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2008年9月

2008年9月30日 (火)

第56回神戸新聞杯(JpnII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の二十二=-。

ディープスカイ 牡 栗毛 2005.4.24生 浦河・笠松牧場生産 馬主・深見敏男氏 栗東・昆貢厩舎

ディープスカイ(2005.4.24)の4代血統表
アグネスタキオン[A]
栗毛 1998.4.13
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アグネスフローラ
鹿毛 1987.6.18
ロイヤルスキー
栗毛 1974.5.24
Raja Baba 1968.4.5
Coz o'Nijinsky 1969.4.27
アグネスレディー
鹿毛 1976.3.25
リマンド 1965.2.16
イコマエイカン 1967.5.18
アビ
栗毛 1995.5.5
仔受胎時活性値:0.25
Chief's Crown[A]
鹿毛 1982.4.7
種付け時活性値:1.00
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Six Crowns
栗毛 1976.4.21
Secretariat 1970.3.30
Chris Evert 1971.2.14
Carmelized
鹿毛 1990.4.9
仔受胎時活性値:1.00
Key to the Mint[B]
鹿毛 1969.3.9
種付け時活性値:1.00
Graustark 1963.4.7
Key Bridge 1959.4.10
Carmelize
鹿毛 1972.4.23
仔受胎時活性値:0.25
Cornish Prince[A]
黒鹿毛 1962.3.29
種付け時活性値:0.25
Miss Carmie
鹿毛 1966.2.21 ♀
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Bold Ruler5×5×5、Miss Carmie(♀)5×4(母方)>

ディープスカイ(2005.4.24)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
アグネスタキオン
(アグネスフローラ)
2.75 叔父が独2000ギニー馬
(No.23-B)
4番仔
(不受胎後)
第56回神戸新聞杯(JpnII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 ディープスカイ 牡3 56 四位洋文 2:25.3    35.1 508
[-6]
昆貢 1
2 10 ブラックシェル 牡3 56 武豊 2:25.3 クビ 34.7 528
[+2]
松田国英 3
3 12 オウケンブルースリ 牡3 56 内田博幸 2:25.4 1/2 34.5 486
[+6]
音無秀孝 2
4 16 ベンチャーナイン 牡3 56 武士沢友治 2:25.7 1 3/4 34.8 476
[-2]
小桧山悟 10
5 2 ロードアリエス 牡3 56 鮫島良太 2:25.7 クビ 35.8 514
[+22]
藤原英昭 15
第56回神戸新聞杯(JpnII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.3-11.8-13.0-12.4-12.3-12.4-11.6-11.4-11.2-11.8-11.8
上り 4F 46.2-3F 34.8

第56回神戸新聞杯(JpnII)。日本ダービー(JpnI)の1着から3着までの馬がくつわを並べ、そこに秋の上り馬を交えた菊花賞(JpnI)トライアル。勝利を収めたのは春の変則2冠を制したディープスカイと四位洋文騎手。春に見せた後方一気策ではなく、先行7番手あたりから徐々に進出して直線で抜け出すという、強者のスタイルでの勝利でした。レースの2着は内から鋭い切れ味を発揮したブラックシェルと武豊騎手、3着は外から追い込んで来た上り馬オウケンブルースリでした。

秋緒戦を制してディープスカイが次に選ぶ道は、果たして、3歳馬同士の戦いか、それとも古馬との戦いか。菊花賞、天皇賞・秋(GI)、どちらに向かうにせよ、強いダービー馬の姿を見せ続けて欲しいものです。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年9月29日 (月)

第54回オールカマー(GII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の二十ー=-。

マツリダゴッホ 牡 鹿毛 2003.3.15生 静内・岡田スタッド生産 馬主・高橋文枝氏 美浦・国枝栄厩舎

マツリダゴッホ(2003.3.15)の4代血統表

サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.00

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparnasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
ペイパーレイン
栗毛 1991.3.23
仔受胎時活性値:0.75
Bel Bolide
栗毛 1978.2.5
種付け時活性値:1.00
Bold Bidder
鹿毛 1962.3.22
Bold Ruler 1954.4.6
High Bid 1956.3.10
Lady Graustark
栗毛 1969.3.19
Graustark 1963.4.7
Inyala 1963.5.4
フローラルマジック
黒鹿毛 1985.4.20
仔受胎時活性値:1.25
Affirmed
栗毛 1975.2.21
種付け時活性値:0.25
Exclusive Native 1965.4.17
Won't Tell You 1962
Rare Lady
黒鹿毛 1974.2.20
仔受胎時活性値:0.50
Never Bend
鹿毛 1960.3.15
種付け時活性値:1.25
Double Agent
黒鹿毛 1959.4.30
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Nasrullah5×5>

マツリダゴッホ(2003.3.15)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Never Bend
(Lalun)
4.00 叔父ナリタトップロード
(No.18)
5番仔以降の仔
(空胎後)
第54回オールカマー(GII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 11 マツリダゴッホ 牡5 59 蛯名正義 2:12.0    34.6 490
[+12]
国枝栄 1
2 10 キングストレイル 牡6 57 横山典弘 2:12.3 2 35.1 484
[-8]
藤沢和雄 6
3 4 トウショウシロッコ 牡5 57 吉田豊 2:12.4 3/4 34.8 472
[-4]
大久保洋吉 8
4 7 マイネルキッツ 牡5 57 松岡正海 2:12.6 1 35.0 484
[-2]
国枝栄 5
5 6 エアシェイディ 牡7 58 後藤浩輝 2:12.8 1 1/4 35.5 492
[+8]
伊藤正徳 2
第54回オールカマー(GII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.3-11.8-13.0-12.4-12.3-12.4-11.6-11.4-11.2-11.8-11.8
上り 4F 46.2-3F 34.8

第54回オールカマー(GII)。「中山コースの鬼」あるいは「ミスター中山」と言っても差し支えないでしょう、マツリダゴッホ。戦前まで[6-1-1-1]だった中山コースの戦績を[7-1-1-1]とし、中山重賞5勝目を飾りました。なんですか、あの余裕しゃくしゃくぶりは(^_^;)

また、レースの2着は2005年のセントライト記念(JpnII)の勝ち馬キングストレイル(2002.2.17)、3着は2006年のセントライト記念2着のトウショウシロッコ(2003.4.23)でした。つまりは、中山芝2200m重賞で連対を果たしていた馬ばかりが3着までを占めた一戦でした。そして、5着のエアシェイディ(2001.2.20)も今年2008年のAJC杯(JpnII)の勝ち馬、と(笑)

では、以下にマツリダゴッホのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Rare Lady 1974.2.20 米1勝
|フローラルマジック 1985.4.20 米6勝 サンタイネスH(GIII)3着
||ペイパーレイン 1991.3.23 米6勝
|||マツリダゴッホ 2003.3.15 (本馬) 有馬記念(GI) 日経賞(GII) オールカマー(GII)2回 AJC杯(JpnII)
||ホウシュウサルーン 1993.4.7 地方6勝 全日本3歳優駿(現全日本2歳優駿、JpnI)
||グリーンプレゼンス 1995.3.22 中央2勝 若葉S(OP)
||ナリタトップロード 1996.4.4 中央8勝 菊花賞(現JpnI)ほかGII4勝現JpnII1勝現JpnIII1勝
||フローラルグリーン 1998.6.12 中央4勝 エルフィンS(OP)
|Magical Allure 1995.4.4 米7勝 ラブレアS(GI) レディーズシークレットH(GII)

叔父は「中山芝2500mが鬼門」とでも言うべき戦績でしたが、甥っ子は「中山芝2500mでこそ」という感じです。不思議ですね、血統って。

マツリダゴッホの最終目標が中山芝2500mで行われる有馬記念であることは衆目の一致するところです。競馬ファンとしては、その有馬記念に行き着くまでの道程が気になりますけれど、府中コースでも頑張る姿を見てみたいものです。なんと言ってもグランプリホースなのですから、ね。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年9月27日 (土)

2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の十四-。

出来上がっていたのに、アップをすっかり忘れていたファイルをお届けしておきます。あいすみません。

第31回帝王賞(JpnI)。

フリオーソ 牡 栗毛 2004.5.1生 新冠・ハシモトファーム生産 馬主・ダーレー・ジャパン・ファーム(有) 船橋・川島正行厩舎

フリオーソ(2004.5.1)の4代血統表
ブライアンズタイム[A]
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:0.50
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Bramalea
黒鹿毛 1959.4.12
Nashua 1952.4.14
Rarelea 1949
Kelley's Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark
栗毛 1963.4.7
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Golden Trail
黒鹿毛 1958.3.5
Hasty Road 1951
Sunny Vale 1946
ファーザ
栗毛 1995.3.31
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

Mr.Prospector[x]
鹿毛 1970.1.28
種付け時活性値:0.00
★Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Gold Digger
鹿毛 1962.5.28
Nashua 1952.4.14
Sequence 1946
Baya
栗毛 1990.4.14
仔受胎時活性値:1.00
Nureyev[A]
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Barger
鹿毛 1983.4.17
仔受胎時活性値:1.50
Riverman[A]
鹿毛 1969
種付け時活性値:1.25
Trillion
鹿毛 1974.4.15
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason3×5、Nashua4×4>

