なかなかに打倒することは難しそうです。結局のところ、言うならば、「1番のダービートライアル」は皐月賞なのですから。

過去を辿ると、ヘキラク(1953.4.21)、メイズイ(1960.3.13)、シンザン(1961.4.2)、キタノカチドキ(1971.3.27)、トウショウボーイ(1973.4.15)、ヤエノムテキ(1985.4.11)と、府中芝2000mで行われた皐月賞の勝ち馬は、現在の格付けでいうGI級レースを複数制している強豪ばかりです。やはり、それだけ力量が問われるコースなのでしょう。ちなみに、今名前を挙げた先達6頭の日本ダービーにおける成績をまとめて記すと、[2-1-2-1]です。メイズイ、シンザンはそのまま2冠達成、トウショウボーイはクライムカイザー(1973.5.22)の2着、ヘキラクはハクチカラ(1953.4.20)の3着、キタノカチドキはコーネルランサー(1971.4.16)の3着、そしてヤエノムテキはサクラチヨノオー(1985.2.19)の4着でした。少なくとも日本ダービーで掲示板は外さない。ましてや、オルフェーヴルの勝ちっぷりを見ると、ね。

その名に「金細工師」を戴く栗毛の流星、オルフェーヴル。さらなる金を掴むことが出来るのか。果たして、5週間後、2011年5月29日の日曜日に行われる日本ダービーの結末や、如何に。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

おまけ。久しぶりに叫んでみました。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

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第71回皐月賞(GI)の出走予定馬について。

第71回皐月賞(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ステラロッサ
(2008.4.17)
[11-D]
5番仔+
(3連産目)
ハーツクライ
(1.50)
Storm Cat
(0.75)
Sharpman
(1.00)
Sheshoon
(1.25)
2 ダノンバラード
(2008.2.19)
[12-C]
4番仔
(2連産目)
ディープインパクト
(1.25)
Unbridled
(0.25)
◆Halo
(0.50)
Herbager
(1.75)
3 ノーザンリバー
(2008.4.12)
[B3]
8番仔
(8連産目)
アグネスタキオン
(0.25)
★Machiavellian
(0.00)
Nureyev
(1.25)
Owen Anthony
(1.00)
4 サダムパテック
(2008.3.30)
[9-H]
3番仔
(3連産目)
フジキセキ
(1.75)
エリシオ
(1.25)
Mr. Prospector
(0.25)
Hoist the Flag
(0.50)
5 ナカヤマナイト
(2008.3.24)
[6-A]
8番仔
(8連産目)
ステイゴールド
(1.25)
カコイーシーズ
(0.25)
マルゼンスキー
(0.25)
スティンティノ
(0.00)
6 ダノンミル
(2008.3.24)
[22-D]
3番仔
(2連産目)
ジャングルポケット
(0.25)
サンデーサイレンス
(0.75)
Le Fabuleux
(1.25)
In Reality
(0.50)
7 ロッカヴェラーノ
(2008.2.22)
[2-I]
3番仔+
(3連産目+)
マンハッタンカフェ
(0.25)
★Sri Pekan
(0.00)
Fabulous Dancer
(0.25)
Rarity
(1.25)
8 ビッグロマンス
(2008.3.27)
[5-H 種正系]
4番仔
(不受胎後)
グラスワンダー
(1.00)
ダンシングブレーヴ
(1.75)
ダンサーズイメージ
(1.25)
★テスコボーイ
(0.00)
9 カフナ
(2008.2.28)
[3-O]
5番仔
(5連産目)
キングカメハメハ
(1.50)
サンデーサイレンス
(0.75)
★Baldski
(0.00)
Argument
(1.50)
10 エイシンオスマン
(2008.4.29)
[9-G]
4番仔+
(4連産目)
★ロックオブジブラルタル
(0.00)
Luhuk
(1.375)
サザンヘイロー
(1.375)
★Logical
(0.00)
11 ベルシャザール
(2008.4.25)
[1-E]
5番仔
(5連産目)
キングカメハメハ
(1.50)
サンデーサイレンス
(0.25)
セクレト
(1.50)
Faraway Son
(1.50)
12 オルフェーヴル
(2008.5.14)
[8-C]
5番仔
(5連産目)
ステイゴールド
(1.25)
メジロマックイーン
(0.25)
◆ノーザンテースト
(1.50)
Lt. Stevens
(1.75)
13 リベルタス
(2008.2.9)
[4-P]
7番仔
(空胎&
不受胎後)
ディープインパクト
(1.25)
Garde Royale
(0.75)
Carvin
(0.75)
Tyrant
(0.25)
14 フェイトフルウォー
(2008.1.11)
[2-N]
2番仔
(2連産目)
ステイゴールド
(1.25)
メジロマックイーン
(1.00)
★Nijinsky
(0.00)
Riva Ridge
(1.00)
15 デボネア
(2008.2.24)
[4-K]
3番仔+
(3連産目+)
アグネスタキオン
(0.25)
シングスピール
(0.00)
シャーディー
(1.00)
Relkino
(0.50)
16 トーセンラー
(2008.4.21)
[17-B]
2番仔+
(2連産目+)
ディープインパクト
(1.25)
Lycius
(1.50)
Sadler's Wells
(0.00)
Vaguely Noble
(0.75)
17 プレイ
(2008.1.29)
[7-F]
7番仔
(7連産目)
★ロックオブジブラルタル
(0.00)
サンデーサイレンス
(0.75)
Kris
(0.50)
ノノアルコ
(0.25)
18 オールアズワン
(2008.3.6)
[13-A]
2番仔
(流産後)
ネオユニヴァース
(1.75)
ナリタブライアン
(1.75)
アジュディケーティング
(1.25)
Bismark
(0.375)

