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2008年7月

2008年7月31日 (木)

四方山話-其の壱-。

ちょっとしたニュースや知見などを。

ダービー馬タヤスツヨシが死亡(netkeiba.com)

タヤスツヨシ 牡 黒鹿毛 1992.4.26生~2008.7.31没 千歳・社台ファーム生産 馬主・横瀬寛一氏 栗東・鶴留明雄厩舎

タヤスツヨシ(1992.4.26)の4代血統表
サンデーサイレンス[A]
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.25

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparnasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
マガロ
黒鹿毛 1980.4.4
仔受胎時活性値:0.75
Caro[A]
芦毛 1967.4.11
種付け時活性値:1.00
フォルティノ
芦毛 1959.4.19
Grey Sovereign 1948
Ranavalo 1954
Chambord
栗毛 1955
Chamossaire 1942
Life Hill 1940
Magic
黒鹿毛 1969.5.12
仔受胎時活性値:0.50
Buckpasser[y]
鹿毛 1963.4.28
種付け時活性値:1.25
Tom Fool 1949.3.31
Busanda 1947
Aspidistra
鹿毛 1954.3.25
仔受胎時活性値:1.50
★Better Self[z]
鹿毛 1945
種付け時活性値:0.00
Tilly Rose
鹿毛 1948
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:なし>

タヤスツヨシ(1992.4.26)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
サンデーサイレンス 4.00 半兄が米GII勝ち馬
(No.1-R)
6番仔
(不受胎後)

サンデーサイレンスの仔として最初の日本ダービー(現JpnI)馬に輝いたのは、その初年度産駒タヤスツヨシ。ダービーの直線で内に切れ込みながら伸びた姿を今でも思い出します。鶴留明雄厩舎、そして小島貞博騎手(現調教師)という「戸山一門」がタッグを組んでのダービー制覇は、前年のチョウカイキャロル(1991.3.26)のオークス(現JpnI)に続く、府中芝2400mのクラシック制覇でもありました。

戸山一門であると同時に、文テキこと故・武田文吾調教師の義理の息子でもある鶴留調教師は、文テキイズムを受けて、タヤスツヨシには夏を栗東で過ごすように仕向けられました。そう、かつて義父がシンザン(1961.4.2)に対して行ったように、夏を過ごさせられたのです。

けれど、タヤスツヨシは、シンザンたりえませんでした。秋緒戦の神戸新聞杯(現JpnII)を5着、2戦目の京都新聞杯(現JpnII)を7着、本番の菊花賞(現JpnI)を6着と今一つの成績で終えました。そして、結局、翌1996年の春に屈腱炎をわずらい、そのまま引退してしまいました。

豪脚は、晩春の府中でまばゆくきらめいて、それ以後、光を放つことがありませんでした。けれど、光り輝いたその瞬間の強さは峻烈。黒鹿毛の駿馬が府中の芝の上を駆け抜けた姿、生涯忘れないように努めます。

アルティストロワイヤル(Wikipedia)

アルティストロワイヤル 牡 鹿毛 2001.3.31生 愛国・デイトン・インベストメント社生産 馬主・D.ヘレンスパーガー氏 米国・N.ドライスデール厩舎

アルティストロワイヤル(2001.3.31)の4代血統表
デインヒル[A]
鹿毛 1986.3.26
種付け時活性値:1.50

Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26 ♀
Pas de Nom
黒鹿毛 1968.1.27
★Admiral's Voyage 1959.3.23
Petitioner 1952
Razyana
鹿毛 1981.4.18
His Majesty
鹿毛 1968.4.15
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Spring Adieu
鹿毛 1974.5.10
Buckpasser 1963.4.28
Natalma 1957.3.26 ♀
Agathe
栗毛 1991.1.28
仔受胎時活性値:0.25
Manila[A]
鹿毛 1983.2.5
種付け時活性値:1.75
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Dona Ysidra
鹿毛 1975.1.26
Le Fabuleux 1961
Matriarch 1964.3.3
Albertine
鹿毛 1981.5.31
仔受胎時活性値:0.25
Irish River[A]
栗毛 1976.4.2
種付け時活性値:1.00
Riverman 1969
Irish Star 1960.2.9
Almyre
鹿毛 1964.3.19
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Wild Risk[B]
鹿毛 1940
種付け時活性値:1.75
Ad Gloriam
鹿毛 1958.4.4
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4、Natalma(♀)4・4×5、Wild Risk5×4(母方)>

アルティストロワイヤル(2001.3.31)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Manila
(Agathe)
3.75 or 1.75 全姉Aquarelliste
(No.11-E)
?

昨年のジャパンカップ(GI)にも出走したアルティストロワイヤル(2001.3.31)。今年2008年に入ってチャールズウィッティンガムメモリアルH(米GI)を制してGI2勝目を挙げました。

牡馬で満7歳を迎えても現役を続けるアルティストロワイヤル。全姉にAquarelliste(1998.1.23)、伯父にアルカング(1988.3.12)、伯母にCape Verdi(1995.2.3)と活力溢れる名血、そして父デインヒル(1986.3.26)という生産界に望まれるであろう血脈。であるにもかかわらず、何故種牡馬にならないのか不思議に思っていたところ、Wikipediaのアルティストロワイヤルの項に以下の記事が示されていました。

なお、性別上は牡馬であるが、発育不全により精巣が体内に残ったままの停留精巣の症状を抱えており、英語での性別表記では5歳以上の牡馬を表す「Horse(あるいはH)」ではなく、同症の持ち主であることを表す「Ridgeling(あるいはR)」と表記される。表出していないだけで睾丸自体は持っているためせん馬ではないが、生殖能力はない。

な、なるほど。そういう理由があったんですね。ただ、Wikipediaの停留精巣の記事を確認したところ、

両側性の潜在精巣である場合は生殖能力がないが、片側性の場合は生殖能力は低下するが、完全に失われるわけではない。

とのことです。「生殖能力がない」ということは、アルティストロワイヤルは両側性の症状を抱えているということなのでしょうね。

アルティストロワイヤル、元気なうちは現役を続けるのでしょう。7歳を迎えてもGIレースを勝てるのですから、老いてますます盛ん。これからも頑張ってほしいものです。

#余談。実はA.P.Indy(1989.3.31)も片側性の停留精巣とのことです。遺伝性の疾患ということで、本来は繁殖に用いることは常ではないとのことですが、やはり名血を供用しない訳にはいかなかったのでしょうね。また、同様の症状ではないですが、日本ではモンテファスト(1978.5.31)が片睾丸の種牡馬として知られていましたね。

では最後に、光明が宿った記事をご紹介しましょう。まずは彼の4代血統表をどうぞ。

ウォーエンブレム 牡 黒鹿毛 1999.2.20生 米国・C.ヌコルスJr.&サンズ生産 馬主・ザ・サラブレッド社 米国・B.バファート厩舎

ウォーエンブレム(1999.2.20)の4代血統表
Our Emblem[x]
黒鹿毛 1991.3.7
種付け時活性値:1.75
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Gold Digger
鹿毛 1962.5.28
Nashua 1952.4.14
Sequence 1946
Personal Ensign
鹿毛 1984.4.27
Private Account
鹿毛 1976.4.26
Damascus 1964.4.14
Numbered Account 1969.4.8
Grecian Banner
黒鹿毛 1974.4.26
Hoist the Flag 1968.3.31
Dorine 1958
Sweetest Lady
鹿毛 1990.2.8
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

Lord at War(ARG)[A]
栗毛 1980.10.1
種付け時活性値:0.125
General
鹿毛 1974
Brigadier Gerard 1968.3.5
Mercuriale 1965.3.14
Luna de Miel(ARG)
栗毛 1974
Con Brio(GB) 1961
Good Will(ARG) 1965.10.14
Sweetest Roman
鹿毛 1977.4.4
仔受胎時活性値:1.00
The Pruner[C]
黒鹿毛 1967.4.12
種付け時活性値:0.25
▲Herbager 1956
Punctilious 1954.2.7
I Also
鹿毛 1969.5.21
仔受胎時活性値:1.75
Sky High(AUS)[C]
鹿毛 1957
種付け時活性値:0.625
Roman Song
鹿毛 1955.2.24
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:なし>

ウォーエンブレム(1999.2.20)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Our Emblem
(Buckpasser)
6.00 or 4.00 Proudest Romanと同牝系
(No.20-B)
3番仔

という訳で記事を引いておきます。

ウォーエンブレムに生殖能力の回復の兆し(SANSPO.COM)

ちょいと古い記事で恐縮ですが6月8日付のサンケイスポーツには↑の記載がありました。また、

War Emblem Now Breeding to Mares Daily(bloodhorse.com)

という6月6日付のbloodhorse.comの記事も見られます。

果たして、気難しい米2冠馬のこれからの繁殖生活はいかなるものに。ぜひとも快方を期待したいものです。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月30日 (水)

第44回函館記念(JpnIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の四=-。

トーセンキャプテン 牡 鹿毛 2004.4.5生 千歳・社台ファーム生産 馬主・島川隆哉氏 栗東・角居勝彦厩舎

トーセンキャプテン(2004.4.5)の4代血統表
ジャングルポケット[A]
鹿毛 1998.5.7
種付け時活性値:1.25
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ
鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970.4.30
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
ダンスチャーマー
黒鹿毛 1990.4.18
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Skillful Joy
栗毛 1979.4.8
Nodouble 1965.3.4
Skillful Miss 1974.1.23
サンデーピクニック
鹿毛 1996.3.28
仔受胎時活性値:1.75
サンデーサイレンス[A]
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アトール
鹿毛 1987.5.26
仔受胎時活性値:2.00
Caerleon[A]
鹿毛 1980.3.27
種付け時活性値:1.50
Nijinsky 1967.2.21
Foreseer 1969.4.12
Shirley Reef
鹿毛 1980.4.21
仔受胎時活性値:1.50
Shirley Heights[A]
鹿毛 1975
種付け時活性値:1.00
Sahara Goddess
栗毛 1975
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>

トーセンキャプテン(2004.4.5)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Caerleon
(サンデーピクニック)
6.25 母、祖母が活躍馬
(No.2-I)
2番仔
(2連産目)

新馬戦、こぶし賞、アーリントンC(JpnIII)とデビュー3連勝を飾った3歳初頭の輝きを4歳夏に取り戻しました、トーセンキャプテン。ハンデ56kgを背負った同馬は、道中は後方4、5番手で構えて徐々に進出。直線は最内をキレイにすくった鞍上の藤岡佑介騎手の好プレーもあり、57kgの1番人気馬フィールドベアー(2003.2.4)を「ハナ」だけ凌いで1年5ヶ月ぶりの勝利を収めました。レースの3着は4分の3馬身遅れて56kgの2番人気マンハッタンスカイ(2004.4.6)、そしてJRA史上初の平地同一重賞4連覇を狙ったトップハンデ57.5kgのエリモハリアー(2000.3.21)がハナ差で4着でした。

#敗れはしたもののエリモハリアーは上がり3ハロンをメンバー最速の36秒1で駆けています。同一重賞に4年連続で出走するだけで大変なのに、なんと健気で立派な走りっぷり。8歳馬、老いてますます盛んであるところを見せました。

それにしても、やはり洋芝は欧州血脈の血が生きるところなのでしょうか。函館記念の1着トーセンキャプテン、2着フィールドベアーは共に祖父の代にトニービンを持ち合わせています。3着のマンハッタンスカイにしても父マンハッタンカフェ(1998.3.5)の母方は独国牝系で欧州色が強いですね。そして4着のエリモハリアーは、父が英ダービー(GI)、愛ダービー(GI)、"キング・ジョージ"(英GI)を制したジェネラス(1988.2.8)で、やはり力が要る馬場にて真価を発揮しました。

では、以下にトーセンキャプテンのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Shirley Reef 1980.4.21 伊3勝
|アトール 1987.5.26 伊愛英3勝 伊オークス(当時GI) 伊1000ギニー(当時GII) 愛オークス(GI)2着
||サンデーピクニック 1996.3.28 仏日英4勝 クレオパトル賞(仏GIII)
|||トーセンキャプテン 2004.4.5 (本馬) 函館記念(JpnIII) アーリントンC(JpnIII)
|Coral 1990.11.26 オセアニア0勝
||Laydown Misere 1994.9.21 オセアニア1勝
|||Cinque Cento 2001.10.15 オセアニア5勝 ドゥームベンC(豪GI)含む重賞3勝

母は「帰国子女」として日本でも走ったサンデーピクニック。クレオパトル賞を制した後、英オークス(GI)に挑んだ時はずいぶんとワクワクしたのを覚えています。善戦敵わず4着でしたけれど、よく頑張りました。そして祖母アトールは伊国の牝馬2冠を制して愛オークス2着の活躍馬。上で洋芝適性について軽く触れましたけれど、トーセンキャプテンは母、祖母からも適性を受け継いだのでしょう。

トーセンキャプテン、今秋は父や直祖父からの府中適性を、改めて見せてほしいものです。「角居厩舎の強い牝馬、強敵は実は身内にあり」と言われるくらいになってもおかしくありません。素質馬のこれからを楽しみにしたいものです。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月29日 (火)

2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の十-。

第69回オークス(JpnI)。

トールポピー 牝 鹿毛 2005.1.30生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・角居勝彦厩舎

トールポピー(2005.1.30)の4代血統表
ジャングルポケット[A]
鹿毛 1998.5.7
種付け時活性値:1.50
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ
鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970.4.30
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
ダンスチャーマー
黒鹿毛 1990.4.18
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Skillful Joy
栗毛 1979.4.8
Nodouble 1965.3.4
Skillful Miss 1974.1.23
アドマイヤサンデー
鹿毛 1995.2.20
仔受胎時活性値:0.25

サンデーサイレンス[A]
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.00
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ムーンインディゴ
鹿毛 1986.2.11
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
El Gran Senor[A]
鹿毛 1981.4.21
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer 1961.5.27
Sex Appeal 1970.5.12
Madelia
栗毛 1974.4.20
仔受胎時活性値:0.75
Caro[A]
芦毛 1967.4.11
種付け時活性値:1.50
Moonmadness
栗毛 1963.5.3
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>

トールポピー(2005.1.30)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ジャングルポケット 3.50 or 1.50 全兄フサイチホウオー
(No.1-P)
5番仔
(4連産目)

直線で「ひと悶着」はあったものの2歳女王トールポピーが再び輝いた瞬間でした、第69回オークス。府中3戦3勝、そして芝2400m2戦2勝だった父ジャングルポケット譲りの適正をそのまま受け継ぎ、府中芝2400mのクラシックの舞台で見事に開花させました。レースの2着は直線で先に抜け出して我慢する強い競馬を見せた桜花賞(JpnI)2着馬エフティマイア(2005.2.14)、3着は上がり3ハロン35秒2のメンバー中最速脚を見せた桜花賞馬レジネッタ(2005.5.11)でした。