フリオーソ(2004.5.1)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Riverman
(Barger)
6.50 or 4.50 or 2.50 泣く子も黙る名牝系
(No.4-M)
5番仔(?)
(少なくとも5連産目以降)

2008年上半期の古馬ダート重賞の大一番は帝王賞。白い帽子に「青、胴赤星散」の勝負服をまとった戸崎圭太騎手を鞍上に、白黒の格子模様のメンコを装着した栗毛の馬体のフリオーソが、単勝2.5倍の1番人気に応えて見事な逃げ切り勝ち。2着に追い込んだボンネビルレコード(2002.3.12)以下を抑えました。

フリオーソの配合は「ブライアンズタイム×Mr.Prospector牝馬」という組み合わせ。この組み合わせからは、ほかにオークス(現JpnI)馬チョウカイキャロル(1991.3.26)、皐月賞(現JpnI)馬ノーリーズン(1999.6.4)、天皇賞・春(GI)2着でビックリさせたビッグゴールド(1998.3.21)などが輩出されており、相性の良い配合として知られています。また「代を経ても」ということを認識されているのか、ヒラボク(旧チョウカイ)の冠名の(株)平田牧場さんは「タニノギムレット×Mr.Prospector牝馬」であるヒラボクロイヤル(2004.3.15)を持たれていますね。

では、以下にフリオーソのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Barger 1983.4.17 仏米2勝 ヴァントー賞(仏GIII) サンタラリ賞(仏GI)3着
|Bareilly 1988.4.4 不出走
||Revenue 2000.2.27 英愛3勝 リッチモンドS(英GII)ほか英GII2着1回英GIII3着1回
|Baya 1990.4.14 仏2勝 グロット賞(GIII) 仏オークス(GI)2着ほかGIII2着2回
||ファーザ 1995.3.31 不出走
|||フリオーソ 2004.5.1 (本馬) 帝王賞(JpnI) ジャパンダートダービー(JpnI) 全日本2歳優駿(JpnI) ダイオライト記念(JpnII)
||Birthstone 2002.3.24 仏2勝 オマール賞(GIII)
|カーレス 1996.5.29 英1勝
||Tawqeet 2002.4.30 豪英5勝 コーフィールドC(豪GI) ザ・メトロポリタン(豪GI)ほか英GI3着1回豪GI3着1回
|Narrative 1998.3.11 欧米4勝 カルロダレッシオ賞(伊GII) ドバイシティオブゴールド(UAEGIII)ほか伊GI2着1回英GI3着1回

曾祖母からの分枝でも近親にブラックタイプが多いので省きましたけれど、4代母がTrillion、その仔トリプティク(1982.4.19)など活躍馬が目白押しの良牝系です。果たして、こういう牝系の牡馬をちゃんと種馬に出来るか否か。馬主さんの見識に期待したいところです。

秋も船橋の雄として砂上の戦いを盛り上げてくれるのでしょう。フリオーソ、頑張ってくださいね♪

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年9月24日 (水)

ダート1800mの走破時計1分47秒8。

第55回日本テレビ盃(JpnII)。船橋のダート1800mのレコードどころか、日本のダート1800mのレコードを更新する1秒47秒8の快時計を叩き出したのは、ボンネビルレコードと的場文男騎手の名コンビでした。しかし、それにしても、速すぎますぜ(^_^;)

ボンネビルレコード 牡 鹿毛 2002.3.12生 門別・浜本幸雄氏生産 馬主・塩田清氏 大井・庄子連兵厩舎→美浦・堀井雅弘厩舎

ボンネビルレコード(2002.3.12)の4代血統表

アサティス[A]
鹿毛 1985.3.28
種付け時活性値:0.00
Topsider
鹿毛 1974.3.15
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Drumtop
鹿毛 1966.5.4
Round Table 1954.4.6
Zonah 1958.5.1
Secret Asset
鹿毛 1977.4.21
Graustark
栗毛 1963.4.7
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Numbered Account
鹿毛 1969.4.8
Buckpasser 1963.4.28
Intriguing 1964.2.16
ダイワスタン
黒鹿毛 1989.3.3
仔受胎時活性値:1.00
マルゼンスキー[A]
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:1.50
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
シル
鹿毛 1970.4.22
Buckpasser 1963.4.28
Quill 1956.2.24
ダイワベル
黒鹿毛 1976.4.21
仔受胎時活性値:1.00
テスコボーイ[A●]
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:1.00
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
エリモホープ
鹿毛 1968.4.27
仔受胎時活性値:1.75
ガバドール[A]
青毛 1946.4.19
種付け時活性値:1.25
タイホープ
鹿毛 1961.4.2
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4、Buckpasser4×4、Princequillo5×5、Nasrullah5×5>

ボンネビルレコード(2002.3.12)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
マルゼンスキー
(Princequillo)
5.25 近親タイバブー
(No.4-M ダイナゴン系)
9番仔
(6連産目)

レースはナンヨーリバー(2005.4.26)と武豊騎手、そしてナイキアディライト(2000.3.12)と石崎駿騎手が果敢に行ったことが大レコードの布石となりました。どんなラップを刻んでいったかを確認すると、

  • 10.9-11.2-11.3-12.0-12.1-12.2-12.2-12.6-13.3

ということでした。えー、スタートの1ハロンが最速ラップですか?ラップタイムを見ていくと、1F10.9秒、2F22.1秒、3F33.4秒、4F45.4秒、5F57.5秒、6F1分9秒7、7F1分21秒9、8F1分34秒5、9F1分47秒8でした。1000m通過が57秒5。サイレンススズカ(1994.5.1)が勝った1998年の毎日王冠(GII)よりも0秒2速いタイムです。まま、どの通過時計もダート戦としては速すぎまっさ(^_^;)

#どうも、最近の武豊騎手は意識的に前目の競馬を我々に見せてくれているような気がします。いいぞ、ユタカさん。そういう競馬をもっと見せてください。

最後の1ハロン13秒3が物語るように消耗戦となった戦いは、やはりジーワン馬たちが上位を占め、1着ボンネビルレコードの後4分の3馬身差の2着にはフリオーソ(2004.5.1)と川島正太郎騎手、さらに5馬身差がつきましたが3着はサンライズバッカス(2002.4.30)と佐藤哲三騎手でした。フリオーソは逃げた2頭の直後、先行3番手から自ら勝ちに行く競馬をして1分47秒9で乗り切ったのですから、サスガに強い。今回は追われるものの辛さが出た一戦だったように思います。

自他共に認める「ベストパートナー」と共にいざ行かん砂上の戦い。ボンネビルレコードと的場文男騎手の活躍、ジーワンの舞台でも期待しましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

<Web Resource>

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第26回ローズS(JpnII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の二十=-。

マイネレーツェル 牝 鹿毛 2005.4.4生 青森・佐々木牧場生産 馬主・(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 栗東・五十嵐忠男厩舎

マイネレーツェル(2005.4.4)の4代血統表
ステイゴールド[A]
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
ディクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサッシュ 1966
ケイアイベール
栗毛 1996.3.28
仔受胎時活性値:1.25
サクラユタカオー[A●]
栗毛 1982.4.29
種付け時活性値:1.25
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
アンジェリカ
黒鹿毛 1970
ネヴァービート 1960
スターハイネス 1964
ダイアナスキー
鹿毛 1991.3.30
仔受胎時活性値:1.00
[ケイアイベールは初仔]
マルゼンスキー[A]
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:0.00
Nijinsky 1967.2.21
シル 1970.4.22
ダイアンベンチヤ
黒鹿毛 1978.3.20
仔受胎時活性値:1.00
[ダイアナスキーは2年連続流産後の5番仔]
ヴェンチア[D]
黒鹿毛 1957
種付け時活性値:1.00
マルイチジョウオー
栗毛 1972.4.19
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Princely Gift5×4、Northern Dancer5×5>

マイネレーツェル(2005.4.4)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
サクラユタカオー
(アンジェリカ)
4.50 近親メイショウアヤメ
(No.9-C ダイアンケー系)
4番仔
(4連産目)

第26回ローズS(JpnII)。ローズSで桜花賞(JpnI)馬とオークス(JpnI)馬が相まみえるのは2000年以来8年ぶりということでした。今年の桜花賞馬レジネッタ(2005.5.11)、オークス馬トールポピー(2005.1.30)。前者は前走古馬相手のクイーンS(JpnIII)を豪脚で追い込んで2着、後者は春のオークス以来の4ヵ月ぶりのレースでした。ひと叩きの差を見たのか、ファンはレジネッタを1番人気、トールポピーを2番人気に支持しました。

明るいとはいえ曇り空、そしてレース前の雨の影響が如実に表れた重馬場。阪神の芝外回り1800m、2コーナーのポケット付近から18頭がスタート。見れば3番人気に押されたメイショウベルーガ(2005.3.30)と四位洋文騎手が大きく出遅れ、そして最内のトールポピーと池添謙一騎手が小さめに立ち後れました。それとは対照的に、軽快に行き脚を付けたエアパスカル(2005.2.11)が逃げ、その後をロンドンブリッジ(1995.5.6)の娘ダイワスピリット(2005.4.26)が追いかけました。

