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2008年9月17日 (水)

第22回セントウルS(GII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の十七=-。

カノヤザクラ 牝 栗毛 2004.3.31生 門別・浜本牧場生産 馬主・神田薫氏 栗東・橋口弘次郎厩舎

カノヤザクラ(2004.3.31)の4代血統表
サクラバクシンオー[A●]
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:1.50
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
アンジェリカ
黒鹿毛 1970.3.29
ネヴァービート 1960
スターハイネス 1964.3.10
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
クリアアンバー
黒鹿毛 1967.5.8
★Ambiopoise 1958.5.6
One Clear Call 1960.5.21
ウッドマンズシック
鹿毛 1994.1.29
仔受胎時活性値:0.25

Woodman[x]
栗毛 1983.2.17
種付け時活性値:0.50

Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
プレイメイト
栗毛 1975.4.12
Buckpasser 1963.4.28
Intriguing 1964.2.16
ラディカルチック
黒鹿毛 1988.1.26
仔受胎時活性値:1.25
Sadler's Wells[A●]
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Santa Roseanna
黒鹿毛 1979.4.16
仔受胎時活性値:2.00
Caracol[G]
鹿毛 1969.3.7
種付け時活性値:0.25
Santa Vittoria
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>

カノヤザクラ(2004.3.31)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
サクラバクシンオー 4.50 半姉パイアン
(No.9-H)
6番仔以降の仔
(2連産目)

第22回セントウルS(GII)。グローバル・スプリント・チャレンジの第5戦にして、サマースプリントシリーズの掉尾を飾る一戦は16頭立てで行われました。

スタート。好発を決めた1枠2番のタニノマティーニ(2000.5.23)が行くかに見えましたが、二の脚を使ったスプリングソング(2005.2.27)が逃げ、番手でマルブツイースター(2005.4.4)が追うという3歳牡馬2頭が引っ張る展開。すぐ後の外側3番手をシンボリグラン(2002.5.18)、 少し離れて内ラチ沿いに控えたタニノマティーニがいて、さらに2馬身ほど後ろの馬場中央の5番手に青いメンコを着けた大柄な栗毛馬が構えました。

活きの良い3歳馬が2頭で行って前半600mが33秒5で通過。3角から4角にかけても隊列はそれほど変わらず、勝負は直線。逃げたスプリングソングが武幸四郎騎手に鼓舞されて内ラチ沿いで粘り、3番手から良い脚色で先頭に並びかけたシンボリグランと福永祐一騎手が頑張りを見せたものの、その直後、馬場中央を鋭く抜け出す馬がいました。青いメンコの栗毛馬カノヤザクラ。「白、青三本輪、赤袖」の勝負服をまとった小牧太騎手が、左後方から来るはずの馬を確認しながら追いました。けれど、来るはずだった1番人気馬スズカフェニックス(2002.3.29)と武豊騎手は思うような伸びを見せず。カノヤザクラと小牧太騎手、後はゴールに向けてばく進するだけでした。上がり3ハロン33秒2の末脚を繰り出し1分7秒3の決勝点。2着シンボリグランとは1馬身4分の1差、3着スプリングソングとはさらに1馬身4分の1差をつけての快勝でした。終わってみればアイビスサマーダッシュ(JpnIII)の1着、2着による再度の決着でした。なお、スズカフェニックスは8着、さらに2番人気だったファイングレイン(2003.3.7)と幸英明騎手は9着という結果でした。

このセントウルSの勝利をもって、カノヤザクラはサマースプリントシリーズのチャンピオン、小牧太騎手はサマージョッキーズシリーズのチャンピオンに輝きました。また、橋口調教師は今回の勝利でセントウルS5勝目(!!)となり、歴代最多勝の記録を更新されました。かつての勝利馬はサンキンハヤテ(1984.5.10)、テンシノキセキ(1998.3.29)、そして2勝したゴールデンキャスト(2000.3.1)ですね。併せてテンシノキセキ、ゴールデンキャストの2頭で2003年から2005年まで3連覇も果たされています。

ついで述べておけば、橋口調教師はカノヤザクラでセントウルS&アイビスサマーダッシュ、スリープレスナイト(2004.2.7)でCBC賞(GIII)&北九州記念(JpnIII)と、2頭で今夏の短距離重賞を荒稼ぎされています。思えば、やはり強力4歳牝馬の2頭。アストンマーチャン(2004.3.5)は星になれど、同期の桜2頭が、しっかり短距離戦線の主役を張っています。

では、以下にカノヤザクラのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Santa Roseanna 1979.4.16 愛英3勝 モイグレアスタッドS(当時愛GII)2着ほか英愛GIII2着2回
|King's College 1984.1.24 阿愛英仏6勝 テトラークS(愛GIII)2着 グラッドネスS(愛GIII)2着
|ラディカルチック 1988.1.26 米英1勝
||ウッドマンズシック 1994.1.29 不出走
|||パイアン 1998.2.14 中央5勝 セントウルS(当時GIII)2着
|||カノヤザクラ 2004.3.31 (本馬) セントウルS(GII) アイビスサマーダッシュ(JpnIII) 葵S(OP)ほかGII2着JpnIII2着GIII3着各1回
||クリムゾンクローバ 1996.2.21 中央2勝 アネモネS(OP)2着
|Glamour Model 1992.3.22 愛1勝
||Lips Lion 1999.4.7 仏英伊独白11勝 ハンザ自由都市ブレーメン大賞(独GIII)2着ほか独GIII2着1回
|Wolf Cleugh 1993.4.13 英0勝
||Moss Vale 2001.4.11 仏愛英加8勝 グロシェーヌ賞(仏GII)ほか愛GIII2勝シンコウフォレスト(1993.4.29)の仔。現在は種牡馬-

よく見れば半姉パイアンとともにセントウルSの連対を果たしていますね。近親にも短距離重賞での活躍馬が多い牝系です。

サマースプリント女王の栄誉を蹄中(!?)に収め、その勢いを持って挑むのは、中山芝1200mの舞台でしょう。カノヤザクラ、父娘2代のスプリンターズS(GI)制覇となりますでしょうか。楽しみにしたいと思います。

ではでは、今日はこのへんで。

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