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2008年10月

2008年10月31日 (金)

空胎後に名馬あり(2008年版)-其の十弐-。

という訳で、毎度おなじみの「空胎後に名馬あり」の記事でございます。

2008年のJRAGI(JpnI含む)レースの複勝圏馬における母の連産状況
レース名 1着馬 母の連産状況 2着馬 母の連産状況 3着馬 母の連産状況
フェブラリーS(GI) ヴァーミリアン 3番仔
(3連産目)
ブルーコンコルド 2番仔
(2連産目)
ワイルドワンダー 初仔
高松宮記念(GI) ファイングレイン 初仔 キンシャサノキセキ 4番仔
(2年連続流産後)
スズカフェニックス 2番仔
(2連産目)
桜花賞(JpnI) レジネッタ 4番仔
(4連産目)
エフティマイア 3番仔
(3連産目)
ソーマジック 3番仔以降の仔
(2連産目)
皐月賞(JpnI) キャプテントゥーレ 2番仔
(2連産目)
タケミカヅチ 12番仔
(2連産目)
マイネルチャールズ 5番仔
(3連産目)
天皇賞・春(GI) アドマイヤジュピタ 3番仔
(不受胎後)
メイショウサムソン 初仔
(流産後)
アサクサキングス 2番仔
(2連産目)
NHKマイルカップ(JpnI) ディープスカイ 4番仔
(不受胎後)
ブラックシェル 3番仔
(不受胎後)
ダノンゴーゴー 5番仔以降の仔
(2連産目)
ヴィクトリアマイル(JpnI) エイジアンウインズ 3番仔
(3連産目)
ウオッカ 4番仔
(2連産目)
ブルーメンブラット 9番仔以降の仔
(5連産目)
オークス(JpnI) トールポピー 5番仔
(4連産目)
エフティマイア 3番仔
(3連産目)
レジネッタ 4番仔
(4連産目)
日本ダービー(JpnI) ディープスカイ 4番仔
(不受胎後)
スマイルジャック 2番仔
(2連産目)
ブラックシェル 3番仔
(不受胎後)
安田記念(GI) ウオッカ 4番仔
(2連産目)
アルマダ 5番仔
(不受胎後)
エイシンドーバー 報告なし後の仔
(前年産駒なし後?)
宝塚記念(GI) エイシンデピュティ 2番仔
(2連産目)
メイショウサムソン 初仔
(流産後)
インティライミ 10番仔
(4連産目)
スプリンターズS(GI) スリープレスナイト 7番仔以降の仔
(2連産目)
キンシャサノキセキ 4番仔
(2年連続流産後)
ビービーガルダン 4番仔以降の仔
(2年連続不受胎後)
秋華賞(JpnI) ブラックエンブレム 3番仔
(3連産目)
ムードインディゴ 7番仔
(7連産目)
プロヴィナージュ 5番仔
(5連産目)
菊花賞(JpnI) オウケンブルースリ 3番仔
(3連産目)
フローテーション 6番仔
(2連産目)
ナムラクレセント 12番仔
(10連産目)

今年の3歳クラシックは日本ダービーを除いて非連産馬が連対しませんでした。故に桃色の背景色のレースが多くなっています。が、よくよく見直すと「古馬の芝GIについては非連産馬が必ず連対」を果たしています。果たして、天皇賞・秋はどうなるでしょうか。

では、明後日に行われる第138回天皇賞・秋(GI)の出走予定馬17頭について、母の連産状況を含む牝系情報を簡単に確認しておきます。

第138回天皇賞・秋(GI)出走予定馬における牝系情報

馬名
(生年月日)
母名
(生年月日)
母の
何番仔?
牝系
(F No.)
1 アサクサキングス
(2004.3.23)
クルーピアスター
(1996.5.7)
2番仔
(2連産目)
伯父ジェニュイン
(4-G)
2 ディープスカイ
(2005.4.24)
アビ
(1995.5.5)
4番仔
(不受胎後)
タップダンスシチーと同牝系
(23-B)
3 エアシェイディ
(2001.2.20)
エアデジャヴー
(1995.3.27)
初仔 全妹エアメサイア
(4-R)
4 アドマイヤモナーク
(2001.2.27)
スプリットザナイト
(1995.4.24)
2番仔
(2連産目)
伯父ハギノリアルキング
(1-L)
5 サクラメガワンダー
(2003.3.25)
サクラメガ
(1998.4.6)
初仔 伯父サクラチトセオー
(13-C)
6 エリモハリアー
(2000.3.21)
エリモハスラー
(1988.5.13)
4番仔
(2連産目)
従姉エリモシック
(9-F)
7 ダイワスカーレット
(2004.5.13)
スカーレットブーケ
(1988.4.11)
10番仔
(4連産目)
半兄ダイワメジャー
(4-D)
8 ポップロック
(2001.3.19)
ポップス
(1992.2.15)
3連産目
(3番仔)

(7-C)
9 アドマイヤフジ
(2002.3.1)
アドマイヤラピス
(1992.4.15)
4番仔
(4連産目)
半兄アドマイヤホープ
(1-L)
10 キングストレイル
(2002.2.17)
サンタフェトレイル
(1994.6.16)
2番仔
(2連産目)
伯母シンコウラブリイ
(4-D)
11 ハイアーゲーム
(2001.2.27)
ファンジカ
(1992.3.26)
3番仔+
(3連産目+)
母が英米GIII勝ち馬
(12-E)
12 タスカータソルテ
(2004.5.20)
ブリリアントカット
(1987.5.10)
10番仔
(4連産目)
半姉ジェミードレス
(11)
13 オースミグラスワン
(2002.3.31)
ホッコーオウカ
(1993.4.9)
5番仔
(5連産目)
半姉オースミハルカ
(3-L フロリースカップ系)
14 ウオッカ
(2004.4.4)
タニノシスター
(1993.3.22)
4番仔
(2連産目)
近親シスタートウショウ
(3-L フロリースカップ系)
15 トーセンキャプテン
(2004.4.5)
サンデーピクニック
(1996.3.28)
2番仔
(2連産目)
母が仏GIII勝ち馬
(2-I)
16 カンパニー
(2001.4.24)
ブリリアントベリー
(1990.4.11)
6番仔
(6連産目)
半兄レニングラード
(9-A)
17 ドリームジャーニー
(2004.2.24)
オリエンタルアート
(1997.5.12)
初仔
(8-C)

多分に恣意的要素が含まれていますが、母や牝系近親馬のうち青字で示した馬は府中GIで連対経験がある馬です。

まず、出走予定馬17頭のうち「母が非連産の仔」を抜き出すと、

  1. ディープスカイ
  2. エアシェイディ
  3. サクラメガワンダー
  4. ドリームジャーニー

の4頭です。むむ、食指が動きそうなところですね(^_^.)

上記の母が非連産の仔の中で、「高齢」というネックが無ければ、牝系近親の府中コースにおける活躍ぶりから狙ってみたいのはエアシェイディ。

  1. 母エアデジャヴー
    →オークス2着
  2. 全妹エアメサイア(2002.2.4)
    →オークス2着、ヴィクトリアマイル2着
  3. 叔父エアシャカール(1997.2.26)
    →日本ダービー2着

ごく近いところが勝ち切れずとも連には絡んでいます。また、エアシェイディ自身の芝2000m成績は[2-2-1-0]と安定していますしね。間隙を縫っての一撃があれば、波乱目。

エアシェイディの他には

  1. アサクサキングス
    →自身が日本ダービー2着。伯父ジェニュイン(1992.4.28)は日本ダービー2着、天皇賞・秋2着1回3着1回
  2. ウオッカ
    →自身の府中コース成績が[2-2-0-1]。大叔母シスタートウショウ(1988.5.25)はオークス2着
  3. サクラメガワンダー
    →伯父サクラチトセオー(1990.5.11)が天皇賞・秋1着、安田記念2着
  4. ダイワスカーレット
    →半兄ダイワメジャー(2001.4.8)が天皇賞・秋1着、安田記念1着
  5. ディープスカイ
    →自身の府中コース成績が[2-2-0-0]。4代母の別分枝からジャパンカップ(GI)勝ち馬タップダンスシチー(1997.3.16)

といったあたりが、牝系近親に府中ジーワンの連対馬がいる馬たちですね。ええ、この抜き出し方では結局は人気しそうなところしか残りませんでした(^_^.)

さて、中島理論的な「ボス馬」と「ハーレムのトップ牝馬」という考え方では「同父の異性馬によるジーワンのワンツーフィニッシュ」というのはなかなかに難しいものです。ただ、それでもワンツーを決めるのがサンデーサイレンス(1986.3.25)

1984年のグレード制導入後の天皇賞・秋について牝馬が連対を果たした際の1着2着の4代血統構成を抜き出してみると、

グレード制導入後の天皇賞・秋で牝馬が連対した際の1着2着の4代血統構成

1着馬
(生年月日)[F No.]
母の
何番仔?
母父 祖母父 曾祖母父
2着馬
(生年月日)[F No.]
2
0
0
5
ヘヴンリーロマンス
(2000.3.5)[13-C]
8番仔
(不受胎後)
サンデーサイレンス Sadler's Wells Ribot Dedicate
ゼンノロブロイ
(2000.3.27)[2-B]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンス マイニング Clever Trick Pia Star
2
0
0
4
ゼンノロブロイ
(2000.3.27)[2-B]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンス マイニング Clever Trick Pia Star
ダンスインザムード
(2001.4.10)[7]
12番仔
(2連産目)
サンデーサイレンス Nijinsky Key to the Mint Raise a Native
1
9
9
7
エアグルーヴ
(1993.4.6)[8-F]
4番仔
(2連産目)
トニービン ★ノーザンテースト ガーサント Never Say Die
バブルガムフェロー
(1993.4.11)[1-E]
9番仔 サンデーサイレンス Lyphard Prominer Tabriz

過去24回で3回牝馬が連対しています。そのうち同父の異性馬のワンツーはサンデーサイレンスの直仔によるもの。見れば当時の古馬王者であるゼンノロブロイがキーとなっており、彼が連対を果たした2004年と2005年はSS産駒のワンツースリーフィニッシュで「牡馬1頭+牝馬2頭」の組み合わせでした。

と申しますか、2004年は1着2着、2005年は2着3着と、ゼンノロブロイの後を同じ藤沢和雄厩舎のダンスインザムードが続くという結果でした。厩舎の年長のボス馬が前に行き、後ろに厩舎の年下のトップ牝馬が続く。うーむ、藤沢流の隊列調教がなされた結果のように見えなくも無いような……(^_^.)

まま、何が言いたかったというと「アグネスタキオン産駒の異性馬のワンツーフィニッシュがあるのかな!?」ということですね。ダイワスカーレットとディープスカイ。展開としては、恐らく「年長牝馬を追いかける年少牡馬」という形になるのでしょう。四位洋文騎手お得意の「1枠発進でも外をぶん回す騎乗」であれば闘志を損なわずに走れそうではありますが、果たして……。

最後は連産状況とは関わりの無いところになりましたが、ままこんな感じで。皆様、良い天皇賞を。ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月30日 (木)

第138回天皇賞・秋(GI)出走予定馬の4代血統構成。

第138回天皇賞・秋(GI)出走予定馬の4代血統構成

馬名
(生年月日)[F No.]
母の
何番仔?
母父 祖母父 曾祖母父
1 アサクサキングス
(2004.3.23)[4-G]
2番仔
(2連産目)
ホワイトマズル サンデーサイレンス What Luck Tentam
2 ディープスカイ
(2005.4.24)[23-B]
4番仔
(不受胎後)
アグネスタキオン Chief's Crown Key to the Mint Cornish Prince
3 エアシェイディ
(2001.2.20)[4-R]
初仔 サンデーサイレンス ノーザンテースト ★Well Decorated Gleaming
4 アドマイヤモナーク
(2001.2.27)[1-L]
2番仔
(2連産目)
ドリームウェル トニービン Danzig Drone
5 サクラメガワンダー
(2003.3.25)[13-C]
初仔 グラスワンダー サンデーサイレンス ノーザンテースト Quadrangle
6 エリモハリアー
(2000.3.21)[9-F]
4番仔
(2連産目)
ジェネラス ブレイヴェストローマン Vaguely Noble Buckpasser
7 ダイワスカーレット
(2004.5.13)[4-D]
10番仔
(4連産目)
アグネスタキオン ★ノーザンテースト Crimson Satan Beau Max
8 ポップロック
(2001.3.19)[7-C]
3連産目
(3番仔)
エリシオ サンデーサイレンス Secretariat ★Icecapade
9 アドマイヤフジ
(2002.3.1)[1-L]
4番仔
(4連産目)
アドマイヤベガ Be My Guest ★Ela-Mana-Mou Val de Loir
10 キングストレイル
(2002.2.17)[4-D]
2番仔
(2連産目)
サンデーサイレンス ノーザンテースト ポッセ High Top
11 ハイアーゲーム
(2001.2.27)[12-E]
3番仔+
(3連産目+)
サンデーサイレンス Law Society ゲイメセン Northern Dancer
12 タスカータソルテ
(2004.5.20)[11]
10番仔
(4連産目)
ジャングルポケット ノーザンテースト Irish Ruler Right Proud
13 オースミグラスワン
(2002.3.31)[3-L]
5番仔
(5連産目)
グラスワンダー リンドシェーバー プロント トサミドリ
14 ウオッカ
(2004.4.4)[3-L]
4番仔
(2連産目)
タニノギムレット ルション トウショウボーイ ダンディルート
15 トーセンキャプテン
(2004.4.5)[2-I]
2番仔
(2連産目)
ジャングルポケット サンデーサイレンス Caerleon Shirley Heights
16 カンパニー
(2001.4.24)[9-A]
6番仔
(6連産目)
ミラクルアドマイヤ ノーザンテースト Crafty Prospector ★Secretariat
17 ドリームジャーニー
(2004.2.24)[8-C]
初仔 ステイゴールド メジロマックイーン ◆ノーザンテースト Lt. Stevens

表中では

  1. 異系(Herod系&Matchem系)
    青文字(強調)
  2. ネオ異系
    青文字
  3. SSの子孫
    赤文字(強調)
  4. Halo系(SS自身を含む)
    赤文字
  5. Sadler's Wells(=Fairy King)系&Blushing Groom系(それぞれ自身を含む)
    背景色灰色

としました。Sadler's Wells(1981.4.11)の全弟Fairy King(1982.3.4)の扱いが微妙ですけれど、同様に背景色灰色としておきます。

さて、出走予定馬17頭のうち字面上Phalaris(1913)系4代累代配合になっているのは

  1. アドマイヤモナーク
  2. ポップロック
  3. トーセンキャプテン
  4. カンパニー

の4頭です。見ればアドマイヤモナーク、トーセンキャプテン、カンパニーと3頭がトニービン(1983.4.7)の血を持っていますね。言わずもがなの「府中といえばトニービン」。また、ポップロックは目黒記念(JpnII)2勝、ジャパンカップ(GI)2着で通算でも[2-1-0-1]と府中得意です。という訳で、目くじらを立てるほどのことは無いという結果に相成りました(^_^.)

逆に、出走予定馬17頭のうち完全な異系を持ち合わせているのは

  1. アサクサキングス
    →曾祖母父Tentam(Matchem系)
  2. ウオッカ
    →曾祖母父ダンディルート(Herod系)
  3. ドリームジャーニー
    →母父メジロマックイーン(Herod系)

という4歳勢3頭、いずれもジーワン勝ち馬ですね。アサクサキングス。菊花賞(JpnI)を勝った馬にフロックは無いはず。前週も1枠1番発進で穴を開けた鞍上の藤岡佑介騎手と共に怖い存在です。ウオッカ。日本ダービー(JpnI)を3馬身差、安田記念(GI)を3と2分の1馬身で圧勝した舞台。府中でこそのウオッカ。中島理論的には最優性先祖が祖母父トウショウボーイ(1973.4.15)。トウショウボーイといえば、府中芝2000mで行われた皐月賞(現JpnI)を5馬身差で圧勝しました。ドリームジャーニー。思えば父ステイゴールド(1994.3.24)は天皇賞・秋2年連続2着、母父メジロマックイーン(1987.4.3)は1着入線したものの18着降着。ドリームジャーニー、父、母父の無念を晴らすべく、重賞連勝の勢いを持って挑みます。

明日は母の連産状況を含む各馬の牝系情報を確認してみます。ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月29日 (水)

過去10年の天皇賞・秋(GI)連対馬の4代血統構成について。

過去10年の天皇賞・秋(GI)連対馬の4代血統構成について

1着馬
(生年月日)[F No.]
母の
何番仔?
母父 祖母父 曾祖母父
2着馬
(生年月日)[F No.]
2
0
0
7
メイショウサムソン
(2003.3.7)[3-L]
初仔
(流産後)
オペラハウス ダンシングブレーヴ サンプリンス フォルティノ
アグネスアーク
(2003.4.25)[4-R]
7番仔
(7連産目)
アグネスタキオン ベリファ ★Mr. Prospector Bold Reason
2
0
0
6
ダイワメジャー
(2001.4.8)[4-D]
7番仔
(空胎後)
サンデーサイレンス ★ノーザンテースト Crimson Satan Beau Max
スウィフトカレント
(2001.4.9)[8-D]
3番仔
(3連産目)
サンデーサイレンス Machiavellian Bustino Lorenzaccio
2
0
0
5
ヘヴンリーロマンス
(2000.3.5)[13-C]
8番仔
(不受胎後)
サンデーサイレンス Sadler's Wells Ribot Dedicate
ゼンノロブロイ
(2000.3.27)[2-B]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンス マイニング Clever Trick Pia Star
2
0
0
4
ゼンノロブロイ
(2000.3.27)[2-B]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンス マイニング Clever Trick Pia Star
ダンスインザムード
(2001.4.10)[7]
12番仔
(2連産目)
サンデーサイレンス Nijinsky Key to the Mint Raise a Native
2
0
0
3
シンボリクリスエス
(1999.1.21)[8-H]
2番仔
(不受胎後)
Kris S. ★Gold Meridian Tri Jet Francis S.
ツルマルボーイ
(1998.3.5)[6-A]
初仔 ダンスインザダーク サッカーボーイ アローエクスプレス ダイハード
2
0
0
2
シンボリクリスエス
(1999.1.21)[8-H]
2番仔
(不受胎後)
Kris S. ★Gold Meridian Tri Jet Francis S.
ナリタトップロード
(1996.4.4)[18]
6番仔
(6連産目)
サッカーボーイ Affirmed Never Bend Double Jay
2
0
0
1
アグネスデジタル
(1997.5.15)[22-D]
初仔 Crafty Prospector ★Chief's Crown Alleged Wild Risk
テイエムオペラオー
(1996.3.13)[4-M]
7番仔
(不受胎後)
オペラハウス Blushing Groom Key to the Kingdom Drone
2
0
0
0
テイエムオペラオー
(1996.3.13)[4-M]
7番仔
(不受胎後)
オペラハウス Blushing Groom Key to the Kingdom Drone
メイショウドトウ
(1996.3.25)[4-P]
8番仔
(3連産目)
Bigstone ★Affirmed Nijinsky First Landing
1
9
9
9
スペシャルウィーク
(1995.5.2)[3-L]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンス マルゼンスキー セントクレスピン ヒンドスタン
ステイゴールド
(1994.3.24)[1-T]
2番仔
(2連産目)
サンデーサイレンス ディクタス ノーザンテースト Princely Gift
1
9
9
8
オフサイドトラップ
(1991.4.21)[7-C]
初仔 トニービン ホスピタリテイ ムーティエ ライジングフレーム
ステイゴールド
(1994.3.24)[1-T]
2番仔
(2連産目)
サンデーサイレンス ディクタス ノーザンテースト Princely Gift

表中では

  1. 異系(Herod系&Matchem系)
    青文字(強調)
  2. ネオ異系
    青文字
  3. SSの子孫
    赤文字(強調)
  4. Halo系(SS自身を含む)
    赤文字
  5. Sadler's Wells系&Blushing Groom系(それぞれ自身を含む)
    背景色灰色

としました。

近5年はSS系が必ず連対を果たしていますね。2004年から2006年まではSS直仔がワンツーフィニッシュを決めています(^_^.)