では、以下にトールポピーのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Madelia 1974.4.20 仏4勝 仏オークス(GI) 仏1000ギニー(GI) サンタラリ賞(GI)
|マグダレナ 1980.2.10 英1勝 コロネーションS(当時GII)3着
||Maison Close 1985.2.24 加仏米5勝 ナッソーS(加GII)
|Claude Monet 1981.5.4 英仏4勝 ダンテS(英GII)
|ミュージッククラシック 1982.4.28 英1勝
||Mutual Consent 1991.2.26 仏2勝 ミネルヴ賞(GIII)2着
|Malibran 1983.4.2 不出走
||Moonlight Charger 1995.5.13 米4勝 サンアントニオH(GII)3着
|ムーンインディゴ 1986.2.11 不出走
||アドマイヤサンデー 1995.2.20 中央3勝 阪神牝馬特別(現阪神牝馬S、GII)2着
|||フサイチホウオー 2004.2.16 中央4勝 共同通信杯(JpnIII)含む現JpnIII3勝
|||トールポピー 2005.1.30 (本馬) オークス(JpnI) 阪神JF(JpnI)
|Marignan 1989.4.4 仏1勝 仏ダービー(GI)2着
|Moonlight Dance 1991.3.18 仏2勝 サンタラリ賞
||Memory Maker 1997.2.23 仏1勝 パース賞(GIII)2着

全兄フサイチホウオーは日本ダービー(JpnI)戦前までは世代最強と目された馬でした。腰の痛いところが無ければ、もう少し、活躍を見られたはずです。

夏はアメリカンオークス招待S(米GI)出走を視野に入れられていたものの疲れが抜けきらず回避。秋に備えるトールポピー、もう一花、いえ、それ以上の花を咲かせることができるでしょうか。楽しみにしましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月27日 (日)

第58回キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英GI)。

直線、馬場外側から内に切れ込むようにして、先に抜け出したジョニー・ムルタ騎手騎乗の1番人気馬Duke of Marmalade。このまま楽勝かと思ったところ、大外から日本でもおなじみオリビエ・ペリエ騎手騎乗の昨年のジャパンカップ(GI)7着馬ペイパルブル(2003.3.29)が脚勢良く襲い掛かりました。

馬体が合った時、ペリエ騎手の左ムチに応えるペイパルブルの脚色が勝り、いったん「クビ」程前に出たと見えた瞬間。そこはダテにガネー賞(仏GI)、タタソールズGC(愛GI)、プリンスオブウェールズS(英GI)と今年の中距離GIを3連勝して来ていないDuke of Marmalade。ムルタ騎手の右ムチによる激励に応え、ひるむことなく差し返しの根性を見せました。この精神力が洋の東西を問わず一流馬の凄みなのでしょう。

後続を大きく離した両頭の火の出るような叩き合いは、Duke of Marmaladeが半馬身だけ抜け出したところがゴール。GI4連勝で夏の古馬王者となりました。アスコット芝12ハロンの勝ち時計は2分27秒91。この勝ち時計はグランディ(1972.4.3)の2分26秒98、Petoski(1982.2.24)の2分27秒61、Galileo(1998.3.30)の2分27秒71に次ぐ、歴代4位の好タイムでした。相手云々ということはあるかも知れませんけれど、立派な勝ち時計です。

Duke of Marmalade 牡 鹿毛 2004.3.12生 愛国・サザン・ブラッドストック生産 馬主・J.マグナー夫人 愛国・A.P.オブライエン厩舎

Duke of Marmalade(2004.3.12)の4代血統表
デインヒル[A]
鹿毛 1986.3.26
種付け時活性値:0.25

Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26 ♀
Pas de Nom
黒鹿毛 1968.1.27
★Admiral's Voyage 1959.3.23
Petitioner 1952
Razyana
鹿毛 1981.4.18
His Majesty
鹿毛 1968.4.15
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952 ♀
Spring Adieu
鹿毛 1974.5.10
Buckpasser 1963.4.28
Natalma 1957.3.26 ♀
Love Me True
栗毛 1998.2.7
仔受胎時活性値:1.25
Kingmambo[x]
鹿毛 1990.2.19
種付け時活性値:1.75
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
Raise a Native 1961.4.28
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
Lassie's Lady
鹿毛 1981.3.18
仔受胎時活性値:2.00
Alydar[x]
栗毛 1975.3.23
種付け時活性値:1.25
Raise a Native 1961.4.28
Sweet Tooth 1965.4.17
Lassie Dear
鹿毛 1974.5.2
仔受胎時活性値:1.50
Buckpasser[y]
鹿毛 1963.4.28
種付け時活性値:0.50
Gay Missile
鹿毛 1967.3.27
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×5、Native Dancer5・5×5・5、Buckpasser4×4、Natalma(♀)4×4(父方)、Raise a Native4×4(母方)>

Duke of Marmalade(2004.3.12)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Kingmambo
(Nearctic)
6.25 近親活躍馬多数
(No.3-L)
初仔?

中島理論的にDuke of Marmaladeの配合で面白いところは、父方の4代目の先祖が上手く消却されているところでしょうか。Ribotのブルー0とFlower Bowlのピンク0は、His MajestyとGraustark(1963.4.7)の全きょうだいクロスが3×6で発生していることによります。そしてBuckpasserは活性値の乗算が「0.125」となる為にイエロー0、Natalmaは牝馬クロスによりピンク0として処理されています。上手い。

では、以下にDuke of Marmaladeのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。 

Lassie Dear 1974.5.2 米5勝 ヴィリジャーS(GIII)
|Weekend Surprise 1980.4.8 米7勝 ゴールデンロッドS(GIII) スカイラーヴィルS(GIII)
||Summer Squall 1987.3.12 米13勝 プリークネスS(GI) ホープフル(GI)含む重賞7勝
||A.P.Indy 1989.3.31 米8勝 BCクラシック(GI) ベルモントS(GI)含むGI4勝(重賞全6勝)
||Welcome Surprise 1997.2.10 米2勝 ドッグウッドS(GIII)
|Lassie's Lady 1981.3.18 米2勝
||Bite the Bullet 1987.2.4 米5勝 サンフォードS(GII)
||Run for Lassie 1990.2.19 不出走
|||Madison's Charm 1996.3.10 米3勝 カムリーS(GIII)
|||Pebble Island 1998.4.18 愛1勝 デズモンドS(GIII)2着 ガリニュールS(GIII)3着
||Love Me True 1998.2.7 愛1勝 キラヴァレンS(GIII)3着
|||Duke of Marmalade 2004.3.12 (本馬) "キング・ジョージ"(英GI)含むGI4勝
|Charming Lassie 1987.3.6 米1勝
||Lemon Drop Kid 1996.5.26 米10勝 ベルモントS含むGI5勝(重賞全7勝)
|Wolfhound 1989.4.22 英仏米6勝 スプリントC(英GI) フォレ賞(仏GI) ダイアデムS(英GIII)
|Foxhound 1991.2.13 英仏UAE3勝 カブール賞(仏GIII)2着

4歳になって詰めの甘い姿を消し去ったDuke of Marmalade。12ハロンの距離をこなしたことにより、これからどのような路線に向かうか楽しみな強豪ですね。

ではでは、今日はこのへんで。 

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2008年7月26日 (土)

過去10年の"キング・ジョージ"(英GI)連対馬の4代血統構成について。

せっかく作っておいたので、アップしておきます。

過去10年の"キング・ジョージ"(英GI)連対馬の4代血統構成について。
年次 馬名
(生年月日 性齢)
[上が1着、下が2着]

(活性値)
母父
(活性値)
祖母父
(活性値)
曾祖母父
(活性値)
騎手
重量(kg)
2007年 ディラントーマス
(2003.4.23 牡4)
★デインヒル[A]
(0.00)
★Diesis[x]
(0.00)
Mount Hagen[A]
(1.75)
Francis S.[A]
(1.25)
J.ムルタ
60.5
Youmzain
(2003.2.20 牡4)
Sinndar[A]
(1.25)
★Sadler's Wells[A●]
(0.00)
Ajdal[A]
(1.00)
Troy[A]
(1.50)
R.ヒューズ
60.5
2006年 Hurricane Run
(2002.4.13 牡4)
モンジュー[A●]
(1.25)
Surumu[C]
(0.00)
Sharpen Up[x]
(1.00)
Sheshoon[D]
(0.25)
C.スミヨン
60.5
Electrocutionist
(2001.2.24 牡5)
Red Ransom[A]
(1.25)
アラジ[A●]
(1.00)
Ela-Mana-Mou[A]
(1.50)
Levmoss[E]
(1.25)
L.デットーリ
60.5
2005年 Azamour
(2001.3.8 牡4)
Night Shift[A]
(1.00)
Lear Fan[A]
(0.75)
Darshaan[A]
(1.00)
リベロ[B]
(0.50)
M.キネーン
60.5
Norse Dancer
(2000.4.3 牡5)
★Halling[x]
(0.00)
ルション[A]
(1.50)
Habitat[A]
(0.75)
Ribot[B]
(1.50)
J.イーガン
60.5
2004年 Doyen
(2000.4.22 牡4)
Sadler's Wells[A●]
(0.50)
Kris[x]
(0.50)
Mill Reef[A]
(0.75)
Levmoss[E]
(1.50)
L.デットーリ
60.5
Hard Buck
(1999.11.3 牡5)
▲Spend a Buck[z]
(0.125)
Secreto[A]
(1.00)
Vaguely Noble[C]
(0.50)
Dark Star[C]
(1.25)
G.スティーヴンス
60.5
2003年 アラムシャー
(2000.4.18 牡3)
★Key of Luck[A]
(0.00)
シャーラスタニ[A]
(1.75)
Darshaan[A]
(1.00)
Relko[G]
(0.75)
J.ムルタ
55
Sulamani
(1999.4.9 牡4)
★エルナンド[A]
(0.00)
Alleged[B]
(1.75)
Northfields[A]
(1.00)
Relko[G]
(1.25)
L.デットーリ
60.5
2002年 ゴーラン
(1998.2.24 牡4)
Spectrum[A●]
(1.25)
ジェネラス[A]
(1.00)
Shirley Heights[A]
(1.50)
Charlottown[B]
(0.50)
K.ファロン
60.5
Nayef
(1998.5.1 牡4)
Gulch[x]
(1.25)
Bustino[F]
(1.75)
Queens Hussar[A]
(0.50)
★Borealis[A]
(0.00)
R.ヒルズ
60.5
2001年 Galileo
(1998.3.30 牡3)
★Sadler's Wells[A●]
(0.00)
Miswaki[x]
(0.50)
Lombard[G]
(0.50)
Espresso[F]
(0.50)
M.キネーン
55
ファンタスティックライト
(1996.2.13 牡5)
Rahy[A●]
(0.50)
Nijinsky[A]
(1.25)
Key to the Mint[B]
(1.50)
Quadrangle[F]
(0.00)
L.デットーリ
60.5
2000年 モンジュー
(1996.4.4 牡4)
Sadler's Wells[A●]
(1.50)
★Top Ville[A]
(0.00)
Tennyson[F]
(0.00)
ゼダーン[A]
(1.25)
M.キネーン
60.5
ファンタスティックライト
(1996.2.13 牡5)
Rahy[A●]
(0.50)
Nijinsky[A]
(1.25)
Key to the Mint[B]
(1.50)
Quadrangle[F]
(0.00)
J.リード
60.5
1999年 Daylami
(1994.4.20 牡5)
★Doyoun[A]
(0.00)
Miswaki[x]
(0.50)
クリスタルパレス[A]
(1.50)
Crepello[F]
(0.50)
L.デットーリ
60.5
Nedawi
(1995.4.9 牡4)
Rainbow Quest[A●]
(1.25)
Northern Dancer[A]
(0.25)
Vaguely Noble[C]
(1.00)
Honeys Alibi[C]
(0.50)
G.スティーヴンス
60.5
1998年 Swain
(1992.2.12 牡6)
Nashwan[A●]
(1.25)
Key to the Mint[B]
(0.75)
Quadrangle[F]
(0.00)
Nearctic[A]
(0.50)
L.デットーリ
60.5
ハイライズ
(1995.5.3 牡3)
★ハイエステイト[A]
(0.00)
High Line[C]
(1.75)
シーホーク[C]
(1.50)
パナスリッパー[F]
(0.75)
O.ペリエ
55

見れば、近10年では昨年2007年のみ「字面上Phalaris系4代累代配合」の馬が連対を果たした年ですね。

Wikipediaの記事にもありますが、近年は有力3歳馬の出走が見られない"キング・ジョージ"。現在は夏の最強古馬決定戦という様相を呈しています。また、"キング・ジョージ"って、2006年限りでデビアスがスポンサーを降板した為、2007年からレース名に「ダイヤモンド」が付かなくなっていたんですね。うかつにも存じ上げておりませんでした。  

という訳で、第58回を迎える今年2008年の"キング・ジョージ"出走馬の4代血統構成をゲート番号順に確認してみます。

2008年の"キング・ジョージ"出走馬の4代血統構成について。
ゲート
番号
馬名
(生年月日 性齢)

(活性値)
母父
(活性値)
祖母父
(活性値)
曾祖母父
(活性値)
騎手
重量(kg)
1 Youmzain
(2003.2.20 牡5)
Sinndar[A]
(1.25)
★Sadler's Wells[A●]
(0.00)
Ajdal[A]
(1.00)
Troy[A]
(1.50)
R.ヒューズ
60.5
2 Petara Bay
(2004.5.4 牡4)
パントレセレブル[A]
(0.25)
Silver Hawk[A]
(1.25)
Icecapade[A]
(1.25)
Tom Rolfe[B]
(0.25)
J.クロウリー
60.5
3 Ask
(2003.3.23 牡5)
Sadler's Wells[A●]
(1.25)
Rainbow Quest[A●]
(1.75)
Shirley Heights[A]
(0.25)
Queen's Hussar[A]
(0.50)
R.ムーア
60.5
4 Duke of Marmalade
(2004.3.12 牡4)
デインヒル[A]
(0.25)
Kingmambo[x]
(0.25)
Alydar[x]
(1.25)
◆Buckpasser[y]
(0.50)
J.ムルタ
60.5
5 Red Rock Canyon
(2004.5.8 牡4)
ロックオブジブラルタル[A]
(1.00)
★Sadler's Wells[A●]
(0.00)
★Master Derby[A]
(0.00)
Tulyar[B]
(1.00)
C.オドノヒュー
60.5
6 Macarthur
(2004.3.16 牡4)
モンジュー[A●]
(1.75)
Gone West[x]
(0.25)
Sharpen Up[x]
(1.25)
Buckpasser[y]
(0.50)
J.ヘファーナン
60.5
7 Lucarno
(2004.2.10 牡4)
Dynaformer[A]
(0.50)
Diesis[x]
(1.50)
Be My Guest[A]
(0.75)
Exclusive Native[x]
(1.25)
J.フォーチュン
60.5
8 ペイパルブル
(2003.3.29 牡5)
モンジュー[A●]
(1.50)
Zafonic[x]
(1.50)
★Roberto[A]
(0.00)
Lucky Mel[C]
(1.75)
O.ペリエ
60.5

中距離GI3連勝の上げ潮で挑むDuke of Marmalade。4代血統構成だけを見ると「若干軽いかな」とも思いますけれど、今が充実期なのでしょう。デインヒル(1986.3.26)のラストクロップ、夏の古馬王者となれるでしょうか。

相対する1番手と目されているのは、やはり昨年の2着馬Youmzain。時同じくして、東洋の牝系近親馬であるロックドゥカンブ(2004.9.29)の引退種牡馬入りが報じられました-ロックドゥカンブが引退、種牡馬入り(netkeiba.com)-。無事に行っていたら、もしかしたら、一緒に走っていたかも知れない彼の分も頑張って欲しいものです。

決戦は日本時間27日午前0時20分発走予定。ええ、勝ち馬の4代血統表はYou Tube動画と共にお届けしたいと思います(笑)

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月25日 (金)

"キング・ジョージ"(英GI)史上に残る名勝負。

1975年の”キング・ジョージ”の1着馬と2着馬のご紹介です。

グランディ 牡 栗毛 1972.4.3生~1992.5.26没 愛国・オーバーバリースタッド生産 馬主・C.ヴィッタディーニ氏 英国・P.ウォールウィン厩舎

グランディ(1972.4.3)の4代血統表

Great Nephew[A]
鹿毛 1963
種付け時活性値:0.00
Honeyway
黒鹿毛 1941
Fairway
鹿毛 1925
Phalaris 1913
Scapa Flow 1914
Honey Buzzard
栗毛 1931
Papyrus 1920
Lady Peregrine 1916 ♀
Sybil's Niece
栗毛 1951
Admiral's Walk
栗毛 1936
Hyperion 1930.4.18
Tabaris 1925
Sybil's Sister
鹿毛 1943
Nearco 1935.1.24
Sister Sarah 1930
Word From Lundy
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:1.25

Worden[B]
栗毛 1949
種付け時活性値:0.00
★Wild Risk
鹿毛 1940
★Rialto 1923
Wild Violet 1935
Sans Tares
栗毛 1939
Sind 1933
Tara 1932
Lundy Princess
鹿毛 1960
仔受胎時活性値:1.25
★Princely Gift[A●]
鹿毛 1951
種付け時活性値:0.00
Nasrullah 1940.3.2
Blue Gem 1943
Lundy Parrot
鹿毛 1938
仔受胎時活性値:1.25
Flamingo[z]
鹿毛 1925
種付け時活性値:1.00
Waterval
栗毛 1923
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Nearco4×5、Lady Peregrine(♀)4×5、Fairway=Pharos3×5(父方)>

グランディ(1972.4.3)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Flamingo 5.25 全弟センチュリアス
(No.8-K)
2番仔?
(2連産目?)