仁川の長い向こう正面。馬群を見れば8番手あたり、真ん中外側をレジネッタと小牧太騎手が気持ちよさげに駆けていました。スタートで後手を踏んだトールポピーも、内ラチ沿いから11番手まで盛り返しました。小気味よく逃げるエアパスカルのペースは、サスガに重賞勝ち馬というところで、重発表ながら1000mを59秒0で通過。700m近い距離がある長い3角から4角をゆるやかにコーナリングしつつ、隊列は大きな順位の変動がないまま、三分三厘に差し掛かりました。

4角から直線。レジネッタの小牧騎手はほぼ不動の構え、追い出しのタイミングを待っていました。対してトールポピーは思うほどの手応えが感じられないのか、池添騎手がおっつけながら前に取り付く構え。ラスト400mを切り、最内のエアパスカルの逃げ脚が少し鈍り始めたところで、外を突いた馬の脚色が目立ち始めました。レジネッタ、満を持してスパートを開始したかに見えました。けれど、レジネッタに負けず脚を伸ばした馬がさらに外から2頭。桃色の帽子に「赤、緑袖赤一本輪」の勝負服、川田将雅騎手の右ムチに応えて伸びたのは、フィリーズレビューの勝ち馬マイネレーツェル。さらに大外を通ってやって来たのは、忘れな草賞の勝ち馬ムードインディゴと福永祐一騎手。マイネレーツェル、道中を振り返ればずっとレジネッタのすぐ側で、まるでマークするかのように走っていました。ムードインディゴ、発馬で若干立ち遅れ加減になったものの、福永騎手が腹を決めて、じっと後方で我慢していました。

3頭のつばぜりあい。3頭の1番内のレジネッタが懸命に粘るものの、脚勢は外の2頭が勝っていました。真ん中のマイネレーツェル、外のムードインディゴ。クビの上げ下げ、最後の最後で勝負強さを発揮したのは、重賞勝ち馬の気概も見せた、マイネレーツェル。テレビ画面の決勝点は、映し方の角度もあり微妙な感じでした。けれど、私は今春に行われた3歳牝馬限定レースで、よく似た決勝点だったレースを思い出しました。3頭の僅差の戦い、最後の最後で勝ち馬が間に合ったJpnII戦。そう、やはりマイネレーツェルが制したフィリーズレビューでした。果たせるかな、マイネレーツェルは春と同じく仁川で行われたトライアルJpnIIで勝利を収めたのでした。勝ち時計は1分47秒3。2着はハナ差で涙を飲んだムードインディゴ、3着はさらにクビ差でレジネッタ。トールポピーは内から伸びを見せたものの6着という結果でした。

マイネレーツェルの近親牝系図を示そうと思いましたけれど、ごく近い代ではめぼしい活躍馬があまり見られませんでした。曾祖母ダイアンベンチヤの孫に葵S(OP)、フェニックス賞(OP)を勝ち4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)2着のメイショウアヤメ(1995.3.2)がいるくらいです。ただ、さかのぼれば6代母が米国からの輸入繁殖牝馬ダイアンケー(1950.4.12)で、その直仔に菊花賞(現JpnI)馬ダイコーター(1962.6.8)、孫に大阪杯(現GII)、鳴尾記念(現GIII)を勝ち菊花賞2着のハシクランツ(1976.5.19)がいます。

JpnII2勝馬として挑む秋華賞。その能力の確かさは、すでに謎にあらず。青森県産馬の星として、本番でも良いところを見せてほしいものです。頑張って、マイネレーツェル。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年9月22日 (月)

第62回セントライト記念(JpnII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の十九=-。

ダイワワイルドボア 牡 鹿毛 2005.2.21生 千歳・社台ファーム生産 馬主・大城敬三氏 美浦・上原博之厩舎

ダイワワイルドボア(2005.2.21)の4代血統表
アグネスタキオン[A]
栗毛 1998.4.13
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アグネスフローラ
鹿毛 1987
ロイヤルスキー
栗毛 1974.5.24
Raja Baba 1968.4.5
Coz o'Nijinsky 1969.4.27
アグネスレディー
鹿毛 1976.3.25
リマンド 1965.2.16
イコマエイカン 1967.5.18
セニョラージェ
青鹿毛 1994.1.31
仔受胎時活性値:0.50

Nureyev[A]
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:0.00(2.00)
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Special
鹿毛 1969.3.28
Forli 1963.8.10
Thong 1964.4.23
Suavite
鹿毛 1981.5.2
仔受胎時活性値:1.00
Alleged[B]
鹿毛 1974.5.4
種付け時活性値:1.50
Hoist the Flag 1968.3.31
Princess Pout 1966.3.29
Guinevere's Folly
鹿毛 1976.3.19
仔受胎時活性値:1.00
Round Table[B]
鹿毛 1954.4.6
種付け時活性値:1.25
Lodge
黒鹿毛(?) 1969.5.5
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Almahmoud(♀)5×5>

ダイワワイルドボア(2005.2.21)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
アグネスタキオン 4.00 伯父Suave Dancer
(No.4-R)
6番仔?
(6連産目以降)

第62回セントライト記念(JpnII)。3着までに菊花賞(JpnI)の優先出走権が与えられるこのレース、今年2008年は雨中の稍重の馬場で行われました。1角でアクシデントが発生、リノーンリーズン(2005.3.18)とフジヤマラムセス(2005.4.27)の2頭の落馬があり波乱となった一戦。逃げたネオスピリッツ(2005.2.11)の作りだしたペースは1000m通過が61秒2というものでした。雨、稍重の条件では道中に大きな動きがある訳でもなく、淡々とした流れでレースは進みました。

3角から4角。中山コースでは[3-1-1-0]と抜群の安定感を誇る1番人気のマイネルチャールズ(2005.4.27)と松岡正海騎手が馬場中央を良い手応えで進出。そのまま4角先頭で直線を迎えました。後続勢では外側から覇気の見える追い上げを見せた5番人気ノットアローン(2005.2.15)と蛯名正義騎手の脚色が目に付き、逆に2番人気に支持されたクリスタルウイング(2005.3.18)と内田博幸騎手の脚色が思わしくなくズルズルと後退していきました。

直線。先に抜け出して粘り込みを図ったマイネルチャールズに襲い掛かったのは、やはりノットアローンでした。ここまで重賞2勝を挙げており皐月賞(JpnI)では1番人気にも押されたマイネルチャールズ。その意地にかけても、負けられない。春には若葉S(OP)を勝ち、夏休み前のラジオNIKKEI賞(JpnIII)でもトップハンデ57kgで2着と踏ん張ったノットアローン。秋の主役候補に名乗りあげる為にも、譲れない。せめぎ合いは激しくありました。けれど、その両馬の攻防を、馬場中央を勢いよく駆け上がってきた馬が、一気の末脚で飲み込みました。道中はノットアローンの直後に付け、直線入口で外に出して、ひと呼吸おいて追い出したのは、9番人気だったダイワワイルドボアと北村宏司騎手。526kgの雄大な鹿毛が、おなじみの「青、白一本輪、白袖」の勝負服を背に、まさに猪突猛進を見せました。

ダイワワイルドボア、決勝点ではしっかり2分の1馬身だけ抜け出していました。勝ち時計2分14秒6は稍重の馬場ではやむなし。レースの2着は競り合いを制したマイネルチャールズ、3着はハナ差でノットアローンでした。その後に続いた4着ダイバーシティ(2005.3.12)は外から追い込んだ脚色がよく、5着ナリタダイコク(2005.4.22)は内を突いてメンバー最速の上がり3ハロン34秒8の鋭脚を見せたことを、合わせて記載しておきます。

では、以下にダイワワイルドボアのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Suavite 1981.5.2 米4勝 カムリーS(GIII)2着
|Suave Dancer 1988.2.7 仏愛5勝 凱旋門賞(仏GI) 仏ダービー(仏GI) 愛チャンピオンS(GI)ほか仏GII1勝
|Suave Tern 19912.27 仏2勝 ジョッキークラブ大賞(伊GI)2着 イタリア大賞(GI)2着ほか仏GII3着
|ウルトラフィネッセ 1992.2.17 仏2勝 マルレ賞(仏GII)2着
|セニョラージェ 1994.1.31 仏1勝 フィユドレール賞(仏GIII)2着
||ダイワワイルドボア 2005.2.21 (本馬) セントライト記念(JpnII)

伯父にジェネラス(1988.2.8)の好敵手だったSuave Dancerがいます。同馬は1998年、シャトル種牡馬としてオーストラリアで繋養されていた際、落雷により亡くなってしまいました。そのアクシデントがなければ、翌春から日本で供用される予定だったように記憶しています。早世が残念であった、1990年代初頭の欧州の名馬でした。

「セントライトを制するものは菊を制す」という格言を遠い昔に見聞きしました。けれど、セントライト記念を制した馬で菊花賞も制した馬は1984年の「初代七冠馬」シンボリルドルフ(1981.3.13)までさかのぼらなければなりません。もし菊花賞に向かうのであれば、果たして、ダイワワイルドボアの結果や如何に。楽しみにしたいと思います。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年9月18日 (木)

第59回朝日CC(GIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の十八=-。

ドリームジャーニー 牡 鹿毛 2004.2.24生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・池江泰寿厩舎