また、近3年の勝ち馬はいずれも母が前年産駒なし後の仔ですね。同一馬が複数回連対を果たしていることもありますけれど、過去10年のうち8年は非連産馬が連対を果たしています。

という訳で、明日以降に今年の出走馬について確認してみます。ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月28日 (火)

第11回富士S(GIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の三十弐=-。

サイレントプライド 牡 栗毛 2003.3.3生 千歳・社台ファーム生産 馬主・(有)社台RH 美浦・国枝栄厩舎

サイレントプライド(2003.3.3)の4代血統表
フレンチデピュティ[A]
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.50
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent
栗毛 1967.4.29
Northern Dancer 1961.5.27
Victoria Regina 1958.5.18
Mint Copy
黒鹿毛 1970.2.24
★Bunty's Flight 1953.4.26
Shakney 1964
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace
鹿毛 1969.1.24
Speak John 1958.2.7
Blue Moon 1948
Laredo Lass
黒鹿毛 1971.3.19
★Bold Ruler 1954.4.6
Fortunate Isle 1959.4.24
サイレントプレアー
栗毛 1992.4.25
仔受胎時活性値:0.50
サンデーサイレンス[A]
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ジェントルスピリット
鹿毛 1984.3.1
仔受胎時活性値:1.75
Nijinsky[A]
鹿毛 1967.2.21
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
Banderole
鹿毛 1975.5.21
仔受胎時活性値:2.00
Hoist the Flag[B]
鹿毛 1968.3.31
種付け時活性値:1.50
Mrs. Peterkin
鹿毛 1965.5.21
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>

サイレントプライド(2003.3.3)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Hoist the Flag 4.50 半兄スズノマーチ
(No.4-R)
5番仔
(5連産目)
第11回富士S(GIII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 サイレントプライド 牡5 57 横山典弘 1:32.7    34.5 488
[-2]
国枝栄 4
2 1 リザーブカード 牡5 56 柴山雄一 1:32.7 クビ 34.0 494
[+4]
栗田博憲 5
3 15 バトルバニヤン 牡4 56 岩田康誠 1:32.8 クビ 34.5 490
[0]
池江泰郎 7
4 3 エイシンドーバー 牡6 57 内田博幸 1:33.0 1 34.4 456
[-8]
小崎憲 1
5 2 レッツゴーキリシマ 牡3 54 幸英明 1:33.0 クビ 34.6 470
[+12]
梅田康雄 6
第11回富士S(GIII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.3-10.9-11.4-11.5-11.8-11.2-11.3-12.3
上り 4F 46.6-3F 34.8

第11回サウジアラビアロイヤルC富士S(GIII)。4月のダービー卿CT(GIII)1着以来6ヶ月と21日ぶりとなったレース。鉄砲駆けもなんのその、見事に制したのはサイレントプライド。ダービー卿CTは4番人気、今回の富士Sも4番人気で挑み、マイルGIIIを連勝としました。

では、以下にサイレントプライドのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Banderole 1975.5.21 北米2勝
|Northern Banner 1979.6.2 不出走
||Teal 1991 南アフリカ7勝 南アフリカギニー(GI)ほかGI2勝
|Russian Ribbon 1982.4.24 英1勝
||Bold Russian 1987.2.27 英、北米7勝 セレブレイションマイル(英GII)ほか英GIII1勝
|ジェントルスピリット 1984.3.1 北米2勝
||サイレントプレアー 1992.4.25 中央3勝
|||スズノマーチ 2000.2.20 中央6勝 エプソムC(GIII) 弥生賞(現JpnII)2着
|||サイレントプライド 2003.3.3 (本馬) ダービー卿CT(GIII) 富士S(GIII)
|||トーセンマーチ 2004.4.1 現役 青葉賞(JpnII)2着
|La Grandeza 1986.5.3 北米3勝
||Laredo 1993.3.7 北米13勝 アチーヴメントS(加GIII)ほか米GIII2着1回米GIII3着1回
||Krisanova 1991.5.4 北米5勝 エクリプスH(加GIII)3着
|Imperial Bandit 1990.3.5 北米12勝 コロネーションフューチュリティ(加GI)3着

半兄スズノマーチ、全弟トーセンマーチも重賞制覇あるいは連対を果たしており、母サイレントプレアーの繁殖能力の高さが伺えます。

5歳にして充実期を迎えた感のあるサイレントプライド。兄弟の壁であるジーツー2着までの壁を破るのは、重賞2勝の彼かもしれません。この秋の動向、注目しましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月27日 (月)

第69回菊花賞(JpnI)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の三十壱=-。

オウケンブルースリ 牡 栗毛 2005.2.24生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・福井明氏 栗東・音無秀孝厩舎

オウケンブルースリ(2005.2.24)の4代血統表
ジャングルポケット[A]
鹿毛 1998.5.7
種付け時活性値:1.50
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ
黒鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970.4.30
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
ダンスチャーマー
黒鹿毛 1990.4.18
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Skillful Joy
栗毛 1979.4.8
Nodouble 1965.3.4
Skillful Miss 1974.1.23
シルバージョイ
栗毛 1993.3.26
仔受胎時活性値:0.75
Silver Deputy[A]
鹿毛 1985.2.25
種付け時活性値:1.75
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Silver Valley
栗毛 1979.3.30
★Mr. Prospector 1970.1.28
Seven Valleys 1972.4.5
Joy of Myrtlewood
鹿毛 1984.6.7
仔受胎時活性値:2.00
Northern Jove[A]
芦毛 1968.2.14
種付け時活性値:1.75
Northern Dancer 1961.5.27
Junonia 1961.5.11
Myrtlewood Lass
鹿毛 1972.3.7
仔受胎時活性値:0.75
Ribot[B]
鹿毛 1952.2.27
種付け時活性値:0.75
Gold Digger
鹿毛 1962.5.28 ♀
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5×4、Gold Digger(♀)5×4(母方)>

オウケンブルースリ(2005.2.24)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Silver Deputy
(シルバージョイ)
3.75 Mr.Prospectorと同牝系
(No.13-C)
6番仔以降の仔
(3連産目)
第69回菊花賞(JpnI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 14 オウケンブルースリ 牡3 57 内田博幸 3:05.7    34.8 484
[-2]
音無秀孝 1
2 1 フローテーション 牡3 57 藤岡佑介 3:05.9 1 1/4 34.6 484
[-6]
橋口弘次郎 15
3 5 ナムラクレセント 牡3 57 和田竜二 3:06.1 1 1/2 35.4 486
[-2]
福島信晴 9
4 8 スマートギア 牡3 57 武豊 3:06.2 3/4 35.1 454
[+10]
佐山優 5
5 9 マイネルチャールズ 牡3 57 松岡正海 3:06.5 2 35.7 460
[0]
稲葉隆一 2
第69回菊花賞(JpnI)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.9-12.2-11.0-11.7-11.0-12.2-13.9-13.8-13.5-13.3-12.9-12.0-11.5-12.1-11.7
上り 4F 47.3-3F 35.3

第69回菊花賞(JpnI)。

1着オウケンブルースリ。3角の下り坂を利して、4角から直線に向かう時の迫力ある姿。アチョー。2着馬の猛追を退けた姿は菊花賞馬にふさわしいものでした。レース後、スタンド前に戻って来た時に見せた、クビを上げる仕草。お父さんのジャングルポケットが日本ダービー(現JpnI)を制した時を思い出しましたよ。そんな父の敗れたレースを仔が制する。父仔2代のクラシック制覇、競馬が点から線になった瞬間でした。

2着フローテーション(2005.4.14)。2歳時の萩S1着以来の京都コース、不気味に光った母父リアルシャダイ(1979.5.27)の血。2頭出しの人気薄、メンバー随一の末脚34秒6を繰り出しての2着でした。お父さんのスペシャルウィーク(1995.5.2)が2着に敗れた無念を晴らそうとしたものの、同じく2着まで。頑張りましたが、同じように栗毛で印象的なブレイズを持つ馬には敵いませんでした。

3着ナムラクレセント(2005.4.22)。3番手までの馬たちがいずれも下位に沈む中、先行4番手から粘って3着。初年度産駒はわずかに9頭だったヤマニンセラフィム(1999.4.13)の仔、頑張りました。もしヤマニンリュバン(2005.2.28)が抽選を通っていれば産駒2頭出しだった訳で、 ヤマニンセラフィムの繁殖能力の高さを垣間見せたのではないでしょうか。

では、以下にオウケンブルースリのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Myrtlewood Lass 1972.3.7 北米2勝
|Amelia Bearhart 1983.5.17 北米1勝
||Memorized 1988.5.25 北米11勝 ヴィジルS(加GII)2着ほか加GIII3着1回
||Explosive Red 1990.5.13 北米6勝 ハリウッドダービー(米GI)ほかGII1勝GIII1勝
||Ruby Ransom 1992.2.1 北米2勝 オンタリオコリーンH(加GIII)
|||Sacred Song 1997.3.13 英4勝 ランカシャーオークス(英GIII)ほか英GIII1勝英GI2着1回
|||Strut the Stage 1998.3.11 北米10勝 ディキシーS(米GII)ほか加GII3勝加GIII2勝
||チーフベアハート 1993.2.1 北米12勝 BCターフ(米GI)ほか北米GI2勝
||Sundown Serenade 1994.1.27 北米1勝 シェイディウェルS(加GIII)2着
|Joy of Myrtlewood 1984.6.7 北米1勝
||シルバージョイ 1993.3.26 北米4勝 ムスコカS(加GIII)2着
|||オウケンブルースリ 2005.2.24 (本馬) 菊花賞(JpnI)

チーフベアハートの母であるAmelia Bearhartの名前を見ると、米国の女性飛行士であるアメリア・イアハート(Amelia Earhart)を思い起こすのは私だけでしょうか(^_^.)。それはともかくとして、オウケンブルースリの曾祖母Myrtlewood Lassは大種牡馬Mr.Prospectorの半妹ですね。

いつもながらの得意技となりますが、終わってみれば、SSの血を持たない馬が1着となり、SSの0交配を持つ馬が2着、産駒数の少ない種の仔が3着という結果でした。また、1着2着は共に父にダービー馬を持ち、栗毛で大きなブレイズが目立つ、今回の馬体重484kgの2頭でしたね。

菊花賞馬の金看板を得て、オウケンブルースリが次に向かう舞台は果たして何処か。伸び行く3歳馬のこれからに期待しましょう♪

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月24日 (金)

第69回菊花賞(JpnI)出走予定馬の4代血統構成について。

第69回菊花賞(JpnI)出走予定馬の4代血統構成

馬名
(生年月日)[F No.]
母の
何番仔?
母父 祖母父 曾祖母父
1 フローテーション
(2005.4.14)[9-C]
6番仔
(2連産目)
スペシャルウィーク リアルシャダイ Affirmed Minnesota Mac
2 ノットアローン
(2005.2.15)[B3]
5番仔+
(5連産目+)
アグネスタキオン ★Machiavellian Nureyev Owen Anthony
3 アグネススターチ
(2005.3.16)[1-L]
8番仔
(空胎後)
バブルガムフェロー ★リヴリア リマンド Sallymount
4 メイショウクオリア
(2005.4.12)[7]
3番仔+
(3連産目)
マンハッタンカフェ Rahy Mr. Prospector Northern Dancer
5 ナムラクレセント
(2005.4.22)[16-A]
12番仔
(10連産目)
ヤマニンセラフィム サクラショウリ ダンディルート ★フィダルゴ
6 ロードアリエス
(2005.4.8)[12-C]
2番仔
(2連産目)
シンボリクリスエス Unbridled Halo Herbager
7 ドットコム
(2005.4.16)[12]
7番仔
(3連産目)
ブライアンズタイム ヘクタープロテクター ノノアルコ ファバージ
8 スマートギア
(2005.2.12)[19]
11番仔
(2連産目)
マーベラスサンデー ★パドスール ★ノーザンテースト ガーサント
9 マイネルチャールズ
(2005.4.27)[6-B]
5番仔
(3連産目)
ブライアンズタイム ★Zabeel Mill Reef Luskin Star
10 スマイルジャック
(2005.3.8)[15-A]
2番仔
(2連産目)
タニノギムレット サンデーサイレンス マルゼンスキー セントクレスピン
11 ミッキーチアフル
(2005.1.31)[16-D]
3番仔
(3連産目)
シンボリクリスエス Caerleon Shernazar Shantung
12 ヤマニンキングリー
(2005.5.16)[3-C]
7番仔
(4連産目)
アグネスデジタル サンデーサイレンス Bold Forbes Graustark
13 シゲルフセルト
(2005.3.31)[19]
4番仔
(4連産目)
ステイゴールド サクラバクシンオー ノーアテンション シャトーゲイ
14 オウケンブルースリ
(2005.2.24)[13-C]
6番仔+
(3連産目)
ジャングルポケット Silver Deputy Northern Jove Ribot
15 ベンチャーナイン
(2005.3.25)[13-C]
2番仔
(2連産目)
エイシンサンディ ★コマンダーインチーフ Alysheba Cormorant
16 ホワイトピルグリム
(2005.5.4)[8-F]
初仔 クロフネ エリシオ サンデーサイレンス ★ノーザンテースト
17 ダイシンプラン
(2005.4.14)[6-A]
3番仔
(空胎後)
タイキシャトル デヒア Sharpen Up Sir Ivor
18 ダイワワイルドボア
(2005.2.21)[4-R]
6番仔+
(6連産目+)
アグネスタキオン ★Nureyev Alleged Round Table

さて、18頭のうち、Phalaris系の4代累代配合になっているのは

  1. メイショウクオリア
  2. ダイシンプラン
  3. ドットコム
  4. ホワイトピルグリム

の4頭です。メイショウクオリアは母父がBlushing Groom(1974.4.8)系のRahy(1985.2.18)。穴人気しそうなダイシンプランは血統字面上の判断ではいかにも3000mは長そうな印象ですが、地力と安藤勝己騎手の腕で果たして……。

また、日本の当世主流となっているHaloの血を持たない馬は

  1. ミッキーチアフル
  2. マイネルチャールズ
  3. ドットコム
  4. オウケンブルースリ

の4頭です。ミッキーチアフルの祖母父Shernazar(1981.5.1)、曾祖母父Shantung(1956)というのはメンバー随一の重厚さかと。

ついで、「淀の長距離戦といえばRoberto系」ということで、直父系にRoberto(1969.3.16)系を持つのは

  1. ミッキーチアフル
  2. ロードアリエス
  3. マイネルチャールズ
  4. ドットコム
  5. スマイルジャック

の5頭です。また、母父にRoberto系を持つのは

  1. フローテーション

1頭だけ。フローテーション、リアルシャダイ(1979.5.27)の血が不気味に光ります。

今回出走の18頭のうち、重賞勝ち馬はマイネルチャールズ、スマイルジャック、メイショウクオリア、ダイワワイルドボアの4頭。ここでは4頭が勝った重賞、あるいは連対を果たした重賞について、1984年のグレード制導入後、昨年2007年までの24年間で、それぞれのレースの勝ち馬が菊花賞に出走した際の成績を確認しておきます。

マイネルチャールズは弥生賞(JpnII)と京成杯(JpnIII)の重賞2勝。実績だけならばメンバー最右翼です。

  • 弥生賞勝ち馬→出走13頭で[5-4-2-2]
  • 京成杯勝ち馬→出走6頭で[0-1-1-4]
    • 1984年~1998年→2頭で[0-0-1-1]
    • 1999年~2007年→4頭で[0-1-0-3]

弥生賞の勝ち馬は菊花賞との相性が良いですね。着外に敗れた2頭は2002年5着のバランスオブゲーム(1999.4.22)、2004年4着のコスモバルク(2001.2.10)です。また、京成杯は1999年から中山芝2000mのコースに変更しているため、分けて表示してあります。

スマイルジャックはスプリングS(JpnII)勝ち馬で日本ダービー(JpnI)2着馬です。

  • スプリングS勝ち馬→出走11頭で[2-1-1-7]
  • 日本ダービー2着馬→出走19頭で[7-1-4-7]

スプリングS勝ち馬で出走した11頭のうち、3着までに入った馬の顔ぶれを見ると、1985年1着ミホシンザン(1982.4.16)、1994年1着ナリタブライアン(1991.5.3)、1992年2着ミホノブルボン(1989.4.25)、2003年3着ネオユニヴァース(2000.5.21)。ミホシンザン以外は2冠馬で、4頭いずれも皐月賞馬。つまり、菊花賞前にクラシックを勝った馬ばかり(^_^.)