開幕週の府中開催となる第71回皐月賞。やはり「内枠有利」で「前残り」となりそうな感じ。23年ぶりの府中開催で枠連2-3とか、馬番2-3とか、単純な結果になってもおかしくないですね(^^;)

次世代のボス争いという観点からは、Halo(1969.2.7)の血を持たないのはビッグロマンスただ1頭。雨の状態によっては期待したいのですが……。また、Haloを直父系に持たないのは、内枠からダノンミル、カフナ、エイシンオスマン、ベルシャザール、プレイの5頭。フジキセキ(1992.4.15)の無念を晴らすのは、直仔ではなく、実は甥なのかも知れません。単純に芝2000mの持ち時計1分59秒1はメンバー最速なダノンミル。

では、簡単ではありますが、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年4月20日 (水)

猫パンチ。

森見登美彦さんの作品では「おともだちパンチ」な訳ですが。

いや、たまたまnetkeiba.comで今週のレースの出走予定馬を見ていたら、メトロポリタンS(OP)に登録しているネコパンチ(2006.3.28)がアサクサキニナル(1999.4.10)、いえ気になる感じになりましてね。

で、彼の血統を調べた時に浦河の大道牧場さんの生産馬であることを知りました。

「おお、懐かしやネーハイシーザーの生産牧場さん」

そう思いながら、netkeiba.comによる、大道牧場産の獲得賞金上位5頭を確認したところ、

大道牧場産の獲得賞金上位5頭(2011年4月20日現在)

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ネーハイシーザー
(1990.4.27)
[6-A エスサーディー系]
6番仔
(5連産目)
★サクラトウコウ ★テスコボーイ パーソロン ハタカゼ
2 シンホリスキー
(1988.4.3)
[13-A ミスハンター系]
5番仔
(2連産目)
★ホリスキー ボンモー ムーティエ ヒンドスタン
3 ミスターユニコン
(1997.5.1)
[1-D]
4番仔+
(不受胎後)
★スターオブコジーン Sassafras Amerigo Roman
4 ロングオベリスク
(1999.4.3)
[3-D]
7番仔+
(2連産目)
エルハーブ Naskra Hail to Reason Tom Fool
5 ロングホウウン
(1994.6.8)
[3-D]
4番仔+
(2連産目)
★ナイスダンサー Naskra Hail to Reason Tom Fool

……中島理論チックな生産馬が揃っていますね。その中でもネーハイシーザーは父、母父共に0交配、そして異系であるパーソロンを最優性先祖に持って来るという徹底ぶり。父ホリスキー(1979.4.13)が満8歳時の0遺伝の仔であるシンホリスキー、満3歳春はきさらぎ賞(GIII)、スプリングS(GII)を制してクラシック候補でしたが、満6歳春に中京障害S・春を制して平地とジャンプの重賞勝ち馬となりました。あとは、ロングホウウン、父ナイスダンサー(1969.3.6)満24歳時の0交配って、なかなか無いですよ(^^;)。なお、母父以降の組み合わせからも分かるように、ロングホウウンとロングオベリスクは母アスクザリーズン(1985.4.14)の半兄弟です。

で、ネコパンチなのですが、

大道牧場産の獲得賞金7位(2011年4月20日現在)のネコパンチ

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
7 ネコパンチ
(2006.3.28)
[2-F ラダンスーズ系]
3番仔
(2連産目)
ニューイングランド ダンシングブレーヴ ★テリオス テスコボーイ

……やっぱり中島理論チックな配合でした。まま、たまたまでも、ね(笑)

現役では大道牧場産馬の稼ぎ頭であるネコパンチ、これからも頑張って、バンバン稼いでください♪

*

という訳で、「府中芝2000mのGI」つながりもあり、ネーハイシーザーについて、ちょこっとだけ。

目にも見よ1800mから2000mでの強さ。ネーハイシーザー、天皇賞・秋(GI)、大阪杯(GII)、毎日王冠(GII)、京阪杯(GIII)、中日スポーツ賞4歳S(現ファルコンS、GIII)と重賞5勝で内3回がレコード勝ち。改めて調べてみると、彼が最も強いと思わせた芝1800mのレースは、中日スポーツ賞4歳Sと毎日王冠しか出走していません。つまり芝1800mの出走機会2回で、2回とも日本レコードで勝利を収めたのでした。中日スポーツ賞4歳S。彗星のように表舞台に立った淀芝1800mの代替開催、満3歳春に1分45秒2の快時計勝ち。毎日王冠。秋の府中の開幕週、サクラバクシンオー(1989.4.14)の逃げを、シンザン(1961.4.2)の孫が競り掛けたところを3番手で進み、直線しっかりと抜け出して快勝。ネーハイシーザー、充実の満4歳秋に叩き出した府中芝1800m1分44秒6は、結局、馬場改修前には更新されませんでした。

生まれ故郷の大道牧場で過ごしていた折りのネーハイシーザー。撮影者であるお登紀さん(加藤登紀子さん)のとぼけた質問も楽しめる動画です。

黒鹿毛の首差しも逞しいネーハイシーザー、目を閉じれば、先行して鮮やかに抜け出すレースぶりが蘇ります。現在は三石の中橋清牧場で余生を過ごしているとのこと。いつまでも息災に過ごして欲しいものです。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年4月19日 (火)

府中芝2000mは俺の庭-ヤエノムテキ(1985.4.11)-。

不意の施行となった、23年ぶりの府中芝2000mの皐月賞(GI)。その23年前の勝ち馬を紹介しておきましょう。競馬ブームの只中に居た、栗毛の四白流星の暴れん坊、ヤエノムテキ。