ドリームジャーニー(2004.2.24)の4代血統表
ステイゴールド[A]
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:0.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
ディクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサッシュ 1966
オリエンタルアート
栗毛 1997.5.12
仔受胎時活性値:1.50
メジロマックイーン[E]
芦毛 1987.4.3
種付け時活性値:0.25
★メジロティターン
芦毛 1978.3.22
メジロアサマ 1966.2.23
シェリル 1971.5.15
メジロオーロラ
栗毛 1978.3.8
リマンド 1965.2.16
メジロアイリス 1964.4.8
エレクトロアート
栗毛 1986.3.29
仔受胎時活性値:0.50
ノーザンテースト[A]
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
グランマスティーヴンス
栗毛 1977.2.9
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Lt.Stevens[A]
鹿毛 1961.3.14
種付け時活性値:1.75
Dhow
芦毛 1968.3.21
仔受胎時活性値:2.00

<5代血統表内のクロス:ノーザンテースト4×3>

ドリームジャーニー(2004.2.24)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Lt.Stevens
(Shimmer)
6.00 or 4.00
(No.8-C)
初仔

第59回朝日チャレンジカップ(GIII)。前走小倉記念(JpnIII)勝ちの勢いをそのまま携えて、ドリームジャーニーと池添謙一騎手。1角では11番手、2角では9番手、そして3角から4角では7番手あたりと徐々に進出。直線、池添騎手が右ムチで激励して追い出しにかかると、ドリームジャーニーは放たれた矢のように鮮やかに伸びました。414kgの小柄な鹿毛馬の繰り出す小気味よいピッチが、芝を掴んでは離しと躍動する度、前を行く馬との差は見る間に縮まりました。ドリームジャーニーと池添騎手、上がり3ハロン34秒2の鋭脚で、道中2番手から抜け出したトーホウアラン(2003.4.16)と岩田康誠騎手を4分の3馬身捉えたところがゴールでした。勝ち時計は1分58秒5。2歳王者、4歳夏にジースリー連勝をもって「完全復活」の狼煙を上げました。

小倉芝2000m、阪神芝2000mと重賞を2つ勝って、次に向かうのは府中芝2000mの舞台でしょう。現4歳世代の牝馬だけが強いのではなく、牡馬も強いところを見せたいもの。ドリームジャーニーの奮起に期待しましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

#追記。今回は4着だったニルヴァーナ(2003.3.29)と武豊騎手。私、武騎手が逃げ先行策を取る重賞レースを見るとワクワクします。第一人者が自らレースの流れを作る姿、またあるいは受けて立つ競馬をする姿、もっともっと見たいものです。

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2008年9月17日 (水)

第22回セントウルS(GII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の十七=-。

カノヤザクラ 牝 栗毛 2004.3.31生 門別・浜本牧場生産 馬主・神田薫氏 栗東・橋口弘次郎厩舎

カノヤザクラ(2004.3.31)の4代血統表
サクラバクシンオー[A●]
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:1.50
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
アンジェリカ
黒鹿毛 1970.3.29
ネヴァービート 1960
スターハイネス 1964.3.10
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
クリアアンバー
黒鹿毛 1967.5.8
★Ambiopoise 1958.5.6
One Clear Call 1960.5.21
ウッドマンズシック
鹿毛 1994.1.29
仔受胎時活性値:0.25

Woodman[x]
栗毛 1983.2.17
種付け時活性値:0.50

Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
プレイメイト
栗毛 1975.4.12
Buckpasser 1963.4.28
Intriguing 1964.2.16
ラディカルチック
黒鹿毛 1988.1.26
仔受胎時活性値:1.25
Sadler's Wells[A●]
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Santa Roseanna
黒鹿毛 1979.4.16
仔受胎時活性値:2.00
Caracol[G]
鹿毛 1969.3.7
種付け時活性値:0.25
Santa Vittoria
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>

カノヤザクラ(2004.3.31)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
サクラバクシンオー 4.50 半姉パイアン
(No.9-H)
6番仔以降の仔
(2連産目)

第22回セントウルS(GII)。グローバル・スプリント・チャレンジの第5戦にして、サマースプリントシリーズの掉尾を飾る一戦は16頭立てで行われました。

スタート。好発を決めた1枠2番のタニノマティーニ(2000.5.23)が行くかに見えましたが、二の脚を使ったスプリングソング(2005.2.27)が逃げ、番手でマルブツイースター(2005.4.4)が追うという3歳牡馬2頭が引っ張る展開。すぐ後の外側3番手をシンボリグラン(2002.5.18)、 少し離れて内ラチ沿いに控えたタニノマティーニがいて、さらに2馬身ほど後ろの馬場中央の5番手に青いメンコを着けた大柄な栗毛馬が構えました。

活きの良い3歳馬が2頭で行って前半600mが33秒5で通過。3角から4角にかけても隊列はそれほど変わらず、勝負は直線。逃げたスプリングソングが武幸四郎騎手に鼓舞されて内ラチ沿いで粘り、3番手から良い脚色で先頭に並びかけたシンボリグランと福永祐一騎手が頑張りを見せたものの、その直後、馬場中央を鋭く抜け出す馬がいました。青いメンコの栗毛馬カノヤザクラ。「白、青三本輪、赤袖」の勝負服をまとった小牧太騎手が、左後方から来るはずの馬を確認しながら追いました。けれど、来るはずだった1番人気馬スズカフェニックス(2002.3.29)と武豊騎手は思うような伸びを見せず。カノヤザクラと小牧太騎手、後はゴールに向けてばく進するだけでした。上がり3ハロン33秒2の末脚を繰り出し1分7秒3の決勝点。2着シンボリグランとは1馬身4分の1差、3着スプリングソングとはさらに1馬身4分の1差をつけての快勝でした。終わってみればアイビスサマーダッシュ(JpnIII)の1着、2着による再度の決着でした。なお、スズカフェニックスは8着、さらに2番人気だったファイングレイン(2003.3.7)と幸英明騎手は9着という結果でした。

このセントウルSの勝利をもって、カノヤザクラはサマースプリントシリーズのチャンピオン、小牧太騎手はサマージョッキーズシリーズのチャンピオンに輝きました。また、橋口調教師は今回の勝利でセントウルS5勝目(!!)となり、歴代最多勝の記録を更新されました。かつての勝利馬はサンキンハヤテ(1984.5.10)、テンシノキセキ(1998.3.29)、そして2勝したゴールデンキャスト(2000.3.1)ですね。併せてテンシノキセキ、ゴールデンキャストの2頭で2003年から2005年まで3連覇も果たされています。

ついで述べておけば、橋口調教師はカノヤザクラでセントウルS&アイビスサマーダッシュ、スリープレスナイト(2004.2.7)でCBC賞(GIII)&北九州記念(JpnIII)と、2頭で今夏の短距離重賞を荒稼ぎされています。思えば、やはり強力4歳牝馬の2頭。アストンマーチャン(2004.3.5)は星になれど、同期の桜2頭が、しっかり短距離戦線の主役を張っています。

では、以下にカノヤザクラのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Santa Roseanna 1979.4.16 愛英3勝 モイグレアスタッドS(当時愛GII)2着ほか英愛GIII2着2回
|King's College 1984.1.24 阿愛英仏6勝 テトラークS(愛GIII)2着 グラッドネスS(愛GIII)2着
|ラディカルチック 1988.1.26 米英1勝
||ウッドマンズシック 1994.1.29 不出走
|||パイアン 1998.2.14 中央5勝 セントウルS(当時GIII)2着
|||カノヤザクラ 2004.3.31 (本馬) セントウルS(GII) アイビスサマーダッシュ(JpnIII) 葵S(OP)ほかGII2着JpnIII2着GIII3着各1回
||クリムゾンクローバ 1996.2.21 中央2勝 アネモネS(OP)2着
|Glamour Model 1992.3.22 愛1勝
||Lips Lion 1999.4.7 仏英伊独白11勝 ハンザ自由都市ブレーメン大賞(独GIII)2着ほか独GIII2着1回
|Wolf Cleugh 1993.4.13 英0勝
||Moss Vale 2001.4.11 仏愛英加8勝 グロシェーヌ賞(仏GII)ほか愛GIII2勝シンコウフォレスト(1993.4.29)の仔。現在は種牡馬-

よく見れば半姉パイアンとともにセントウルSの連対を果たしていますね。近親にも短距離重賞での活躍馬が多い牝系です。

サマースプリント女王の栄誉を蹄中(!?)に収め、その勢いを持って挑むのは、中山芝1200mの舞台でしょう。カノヤザクラ、父娘2代のスプリンターズS(GI)制覇となりますでしょうか。楽しみにしたいと思います。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年9月16日 (火)