#なお、↑の4頭を除いてスプリングS勝ち馬で掲示板に乗ったのは2006年4着のメイショウサムソン(2003.3.7)1頭です。えー、やっぱり2冠馬です(^_^.)

また、ダービー2着馬の菊花賞での好成績は良く知られているところですね。勝利を収めた7頭は1991年のレオダーバン(1988.4.25)、1992年のライスシャワー(1989.3.5)、1993年のビワハヤヒデ(1990.3.10)、1996年のダンスインザダーク(1993.6.5)、1999年のナリタトップロード(1996.4.4)、2000年のエアシャカール(1997.2.26)、昨年2007年のアサクサキングス(2004.3.23)です。

メイショウクオリアは京都新聞杯の勝ち馬です。父マンハッタンカフェ(1998.3.5)との父仔制覇の期待がかかります。けれど、

  • 京都新聞杯の勝ち馬→出走23頭で[4-3-4-12]
    • 1984年~1999年→出走16頭で[4-2-4-6]
    • 2000年~2007年→出走7頭で[0-1-0-6]

京都新聞杯は2000年から春季に移行しており、移行して以降の勝ち馬については2002年2着ファストタテヤマ(1999.5.30)のみが好走しています。うーん、前哨戦ではなくなったので、ね。

ダイワワイルドボアはセントライト記念(JpnI)の勝ち馬。9番人気を跳ね返して収めた勝利、勝ち運に乗って挑戦です。しかし、

  • セントライト記念の勝ち馬→17頭で[1-1-1-14]

勝利を収めたのは1984年のシンボリルドルフ(1981.3.13)のみです。2着は1990年のホワイトストーン(1987.4.2)、3着は2007年のロックドゥカンブ(2004.9.29)です。

マイネルチャールズの項の弥生賞勝ち馬とも連動しますが、シンボリルドルフ以外で弥生賞を勝ち、かつセントライト記念を勝った馬は2002年5着のバランスオブゲーム、2004年4着のコスモバルクと、頑張ったものの掲示板まででした。いちおう、セントライト記念2着馬についても確認したところ、

  • セントライト記念の2着馬→17頭で[1-3-0-13]

勝ち馬よりは小ましな感じです。1着の1頭は1992年のライスシャワー、2着の3頭は1997年のダイワオーシュウ(1994.3.22)、2000年のトーホウシデン(1997.3.26)、2004年のホオキパウェーブ(2001.3.16)です。むぅ、4頭中3頭は直父系がRoberto系ですか。マイネルチャールズにとっては微妙に追い風かも。

うーむ。実績馬たちの良いところを見出そうとしましたが、かえってウイークポイントになっているような気がしないでもありません(^_^.)

4代血統構成とは関係のないお話も含みました。まま、たまには良いでしょう。ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月23日 (木)

たまに海外のGI勝ち馬の血統を見ると……。

第69回菊花賞(JpnI)に関する記事の合間に、今週の週刊競馬ブックを見た時に「うぉっ!!」と思った馬の血統をご案内しておきます。

QE2世チャレンジCS、アルワジーハがG1初制覇(netkeiba.com)

Alwajeeha 牝 鹿毛 2005.3.22生 米国・シャドウェルファーム生産 馬主・シャドウェルステーブル 米国・K.マクラフリン厩舎

Alwajeeha(2005.3.22)の4代血統表

Dixieland Band[A]
鹿毛 1980.3.20
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic
黒鹿毛 1954.2.11
Nearco 1935.1.24
Lady Angela 1944
Natalma
鹿毛 1957.3.26
Native Dancer 1950.3.27
Almahmoud 1947
Mississippi Mud
鹿毛1973.4.29
Delta Judge
黒鹿毛 1960.3.23
Traffic Judge 1952
Beautillion 1953.3.4
Sand Buggy
黒鹿毛 1963.4.19
Warfare 1957.4.26
Egyptian 1953.4.23
Ridaa
鹿毛 1999.1.29
仔受胎時活性値:1.25

Seattle Slew[A]
黒鹿毛 1974.2.15
種付け時活性値:0.00
Bold Reasoning
黒鹿毛 1968.4.29
Boldnesian 1963.4.14
Reason to Earn 1963
My Charmer
鹿毛 1969.3.25
Poker 1963.3.20
Fair Charmer 1959.2.3
Zakiyya
鹿毛 1992.5.1
仔受胎時活性値:1.50
Dayjur[A]
黒鹿毛 1987.2.6
種付け時活性値:1.00
Danzig 1977.2.12
Gold Beauty 1979.6.2
Affirmatively
鹿毛 1981.3.2
仔受胎時活性値:0.50
Affirmed[x]
栗毛 1975.2.21
種付け時活性値:1.25
Straight Deal
鹿毛 1962.6.9
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer2×5、Hail to Reason5×5>

Alwajeeha(2005.3.22)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Affirmed
(Won't Tell You)
3.75
(No.1-L)
2番仔以降の仔
(2連産目以降)

むぅ。父、母父共に満24歳時の0交配とは。 こういう配合のGI馬がポカンと現れるところが米国の競馬の奥深さかなとも思います。

また、父Dixieland Bandは満16歳時の0交配でも強い牝馬を送り込んでいたことを思い出しました。

Egyptband 牝 鹿毛 1997.3.27生 生産および馬主・米国・ヴェルテメール兄弟 仏国・C.ヘッド厩舎

Egyptband(1997.3.27)の4代血統表

Dixieland Band[A]
鹿毛 1980.3.20
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic
黒鹿毛 1954.2.11
Nearco 1935.1.24
Lady Angela 1944
Natalma
鹿毛 1957.3.26
Native Dancer 1950.3.27
Almahmoud 1947
Mississippi Mud
鹿毛1973.4.29
Delta Judge
黒鹿毛 1960.3.23
Traffic Judge 1952
Beautillion 1953.3.4
Sand Buggy
黒鹿毛 1963.4.19
Warfare 1957.4.26
Egyptian 1953.4.23
Egyptown
鹿毛 1989.4.2
仔受胎時活性値:1.75
Top Ville[A]
鹿毛 1976.4.5
種付け時活性値:1.00
High Top
鹿毛 1969
Derring-Do 1961
Camenae 1961
Sega Ville
鹿毛 1968.5.1
Charlottesville 1957
La Sega 1959
Reine d'Egypte
鹿毛 1982.2.8
仔受胎時活性値:1.50
★Val de l'Orne[F]
黒鹿毛 1972
種付け時活性値:0.00
Val de Loir 1959
Aglae 1965.5.28
Reine de Saba
鹿毛 1975.5.7
仔受胎時活性値:1.50
Lyphard[A]
鹿毛 1969
種付け時活性値:1.25
Sirya
鹿毛 1967.3.8
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer2×5>

Egyptband(1997.3.27)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Lyphard
(Northern Dancer)
6.50 曾祖母も仏オークス馬
(No.2-H)
2番仔?
(2連産目?)

2000年の仏オークス(GI)馬にして、凱旋門賞(仏GI)2着馬Egyptband。凱旋門賞はSinndar(1997.2.27)から1と2分の1馬身差だったのですから、力のある牝馬でした。

AlwajeehaとEgyptbandの血統表を見ると、不思議と共通点が見えます。

  1. 父の0交配を受けている
  2. Northern Dancer2×5のクロス
  3. 最優性先祖が曾祖母父
  4. ↑の最優性先祖の活性値が1.25ポイント
  5. 2連産目の2番仔(?)

最後の5点目は微妙ですが、それでもよくぞ4点目まで合致したものです。AlwajeehaとEgyptband、Dixieland Band産駒の走るポイントを抑えた配合だったのかもしれませんね。

ではでは、今日はこのへんで。

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過去10年の菊花賞(現JpnI)連対馬の4代血統構成について。

過去10年の菊花賞(現JpnI)連対馬の4代血統構成について

1着馬
(生年月日)[F No.]
母の
何番仔?
母父 祖母父 曾祖母父
2着馬
(生年月日)[F No.]
2
0
0
7
アサクサキングス
(2004.3.23)[4-G]
2番仔
(2連産目)
ホワイトマズル サンデーサイレンス What Luck Tentam
アルナスライン
(2004.2.18)[9-C]
8番仔+
(2連産目)
アドマイヤベガ ★El Gran Senor Graustark Raise a Native
2
0
0
6
ソングオブウインド
(2003.2.20)[9-F]
初仔 エルコンドルパサー サンデーサイレンス トニービン ヒッティングアウェー
ドリームパスポート
(2003.3.14)[1-T]
初仔 フジキセキ トニービン ディクタス ノーザンテースト
2
0
0
5
ディープインパクト
(2003.3.25)[2-F]
7番仔
(7連産目)
サンデーサイレンス Alzao Busted Queen's Hussar
アドマイヤジャパン
(2002.4.16)[16-C]
3番仔
(3連産目)
サンデーサイレンス Caerleon Lord Gayle Luciano
2
0
0
4
デルタブルース
(2001.5.3)[3-D]
7番仔
(7連産目)
ダンスインザダーク Dixieland Band Alleged Sir Ivor
ホオキパウェーブ
(2001.3.16)[5-G]
8番仔+
(7連産目+)
カーネギー Mr. Prospector Sir Gaylord Traffic Judge
2
0
0
3
ザッツザプレンティ
(2000.5.26)[1-E]
8番仔
(流産後)
ダンスインザダーク Miswaki Lyphard Prominer
リンカーン
(2000.3.18)[1-L]
初仔 サンデーサイレンス トニービン Sadler's Wells ★イングリッシュプリンス
2
0
0
2
ヒシミラクル
(1999.3.31)[16-C]
3番仔
(3連産目)
サッカーボーイ シェイディハイツ ラナーク フィダルゴ
ファストタテヤマ
(1999.5.30)[4-M]
9番仔
(9連産目)
ダンスインザダーク ターゴワイス ノーザンテースト Ambiopoise
2
0
0
1
マンハッタンカフェ
(1998.3.5)[16-C]
5番仔
(流産後)
サンデーサイレンス Law Society Luciano Ticino
マイネルデスポット
(1998.4.27)[7-C]
6番仔
(5連産目)
ペンタイア パーソロン シュプリームギフト スパニッシュイクスプレス
2
0
0
0
エアシャカール
(1997.2.26)[4-R]
3番仔
(不受胎後)
サンデーサイレンス ★Well Decorated Gleaming Ribot
トーホウシデン
(1997.3.26)[8-F]
3番仔+
(3連産目+)
ブライアンズタイム Blushing Groom Nijinsky Sir Ivor
1
9
9
9
ナリタトップロード
(1996.4.4)[18]
6番仔
(6連産目)
サッカーボーイ Affirmed Never Bend Double Jay
テイエムオペラオー
(1996.3.13)[4-M]
7番仔
(不受胎後)
オペラハウス Blushing Groom Key to the Kingdom Drone
1
9
9
8
セイウンスカイ
(1995.4.26)[23]
初仔 シェリフズスター ミルジョージ ★モガミ カーネルシンボリ
スペシャルウィーク
(1995.5.2)[3-L]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンス マルゼンスキー セントクレスピン ヒンドスタン

過去10年の菊花賞連対馬について、4代血統構成と簡易ではありますが母の連産状況をお届けしました。↑の表中「赤字」は「SS自身(あるいはHalo系)」、「赤字(強調)」は「SS2世」、「青字」は「ネオ異系」、「青字(強調)」は「異系」を示しています。

さて、連対馬20頭のデータを見た時、4代血統構成が字面上Phalaris4系累代配合となっているのは、

  1. テイエムオペラオー
  2. トーホウシデン
  3. リンカーン

の3頭でした。が、この3頭には中島理論的にはダミーと目されるSadler's Wells(1981.4.11)、もしくはBlushing Groom(1974.4.8)の血が含まれていました-↑の表中では「紫字」で示しています-。つまり、20頭いずれも、どこかに異系の血を持ち合わせていると判断されます。

また、過去10年のうち9年はSSの血を持つ馬が連対を果たしており、ここ2年は母父SSの馬が勝利を収め、SS2世種牡馬の産駒が2着となっています。

ついで、SS2世種牡馬のうち菊花賞で印象に残る成績を収めているのは、やはりダンスインザダーク(1993.6.5)でしょうか。2002年2着ファストタテヤマ、2003年1着ザッツザプレンティ、2004年1着デルタブルース。サスガに自身が菊花賞馬なだけあります、ダンスインザダーク。

あと、異彩を放つということでは、過去10年のうち1998年1着セイウンスカイ、1999年1着ナリタトップロード、2002年1着ヒシミラクルと、Gainsborough(1915.1.24)系が3勝を挙げているところでしょう。「Hampton(1872)系は淀のジーワンによく似合う」という印象をずいぶん前に持ったものです。

という訳で、また明日以降に今年の菊花賞出走予定馬について確認しましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月22日 (水)

唸る末脚33秒1。

3日前に書いておいた分をアップし忘れていたので、このタイミングでアップしておきます。

アイルランドT、オペラブラーボが3連勝(netkeiba.com)

オペラブラーボ 牡 鹿毛 2004.3.15生 静内・静内フジカワ牧場生産 馬主・草間庸文氏 美浦・久保田貴士厩舎

オペラブラーボ(2004.3.15)の4代血統表
オペラハウス[A●]
鹿毛 1988.2.24
種付け時活性値:1.75
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Colorspin
鹿毛 1983.3.16
High Top
黒鹿毛 1969
Derring-Do 1961
Camenae 1961
Reprocolor
栗毛 1976.5.14
Jimmy Reppin 1965
Blue Queen 1967
ワルツダンサー
鹿毛 1995.3.11
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

サンデーサイレンス[A]
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.00
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウィシングフォーアスター
鹿毛 1987.2.21
仔受胎時活性値:1.75
★Mr. Prospector[x]
鹿毛 1970.1.28
種付け時活性値:0.00
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Barbs Dancer
栗毛 1971.2.27
仔受胎時活性値:1.75
Northern Dancer[A]
鹿毛 1961.5.27
種付け時活性値:0.25
Periodista
鹿毛 1965
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4、Hail to Reason5×4、Native Dancer5×5、Almahmoud(♀)5×5>

オペラブラーボ(2004.3.15)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
オペラハウス
(Djeddah)
6.75 or 4.75 半兄ワイルドワンダー
(No.12-B)
3番仔
(3連産目)

「あれ、アイルランドトロフィーって、マイル戦じゃなかったっけ」。そう思いながら見ていた府中芝2000mの一戦。直線、内側から436kgの小柄な鹿毛馬が一気に抜け出しました。美しい流星を青のシャドーロールで隠したその馬の名前はオペラブラーボ。3連勝でオープン特別を制して6勝目を挙げました。1分58秒3の勝ち時計は優秀で、レース自体の上がり3F34秒8のところを、オペラブラーボは33秒1の豪脚で面倒を見ました。

「強いなぁ」と思いながら開いた4代血統表は↑のとおり。母ワルツダンサーの繁殖能力の高さについて、中島理論的な解釈をすると、

  1. 母父SS&祖母父Mr.Prospectorの0遺伝
  2. 料的遺伝値のクレジットが4.75と大きい

というところが言えますでしょうか。ワルツダンサー自身が中央6勝の活躍馬でしたし、2歳上の半兄ワイルドワンダー(2002.3.19)は9勝、1歳年上の半兄ラインドライブ(2003.4.2)は5勝と中央の現役で活躍しています。静内フジカワ牧場さんにとって、ワルツダンサーはカマド馬ですね。

では、以下にオペラブラーボのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Barbs Dancer 1971.2.27 5勝
|Ellie Milove 1977.2.8 米2勝 アーリントンワシントンラッシーS(GII)2着
||My Lovely 1987.5.1 米0勝
|||O'Rey Fantasma 1996.4.14 米3勝 ハリウッドジュヴェナイルCS(GIII)2着
||Starr County 1990.3.8 米1勝
|||Gygistar 1999.4.21 米11勝 ギングズビショップS(GI)ほかGII2勝GIII2勝
|||Stellar 2000.4.2 米3勝 アディロンダックS(GII)2着
|Eillo 1980.2.17 米12勝 BCスプリント(GI)
|ウィシングフォーアスター 1987.2.21 米3勝
||ワルツダンサー 1995.3.11 中央6勝
|||ワイルドワンダー 2002.3.19 現役(9勝) 根岸S(GIII) プロキオンS(GIII) アンタレスS(GIII)ほか
|||ラインドライブ 2003.4.2 現役(5勝)
|||オペラブラーボ 2004.3.15 (本馬) アイルランドT(OP)
|Key to My Heart 1990.3.11 米0勝
||Love n' Kiss S. 1998.3.25 米8勝 ペブルズH(GIII)
|Heat Is On 1996.4.5 不出走
||マルターズヒート 2001.2.3 中央4勝(平地3勝+ジャンプ1勝) フェアリーS(現JpnIII)ほか

祖母の兄に第1回BCスプリントの勝ち馬Eilloがおり、祖母の妹の仔にマルターズヒートがいます。全体に短距離色が強い牝系の中にあって、オペラブラーボが芝2000mで強い勝ち方をしたのは、やはり父オペラハウスによるものでしょうか。

軌道に乗ったオペラハウス産駒はビックリするくらいに強さを見せますから、オペラブラーボのこれからに注目したいですね。

ではでは、今日はこのへんで。

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第56回府中牝馬S(GIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の三十=-。

ブルーメンブラット 牝 黒鹿毛 2003.2.20生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・石坂正厩舎

ブルーメンブラット(2003.2.20)の4代血統表
アドマイヤベガ
鹿毛 1996.3.12
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ベガ
鹿毛 1990.3.8
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
アンティックヴァリュー
鹿毛 1979.2.25
Northern Dancer 1961.5.27
Moonscape 1967.3.12
マイワイルドフラワー
鹿毛 1986.2.12
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Topsider
鹿毛 1974.3.15
種付け時活性値:0.75
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Drumtop
鹿毛 1966.5.4
Round Table 1954.4.6
Zonah 1958.5.1
Wildwook
鹿毛 1965.5.18
仔受胎時活性値:1.00
Sir Gaylord
黒鹿毛 1959.2.12
種付け時活性値:1.25
Turn-to 1951
Somethingroyal 1952
Blue Canoe
鹿毛 1958.4.13
仔受胎時活性値:1.50
Jet Pilot
栗毛 1944
種付け時活性値:1.25
Portage
鹿毛 1952
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×3、Turn-to5×4、Almahmoud(♀)5×5、Princequillo5×5(母方)>