ヤエノムテキ 牡 栗毛 1985.4.11生 浦河・宮村牧場生産 馬主・(有)富士 栗東・荻野光男厩舎

ヤエノムテキ(1985.4.11)の4代血統表
ヤマニンスキー
栗毛 1975.4.28
種付け時活性値:0.25
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Flaming Page
鹿毛 1959.4.24
Bull Page 1947
Flaring Top 1947
アンメンショナブル
鹿毛 1970.3.25
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
Tom Fool 1949.3.31
Busanda 1947
Petticoat
栗毛 1961
Palestinian 1946
Sabana 1955
ツルミスター
鹿毛 1980.2.13
仔受胎時活性値:1.00
イエローゴッド
栗毛 1967
種付け時活性値:1.00
Red God
栗毛 1954
Nasrullah 1940.3.2
Spring Run 1948
Sally Deans
栗毛 1947
Fun Fair 1940
Cora Deans 1932
フジコウ
黒鹿毛 1964.4.10
仔受胎時活性値:1.75
ソロナウェー
鹿毛 1946
種付け時活性値:0.25
Solferino 1940
Anyway 1935
ハマミドリ
鹿毛 1955.4.20
仔受胎時活性値:2.00
★トサミドリ
鹿毛 1946.5.20
種付け時活性値:0.00
フジサカエ
栗毛 1949.5.8
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Menow5×5×5、Nearco5×5>

ヤエノムテキ(1985.4.11)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
イエローゴッド
(Sally Deans)
6.00
(No.1-O キーンドラー系)
初仔

血統だけを見ると「隔世」を感じざるを得ませんね(^^;)。でも、血統は別として、ヤエノムテキが現役のままの姿で今を走ることが出来るならば、十二分にGI勝ち馬となれるでしょう。その中距離の強さは相当。皐月賞、天皇賞・秋(GI)、京都新聞杯(GII)、鳴尾記念(当時GII、現GIII)、大阪杯(GII)と重賞5勝。ほかにも重賞2着4回、3着4回と堅実に走り、満3歳秋の京都新聞杯以降は、GII以上のレースしか出走していません。やはり超一戦級だったのです。

ヤエノムテキの生涯成績は[8-4-3-8]。これを距離で区切ると一目瞭然となり、2000m以下ならば[6-2-2-2]、2000mを超えると[2-2-1-6]。2000m以下の着外2回はデビュー3戦目の毎日杯(GIII)4着、満4歳秋の天皇賞・秋4着。つまり、2000m以下のレースでは4着を外したことは無かったのです。

そんなヤエノムテキの競走馬生のハイライトは、やはり、GI勝利を収めた満3歳春の皐月賞と満5歳の天皇賞・秋。共に府中芝2000m。ヤエノムテキが最も輝いた舞台でした。

*

第48回皐月賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
4F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 ヤエノムテキ 牡3 57 西浦勝一 2:01.3    48.1 496
[-6]
荻野光男 9
2 16 ディクターランド 牡3 57 菅谷正巳 2:01.4 3/4 47.7 434
[0]
菅谷禎高 14
3 2 サクラチヨノオー 牡3 57 小島太 2:01.5 1/2 48.4 466
[-4]
境勝太郎 2
4 14 カシママイテー 牡3 57 的場均 2:01.9 2 1/2 48.4 470
[-6]
飯塚好次 12
5 6 トウショウマリオ 牡3 57 柴田政人 2:01.9 アタマ 48.6 450
[-10]
奥平真治 3

1枠1番の好発から道中は先行4番手。3角から4角、周りが動き出しても慌てずに内ラチ沿いを7番手辺りでいったん控え、直線。残り400mを切ったところで、内から2頭目の栗毛の四白流星。白い帽子に「白、赤一本輪、黄袖青一本輪」の勝負服、「世界のニシウラ」こと西浦勝一騎手が自信を持って追い出すと、さながら重戦車のように突進して、ラスト1ハロンでは先頭に立っていました。そうして、同じ白い帽子の2歳王者・サクラチヨノオー(1985.2.19)の追撃を抑え、大外から突っ込んで来たディクターランド(1985.4.3)の強襲を振り切り、ヤエノムテキ、見事4戦目でのGI戴冠。ほんの1ヶ月半前、1988年2月27日にデビューしたばかりの「遅れてきた大物」が、デビュー50日後の1988年4月17日の皐月賞で、一気に大輪を咲かせたのでした。

*

第102回天皇賞・秋(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 7 ヤエノムテキ 牡5 58 岡部幸雄 1:58.2 レコード 35.7 496
[-2]
荻野光男 3
2 8 メジロアルダン 牡5 58 横山典弘 1:58.2 アタマ 35.4 504
[+4]
奥平真治 5
3 6 バンブーメモリー 牡5 58 武豊 1:58.4 1 1/4 35.4 500
[-2]
武邦彦 4
4 10 オサイチジョージ 牡4 58 丸山勝秀 1:58.5 1/2 36.0 480
[+6]
土門一美 2
5 3 ランニングフリー 牡7 58 菅原泰夫 1:58.7 1 1/2 35.7 456
[0]
本郷一彦 14