第53回京成杯AH(GIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の十六=-。

キストゥヘヴン 牝 鹿毛 2003.4.25生 門別・正和山本牧場生産 馬主・吉田和子氏 美浦・戸田博文厩舎

キストゥヘヴン(2003.4.25)の4代血統表
アドマイヤベガ[A]
鹿毛 1996.3.12
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ベガ
鹿毛 1990.3.8
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
アンティックヴァリュー
鹿毛 1979.2.25
Northern Dancer 1961.5.27
Moonscape 1967.3.12
ロングバージン
栗毛 1987.5.6
仔受胎時活性値:1.75
ノーザンテースト[A]
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.75
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Lady Victoria
黒鹿毛 1962.2.20
Victoria Park 1957.5.10
Lady Angela 1944 ♀
スイーブ
栗毛 1968.2.23
仔受胎時活性値:0.50
テューダーペリオッド[C]
栃栗毛 1957
種付け時活性値:0.50
Owen Tudor 1938
Cornice 1944
ゴールデンドラゴン
鹿毛 1959.5.5
仔受胎時活性値:2.00
ヒンドスタン[B]
黒鹿毛 1946
種付け時活性値:1.00
第五カナデアンガール
栗毛 1941.4.21
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×3、Hyperion5×5(母方)、Almahmoud(♀)5×5、Lady Angela(♀)5×4(母方)>

キストゥヘヴン(2003.4.25)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ノーザンテースト
(ロングバージン)
4.50 伯母ロンググレイス
(No.2-R カナデアンガール系)
12番仔
(2連産目)

第53回京成杯AH(GIII)。昨年2007年の2歳王者ゴスホークケン(2005.3.3)と柴田善臣騎手の半ば玉砕的な逃げっぷり。スタートしてからの3F32秒8、4F44秒0、5F55秒9、6F1分7秒8で通過するという乱ペース。まとめて面倒を見たのは一昨年の桜花賞(現JpnI)馬、キストゥヘヴンと藤田伸二騎手。ハイペースを見越してか道中は後方4番手を追走。3角から4角で徐々に進出し、直線は外側から鮮やかに抜け出しました。消耗戦かつ混戦となったレース、自身の上がり3ハロンを35秒1でまとめて、桜花賞以来となる勝利を収めました。レースの勝ち時計は1分32秒1。前半800m44秒0、後半800m48秒1という前後半のタイム差が著しい一戦でした。

キストゥヘヴンから1と4分の1馬身差の2着はレッツゴーキリシマ(2005.4.30)と北村宏司騎手、さらに4分の3馬身差の3着には後手を踏んだもののしっかり追い込んで来たステキシンスケクン(2003.3.10)と後藤浩輝騎手が入りました。レッツゴーキリシマは先行集団にいた中で最先着した馬ですが、地力を強化しているのでしょうね。合わせて、朝日杯FS(JpnI)2着の折と同じく、中山芝1600mの重賞レースを2枠3番の10番人気で2着に入りましたね(^_^;)

では、以下にキストゥヘヴンのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。簡単でも豪華ですよ。

スイーブ 1968.2.23 中央0勝
|ロングアッシュ 1974.4.5 地方0勝
||ラッキーオカメ 1982.5.28 中央4勝 北九州記念(現JpnIII) サファイヤS(旧GIII)2着
|トーキード 1975.4.8 中央2勝
||マチカネオイデヤス 1985.4.28 中央1勝
|||マチカネヤマビコ 1993.4.22 中央4勝 北九州記念2着
||マチカネポッペア 1989.6.17 中央4勝
|||セフティーエンペラ 1999.3.27 中央6勝 福島記念(現JpnIII) 小倉大賞典(現JpnIII)2着
|ロングイーグル 1978.4.8 3勝 京都新聞杯(現JpnII)2着 金杯(現京都金杯、GIII)2着 菊花賞(現JpnI)3着
|ロンググレイス 1980.4.17 中央6勝 エリザベス女王杯(現GI) ローズS(現JpnII) 金杯(現京都金杯)
|ファイアーダンサー 1981.4.20 中央3勝 京都牝馬特別(現京都牝馬S、GIII) 4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー、JpnII)2着
|ロングシンホニー 1986.4.28 中央4勝 若草S(OP)
|ロングバージン 1987.5.6 中央1勝
||キストゥヘヴン 2003.4.25 (本馬) 桜花賞(現JpnI) 京成杯AH(GIII) フラワーC(現JpnIII)
|ロングチアーズ 1989.6.6 中央0勝
||ファイトコマンダー 1996.5.13 中央7勝 札幌日経オープン(OP) 札幌記念(現JpnII)2着

元々は天羽牧場さんの誇る2号族、カナデアンガール(1923)系スイーブ分枝。関西のオールドファンであれば、胸躍るような近親活躍馬たちが見えますね。スイーブの子孫については競馬ライターの山河拓也さんあたりに語って頂きたいものです。

2年5ヵ月ぶりの勝利を手土産に、いざ行かん、秋のGI戦線。もう一度、天国にいる父と母父にキスを届けられるでしょうか。桜花賞馬の復活により、この秋の楽しみがひとつ増えましたね。

ではでは、今日はこのへんで♪

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2008年9月14日 (日)

第13回エルムS(JpnIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の十五=-。

フェラーリピサ 牡 鹿毛 2004.4.28生 米国・サラムファーム生産 馬主・市川義美氏 栗東・白井寿昭厩舎

フェラーリピサ(2004.4.28)の4代血統表
Touch Gold[A]
鹿毛 1994.5.26
種付け時活性値:0.25
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent
栗毛 1967.4.29
Northern Dancer 1961.5.28
Victoria Regina 1958.5.18
Mint Copy
黒鹿毛 1970.2.24
★Bunty's Flight 1953.4.26
Shakney 1964
Passing Mood
栗毛 1978.3.20
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
Tom Fool 1949.3.31
Busanda 1947
Cool Mood
栗毛 1966.4.7
Northern Dancer 1961.5.28
Happy Mood 1951
Dolly Talbo
鹿毛 1996.2.9
仔受胎時活性値:1.75
Capote[A]
黒鹿毛 1984.3.25
種付け時活性値:0.75
Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
Bold Reasoning 1968.4.29
My Charmer 1969.3.25
Too Bald
黒鹿毛 1964.4.29
★Bald Eagle 1955.3.29
Hidden Talent 1956.4.25
Lochlin
鹿毛 1987.4.25
仔受胎時活性値:2.00
Screen King[B]
栗毛 1976.1.31
種付け時活性値:0.50
★Silent Screen 1967.4.23
Indian Queen 1969.4.10
Dorothy Kay
鹿毛 1978.3.8
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Irish Castle[A]
鹿毛 1967.5.11
種付け時活性値:0.50
La Eva
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4(父方)>

フェラーリピサ(2004.4.28)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Capote 6.50 or 4.50 Formal Goldと同牝系
(No.18-A)
3番仔以降の仔

第13回エルムS(JpnIII)を制したのはフェラーリピサ。終始先行3番手から余裕しゃくしゃくの手応えで、馬場中央の内側を堂々と抜け出しました。3歳春に岩田康誠騎手に「モノが違う」と言わしめた素質、4歳秋に中央重賞でも見せつけることができました。レースの2着は中段位置から鋭く差して来た7歳馬トーセンブライト(2001.3.13)と藤岡佑介騎手、3着は中段から早めに2番手に押し上げて粘ったエアアドニス(2002.4.26)と松田大作騎手でした。1番人気に押されたメイショウトウコン(2002.4.7)と藤田伸二騎手は3角から4角でまくり気味に仕掛けましたが4着に終わりました。

フェラーリピサの牝系は米国で継承されている18号族。曾祖母Doroty Kayの孫にFormal Gold(1993.4.20)がいます。同馬は米8勝でウッドワードS(GI)、ドンH(GI)、ブルックリンH(GII)、フィリップH.アイスリンH(GII)の勝ち馬です。また、祖母Lochlinが米3勝でマザリンS(GIII)3着があり、4代母La Evaからの別分枝に米9勝でGII4勝のEven the Score(1998.4.2)がいます。

話は急に変わりますが、今年2008年のJBCクラシック(JpnI)は園田競馬場の距離1870mのコースで施行予定です。フェラーリピサは3歳時に同じ園田1870mの兵庫チャンピオンシップ(JpnII)を制しています。この後の動向がどうなるかは分かりませんけれど、もしJBCクラシックに向かうのであれば、舞台に対する適性はありそうですね。ええ、鞍上の岩田騎手込みで。

北の地の重賞勝ちで勝ち鬨をあげて、いざ行かん、ジーワンの舞台。フェラーリピサ、これからも頑張ってくださいね。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年9月 9日 (火)

第28回小倉2歳S(JpnIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の十四=-。

デグラーティア 牝 黒鹿毛 2006.4.4生 栃木・恵比寿興業株式会社那須野牧場生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・宮本博厩舎

デグラーティア(2006.4.4)の4代血統表
フジキセキ[A]
青鹿毛 1992.4.15
種付け時活性値:1.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ミルレーサー
鹿毛 1983.5.20
Le Fabuleux
鹿毛 1961
Wild Risk 1940
Anguar 1950
Marston's Mill
黒鹿毛 1975.5.31
In Reality 1964.3.1
Millicent 1969
デフィニット
鹿毛 1997.4.18
仔受胎時活性値:2.00
デヒア[A]
鹿毛 1991.4.13
種付け時活性値:1.25
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Sister Dot
鹿毛 1985.2.11
Secretariat 1970.3.30
Sword Game 1976.3.5
Hiroo Garden
鹿毛 1991.3.5
仔受胎時活性値:1.25
Caerleon[A]
鹿毛 1980.3.27
種付け時活性値:0.50
Nijinsky 1967.2.21
Foreseer 1969.4.12
Sweeping
鹿毛 1986.4.25
仔受胎時活性値:1.00
インデェアンキング[A]
黒鹿毛 1978.4.11
種付け時活性値:1.75
Glancing
鹿毛 1979.2.6
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