グランディ。その競走成績は英愛11戦8勝2着2回4着1回。主な勝ち鞍に英ダービー(GI)、愛ダービー(GI)、愛2000ギニー(GI)、デューハーストS(GI)、そして”キング・ジョージ”。GI5勝で勝ったレースは超一線級ばかり。これは真の名馬の戦績。

1975年の"キング・ジョージ"の最後の直線におけるBustinoとの叩き合いは、"キング・ジョージ"史上のベストバウトとして名高いということです。そして"キング・ジョージ"で記録した2分26秒98のタイムは、30年の時を経てもなお、いまだにレースレコードタイムとして輝いています。

中島理論的には……、何も言いますまい(苦笑)。↑の血統表の通りです。なお、8代に残る残牡先祖数は「2/128」と推定します。

Bustino 牡 鹿毛 1971生~1997.10.2没 英国・E.クーパー・ブランド氏生産 馬主・レディ・ビーバーブルック 英国・ディック・ハーン厩舎

Bustino(1971)の4代血統表
Busted[F]
鹿毛 1963
種付け時活性値:1.75

Crepello
栗毛 1954
Donatello
栗毛 1934
Blenheim 1927
Delleana 1925
Crepuscule
栗毛 1948
Mieuxce 1933
Red Sunset 1941
Sans Le Sou
鹿毛 1957
ヴィミー
鹿毛 1952
Wild Risk 1940
Mimi 1943
Martial Loan
芦毛 1950
Court Martial 1942
Loan 1940
Ship Yard
栗毛 1963
仔受胎時活性値:1.75

Doutelle[B]
栗毛 1954
種付け時活性値:0.00
Prince Chevalier
鹿毛 1943
Prince Rose 1928
Chevalerie 1933
Above Board
鹿毛 1947
Straight Deal 1940
Feola 1933
Paving Stone
鹿毛 1946
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Fairway[A]
鹿毛 1925
種付け時活性値:1.00
Phalaris 1913
Scapa Flow 1914
Rosetta
鹿毛 1931
仔受胎時活性値:1.50
Kantar[G]
鹿毛 1925
種付け時活性値:1.25
Rose Red
栗毛 1924
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Solario5×5>

Bustino(1971)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Busted
(Sans Le Sou)
6.75 or 4.75
(No.1-W)
4番仔?
(4連産目?)

グランディに相対したのは古馬の代表、前年の英セントレジャー(GI)馬Bustino。日本に関わるところでは1991年の欧州最優秀古馬に選出されて同年のジャパンカップ(GI)にも出走したテリモン(1986.4.10)の父でもありますね。

果たして、今年2008年の"キング・ジョージ"ではどんな勝負が見られますでしょうか。楽しみですね。

ではでは、今日はこのへんで。

#追記。↑の動画からもお分かりのように、3連覇を狙ったDahlia(1970.3.25)は残念ながら3着でした。それでも、凄いなぁ。なお、Dahliaは同じ1975年のベンソン&ヘッジスGC(現英インターナショナルS、GI)でグランディを負かしています。恐るべしは、Dahlia。

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2008年7月24日 (木)

第8回アイビスサマーダッシュ(JpnIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の参=-。

カノヤザクラ 牝 栗毛 2004.3.31生 門別・浜本牧場生産 馬主・神田薫氏 栗東・橋口弘次郎厩舎

カノヤザクラ(2004.3.31)の4代血統表
サクラバクシンオー[A●]
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:1.50
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
アンジェリカ
黒鹿毛 1970.3.29
ネヴァービート 1960
スターハイネス 1964.3.10
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
クリアアンバー
黒鹿毛 1967.5.8
★Ambiopoise 1958.5.6
One Clear Call 1960.5.21
ウッドマンズシック
鹿毛 1994.1.29
仔受胎時活性値:0.25

Woodman[x]
栗毛 1983.2.17
種付け時活性値:0.50

Mr.Prospector
鹿毛 1970
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
プレイメイト
栗毛 1975.4.12
Buckpasser 1963.4.28
Intriguing 1964.2.16
ラディカルチック
黒鹿毛 1988.1.26
仔受胎時活性値:1.25
Sadler's Wells[A●]
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Santa Roseanna
黒鹿毛 1979.4.16
仔受胎時活性値:2.00
Caracol[G]
鹿毛 1969.3.7
種付け時活性値:0.25
Santa Vittoria
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>

カノヤザクラ(2004.3.31)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
サクラバクシンオー 4.50 半姉パイアン
(No.9-H)
6番仔以降の仔
(2連産目)

桃色の帽子に「白、青三本輪、赤袖」の勝負服を背にした2番人気の栗毛馬が、開幕週の芝の上、外ラチ沿いを滑るように駆け抜けました。カノヤザクラ、今年の桜花賞ジョッキーである小牧太騎手にエスコートされて、重賞挑戦9回目にして、ようやくのタイトル奪取となりました。新潟の直線コース、芝1000mの勝ち時計は54秒2。レースの2着は10番人気のシンボリグラン、3着は6番人気のアポロドルチェでした。

では、以下にカノヤザクラのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Santa Roseanna 1979.4.16 愛英3勝 モイグレアスタッドS(当時愛GII)2着ほか英愛GIII2着2回
|King's College 1984.1.24 阿愛英仏6勝 テトラークS(愛GIII)2着 グラッドネスS(愛GIII)2着
|ラディカルチック 1988.1.26 米英1勝
||ウッドマンズシック 1994.1.29 不出走
|||パイアン 1998.2.14 中央5勝 セントウルS(当時GIII)2着
|||カノヤザクラ 2004.3.31 (本馬) アイビスサマーダッシュ(JpnIII) 葵S(OP)ほかGII2着JpnIII2着GIII3着各1回
||クリムゾンクローバ 1996.2.21 中央2勝 アネモネS(OP)2着
|Glamour Model 1992.3.22 愛1勝
||Lips Lion 1999.4.7 仏英伊独白11勝 ハンザ自由都市ブレーメン大賞(独GIII)2着ほか独GIII2着1回
|Wolf Cleugh 1993.4.13 英0勝
||Moss Vale 2001.4.11 仏愛英加8勝 グロシェーヌ賞(仏GII)ほか愛GIII2勝シンコウフォレスト(1993.4.29)の仔。現在は種牡馬-

近親馬の活躍している距離を見ても、やはり短距離こそ主戦場という感じですね。

今回は橋口厩舎の同期の桜で、6月に重賞勝ち馬になった馬も併せてご紹介しておきます。

スリープレスナイト 牝 鹿毛 2004.2.7生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・橋口弘次郎厩舎

スリープレスナイト(2004.2.7)の4代血統表
クロフネ[A]
芦毛 1998.3.31
種付け時活性値:1.25
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace 1969.1.24
Laredo Lass 1971.3.19
ブルーアヴェニュー
芦毛 1990.2.15
Classic Go Go
鹿毛 1978.2.18
Pago Pago 1960
Classic Perfection 1972.4.22
Eliza Blue
芦毛 1983.4.11
Icecapade 1969.4.4
コレラ 1978.2.18
ホワットケイティーディド
黒鹿毛 1989.3.18
仔受胎時活性値:1.50
Nureyev[A]
鹿毛 1977.5.2
種付け時活性値:0.75
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Special
鹿毛 1969.3.28
Forli 1963.8.10
Thong 1964.4.23
Katies
黒鹿毛 1981.4.22
仔受胎時活性値:1.75
ノノアルコ[A]
鹿毛 1971.4.6
種付け時活性値:0.25
Nearctic 1954.2.11
Seximee 1966.5.27
Mortefontaine
鹿毛 1969.4.21
仔受胎時活性値:0.75
ポリック[D]
黒鹿毛 1953.2.14
種付け時活性値:1.75
Brabantia
黒鹿毛 1953
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×3、Nearctic5×4・4>

スリープレスナイト(2004.2.7)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ポリック
(Katies)
5.75 叔母ヒシアマゾン
(No.7-F)
6番仔以降の仔
(生後直死後=2連産目)

上村洋行騎手に9年8ヵ月ぶりの重賞制覇をプレゼントしました、スリープレスナイト。いや、目出度かった。私の応援している騎手は、一に角田晃一、二に上村洋行、三に古川吉洋ですから(^^;)

では、以下にスリープレスナイトのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。 

Katies 1981.4.22 愛英4勝 愛1000ギニー(GI) コロネーションS(当時英GII)
|ケイティーズファースト 1987.3.6 英仏4勝
||ゴーステディ 1997.4.10 中央6勝 中山金杯(GIII)3着
||マイケイティーズ 1998.5.18 不出走
|||アドマイヤムーン 2003.2.23 日UAE香10勝 ジャパンカップ(GI) ドバイデューティーフリー(UAEGI) 宝塚記念(GI)含む重賞8勝
|||サブミーカー 2005.1.24 不出走 種牡馬
|ホワットケイティーディド 1989.3.18 英仏独3勝
||スリープレスナイト 2004.2.7 (本馬) CBC賞(GIII)ほかOP特別2勝
|ヒシアリダー 1990.3.30 中央5勝 種牡馬
|ヒシアマゾン 1991.3.26 中央10勝 エリザベス女王杯(GI) 阪神3歳牝馬S(現阪神JF、JpnI)含む重賞9勝
|ヒシナイル 1994.4.15 中央2勝 フェアリーS(現JpnIII) フラワーC(現JpnIII)3着
|ヒシピナクル 1996.3.17 中央4勝 ローズS(現JpnII) 秋華賞(現JpnI)3着

むぅ。叔母にヒシアマゾン、ヒシナイル、ヒシピナクルの重賞勝ち馬3頭がおり、従姉マイケイティーズの仔にアドマイヤムーンがいます。豪華。

カノヤザクラとスリープレスナイト。橋口調教師、同期の2頭で秋は短距離の大きなところを狙われるのでしょう。見れば、やはり強い4歳牝馬世代。両頭揃っての活躍を期待しましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

#追記。カノヤザクラ、スリープレスナイトの2頭についてはhttp://futabasha.pluginfree.com/weblish/futabawebmag/Yoshida_umanari_460_1/transit2.htmlが良い感じです。いつまでアップされているか分かりませんので、よろしければお早い目にどうぞ。

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2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の九-。

第3回ヴィクトリアマイル(JpnI)。

エイジアンウインズ 牝 鹿毛 2004.3.28生 千歳・社台ファーム生産 馬主・太田美實氏 栗東・藤原英昭厩舎

エイジアンウインズ(2004.3.28)の4代血統表
フジキセキ[A]
青鹿毛 1992.4.15
種付け時活性値:0.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ミルレーサー
鹿毛 1983.5.20
Le Fabuleux
鹿毛 1961
Wild Risk 1940
Anguar 1950
Marston's Mill
黒鹿毛 1975.5.31
In Reality 1964.3.1
Millicent 1969
サクラサク
黒鹿毛 1997.4.25
仔受胎時活性値:1.50
デインヒル[A]
鹿毛 1986.3.26
種付け時活性値:0.50
★Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Razyana
鹿毛 1981.4.18
His Majesty 1968.4.15
Spring Adieu 1974.5.10
サクラフブキ
鹿毛 1990.3.11
仔受胎時活性値:1.50
フォーティナイナー[x]
栗毛 1985.5.11
種付け時活性値:1.00
Mr.Prospector 1970.1.28
File 1976.4.30
Bound
鹿毛 1984.6.1
仔受胎時活性値:1.25
Nijinsky[A]
鹿毛 1967.2.21
種付け時活性値:0.00
Special
鹿毛 1969.3.28
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5(母方)、Natalma(♀)5×5(母方)>

エイジアンウインズ(2004.3.28)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
フォーティーナイナー
(サクラサク)
5.75 泣く子も黙る名繁殖系
(No.5-H)
3番仔
(3連産目)

早いもので3回目を迎えた春のマイル女王決定戦、ヴィクトリアマイル。もどかしい戦いの続くウオッカ(2004.4.4)がなんとか復活を遂げようと、ドバイデューティーフリー(UAEGI)4着から帰国緒戦として挑んだそのレース。ウオッカ、中段位置から上がり3ハロン33秒2の豪脚を発揮しましたが、ゴール地点、前には1頭の鹿毛馬がいました。遅れてやってきた同期のサクラ、さながら吹き抜ける風のように、エイジアンウインズ。心斎橋S(準OP)、阪神牝馬S(GII)、そしてヴィクトリアマイルとホップ、ステップ、ジャンプの3連勝で一気のジーワン勝ち。管理される藤原英昭調教師は嬉しいジーワン初勝利、鞍上の藤田伸二騎手は2005年の安田記念(GI)以来3年ぶり、太田美實オーナーは1993年の日本ダービー(現JpnI)以来15年ぶりのジーワン制覇となりました。