1990年の天皇賞・秋は最も繰り返し見ている天皇賞・秋かも知れません。直線で最内を抜け出して来る時のヤエノムテキと岡部幸雄騎手の姿が、とにかく、鮮やか過ぎます。残り400mを切った辺りで先頭に立つと、最後の最後まで我慢しきりました。ゴール後、岡部騎手がヤエノムテキの右首筋をポーンとひと叩きされていますが、会心の勝利だったのでしょう。この天皇賞・秋の折、岡部騎手はヤエノムテキ、メジロアルダン(1985.3.28)どちらにも騎乗することが出来たそうですが、岡部騎手はヤエノムテキを選ばれたそうな。そんな名手の選択に応えて、サクラユタカオー(1982.4.29)の持っていた1分58秒3を4年ぶりに更新するコースレコードで、ヤエノムテキは2年半ぶりのGI勝利を収めたのでした。

*

この4月11日で満26歳となった現在も、元気に過ごしているというヤエノムテキ。北海道は日高の空の下から、後輩たちの府中芝2000mの走りを見守ってあげて欲しいものです。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年4月14日 (木)

アインブライド(1995.4.14)。

アインブライド 牝 鹿毛 1995.4.14生 新冠・北星村田牧場生産 馬主・荒木美代治氏 栗東・宮徹厩舎

アインブライド(1995.4.14)の4代血統表
コマンダーインチーフ
鹿毛 1990.5.18
種付け時活性値:1.00
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone 1966
Olmec 1966
Slightly Dangerous
鹿毛 1979
Roberto
鹿毛 1969.3.16
▲Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Where You Lead
栗毛 1970
★Raise a Native 1961.4.18
Noblesse 1960
セブンレットウ
鹿毛 1984.5.9
仔受胎時活性値:0.50
パーソロン
鹿毛 1960
種付け時活性値:1.75
Milesian
鹿毛 1953
My Babu 1945
Oatflake 1942
Paleo
鹿毛 1953
Pharis 1936
Calonice 1940
ホクセーミドリ
黒鹿毛 1976.3.24
仔受胎時活性値:1.75
ヴェンチア
黒鹿毛 1957
種付け時活性値:0.50
Relic 1945
Rose o'Lynn 1944
フエアリーテイル
鹿毛 1961.5.21
仔受胎時活性値:1.50
Sicambre
黒鹿毛 1948
種付け時活性値:1.00
Fee Royale
1947
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:なし>

アインブライド(1995.4.14)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
パーソロン
(My Babu)
5.00 祖母が重賞勝ち馬
(No.4-J)
6番仔
(不受胎後)

第49回阪神3歳牝馬S(現阪神JF、GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 アインブライド 牝2 53 古川吉洋 1:35.8    36.5 436
[-4]
宮徹 7
2 11 キュンティア 牝2 53 高橋亮 1:36.0 1 1/4 36.7 450
[+4]
橋口弘次郎 6
3 15 ダンツシリウス 牝2 53 O.ペリエ 1:36.0 アタマ 36.7 428
[0]
山内研二 8
4 9 サラトガビューティ 牝2 53 藤田伸二 1:36.1 1/2 36.9 498
[-12]
山内研二 2
5 10 シンコウノビー 牝2 53 後藤浩輝 1:36.2 クビ 36.8 438
[+4]
藤原辰雄 1

この第49回阪神3歳牝馬Sは、当時弱冠20歳だった古川吉洋騎手の、実にクレバーな騎乗ぶりが印象に残ります。1枠2番からの発進。メンバー中最も良いスタートを見せた後、中段位置にいったん下げて、道中はじっと我慢。3コーナーから4コーナー、先行した馬たちが追い出しに掛かったところでも、内で我慢。そして直線。ラチ沿いから抜け出して来た後は、さながら、アインブライドと古川吉洋の2人だけの世界。額に大きな作が流れる436kgの小柄な鹿毛馬が、白い帽子に「紫、赤うろこ、紫袖」の勝負服をまとった若手騎手の左ムチに応えて、飛ぶようにして伸びました。 2着は対照的に外から差し込んで来たキュンティア(1995.3.22)と高橋亮騎手。競馬学校花の12期生、デビュー2年目でのGIワンツーフィニッシュ。ゴール後の古川騎手と高橋騎手のハイタッチも懐かしいものです。

*

古川騎手は、実は若い時分から、先輩騎手にその技量の高さを認められていたのです。佐藤哲三騎手曰く

「古川も馬に乗る技術だけなら、もうボクも負けているかもしれない。新人がインコースでチョロチョロとしていると邪魔くさくて仕方ないものだけど、古川は違う。人に迷惑をかけずに馬群を鋭く捌くワザを持っているのは大したものだよ」

-月刊「優駿」、1998年3月号、P12より引用-

デビューして丸2年の後輩に対する、先輩から評価として、古川騎手、これほど嬉しいものは無かったのではないでしょうか。そして阪神3歳牝馬Sは、先輩によるお褒めの言葉の通り、インコースから馬群を鋭く捌いての、GI初勝利でした。

そんな古川騎手でしたが、20歳代は、JRAの勝ち鞍において、年間1桁勝利が6回あり、決して目立った活躍をしていた訳ではなかったのです。ところが、30歳を迎えた2007年以降は18勝、20勝、27勝ときて、昨年2010年には自己最多となる38勝を挙げられました。その騎乗技術の確かさが、認められつつあるのかと思います。

*

アインブライドはすでにこの世から去っており、残念ながら、彼女の仔と共に駆ける古川騎手の姿は見られません。けれど、古川騎手の、阪神3歳牝馬S以来のGI勝利は、ぜひ見てみたいもの。もういっぺん目の当たりにできること、本当に楽しみにしてますよ、フルキチ。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年4月13日 (水)

養命酒のCMにて。

この間の第71回桜花賞(GI)の日。

和歌山の祖母宅でたまたま目にしたのですが、現在の薬用養命酒テレビCMにて、女性は女性同士、男性は男性同士が横並びになって、各々の男女の頭上に数字が並んでいる画が映し出されました。

