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2008年9月22日 (月)

第62回セントライト記念(JpnII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の十九=-。

ダイワワイルドボア 牡 鹿毛 2005.2.21生 千歳・社台ファーム生産 馬主・大城敬三氏 美浦・上原博之厩舎

ダイワワイルドボア(2005.2.21)の4代血統表
アグネスタキオン[A]
栗毛 1998.4.13
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アグネスフローラ
鹿毛 1987
ロイヤルスキー
栗毛 1974.5.24
Raja Baba 1968.4.5
Coz o'Nijinsky 1969.4.27
アグネスレディー
鹿毛 1976.3.25
リマンド 1965.2.16
イコマエイカン 1967.5.18
セニョラージェ
青鹿毛 1994.1.31
仔受胎時活性値:0.50

Nureyev[A]
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:0.00(2.00)
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Special
鹿毛 1969.3.28
Forli 1963.8.10
Thong 1964.4.23
Suavite
鹿毛 1981.5.2
仔受胎時活性値:1.00
Alleged[B]
鹿毛 1974.5.4
種付け時活性値:1.50
Hoist the Flag 1968.3.31
Princess Pout 1966.3.29
Guinevere's Folly
鹿毛 1976.3.19
仔受胎時活性値:1.00
Round Table[B]
鹿毛 1954.4.6
種付け時活性値:1.25
Lodge
黒鹿毛(?) 1969.5.5
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Almahmoud(♀)5×5>

ダイワワイルドボア(2005.2.21)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
アグネスタキオン 4.00 伯父Suave Dancer
(No.4-R)
6番仔?
(6連産目以降)

第62回セントライト記念(JpnII)。3着までに菊花賞(JpnI)の優先出走権が与えられるこのレース、今年2008年は雨中の稍重の馬場で行われました。1角でアクシデントが発生、リノーンリーズン(2005.3.18)とフジヤマラムセス(2005.4.27)の2頭の落馬があり波乱となった一戦。逃げたネオスピリッツ(2005.2.11)の作りだしたペースは1000m通過が61秒2というものでした。雨、稍重の条件では道中に大きな動きがある訳でもなく、淡々とした流れでレースは進みました。

3角から4角。中山コースでは[3-1-1-0]と抜群の安定感を誇る1番人気のマイネルチャールズ(2005.4.27)と松岡正海騎手が馬場中央を良い手応えで進出。そのまま4角先頭で直線を迎えました。後続勢では外側から覇気の見える追い上げを見せた5番人気ノットアローン(2005.2.15)と蛯名正義騎手の脚色が目に付き、逆に2番人気に支持されたクリスタルウイング(2005.3.18)と内田博幸騎手の脚色が思わしくなくズルズルと後退していきました。

直線。先に抜け出して粘り込みを図ったマイネルチャールズに襲い掛かったのは、やはりノットアローンでした。ここまで重賞2勝を挙げており皐月賞(JpnI)では1番人気にも押されたマイネルチャールズ。その意地にかけても、負けられない。春には若葉S(OP)を勝ち、夏休み前のラジオNIKKEI賞(JpnIII)でもトップハンデ57kgで2着と踏ん張ったノットアローン。秋の主役候補に名乗りあげる為にも、譲れない。せめぎ合いは激しくありました。けれど、その両馬の攻防を、馬場中央を勢いよく駆け上がってきた馬が、一気の末脚で飲み込みました。道中はノットアローンの直後に付け、直線入口で外に出して、ひと呼吸おいて追い出したのは、9番人気だったダイワワイルドボアと北村宏司騎手。526kgの雄大な鹿毛が、おなじみの「青、白一本輪、白袖」の勝負服を背に、まさに猪突猛進を見せました。

ダイワワイルドボア、決勝点ではしっかり2分の1馬身だけ抜け出していました。勝ち時計2分14秒6は稍重の馬場ではやむなし。レースの2着は競り合いを制したマイネルチャールズ、3着はハナ差でノットアローンでした。その後に続いた4着ダイバーシティ(2005.3.12)は外から追い込んだ脚色がよく、5着ナリタダイコク(2005.4.22)は内を突いてメンバー最速の上がり3ハロン34秒8の鋭脚を見せたことを、合わせて記載しておきます。

では、以下にダイワワイルドボアのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Suavite 1981.5.2 米4勝 カムリーS(GIII)2着
|Suave Dancer 1988.2.7 仏愛5勝 凱旋門賞(仏GI) 仏ダービー(仏GI) 愛チャンピオンS(GI)ほか仏GII1勝
|Suave Tern 19912.27 仏2勝 ジョッキークラブ大賞(伊GI)2着 イタリア大賞(GI)2着ほか仏GII3着
|ウルトラフィネッセ 1992.2.17 仏2勝 マルレ賞(仏GII)2着
|セニョラージェ 1994.1.31 仏1勝 フィユドレール賞(仏GIII)2着
||ダイワワイルドボア 2005.2.21 (本馬) セントライト記念(JpnII)

伯父にジェネラス(1988.2.8)の好敵手だったSuave Dancerがいます。同馬は1998年、シャトル種牡馬としてオーストラリアで繋養されていた際、落雷により亡くなってしまいました。そのアクシデントがなければ、翌春から日本で供用される予定だったように記憶しています。早世が残念であった、1990年代初頭の欧州の名馬でした。

「セントライトを制するものは菊を制す」という格言を遠い昔に見聞きしました。けれど、セントライト記念を制した馬で菊花賞も制した馬は1984年の「初代七冠馬」シンボリルドルフ(1981.3.13)までさかのぼらなければなりません。もし菊花賞に向かうのであれば、果たして、ダイワワイルドボアの結果や如何に。楽しみにしたいと思います。

ではでは、今日はこのへんで。

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