では、以下にエイジアンウインズの簡単な近親牝系図を示しておきます。

Special 1969.3.28 米0勝
|Fairy Bridge 1975.5.4 英2勝
||Sadler's Wells 1981.4.11 愛英仏6勝 愛2000ギニー(GI) エクリプスS(英GI) フェニックスチャンピオンS(愛GI)
||Fairy King 1982.3.4 愛0勝 種牡馬
||Tate Gallery 1983.2.25 愛英2勝 愛ナショナルS(GI)
||Fairy Gold 1985.1.26 愛2勝 デビュータントS(愛GIII) モイグレアスタッドS(愛GI)2着 フィーニクスS(愛GI)3着
|Nureyev 1977.5.2 仏英2勝 トーマスライアン賞(仏GIII) 英2000ギニー(GI)1着失格
|Number 1979.5.5 米8勝 ヘンプステッドH(GII) フィレンツェH(GII) ファーストフライトH(GIII)
||ジェイドロバリー 1987.3.14 仏2勝 グランクリテリウム(GI)
||Numerous 1991.3.14 米4勝 ダービートライアルS(GIII)
||Chequer 1992.3.28 仏米4勝 ウイリアムP.カインH(米GIII)
|Bound 1984.6.1 米4勝 アルシビアデスS(GII)2着 ルイヴィルBCH(GIII)2着ほかGI3着1回GII3着1回
||サクラフブキ 1990.3.11 米2勝
|||サクラサク 1997.4.25 米0勝
||||パッシングマーク 2003.3.24 現役 ベンジャミンS(OP)
||||エイジアンウインズ 2004.3.28 (本馬) ヴィクトリアマイル(JpnI) 阪神牝馬S(GII)
||||キュートエンブレム 2005.3.11 現役 フローラS(JpnII)3着
||Limit 1992.5.9 米3勝 ブッシャーBCH(GIII)3着
|||Barrier 1997.3.1 米2勝 ケンタッキーBCS(GIII)2着
|||Total 2004.4.23 現役 シルバーブリットデイS(GIII)2着
||Soar With Eagles 2003.3.17 愛英仏1勝 ロイヤルウィップS(愛GII)3着
||Archipenko 2004.5.30 現役 クイーンエリザベスII世C(香GI) サマーマイルS(英GII) ダービートライアルS(愛GII)

ずらり並んだ豪華近親馬たち。気の早い話ですけれど、名繁殖系だけに、エイジアンウインズには繁殖牝馬としても大きな期待がかかりますね。なお、曾祖母Boundの直仔Archipenkoは父がKingmambo(1990.2.19)であることにより、Special4×2という豪快な牝馬クロスがなされています。

秋は路線をどうされるのか。「月刊優駿」の記事などによると藤原師は手堅いレースを選ばれそうですが、それでも秋の牝馬限定レースとなると、ちょっと距離が長そうです。その動向も注目したいですね。

ではでは、今日の1回目はこのへんで。

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2008年7月23日 (水)

何故か未登録でしたので。

噂の"ハート馬"をPedNet登録しておきました。という訳で彼の血統を改めて確認してみましょう。

マサノウイズキッド 牡 黒鹿毛 2006.3.16生 日高・道見牧場生産 馬主・中村正子氏 北海道・堂山芳則厩舎

マサノウイズキッド(2006.3.16)の4代血統表

ゴールドヘイロー[A]
黒鹿毛 1997.4.16
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ニアーザゴールド
鹿毛 1991.4.15
Seeking the Gold
鹿毛 1985.4.7
Mr.Prospector 1970.1.28
Con Game 1974.3.20
ニヤー
栗毛 1985.2.22
Northern Dancer 1961.5.27
Far 1979.3.19
ファーストクラス
栗毛 1989.3.1
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
トウショウボーイ[A●]
鹿毛 1973.4.15
種付け時活性値:1.75
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
ソシアルバターフライ
鹿毛 1957.4.13
Your Host 1947
Wisteria 1948
スイートコンコルド
鹿毛 1978.3.13
仔受胎時活性値:0.50
パーソロン[E]
鹿毛 1960
種付け時活性値:0.25
Milesian 1953
Paleo 1953
スイートルナ
栗毛 1972.5.4
仔受胎時活性値:1.25
スピードシンボリ[A]
黒鹿毛 1963.5.3
種付け時活性値:0.00
ダンスタイム
鹿毛 1957
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:なし>

マサノウイズキッド(2006.3.16)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
トウショウボーイ
(Black Servant)
5.25 or 3.25 祖母の全弟シンボリルドルフ
(No.11-C)
13番仔
(不受胎後)

で、出たな。父0遺伝+母2遺伝で、かつ母が不受胎後の仔。配合については何も言いますまい……、と思いましたが、父ゴールドヘイローについてちょっとだけ記述しておきます。

ゴールドヘイローは南関東・大井で現年齢表記2歳から4歳時に8戦5勝。脚元の不安との戦いもあり条件クラスのみの勝利でした。引退後は、父SSと母方の血筋の良さから、ミルジョージ(1975.4.12)の繋養で知られる中村畜産で種牡馬入りしました。

ゴールドヘイローのごく簡単な近親牝系図を示しておくと、

Foreseer 1969.4.12 米3勝 サンタイネスS2着
|Good Thyne 1977.2.18 愛英3勝 愛セントレジャー(GI)2着
|Far 1979.3.19 米4勝 ジューンダーリングS3着
||ニヤー 1985.2.22 米3勝
|||ニアーザゴールド 1991.4.15 不出走
||||ロードプラチナム 1996.3.11 中央5勝 函館記念(現JpnIII) 大阪杯(GII)2着 AJC杯(JpnII)2着
||||ゴールドヘイロー 1997.4.16 (本馬) 南関東5勝
||Yonder 1987.4.10 米4勝 ジャージーダービー(GII) レムスンS(GII)
|Caerleon 1980.3.27 仏英愛4勝 仏ダービー(GI) ベンソン&ヘッジスGC(英GI) アングルシーS(愛GIII)
|ヴィジョン 1981.4.5 米5勝 セクレタリアトS(GI) ピルグリムS(GIII)
|Merce Cunningham 1984.5.16 仏英米6勝 モーリスドニュイ賞(仏GII)

半兄にロードプラチナム、高祖母Foreseerの仔にCaerleon、ヴィジョンなどの活躍馬がいます。やはり、特にCaerleonと同牝系であることが強調点だったのでしょう。肌馬を初年度2004年に58頭、2005年に86頭、2006年に92頭と右肩上がりで集めています。2005年生まれの初年度産駒25頭の中から、交流重賞エーデルワイス賞(JpnIII)2着のモエレプット(2005.3.19)、中央で産駒として初勝利を挙げて葵S(OP)2着にも入ったアポロラムセス(2005.1.29)などが出ています。

競走歴がマイナーな成績あるいは不出走で、種牡馬として功名を遂げたSS産駒には、エイシンサンディ(1993.4.4)、ニューイングランド(1997.4.4)などの名前が挙がります。ゴールドヘイロー、彼らに続いていけそうな勢いはあります。

閑話休題。

では、以下にマサノウイズキッドのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

スイートルナ 1972.5.4 中央1勝
|シンボリフレンド 1977.2.27 中央5勝 京王杯SH(現京王杯SC、GII)
|スイートコンコルド 1978.3.13 中央3勝
||ファーストクラス 1989.3.1 不出走
|||アズサユミ 1995.3.21 中央1勝
||||クランエンブレム 2004.2.23 現役ウォーエンブレム(1999.2.20)産駒として最初に勝利-
||||ラルケット 2005.3.5 現役 クイーンC(JpnIII)3着
|||タカオサクセス 1996.2.23 中央2勝 サフラン賞 ダリア賞(OP)2着 芙蓉S(OP)3着
||||タカオルビー 2000.3.27 中央5勝 アイビスサマーダッシュ(現JpnIII)2着
|||マサノウイズキッド 2006.3.16 (本馬)
|シンボリルドルフ 1981.3.13 日米13勝 GI(現JpnI含)7勝含む重賞10勝

曾祖母の仔に絶対皇帝の姿が見えますね。また、近親馬の活躍から、ファーストクラスの子孫がスイートルナ系のメインストリームと成りつつあるようです。

大叔父の額には三日月、そしてマサノウイズキッドの額にはハート。果たして、同じく特徴ある星を持つ偉大すぎる大叔父に、少しでも近づくことが出来るでしょうか。マサノウイズキッドのこれからに刮目しましょう♪

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の八-。

第13回NHKマイルカップ(JpnI)。

ディープスカイ 牡 栗毛 2005.4.24生 浦河・笠松牧場生産 馬主・深見敏男氏 栗東・昆貢厩舎

ディープスカイ(2005.4.24)の4代血統表
アグネスタキオン[A]
栗毛 1998.4.13
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アグネスフローラ
鹿毛 1987.6.18
ロイヤルスキー
栗毛 1974.5.24
Raja Baba 1968.4.5
Coz o'Nijinsky 1969.4.27
アグネスレディー
鹿毛 1976.3.25
リマンド 1965.2.16
イコマエイカン 1967.5.18
アビ
栗毛 1995.5.5
仔受胎時活性値:0.25
Chief's Crown[A]
鹿毛 1982.4.7
種付け時活性値:1.00
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Six Crowns
栗毛 1976.4.21
Secretariat 1970.3.30
Chris Evert 1971.2.14
Carmelized
鹿毛 1990.4.9
仔受胎時活性値:1.00
Key to the Mint[B]
鹿毛 1969.3.9
種付け時活性値:1.00
Graustark 1963.4.7
Key Bridge 1959.4.10
Carmelize
鹿毛 1972.4.23
仔受胎時活性値:0.25
Cornish Prince[A]
黒鹿毛 1962.3.29
種付け時活性値:0.25
Miss Carmie
鹿毛 1966.2.21 ♀
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Bold Ruler5×5・5、Miss Carmie(♀)5×4(母方)>

ディープスカイ(2005.4.24)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
アグネスタキオン
(アグネスフローラ)
2.75 叔父Royal Dragon
(No.23-B)
4番仔
(不受胎後)

初勝利まで6戦かかった叩き上げ馬が一躍表舞台に立つレースとなりました、第13回NHKマイルカップ。勝ったのはディープスカイ。生産の笠松牧場さん、馬主の深見敏男さん、管理される昆貢調教師の3者いずれもジーワン初勝利となりました。特に深見敏男オーナーは所有馬3頭目でのジーワン制覇という引きの強さ。ほかの所有馬はディープサマー(2002.3.18)、ディープハニー(2004.4.22)兄妹。という訳で、初めて持たれたディープサマーも中央重賞勝ち馬ですね。凄っ。

ディープスカイの配合で目に付くのは、やはり母方のMiss Carmie5×4の牝馬クロスですね。Miss Carmieは現役時代に米国で3勝を挙げたくらいの馬でした。が、彼女の直仔にニューヨーク牝馬3冠を制したChris Evert、孫に20世紀最後の牝馬のケンタッキーダービー(米GI)馬Winning Colors(1985.3.14)、曾孫にBCジュベナイル(米GI)の初代王者Chief's Crown-ディープスカイの母父-、ジャパンカップ(GI)9馬身差勝ちのタップダンスシチー(1997.3.16)と活躍馬が輩出されています。中島理論的にはMiss Carmieは父T.V.Lark(1957.2.12)から満8歳時交配の0遺伝を受けており、その効果により子孫に活力が入ったとも言えます。

なお、近親牝系図はディープスカイの日本ダービーの記事で示します。何故なのかはよく分かりませんけれど、結構気合の入った牝系図になりましたので、どうぞお楽しみに(^^;)

ではでは、今日の1回目はこのへんで。

#余談。Chris Evertの名前の由来となったのは、名テニスプレイヤー「アイスドール」クリス・エバートさんと思われます。先日、ゴルフの全英オープンにおける最終日のTV中継を深夜に見ていたのですが、彼女は「ホワイトシャーク」グレグ・ノーマンさんと再婚されていたんですね。いや、ビックリしました。合わせて、ノーマンさんの53歳にして全英オープン3勝目がならなかったのは残念でした。

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2008年7月22日 (火)

松永幹夫調教師の愛が実る。

初年度産駒3頭メガスターダムの仔が初勝利(netkeiba.com)

むぅ。これは表題の通りに松永師の愛が走らせていると思って差し支えないのではないでしょうか。という訳で、以下にフォーシーズンゴーの4代血統表を示しておきます。

フォーシーズンゴー 牡 黒鹿毛 2006.4.17生 熊本・本田土寿氏生産 馬主・(有)ノースヒルズマネジメント 栗東・松永幹夫厩舎

フォーシーズンゴー(2006.4.17)の4代血統表
メガスターダム[A]
黒鹿毛 1999.4.2
種付け時活性値:1.50
ニホンピロウイナー
黒鹿毛 1980.4.27
スティールハート
黒鹿毛 1972.3.25
Habitat 1966.5.4
A.1. 1963
ニホンピロエバート
鹿毛 1974.3.17
チャイナロック 1953
ライトフレーム 1959.3.15
フミノスキー
黒鹿毛 1986.4.3
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
Nijinsky 1967.2.21
シル 1970.4.22
ベンドユウホウ
栃栗毛 1978.5.1
ダイハード 1957
タイイサミ 1962.4.30
リビューク
黒鹿毛 1986.3.5
仔受胎時活性値:0.75
[仏2勝]
Mr.Prospector[x]
鹿毛 1970.1.28
種付け時活性値:1.75
★Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Gold Digger
鹿毛 1962.5.28
Nashua 1952.4.14
Sequence 1946
ミルクィーン
鹿毛 1979.4.20
仔受胎時活性値:1.50
[英2勝]
Mill Reef[A]
鹿毛 1968.2.23
種付け時活性値:0.50
Never Bend 1960.3.15
Milan Mill 1962.2.10
Passer Queen
黒鹿毛 1972.5.2
仔受胎時活性値:1.50
[愛1勝]
Buckpasser[y]
鹿毛 1963.4.28
種付け時活性値:0.00
Northern Queen
鹿毛 1962.4.28
仔受胎時活性値:0.25
[米6勝]

<5代血統表内のクロス:Buckpasser5×4、チャイナロック4×5(父方)、Nasrullah5×5(母方)>

フォーシーズンゴー(2006.4.17)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Mr.Prospector
(リビューク)
4.00 半兄ロングシコウテイ
(No.10-C)
11番仔以降の仔
(不受胎及び双子流産後)

父メガスターダムは中央21戦5勝。その主な勝ち鞍に中京記念(GIII)、ラジオたんぱ杯2歳S(現ラジオNIKKEI杯2歳S、JpnIII)、プリンシパルS(OP)、松籟S(準OP)があります。また、初勝利となった2歳未勝利戦では京都芝1400mを1分21秒4の好時計勝ちを収めています。余談となりますが、この1分21秒4というタイムはニホンピロウイナーが現年齢表記4歳秋にスワンS(GII)をレコードで制した際のタイムと同値ですね。まま、このあたりにはニホンピロウイナー産駒らしさが見受けられるのです。しかし、上に挙げた主な勝ち鞍がいずれも2000m以上の距離であること、そして皆様ご承知おきの通り皐月賞(現JpnI)5着、日本ダービー(現JpnI)4着、そして挙げ句には菊花賞(現JpnI)3着という成績からは、おおよそ、ニホンピロウイナー産駒らしさが見られません(笑)。鬼っ子ともいえる産駒でした。

#主な勝ち鞍で挙げた2005年の中京記念は感動的でしたね。屈腱炎を乗り越えての重賞勝利。しかも、2着もやはり屈腱炎を乗り越えたサンライズペガサス(1998.4.15)でした。一生懸命に走っていると素敵なことも起こるものです。

さて、フォーシーズンゴーの配合は、中島理論的にはクロスしている先祖が上手く0化されています。Buckpasser5×4のクロスは曾祖母Passer Queenが満8歳時の0交配を受けていますし、父方のチャイナロック4×5のクロスは父の曾祖母タイイサミが満8歳時の0交配を受けています。また、母方のNasrullah5×5-実際には6×5・5-のクロスはNearco(1935.1.24)がオレンジ0化されているため、1代のブルー0として処理されています。