「あれ、これって、『太陽のサイクル』か何か?」と思って見ていたら、

「東洋医学では、女性は7の倍数の歳に、男性は8の倍数の歳に、身体に変化が訪れると言われています」

というナレーションが流れました。出典は黄帝内経とのこと。

そう。先人たちは生命の持つ長期的なサイクルを見出していたのだと思います。

我々は、先人からの戒めとして、ひとつの考え方として受け止めれば良い。

そして、それを活かすも良し、やり過ごすも良し。

そう思います。

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2011年4月12日 (火)

第71回桜花賞(GI)の勝ち馬。

マルセリーナ 牝 鹿毛 2008.2.17生 千歳・社台ファーム生産 馬主・(有)社台RH 栗東・松田博資厩舎

マルセリーナ(2008.2.17)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
マルバイユ
鹿毛 2000.2.10
仔受胎時活性値:1.75
Marju
黒鹿毛 1988.3.12
種付け時活性値:0.75
ラストタイクーン
鹿毛 1983.5.9
トライマイベスト 1975.4.28
Mill Princess 1977.5.21
Flame of Tara
鹿毛 1980.4.20
アーテイアス 1974.2.26
Welsh Flame 1973
Hambye
鹿毛 1994.3.10
仔受胎時活性値:1.25
Distant Relative
鹿毛 1986.3.10
種付け時活性値:1.75
Habitat 1966.5.4
Royal Sister 1977.4.15
Paglietta Gener
鹿毛 1986.4.6
仔受胎時活性値:1.75
★Final Straw
栗毛 1977.3.4
種付け時活性値:0.00
Miss Puddleduck
鹿毛 1981.4.16
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

マルセリーナ(2008.2.17)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Distant Relative
(Hambye)
5.75 母が仏GI勝ち馬
(No.9-F)
3番仔
(3連産目)

以下にマルセリーナのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Paglietta Gener 1986.4.6 伊3勝
|Jalcamin 1992.2.16 伊5勝 クリテリウムディローマ(GIII)3着
|Hambye 1994.3.10 伊5勝
||マルバイユ 2000.2.10 伊仏英11勝 アスタルテ賞(現ロートシルト賞、仏GI)ほか伊重賞2勝
|||マルセリーナ 2008.2.17 (本馬) 桜花賞(GI) エルフィンS(OP)

母マルバイユはアスタルテ賞がGIに昇格した初年である2004年の勝ち馬です。他にもエミリオトゥラティ賞(伊GII)、セルジオクマニ賞(伊GIII)と重賞を都合3勝。勝った3重賞の距離はいずれも1600m。マイルのスペシャリストの仔が、1600mのJapanese 1000 Guineasの勝ち馬になった訳です。道理。

*

第71回桜花賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 8 マルセリーナ 牝3 55 安藤勝己 1:33.9    34.3 452
[+4]
松田博資 2
2 16 ホエールキャプチャ 牝3 55 池添謙一 1:34.0 3/4 34.3 454
[-6]
田中清隆 1
3 17 トレンドハンター 牝3 55 岩田康誠 1:34.1 3/4 34.2 474
[+2]
松田博資 4
4 14 メデタシ 牝3 55 浜中俊 1:34.3 1 1/4 34.8 420
[-2]
音無秀孝 11
5 1 フォーエバーマーク 牝3 55 吉田豊 1:34.5 1 1/4 36.0 488
[-4]
矢野英一 12

父ディープインパクトに種牡馬としての初のGIタイトルをプレゼントした孝行娘マルセリーナ。その走る姿が、やはりディープインパクトを感じさせます。手足の軽いフットワークで、見事に差し脚合戦を制しました。

松田博資厩舎は大エースがいなくとも1着3着。松田師は牝馬づくりが本当にお上手。ブゼンダイオー(1974.5.25)の娘コスモドリーム(1985.6.13)に始まり、ベガ(1990.3.8)、ブゼンキャンドル(1996.4.24)、ブエナビスタ(2006.3.14)、レーヴディソール(2008.4.8)、そしてマルセリーナと6頭のGI勝ち馬を送り込まれています。その手腕の確かさ。

そして鞍上の安藤勝己騎手。キストゥヘヴン(2003.4.25)、ダイワスカーレット(2004.5.13)、ブエナビスタに続いて、マルセリーナで桜花賞4勝目。名手は騎乗数を抑えられていますけれど、いざという時に勝負強さを見せ続けられています。サスガと言う他ありません。

マルセリーナ。後から気付けばベガと同じ「4枠8番」、「9号族F分枝系」、そして「父初年度産駒」。母系からは距離が延びた時に懸念を感じないでもないです。けれど、鞍上の「距離が延びてもOK」宣言もあり、3歳春の牝馬同士の争いならば乗り切ってしまいそうです。

同厩舎のレーヴディソールから託されたのは、まさに飛翔の夢。飛ぶ走りを見せた父が駆けた府中芝2400m、愛娘が同じように飛べるのか。マルセリーナ、2冠を狙うオークス(GI)でも楽しみにしたいと思います。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年4月 9日 (土)