ブルーメンブラット(2003.2.20)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
アドマイヤベガ 5.75 or 3.75 半兄ジョイフルハート
(No.4-M)
9番仔以降の仔
(5連産目)
第43回府中牝馬S(GIII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 16 ブルーメンブラット 牝5 55 吉田豊 1:45.5    33.2 476
[+10]
石坂正 4
2 7 カワカミプリンセス 牝5 55 横山典弘 1:45.6 1/2 34.0 508
[+12]
西浦勝一 1
3 2 ベッラレイア 牝4 55 秋山真一郎 1:45.8 1 1/2 33.3 462
[+10]
平田修 3
4 11 レインダンス 牝4 55 中舘英二 1:45.9 クビ 34.0 476
[-2]
宮徹 13
5 13 キストゥヘヴン 牝5 55 藤田伸二 1:45.9 クビ 34.0 438
[+4]
戸田博文 2
第43回府中牝馬S(GIII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.6-10.8-11.4-12.3-12.1-12.3-11.3-11.2-11.5
上り 4F 46.3-3F 34.0

第56回府中牝馬S(GIII)。横山典弘騎手に乗り替わった1昨年の2冠牝馬カワカミプリンセス(2003.6.5)の秋初戦となったレース。直線、内側を脚色良く抜け出した時は「快勝か」と思われました。けれど、馬場中央から鋭く差して来た馬が1頭。同い年のブルーメンブラット、上がり3ハロン33秒2の鋭脚で最後にはキッチリ2分の1馬身抜け出しました。

では、以下にブルーメンブラットのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Wildwook 1965.5.18 米4勝
|Ride the Trails 1971.5.28 不出走
||Mesabi 1976.4.4 米3勝
|||Funistrada 1983.2.24 米7勝 フォールハイウエイトH(GII)ほかGI2着1回GI3着1回
||Movin' Money 1977.3.18 米3勝 デルマーオークス(GII)
||Mochila 1979.4.3 米9勝 ラフィアンH(GI)2着ほかGII2着1回GI3着2回
|||Serape 1988.5.23 米5勝 バレリーナS(GI)ほかGII2着1回GIII2着1回
||Cozzene 1980.5.8 米10勝 BCマイル(GI)ほかGII1勝GIII1勝
|Laramie Trail 1972.5.6 米5勝 ゴーサムS(GII)ほかGIII1勝
|ウエスタンウインド 1974.4.21 米5勝 フューチュリティS(GI)3着 ブルーグラスS(GI)3着
|マイワイルドフラワー 1986.2.12 愛米2勝
||インザジャングル 1993.3.19 不出走
|||ダイキチムスメ 2000.2.10 中央3勝+地方1勝 小倉2歳S(現JpnIII)3着
||ジョイフルハート 2001.2.7 現役 北海道スプリントC(JpnIII)
||ブルーメンブラット 2003.2.20 (本馬) 府中牝馬S(GIII)

近いところに先日10月7日に亡くなった名種牡馬Cozzeneが見えますね。ほかにもブラックタイプが並ぶ活力ある牝系です。

5歳秋に芝1800mのレースで重賞初制覇を遂げて、次に向かうは牝馬同士の戦いか、あるいは実績のある短距離戦か。どちらにせよ、ブルーメンブラットの走りに期待しましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月21日 (火)

第43回デイリー杯2歳S(JpnII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の二十九=-。

シェーンヴァルト 牡 黒鹿毛 2006.3.9生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・岡田稲男厩舎

シェーンヴァルト(2006.3.9)の4代血統表
ジャングルポケット[A]
鹿毛 1998.5.7
種付け時活性値:1.75
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ
黒鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970.4.30
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
ダンスチャーマー
黒鹿毛 1990.4.18
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28 ♀
Skillful Joy
栗毛 1979.4.8
Nodouble 1965.3.4
Skillful Miss 1974.1.23
シェーンクライト
鹿毛 1999.3.8
仔受胎時活性値:1.50
エリシオ[A●]
鹿毛 1993.1.24
種付け時活性値:1.25
Fairy King
鹿毛 1982.3.4
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Helice
鹿毛 1988.4.4
Slewpy 1980.3.28
Hirondelle 1981.5.5
カロギャル
鹿毛 1988.2.15
仔受胎時活性値:0.50
Caro[A]
芦毛 1967.4.11
種付け時活性値:1.00
フォルティノ 芦毛 1959.4.19
Chambord 1955
Delso
鹿毛 1969.4.18
仔受胎時活性値:0.50
More So[B]
鹿毛 1961.5.7
種付け時活性値:1.75
Ridell
鹿毛 1964.3.27
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4、Special(♀)4×5、Thong(♀)=Ridan5×5>

シェーンヴァルト(2006.3.9)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ジャングルポケット 3.50 母がオープン特別勝ち馬
(No.4-N)
2番仔
(2連産目)
第43回デイリー杯2歳S(JpnII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 シェーンヴァルト 牡2 55 北村友一 1:33.3 レコード 34.4 472
[+10]
岡田稲男 3
2 10 ホッコータキオン 牡2 55 飯田祐史 1:33.3 クビ 35.4 496
[+2]
飯田明弘 1
3 9 キングスレガリア 牡2 55 福永祐一 1:33.4 3/4 34.2 460
[-2]
中竹和也 8
4 1 ピースピース 牡2 55 小牧太 1:33.6 1 34.2 448
[-2]
荒川義之 9
5 4 アラシヲヨブオトコ 牡2 55 武豊 1:33.8 1 1/4 34.9 504
[0]
音無秀孝 2
第43回デイリー杯2歳S(JpnII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.2-10.8-11.5-11.7-11.7-11.2-12.2-12.0
上り 4F 47.1-3F 35.4

第43回デイリー杯2歳S(JpnII)。独語で「美しい森」 という意味を持つシェーンヴァルト。京都芝外回り1600mコースの2歳レコードとなる1分33秒3で遂げた自身の重賞初勝利が、そのまま、鞍上の北村友一騎手と管理される岡田稲男調教師にとっても重賞初勝利となりました。3者共におめでとうございます。

では、以下にシェーンヴァルトのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Delso 1969.4.18 米2勝
|Isayso 1979.2.17 米8勝 ブラックヘレンH(GII) コロンビアナH(GIII)
||Isaygo 1989.4.22 米1勝
|||Isaypete 1996.2.29 米5勝 ブロウォードH(GIII)2着
|カロギャル 1988.2.15 米3勝
||シェーンクライト 1999.3.8 中央2勝 フェニックスS(OP)
|||シェーンヴァルト 2006.3.9 (本馬) デイリー杯2歳S(JpnII)

シェーンヴァルトの母シェーンクライトは初期の角居勝彦厩舎の所属馬でした。なお、確認したところ、シェーンクライトは残念ながら今年の2月に亡くなっているようです。シェーンヴァルト、亡き母のためにも頑張りました。

気鋭の3者で挑む次の戦いの舞台は中山か阪神か。シェーンヴァルトの次走に期待しましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月20日 (月)

第13回秋華賞(JpnI)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の二十八=-。

ブラックエンブレム 牝 黒鹿毛 2005.1.22生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・田原邦男氏 美浦・小島茂之厩舎

ブラックエンブレム(2005.1.22)の4代血統表
ウォーエンブレム
青鹿毛 1999.2.20
種付け時活性値:1.25
Our Emblem
黒鹿毛 1991.3.7
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Personal Ensign
鹿毛 1984.4.27
Private Account 1976.4.26
Grecian Banner 1974.4.26
Sweetest Lady
鹿毛 1990.2.8
Lord at War
栗毛 1980.10.1
General 1974
Luna de Miel 1974
Sweetest Roman
鹿毛 1977.4.4
The Pruner 1967.4.12
I Also 1969.5.21
ヴァンドノワール
青毛 1996.3.4
仔受胎時活性値:2.00
ヘクタープロテクター
栗毛 1988.3.4
種付け時活性値:1.75
Woodman
栗毛 1983.2.17
Mr. Prospector 1970.1.28
プレイメイト 1975.4.12
Korveya
栗毛 1982.5.26
Riverman 1969
Konafa 1973.4.19
プリンセスデリーデ
鹿毛 1981.4.15
仔受胎時活性値:1.50
Vaguely Noble
鹿毛 1965.5.15
種付け時活性値:1.75
ヴィエナ 1957
Noble Lassie 1956
Flashy
黒鹿毛 1971
仔受胎時活性値:0.25
Sir Ivor
鹿毛 1965.5.5
種付け時活性値:1.25
Sovereign
鹿毛 1965
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Mr.Prospector3×4、Damascus5×5、Numbered Account(♀)=プレイメイト(♀)5×4>

ブラックエンブレム(2005.1.22)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ヘクタープロテクター 5.00 従兄ナリタセンチュリー
(No.3-C)
3番仔
(3連産目)
第13回秋華賞(JpnI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 ブラックエンブレム 牝3 55 岩田康誠 1:58.4    34.6 452
[+4]
小島茂之 11
2 1 ムードインディゴ 牝3 55 福永祐一 1:58.5 1/2 34.4 456
[0]
友道康夫 8
3 15 プロヴィナージュ 牝3 55 佐藤哲三 1:58.6 1/2 35.6 510
[-4]
小島茂之 16
4 10 ブライティアパルス 牝3 55 藤岡康太 1:58.6 ハナ 35.3 454
[+2]
平田修 13
5 5 エフティマイア 牝3 55 吉田隼人 1:58.7 3/4 35.3 442
[-14]
鹿戸雄一 3
第13回秋華賞(JpnI)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.3-10.4-12.3-12.2-11.4-12.5-11.9-11.5-11.8-12.1
上り 4F 47.3-3F 35.4

第13回秋華賞(JpnI)。ジーワン史上最高の3連単10,982,020円馬券が飛び出した一戦は、小島茂之調教師、意地の大一番でした。3着に粘ったプロヴィナージュの出走を巡って、ずいぶんと心労を重ねられたご様子。小島師のブログ記事によると佐藤哲三騎手の起用に当たって、

『今回は悪役だぞ!大丈夫か?』という問いに『あー慣れてます』と心強い言葉。

というやりとりがなされたそうで、巷間の敵になったことを自覚した上での2頭出しだったのでしょう。

けれど、ブラックエンブレムとプロヴィナージュは跳ね返しました。動物は飼養してくれている人間の姿を見るものです。苦境に追い込まれた所属厩舎のボスをなんとか励ますべく、騎手の手を借りて、共に持ち得る能力を全開しました。

人が馬を助け、馬が人を助ける。2008年10月19日、この日は小島厩舎にとって忘れることができない日になったでしょう。本当におめでとうございました。

今回の秋華賞は「異能の種牡馬」ウォーエンブレムにとっても産駒初のジーワン勝利となりました。ナニのやる気が前向きにならなかった彼の産駒は、

  1. 初年度(2004年産)……4頭
  2. 2年度(2005年産)……33頭
  3. 3年度(2006年産)……5頭
  4. 4年度(2007年産)……0頭
  5. 5年度(2008年産)……0頭
  6. 6年度(2009年産)……?頭(最大39頭)

競走年齢に達している3世代で合計42頭しかいません。けれど、その異能ぶりは数少ない産駒たちが示しています。まず、初年度の4頭は4頭共にJRAで勝利を挙げました。そう、初年度の産駒勝ち上がり率は10割だったのです。そして、現在のところ最大の産駒数となっている2年度、つまりブラックエンブレムの世代から3頭の重賞勝ち馬が送り込まれました。ブラックエンブレムを筆頭にショウナンアルバ(2005.2.13)、エアパスカル(2005.2.11)と3歳限定重賞戦線で活躍を見せたのです。

一時は社台ファーム総帥の吉田照哉氏もサジを投げかけられたようですが、サスガに2年度産駒の活躍を受けて「もう一度」と思われたようです。SANSPO.COMの記事などによると、米国のペンシルバニア大学の助力を得て、2008年は39頭に種付けしたとのこと。

中島理論的にはあまり数が多くなりすぎるのも困りものですが(笑)、ウォーエンブレムの産駒、まだまだ見られそうです。

では、以下に「孝行娘」ブラックエンブレムのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Flashy 1971 英仏4勝
|Feu de Guerre 1980.4.7 伊仏3勝 プリンチペアメデオ賞(伊GII)
|プリンセスデリーデ 1981.4.15 仏1勝 フロール賞(GIII)3着
||プリンセスリーベ 1992.2.21 中央4勝
|||ナリタセンチュリー 1999.3.20 中央8勝 京都大賞典(GII) 京都記念(GII)
||ノーブルドノール 1993.3.14 中央0勝
|||ニシノナースコール 2002.4.24 現役 エンプレス杯(JpnII)2着 秋華賞(現JpnI)3着ほかJpnIII3着1回
||ヴァンドノワール 1996.3.4 中央1勝
|||ブラックエンブレム 2005.1.22 (本馬) 秋華賞 フラワーC(JpnIII)

↑の近親牝系図には示しませんでしたが、祖母プリンセスデリーデの持込馬がプリンセスメール(1990.2.21)ですね。正月開催の京都芝2000mの新馬戦でベガ(1990.3.8)を破ったことを思い出します。あと、引退レースとなった中京芝2000mの鳥羽特別もぶっちぎりでした。って、古い記憶やなぁ(^_^.)

「淀」と書いてナリタセンチュリーが京都芝重賞2勝、ニシノナースコールが秋華賞3着と頑張っていることに改めて気付きました。ヨーロピアンなVageuely Noble、Sir Ivorあたりとマッチするのかも知れませんね。

ジーワン勝ち馬となって向かう次の舞台はどこになるのでしょうか。ブラックエンブレムのこれからに期待しましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

<Web Resource>

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2008年10月18日 (土)

第13回秋華賞(JpnI)出走予定馬の4代血統構成。

第13回秋華賞(JpnI)出走予定馬の4代血統構成

馬名
(生年月日)
母父 祖母父 曾祖母父
父系 母父系 祖母父系 曾祖母父系
1 ムードインディゴ
(2005.1.19)
ダンスインザダーク Sharpo Known Fact ★ソーブレスド
SS系 エタン系 In Reality系 Princery Gift系
2 ピサノジュバン
(2005.4.4)
スペシャルウィーク ブライアンズタイム Fappiano ★Damascus
SS系 Roberto系 Mr.Prospector系 Sword Dancer系
3 ソーマジック
(2005.2.5)
シンボリクリスエス Fairy King Precocious Persian Bold
Roberto系 Northern Dancer系 Owen Tudor系 Bold Ruler系
4 ブラックエンブレム
(2005.1.22)
ウォーエンブレム ヘクタープロテクター Vaguely Noble Sir Ivor
Mr.Prospector系 Mr.Prospector系 Aureole系 Sir Gaylord系
5 エフティマイア
(2005.2.14)
フジキセキ ニホンピロウイナー ノーザンテースト Cipol
SS系 Habitat系 Northern Dancer系 Fairway系
6 レッドアゲート
(2005.3.14)
マンハッタンカフェ ★スキャン シーホーク ネヴァービート
SS系 Mr.Prospector系 Herbager系 Never Say Die系
7 リトルアマポーラ
(2005.1.24)
アグネスタキオン コマンダーインチーフ ヴァリィフォージュ ダイアトム
SS系 Lyphard系 Fairway系 Sicambre系
8 ユキチャン
(2005.3.28)
クロフネ サンデーサイレンス ★Topsider Star de Naskra
Deputy Minister系 Halo系 Northern Dancer系 Nasrullah系
9 マイネレーツェル
(2005.4.4)
ステイゴールド サクラユタカオー ★マルゼンスキー ヴェンチア
SS系 Princely Gift系 Nijinsky系 Relic系
10 ブライティアパルス
(2005.4.14)
ダイタクリーヴァ Storm Bird ★Our Native Cavan
SS系 Northern Dancer系 Raise a Native系 Nearco系
11 トールポピー
(2005.1.30)
ジャングルポケット サンデーサイレンス El Gran Senor Caro
ゼダーン系 Halo系 Northern Dancer系 フォルティノ系
12 カレイジャスミン
(2005.5.8)
タヤスツヨシ エリシオ ロイヤルスキー ノーザンテースト
SS系 Northern Dancer系 Bold Ruler系 Northern Dancer系
13 アロマキャンドル
(2005.3.12)
フレンチデピュティ サンデーサイレンス ターゴワイス ノーザンテースト
Deputy Minister系 Halo系 Round Table系 Northern Dancer系
14 エアパスカル
(2005.2.11)
ウォーエンブレム サンデーサイレンス Storm Cat Assagai Jr.
Mr.Prospector系 Halo系 Storm Bird系 Hyperion系
15 プロヴィナージュ
(2005.2.3)
フレンチデピュティ サンデーサイレンス Exuberant Noholme Atoll
Deputy Minister系 Halo系 Bold Ruler系 Star Kingdom系
16 メイショウベルーガ
(2005.3.30)
フレンチデピュティ Sadler's Wells Drone Pago Pago
Deputy Minister系 Northern Dancer系 Sir Gaylord系 Fairway系
17 レジネッタ
(2005.5.11)
フレンチデピュティ サンデーサイレンス ブラッシングジョン Northern Dancer
Deputy Minister系 Halo系 Blushing Groom系 Nearctic系
18 オディール
(2005.2.28)
クロフネ Darshaan L'Emigrant Prove Out
Deputy Minister系 Mill Reef系 Northern Dancer系 Ribot系

18頭中SSの血を持つ馬は14頭。まま、それはもはやJRAジーワンの通念ですからね。逆に持たない馬4頭はソーマジック、ブラックエンブレム、メイショウベルーガ、オディールの4頭。2枠と8枠に揃いました。

まま、そのSSの血云々よりも、フレンチデピュティ(1992.1.30)の直仔4頭、直孫2頭が出走しているところが、なんともはや、勢いを感じさせるところです。7枠と8枠、6頭中5頭がフレンチデピュティ系ですね(^_^.)