フォーシーズンゴーの牝系は欧米で継承されている10号族。半兄ロングシコウテイ(1993.4.13)は中央5勝で京都3歳S(現京都2歳S、OP)の勝ち馬です。ロングシコウテイといえば、沖芳夫厩舎の所属馬で主戦は渡辺薫彦騎手でしたね。渡辺騎手といえば、メガスターダムの重賞初勝利となったラジオたんぱ杯2歳Sの折の鞍上でもありました。牝系からも縁は巡ります。

#密かな名勝負として知られるロングシコウテイが制した1995年の京都3歳Sの動画をどうぞ。ゴール前は5頭横一線。

また、母リビュークの繁殖記録を確認したのですが、2006年以降の生産状況は、

リビューク(1986.3.5)の繁殖記録(2006年以降)
年次 産駒生月日など 性別 毛色 産駒名 産駒父 産駒の競走成績
2006 4.17 黒鹿毛 フォーシーズンゴー メガスターダム 中央1勝(現役)
2007 流産 メガスターダム
2008 4.13 鹿毛 メガスターダム

と、見事に父メガスターダムばかり。まま、メガスターダムの繋養先が本田牧場さんですから、当然といえば当然ですが。なお、2008年産は中島理論的にはメガスターダムが満8歳時の0交配でもありますよ(笑)。併せて、フォーシーズンゴーと同じく母の流産後ですから、母体の活力の後押しも期待したいところです。

フォーシーズンゴーはこの後ひまわり賞(OP)に向かうということ。その活躍、お父さんのファンも楽しみにしているでしょう。ええ、もちろん、私も期待しています。頑張って、フォーシーズンゴー♪

ではでは、今日はこのへんで。

#2008/07/22 00:08追記。2006年産のメガスターダム産駒で血統登録されている残り2頭。カシノスターダム(2006.4.28)エスタジ(2006.4.21)。両頭もPedNetに登録しておきました。

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2008年7月21日 (月)

2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の七-。

第20回かしわ記念(JpnI)。

ボンネビルレコード 牡 鹿毛 2002.3.12生 門別・浜本幸雄氏生産 馬主・塩田清氏 大井・庄子連兵厩舎→美浦・堀井雅弘厩舎

ボンネビルレコード(2002.3.12)の4代血統表

アサティス[A]
鹿毛 1985.3.28
種付け時活性値:0.00
Topsider
鹿毛 1974.3.15
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Drumtop
鹿毛 1966.5.4
Round Table 1954.4.6
Zonah 1958.5.1
Secret Asset
鹿毛 1977.4.21
Graustark
栗毛 1963.4.7
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Numbered Account
鹿毛 1969.4.8
Buckpasser 1963.4.28
Intriguing 1964.2.16
ダイワスタン
黒鹿毛 1989.3.3
仔受胎時活性値:1.00
マルゼンスキー[A]
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:1.50
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
シル
鹿毛 1970.4.22
Buckpasser 1963.4.28
Quill 1956.2.24
ダイワベル
黒鹿毛 1976.4.21
仔受胎時活性値:1.00
テスコボーイ[A●]
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:1.00
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
エリモホープ
鹿毛 1968.4.27
仔受胎時活性値:1.75
ガバドール[A]
青毛 1946.4.19
種付け時活性値:1.25
タイホープ
鹿毛 1961.4.2
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4、Buckpasser4×4、Princequillo5×5、Nasrullah5×5>

ボンネビルレコード(2002.3.12)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
マルゼンスキー
(Princequillo)
5.25 近親タイバブー
(No.4-M ダイナゴン系)
9番仔
(6連産目)

中央移籍後にボンネビルレコードが連対を果たしたのは、地方遠征を行った2007年の帝王賞(JpnI)1着、2008年のダイオライト記念(JpnII)2着、かしわ記念(JpnI)1着、そして帝王賞(JpnI)2着の4回ですが、いずれの鞍上も的場文男騎手です。中央移籍後に他の騎手がまたがった際は武豊騎手で臨んだ2007年のブリリアントS(OP)3着が最高の着順です。この結果からすると「ボンネビルレコードのパートナーは的場文男騎手をおいて他は無し」と思わされてしまいます。ボンネビルレコード、自分を最も勝たせてくれる騎手を、ちゃんと覚えているのでしょう、きっと。

では、以下にボンネビルレコードのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

タイホープ 1961.4.2 中央4勝
|エリモホープ 1968.4.27 不出走
||ダイワベル 1976.4.21 中央2勝 京成杯3歳S(現京王杯2歳S、JpnII)2着
|||ダイワスタン 1989.3.3 不出走
||||ボンネビルレコード 2002.3.12 (本馬) 帝王賞(JpnI) かしわ記念(JpnI)
|タイバブー 1969.4.18 中央7勝 北九州記念(現JpnIII)

ボンネビルレコードの母ダイワスタンの繁殖成績を眺めていたら、2番仔ダイワテューター(1994.4.6)がその父テューター(1985.3.24)の0交配馬、3番仔ダイワスイートピー(1995.4.24)がその父ダイワゲーリック(1986.5.24)の0交配馬だったことにニヤリとしてしまいました(笑)。母は4番仔の出産までは浦河の田中牧場さんで繁殖生活を送っていた様子。そう、クライムカイザー(1973.5.22)トモエリージェント(1988.4.3)の田中牧場さんですね。

ベストパートナーと共にいざ行かん砂上の戦い。ボンネビルレコードと的場文男騎手の活躍、これからも期待しましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月19日 (土)

4頭のGI勝ち馬を輩出した母-其の壱-。

「北半球に居を構えた繁殖牝馬のうち、4頭のGI勝ち馬を輩出したのは4頭だけ」ということで、その4頭の血統を確認してみようという記事です。とは言うものの、実は1頭はすでにご案内しているのですが(^^;)

まま、気を取り直しまして、まずご紹介するのは「名競走馬にして名繁殖牝馬」の鑑であるDahlia(1970.3.25)から。

"キング・ジョージ"(英GI)連覇の様子。何度見てもしびれるレースぶり。1回目の1973年、2回目の1974年共に大楽勝。1回目。直線、馬場中央を抜け出す時の脚の速いこと。あっという間に抜け出して6馬身差の圧勝。しかも、愛オークス(GI)からの連闘でレースレコード勝ちですって(^^;)。2回目。その直線の手応え。必死に追い上げる女王陛下のHighclere(1971)以下に対して「おいで、おいで」甚だしい。鞍上のレスター・ピゴット騎手も左右後方を確認する余裕あり。強っ。また「Dahlia - 1974 Man O' War Stakes」という動画もありますよ。何なんでしょうね、この強さは(笑)

Dahlia 牝 栗毛 1970.3.25生 米国・N.B.ハント氏生産 馬主・N.B.ハント氏→A.E.ポールソン氏 仏国・M.ジルベール厩舎→米国・C.ウィッティンガム厩舎

Dahlia(1970.3.25)の4代血統表

Vaguely Noble[C]
鹿毛 1965.5.15
種付け時活性値:1.00

ヴィエナ
栗毛 1957
Aureole
栗毛 1950
Hyperion 1930.4.18
Angelola 1945
Turkish Blood
鹿毛 1944
Turkhan 1937
Rusk 1935
Noble Lassie
鹿毛 1956
Nearco
黒鹿毛 1935.1.24
Pharos 1920
Nogara 1928
Belle Sauvage
栗毛 1949
Big Game 1939
Tropical Sun 1940
Charming Alibi(USA)
栗毛 1963.3.7
仔受胎時活性値:1.50
Honeys Alibi[C]
黒鹿毛 1952
種付け時活性値:0.50
Alibhai
栗毛 1938
Hyperion 1930.4.18
Teresina 1920 ♀
Honeymoon
鹿毛 1943
Beau Pere 1927
Panoramic 1932
Adorada(ARG)
栗毛 1947
仔受胎時活性値:1.75(1.625)
Hierocles[A]
栗毛 1939
種付け時活性値:1.75
Abjer 1933
Loika 1926
Gilded Wave(USA)
栗毛 1938
仔受胎時活性値:2.00 or 0.00(0.125)
Gallant Fox[A]
鹿毛 1927
種付け時活性値:0.50
Ondulation(USA)
1920
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Hyperion4・5×4、Bahram5×5(父系)>

Dahlia(1970.3.25)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Hierocles 5.50 or 3.50 直仔に重賞勝ち馬6頭
(No.13-C)
初仔

仏愛英米加伊と6カ国を渡り歩いて48戦15勝、↑の"キング・ジョージ"連覇の他、サンタラリ賞(仏GI)、愛オークス、ワシントンDCインターナショナルS(旧米GI)、サンクルー大賞(仏GI)、ベンソン&ヘッジズゴールドカップ(現英インターナショナルS、GI)2回、マンノウォーS(米GI)、カナダインターナショナルチャンピオンシップS(現カナディアンインターナショナルS、加GI)、ハリウッド招待H(現チャールズウィッティンガム記念H、米GI)など4年連続でGI勝利を収め、通算ではGI11勝(注)を挙げた世紀の名牝Dahlia。その能力は繁殖牝馬としても見事に発揮されました。

注):カナダインターナショナルチャンピオンシップSはDahliaが制した1974年当時はGIIで翌1975年からGIに格上げされた模様。もしそうならば、GIは10勝ですね。まま、ここまで来ると、1勝に大差はないような感じですが(苦笑)

Dahliaの血統を中島理論的に見た時に気になったところは、祖母Adoradaが亜国生まれであることです。亜国生まれであれば南半球産で「秋仔」の為に活性値「0.125」の加減を思うところです。しかし、Webで確認をすると、祖母父Hieroclesはずっと北半球で供用されており、曾祖母Gilded WaveはHieroclesの種を宿した状態で亜国に渡り、亜国で出産したのがAdoradaのようです。そして、亜国で生まれたAdoradaは1歳時に米国へ輸出されたということ。これらを踏まえると「北半球年齢になってしまうAdoradaは米国に帰すことが得策」という判断だったのではないかと考えます-結果的にAdoradaは不出走だったようですが-

もし、Adoradaを北半球産と同等と判断するのであれば、Dahliaの料的遺伝値は「5.50 or 3.50」となり、繁殖牝馬としてのクレジットは「5.25 or 3.25」という数値になります。いっぽう、Adoradaを南半球産と同等と判断するのであれば、Dahliaの料的遺伝値は「3.50」となり、繁殖牝馬としてのクレジットは「3.25」という数値になります。

Dahliaの母Charming Alibiが71戦も走った鉄の女であったことから、Dahlia自身も48戦も走った女丈夫であったことから、そして以下に示すDahliaの代表産駒たちが一様に長く走り続けたところから、ここではMaxの料的遺伝値「5.50」とクレジット「5.25」を信じたいと思います。

という訳で、Dahliaの主な産駒を示しておきます。

Dahlia(1970.3.25)の主な産駒
産駒名
(生年月日 性別)
父馬名
(生年月日)
戦績 主な勝ち鞍(あるいは主な入着歴)
※格付けはいずれも競走当時のもの。
備考
ダハール
(1981.5.7 牡)
Lyphard
(1969)
29戦7勝 リュパン賞(仏GI)
サンファンカピストラーノ招待H(米GI)
サンルイレイS(米GI)
センチュリーH(米GI)
サンルイレイSではシンボリルドルフ(1981.3.13)を破る。後に輸入種牡馬として導入されるも、主立った産駒を輩出できず。
リヴリア
(1982.4.20 牡)
Riverman
(1969)
41戦9勝 カールトンF.バークH(米GI)
サンルイレイS(米GI)
ハリウッドターフH(米GI)
輸入種牡馬としてナリタタイシン(1961.6.10)などを輩出。しかしながら初年度産駒がクラシックを走っていた1993年に早世。惜しかった。
Delegant
(1984.5.11 牡)
Grey Dawn
(1962.3.13)
36戦7勝 サンファンカピストラーノ招待H(米GI)  
Dahlia's Dreamer
(1989.2.19 牝)
Theatrical
(1982.3.13)
21戦5勝 フラワーボウル招待H(米GI) GI勝ちを収めた仔のうち唯一の牝馬。
Wajd
(1987.3.17 牝)
Northern Dancer (1961.5.27) 11戦4勝 エヴリ賞(仏GII)
ミネルヴ賞(仏GIII)
英セントレジャー(GI)馬Nedawi(1995.4.9)の母。
Llandaff
(1990.2.27 牡)
Lyphard
(1969)
16戦5勝 ジャージーダービー(米GII) スイスの首位種牡馬に輝き、現在ポーランドの国営牧場で供用。
ディカードレム
(1979.3.28 牡)
What a Pleasure
(1965.4.24)
44戦6勝 サンセットH(米GI)3着 輸入種牡馬としてセンゴクシルバー(1989.4.7)、イイデザオウ(1989.4.23)などを輩出。
ベゴニア
(1983.5.12 牝)
Plugged Nickle
(1977.3.1)
3戦0勝   輸入繁殖牝馬。

よくもまぁ、これだけの仔どもたちが走ったものです。しかし、それでも仔どもたちが4頭で勝ち取ったGIの合計は9つ。母には足りません。恐るべしはDahlia。しかし、この名牝をして8戦して一度も勝てなかったAllez France(1970.5.24)という牝馬はいったい何なのでしょうね(^^;)

という訳で、Dahliaにとって最強のライバルであったAllez Franceの4代血統表も以下に示しておきます。

Allez France 牝 鹿毛 1970.5.24生 米国・ビーバー・ヤコブス・ステーブル生産 馬主・D.ヴィルデンシュタイン氏 仏国・A.クリムシャ厩舎→A.ペンナ厩舎

Allez France(1970.5.24)の4代血統表
Sea-Bird[x]
栗毛 1962.3.8
種付け時活性値:1.75
Dan Cupid
栗毛 1956.2.14
Native Dancer
芦毛 1950.3.27
Polynesian 1942
Geisha 1943
Vixenette
栗毛 1944
Sickle 1924
Lady Reynard 1939
Sicalade
鹿毛 1956
Sicambre
黒鹿毛 1948
Prince Bio 1941
Sif 1936
Marmelade
鹿毛 1949
Maurepas 1937
Couleur 1939
Priceless Gem
黒鹿毛 1963.4.10
仔受胎時活性値:1.50
Hail to Reason[A]
黒鹿毛 1958.4.18
種付け時活性値:1.00
Turn-to
鹿毛 1951
★Royal Charger 1942
Source Sucree 1940
Nothirdchance
鹿毛 1948
Blue Swords 1940
Galla Colors 1943
Searching
鹿毛 1952
仔受胎時活性値:0.50
War Admiral[D]
黒鹿毛 1934.5.2
種付け時活性値:0.25
★Man o'War 1917.3.29
Brushup 1929
Big Hurry
青鹿毛(?) 1936
仔受胎時活性値:1.75
★Black Toney[z]
青鹿毛 1911
種付け時活性値:0.00
La Troienne
鹿毛 1926
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:なし>

Allez France(1970.5.24)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Sea-Bird
(Sicambre)
4.00 母が米GI級2勝馬
(No.1-S)
2番仔?
(2連産目?)