デグラーティア(2006.4.4)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
インデェアンキング
(Hiroo Garden)
5.75 4代母が仏GIII勝ち馬
(No.4-K)
3番仔
(3連産目)

2008年の小倉2歳女王に輝いたのはフジキセキの娘、デグラーティアでした。馬名のデグラーティア(De Gratia)とは、ラテン語で「神の恩寵によって」という意味だそうです。その名のとおり神の恩寵があったからか、メイクデビュー、フェニックス賞(OP)、小倉2歳Sと3連勝を飾り、鞍上の浜中俊騎手、そして管理される宮本博調教師に重賞初勝利をプレゼントしました。宮本厩舎といえばWebページ「JRA宮本厩舎」や、宮本調教師の奥様のブログ「しろうと女房の厩舎日記」などでも知られていますね。デグラーティアと周りの皆様、おめでとうございました。

デグラーティアの生産名義は栃木県の恵比寿興業株式会社那須野牧場。私の短い競馬者人生で栃木県産馬のJRA重賞勝ちは初めてのことでした。ただ、セリ市時の飼養者が高橋啓氏-恐らくフラワーパーク(1992.5.8)メイセイオペラ(1994.6.6)の生産者さん-になっていましたので、もしかしたら北海道の牧場に預託されていたのかも知れません。けれど、那須野牧場さんの名前が生産者に乗ることは相違ないことです。那須野牧場、元々は政治家の故・河野一郎氏やその子息・洋平氏がオーナーブリードをされていたことで知られる牧場ですね。菊花賞(現JpnI)馬ナスノコトブキ(1963.4.13)、桜花賞(現JpnI)馬ナスノカオリ(1968.4.7)&オークス(現JpnI)馬ナスノチグサ(1970.3.27)姉妹などのクラシック勝ち馬が、かつての生産馬に見えます。なお、現在は河野家とは関係がなくなっているとのことです。

また、レースの2着はひまわり賞(OP)1着から連闘で挑んだコウエイハート(2006.4.13)。ひまわり賞からということは、彼女は九州産馬です。鹿児島の伊東政清氏、オーナーブリード馬が北海道産馬等を相手に平地重賞2着と頑張りました。

そんな訳で、2008年の小倉2歳Sは1着馬が栃木県産馬、2着馬が鹿児島県産馬という、現在のJRA重賞では極めて珍しい結果となりました。

では、以下にデグラーティアのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Sweeping 1986.4.25 英1勝
|Hiroo Garden 1991.3.5 不出走
||デフィニット 1997.4.18 中央1勝
|||デグラーティア 2006.4.4 (本馬) 小倉2歳S(JpnIII) フェニックス賞(OP)
|White Heat 1992.3.21 英0勝
||Media Mogul 1998.4.29 英米4勝 ウィルロジャースH(米GIII) ジュライS(英GIII)2着
|Desert Lynx 1993.3.29 英2勝
||Nufoos 2002.2.4 英3勝 ファースオブクライドS(GIII)2着 チャートウェルフィリーズS(GIII)2着
|Puteri Wentworth 1994.3.13 英3勝
||Putra Sas 2001.1.21 英2勝 ディーS(GIII)2着
|Watching 1997.5.18 英仏瑞3勝 グロシェーヌ賞(仏GII)2着 サンジョルジュ賞(仏GIII)2着ほか英GIII3着

主に曾祖母Sweepingの孫の世代から重賞連対馬が出始めていますね。上手く牝系の波に乗ることができたという感じでしょうか。なお、近親牝系図では省きましたが、デグラーティアの4代母Glancingは仏英3勝でアランベール賞(仏GIII)の勝ち馬です。Glancingの父は日本に輸入されたグランディ(1972.4.3)です。

最近は小倉2歳Sの勝ち馬で、その後に活躍を見せてくれる馬も増えています。21世紀に入ってからの勝ち馬であればタムロチェリー(1999.4.2)メイショウボーラー(2001.4.16)アストンマーチャン(2004.3.5)と後のジーワン勝ち馬が3頭も輩出されています。私の好きな言葉に「栴檀は双葉より芳し」というたとえもあります。デグラーティア、これからも頑張って活躍してくださいね。

ではでは、今日はこのへんで♪

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2008年9月 8日 (月)

第28回新潟2歳S(JpnIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の十参=-。

セイウンワンダー 牡 青毛 2006.4.30生 新ひだか・筒井征文氏生産 馬主・大谷高雄氏 栗東・領家政蔵厩舎

セイウンワンダー(2006.4.30)の4代血統表
グラスワンダー[A]
栗毛 1995.2.18
種付け時活性値:0.50
Silver Hawk
鹿毛 1979.4.20
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Gris Vitesse
芦毛 1966.3.2
Amerigo 1955
Matchiche 1956
Ameriflora
鹿毛 1989.1.29
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Graceful Touch
鹿毛 1978.4.13
His Majesty 1968.4.15
Pi Phi Gal 1973.3.11
セイウンクノイチ
青鹿毛 1998.4.15
仔受胎時活性値:1.75
サンデーサイレンス[A]
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.75
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アンカースティーム
青鹿毛 1988.4.22
仔受胎時活性値:0.25
リアルシャダイ[A]
黒鹿毛 1979.5.27
種付け時活性値:0.00
Roberto 1969.3.16
Desert Vixen 1970.4.19
アイレテスコ
黒鹿毛 1978.5.17
仔受胎時活性値:0.25
テスコボーイ[A●]
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:1.50
アイレバース
栗毛 1970.4.10
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Roberto3×4、Hail to Reason4×4×5>

セイウンワンダー(2006.4.30)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
テスコボーイ 4.00 大叔父ゴーウィズウィンド
(No.3-L フロリースカップ系)
4番仔
(4連産目)

道中は最後方から進み、直線は大外ラチ沿いを駆けて14頭を抜き去るという豪快なレース。岩田康誠騎手に操られて新潟2歳王者に輝いたのはグラスワンダーの仔、セイウンワンダー。その馬名から「西山牧場さんの持ち馬か?」と思いましたけれど、実はそうではなく大谷高雄氏の持ち馬でした。クイーンC(現JpnIII)2着のグレイスナッキー(1990.3.2)と同じ馬主さんです。

また、レースの2着は15頭立て15番人気のツクバホクトオー(2006.4.4)。母がフローラS(旧OP)を勝ち4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー、JpnII)2着のステファーニーチャン(1996.4.15)である同馬は、尾形充弘厩舎の所属馬。そう、セイウンワンダーの父グラスワンダーの所属も、尾形充弘厩舎でしたね。

2008年の新潟2歳Sは、グラスワンダーに関連する馬、人が連対を果たしたという結果でした。

では、以下にセイウンワンダーのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

アイレテスコ 1978 中央1勝
|アンカースティーム 1988.4.22 中央1勝
||エレガントフライ 1997.4.9 中央0勝
|||ワイキューブ 2003.3.18 現役 北九州記念(GIII)3着
||セイウンクノイチ 1998.4.15 中央0勝
|||セイウンワンダー 2006.4.30 (本馬) 新潟2歳S(JpnIII)
|ゴーウィズウィンド 1999.4.29 現役 みなみ北海道S(OP)

大叔父に「芝2600mの鬼(!?)」ゴーウィズウィンドがいますね。9歳馬、老いてますます盛んなところを、前走のみなみ北海道S3着で示してくれています。そしてこの9月7日、7歳年下である姪の仔が重賞制覇を飾ったのと同じ日に、やはり芝2600mの札幌日経オープン(OP)を走っているのですから、ただただ立派です。しかし、21世紀を迎えて「母父テスコボーイの馬」が走っているのはスゴイことですね。

セイウンワンダー、マイルの重賞を制したのですからこれからの楽しみが増えました。父グラスワンダーに「産駒の平地ジーワン初勝利」をもたらすことができるでしょうか。楽しみにしましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年9月 5日 (金)

「小倉2歳S(JpnIII)」と聞くとアルーリング母娘を思う。

アルーリングアクト 牝 鹿毛 1997.2.20生 千葉・白老ファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・野村彰彦厩舎

アルーリングアクト(1997.2.20)の4代血統表
エンドスウィープ
鹿毛 1991.5.31
種付け時活性値:1.25
フォーティナイナー
栗毛 1985.5.11
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
File
栗毛 1976.4.30
Tom Rolfe 1962.4.14
Continue 1958.2.23
Broom Dance
鹿毛 1979.4.10
Dance Spell
鹿毛 1973.3.29
Northern Dancer 1961.5.27
Obeah 1965.4.15
Witching Hour
鹿毛 1960.3.31
Thinking Cap 1952
Enchanted Eve 1949
チャーミングファピアノ
鹿毛 1986.4.13
仔受胎時活性値:0.50

