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2011年2月

2011年2月18日 (金)

グラスワンダー(1995.2.18)。

グラスワンダー 牡 栗毛 1995.2.18生 フィリップスレーシング生産 馬主・半沢(有) 美浦・尾形充弘厩舎

グラスワンダー(1995.2.18)の4代血統表
Silver Hawk
鹿毛 1979
種付け時活性値:1.75
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Bramalea
黒鹿毛 1959.4.12
Nashua 1952.4.14
Rarelea 1949
Gris Vitesse
芦毛 1966
Amerigo
栗毛 1955
Nearco 1935.1.24
Sanlinea 1947
Matchiche
芦毛 1956
Mat de Cocagne 1948
Chimere Fabuleuse 1951
Ameriflora
鹿毛 1989
仔受胎時活性値:1.25
Danzig
鹿毛 1977.2.12
種付け時活性値:0.75
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Pas de Nom
黒鹿毛 1968.1.27
★Admiral's Voyage 1959
Petitioner 1952
Graceful Touch
鹿毛 1978
仔受胎時活性値:0.50
His Majesty
鹿毛 1968
種付け時活性値:0.25
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Pi Phi Gal
栗毛 1973
仔受胎時活性値:1.00
Raise a Native
栗毛 1961.4.18
種付け時活性値:0.75
Soaring
栗毛 1960
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Nearco4×5、Native Dancer5×5(母方)>

グラスワンダー(1995.2.18)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Silver Hawk
(Mat de Cocagne)
3.75 半妹Wonder Again
(No.12-C)
2番仔
(2連産目)

最強世代の一角を担った栗毛の怪物。有馬記念(GI)連覇、宝塚記念(GI)、朝日杯3歳S(現朝日杯FS、GI)とGI4勝。本調子時に挑む右回りのレースならば、彼に敵う馬は居ないのではないでしょうか。私の印象では現年齢表記2歳時の朝日杯より後のレースは、どのレースも「完調」という感じにはありませんでした。

そんな彼の能力の恐ろしさを最も感じたレースは、満4歳春の宝塚記念。私、仁川にて生で観戦していましてね。1周目のホームストレッチで、スペシャルウィーク(1995.5.2)と武豊騎手をマークするグラスワンダーと的場均騎手を見て、「あぁ、今日はやられる」と思ったのでした。脳裏によぎったのは、1992年の菊花賞(GI)、1993年の天皇賞・春(GI)。前者ではミホノブルボン(1992.4.25)を、後者ではメジロマックイーン(1987.4.3)を、最後の直線であっという間に交わして、手出し、いえサラブレッドですから、脚出しさせなかった。的場騎手の相棒は、言わずもがなで、ライスシャワー(1989.3.5)でした。

第40回宝塚記念(GI)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 グラスワンダー 牡4 58 的場均 2:12.1    35.1 504
[+6]
尾形充弘 2
2 9 スペシャルウィーク 牡4 58 武豊 2:12.6 3 35.9 480
[+4]
白井寿昭 1
3 1 ステイゴールド 牡5 58 熊沢重文 2:13.7 7 36.7 426
[-2]
池江泰郎 7
4 11 ローゼンカバリー 牡6 58 菊沢隆徳 2:13.9 1 1/4 36.6 486
[+4]
鈴木康弘 4
5 7 マチカネフクキタル 牡5 58 佐藤哲三 2:14.0 クビ 36.6 506
[-6]
二分久男 8

杉本清アナの「さぁ、相手はコレと決めた時の的場均は怖いぞ」。果たせるかな、グラスワンダー。ライバルを3馬身切って捨てました。相手はスペシャルウィークですよ。後のユタカさんに「ディープインパクトと同じくらいに強かった」 と言わしめた馬を、いともたやすく、軽々と置き去りにした驚がくの絶対能力。彼の絶好調を古馬時代に見てみたかったものです。

*

怪物は種牡馬としても結果を出していて、自身が勝利を収められなかった「左回りのGI」を制したJC馬スクリーンヒーロー(2004.4.18)、朝日杯で父仔制覇を遂げたセイウンワンダー(2006.4.30)、全日本2歳優駿(JpnI)を制したビッグロマンス(2008.3.27)と3頭の平地ジーワン勝ち馬を始めとして、重賞勝ち馬を多く送り込んでいます。他の代表産駒の名前を挙げておくと、マルカラスカル(2002.5.3)、アーネストリー(2005.5.17)、マイネルレーニア(2004.2.24)、サクラメガワンダー(2003.3.25)、マイネルスケルツィ(2003.2.17)、コスモヘレノス(2007.5.6)、オースミグラスワン(2002.3.31)、フェリシア(2002.4.12)。牝馬のフェリシアのフェアリーS(GIII)が産駒の初重賞でしたが、活躍馬は牡馬が多いですね。牡馬の活躍が多く見られるのは、種牡馬として統領性を失っていないことの証明でもあり、良いことと考えています。

グラスワンダー、満16歳。男盛りはまだまだこれから。早世してしまった、同い年の、もう1頭のマル外の怪物の分も、良い仔を送り続けて欲しいものです。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年2月10日 (木)