凱旋門賞(仏GI)、仏オークス(GI)、仏1000ギニー(GI)、ヴェルメイユ賞(仏GI)、ガネー賞(仏GI)2回、イスパーン賞(仏GI)、クリテリウム・デ・プーリッシュ(現マルセルブサック賞、仏GI)と仏国のGIを8勝した名牝Allez France。生涯13勝すべてが仏国内によるもので、まさに「Allez France(行け、フランス)」の名に相応しい馬でした。

Allez Franceはアメリカン・ダミー×2、Phalaris(1913)系×1、Matchem(1748)系×1というバラエティに富んだ4代血統構成。高祖母が史上に残る名繁殖牝馬La Troienne。また、母Priceless Gemは2歳時に同じLa Troienne系のBuckpasser(1963.4.28)を破ったこともある活躍馬です。

一部重複するところもありますが、Allez FranceとDahliaの各々が制した大レースの勇姿を。しかし、Allez Franceが勝った凱旋門賞で2着だったComtesse de Loir(1971)の鞍上であるJ.C.ドサン騎手のうなる右腕、風車ムチはスゴイですね。余談となりますが、ドサン騎手はノーザンテースト(1971.3.15)が制した唯一のGIレース、フォレ賞(仏GI)の鞍上でした。Comtesse de LoirとノーザンテーストはJ.カニングトン厩舎の同い年のステーブルメイトだったようです。

Dahliaの名前の由来になったであろうキク科の植物ダリア。その花言葉は「華麗」「優雅」「威厳」「感謝」「移り気」「不安定」とのこと。

移ろいやすいのは女性の心の性なのか、その競走成績はちょっと不安定なところもあったDahlia。それでも、勝つ時はいつでも華麗で優雅でなお威厳のあるレースぶり。

Dahlia、その花言葉のままに生きたような、20世紀を代表する名花でした。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月18日 (金)

2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の六-。

第137回天皇賞・春(GI)。

アドマイヤジュピタ 牡 栗毛 2003.3.1生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・近藤利一氏 栗東・友道康夫厩舎

アドマイヤジュピタ(2003.3.1)の4代血統表
フレンチデピュティ[A]
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.50
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent
栗毛 1967.4.29
Northern Dancer 1961.5.27
Victoria Regina 1958.5.18
Mint Copy
黒鹿毛 1970.2.24
★Bunty's Flight 1953.4.26
Shakney 1964
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace
鹿毛 1969.1.24
Speak John 1958.2.7
Blue Moon 1948
Laredo Lass
黒鹿毛(?) 1971.3.19
★Bold Ruler 1954.4.6
Fortunate Isle 1959.4.24
ジェイズジュエリー
黒鹿毛 1995.4.13
仔受胎時活性値:1.75
リアルシャダイ[A]
黒鹿毛 1979.5.27
種付け時活性値:1.75
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Desert Vixen
黒鹿毛 1970.4.19
In Reality 1964.3.1
Desert Trial 1963.5.14
アサーション
鹿毛 1987.5.7
仔受胎時活性値:1.75
Assert[A]
鹿毛 1979.4.17
種付け時活性値:1.75+α
Be My Guest 1974.4.12
Irish Bird 1970
Yes Please
栗毛 1976.4.27
仔受胎時活性値:0.50
Mount Hagen[A]
栗毛 1971.5.4
種付け時活性値:1.00
Thankfull
栗毛 1960
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>

アドマイヤジュピタ(2003.3.1)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Assert
(Sea-Bird)
5.75 いとこアドマイヤメイン
(No.13-A)
3番仔
(不受胎後)

「春のフレンチデピュティ祭り」の第2弾は淀芝3200mの古馬頂上決戦。アドマイヤジュピタ、発馬の出遅れもなんのその、道中メイショウサムソン(2003.3.7)をマークする形でレースを進め、直線、上がり3ハロン34秒7の鋭脚でアタマ差しのいで「GI初挑戦初勝利」を遂げました。

以前に「天皇賞・春(GI)の勝ち馬、アークへ。」というエントリで示した内容を改めて示しておきます。

  1. 祖母父Assertを最優性先祖と判断。母父リアルシャダイと祖母父Assertが同じ活性値1.75であるものの、各々の父仔の生年月日から推定
  2. 潜在的な体力を示す料的遺伝値は5.75と強大な数値。ボトムラインにおける4回の世代交代のうち3回が活性値1.75で行われている
  3. アドマイヤジュピタは母ジェイズジュエリーが不受胎後の仔。言わずもがなの「空胎後に名馬あり」

では、以下にアドマイヤジュピタのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Thankfull 1960 英0勝
|Truly Thankful 1970.4.17 英仏5勝 クイーンメアリーS(現英GII、当時英GIII)含む重賞2勝
||Toast of the Town 1979.4.23 英愛1勝 アサシS(愛GIII)3着
||Take a Step 1980.4.26 英仏1勝 グロット賞(仏GIII)2着
|Yes Please 1976.4.27 英米2勝
||アサーション 1987.5.7 愛英1勝 愛オークス(GI)3着
|||プロモーション 1994.3.30 中央3勝 クイーンS(現JpnIII)
||||アドマイヤメイン 2003.3.13 現役 青葉賞(現JpnII) 毎日杯(現JpnIII)
|||ジェイズジュエリー 1995.4.13 中央2勝
||||アドマイヤジュピタ 2003.3.1 (本馬) 天皇賞・春(GI) 阪神大賞典(GII) アルゼンチン共和国杯(JpnII)

伯母プロモーション、いとこアドマイヤメインと近いところに日本の重賞勝ち馬がいますね。

秋にはメイショウサムソンと共に凱旋門賞に向かうということ。日本の天皇賞馬2騎がどれくらい頑張ってくれるか、今から楽しみですね。期待しましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月17日 (木)

第139回独ダービー(GI)。

本日2本目はアップのタイミングを逸していた独ダービーについてです。

アンドレアシュ・シュタルケ騎手の巧みな逃げによって後続15頭を蹴散らしました、Kamsin(2005.4.7)。シュタルケ騎手は父Samum(1997.3.21)でも独ダービーを制しており、父仔2代を独ダービー勝ち馬に導きました。シュタルケ騎手は通算では独ダービー5勝目ということです。なお、2着馬Ostland(2005.5.24)-同馬の父はランド(1990.1.23)もKamsinと同じくペーター・シールゲン厩舎の所属馬で、同厩馬によるワンツーフィニッシュを決めました。シールゲン調教師は通算では独ダービー3勝目とのことです。

Kamsin 牡 黒鹿毛 2005.4.7生 独国・カールスホフ牧場生産 馬主・ブランケネーゼ・ステーブル 独国・P.シールゲン厩舎

Kamsin(2005.4.7)の4代血統表
Samum[F]
栗毛 1997.3.21
種付け時活性値:1.75
Monsun
黒鹿毛 1990
Konigsstuhl
黒鹿毛 1976
Dschingis Khan 1961
Konigskronung 1965
Mosella
鹿毛 1985.3.25
Surumu 1974.2.26
Monasia 1979
Sacarina
栗毛 1992.4.20
オールドヴィック
鹿毛 1986.4.27
Sadler's Wells 1981.4.11
Cockade 1973.2.20
Brave Lass
栗毛 1974.3.11
Ridan 1959.2.21
Bravour 1963
Kapitol
黒鹿毛 1997.5.4
仔受胎時活性値:1.75
Winged Love[A●]
鹿毛 1992.4.15
種付け時活性値:1.00
In the Wings
鹿毛 1986.1.17
Sadler's Wells 1981.4.11
ハイホーク 1980.3.17
ジェドゥーザムール
黒鹿毛 1986.4.4
Top Ville 1976.4.5
Pollenka 1973.5.24
Karlshorst
鹿毛 1988.3.30
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Surumu[C]
栗毛 1974.2.26
種付け時活性値:1.25
★Literat 1965
Surama 1970.3.6
Kaisertreue
鹿毛 1979.3.13
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Luciano[C]
鹿毛 1964
種付け時活性値:1.50
Kaiserzeit
青鹿毛(?) 1974.5.28
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Surumu4×3、Sadler's Wells4×4、Cocade(♀)=High Top(♂)4×5、Birkhahn5×5、Reliance5×5(母系)>

Kamsin(2005.4.7)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Samum 6.75 or 4.75 or 2.75 母が独GIII勝ち馬
(No.5-H)
3番仔?
(前年産駒なし後?)

パッと見で中島理論的にも仕掛け満載という感じ。独国産馬の血統はおいそれと語ることができませんけれど、父母父オールドヴィックと母父Winged Loveの組み合わせで、Sadler's WellsのクロスとCockade(♀)=High Top(1969、♂)の全兄妹クロスが出来ていたり、父母Sacarinaの時点でRidan(♂)=Thong(1964.4.23、♀)の全兄妹クロスがバッチリなされているあたり、サスガの配合であることが見て取れます。

Kamsinの牝系は独国で継承されている5号族。頭文字が「K」で始まるボトムラインですね。母Kapitolは独3勝でランデス・ノルトライン・ヴェストファーレン賞(GIII)の勝ち馬です。また、高祖母Kaiserzeitは独5勝でシュトゥーテン賞(GIII)2着があり、その直仔Kaiserstadt(1982.1.24)は独3勝でルードヴィッヒ・ゲーベルス・エリンネルンクスレンネン(GIII)を勝ち、独オークス(当時GII)2着があります。同じくKaiserzeitの仔Kent(1984.5.18)は独7勝でドルトムンダー・ヴィルトシャフト大賞(GIII)2着、デュッセルドルフ大賞(GII)3着があります。より詳しくはBBAGのサイトにおける、2006年のセール記録を確認してみてください(^^;)

ではでは、今日はこのへんで。

<Web Resource>

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またモンジュー産駒。

モンマルトルが凱旋門賞有力馬に浮上(netkeiba.com)

第145回パリ大賞(仏GI)。

開催時期が7月となり距離が2400mとなって以後、実質的に「仏国最強3歳馬決定戦」の様相を呈しているパリ大賞。2008年のレースは、終始先行4番手からレースを進めた芦毛馬が、直線、余裕しゃくしゃくで抜け出して来ました。これは只者ではない瞬発力。アガ・カーン殿下所有のMontmartre、2着Prospect Wells(2005.5.2)に4馬身差の快勝でした。このパリ大賞の勝利をもってして、Montmartreは同じロンシャン芝2400mで行われる凱旋門賞(仏GI)の有力候補に名乗りを上げました。

Montmartre 牡 芦毛 2005.3.18生 仏国・ラガルデール生産 馬主・アガ・カーン殿下 仏国・A.ロワイユ=デュプレ厩舎

Montmartre(2005.3.18)の4代血統表

モンジュー[A●]
鹿毛 1996.4.4
種付け時活性値:0.00
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Floripedes
鹿毛 1985.5.11
★Top Ville
鹿毛 1976.4.5
High Top 1969
Sega Ville 1968.5.1
Toute Cy
鹿毛 1979.5.4
★Tennyson 1970.3.22
Adele Toumignon 1971.4.16
Artistique
芦毛 1996.3.9
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

Linamix[A]
芦毛 1987.2.5
種付け時活性値:0.00
メンデス
芦毛 1981.4.2
ベリファ 1976.2.28
Miss Carina 1975.3.3
Lunadix
芦毛 1972.2.29
Breton 1967
Lutine 1966
Armarama
栗毛 1989.4.9
仔受胎時活性値:1.50
Persian Bold[A]
黒鹿毛 1975
種付け時活性値:1.25
Bold Lad 1964
Relkarunner 1968
Rossitor
栗毛 1970
仔受胎時活性値:0.50
Pall Mall[A]
栗毛 1955
種付け時活性値:1.50
Sonia
栗毛 1965
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Relko5×5(母方)>

Montmartre(2005.3.18)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Pall Mall
(Una)
5.00 or 3.00 母が仏GIII勝ち馬
(No.2-I)
4番仔?
(3連産目?)

中島理論的には……、愛ダービー(GI)のFrozen Fire(2005.2.19)に続いて、再びその父モンジューが満8歳時の0交配馬です。モンジュー産駒、クラシック終盤に差し掛かって一気にブレークした感じですね。そして、↑の血統表から明らかなように、母父Linamixも満8歳時の0交配を与えています。字面上Phalaris(1913)系4本掛けの配合であるMontmartreはクロスが折り重なり、8代に残る残牡先祖数は「1/128」と推定します。むぅ、恐ろしいなぁ、欧州の馬産は……。

なお、父モンジューは字面で現れる先祖で見ても「9/64」と7代残牡先祖が少ない種牡馬です。素養の高い産駒が多く現れるのは、自身の母父Top Ville、祖母父Tennysonが各々0交配を与えていることにより、近い代で先祖が消却されるから、ということも言えるでしょう。

さて、Montmartreの牝系は英愛で継承されている2号族。以下に簡単な近親牝系図を示しておきます。

Rossitor 1970 海外2勝
|Kalaglow 1978.2.19 英仏10勝 "キング・ジョージ"(英GI) エクリプスS(英GI)含む重賞5勝
|Gatchina 1984.3.19 海外2勝
||Zemlya 1990.3.27 不出走
|||Solo No Mas 1997.10.31 伯7勝 リオ・デ・ジャネイロ市役所大賞?(GIII)
|||Allegoric 1998.10.12 伯5勝 マルガリダ・ポラク・ララ大賞(GI)3着
|||Dono Da Bola 2001.10.31 伯4勝 ホセ・ケルキノー・アサンプサン大統領杯(GIII)2着
|Armarama 1989.4.9 海外1勝 リブスデールS(英GII) 伊オークス(当時GI)2着
||Armilina 1995.3.21 海外2勝 グラッドネスS(愛GIII)3着
||Artistique 1996.3.9 仏2勝 ベルトゥー賞(仏GIII)
|||Artistica 2004.3.12 仏2勝 ロワイヨモン賞(GIII)3着
|||Montmartre 2005.3.18 (本馬) パリ大賞(仏GI) リス賞(仏GIII)

大伯父に"キング・ジョージ"の勝ち馬Kalaglowがいますね。なお、ブラジルで活躍している近親馬たちについてはあまり触れないでください(苦笑)

凱旋門賞に挑む日本馬2騎にとっては強力なライバルであるMontmartre。中島理論使いにとっては気になる血統馬ですね。

ではでは、今日の1回目の投稿はこのへんで。

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2008年7月16日 (水)

2008年の重賞勝ち馬の血統について-其の弐-。

第44回七夕賞(GIII)。

ミヤビランベリ 牡 栗毛 2003.3.28生 静内・原武久氏生産 馬主・村上義勝氏 栗東・加藤敬二厩舎

ミヤビランベリ(2003.3.28)の4代血統表
オペラハウス[A●]
鹿毛 1988.2.24
種付け時活性値:1.50
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Colorspin
鹿毛 1983.3.16
High Top
黒鹿毛 1969
Derring-Do 1961
Camenae 1961
Reprocolor
栗毛 1976.5.14
Jimmy Reppin 1965
Blue Queen 1967
アステオン
鹿毛 1996.3.11
仔受胎時活性値:1.50
(母が不受胎後の9番仔)
[中央1勝]

