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2009年1月 6日 (火)

2008年秋のジーワン勝ち馬たちの4代血統構成について。

皆々様、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

なかなか時間を取ることができずに申し訳ないのですが、過去の記事を活かして、表題件についての投稿を行っておきたいと思います。

2008年秋のジーワン勝ち馬たちの4代血統構成について
レース名 1着馬
(生年月日)[F No.]
母の
何番仔?
母父 祖母父 曾祖母父
スプリンターズS
(GI)
スリープレスナイト
(2004.2.7)[7-F]
7番仔+
(2連産目)
クロフネ Nureyev ノノアルコ ポリック
マイルCS
南部杯
(JpnI)
ブルーコンコルド
(2000.4.11)[7-C]
2番仔
(2連産目)
フサイチコンコルド ブライアンズタイム ヴェンチア ネヴァービート
秋華賞
(JpnI)
ブラックエンブレム
(2005.1.22)[3-C]
3番仔
(3連産目)
ウォーエンブレム ヘクタープロテクター Vaguely Noble Sir Ivor
菊花賞
(JpnI)
オウケンブルースリ
(2005.2.24)[13-C]
3番仔
(3連産目)
ジャングルポケット Silver Deputy Northern Jove Ribot
天皇賞・秋
(GI)
ウオッカ
(2004.4.4)[3-L]
4番仔
(2連産目)
タニノギムレット ルション トウショウボーイ ダンディルート
JBCスプリント
(JpnI)
バンブーエール
(2003.4.5)[9-F]
6番仔
(不受胎後)
アフリート Rainbow Quest Irish Castle Commodore M.
JBCクラシック
(JpnI)
ヴァーミリアン
(2002.4.10)[4-D]
3番仔
(3連産目)
エルコンドルパサー サンデーサイレンス ノーザンテースト Crimson Satan
エリザベス女王杯
(GI)
リトルアマポーラ
(2005.1.24)[9-E]
3番仔
(不受胎後)
アグネスタキオン コマンダーインチーフ ヴァリィフォージュ ダイアトム
マイルCS
(GI)
ブルーメンブラット
(2003.2.20)[4-M]
9番仔+
(5連産目)
アドマイヤベガ Topsider Sir Gaylord Jet Pirot
ジャパンカップ
(GI)
スクリーンヒーロー
(2004.4.18)[1-S]
5番仔
(3連産目)
★グラスワンダー サンデーサイレンス ノーザンテースト モデルフール
ジャパンカップダート
(GI)
カネヒキリ
(2002.2.26)[2-S]
5番仔
(空胎後)
フジキセキ Deputy Minister ★Mr.Prospector Road At Sea
阪神JF
(JpnI)
ブエナビスタ
(2006.3.14)[16-C]
5番仔
(3連産目)
スペシャルウィーク Caerleon Lord Gayle Luciano
全日本2歳優駿
(JpnI)
スーニ
(2006.2.10)[9-F]
3番仔? Soto Roanoke Dixieland Band Promised Land
朝日杯FS
(JpnI)
セイウンワンダー
(2006.4.30)[3-L]
4番仔
(4連産目)
グラスワンダー サンデーサイレンス ★リアルシャダイ テスコボーイ
有馬記念
(GI)
ダイワスカーレット
(2004.5.13)[4-D]
10番仔
(4連産目)
アグネスタキオン ★ノーザンテースト Crimson Satan Beau Max
東京大賞典
(JpnI)
カネヒキリ
(2002.2.26)[2-S]
5番仔
(空胎後)
フジキセキ Deputy Minister ★Mr.Prospector Road At Sea

勝利を収めている馬たちの父を見ると、今を以ってサンデーサイレンス(1986.3.25)系の強さが見えるところです。

しかしながら、天邪鬼的な見方をするのが、中島理論コラムの裏ページ。↑の表を冷静に見てみると、

  • 芝ジーワンを制している直父系SS系は牝馬のみ

ということに気付きます。JCDで劇的な復活を見せ東京大賞典で砂の王者に完全復権したカネヒキリが気を吐いたものの、結局、直父系がSS系の牡馬は2着までには来ても芝ジーワンを制することはありませんでした。

さらに意地の悪い見方をするために(^_^.)、芝ジーワンで連対を果たした直父系がSS系の牡馬たちの情報を確認してみましょう。

2008年秋の芝ジーワンで連対を果たした直父系がSS系の牡馬について
レース名 2着馬
(生年月日)[F No.]
母の
何番仔?
母父 祖母父 曾祖母父
スプリンターズS
(GI)
キンシャサノキセキ
(2003.9.24)[14]
4番仔
(2年連続流産後)
フジキセキ Pleasant Colony ★Lyphard Violon d'Ingres
菊花賞
(JpnI)
フローテーション
(2005.4.14)[9-C]
6番仔
(2連産目)
スペシャルウィーク リアルシャダイ Affirmed Minnesota Mac
ジャパンカップ
(GI)
ディープスカイ
(2005.4.24)[23-B]
4番仔
(不受胎後)
アグネスタキオン Chief's Crown Key to the Mint Cornish Prince

ありゃりゃ、この3頭のみでしたか。ちょっと物悲しくなってしまいますね……。

さて、中島理論的な見方をよくよくされている方はお気付きになるでしょう。

  1. 母が前年産駒なし後の仔
    →キンシャサノキセキ、ディープスカイ
  2. SSの0交配
    →フローテーション

というポイントを各々が持ち合わせていることを。1番目の「母が前年産駒なし後の仔」というのは勝ち馬で示したカネヒキリにも共通するところです。

併せて申し上げれば、カネヒキリおよびキンシャサノキセキの父フジキセキ(1992.4.15)、そしてディープスカイの父アグネスタキオン(1998.4.13)には以下の共通点があります。

  1. Northern Dancer&Native Dancer Freeの血統構成
  2. 3歳春の日本ダービー前に引退-ついで、ともに4戦4勝で引退-

両馬がその血統構成にNorthern Dancer(1961.5.27)Native Dancer(1950.3.27)を持ち合わせていないのは、その父SSと共通するところですね。そして、両馬ともにその世代では圧倒的にトップと思われる天才ランナーでしたけれど、頂点を決めるレースの前に引退してしまいました。

余談となりますが、両馬が2008年のJRAリーディングサイアーランキングの1位、2位に躍り出た理由として、中島理論的な見解ではこの2点を推すこともできるでしょう。配合相手を選ばず、なおかつ上昇志向が見込める。けれど、それでもジーワンで連対を果たすような牡馬産駒を送り出すためには、「母体の充実」という後押しが必要であることも、↑の表は示しているように思います。

しかし、こうして↑の表で挙げた馬たちの父を眺めると、その現役時代を知っている馬のなんと多いこと。走っている姿をリアルタイムで見ていないのはウォーエンブレム(1999.2.20)とアフリート(1984.4.10)、そしてSoto(2000.2.27)の3頭のみ。その他の父たちについては、目を閉じれば、各々が見せた強いレースを思い浮かべられますもの。……あー、私も歳をとるはずです(^_^.)

父系が何系であるとかそういうことは別において、競馬が点から線になった時。そんな時、競馬者は優しくなれるものですね。

ではでは、今回はこのへんで。

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