という訳で、アップし損ねていたフレンチデピュティの4代血統表を下に示しておきます。

フレンチデピュティ 牡 栗毛 1992.1.30生 生産および馬主・米国・アーヴィング&マージョリー・コーワン夫妻 米国・N.ドライスデール厩舎

フレンチデピュティ(1992.1.30)の4代血統表
Deputy Minister[A]
黒鹿毛 1979.5.17
種付け時活性値:1.00
Vice Regent
栗毛 1967.4.29
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Victoria Regina
栗毛 1958.5.18
Menetrier 1944
Victoriana 1952
Mint Copy
黒鹿毛 1970.2.24
★Bunty's Flight
黒鹿毛 1953.4.26
Bunty Lawless 1935
Broomflight 1947
Shakney
黒鹿毛 1964
Jabneh 1952
Grass Shack 1951
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
仔受胎時活性値:0.50
Hold Your Peace[B]
鹿毛 1969.1.24
種付け時活性値:0.75
Speak John
鹿毛 1958.2.7
Prince John 1953.4.6
Nuit de Folies 1947
Blue Moon
鹿毛 1948
Eight Thirty 1936
Blue Grail 1943
Laredo Lass
黒鹿毛 1971.3.19
仔受胎時活性値:0.25
★Bold Ruler[A]
黒鹿毛 1954.4.6
種付け時活性値:0.00
Nasrullah 1940.3.2
Miss Disco 1944
Fortunate Isle
黒鹿毛 1959.4.24
仔受胎時活性値:0.75
Ambiorix[E]
鹿毛 1946
種付け時活性値:1.00
Slippy
鹿毛 1950
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Nearco5×5>

フレンチデピュティ(1992.1.30)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Deputy Minister 3.50 or 1.50 母が活躍馬
(No.4-M)
3番仔以降の仔
(2連産目以降)

中島理論的には父の母父Bunty's Flightと祖母父Bold Rulerが共に満16歳時の0交配を与えており、母父0交配と同程度の効果を得ていると判断できます。また、Northern Dancerをクロス0する機会も多いでしょう。社台さんのバックアップもあり、現代日本の有力なNorthern Dancer系種牡馬となりました。

また、中島理論的には種牡馬のマイナー性云々ということを問われますが、フレンチデピュティは現役時代に米国で6戦4勝、その主な勝ち鞍はジェロームH(GII)です。現役時代はGIを勝利することはなかったフレンチデピュティ。メジャーにのし上がろうという反骨精神を携えたのか、

  1. ノボジャック(1997.3.24)
  2. クロフネ(1998.3.31)
  3. エイシンデピュティ(2002.4.9)
  4. アドマイヤジュピタ(2003.3.1)
  5. ピンクカメオ(2004.4.24)
  6. レジネッタ

と6頭のジーワン馬を日本競馬に送り込んでいます。

ではでは、今日はこのへんで♪

追記。ふと思ったのですが、ブライティアパルスはダイタクリーヴァ(1997.3.24)の仔ということで、SS3世種牡馬の仔ですね。SS3世種牡馬の仔のJRAジーワン出走って、初めてなのでしょうか?ちょっと気になりました。

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2008年10月17日 (金)

空胎後に名馬あり(2008年版)-其の十一-。

という訳で、毎度おなじみの「空胎後に名馬あり」の記事でございます。

2008年のJRAGI(JpnI含む)レースの複勝圏馬における母の連産状況
レース名 1着馬 母の連産状況 2着馬 母の連産状況 3着馬 母の連産状況
フェブラリーS(GI) ヴァーミリアン 3番仔
(3連産目)
ブルーコンコルド 2番仔
(2連産目)
ワイルドワンダー 初仔
高松宮記念(GI) ファイングレイン 初仔 キンシャサノキセキ 4番仔
(2年連続流産後)
スズカフェニックス 2番仔
(2連産目)
桜花賞(JpnI) レジネッタ 4番仔
(4連産目)
エフティマイア 3番仔
(3連産目)
ソーマジック 3番仔以降の仔
(2連産目)
皐月賞(JpnI) キャプテントゥーレ 2番仔
(2連産目)
タケミカヅチ 12番仔
(2連産目)
マイネルチャールズ 5番仔
(3連産目)
天皇賞・春(GI) アドマイヤジュピタ 3番仔
(不受胎後)
メイショウサムソン 初仔
(流産後)
アサクサキングス 2番仔
(2連産目)
NHKマイルカップ(JpnI) ディープスカイ 4番仔
(不受胎後)
ブラックシェル 3番仔
(不受胎後)
ダノンゴーゴー 5番仔以降の仔
(2連産目)
ヴィクトリアマイル(JpnI) エイジアンウインズ 3番仔
(3連産目)
ウオッカ 4番仔
(2連産目)
ブルーメンブラット 9番仔以降の仔
(5連産目)
オークス(JpnI) トールポピー 5番仔
(4連産目)
エフティマイア 3番仔
(3連産目)
レジネッタ 4番仔
(4連産目)
日本ダービー(JpnI) ディープスカイ 4番仔
(不受胎後)
スマイルジャック 2番仔
(2連産目)
ブラックシェル 3番仔
(不受胎後)
安田記念(GI) ウオッカ 4番仔
(2連産目)
アルマダ 5番仔
(不受胎後)
エイシンドーバー 報告なし後の仔
(前年産駒なし後?)
宝塚記念(GI) エイシンデピュティ 2番仔
(2連産目)
メイショウサムソン 初仔
(流産後)
インティライミ 10番仔
(4連産目)
スプリンターズS(GI) スリープレスナイト 7番仔以降の仔
(2連産目)
キンシャサノキセキ 4番仔
(2年連続流産後)
ビービーガルダン 4番仔以降の仔
(2年連続不受胎後)

では、今週末に行われる第13回秋華賞(JpnI)の出走予定馬18頭について、母の連産状況を確認しておきます。

第13回秋華賞(JpnI)出走予定馬についての母の連産状況など

馬名
(生年月日)
母馬名
(生年月日)
母の何番仔? 牝系
1 ムードインディゴ
(2005.1.19)
リープフォージョイ
(1992.3.7)
7番仔
(7連産目)
半姉チャペルコンサート
(No.1-L)
2 ピサノジュバン
(2005.4.4)
ピサノガレー
(1996.3.6)
4番仔
(4連産目)
母も秋華賞に出走
(No.13-A)
3 ソーマジック
(2005.2.5)
スーア
(1997.3.23)
3番仔
(2連産目)
母が伊1000ギニー馬
(No.16-F)
4 ブラックエンブレム
(2005.1.22)
ヴァンドノワール
(1996.3.4)
3番仔
(3連産目)
従兄ナリタセンチュリー
(No.3-C)
5 エフティマイア
(2005.2.14)
カツラドライバー
(1998.3.9)
3番仔
(3連産目)
伯父アルゼンチンタンゴ
(No.4-K)
6 レッドアゲート
(2005.3.14)
セカンドチャンス
(1997.3.22)
4番仔
(4連産目)
伯父テイエムメガトン
(No.3-L フロリースカップ系)
7 リトルアマポーラ
(2005.1.24)
リトルハーモニー
(1995.4.25)
3番仔
(不受胎後)
祖母が最優秀古馬牝馬
(No. 9-E コランディア系)
8 ユキチャン
(2005.3.28)
シラユキヒメ
(1996.4.4)
3番仔
(3連産目)
曾祖母が米GII勝ち馬
(No.2-W)
9 マイネレーツェル
(2005.4.4)
ケイアイベール
(1996.3.28)
4番仔
(4連産目)

(No.9-C ダイアンケー系)
10 ブライティアパルス
(2005.4.14)
ストームサンデー
(1989.2.11)
10番仔
(2連産目)
曾祖母の仔に米2歳GI勝ち馬
(No.1-O)
11 トールポピー
(2005.1.30)
アドマイヤサンデー
(1995.2.20)
5番仔
(4連産目)
全兄フサイチホウオー
(No.1-P)
12 カレイジャスミン
(2005.5.8)
ラピュセル
(2000.4.1)
初仔 伯父エアジハード
(No.8-G)
13 アロマキャンドル
(2005.3.12)
エアインセンス
(1995.2.27)
5番仔
(不受胎後)
半兄プレシャスカフェ
(No.8-G)
14 エアパスカル
(2005.2.11)
ラフィカ
(1998.3.11)
2番仔
(2連産目)
伯父ブラックタキシード
(No.9-F)
15 プロヴィナージュ
(2005.2.3)
ボーンスター
(1996.5.20)
5番仔
(5連産目)

(No.22)
16 メイショウベルーガ
(2005.3.30)
パパゴ
(1991.2.24)
5番仔以降の仔
(4連産目)
ダンシングブレーヴと同牝系
(No.3-D)
17 レジネッタ
(2005.5.11)
アスペンリーフ
(1997.5.10)
4番仔
(4連産目)
世界的名牝系
(No.4-M)
18 オディール
(2005.2.28)
キュンティア
(1995.3.22)
初仔 母が2歳ジーワン2着馬
(No.20)

出走予定馬18頭のうち母が非連産で生産されている馬は、

  1. リトルアマポーラ
  2. カレイジャスミン
  3. アロマキャンドル
  4. オディール

の4頭です。4頭共にオープン特別以上で連対経験がある馬たち。うーむ、面白くはありますが、牝馬限定戦では果たして。

ではでは、今日はこのへんで♪

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積み重ねてダートジーワン7勝目-ブルーコンコルド(2004.4.11)-。

南部杯、ブルーコンコルドが3連覇でGI・7勝目(netkeiba.com)

ブルーコンコルド 牡 鹿毛 2000.4.11生 新冠・川上悦夫氏生産 馬主・(株)ブルーマネジメント 栗東・服部利之厩舎

ブルーコンコルド(2000.4.11)の4代血統表
フサイチコンコルド
鹿毛 1993.2.11
種付け時活性値:1.50
Caerleon
鹿毛 1980.3.27
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
Foreseer
黒鹿毛 1969
Round Table 1954.4.6
Regal Gleam 1964
バレークイーン
鹿毛 1988.4.16
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975
Sun Princess
鹿毛 1980.5.18
★イングリッシュプリンス 1971.5.8
Sunny Valley 1972
エビスファミリー
青鹿毛 1992.4.11
仔受胎時活性値:1.75
ブライアンズタイム
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:1.50
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Kelley's Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark 1963.4.7
Golden Trail 1958
エビスベローチエ
黒鹿毛 1976.3.4
仔受胎時活性値:1.75
ヴェンチア
黒鹿毛 1957
種付け時活性値:0.50
Relic 1945
Rose O'Lynn 1944
ヤマユリ
青毛 1965.4.16
仔受胎時活性値:0.50
ネヴァービート
栃栗毛 1960
種付け時活性値:1.00
エベレスト
鹿毛 1945.3.23
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4、Hail to Reason5×4>

ブルーコンコルド(2000.4.11)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
フサイチコンコルド 4.75
(No.7-C アストニシメント系)
2番仔
(2連産目)
第21回マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 14 ブルーコンコルド 牡8 57 幸英明 1:37.3       504
[+6]
服部利之 2
2 6 メイショウバトラー 牝8 55 武豊 1:37.6 2    522
[+7]
高橋成忠 4
3 3 ワイルドワンダー 牡6 57 岩田康誠 1:37.9 1 3/4    464
[+10]
久保田貴士 1
4 13 キングスゾーン 牡6 57 安部幸夫 1:39.0 7    509
[-2]
今津博之 6
5 12 スウィフトカレント 牡7 57 勝浦正樹 1:39.9 6    474
[+2]
森秀行 5

第21回マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)。「同一ジーワン3連覇」と「ダートジーワン7勝目」という偉業を同時に達成したのは古豪ブルーコンコルドでした。2馬身差の2着は同い年の牝馬メイショウバトラー(2000.4.19)。8歳の両頭、「老いてますます盛ん」とはこのことですね。

さて、ブルーコンコルドの快進撃は幸英明騎手とのコンビによって始まったように思います。幸騎手とのコンビでの成績を以下の表に示すと、

ブルーコンコルドの幸英明騎手とのコンビでの成績
条件距離 出走回数 1着 2着 3着 着外
ダート1200m 3 1 1 0 1
ダート1400m 5 5 0 0 0
ダート1600m 10 5 4 0 1
ダート1900m 1 0 0 1 0
ダート2000m 4 1 1 0 2
ダート2100m 2 0 0 0 2
合計 25 12 6 1 6

25戦12勝、2着6回、3着1回。都合18回の連対、19回の複勝圏内という素晴らしい成績です。もうひとつ突っ込んで見るならば、ダート1400mでは5戦5勝の負けなし、ダート1600mでは10戦9連対。この2つの条件距離に限ると15戦14連対という恐ろしい安定感です。あー、今更になって気付く、この遅さ(^_^.)

それにしても、ブルーコンコルドの走りには感心させられます。2歳時に京王杯2歳S(現JpnII)を制して以降8歳までの7年間、毎年必ずオープン以上の勝利を収め、ジーワンは5歳から4年連続勝利。これはブルーコンコルド自身の能力に加え、周囲の人間も手放しで誉められるべきですね。伯楽として知られた故・服部正利調教師の子息、服部利之調教師。父君が育てられたキタノカチドキ(1971.3.27)やニホンピロウイナー(1980.4.27)、リードホーユー(1980.4.21)等に、なんら引けを取らないブルーコンコルドという名馬を、大切に管理されています。馬が人に応え、人が馬に応える。ただただ、素晴らしい。

また、ブルーコンコルドの父であるフサイチコンコルド産駒の上級馬に見られる傾向としては、

  1. 高齢になっても能力の減退なく息の長い活躍が見られる
  2. 非根幹距離を得意とする

というところがあると思います。

たとえば、バランスオブゲーム(1999.4.22)。2歳時の新潟2歳S(現JpnIII、当時1400m)に始まり、3歳時の弥生賞(現JpnII)とセントライト記念(現JpnII)、4歳時の毎日王冠(GII)、6歳時の中山記念(GII)、そして7歳時の中山記念とオールカマー(GII)。惜しむらくは5歳時の重賞未勝利ですが、それでもジーツー6勝はJRA最多勝の記録です。なお、重賞勝ちの距離を見ると1400m1勝、1800m3勝、2000m1勝、2200m2勝ですね。

また、オースミハルカ(2000.4.2)。3歳時のチューリップ賞(現JpnIII)とクイーンS(現JpnIII)、4歳時のクイーンSと府中牝馬S(GIII)、併せて4歳時と5歳時にエリザベス女王杯(GI)2年連続2着。重賞勝ちの距離を見ると1600m1勝、1800m3勝。また、GI連対を果たした2回のエリザベス女王杯の距離は2200mです。

そして、ブルーコンコルド。彼はマイルも得意ですしダート2000mの東京大賞典(現JpnI)勝ちもありますので非根幹距離云々は当てはまらないかもしれませんが、それでも↑に示した幸騎手とのコンビで挑んだ時のダート1400mでの強さは恐ろしいものです。

ついで、ブルーコンコルドの直牝系は、小岩井農場の基礎繁殖牝馬アストニシメント(1902)を祖とする7号族です。輸入以来100年を超える年月を重ねた在来牝系から輩出されたブルーコンコルド。昨今は輸入繁殖牝馬が全盛ではありますが、先人が導入した血は色あせることなく、世紀をまたいでなお、活躍馬を送り続けています。日本のホースマンの皆さんは、連綿と100年も連ねて来られたおのが仕事の積み重ねを、もっともっと誇って良いですよ。

参考として、アストニシメント系から輩出された近年の名馬を記しておきます。

満7歳秋にして天皇賞・秋(GI)を制したオフサイドトラップはブルーコンコルドと同じくエベレストを4代母に持っています。

#余談。南部杯2着のメイショウバトラーの直牝系は小岩井農場の基礎繁殖牝馬ビューチフルドリーマー(1903)を祖とする12号族です。やはり在来牝系の底力を思います。

ブルーコンコルドにはジーワン8勝目の期待がかかります。統一ジーワンばかり7勝で地味に見えますけれど、ジーワンには違いありません。

「若い者にはまだまだ負けんぜよ」。

ブルーコンコルドの気概が見えた時。その先には誰もが成し得なかったジーワン8勝目が待っているように思います。服部調教師をはじめとする厩舎スタッフ、幸騎手ともども、ぜひ頑張ってほしいものですね。

ではでは、今日はこのへんで♪

<Web Resource>

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2008年10月16日 (木)

「秋華賞(JpnI)」と聞くと、テイエムオーシャン(1998.4.9)のぶっつけ勝利を思う。

テイエムオーシャン 牝 鹿毛 1998.4.9生 浦河・川越俊樹氏生産 馬主・竹園正繼氏 栗東・西浦勝一厩舎

テイエムオーシャン(1998.4.9)の4代血統表
ダンシングブレーヴ[A]
鹿毛 1983.5.11
種付け時活性値:1.50
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Goofed
栗毛 1960.3.29
Court Martial 1942
Barra 1950
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone
芦毛 1966.4.1
Sir Gaylord 1959.2.12
Cap and Bells 1958.5.21
Olmec
栗毛 1966
Pago Pago 1960
Chocolate Beau 1958.3.12
リヴァーガール
鹿毛 1991.3.14
仔受胎時活性値:1.50

リヴリア[A]
鹿毛 1982.4.20
種付け時活性値:0.00
Riverman
鹿毛 1969
Never Bend 1960.3.15
River Lady 1963.5.17
Dahlia
栗毛 1970.3.25
Vaguely Noble 1965.5.5
Charming Alibi 1963.4.7
エルプス
栗毛 1982.5.3
仔受胎時活性値:2.00
マグニテュード[A]
鹿毛 1975.3.16
種付け時活性値:1.50
Mill Reef 1968.2.23
Altesse Royale 1968
ホクエイリボン
栗毛 1973.5.28
仔受胎時活性値:2.00
イーグル
黒鹿毛 1958[A]
種付け時活性値:1.50
クインエポロ
栗毛 1964.6.6
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:Court Martial4×5、Never Bend4×5(母方)>

テイエムオーシャン(1998.4.9)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ダンシングブレーヴ 7.50 祖母が桜花賞馬
(No.12 ビューチフルドリーマー系)
2番仔
(2連産目)
第6回秋華賞(現JpnI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 テイエムオーシャン 牝3 55 本田優 1:58.5    35.4 442
[+2]
西浦勝一 1
2 9 ローズバド 牝3 55 横山典弘 1:58.6 3/4 34.6 422
[-4]
橋口弘次郎 2
3 6 レディパステル 牝3 55 蛯名正義 1:58.9 2 35.4 446
[-6]
田中清隆 3
4 10 サクセスストレイン 牝3 55 木幡初広 1:59.0 クビ 35.5 460
[0]
稲葉隆一 8
5 18 ショウナンバーキン 牝3 55 横山義行 1:59.2 1 1/4 35.6 444
[-6]
大久保洋吉 16
第6回秋華賞(現JpnI)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.1-10.5-12.2-11.8-11.8-12.0-12.2-12.3-12.0-11.6
上り 4F 48.1-3F 35.9

テイエムオーシャンが制した2001年の第6回秋華賞。表のページのオークス(現JpnI)出走前の記事で、

また、3歳春のダンシングブレーヴ産駒は、自身の「生真面目さ」を上手くなだめることが出来ず、距離に泣くケースが多く見られます。身体能力の高さははっきり最上位です。が、現時点での「気持ちの先走り過ぎなところ」にやや不安が残ります。一夏越えた後の京都の秋華賞は楽勝しそうですが……。

と吹いていた手前、テイエムオーシャンにはどうしても頑張ってほしかったことを覚えています(^_^.)