ホリスキー[A]
黒鹿毛 1979.4.13
種付け時活性値:0.00
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
Nijinsky 1967.2.21
シル 1970.4.22
オキノバンダ
鹿毛 1970.4.10
オンリーフォアライフ 1960
メジロビーナス 1963.3.27
ピアレスレデイ
鹿毛 1979.3.8
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
[中央4勝。OP特別1勝]
テスコボーイ[A●]
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:1.75
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
イーストサイド
鹿毛 1969.6.6
仔受胎時活性値:0.25
[中央6勝。モガミチャンピオンの母]
パーソロン[E]
鹿毛 1960
種付け時活性値:0.00
ミスハクリュウ
鹿毛 1961.4.20
仔受胎時活性値:1.75
[中央1勝]

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×5>

ミヤビランベリ(2003.3.28)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
テスコボーイ
(アステオン)
5.50 or 3.50 伯父ニホンピロラック
(No.12 ビューチフルドリーマー系)
2番仔
(2連産目)

人気は隣の弟が騎乗していた馬が背負っていましたけれど、レースでは兄が逃げて主導を握り、そのまま押し切りました。ミヤビランベリ、単勝7番人気もなんのその、吉田豊騎手の好騎乗にも助けられて、重賞初制覇となりました。管理される加藤敬二調教師はミスズシャルダン(1995.3.11)による2001年の小倉大賞典(現JpnIII)以来7年ぶりの重賞制覇とのことでした。

では、以下にミヤビランベリのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

イーストサイド 1969.6.6 中央6勝
|ピアレスレデイ 1979.3.8 中央4勝 ターコイズS(OP)
||ニホンピロラック 1988.3.22 中央9勝(平地6勝+障害3勝) 東京障害特別・秋(現東京オータムジャンプ、J・GIII)ほか平地OP特別3勝
||ヒロイン 1991.3.26 中央0勝
|||ハルウララ 1996.2.27 地方0勝
||アステオン 1996.3.11 中央1勝
|||ミヤビランベリ 2003.3.28 (本馬) 七夕賞(GIII)
|モガミチャンピオン 1985.3.17 中央6勝 カブトヤマ記念(旧GIII)ほかGIII2着2回3着2回
|アドマイヤゲイル 1992.5.31 中央4勝 NZT4歳S(現NZT、JpnII)3着

小岩井の12号族ビューチフルドリーマー(1903)系。近親馬の戦績を辿った時、ニホンピロラックが東京障害特別・秋を制していることをちゃんと覚えていた自分に驚きました(笑)。かつての「月刊優駿」誌上における重賞勝ち馬紹介のページがなぜか印象に残っていたんですね。

また、ちょっと毛色の違う馬が近親にいますね。従姉ハルウララ。連敗云々が取り沙汰されますけれど、母ヒロインはニホンピロラックの全妹-しかも中島理論的にはその父ラッキーソブリン(1974.1.28)が満16歳時の0交配-という隠れた良血です。

#余談となりますが、世間の耳目を集める馬というのは、案外、血統がしっかりした馬が多いような気がします。かつて首都高速を爆走したスーパーオトメ(1993.5.21)も、実はフェブラリーS(当時GII)を制したチアズアトム(1989.5.20)の半妹だったりしますので。また、スーパーオトメは父ヒダショウウン(1979.4.2)というところがかなり泣かせます。

第13回プロキオンS(GIII)。

ヴァンクルタテヤマ 牡 栗毛 2002.5.15生 静内・藤沢牧場生産 馬主・辻幸雄氏 栗東・安田伊佐夫厩舎

ヴァンクルタテヤマ(2002.5.15)の4代血統表

フォーティナイナー[x]
栗毛 1985.5.11
種付け時活性値:0.00
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Gold Digger
鹿毛 1962.5.28
Nashua 1952.4.14
Sequence 1946
File
栗毛 1976.4.30
Tom Rolfe
鹿毛 1962.4.14
Ribot 1952.2.27
Pocahontas 1952
Continue
黒鹿毛 1958.2.23
Double Jay 1944
Courtesy 1952
フラワータテヤマ
鹿毛 1994.3.17
仔受胎時活性値:1.75
(母が3連産目の5番仔)

[中央地方6勝。OP特別1勝]

ブライアンズタイム[A]
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:0.00
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Kelley's Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark 1963.4.7
Golden Trail 1958.3.5
ワンボールドビッド
鹿毛 1985.5.4
仔受胎時活性値:2.00
(母が双子流産後の4番仔)
[不出走。ギャロップダイナの全妹]
ノーザンテースト[A]
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.25
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
アスコットラップ
鹿毛 1976.6.10
仔受胎時活性値:2.00
[不出走。ギャロップダイナの母]
★エルセンタウロ[A]
黒鹿毛 1959.9.1
種付け時活性値:0.00
ディープディーン
鹿毛 1970.5.22
仔受胎時活性値:1.25
[不出走]

<5代血統表内のクロス:Nashua4×5、Ribot4×5、Nasrullah5×5(父方)>

ヴァンクルタテヤマ(2002.5.15)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ノーザンテースト
(Lady Angela)
7.00 曾祖母の初仔がギャロップダイナ
(No.3-N)
初仔

砂上の戦いは「前に出る」という明確な意識を持った人馬に勝利の女神が振り向きました。7番人気を振り切って、ヴァンクルタテヤマ。鞍下もそうですが、鞍上の赤木高太郎騎手も中央移籍後、重賞初制覇となりました。おめでとうございます。とあるスポーツ新聞は「ヴァンクルわせ」なんていうダジャレを使っていましたけれど「ヴァンクル(vaincre)」とは仏語で「打ち破る」という意味だそうです。

しかし、改めて血統を確認すると良い意味でがく然としますね。4代で0交配3回、母の初仔……。まま、詳しくは↑の血統表や総括がすべてです(笑)

という訳で、以下にヴァンクルタテヤマのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

アスコットラップ 1976.6.10 不出走
|ギャロップダイナ 1980.4.25 日仏10勝 天皇賞・秋(GI) 安田記念(GI) 東京新聞杯(GIII)
|ダイナチャイナ 1983.5.19 中央7勝
||アグネスカミカゼ 1993.2.26 中央5勝 目黒記念(GII)
|ワンボールドビッド 1985.5.4 不出走
||フラワータテヤマ 1994.3.17 中央6勝 栗東S(OP) スパーキングレディーC(現JpnIII)3着
|||ヴァンクルタテヤマ 2002.5.15 (本馬) プロキオンS(GIII)
|エイシンオーシャン 1990.3.25 中央4勝 シクラメンS(OP)

「あっと驚くギャロップダイナ」が大伯父にいますね。ギャロップダイナの印象が強すぎるのか、社台さんの一発駆け血統というと、このアスコットラップの子孫を思ってしまいます。また、ギャロップダイナの全弟エイシンオーシャンは角田晃一騎手のJRA通算200勝のお相手です。素質馬、密かに応援していました。

という訳で、東西で7番人気馬が重賞制覇を果たした-七夕(^^;)-、7月第2週に行われた古馬重賞の結果でした。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の五-。

という訳で、表題の件について、簡単に確認しておきたいと思います。

第68回皐月賞(JpnI)。

キャプテントゥーレ 牡 芦毛 2005.4.5生 千歳・社台ファーム生産 馬主・(有)社台RH 栗東・森秀行厩舎

キャプテントゥーレ(2005.4.5)の4代血統表
アグネスタキオン[A]
栗毛 1998.4.13
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アグネスフローラ
鹿毛 1987.6.18
ロイヤルスキー
栗毛 1974.5.24
Raja Baba 1968.4.5
Coz o'Nijinsky 1969.4.27
アグネスレディー
鹿毛 1976.3.25
リマンド 1965.2.16
イコマエイカン 1967.5.18
エアトゥーレ
芦毛 1997.3.10
仔受胎時活性値:1.75
トニービン[A]
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.25
カンパラ
鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970.4.30
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
スキーパラダイス
芦毛 1990.5.12
仔受胎時活性値:1.50
Lyphard[A]
鹿毛 1969
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Ski Goggle
芦毛 1980.5.25
仔受胎時活性値:0.25
ロイヤルスキー[A]
栗毛 1974.5.24
種付け時活性値:1.25
Mississippi Siren
芦毛 1973.4.10
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:ロイヤルスキー3×4>

キャプテントゥーレ(2005.4.5)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
アグネスタキオン 5.00 母がGII勝ち馬&祖母が仏GI馬
(No.3-L)
2番仔
(2連産目)

4角手前ですでに勝負あり。川田将雅騎手に操られた良血馬がここ一番で見事な勝負強さを見せました。父アグネスタキオンとの父仔制覇が達成された瞬間でもありました。お見事でした。

という訳で、キャプテントゥーレのごく簡単な近親牝系図を以下に示します。

Ski Goggle 1980.5.25 米5勝 エイコーンS(GI) レイルバードS(GIII)
|Ski Champ 1986.5.29 亜米5勝 5月25日大賞典(亜GI) アメリカ賞(亜GII)
|Ski Chief 1988.2.1 仏2勝 プティクヴェール賞(GIII)
|スキーパラダイス 1990.5.12 仏米英日6勝 ムーラン・ド・ロンシャン賞(仏GI) 京王杯SC(GII)含む重賞4勝
||エアトゥーレ 1997.3.10 日仏英星6勝 阪神牝馬S(GII) モーリストゲスト賞(仏GI)2着
|||キャプテントゥーレ 2005.4.5 (本馬) 皐月賞(JpnI) デイリー杯2歳S(JpnII)
||アスピリンスノー 2002.5.10 中央2勝+地方1勝 フローラS(現JpnII)3着
|スキーキャプテン 1992.4.24 日米3勝 きさらぎ賞(現JpnIII) 朝日杯3歳S(現朝日杯FS、JpnI)2着
|バーボンカントリー 1994.5.17 中央3勝 すみれS(OP)

やはり祖母スキーパラダイスが制した1994年の京王杯SCは驚がくでしたね。あの持ったままで内ラチ沿いを抜け出して来た姿を今でも思い出しますわ(苦笑)。あとは大叔父スキーキャプテンのきさらぎ賞。私の競馬歴の中において、重賞で単勝1.0倍に押されたのは彼が初めてではなかったかと思います。

ではでは、今日の1回目の投稿はこのへんで。

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2008年7月15日 (火)

カラ競馬場がこの種牡馬兄弟に合うのでしょうか。いえ、牝系にも合っていました。

愛オークス、未勝利馬ムーンストーンが制す(netkeiba.com)

第114回愛オークス(GI)。

直線の激しい攻防をわずかに「短頭」だけ制したのはスーザン・マグナーさんの濃紺の勝負服、鹿毛の流星鮮やかにMoonstone。サスガに英オークス2着馬、これが未勝利馬の見せる末脚でしょうか。A.P.オブライエン調教師は愛オークス3連覇、鞍上のJ.ムルタ騎手は2連覇-通算4勝目-、そして2着のIce Queen(2005.1.29)もオブライエン厩舎の所属馬でした。

Moonstone 牝 鹿毛 2005.3.3生 英国・ブリットンハウス・スタッド生産 馬主・J.マグナー夫人 愛国・A.P.オブライエン厩舎

Moonstone(2005.3.3)の4代血統表
Dalakhani[A]
芦毛 2000.2.16
種付け時活性値:1.00
Darshaan
鹿毛 1981.4.18
Shirley Heights
鹿毛 1975
Mill Reef 1968.2.23
Hardiemma 1969
Delsy
黒鹿毛 1972.3.20
Abdos 1959.5.18
Kelty 1965.2.28
Daltawa
芦毛 1989.4.23
Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr.Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1970.5.28
Damana
芦毛 1981.4.2
クリスタルパレス 1974.3.25
Denia 1973.4.19
Solo de Lune
鹿毛 1990.1.23
仔受胎時活性値:1.50
Law Society[B]
黒鹿毛 1982.2.16
種付け時活性値:1.75
Alleged
鹿毛 1974.5.4
Hoist the Flag 1968.3.31
Princess Pout 1966.3.29
Bold Bikini
鹿毛 1969.4.11
Boldnesian 1963.4.14
Ran-Tan 1960
Truly Special
鹿毛 1985.3.22
仔受胎時活性値:1.00
Caerleon[A]
鹿毛 1980.3.27
種付け時活性値:1.00
Nijinsky 1967.2.21
Foreseer 1969.4.12
Arctique Royale
鹿毛 1978.4.22
仔受胎時活性値:1.50
Royal and Regal[C]
黒鹿毛 1970.3.28
種付け時活性値:1.75+α
Arctic Melody
鹿毛 1962
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:なし>

Moonstone(2005.3.3)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Royal and Regal
(Arctique Royale)
5.75 半姉Cerulean Sky
(No.23)
10番仔?

5代アウトクロスでEclipse(1764.4.1)分枝系のSt.Simon(1881)系、Hampton(1872)系を上手く組み込んだサスガの配合。中島理論的には最優性先祖をネオ異系扱いの曾祖母父Royal and Regalにしているところもナイスですね。

Moostoneの父Dalakhaniと言えば、その半兄はDaylami(1994.2.20)です。アガ・カーン殿下がオーナーブリードされた芦毛の駿馬兄弟、共にカルティエ賞年度代表馬に選出されるという素晴らしさ。そして、共に種牡馬としても初年度産駒からGI勝ち馬を送り込むところも同じですが、よく見れば、兄Daylamiの産駒として初GIとなったのはGrey Swallow(2001.2.19)の愛ダービー(GI)、弟Dalakhaniの産駒として初GIとなったは今回のMoonstoneの愛オークスです。カラ競馬場がこの種牡馬兄弟の仔に合うのでしょうか。

#とは言うものの、Dalakhaniにとっては生涯唯一の敗戦を喫したのがカラ競馬場で行われた愛ダービーでした(苦笑)。Daylamiはカラ競馬場ではタタソールズゴールドカップ(現愛GI)を1着、2着という結果でした。なお、Daylamiの仔Grey Swallowもタタソールズゴールドカップを制しています。父仔制覇。

また、先日のCima de Triomphe(2005.4.4)の記事でも触れましたけれど、血統因子としてクリスタルパレスが近年のクラシック勝ち馬にちょこちょこっと現れるところがなかなか素敵です。Daylami、Dalakhani、Cima de Triompheの芦毛は、いずれもクリスタルパレスの芦毛に起因しています。合わせて、生年月日を厳密に確認すると、中島理論的にはいずれの最優性先祖もクリスタルパレスです。なんだ言いながらやるなぁ、第137代仏ダービー(GI)馬。

さて、Moonstoneの牝系は英愛で継承されている23号族。以下に簡単な近親牝系図を示しておきます。

Arctique Royale 1978.4.22 愛英3勝 愛1000ギニー(GI)
|Truly Special 1985.3.22 仏2勝 ロワイヨモン賞(GIII)
||Solo de Lune 1990.1.23 仏独1勝
|||Cerulean Sky 1996.2.18 仏英北米3勝 サンタラリ賞(仏GI) E.P.テイラーS(加GI)2着
||||Honolulu 2004.3.11 現役 英セントレジャー(GI)3着
|||L'Ancresse 2000.1.13 愛米英2勝 愛オークス(GI)2着 BCフィリー&メアターフ(GI)2着
|||Moonstone 2005.3.3 (本馬) 愛オークス 英オークス(GI)2着
||Truly a Dream 1991.3.8 北米仏3勝 E.P.テイラーS(当時加GII) ロワイヨモン賞
|||Catcher in the Rye 2000.2.26 仏愛1勝 仏2000ギニー(GI)2着
||Wareed 1998.4.5 仏英4勝 ユベールドショードネイ賞(仏GII) ヴィコンテッスヴィジェ賞(仏GII)
|Modhish 1989.3.24 仏米伊独3勝 ドーヴィル大賞(仏GII) ジャンショードネイ賞(仏GII)
|Russian Snow 1992.4.4 仏愛英UAE4勝 ロワイヤリュー賞(仏GII) 愛オークス2着