Fappiano
鹿毛 1977.5.19
種付け時活性値:0.00
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Killaloe
鹿毛 1970.3.17
Dr.Fager 1964.4.6
Grand Splendor 1962.3.26
Charming Story
鹿毛 1974.4.14
仔受胎時活性値:0.75
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
種付け時活性値:1.75
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Dame Fritchie
栗毛 1959.5.3
仔受胎時活性値:1.50
Count of Honor
鹿毛 1953.4.8
種付け時活性値:1.25
So Proudly
鹿毛 1942
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Mr.Prospector3×3>

アルーリングアクト(1997.2.20)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Hail to Reason
(Charming Story)
4.75 or 2.75 近親活躍馬多数
(No.9-F)
5番仔以降の仔
(2連産目以降)

1999年の第19回小倉3歳S(現小倉2歳S)の勝ち馬、アルーリングアクト。鉛色の空の下、雨も何も関係なく、秋山真一郎騎手を背に中段位置から鮮やかに抜け出しました。馬主は(有)サンデーレーシングとしましたが、アルーリングアクトが小倉3歳Sを制した際には、まだ(株)日本ダイナースクラブの勝負服「青、鼠鋸歯形」でしたね。曇天甚だしい天候、勝負服の色合いがやけに似つかわしくもありました。

なお、アルーリングアクトは、現在のところ、千葉県産最後のJRA重賞勝ち馬です。

アルーリングボイス 牝 鹿毛 2003.1.23生 白老・白老ファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・野村彰彦厩舎

アルーリングボイス(2003.1.23)の4代血統表
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.50
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent
栗毛 1967.4.29
Northern Dancer 1961.5.27
Victoria Regina 1958.5.18
Mint Copy
黒鹿毛 1970.2.24
★Bunty's Flight 1953.4.26
Shakney 1964
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace
鹿毛 1969.1.24
▲Speak John 1958.2.7
Blue Moon 1948
Laredo Lass
黒鹿毛(?) 1971.3.19
★Bold Ruler 1954.4.6
Fortunate Isle 1959.4.24
アルーリングアクト
鹿毛 1997.2.20
仔受胎時活性値:1.25
エンドスウィープ
鹿毛 1991.5.31
種付け時活性値:1.25
フォーティナイナー
栗毛 1985.5.11
Mr.Prospector 1970.1.28
File 1976.4.30
Broom Dance
鹿毛 1979.4.10
Dance Spell 1973.3.29
Witching Hour 1960.3.31
チャーミングファピアノ
鹿毛 1986.4.13
仔受胎時活性値:0.50
★Fappiano
鹿毛 1977.5.19
種付け時活性値:0.00
Mr.Prospector 1970.1.28
Killaloe 1970.3.17
Charming Story
鹿毛 1974.4.14
仔受胎時活性値:0.75
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
種付け時活性値:1.75
Dame Fritchie
栗毛 1959.5.3
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5、Mr.Prospector4×4(母方)>

アルーリングボイス(2003.1.23)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Hail to Reason
(Nothirdchance)
4.00 近親活躍馬多数
(No.9-F)
初仔

2005年の第25回小倉2歳S。母娘2代制覇を成し遂げたのはアルーリングアクトの初仔、アルーリングボイスでした。その後、母を超えるべくききょうS(OP)、ファンタジーS(現JpnIII)と勝ち進んだのは立派でした。また、昨年2007年の北九州記念(GIII)2着と頑張ったのも記憶に新しいですね。

ではでは、ざっくりと血統表を掲載したに過ぎない状態で申し訳ないですけれど、今日はこのへんで。

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2008年9月 4日 (木)

「新潟2歳S(JpnIII)」と聞くとロサード(1996.4.22)を思う。

ロサード 牡 鹿毛 1996.4.22生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・(有)社台RH 栗東・橋口弘次郎厩舎

ロサード(1996.4.22)の4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.25

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947 ♀
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparnasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
ローザネイ
栗毛 1988.2.9
仔受胎時活性値:1.75
Lyphard
鹿毛 1969
種付け時活性値:0.50
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Goofed
栗毛 1960.3.29
▲Court Martial 1942
Barra 1950
Riviere Doree
栗毛 1980.4.11
仔受胎時活性値:1.75
Secretariat
栗毛 1970.3.30
種付け時活性値:0.25
Bold Ruler 1954.4.6
Somethingroyal 1952
Riverqueen
鹿毛 1973
仔受胎時活性値:1.50
Luthier
黒鹿毛 1965.3.22
種付け時活性値:1.75
Riverside
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Almahmoud(♀)4×5>

ロサード(1996.4.22)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Luthier
(Montagnana)
6.50 半姉ロゼカラー
(No.1-W)
2番仔
(不受胎及び流産後)

全弟ヴィータローザ(2000.4.9)が引退するということで、そして新潟2歳Sの季節ということで、思い出したのはロサード。まだ右回りで芝1400mの距離で行われた1998年の第18回新潟3歳S(当時名)。先行集団から抜け出したのは408kgの小柄な鹿毛馬、ロサードと江田照男騎手。勝った直後は「サスガにロゼカラーの弟、仕上がりが早い」と思ったものでした。

新潟2歳Sと同日に行われた第18回小倉3歳S(現小倉2歳S、JpnIII)を九州産馬であるコウエイロマン(1996.3.7)が制したことにより、橋口弘次郎厩舎は同日東西重賞制覇の快挙を遂げられました。ああ、コウエイロマンが制した小倉3歳Sは京都で代替開催でしたね。懐かしいなぁ。高橋亮騎手もバンバン勝っていたなぁ……。

小柄ゆえに仕上がりが早く、てっきり「早稲」だと思っていたロサード。しかし、そんな私の考えをはねのけて、彼は長く重賞戦線を賑わせました。現年齢表記2歳から7歳まで6年間しっかり走り抜いて重賞を全5勝。上述の新潟3歳Sの他には、満3歳時に京阪杯(GIII)、満5歳時に小倉記念(JpnIII)、満6歳時にオールカマー(GII)、そして満7歳時に2回目の小倉記念を制しました。

競走馬がもっとも充実するという4歳時に重賞を勝てなかったのは、なんとも惜しい感じです。4歳時に重賞を勝っていれば、ドウカンヤシマ(1980.3.24)と並ぶ「6年連続重賞制覇」という大偉業が達成できたのですけれど。なお、4歳時は北九州記念(JpnIII)2着、京阪杯(GIII)2着、京都大賞典(GII)3着、小倉記念3着が重賞の複勝圏内でした。あぁ、京都大賞典3着の折は前にテイエムオペラオー(1996.3.13)ナリタトップロード(1996.4.4)がいましたねぇ。抗うトップロードを、外から「余裕しゃくしゃく」でアタマだけねじ伏せたオペラオー。ロサード、相手が悪うございました(^^;)

ロサードは、関西テレビの競馬中継「ドリーム競馬」の司会だった宮川一郎太さんが出資されていた馬でもありました。また、その馬名は関西テレビの馬場鉄志アナウンサーが名付け親だったように記憶しています。

ついでに記憶の糸を辿ると、ロサードとコウエイロマンの両馬が同日東西重賞制覇を遂げたことを受けて、月刊優駿の連載記事「杉本清の競馬談義」に橋口調教師がゲストで招かれていました。誌上でロサードの走る姿を評して、橋口師曰く「身体は小さいけれどダンスインザダークに似ている(大意)」とおっしゃっていたように思います。橋口師がゲストの回は1998年の10月号だったでしょうか。1994年1月号の誌面刷新以後、競馬談義のコーナーはカラー記事なのに、ナリタブライアン(1991.5.3)の夭折記事にカラー誌面を取られてしまったのか、モノクロの誌面だったことが印象に残っています(←アホ・^^;)

最後は余談となってしまいましたけれど、今日はこのへんで♪

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2008年9月 3日 (水)

四方山話-其の四-。

既に先週のお話しですが……。

朝日杯勝ち馬マイネルマックスが死亡(netkeiba.com)

(市)マイネルマックス 牡 鹿毛 1994.4.13生~2008.8.25没 静内・サンコウ牧場生産 馬主・(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 栗東・中村均厩舎

マイネルマックス(1994.4.13)の4代血統表

ブライアンズタイム[A]
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:0.00
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Bramalea
黒鹿毛 1959.4.12
Nashua 1952.4.14
Rarelea 1949
Kelley's Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark
栗毛 1963.4.7
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Golden Trail
黒鹿毛 1958.3.5
Hasty Road 1951
Sunny Vale 1946
サクセスウーマン
青毛 1986.3.26
仔受胎時活性値:1.75
ハイセイコー[C]
黒鹿毛 1970.3.6
種付け時活性値:1.75
★チャイナロック
栃栗毛 1953
Rockefella 1941
May Wong 1934
ハイユウ
黒鹿毛 1961.4.1
カリム 1953
ダルモーガン 1950.8.12
ヤマノセーハ
栗毛 1980.4.4
仔受胎時活性値:1.25
ダンディルート[E]
鹿毛 1972.5.10
種付け時活性値:1.75
Luthier 1965
Dentrelic 1965
トリーソング
青毛 1961
仔受胎時活性値:0.50
Buisson Ardent[D]
栗毛 1953
種付け時活性値:1.75
Welsh Crest
鹿毛 1956
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:なし>