コスモバルク(2001.2.10)。

コスモバルク 牡 鹿毛 2001.2.10生 三石・加野牧場生産 馬主・岡田美佐子氏→(有)ビッグレッドファーム 北海道・田部和則厩舎

コスモバルク(2001.2.10)の4代血統表
ザグレブ
鹿毛 1993.5.14
種付け時活性値:1.75
Theatrical
鹿毛 1982.3.13
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969
ツリーオブノレッジ
鹿毛 1977.3.2
Sassafras 1967
Sensibility 1971
Sophonisbe
黒鹿毛 1981
ウォロー
黒鹿毛 1973.3.15
★Wolver Hollow 1964
Wichuraiana 1963
Southern Seas
黒鹿毛 1975
ジムフレンチ 1968.4.26
Schonbrunn 1966
イセノトウショウ
鹿毛 1993.5.4
仔受胎時活性値:1.75
トウショウボーイ
鹿毛 1973.4.15
種付け時活性値:0.75
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
ソシアルバターフライ
鹿毛 1957
Your Host 1947
Wisteria 1948
マルミチーフ
鹿毛 1987.5.10
仔受胎時活性値:1.25
★ビッグディザイアー
鹿毛 1978.1.21
種付け時活性値:0.00
トライバルチーフ 1967
クリアヤメ 1965.6.2
トキワアイゼン
鹿毛 1981.4.22
仔受胎時活性値:1.25
キタノカチドキ
鹿毛 1971.3.27
種付け時活性値:0.25
トキノマサト
鹿毛 1969.3.27
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:テスコボーイ3×5(母方)、Princely Gift4×5(母方)>

コスモバルク(2001.2.10)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ザグレブ
(Wichuraiana)
5.00 近親ソーエームテキ
(No.5-D サンニーモード系)
4番仔
(3連産目)

シンガポールエアラインインターナショナルカップ(GI)、セントライト記念(GII)、弥生賞(GII)、ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)と、海外重賞1勝、JRA重賞3勝。満5歳春の悲願のGI制覇は、地方所属馬として初の海外GI及び芝GI勝利でした。

私が「あぁ、コスモバルク、凄いな」と、真に思ったのは、満3歳秋のセントライト記念でした。

第58回セントライト記念(GII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 上がり
3F
馬体重 調教師
1 13 コスモバルク 牡3 56 五十嵐冬樹 2:10.1 レコード 35.4 486
[-12]
田部和則 1
2 4 ホオキパウェーブ 牡3 56 藤田伸二 2:10.1 クビ 34.8 476
[+10]
二ノ宮敬宇 2
3 14 トゥルーリーズン 牡3 56 大西直宏 2:10.2 クビ 35.4 480
[-6]
小島太 9
4 6 モエレエルコンドル 牡3 56 田中剛 2:10.3 1/2 35.3 538
[+4]
増沢末夫 10
5 1 エスユーグランド 牡3 56 柴田善臣 2:10.5 1 1/2 35.3 480
[+16]
高橋祥泰 3

ゴール後、拍手の中山競馬場。橙の帽子に「赤、緑格子、赤袖」の勝負服を背にした鹿毛が、緑の芝の上に揺れて。コスモバルク。中山芝2200m、引っ掛かりながらも行ききってしまった、2分10秒1。その勝ち時計は、今を以て、燦然と日本レコードとして輝いています。

頑張り続けたコスモバルクでしたが、寄る年波と故障には勝てず。昨年、2010年5月4日に門別競馬場で引退式を行いました。

競馬の神様のいたずらか、あるいは粋な計らいだったのか、2010年5月4日、その日はコスモバルクの母イセノトウショウ満17歳の誕生日でした。誕生日、それは親に感謝する日、ですからね。

ビッグレッドファーム明和で余生を送る、コスモバルク。やはり地方からやって来た「特別な馬」ハイセイコー(1970.3.6)が終の棲家とした場所で、悠々と過ごしていくのですね。そういえば、ハイセイコーの命日も5月4日でした。彼は満30歳まで長生きしましたが、コスモバルクも、末永く息災であって欲しいと、ただただ願うばかりです。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2011年2月 2日 (水)

ラムタラ(1992.2.2)。

ラムタラ 牡 栗毛 1992.2.2生 米国・ゲインズボローファーム生産 馬主・サイード・ビン・マクトゥーム・アル・マクトゥーム 英国・アレックス・スコット厩舎→UAE・サイード・ビン・スルール厩舎

ラムタラ(1992.2.2)の4代血統表

Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic
黒鹿毛 1954.2.11
Nearco 1935.1.24
Lady Angela 1944
Natalma
鹿毛 1957.3.26
Native Dancer 1950.3.27
Almahmoud 1947
Flaming Page
鹿毛 1959.4.24
Bull Page
青鹿毛 1947
Bull Lea 1935
Our Page 1940
Flaring Top
鹿毛 1947
Menow 1935
Flaming Top 1941
Snow Bride
栗毛 1986
仔受胎時活性値:1.25
Blushing Groom
栗毛 1974
種付け時活性値:0.75
Red God
栗毛 1954
Nasrullah 1940
Spring Run 1948
Runaway Bride
鹿毛 1962
Wild Risk 1940
Aimee 1957
Awaasif
鹿毛 1979
仔受胎時活性値:1.50
Snow Knight
栗毛 1971
種付け時活性値:1.75
Firestreak 1956
Snow Blossom 1957
Royal Statute
鹿毛 1969
仔受胎時活性値:0.25
Northern Dancer
1961
種付け時活性値:1.75
Queen's Statute
1954
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer2×4、Nearco4×5、Menow5×5>

ラムタラ(1992.2.2)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Snow Knight
(Festuca)
4.50 母が英オークス馬
(No.22-B)
?

デビュー戦、英ダービー(GI)、"キング・ジョージ"(英GI)、凱旋門賞(仏GI)と4戦4勝。日本に導入された時に募集された種牡馬シンジケートの額は44億円、英国への売却時の額は2750万円。でも、彼はライオン。それが、Nijinskyが最晩年に送り込んだ「神の見えざる力」。

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