第71回桜花賞(GI)の出走予定馬について。

第71回桜花賞(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 フォーエバーマーク
(2008.1.27)
[9-C]
2番仔
(不受胎後)
ファルブラヴ ダンスインザダーク Affirmed Minnesota Mac
2 デルマドゥルガー
(2008.5.23)
[14-B]
4番仔
(4連産目)
リンカーン ジェイドロバリー リアルシャダイ Danzig
3 カフェヒミコ
(2008.4.10)
[25]
初仔? Bandini Tiznow ★Easy Goer Storm Bird
4 ダンスファンタジア
(2008.4.2)
[7]
初仔 ファルブラヴ サンデーサイレンス Nijinsky Key to the Mint
5 マルモセーラ
(2008.3.12)
[12 ロイヤルアグリーメント系]
5番仔
(5連産目)
クロフネ タマモクロス サンデーサイレンス ★ノーザンテースト
6 ハブルバブル
(2008.3.28)
[1-B]
3番仔+
(3連産目+)
ディープインパクト Loup Sauvage Akarad Miswaki
7 エーシンハーバー
(2008.2.9)
[16-G]
2番仔?
(2連産目+)
Cozzene ボストンハーバー Eastern Echo ★Sir Ivor
8 マルセリーナ
(2008.2.17)
[9-F]
3番仔+
(3連産目+)
ディープインパクト Marju Distant Relative Final Straw
9 ラテアート
(2008.3.10)
[9-F]
11番仔
(流産後)
サクラバクシンオー トニービン エルギャロー Barbizon
10 スピードリッパー
(2008.3.11)
[7-C]
10番仔
(10連産目)
ファルブラヴ サンデーサイレンス Secretariat ★Icecapade
11 サクラベル
(2008.3.13)
[4-C]
初仔 サクラプレジデント サクラバクシンオー アーミジャー ◆マルゼンスキー
12 ウッドシップ
(2008.2.15)
[3-C]
9番仔
(空胎後)
クロフネ Danzig King of Spain Sassafras
13 ライステラス
(2008.3.10)
[6-A]
初仔 ソングオブウインド スピードワールド ミスターシービー Lyphard
14 メデタシ
(2008.2.29)
[14-C]
初仔 ディープインパクト クロフネ Theatrical ピットカーン
15 フレンチカクタス
(2008.3.31)
[4-G]
4番仔+
(流産後)
タイキシャトル Broad Brush Indefatigable Victorian Era
16 ホエールキャプチャ
(2008.2.24)
[12 ビューチフルドリーマー系]
2番仔
(2連産目)
クロフネ サンデーサイレンス Nashwan リマンド
17 トレンドハンター
(2008.4.25)
[22-D]
4番仔
(4連産目)
マンハッタンカフェ ブライアンズタイム Storm Cat Icecapade
18 マイネショコラーデ
(2008.2.14)
[2-N ユーレーシア系]
2番仔
(2連産目)
ロージズインメイ マイネルラヴ ブレイヴェストローマン バーバー

断然の本命候補だったレーヴディソール(2008.4.8)が不在で混戦模様となった第71回桜花賞。クロフネ(1998.3.31)産駒3頭、ディープインパクト(2002.3.25)産駒3頭、ファルブラヴ(1998.2.28)産駒3頭と、産駒複数頭出しの種牡馬は3頭。血統表内にHalo(1969.2.7)の血を持たない馬はカフェヒミコ、エーシンハーバー、ラテアート、ウッドシップの4頭だけ。一発大物食い血統のCozzene(1980.5.8)直仔、満27歳時の種付けも凄いと思わせるエーシンハーバーが、桜花賞男とのコンビで不気味に映ります。

その血統構成も気になるものの、今年は母が前年産駒無し後の仔が半数の9頭を占めています。内枠からピックアップすると、フォーエバーマーク、カフェヒミコ、ダンスファンタジア、ラテアート、サクラベル、ウッドシップ、ライステラス、メデタシ、フレンチカクタス。6枠と7枠の5頭はいずれもそうですね。牝馬は母の受胎条件に関わらず走ってしまうものですが、もしかしたら、今年は非連産の仔が走る年なのかも知れません。

そんな母が前年産駒無し後の馬9頭で気になるのは、カフェヒミコ、ダンスファンタジア、ライステラス、フレンチカクタスの4頭。2枠2頭は今年の桜花賞が4月10日に開催されるから気になった、なんて書いたら怒られそうですが、カフェヒミコは自身満3歳の誕生日、ダンスファンタジアは母ダンスインザムード(2001.4.10)が満10歳の誕生日なんですよね。JRA史上初の桜花賞母仔制覇、母の誕生日に贈るプレゼントとなれば、それはドラマです。また、ライステラスは父ソングオブウインド(2003.2.20)の初年度産駒にして母父スピードワールド(1994.5.7)が泣かせますし、フレンチカクタスは母系の累代種牡馬が渋い。まま、カフェヒミコは血統からも現状の成績からもダート向きの感も致しますが、他の3頭は結局実績馬ということですね(^^;)

あとは、なんだ言いながら、小岩井の12号族ビューチフルドリーマー(1903)系の末えいでしょうか。ホエールキャプチャ。混戦を制する底力は、やはり牝系の持つDNAの確かさ。千代田牧場さんの誇るオーハヤブサ(1959.3.3)系、曾祖母タレンティドガール(1984.4.27)。才媛の曾孫を担当されている蛯名幸作厩務員は、「目千両の美少女」で知られた桜花賞馬タマミ(1967.5.8)も担当されていたそうで、今年の10月で定年を迎えられるそうです。蛯名厩務員が最後の最後で出会われたホエールキャプチャ、奇しくも、タマミと同じビューチフルドリーマー系だったのは、縁が巡ったのでしょう。


沈みがちになる昨今、岩手の雫石を始まりとする「美しい夢」の続きが、仁川の桜の舞台で再び花開くのも、また良し。


では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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エアジハード(1995.4.9)。