果たせるかな、テイエムオーシャンは先行3番手から堂々と抜け出し、1分58秒5の好時計で快勝してくれました。彼女の後に続いたのは2着ローズバド(1998.4.29)、3着レディパステル(1998.4.26)、4着サクセスストレイン(1998.4.9)。結局はオークスの上位4頭の再戦となった、2001年秋の3歳牝馬限定ジーワンでした。

テイエムオーシャンの配合について、中島理論的な見所を簡単に確認すると、

  1. 料的遺伝値が「7.50」とべらぼうに強大
  2. 直牝系が小岩井の12号族ビューチフルドリーマー系
  3. 母父リヴリアが0交配

というところでしょうか。特に1.の料的遺伝値の受け渡しは、確認した時に強烈な印象を与えてくれました。

テイエムオーシャンに関しての最近の話題というと、やはりテイエムオペラオー(1996.3.13)との仔である「10冠ベビー」テイエムユメノコ(2006.2.7)ですね。

テイエムユメノコ 牝 鹿毛 2006.2.7生 浦河・川越ファーム生産 馬主・竹園正繼氏 栗東・新川恵厩舎

テイエムユメノコ(2006.2.7)の4代血統表
テイエムオペラオー[A●]
栗毛 1996.3.13
種付け時活性値:0.25
オペラハウス
鹿毛 1988.2.24
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Colorspin
鹿毛 1983.3.16
High Top 1969
Reprocolor 1976.5.14
ワンスウエド
栗毛 1984.3.18
Blushing Groom
栗毛 1974
Red God 1954.2.15
Runaway Bride 1962
Noura
鹿毛 1978.3.25
Key to the Kingdom 1970.3.12
River Guide 1971.3.16
テイエムオーシャン
鹿毛 1998.4.9
仔受胎時活性値:1.75
ダンシングブレーヴ[A]
鹿毛 1983.5.11
種付け時活性値:1.50
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone 1966.4.1
Olmec 1966
リヴァーガール
鹿毛 1991.3.14
仔受胎時活性値:1.50
★リヴリア[A]
鹿毛 1982.4.20
種付け時活性値:0.00
Riverman 1969
Dahlia 1970.3.25
エルプス
栗毛 1982.5.3
仔受胎時活性値:2.00
マグニテュード[A]
鹿毛 1975.3.16
種付け時活性値:1.50
ホクエイリボン
栗毛 1973.5.28
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4、Drone5×4>

テイエムユメノコ(2006.2.7)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ダンシングブレーヴ
(Sir Gaylord)
7.25 母がジーワン3勝馬
(No.12 ビューチフルドリーマー系)
1番仔
(死産後)

岩元市三厩舎でもなく、西浦厩舎でもなく、新川厩舎というところが、良いですね。新川師、竹園オーナーが馬の見方を教わったという故・布施正調教師の娘婿でいらっしゃいます。岩元師のジーワン初勝利はオペラオーによってなされ、西浦師のジーワン初勝利はオーシャンによってなされました。「夢の子」、果たして新川師にジーワン初勝利をプレゼントできるでしょうか。楽しみにしたいものです。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月15日 (水)

第43回京都大賞典(GII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の二十七=-。

トーホウアラン 牡 栗毛 2003.4.16生 三石・前川正美氏生産 馬主・東豊物産(株) 栗東・藤原英昭厩舎

トーホウアラン(2003.4.16)の4代血統表
ダンスインザダーク[A]
鹿毛 1993.6.5
種付け時活性値:0.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ダンシングキイ
鹿毛 1983.5.21
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
Key Partner
黒鹿毛 1976.3.26
Key to the Mint 1969.3.9
Native Partner 1966.4.5
ヒドゥンダンス
黒鹿毛 1993.4.19
仔受胎時活性値:0.25
Nureyev[A]
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:1.75
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Special
鹿毛 1969.3.28
Forli 1963.8.10
Thong 1964.4.23
Hidden Light
鹿毛 1983.4.20
仔受胎時活性値:0.25
Majestic Light[x]
鹿毛 1973.3.29
種付け時活性値:0.25
Majestic Prince 1966.3.19
Irradiate 1966.1.31
Tallahto
鹿毛 1970.5.28
仔受胎時活性値:1.00
Nantallah[A]
鹿毛 1953.3.5
種付け時活性値:0.00
Legato
黒鹿毛 1956.4.25
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×3、Nantallah5×4、Raise a Native5×5、Almahmoud(♀)5×5>

トーホウアラン(2003.4.16)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Nureyev
(Hyperion)
2.75 叔父がBCマイル勝ち馬
(No.13-C)
5番仔
(2連産目)
第43回京都大賞典(GII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 トーホウアラン 牡5 57 鮫島良太 2:26.9    34.0 504
[+8]
藤原英昭 4
2 9 アドマイヤモナーク 牡7 58 安藤勝己 2:27.0 1/2 33.9 466
[-4]
松田博資 6
3 3 アイポッパー 牡8 57 上村洋行 2:27.0 アタマ 34.3 450
[-2]
清水出美 7
4 2 メイショウカチドキ 牡8 57 浜中俊 2:27.0 クビ 33.9 488
[-2]
庄野靖志 10
5 4 アルナスライン 牡4 57 和田竜二 2:27.1 1/2 34.0 550
[+6]
松元茂樹 1
第43回京都大賞典(GII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.9-10.7-11.7-13.2-13.3-13.1-12.8-12.6-12.1-11.5-11.4-11.6
上り 4F 46.6-3F 34.5

第43回京都大賞典(GII)。今年2008年の天皇賞・春(GI)の勝ち馬アドマイヤジュピタ(2003.3.1)がマイナス14kgという馬体細化で登場した一戦。悲しいかな体調が整っていなければたとえ天皇賞馬でも勝てないのが上級重賞。1着から7着まで0秒3差の混戦を制したのは京都コースで京都新聞杯(現JpnII)勝ちのあったダンスインザダークの仔、トーホウアランでした。なお、アドマイヤジュピタは勝ち馬から1秒1差の10頭立て9着に終わりました。

では、以下にトーホウアランのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Tallahto 1970.5.28 北米12勝 オークトゥリー招待S(GI) ヴァニティH(GI) サンタバーバラH(GI)ほか
|Prince True 1981.4.23 北米6勝 サンファンカピストラーノ招待H(GI) サンルイレイS(GI)ほか
|Hidden Light 1983.4.20 北米6勝 ハリウッドオークス(GI) サンタアニタオークス(GI)ほか
||ヒドゥンダンス 1993.4.19 不出走
|||トーホウアラン 2003.4.16 (本馬) 京都大賞典(GII) 京都新聞杯(現JpnII) 中日新聞杯(現JpnIII)
||Artie Schiller 2001.4.23 北米10勝 BCマイル(GI)ほかGII4勝GIII1勝

近いところに米国の活躍馬がズラリ揃いました。また↑の近親牝系図には示していませんが、4代母Legatoの孫にケンタッキーダービー(米GI)とBCクラシック(米GI)を制した名馬ファーディナンド(1983.3.12)がいます。活力は充分です。

およそ1年10ヶ月ぶりの勝利を以って、いざ臨まん2008年秋のGIロード。トーホウアランの奮起に期待しましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月14日 (火)

第59回毎日王冠(GII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の二十六=-。

スーパーホーネット 牡 鹿毛 2003.3.20生 浦河・ガーベラパークスタッド生産 馬主・森本悳男氏 栗東・矢作芳人厩舎

スーパーホーネット(2003.3.20)の4代血統表
ロドリゴデトリアーノ[A]
栗毛 1989.5.27
種付け時活性値:1.25
El Gran Senor
鹿毛 1981.4.21
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Sex Appeal
栗毛 1970.5.12
Buckpasser 1963.4.28
Best in Show 1965.4.29
Hot Princess
栗毛 1980.4.9
ホットスパーク
栗毛 1972.2.22
Habitat 1966.5.4
Garvey Girl 1960
Aspara
栗毛 1972
Crimson Satan 1959.5.4
Courtside 1965.3.27
ユウサンポリッシュ
鹿毛 1997.5.25
仔受胎時活性値:1.25
エルセニョール[x]
芦毛 1984.3.31
種付け時活性値:1.00
Valdez
栗毛 1976.3.9
Exclusive Native 1965.4.17
Sally Stark 1970
Sunrise Sue
芦毛 1975.3.29
Grey Dawn 1962.3.13
Sophistry 1961.5.8
エルゼビアー
鹿毛 1984.4.13
仔受胎時活性値:1.00
Elocutionist[B]
鹿毛 1973.3.4
種付け時活性値:0.50
Gallant Romeo 1961.5.20
Strictly Speaking 1967.3.20
Friendly Relations
栗毛 1966.4.15
仔受胎時活性値:0.25
Nearctic[A]
黒鹿毛 1954.2.11
種付け時活性値:0.75
Flaring Top
鹿毛 1947
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Nearctic4×4>

スーパーホーネット(2003.3.20)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ロドリゴデトリアーノ 3.00 伯父に豪GI馬
(No.8-F)
2番仔
(2連産目)
第59回毎日王冠(GII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 スーパーホーネット 牡5 58 藤岡佑介 1:44.6    33.3 464
[-2]
矢作芳人 2
2 3 ウオッカ 牝4 57 武豊 1:44.6 アタマ 33.8 490
[+4]
角居勝彦 1
3 5 アドマイヤフジ 牡6 57 川田将雅 1:44.9 2 33.8 530
[+8]
橋田満 10
4 1 サクラメガワンダー 牡5 57 福永祐一 1:45.1 3/4 33.4 484
[+2]
友道康夫 7
5 9 カンパニー 牡7 58 横山典弘 1:45.1 アタマ 33.2 450
[-16]
音無秀孝 4
第59回毎日王冠(GII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.7-11.5-11.6-11.9-11.6-11.5-10.5-11.3-12.0
上り 4F 45.3-3F 33.8

第59回毎日王冠(GII)。スタート良く逃げの手に出た圧倒的1番人気馬ウオッカ(2004.4.4)が逃げ粘るかと思われたところ、「非根幹距離の鬼」スーパーホーネットが猛追の末「アタマ」差交わして先頭でゴールしました。勝ち時計の1分44秒6は毎日王冠史上2位タイの好時計でした。

「非根幹距離の鬼」とスーパーホーネットをご紹介しましたがその全9勝を確認すると、

  1. 1400m→3勝(GII2勝)
  2. 1800m→3勝(GII1勝、OP特別2勝)
  3. 1600m→2勝(OP特別2勝)
  4. 1500m→1勝

という内訳です。能力の高さでマイルジーワン2着2回がありますが、得意とするのは非根幹距離のレースであることは確かなように思います。1400mか1800mのジーワンが日本にあれば間違いなく本命ですね(^^ゞ

では、以下にスーパーホーネットのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Friendly Relations 1966.4.15 北米1勝
|Timely Affair 1971.3.20 北米0勝
||モーニングフローリック 1975.4.10 北米11勝 カナディアンターフH(GIII)
||Icy Time 1980.4.14 北米7勝 セリマS(GI)2着
|||Be Cool 1988.4.5 北米5勝 ハニービーS(GIII)
|||Biding Time 1994.4.10 北米7勝 ターフウェイパークH(GII)ほかGIII1勝
|エルゼビアー 1984.4.13 北米0勝
||Bellzevir 1990.9.11 豪12勝 SAJCグッドウッドH(GI) カンタスC(GII)
||ユウサンポリッシュ 1997.5.25 中央0勝
|||スーパーホーネット 2003.3.20 (本馬) 毎日王冠(GII) 京王杯SC(GII) スワンS(GII)

伯父に豪州の活躍馬がおり、バンブーメモリー(1985.5.14)の父として知られるモーニングフローリックも近親に見えます。また、4代母Flaring Topの孫に「20世紀最後の英3冠馬」Nijinsky(1967.2.21)、「日本のNorthern Dancer系種牡馬のさきがけ」ミンスキー(1968.3.25)兄弟がいます。

毎日王冠を制したことにより、次走の選択肢として天皇賞・秋(GI)も視野に入っていることでしょう。スーパーホーネット、その蜂のような鋭さで鞍上の藤岡佑介騎手と共にGI初制覇を遂げられますでしょうか。楽しみにしたい、満5歳秋ですね。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月11日 (土)

母の連産状況2~第43回京都大賞典(GII)~

「前哨戦を確認しておけば、本番が楽になる」ということで第43回京都大賞典(GII)の出走馬について母の連産状況を確認しておきます。

第43回京都大賞典(GII)出走予定馬についての母の連産状況
馬名
(生年月日)
母馬名
(生年月日)
母の何番仔?
アイポッパー
(2000.3.21)
サンデーアイ
(1994.5.26)
初仔
アドマイヤジュピタ
(2003.3.1)
ジェイズジュエリー
(1995.4.13)
不受胎後の3番仔
アドマイヤモナーク
(2001.2.27)
スプリットザナイト
(1995.4.24)
2連産目の2番仔
アルナスライン
(2004.2.18)
エラティス
(1990.2.13)
2連産目の8番仔以降の仔
テキサスイーグル
(2004.4.20)
キールロワイヤル
(1995.5.2)
5連産目の5番仔
(生後直死含む)
トーホウアラン
(2003.4.16)
ヒドゥンダンス
(1993.4.19)
2連産目の5番仔以降の仔
ポップロック
(2001.3.19)
ポップス
(1992.2.15)
3連産目の3番仔
マキハタサイボーグ
(2002.5.20)
シンミスアンサー
(1981.4.9)
4連産目の13番仔
マンハッタンスカイ
(2004.4.6)
デック
(1997.1.22)
4連産目の4番仔以降の仔
メイショウカチドキ
(2000.4.6)
メイショウサブリナ
(1995.4.28)
初仔

出走予定馬10頭中、母の連産状況について青のゴシック体を用いた馬を抜き出してみると、

  1. アイポッパー
  2. アドマイヤジュピタ
  3. メイショウカチドキ

以上の3頭ですね。名前を挙げた中で、真ん中に鎮座している馬が光ります。

アイポッパー。京都芝[4-2-1-6]。着外の6回はいずれも2006年以降に記録されています。ということは、2006年以降は京都コースで複勝圏に絡んでいないということですね。かつては得意としたコースも、現状は……。鞍上の上村洋行騎手に期待したいところですが、果たして。

アドマイヤジュピタ。京都芝[2-1-0-1]。着外の1回は今年1月の日経新春杯(GII)4着。今回と同じ芝2400mの舞台でした。日経新春杯はプラス16kgの太め残りだったことが原因かと思いますが、果たして。って、春の天皇賞(GI)馬が簡単に負けてもらっては困りますね(^_^.)

メイショウカチドキ。京都芝[1-0-0-1]。1勝の1回は2004年10月の比叡S(準OP)、芝2400m。その時の2着がアイポッパーでした。元々は伊藤雄二厩舎に在籍していたメイショウカチドキ。比叡Sまで3連勝を収めた時は、エリシオ(1993.1.24)の代表産駒になれると思っていました。

非連産の3頭の中ではアドマイヤジュピタだけが狙えそうな感じです。シーズントップの一戦で初の59kgという厳しい条件ではありますが、天皇賞馬、格の違いを見せて欲しいものです。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月10日 (金)

母の連産状況1~第59回毎日王冠(GII)~

「前哨戦を確認しておけば、本番が楽になる」ということで第59回毎日王冠(GII)の出走馬について母の連産状況を確認しておきます。

第59回毎日王冠(GII)出走予定馬についての母の連産状況
馬名
(生年月日)
母馬名
(生年月日)
母の何番仔?
アグネストレジャー
(2002.4.18)
アグネスセレーネー
(1996.3.10)
2連産目の2番仔
アドマイヤフジ
(2002.3.1)
アドマイヤラピス
(1992.4.15)
4連産目の4番仔
ウオッカ
(2004.4.4)
タニノシスター
(1993.4.22)
2連産目の4番仔
エリモハリアー
(2000.3.21)
エリモハスラー
(1988.5.13)
2連産目の4番仔
オースミグラスワン
(2002.3.31)
ホッコーオウカ
(1993.4.9)
5連産目の5番仔
カンパニー
(2001.4.24)
ブリリアントベリー
(1990.4.11)
6連産目の6番仔
キャプテンベガ
(2003.3.3)
ベガ
(1990.3.8)
不受胎後の5番仔
(生後直死含む)
サクラメガワンダー
(2003.3.25)
サクラメガ
(1998.4.6)
初仔
サンライズマックス
(2004.4.23)
グリーンヒルマック
(1999.3.2)
初仔
スーパーホーネット
(2003.3.20)
ユウサンポリッシュ
(1997.5.25)
2連産目の2番仔
チョウサン
(2002.2.18)
ステイヤング
(1997.5.16)
初仔
ドリームパスポート
(2003.3.14)
グレースランド
(1998.2.3)
初仔
トーセンキャプテン
(2004.4.5)
サンデーピクニック
(1996.3.28)
2連産目の2番仔
ハイアーゲーム
(2001.2.27)
ファンジカ
(1992.3.26)
3連産目の3番仔以降の仔?
フィールドベアー
(2003.2.4)
シュガーキャンディ
(1997.4.12)
2連産目の2番仔
リキッドノーツ
(2001.4.6)
ホワイトウォーターレディ
(1984.3.4)
不受胎後の8番仔以降の仔

出走予定馬16頭中、母の連産状況について青のゴシック体を用いた馬を抜き出してみると、

  1. キャプテンベガ
  2. サクラメガワンダー
  3. サンライズマックス
  4. チョウサン
  5. ドリームパスポート
  6. リキッドノーツ

以上の6頭ですね。むぅ、食指を動かしたくなるメンバーが揃っているような気がします(^_^.)