マイネルマックス(1994.4.13)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ハイセイコー
(Apelle)
4.50 近親インターシュプール
(No.9-H)
4番仔
(4連産目)

佐藤哲三騎手のジーワン初勝利のお相手。朝日杯の勝利は佐藤騎手の結婚披露宴の前日だったということで、気合が入られた様子。函館3歳S(現函館2歳S、JpnIII)1着、京成杯3歳S(現京王杯2歳S、JpnII)1着、朝日杯3歳S(現朝日杯FS、JpnI)1着。1200mのジースリー、1400mのジーツー、1600mのジーワン。ホップ、ステップ、ジャンプでの戴冠でした。

また、マイネルマックスの朝日杯制覇はラフィアン軍団の、記念すべき初ジーワンでもありました。それは、1988年の菊花賞(現JpnI)における「マイネルフリッセ事件」から8年の歳月を掛けて、ラフィアン総帥・岡田繁幸氏と中村均調教師の手と手が重なり直した瞬間でもありました。

満年齢3歳春に熱発でローテーションが狂ってから、マイネルマックスの苦難の道のりが始まりました。勝てぬどころか掲示板にも載ることができないレースが多かったものの、それでも5歳冬にクリスマスS(OP)を制して朝日杯以来3年振りの勝利を収め、明けて6歳春。18頭立ての8番人気で挑んだ2000年の第31回マイラーズC(GII)。相棒の佐藤騎手を背にしたマイネルマックスは3年4ヶ月ぶりの重賞制覇を遂げました。2歳王者、往時の輝きを少しだけ取り戻したレース振りでした。

マイネルマックスの最大限のチカラは、残念ながら3歳春の熱発以後は見られなかったように思います。無事であれば、もうひとつくらいはジーワンを勝ってもおかしくなかった。2歳時に見せた勝負に行っての強さ、僅差を凌ぐ根性。けれど、一度気持ちと身体の歯車がかみ合わなくなれば、なかなかに、戻らぬもの。

サラブレッドという生き物の難しさを改めて教えてくれた、印象に残る大切な一頭でした。いまは、ただただ安らかに。14年の生涯お疲れ様でした、マイネルマックス。合掌。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年9月 2日 (火)

第44回新潟記念(GIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の十弐=-。

アルコセニョーラ 牝 黒鹿毛 2004.3.17生 静内・畠山牧場生産 馬主・中村政勝氏 美浦・畠山重則厩舎

アルコセニョーラ(2004.3.17)の4代血統表
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:0.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
ディクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサッシュ 1966
サイレーン
栗毛 1993.4.22
種付け時活性値:0.50
モガンボ
栗毛 1983.3.17
種付け時活性値:0.25
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Lakeville Miss
黒鹿毛 1975.3.27
Rainy Lake 1959.4.29
Hew 1959.4.23
ジョイデソアー
黒鹿毛 1988.4.20
種付け時活性値:1.00
Caerleon
鹿毛 1980.3.27
種付け時活性値:1.75
Nijinsky 1967.2.21
Foreseer 1969.4.12
Late Evening
黒鹿毛(?) 1982.5.20
種付け時活性値:1.25
Riverman
鹿毛 1969
種付け時活性値:1.00
Evening Off
鹿毛 1963.4.23
種付け時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

アルコセニョーラ(2004.3.17)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Caerleon
(Knight's Daughter)
3.25 近親特に目立たず
(No.22-B)
4番仔
(3連産目)

北海道で16番人気馬が激走を見せたかと思えば、新潟でも16番人気馬が快走を見せました。尻尾をなびかせて馬場外側を一気に伸びたのはアルコセニョーラと武士沢友治騎手。武士沢騎手、第3回キーンランドカップ(JpnIII)でタニノマティーニ(2000.5.23)と共に穴を開けた秋山真一郎騎手と、実は競馬学校の同期である第13期生でした。

武士沢騎手が秋山騎手と同期と書いて「そう言えば」と思いました。他の同期には武幸四郎騎手、勝浦正樹騎手、村田一誠騎手等がいます。ここで名前を挙げた3騎手の重賞初勝利を確認すると、

  • 武幸四郎騎手
    →1997年のマイラーズカップ(GII)
    =14頭立て11番人気のオースミタイクーン(1991.3.23)-武騎手の初勝利でもあります-
  • 勝浦正樹騎手
    →1999年の共同通信杯4歳S(現共同通信杯、JpnIII)
    =14頭立て10番人気のヤマニンアクロ(1996.5.2)
  • 村田一誠騎手
    →2007年の根岸S(GIII)
    =16頭立て11番人気のビッググラス(2001.4.24)

むぅ、この結果は……。ひとつ上の先輩たちは「競馬学校『花』の12期生」ですが、彼らは「競馬学校『』の13期生」という感じでしょうか(笑)

アルコセニョーラの近親牝系図を示そうと思いましたけれど、あまり目立った活躍馬は見当たりませんでした。逆に言えば、生産の畠山牧場が牝系を上手く育てられたのでしょう。お気付きの方もいらっしゃると思いますが、生産が畠山牧場で管理されるのが畠山重則調教師。そう、畠山牧場は畠山調教師のご実家ということです。

改めて実感させられた強い4歳牝馬世代。なんという豊かな才能がそろった世代なのでしょうか。アルコセニョーラ、牡牝混合重賞を制した勢いをもって、秋の大舞台での快走を期待しましょう。ええ、もちろん鞍上は武士沢騎手で。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年9月 1日 (月)

第3回キーンランドカップ(JpnIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の十壱=-。

タニノマティーニ 牡 鹿毛 2000.5.23生 静内・カントリー牧場生産 馬主・谷水雄三氏 栗東・須貝彦三厩舎

タニノマティーニ(2000.5.23)の4代血統表
ウォーニング[D]
鹿毛 1985.4.13
種付け時活性値:1.50
Known Fact
鹿毛 1977.3.15
In Reality
鹿毛 1964.3.1
Intentionally 1956.4.2
My Dear Girl 1957.2.17
Tamerett
黒鹿毛 1962.2.17
Tim Tam 1955.4.19
Mixed Marriage 1952
Slightly Dangerous
鹿毛 1979.4.8
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Where You Lead
栗毛 1970.4.23
★Raise a Native 1961.4.18
Noblesse 1960
タニノメール
栗毛 1993.3.20
仔受胎時活性値:1.50
リヴリア[A]
鹿毛 1982.4.20
種付け時活性値:0.50
Riverman
鹿毛 1969
★Never Bend 1960.3.15
River Lady 1963.5.17
Dahlia
栗毛 1970.3.25
Vaguely Noble 1965.5.15
Charming Alibi 1963.3.7
アロマックアステル
栗毛 1986.4.4
仔受胎時活性値:1.50
ラッキーソブリン[A]
鹿毛 1974.1.28
種付け時活性値:0.75
Nijinsky 1967.2.21
Sovereign 1965
タニノテスコ
芦毛 1975.4.11
仔受胎時活性値:0.50
テスコボーイ[A●]
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:0.75
プロミシング
芦毛 1969.3.11
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:なし>

タニノマティーニ(2000.5.23)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ウォーニング
(Tamerett)
4.75 曾祖母が活躍馬
(No.8-J)
2番仔
(2連産目)

単勝16番人気馬の激走。北海道の芝1200mのジースリー戦、最下位人気馬を操っての勝利。その鞍上には秋山真一郎騎手。思わず「うわ、ビーナスラインかよっ!?」と叫んだ人もいるとか、いないとか(^^;)

秋山騎手はデビュー2年目となる1998年の神戸新聞杯(現JpnII)をカネトシガバナー(1995.5.8)で勝利して以降、毎年1回は必ずJRA重賞を制していらっしゃいます。今年のキーンランドカップで11年連続の重賞勝利、なかなかに立派です。

さて、全15勝となった秋山騎手の重賞のうち、

  1. 2004年の中京記念
    →16頭立て16番人気のメイショウキオウ(1997.3.17)
  2. 2005年の函館SS
    →13頭立て13番人気のビーナスライン(2001.3.12)
  3. 2008年のキーンランドカップ
    →16頭立て16番人気のタニノマティーニ

と3回も最低人気馬で勝利を収められています。むぅ。重賞で最低人気馬に騎乗した時の秋山真一郎、侮るなかれということでしょうか(^^;)

では、以下にタニノマティーニの、本当にごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

タニノテスコ 1975.4.11 中央8勝 阪神牝馬特別(現阪神牝馬S、GII) 京阪杯(現GIII)
|アロマックアステル 1986.4.4 中央0勝
||タニノメール 1993.3.20 中央3勝
|||タニノマティーニ 2000.5.23 (本馬) キーンランドカップ(JpnIII)

曾祖母タニノテスコが重賞2勝の活躍馬です。また、祖母アロマックアステルは「タニノ」の冠名が付きませんけれど、谷水オーナーの持ち馬だったようです。

8歳馬の重賞勝利でも驚かなくなった昨今ですが、札幌芝1200mのレコードタイムを更新する1分7秒9の好時計勝ちは立派でした。タニノマティーニ、老いてますます盛んであるところ、この秋にも見せてほしいものですね。ええ、もちろん鞍上は秋山騎手で。

ではでは、今日はこのへんで。

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