エアジハード 牡 栗毛 1995.4.9生 千歳・社台ファーム生産 馬主・(株)ラッキーフィールド 美浦・伊藤正徳厩舎

エアジハード(1995.4.9)の4代血統表
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
種付け時活性値:1.00
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift
鹿毛 1951
Nasrullah 1940.3.2
Blue Gem 1943
Suncourt
黒鹿毛 1952
Hyperion 1930.4.18
Inquisition 1936
アンジェリカ
黒鹿毛 1970.3.29
ネヴァービート
栃栗毛 1960
★Never Say Die 1951
Bride Elect 1952
スターハイネス
鹿毛 1964.3.10
ユアハイネス 1958
スターロッチ 1957.4.16
アイシーゴーグル
栗毛 1987.4.22
仔受胎時活性値:1.75
ロイヤルスキー
栗毛 1974.5.24
種付け時活性値:1.00
Raja Baba
鹿毛 1968
Bold Ruler 1954
Missy Baba 1958
Coz o'Nijinsky
栗毛 1969
Involvement 1960
Gleam 1952
シャダイアイバー
鹿毛 1979.2.23
仔受胎時活性値:1.75
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.75
Northern Dancer 1961
Lady Victoria 1962
サワーオレンジ
黒鹿毛 1973.4.6
仔受胎時活性値:1.25
Delta Judge
黒鹿毛 1960
種付け時活性値:1.00
Lady Attica
栗毛 1967
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Nasrullah4×5×5>

エアジハード(1995.4.9)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ノーザンテースト 6.00 祖母がオークス馬
(No.8-G)
2番仔
(2連産目)

最強世代のマイル部門を担ったエアジハード。

第49回安田記念(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12 エアジハード 牡4 58 蛯名正義 1:33.3    35.1 494
[-6]
伊藤正徳 4
2 7 グラスワンダー 牡4 58 的場均 1:33.3 ハナ 35.2 498
[0]
尾形充弘 1
3 11 シーキングザパール 牝5 56 武豊 1:33.7 2 1/2 35.3 466
[-6]
森秀行 3
4 14 ツクバシンフォニー 牡6 58 横山典弘 1:33.8 1/2 35.3 494
[0]
伊藤正徳 10
5 8 ムータティール 牡4 58 W.サプル 1:33.8 クビ 35.8 484
[]
S.ビン・スルール 6

単勝1.3倍の圧倒的1番人気馬グラスワンダー(1995.2.18)が抜け出しに掛かったところを、外から馬体を併せて強襲してきたのはエアジハード。前走京王杯SC(GII)では4分の3馬身差されてしまったエアジハード、本番のマイル戦ではキッチリ「ハナ」だけ差して仕返しました。それにしても、1着、2着となった2騎の栗毛の美しさよ。

この安田記念を制した折は、まだその強さの真価が定まっていなかったと思われるエアジハード。けれど、やはり祖母シャダイアイバーという社台さんの誇る牝系から出た素質馬。彼の若駒の頃を知る人の言を引いておくと、

「牧場にいる頃から、ダンスと比べても遜色の無い印象でしたよ。物凄い切れ味、という点で似ている馬を探せば、そうだなあ、やっぱりバブかなあ…、もちろんサンデーとユタカオーだからちょっとタイプは違うんですけどね」
と語るのは、調教担当の東礼次郎氏である。「ダンス」は言うまでもなく菊花賞馬ダンスインザダークだし、「バブ」は4歳で秋の天皇賞を勝ったバブルガムフェローのことだ。

-月刊「優駿」1999年9月号、P45、「'99春GI勝ち馬の故郷」から引用-

実は相当なエリートとして期待されていたエアジハード。管理された伊藤正徳調教師が、「脚元がパンとするまでは」と我慢された結果、実を結んだのが4歳時の活躍なのでした。

*

第16回マイルチャンピオンシップ(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 エアジハード 牡4 57 蛯名正義 1:32.8 レコード 34.4 504
[+6]
伊藤正徳 1
2 9 キングヘイロー 牡4 57 福永祐一 1:33.0 1 1/2 34.4 484
[-2]
坂口正大 4
3 15 ブラックホーク 牡5 57 武豊 1:33.2 1 34.9 524
[+4]
国枝栄 2
4 8 アドマイヤカイザー 牡3 55 横山典弘 1:33.4 1 1/4 34.4 448
[+2]
橋田満 5
5 10 キョウエイマーチ 牝4 55 秋山真一郎 1:33.4 クビ 35.9 508
[+9]
野村彰彦 3

安田記念以来のぶっつけとなった天皇賞・秋(GI)で、スペシャルウィーク(1995.5.2)のレコード勝ちから0秒2差の3着と踏ん張り、その能力の高さを改めて示したエアジハード。そうして、伏兵として挑んだ春の安田記念とは一転して、1番人気で臨んだマイルCS。果たせるかな、エアジハード。道中は好位に取り付き、直線では鋭く抜け出した後「おいでおいで」の王者の競馬で圧勝。その勝ち時計1分32秒8は、ノースフライト(1990.4.12)の1分33秒0を破るマイルCSのレコードタイムでした。

*

栗毛の馬体、「黄、青一本輪、青袖」の勝負服、勝負服と合わせた黄色地に青横線のメンコ。美しさが渾然一体となってターフにまばゆくきらめいた、エアジハード。日本のドメスティックブラッドになりつつある「直父系Princely Gift系」の担い手として、これからも頑張って欲しいもの。男盛りの16歳、ショウワモダン(2004.3.31)に続くGI勝ち馬を送り出してくれることを、切に願っています。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年4月 4日 (月)