キャプテンベガ。ベガの最後の牡馬産駒、重賞でも好戦できるだけの力を蓄えて満5歳の秋を迎えました。府中コースは母、兄がジーワンを制覇した舞台。母父トニービン(1983.4.7)と併せて期待したところですね。

サクラメガワンダー。「非根幹距離重賞はRoberto(1969.3.16)系」。格言どおりならば、狙いたい馬の俎上に載るはずです。思えば芝1800mの鳴尾記念(GIII)勝ちがあります。目指すはグラスワンダー(1995.2.18)との父仔制覇。

サンライズマックス。春に同コース同距離のエプソムC(GIII)を制しています。開幕週や2週目に強い印象もあるステイゴールド(1994.3.24)産駒、やはり狙わない訳にはいきませんか。牝系は御料の5号族種正(1920)系です。

チョウサン。府中芝1800mコースのレコードホルダー。防衛王者、昨年の毎日王冠以来となる府中芝1800m。体調さえ間に合えば1分44秒2の快走を見せたこのコースで頑張れないでしょうか。

ドリームパスポート。距離ということでは3歳初頭に淀芝1800mのきさらぎ賞(現JpnIII)を制しています。思えば、府中ではジャパンカップ(GI)2着、日本ダービー(現JpnI)3着もあります。母父トニービン、転厩復帰後のレースはいま一息の感もありますが、府中コースでそろそろ怖い。

リキッドノーツ。今年の2月に13番人気2着でビックリさせたのは府中芝1600mの東京新聞杯(GIII)でした。府中コースで一発。

ウオッカは、そう簡単に負けられない馬と思っています。彼女から名前を挙げた馬たちを注目してみたいと思います。あと、連産状況以外では、やはりグラスワンダー産駒のオースミグラスワンが気になるところです。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月 9日 (木)

「京都大賞典(GII)」と聞くと、やはりメジロマックイーン(1987.4.3)を思う。

メジロマックイーン 牡 芦毛 1987.4.3生 浦河・吉田堅氏生産 馬主・メジロ商事(株) 栗東・池江泰郎厩舎

メジロマックイーン(1987.4.3)の4代血統表

メジロティターン
芦毛 1978.3.22
種付け時活性値:0.00
メジロアサマ
芦毛 1966.2.23
パーソロン
鹿毛 1960
Milesian 1953
Paleo 1953
スヰート
芦毛 1951
First Fiddle 1939
Blue Eyed Momo 1944
シエリル
鹿毛 1971.5.15
スノッブ
鹿毛 1959
Mourne 1954
Senones 1952
Chanel
黒鹿毛 1961
Pan 1947
Barley Corn 1950
メジロオーロラ
栗毛 1978.3.8
仔受胎時活性値:2.00
リマンド
栗毛 1965.2.16
種付け時活性値:1.00
Alcide
鹿毛 1955
▲Alycidon 1945.3.15
Chenille 1940
Admonish
栗毛 1958
Palestine 1947
Warning 1950
メジロアイリス
黒鹿毛 1964.4.8
仔受胎時活性値:1.25
ヒンドスタン
黒鹿毛 1946
種付け時活性値:0.25
▲Bois Roussel 1935
Sonibai 1939
アサマユリ
栗毛 1959.3.17
仔受胎時活性値:1.00
★ボストニアン
栗毛 1950.5.13
種付け時活性値:0.00
トモエ
栗毛 1951.5.8
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:なし>

メジロマックイーン(1987.4.3)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
メジロティターン
(EX.P)
6.00 半兄メジロデュレン
(No.7-C アストニシメント系)
5番仔
(5連産目)
第28回京都大賞典(GII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 メジロマックイーン 牡7 59 武豊 2:22.7    35.7 496
[+2]
池江泰郎 1
2 9 レガシーワールド セ5 58 河内洋 2:23.3 3 1/2 36.3 490
[+4]
森秀行 2
3 10 オースミロッチ 牡7 58 松本達也 2:23.3 アタマ 36.3 490
[0]
中尾正 5
4 6 シャコーグレイド 牡6 57 南井克巳 2:24.2 5 36.4 464
[-4]
矢野照正 6
5 4 トーワナゴン 牝5 55 岸滋彦 2:24.8 3 1/2 37.0 446
[-2]
佐山優 7
第28回京都大賞典(GII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.4-10.8-11.1-11.8-12.1-12.2-12.0-12.8-11.8-11.7-11.8-12.2
上り 4F 47.5-3F 35.7

「最強古馬の姿」というと、夕陽に照らされた白い馬体が淀の緑の芝を悠然と駆けた、1993年の京都大賞典を思い出します。

王者が迎えた満年齢6歳秋。京都芝2400m、その勝ち時計は2分22秒7。同い年のオースミロッチ(1987.4.20)が持っていたコースレコード2分24秒6を1秒9も縮める大レコード。次走でジャパンカップ(GI)を制するレガシーワールド(1989.4.23)を0秒6差、3馬身2分の1離しての圧勝劇は、それまでかまびすしく叫ばれていた「スピード不足」を払拭するに充分なパフォーマンスでした。

恐るべしは、メジロイズムの結晶。齢重ねて衰えるどころか、なお成長を続けたその様。メジロマックイーン、生涯忘れえない名馬です。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月 8日 (水)

「毎日王冠(GII)」と聞くと、ネーハイシーザー(1990.4.27)を思う。

ネーハイシーザー 牡 黒鹿毛 1990.4.27生 浦河・大道牧場生産 馬主・(株)大丸企業 栗東・布施正厩舎

ネーハイシーザー(1990.4.27)の4代血統表

サクラトウコウ
鹿毛 1981.3.11
種付け時活性値:0.00
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
Nijinsky
1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
シル
鹿毛 1970.4.22
Buckpasser 1963.4.28
Quill 1956
サクラセダン
鹿毛 1972.4.13
★セダン
鹿毛 1955.3.9
Prince Bio 1941
Staffa 1948
スワンズウッドグローヴ
黒鹿毛 1960
Grey Sovereign 1948
Fakhry 1940
ネーハイテスコ
黒鹿毛 1980.4.20
種付け時活性値:0.25

テスコボーイ
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:0.00
Princely Gift
鹿毛 1951
Nasrullah 1940.3.2
Blue Gem 1943
Suncourt
黒鹿毛 1952
Hyperion 1930.4.18
Inquisition 1936
マリリン
鹿毛 1968.5.3
種付け時活性値:0.75
パーソロン
鹿毛 1960
種付け時活性値:1.75
Milesian 1953
Paleo 1953
ライフレントゲン
鹿毛 1959.3.15
種付け時活性値:2.00(0.00)
ハタカゼ
栗毛 1947.5.12
種付け時活性値:0.75
エスパレード
黒鹿毛 1950.6.4
種付け時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:Nasrullah5×4>

ネーハイシーザー(1990.4.27)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
パーソロン
(Loika)
5.00 or 3.00
(No.6-A エスサーディー系)
6番仔
(5連産目)
第45回毎日王冠(GII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 7 ネーハイシーザー 牡5 58 塩村克己 1:44.6    35.0 504
[+8]
布施正 1
2 1 フジヤマケンザン 牡7 57 蛯名正義 1:44.8 1 1/2 34.7 532
[-6]
森秀行 9
3 3 スターバレリーナ 牝5 56 中舘英二 1:44.8 クビ 34.9 498
[+8]
長浜博之 3
4 2 サクラバクシンオー 牡6 59 小島太 1:45.0 1 1/4 35.7 496
[-2]
境勝太郎 4
5 5 マチカネタンホイザ 牡6 58 柴田善臣 1:45.0 ハナ 34.6 494
[+6]
伊藤雄二 6
第45回毎日王冠(GII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.9-11.2-11.0-11.0-11.4-11.8-11.8-11.7-11.8
上り 4F 47.1-3F 35.3

「最もVTRを見直しているGII戦は?」と問われたならば、間違いなく「1994年の毎日王冠(GII)」と答えます。まま、繰り返し見ている要因は、逃げたサクラバクシンオー(1989.4.14)に対して引っ掛かりながら競り掛けるという暴走に出た馬のせいですが(^_^.)

ともあれ、先行3番手から抜け出した、クビ差しがたくましい黒鹿毛馬の姿は峻烈の極みでした。追い込んで来たフジヤマケンザン(1988.4.17)に1と2分の1馬身差でゴールした時。電光掲示板に表示されたタイムは圧巻の「1分44秒6」。芝1800mの日本レコードホルダー、自身が持っていた1分45秒2を0秒6塗り替える驚異的なレコードタイムでした。

現在の東京芝1800mのレコードタイムは、昨年2007年にチョウサン(2002.2.18)がやはり毎日王冠で計時した1分44秒2です。けれど、コース改修前は、結局1分44秒6を更新する馬は現れませんでした。かのサイレンススズカ(1994.5.1)でも、レースの状況は違うとはいえ、1998年の毎日王冠で計時した1分44秒9でした。

毎日王冠の後に天皇賞・秋(GI)を制してGI馬となったものの、結果的に、その天皇賞・秋が最後の勝利となったネーハイシーザー。引退時期を遅らせてしまったのが仇となったのか、種牡馬として、その快速を充分に次代に伝えたとは言い難いところはあります。

けれど、それでも初年度産駒の中から、巴賞(OP)を勝ち東京スポーツ杯3歳S(現東京スポーツ杯2歳S、JpnIII)では2着に入ったヒマラヤンブルー(1998.3.9)を出したのですから、なんとか面目を保ちました。父が強いところを見せた府中芝1800mで仔が重賞の連対を果たした時。「あぁ、父仔やなぁ」と思ったものでした。

すでに種牡馬を引退しているネーハイシーザー。現在は生まれ故郷の大道牧場で余生を送っているということ。穏やかで健やかに過ごして欲しいと願います。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年10月 7日 (火)

第42回スプリンターズS(GI)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の二十五=-。

スリープレスナイト 牝 鹿毛 2004.2.7生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・橋口弘次郎厩舎

スリープレスナイト(2004.2.7)の4代血統表
クロフネ[A]
芦毛 1998.3.31
種付け時活性値:1.25
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace 1969.1.24
Laredo Lass 1971.3.19
ブルーアヴェニュー
芦毛 1990.2.15
Classic Go Go
鹿毛 1978.2.18
Pago Pago 1960
Classic Perfection 1972.4.22
Eliza Blue
芦毛 1983.4.11
Icecapade 1969.4.4
コレラ 1978.2.18
ホワットケイティーディド
黒鹿毛 1989.3.18
仔受胎時活性値:1.50
Nureyev[A]
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:0.75
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Special
鹿毛 1969.3.28
Forli 1963.8.10
Thong 1964.4.23
Katies
黒鹿毛 1981.4.22
仔受胎時活性値:1.75
ノノアルコ[A]
鹿毛 1971.4.6
種付け時活性値:0.25
Nearctic 1954.2.11
Seximee 1966.5.27
Mortefontaine
鹿毛 1969.4.21
仔受胎時活性値:0.75
ポリック[D]
黒鹿毛 1953.2.14
種付け時活性値:1.75
Brabantia
黒鹿毛 1953
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×3、Nearctic5×4・4>

スリープレスナイト(2004.2.7)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ポリック
(Katies)
5.75 叔母ヒシアマゾン
(No.7-F)
6番仔以降の仔
(生後直死後=2連産目)
第42回スプリンターズS(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 14 スリープレスナイト 牝4 55 上村洋行 1:08.0    33.9 494
[-8]
橋口弘次郎 1
2 15 (外)キンシャサノキセキ 牡5 57 岩田康誠 1:08.2 1 1/4 34.0 488
[+2]
堀宣行 2
3 13 ビービーガルダン 牡4 57 安藤勝己 1:08.2 クビ 34.2 492
[-6]
領家政蔵 6
4 11 スズカフェニックス 牡6 57 横山典弘 1:08.3 1/2 33.9 460
[0]
橋田満 4
5 1 (外)アポロドルチェ 牡3 55 勝浦正樹 1:08.3 アタマ 34.3 462
[+4]
堀井雅広 12
第42回スプリンターズS(GI)のラップタイム
1F毎の
ラップ
11.9-10.4-11.3-11.4-11.5-11.5
上り 4F 45.7-3F 34.4

第42回スプリンターズS(GI)。

1着スリープレスナイト。今回のレースを以って1200m[9-1-0-0]。2004年生まれの強い牝馬に、また1頭、新たなGI馬が生まれました。馬、人共にGI初制覇となった今回。鞍下のスリープレスナイトはGI初挑戦で1番人気に応えての快勝でした。いっぽう、鞍上の上村洋行騎手はデビュー17年目、ジーワン40度目の挑戦での戴冠でした。飛蚊症に伴った4度の手術を乗り越えての勝利は、橋口弘次郎調教師の満63歳の誕生日を祝う最高の1勝となりました。ただただ、良かった良かった。

2着キンシャサノキセキ。今回のレースを以って中山[2-1-0-0]。春の高松宮記念(GI)2着馬、秋に巻き返しを狙うも前に1頭いました。これでジーワンレースについては[0-2-1-1]。あと一歩。

3着ビービーガルダン。今回のレースを以って芝1200m[5-3-2-1]。戦前まで芝1200m戦は連対率8割、複勝率9割の距離適正はダテではありませんでした。鞍上の「もうワンパンチ」のコメントもありましたが、GI初挑戦で頑張りました。

では、以下にスリープレスナイトのごく簡単な近親牝系図を改めて示しておきます。

Katies 1981.4.22 愛英4勝 愛1000ギニー(GI) コロネーションS(当時英GII)
|ケイティーズファースト 1987.3.6 英仏4勝
||ゴーステディ 1997.4.10 中央6勝 中山金杯(GIII)3着
||マイケイティーズ 1998.5.18 不出走
|||アドマイヤムーン 2003.2.23 日UAE香10勝 ジャパンカップ(GI) ドバイデューティーフリー(UAEGI) 宝塚記念(GI)含む重賞8勝
|||サブミーカー 2005.1.24 不出走 種牡馬
|ホワットケイティーディド 1989.3.18 英仏独3勝
||スリープレスナイト 2004.2.7 (本馬) スプリンターズS(GI) CBC賞(GIII) 北九州記念(JpnIII)
|ヒシアリダー 1990.3.30 中央5勝 種牡馬
|ヒシアマゾン 1991.3.26 中央10勝 エリザベス女王杯(GI) 阪神3歳牝馬S(現阪神JF、JpnI)含む重賞9勝
|ヒシナイル 1994.4.15 中央2勝 フェアリーS(現JpnIII) フラワーC(現JpnIII)3着
|ヒシピナクル 1996.3.17 中央4勝 ローズS(現JpnII) 秋華賞(現JpnI)3着

昨年2007年はアドマイヤムーンがドバイデューティーフリー、ジャパンカップとGI2勝を挙げる活躍を見せました。牝系近親馬の連動する活躍は、まま見られるところですが、今年2008年はスリープレスナイトが見事にGI勝ち馬となりました。思えば、叔母ヒシアマゾンがビックリの末脚を披露したのが中山芝1200mで行われていたクリスタルC(旧GIII)でしたね。姪が中山芝1200mのGIレースを勝ったことにより改めて思いましたが、1200mから2400mまでの異なる距離で重賞勝ちがあるヒシアマゾンという牝馬は、真の才能を持った、恐るべき馬でした。

スリープレスナイトの今後については、スポーツ新聞の紙面によると、海外遠征も視野に入れられているということ。このまま上村騎手とのコンビで行くのならば、それはもう、激烈に応援です。これからも頑張って欲しいと、真に願っています。

ではでは、今日はこのへんで♪ 

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2008年10月 5日 (日)

第12回シリウスS(JpnIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の二十四=-。

マイネルアワグラス 牡 鹿毛 2004.5.1生 新冠・ビッグレッドファーム生産 馬主・(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 美浦・稲葉隆一厩舎

マイネルアワグラス(2004.5.1)の4代血統表
ブライアンズタイム[A]
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:0.50
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Bramalea
黒鹿毛 1959.4.12
Nashua 1952.4.14
Rarelea 1949
Kelley's Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark
栗毛 1963.4.7
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Golden Trail
黒鹿毛 1958.3.5
Hasty Road 1951
Sunny Vale 1946
マイネプリテンダー
黒鹿毛 1995.11.12
仔受胎時活性値:1.875

Zabeel[A]
鹿毛 1986.10.25
種付け時活性値:0.00
Sir Tristram
鹿毛 1971
Sir Ivor 1965.5.5
Isolt 1961
Lady Giselle
鹿毛 1982.3.28
Nureyev 1977.5.2
Valderna 1972
Giladah
鹿毛 1986.4.1
仔受胎時活性値:0.125
Mill Reef[A]
鹿毛 1968.2.23
種付け時活性値:0.25
Never Bend 1960.3.15
Milan Mill 1962.2.10
Nouvelle Star
栗毛 1980.11.2
仔受胎時活性値:1.125
Luskin Star[C]
栗毛 1974
種付け時活性値:1.25
Bonne Nouvelle
栗毛 1971.3.7
仔受胎時活性値:0.125

<5代血統表内のクロス:Nasrullah5×5>

マイネルアワグラス(2004.5.1)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Luskin Star
(Nouvelle Star)
3.25 全弟マイネルチャールズ
(No.6-B)
4番仔
(2連産目)
第12回シリウスS(GIII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 10 マイネルアワグラス 牡4 54 吉田稔 2:03.8    36.3 510
[+2]
稲葉隆一 6
2 14 ワンダースピード 牡6 57 小牧太 2:03.8 アタマ 36.5 476
[+11]
羽月友彦 1
3 6 ダークメッセージ 牡5 56 佐藤哲三 2:04.0 1 1/4 36.5 472
[-6]
佐々木晶三 4
4 11 ラッキーブレイク 牡7 55 赤木高太郎 2:04.3 1 3/4 37.5 484
[-4]
音無秀孝 12
5 2 ドラゴンファイヤー 牡4 56 福永祐一 2:04.7 2 1/2 37.1 462
[-8]
久保田貴士 2
第12回シリウスS(GIII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.2-10.9-11.0-13.7-13.1-13.2-12.3-12.5-12.3-12.6
上り 4F 49.7-3F 37.4

第12回シリウスS(GIII)。現在、JRA唯一のダート2000m重賞。6番人気だった関東馬マイネルアワグラスが吉田稔騎手に操られて重賞初制覇を遂げました。クラス的にはまだ準オープンに出走可能だったマイネルアワグラス、強気の格上挑戦および関西遠征が実を結びました。

