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2009年6月11日 (木)

第14回ユニコーンS(GIII)の勝ち馬。

シルクメビウス 牡 鹿毛 2006.4.16生 日高・森本牧場生産 馬主・(有)シルク 栗東・領家政蔵厩舎

シルクメビウス(2006.4.16)の4代血統表
ステイゴールド[A]
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:0.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.3.25
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
ディクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサッシュ 1966
チャンネルワン
鹿毛 1996.6.6
仔受胎時活性値:0.25
ポリッシュネイビー[A]
鹿毛 1984.5.14
種付け時活性値:0.75
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Navsup
鹿毛 1966.4.5
Tatan 1952
Busanda 1947 ♀
フジノルージュ
鹿毛 1987.4.25
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
マルゼンスキー[A]
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:1.00
Nijinsky 1967.2.21
シル 1970.4.22
フジパール
鹿毛 1976.3.18
仔受胎時活性値:0.50
ミンシオ[D]
鹿毛 1957.3.2
種付け時活性値:0.50
カリムスタア
栗毛 1963.5.21
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4×5>

シルクメビウス(2006.4.16)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
マルゼンスキー
(チャンネルワン)
3.75 or 1.75 近親ケーエフネプチュン
(No.1-B フラストレート系)
5番仔
(5連産目)
第14回ユニコーンS(GIII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12 シルクメビウス 牡3 56 田中博康 1:35.5    35.5 472
[-6]
領家政蔵 1
2 9 グロリアスノア 牡3 56 小林慎一郎 1:35.8 2 36.1 506
[+2]
矢作芳人 2
3 1 カネトシコウショウ 牡3 56 内田博幸 1:35.9 3/4 36.3 466
[+8]
村山明 3
4 5 フォルミダービレ 牡3 56 柴田善臣 1:36.0 クビ 35.7 490
[0]
尾形充弘 7
5 13 オウケンマジック 牡3 56 三浦皇成 1:36.4 2 1/2 36.2 458
[+2]
音無秀孝 5
第14回ユニコーンS(GIII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.4-10.5-11.4-12.2-12.8-12.2-11.9-12.1
上り 4F 49.0-3F 36.2

終わってみれば1番人気から3番人気までが順番に上位を占めるという結果。1番人気の田中博康騎手は重賞27回目の騎乗で初制覇、そして2番人気の小林慎一郎騎手は重賞4回目の騎乗で初連対。「ファンがいちばん良く知っている」とはウマく言ったものです。その期待に応えるべく、若手が中央の重賞でそれぞれに頑張りました。

では、以下にシルクメビウスのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

フジパール 1976.3.18 中央1勝 函館3歳S(現函館2歳S、JpnIII)2着
|スーパーイエロー 1982.5.11 不出走
||ケーエフネプチュン 1991.2.26 地方13勝 エンプレス杯(現JpnII)ほか
|フジノルージュ 1987.4.25 地方1勝
||チャンネルワン 1996.6.6 地方0勝
|||シルクメビウス 2006.4.16 (本馬) ユニコーンS(GIII)

地味に見える世代交代でも、日本の風土に適応してきた牝系は、突如として活躍馬を送り込むものです。小岩井の1号族フラストレート(1900)系。ここでも現れましたよ、小岩井牝系。直近の府中の重賞を見れば、目黒記念(GII)をビューチフルドリーマー(1903)系のミヤビランベリ(2003.3.28)、安田記念(GI)をフロリースカップ(1904)系のウオッカ(2004.4.4)、そしてユニコーンSをフラストレート系のシルクメビウスと、古の土着牝系をボトムラインに持つ馬が、いずれも快勝を収めています。

一朝一夕ではない、その仕事。ましてや、一世紀を超えての連綿たる積み重ね。繰り返しとなりクドイと思われるでしょうが、日本のホースマンの皆様は、己が仕事に対して、真に誇りを持たれたら良いと思います。

牝系話からのつながりとなりますが、フラストレート系といえば、近10年から40年前くらいまでで、以下のような馬たちが思い浮かびました。

すでに10年前となりますけれど、オークス(GI)馬ウメノファイバー(1996.5.5)。もうひと昔前ならば安田記念(GI)とマイルCS(GI)を制したマイル戦8戦無敗のトロットサンダー(1989.5.10)。ふた昔前ならば天皇賞・秋(現GI)と有馬記念(現GI)を制して2年連続年度代表馬に輝いたホウヨウボーイ(1975.4.15)。さらに遡れば牝馬ながらやはり天皇賞・秋と有馬記念を制して年度代表馬となったトウメイ(1966.5.17)などなど。

名前を挙げた馬たち。はたと気付けば、いずれも東京競馬場の重賞を制しています。ウメノファイバーはオークス、京王杯3歳S(現京王杯2歳S、JpnII)、クイーンC(GIII)。トロットサンダーは安田記念と東京新聞杯(GIII)。ホウヨウボーイは天皇賞・秋。トウメイは天皇賞・秋と牝馬東京タイムズ杯(現府中牝馬S、GIII)。

もちろん他の競馬場で重賞を勝っている馬もいますけれど、どの馬も府中の根幹距離重賞をしっかりと勝ち切っています。併せて僅差勝ちが見られますね。ウメノファイバーのオークス、トロットサンダーの安田記念、ホウヨウボーイの天皇賞・秋。いずれもハナ差勝ちです。坂のある長い直線に要求されるスタミナ、そして叩き合いに負けない勝負根性を支えていたのは、明治の世から代々受け継がれてきた牝系の持つ底力ではないでしょうか。

……あ、トウメイの息子であるテンメイ(1974.4.13)も、母と同じく天皇賞・秋を制していました。現在のところ、天皇賞の母仔制覇はトウメイとテンメイの母仔だけですね。素晴らしい。

閑話休題。砂上の戦いとはいえ、先輩たちの府中の根幹距離重賞勝ちに続いたシルクメビウス。彼のこれからの活躍に期待したいところです。そして、その鞍上に若い田中騎手の姿があれば、なお良し。領家先生、どうぞよろしくお願い致します。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。そしてまた、競馬を愛する人すべてが幸せでありますように。

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