ファレノプシス(1995.4.4)。

ファレノプシス 牝 黒鹿毛 1995.4.4生 新冠・マエコウファーム生産 馬主・ノースヒルズマネジメント 栗東・浜田光正厩舎

ファレノプシス(1995.4.4)の4代血統表
ブライアンズタイム
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:0.25
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Bramalea
黒鹿毛 1959.4.12
Nashua 1952.4.14
Rarelea 1949
Kelley's Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark
栗毛 1963.4.7
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Golden Trail
黒鹿毛 1958.3.5
Hasty Road 1951
Sunny Vale 1946
キャットクイル
鹿毛 1990.5.22
仔受胎時活性値:1.00
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
種付け時活性値:1.50
Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
Northern Dancer 1961.5.27
South Ocean 1967.4.8
Terlingua
栗毛 1976.2.7
Secretariat 1970.3.30
Crimson Saint 1969.3.15
Pacific Princess
鹿毛 1973.5.10
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
★Damascus
鹿毛 1964.4.14
種付け時活性値:0.00
Sword Dancer 1956
Kerala 1958
Fiji
栗毛 1960
仔受胎時活性値:1.00
Acropolis
栗毛 1952
種付け時活性値:1.75
Rififi
栗毛 1954
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:なし>

ファレノプシス(1995.4.4)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Acropolis
(Rose Red)
5.25 or 3.25 従兄ナリタブライアン
(No.13-A)
初仔

第58回桜花賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 9 ファレノプシス 牝3 55 武豊 1:34.0 レコード 35.8 424
[+10]
浜田光正 3
2 15 ロンドンブリッジ 牝3 55 松永幹夫 1:34.2 1 1/4 36.5 470
[-8]
中尾謙太郎 4
3 10 エアデジャヴー 牝3 55 横山典弘 1:34.2 アタマ 35.2 424
[-10]
伊藤正徳 9
4 16 ロッチラヴウインク 牝3 55 角田晃一 1:34.2 クビ 36.2 446
[+6]
田島良保 7
5 14 マックスキャンドゥ 牝3 55 蛯名正義 1:34.3 クビ 36.5 482
[-4]
伊藤雄二 5

仁川に咲いた胡蝶蘭。前走チューリップ賞(GIII)4着からの巻き返しは、テン乗りとなった武豊騎手の進言により装着されたDハミの効果もあったとか。その勝ち時計1分34秒0は当時の桜花賞レコード。この世代は牝馬にも能力の高い馬が揃っていたように思います。また、2着ロンドンブリッジ(1995.5.6)、3着エアデジャヴー(1995.3.27)が繁殖牝馬に上がった後、GI勝ち馬の母になったのは周知の通り。前者がダイワエルシエーロ(2001.5.11)の母、後者がエアメサイア(2002.2.4)の母ですね。

*

第3回秋華賞(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 14 ファレノプシス 牝3 55 武豊 2:02.4    36.1 436
[-2]
浜田光正 2
2 7 ナリタルナパーク 牝3 55 佐藤哲三 2:02.6 1 1/2 35.6 426
[0]
大久保正陽 14
3 5 エアデジャヴー 牝3 55 横山典弘 2:02.7 3/4 36.3 438
[-2]
伊藤正徳 1
4 3 エガオヲミセテ 牝3 55 四位洋文 2:02.8 1/2 36.6 448
[-6]
音無秀孝 11
5 13 バプティスタ 牝3 55 岡部幸雄 2:02.9 クビ 36.0 414
[-8]
前田禎 13

淀にも咲いた胡蝶蘭。この1998年の秋華賞は、さながら、その年の9月27日に胃破裂で死亡したナリタブライアン(1991.5.3)の追悼レースでしたね。1着ファレノプシスは「ナリタブライアンの従妹で4分の3以上同じ血統構成を持つ馬」、2着のナリタルナパーク(1995.5.31)は「ナリタブライアンと同父・同生産牧場・同馬主・同厩舎」。

#余談。秋華賞のトライアルであるローズS(GII)は、実は9月27日に行われました。ローズSでもファレノプシスは1着だったのですが、2着がビワグッドラック(1995.6.19)。ビワグッドラックもナリタブライアンと同じ早田牧場新冠支場の生産馬でした。

*

第25回エリザベス女王杯(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 ファレノプシス 牝5 56 松永幹夫 2:12.8    33.6 440
[-8]
浜田光正 3
2 1 フサイチエアデール 牝4 56 横山典弘 2:12.9 1/2 33.9 448
[+12]
松田国英 1
3 14 エイダイクイン 牝5 56 二本柳壮 2:13.2 2 33.0 416
[0]
鈴木康弘 10
4 5 トゥザヴィクトリー 牝4 56 四位洋文 2:13.4 1 1/2 34.5 498
[+14]
池江泰郎 2
5 13 シルクプリマドンナ 牝3 54 藤田伸二 2:13.5 3/4 33.5 432
[-4]
山内研二 4

三度目の満開となった胡蝶蘭。引退の花道を自ら飾った勝利は、満3歳秋の秋華賞以来2年ぶりの勝ち星。直線、鋭く追い上げると、最後の最後で2分の1馬身抜け出して、ライバルたちの夢を打ち砕きました。むぅ、ここ一番の勝負強さが憎い(^^;)

*

ファレノプシス。彼女の引退式の際、胡蝶蘭のレイがクビから掛けられていました。黒鹿毛の馬体と、白い大きな花弁が、互いを引き立てあって、本当に綺麗でした。

女という性の真に素敵なところは、青春の折には咲いては散る花にもなれて、齢重ねたのち、次代の花を産み出す樹にもなれるところ。

胡蝶蘭の仔が美しい大輪を咲かせる様子。

近い将来、目の当たりにしたいと願っています。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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