では、以下にマイネルアワグラスのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Nouvelle Star 1980.11.2 オセアニア6勝 VRCリンリスゴーS(豪GII)ほかGI2着1回
|Giladah 1986.4.1 英0勝
||Star of Nouvelle 1990.8.25 オセアニア5勝 STCリーズリングスリッパートライアル(豪GII)
||Giladane 1991.8.11 オセアニア5勝 WATC(GIII)3着
||Silkie Lady 1992.9.13 オセアニア入着
|||Nothing But Silk 1999.10.11 南アフリカ5勝 セプターS(GII)ほかGIII1勝
||Lihir 1993.9.7 オセアニア入着
|||Cape Breton 2002.11.1 オセアニア4勝 QTCクイーンズランドダービー(豪GI)2着
||マイネプリテンダー 1995.11.12 中央1勝
|||マイネヌーヴェル 2000.3.17 中央3勝 フラワーC(現JpnIII) ホープフルS(OP)ほかGIII2着2回
|||マイネルアワグラス 2004.5.1 (本馬) シリウスS(GIII)
|||マイネルチャールズ 2005.4.27 現役 弥生賞(JpnII) 京成杯(JpnIII)
||Double Reef 1996 南アフリカ9勝 ゴールドサークルダービー(GII)ほかGII2勝

母マイネプリテンダーは、残念ながら、マイネルチャールズ出産1ヵ月後の2005年5月28日に亡くなっています。マイネプリテンダーは3回ブライアンズタイムを交配しており、そして出来た仔がマイネヌーヴェル、マイネルアワグラス、マイネルチャールズの3頭。いずれもJRA重賞の勝ち馬になるのですから、本当に大したものですね。

姉と弟とは違いダートの重賞勝ち馬となったマイネルアワグラス。アワグラス(Hourglass)とは「砂時計」という意味ですが、まさに砂の上を駆けるマイネルアワグラス。これから時を重ねてどのように成長していくのか、楽しみな4歳牡馬です。

ではでは、今日はこのへんで♪

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第43回札幌2歳S(JpnIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の二十三=-。

ロジユニヴァース 牡 鹿毛 2006.3.11生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・久米田正明氏 美浦・萩原清厩舎

ロジユニヴァース(2006.3.11)の4代血統表
ネオユニヴァース[A]
鹿毛 2000.5.21
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ポインテッドパス
栗毛 1984.4.27
Kris
栗毛 1976.3.23
Sharpen Up 1969.3.17
Doubly Sure 1971.5.3
Silken Way
栗毛 1973
★Shantung 1956.1.25
Boulevard 1968
アコースティクス
鹿毛 2001.3.6
仔受胎時活性値:1.00
Cape Cross[A]
黒鹿毛 1994.3.13
種付け時活性値:1.50
Green Desert
鹿毛 1983.4.16
Danzig 1977.2.12
Foreign Courier 1979.4.11
Park Appeal
黒鹿毛 1982.4.9
Ahonoora 1975.4.12
Balidaress 1973.4.22
ソニンク
黒鹿毛 1996.2.8
仔受胎時活性値:1.00
★Machiavellian[x]
黒鹿毛 1987.1.31
種付け時活性値:0.00
★Mr. Prospector 1970.1.28
Coup de Folie 1982.4.2
Sonic Lady
鹿毛 1983.2.15
仔受胎時活性値:1.00
Nureyev[A]
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:1.25
Stumped
鹿毛 1977.3.17
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Halo3×5、Northern Dancer5×5>

ロジユニヴァース(2006.3.11)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Cape Cross
(アコースティクス)
4.25 曾祖母が活躍馬
(No.B3)
2番仔
(2連産目)
第43回札幌2歳S(JpnIII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 ロジユニヴァース 牡2 55 横山典弘 1:49.1    36.0 494
[+26]
萩原清 1
2 7 [地]イグゼキュティヴ 牡2 55 津村明秀 1:49.3 1 1/4 37.0 482
[-4]
田部和則 5
3 2 [地]モエレエキスパート 牡2 55 山口竜一 1:49.5 1 1/2 36.5 460
[-4]
堂山芳則 3
4 13 テーオーストーム 牡2 55 藤岡佑介 1:50.1 3 1/2 36.8 480
[+4]
藤岡健一 2
5 10 ピロートーク 牝2 54 大野拓弥 1:50.3 1 1/2 36.7 414
[+2]
藤原辰雄 13
第43回札幌2歳S(JpnIII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.2-11.6-12.2-12.0-12.3-12.0-12.0-12.3-12.5
上り 4F 48.8-3F 36.8

第43回札幌2歳S(JpnIII)。プラス26kgの体重増もいとやせず、1番人気のロジユニヴァース。新種牡馬ネオユニヴァースの初年度産駒として、初の重賞制覇を遂げた孝行息子となりました。なお、勝ち時計1分49秒1は、札幌芝1800mで行われるようになって以後の札幌2歳Sにおいて、最速の勝ち時計です。

では、以下にロジユニヴァースのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Sonic Lady 1983.2.15 英愛仏8勝 愛1000ギニー(GI)ほかGI2勝GII2勝GIII2勝
|Hazaam 1989.4.4 英UAE伊8勝 シュプリームS(英GIII)ほか英GII2着1回3着1回
|Sharman 1990.3.24 仏米7勝 ジョンシェール賞(仏GIII)ほか仏GIII2着1回
|ソニンク 1996.2.8 不出走
||アコースティクス 2001.3.6 不出走
|||ロジユニヴァース 2006.3.11 (本馬) 札幌2歳S(JpnIII)
||モンローブロンド 2002.3.2 中央4勝 ファンタジーS(現JpnIII)2着
||ノットアローン 2005.2.15 現役 若葉S(OP) ラジオNIKKEI賞(JpnIII)2着 セントライト記念(JpnII)3着

ロジユニヴァースの牝系は英国の半血馬にさかのぼるというファミリーナンバーB3ですね。曾祖母Sonic LadyはNureyevの代表産駒の1頭で、愛1000ギニー、サセックスS(英GI)、ムーランドロンシャン賞(仏GI)とGI3勝を挙げ、愛仏の最優秀3歳牝馬に選出されました。海外のサイトによると、Sonic Ladyは1996年2月にダルハムホールスタッドの放牧地においてクビの疾病に伴い死亡したそうです。その年月から、ロジユニヴァースの祖母ソニンクはSonic Ladyの最後の仔ということですね。

1800mの重賞を勝利したことにより、前途は開かれました。ロジユニヴァース、楽しみな若駒のこれからに期待しましょう。

ではでは、今日はこのへんで♪

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2008年10月 3日 (金)

空胎後に名馬あり(2008年版)-其の十-。

という訳で、毎度おなじみの「空胎後に名馬あり」の記事でございます。

2008年のJRAGI(JpnI含む)レースの複勝圏馬における母の連産状況
レース名 1着馬 母の連産状況 2着馬 母の連産状況 3着馬 母の連産状況
フェブラリーS(GI) ヴァーミリアン 3連産目の3番仔 ブルーコンコルド 2連産目の2番仔 ワイルドワンダー 初仔
高松宮記念(GI) ファイングレイン 初仔 キンシャサノキセキ 2年連続流産後の4番仔 スズカフェニックス 2連産目の2番仔
桜花賞(JpnI) レジネッタ 4連産目の4番仔 エフティマイア 3連産目の3番仔 ソーマジック 2連産目の3番仔以降の仔
皐月賞(JpnI) キャプテントゥーレ 2連産目の2番仔 タケミカヅチ 2連産目の12番仔 マイネルチャールズ 3連産目の5番仔
天皇賞・春(GI)  アドマイヤジュピタ 不受胎後の3番仔 メイショウサムソン 流産後の初仔 アサクサキングス 2連産目の2番仔
NHKマイルカップ(JpnI) ディープスカイ 不受胎後の4番仔 ブラックシェル 不受胎後の3番仔 ダノンゴーゴー 2連産目の5番仔以降の仔
ヴィクトリアマイル(JpnI) エイジアンウインズ 3連産目の3番仔 ウオッカ 2連産目の4番仔 ブルーメンブラット 5連産目の9番仔以降の仔
オークス(JpnI) トールポピー 4連産目の5番仔 エフティマイア 3連産目の3番仔 レジネッタ 4連産目の4番仔
日本ダービー(JpnI) ディープスカイ 不受胎後の4番仔 スマイルジャック 2連産目の2番仔 ブラックシェル 不受胎後の3番仔
安田記念(GI) ウオッカ 2連産目の4番仔 アルマダ 空胎後の5番仔 エイシンドーバー 報告なし後の仔
(前年産駒なし後?)
宝塚記念(GI) エイシンデピュティ 2連産目の2番仔 メイショウサムソン 流産後の初仔 インティライミ 4連産目の10番仔

では、今週末に行われる第42回スプリンターズS(GI)の出走予定馬16頭について、母の連産状況を確認しておきます。

第42回スプリンターズS(GI)出走予定馬についての母の連産状況
馬名
(生年月日)
母馬名
(生年月日)
母の何番仔?
アポロドルチェ(米)
(2005.4.10)
Summertime Val
(1994.4.26)
2連産目の5番仔
(or 6連産目の6番仔)
ウエスタンビーナス
(2003.4.18)
ウエスタンシャープ
(1993.6.17)
6連産目の6番仔
エムオーウイナー
(2001.5.27)
ミラクルムテキ
(1993.6.6)
5連産目の5番仔
カノヤザクラ
(2004.3.31)
ウッドマンズシック
(1994.1.29)
2連産目の6番仔
キンシャサノキセキ(豪)
(2003.9.24)
ケルトシャーン
(1994.5.5)
2年連続流産後の4番仔
ジョリーダンス
(2001.4.22)
ピーターホフズパティア
(1988.5.1)
2連産目の
シンボリグラン(愛)
(2002.5.18)
Valixa
(1995.4.10)
3連産目の3番仔?
スズカフェニックス
(2002.3.29)
ローズオブスズカ
(1992.4.18)
2連産目の2番仔
スピニングノアール
(2001.2.2)
オーシャンドリーム
(1995.4.24)
3連産目の3番仔
スリープレスナイト
(2004.2.7)
ホワットケイティーディド
(1989.3.18)
2連産目の7番仔以降の仔
(生後直死含む)
タニノマティーニ
(2000.5.23)
タニノメール
(1993.3.20)
2連産目の2番仔
タマモホットプレイ
(2001.4.1)
ホットプレイ
(1992.2.27)
3連産目の4番仔
トウショウカレッジ
(2002.6.8)
ロゼトウショウ
(1997.6.10)
初仔
ビービーガルダン
(2004.3.10)
オールザチャット
(1994.10.20)
2年連続不受胎後の4番仔以降の仔
ファイングレイン
(2003.3.7)
ミルグレイン
(1997.5.5)
初仔
プレミアムボックス
(2003.4.8)
チャッターボックス
(1987.2.28)
12連産目の12番仔

長い表にお付き合い頂き、ありがとうございます。さて、↑の表より、

  1. キンシャサノキセキ
  2. トウショウカレッジ
  3. ビービーガルダン
  4. ファイングレイン

以上の4頭が母が非連産で生産された産駒であることが分かりました。……なんだ言いながら人気どころですね(^_^.)

春の高松宮記念(GI)で1着2着を決めたフジキセキ(1992.4.15)産駒。かたや1200m戦[4-0-0-1]のファイングレイン、こなた中山[2-0-0-0]のキンシャサノキセキ。詳細は省きますが、現在のところ「SS2世種牡馬の牡馬産駒で、国内の古馬GIレースを勝っている馬は、いずれも母が前年産駒なし後の仔」という地味なデータもあります。些細ではありますが、この両頭は後ろ盾となる要素を持ち合わせています。

前走キーンランドカップ(JpnIII)2着から挑むビービーガルダン。こと1200m戦に限って言えば[5-3-0-1]の成績です。また、改めて彼の4代に渡る累代種牡馬を眺めると、

ビービーガルダン(2004.3.10)の4代における累代種牡馬
母父 祖母父 曾祖母父
チーフベアハート Westminster Rory's Jester Karayar
父の系統 母父の系統 祖母父の系統 曾祖母父の系統
Danzig系 Sir Tristram系 Nasrullah系 Relic系

父チーフベアハート(1993.2.1)はともかく、母父、祖母父、曾祖母父と「誰ですか?」という馬ばかり(^_^.)。それもそのはず、母オールザチャットは新国産馬で、母父Westminster(1984.11.11)も新国産馬、祖母父Rory's Jester(1982.11.17)は豪州産馬、曾祖母Karayar(1968)は英国産馬であるものの新国にて種牡馬供用されたようです。なお、曾祖母父Karayarの父は輸入種牡馬シルバーシャーク(1963)というシブさです。

函館SS(JpnIII)では2着だったトウショウカレッジ。祖母コーニストウショウ(1977.6.12)ということで、ウオッカ(2004.4.4)シスタートウショウ(1988.5.25)などが近親に見えますね。小岩井農場の3号族フロリースカップ(1904)系。ここ一番で底力が発揮されるでしょうか。

今年もスプリンターズSの有力どころに牝馬がいます。レース当日の10月5日に満63歳の誕生日を迎えられる橋口弘次郎調教師が送り出す2頭、カノヤザクラとスリープレスナイト。かたやカノヤザクラはサマースプリントシリーズの女王、こなたスリープレスナイトは1200m戦[8-1-0-0]。見れば、共にやはり強い4歳世代の牝馬。過去の例から牝馬については連産状況を別段強調しなくても良いと考えていますので、重賞連勝の波に乗る両頭が、調子を維持できていれば好勝負になるのではないかと思います。

特に、まったくもって個人的な応援ですが、スリープレスナイトの鞍上である上村洋行騎手-我らがblandfordさんと同じ10月23日生まれ-には、頑張ってほしいと願っています。私が応援している騎手は、一に角田晃一、二に上村洋行、三に古川吉洋ですので、ね。

「飛蚊症(ひぶんしょう)」という目の病気を患い、都合4回も手術を受けられたという上村騎手。並外れた動体視力が要求されるであろう騎手という職業において、目に繰り返しメスを入れるというのは、勇気のいることだったでしょう。そんな上村騎手。私が競馬を見始めた時はまだデビュー2年目だった若武者も、気が付けば17年目のベテラン。ここいらで一発、GI初勝利を挙げても良い頃です。

上村騎手が普段からお世話になっているという橋口調教師の管理馬で向かうGI。もし、トップでゴールを駆け抜けられたならば、そのとき上村騎手に去来するものの大きさを思うところです。門司通り、もとい文字通り、北九州記念の勝利後は眠れない夜になったようですが、また再び眠れない夜が訪れても良いでしょう。本当にそうなるように、心から期待しています。

最後は母の連産状況とは関係ない文章になりましたね。失敬仕りました。それでは皆様、よい馬券を。ではでは、今日はこのへんで♪

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2008年10月 2日 (木)

2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の十五-。

今更ながら上半期最後のジーワン勝ち馬の回顧を。

第10回ジャパンダートダービー(JpnI)。

サクセスブロッケン 牡 青鹿毛 2005.5.5生 浦河・谷川牧場生産 馬主・高島哲氏 栗東・藤原英昭厩舎

サクセスブロッケン(2005.5.5)の4代血統表
シンボリクリスエス[A]
黒鹿毛 1999.1.21
種付け時活性値:1.25
Kris S.
黒鹿毛 1977.4.25
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Sharp Queen
鹿毛 1965.4.19
Princequillo 1940
Bridgework 1955.3.23
Tee Kay
黒鹿毛 1991.2.9
★Gold Meridian
黒鹿毛 1982.4.14
Seattle Slew 1974.2.15
Queen Louie 1968.4.9
Tri Argo
黒鹿毛 1982.5.18
Tri Jet 1969.4.3
Hail Proudly 1969.3.5
サクセスビューティ
黒鹿毛 1999.4.1
仔受胎時活性値:1.25
サンデーサイレンス[A]
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.00
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アワーミスレッグス
黒鹿毛 1993.2.14
仔受胎時活性値:1.25
Deputy Minister[A]
黒鹿毛 1979.5.17
種付け時活性値:1.25
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Colonial Waters
黒鹿毛 1985.5.25
仔受胎時活性値:1.75
Pleasant Colony[B]
黒鹿毛 1978.5.4
種付け時活性値:1.50
Water Cress
鹿毛 1968.4.20
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×4・5>

サクセスブロッケン(2005.5.5)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Pleasant Colony
(サクセスビューティ)
6.25 or 4.25 母が現JpnII勝ち馬
(No.4-R)
2番仔
(2連産目)

生涯初めての芝レース、勇躍挑んだ第75回日本ダービー(JpnI)。3番人気、まさかの最下位敗退。失意の底に落ちたかに思えた青鹿毛馬。けれど、やはり砂の上では敵なし。単勝1.2倍の圧倒的人気に応えて2着スマートファルコン(2005.4.4)に3馬身2分の1差をつけて快勝。大井ダート2000mの勝ち時計は2分4秒5。現3歳世代の砂の王、ダート5戦5勝として復権を見せた瞬間でした。

では、以下にサクセスブロッケンのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Colonial Waters 1985.5.25 米6勝 ジョンAモリスH(GI)ほかGII2勝
|アワーミスレッグス 1993.2.14 仏1勝
||サクセスビューティ 1999.4.1 中央3勝 フィリーズレビュー(JpnII) 菜の花賞(OP)
|||サクセスブロッケン 2005.5.5 (本馬) ジャパンダートダービー(JpnI)
|Panama Cana 1994.2.22 米4勝 ネクストムーヴH(GIII)

母は桜花賞トライアルの勝ち馬、曾祖母は米GI勝ち馬と活力はあります。

サクセスブロッケンを筆頭にユキチャン(2005.3.28)ユビキタス(2005.3.19)スマートファルコン(2005.4.4)ナンヨーリバー(2005.4.26)、キクノサリーレ(2005.3.19)など現3歳勢にはダート戦線で楽しみな馬たちが揃っています。今秋、そして来年と層の厚さを見せつけてほしいものです。

サクセスブロッケンはJBCクラシック(JpnI)での復帰を視野に入れて調整されているようで、その後の目標はジャパンカップダート(GI)ということ。砂上の連勝をどこまで伸ばすことが出来るか。楽しみに見守りたいものです。

ではでは、今日はこのへんで。

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