よく見れば半姉は愛オークス2着、大叔母も愛オークス2着と、同コース同距離で好走しています。そして、曾祖母が同コースのギニー勝ち馬でした。カラ競馬場の牝馬クラシックに縁がある牝系なのかも知れませんね。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の四-。

第68回桜花賞(JpnI)。

レジネッタ 牝 鹿毛 2005.5.11生 追分・追分ファーム生産 馬主・(有)社台RH 栗東・浅見秀一厩舎

レジネッタ(2005.5.11)の4代血統表
フレンチデピュティ[A]
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:1.00
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent
栗毛 1967.4.29
Northern Dancer 1961.5.27
Victoria Regina 1958.5.18
Mint Copy
黒鹿毛 1970.2.24
★Bunty's Flight 1953.4.26
Shakney 1964
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace
鹿毛 1969.1.24
Speak John 1958.2.7
Blue Moon 1948
Laredo Lass
黒鹿毛(?) 1971.3.19
★Bold Ruler 1954.4.6
Fortunate Isle 1959.4.24
アスペンリーフ
鹿毛 1997.5.10
仔受胎時活性値:1.75
サンデーサイレンス[A]
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.50
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
マクダヴィア
栗毛 1992.4.20
仔受胎時活性値:1.00
ブラッシングジョン[A●]
栗毛 1985.3.9
種付け時活性値:1.50
Blushing Groom 1974.4.8
La Griffe 1974.4.6
Northern Aspen
鹿毛 1982.2.26
仔受胎時活性値:0.25
Northern Dancer[A]
鹿毛 1961.5.27
種付け時活性値:1.00
Fall Aspen
栗毛 1976.3.9
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4、Prince John5×5>

レジネッタ(2005.5.11)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ブラッシングジョン
(マクダヴィア)
4.25 曾祖母Northern Aspen
(No.4-M)
4番仔
(4連産目)

「春のフレンチデピュティ祭り」はこの馬から始まりました、若き女王レジネッタ。出走馬18頭中最も生まれの遅い5月11日生まれの彼女には伸び代があったのでしょう。単勝12番人気もなんのその、鋭い末脚を持ってして、鞍上の小牧太騎手にジーワン初制覇をもたらせました。

という訳で、レジネッタのごく簡単……、でもない(笑)、近親牝系図を以下に示しておきます。

Fall Aspen 1976.3.9 米8勝 メイトロンS(GI) アスタリタS(現GII、当時GIII)
|Northern Aspen 1982.2.26 英仏米5勝 ゲイムリーH(米GI) アスタルテ賞(現仏GI、当時仏GII)
||マクダヴィア 1992.4.20 不出走
|||アスペンリーフ 1997.5.10 中央1勝
||||アエローザ 2003.5.18 中央3勝-レジネッタの全兄-
||||レジネッタ 2005.5.11 (本馬) 桜花賞(JpnI) オークス(JpnI)3着
|Elle Seule 1983.2.24 仏米3勝 アスタルテ賞
||Only Seule 1988.3.28 海外1勝
|||Occupandiste 1993.1.30 仏6勝 フォレ賞(GI) モーリストゲスト賞(GI)
||Mehthaaf 1991.2.3 愛英仏4勝 愛1000ギニー(GI)含む重賞3勝
|||Najah 1998.2.18 伊英愛2勝 リディアテシオ賞(現伊GI、当時伊GII)
||Elnadim 1994.4.24 米英5勝 ジュライC(英GI) ダイアデムS(英GII)
||Khulood 2000.5.19 英3勝 ネルグウィンS(英GIII)
|Mazzacano 1985.2.7 英3勝 グッドウッドC(GIII) ゴールドC(GI)2着     
|Colorado Dancer 1986.2.13 仏米3勝 ポモーヌ賞(仏GII) ミネルヴ賞(仏GIII)
||Dubai Millennium 1996.3.20 英仏UAE9勝 ドバイWC(UAEGI)含む重賞5勝(うちGI4勝)
||ダージー 2001.5.6 英0勝 輸入種牡馬-Dubai Millenniumの全弟-
|Dance of Leaves 1987.3.8 不出走
||Charnwood Forest 1992.3.17 英4勝 クイーンアンS(現GI、当時GII) チャレンジS(GII)
||Medaaly 1994.3.25 英3勝 レーシングポストトロフィー(英GI)
||Desired 1995.5.23 不出走
|||Desideratum 2002.3.8 仏4勝 リス賞(GIII)
|Sheroog 1988.2.28 海外1勝
||Kabool 1995.3.5 仏英UAE香5勝 ロンポワン賞(仏GII)含む重賞3勝
|Hamas 1989.4.28 英5勝 ジュライC デュークオブヨークS(GIII)
|Foot Wood 1990.5.5 仏独3勝 パリ大賞(仏GI) ノアイユ賞(仏GII)
|ティンバーカントリー 1992.4.14 米5勝 プリークネスS(GI) BCジュベナイル(GI) シャンペンS(GI)含む重賞4勝
|Prince of Thieves 1993.4.17 米2勝 ケンタッキーダービー(GI)3着
|Bianconi 1995.4.19 英3勝 ダイアデムS

ずらり並んだ近親活躍馬たち。恐るべしはFall Aspenの子孫たち。当代屈指の活力がある名牝系と言っても差し支えないでしょう。なお、Fall Aspenは1994年の米国最優秀繁殖牝馬にも選ばれています。

レジネッタはちょいと早めに始動して8月のクイーンS(JpnIII)に出走予定ということ。ここには桜花賞とオークス共に2着のエフティマイア(2005.2.14)も参戦予定とのことで、古馬を交えてのひと足早い前哨戦となりそうです。夏の女の戦いも楽しみにしましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月13日 (日)

BCターフ(米GI)馬、BCクラシック(米GI)馬を抑える。

カーリン、初の芝レースは2着(netkeiba.com)

Red Rocks 牡 黒鹿毛 2003.4.8生 愛国・バリーリンチ・スタッド生産 馬主・J.P.レダム氏 英国・B.ミーハン厩舎

Red Rocks(2003.4.8)の4代血統表
Galileo[A●]
鹿毛 1998.3.30
種付け時活性値:1.00

Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4 ♀
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
アーバンシー
栗毛 1989.2.18
Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr.Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Allegretta
栗毛 1978.3.10
Lombard 1967
Anatevka 1969
Pharmacist
鹿毛 1996.2.22
仔受胎時活性値:1.50

Machiavellian[x]
黒鹿毛 1987.1.31
種付け時活性値:0.00
Mr.Prospector
鹿毛 1970
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Coup de Folie
鹿毛 1982.4.2
Halo 1969.2.7
Raise the Standard 1978.3.31
Pharaoh's Delight
鹿毛 1987.4.2
仔受胎時活性値:2.00
Fairy King[A●]
鹿毛 1982.3.4
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4 ♀
Ridge the Times
栗毛 1981.4.14
仔受胎時活性値:1.25
Riva Ridge[A]
鹿毛 1969.4.13
種付け時活性値:0.75
Oath of Allegiance
栗毛 1975.5.27
仔受胎時活性値:1.25 

<5代血統表内のクロス:Sadler's Wells=Fairy King2×3、Mr.Prospector4×3、Natalma4×5・5、Native Dancer5×5、Hail to Reason5×5>

Red Rocks(2003.4.8)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Galileo(?) 6.00 祖母が愛GI勝ち馬
(No.A29)
3番仔

ダート最強馬Curlin(2004.3.25)の芝レース初挑戦となったマンノウォーS(米GI)。鋭い差し脚を見せたものの、行く手には1頭先んじる馬がいました。2006年のBCターフ勝ち馬Red Rocksの「サスガに芝レースでは譲れない」という矜持を見ました。

Red Rocksは、近走は重賞ではなかなか勝てなかったものの、戦歴を振り返ると、今回のマンノウォーSを含めて米国の芝では[2-0-1-0]と3着を外していません。出走順に辿れば、BCターフ1着、BCターフ3着、そしてマンノウォーS1着といずれもGIレースです。この結果から見ると、どちらかというと、米芝に適性があるということなのでしょう。

さて、Red Rocksの配合は、中島理論的にはある意味「反則」とも思える配合ですね(笑)。直祖父Sadler' Wells、母父Machiavellianが共に0交配を与えており、近い代で先祖を減らしています。また「Sadler's Wells=Fairy King2×3」という強烈な全きょうだいクロスも、Sadler's Wellsの0交配により無弊害化されています。そして、父の母父父であるMr.Prospectorも、やはりMachiavellianの0交配により無弊害化されています。むぅ、恐るべしは愛国の馬産。

Red Rocksの牝系はアメリカンファミリーの29号族。半兄Medicinal(2001.2.12)は海外6勝で愛ダービートライアル(GII)3着、ロイヤルホイップS(愛GII)3着があります。また、祖母Pharaoh's Delight愛英仏3勝でフィーニクスS(愛GI)、プリンセスマーガレットS(英GIII)の勝ち馬です。さかのぼれば、5代母Take a Stand(1966.5.28)からの別分枝に、米12勝でケンタッキーオークス(GI)やBCジュベナイルフィリーズ(GI)、NY牝馬3冠などGI7勝を挙げた名牝オープンマインド(1986.3.8)、北米9勝でメドウランズC(米GI)、モルソンエクスポートミリオンS(現ウッドバインマイル、加GI)の勝ち馬Peaks and Valleys(1992.5.1)などが輩出されています。

米芝で改めて活路を見出したRed Rocks。これからも頑張って欲しいものです。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の参-。

という訳で、表題の件について、簡単に確認しておきたいと思います。

第38回高松宮記念(GI)。

ファイングレイン 牡 黒鹿毛 2003.3.7生 千歳・社台ファーム生産 馬主・(有)社台RH 栗東・長浜博之厩舎

ファイングレイン(2003.3.7)の4代血統表
フジキセキ[A]
青鹿毛 1992.4.15
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ミルレーサー
鹿毛 1983.5.20
Le Fabuleux
鹿毛 1961
Wild Risk 1940
Anguar 1950
Marston's Mill
黒鹿毛 1975.5.31
In Reality 1964.3.1
Millicent 1969
ミルグレイン
鹿毛 1997.5.5
仔受胎時活性値:1.25
Polish Precedent[A]
鹿毛 1986.3.16
種付け時活性値:0.50+α
★Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Past Example
栗毛 1976.4.23
Buckpasser 1963.4.28
Bold Example 1969.4.28
Mill Line
鹿毛 1985.3.18
仔受胎時活性値:0.75
★Mill Reef[A]
鹿毛 1968.2.23
種付け時活性値:0.00
Never Bend 1960.3.15
Milan Mill 1962.4.10 ♀
Quay Line
鹿毛 1976.2.21
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
High Line[C]
栗毛 1966
種付け時活性値:0.25
Dark Finale
鹿毛 1965
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Milan Mill(♀)5×4>

ファイングレイン(2003.3.7)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Polish Precedent
(ミルグレイン)
4.50 or 2.50 伯母ピュアグレイン
(No.14-A)
初仔

年明け後1200m戦に矛先を変えてからは2戦2勝。上げ潮で挑んだ宮記念を1分7秒1というレースレコードタイムで制しました、ファイングレイン。これでデビュー戦も含めて1200m戦では4戦4勝の負け無し。持ち得るスプリント能力の確かさを見せました。

中島理論的にはファイングレインは3代前の牡先祖4頭のうちHalo、Danzig、Mill Reefの3頭が0交配により消却されています。近い代で先祖を減らす好配合ですね。また、SS直孫であることによる活力低下については、ファイングレイン自身が「母の初仔」であることにより活力を補っているように見受けます。

という訳で、ファイングレインのごく簡単な近親牝系図を以下に示しておきます。

Quay Line 1976.2.21 英6勝 パークヒルS(GII)
|Mill Line 1985.3.18 英1勝
||ピュアグレイン 1992.2.23 英愛仏日5勝 愛オークス(GI) ヨークシャーオークス(英GI)ほか英GIII2勝
|||Goncharova 1998.1.14 英仏3勝 フィユドレール賞(仏GIII)
||ミルグレイン 1997.5.5 中央3勝
|||ファイングレイン 2003.3.7 (本馬) 高松宮記念(GI) シルクロードS(GIII)
||All Grain 1998.5.5 英1勝 ランカシャーオークス(GIII)3着

秋も1200mに拘った路線に向かわれるのでしょう。ファイングレイン、また快足ぶりを見せてくださいね。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月12日 (土)

第125回伊ダービー(GI)。

下書きを放置していたら、タイムリーになったので、出し惜しみをせずアップしておきます(笑)

Cima de Triomphe 牡 芦毛 2005.4.4生 愛国・ソフィム社生産 馬主・カクテル社 伊国・B.グリゼッティ厩舎

Cima de Triomphe(2005.4.4)の4代血統表
Galileo[A●]
鹿毛 1998.3.30
種付け時活性値:1.50

Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26 ♀
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
アーバンシー
栗毛 1989.2.18
Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr.Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Allegretta
栗毛 1978.3.10
Lombard 1967
Anatevka 1969
Sopran Londa
芦毛 1995.4.13
仔受胎時活性値:0.25

デインヒル[A]
鹿毛 1986.3.26
種付け時活性値:0.00
★Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Razyana
鹿毛 1981.4.18
His Majesty 1968.4.15
Spring Adieu 1974.5.10
Longobarda
芦毛 1981.4.6
仔受胎時活性値:1.25
クリスタルパレス[A]
芦毛 1974.3.25
種付け時活性値:1.50
Caro 1967.4.11
Hermieres 1958.4.10
Luisa Morales
栗毛 1976.5.11
仔受胎時活性値:1.00
Claude[C]
鹿毛 1964
種付け時活性値:0.75
Laura Russell
鹿毛 1970.4.9
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4、Natalma(♀)4×5・5、Buckpasser5×5>

Cima de Triomphe(2005.4.4)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Galileo(?) 3.75 母が伊1000ギニー馬
(No.9-C)
3番仔以降の仔

今年から芝2200mの距離で争われるようになったデルビーイタリアーノ。直線、内から鋭い脚で差し切り勝ちを収めたのはGalileoの仔、Cima de Triompheでした。

……と、下書きをしたためていたのですが、 なんと、社台ファーム代表の吉田照哉さんがCima de Triompheを購入されたというニュースが報じられました。気の早い話ですが、Cima de Triompheの引退後は社台SSにスタッドインするのでしょう。そうなれば、伊ダービー馬としては、セダン(1955.3.9)、ルイスデール(1964)、ゲイルーザック(1969.4.4)、ヘイルシャム(1988.2.14)、インナティフ(1989.3.22)、ホワイトマズル(1990.3.21)についで7頭目の輸入種牡馬となります。

なんだ言いながら、伊ダービー馬は割合に活躍馬を出しているんですよ。この先代6頭のうち4頭はGIサイアーになっているのですから。セダン。彼はサイアーとして日本ダービー(現JpnI)馬コーネルランサー(1971.4.16)、天皇賞・秋(現GI)馬アイフル(1971.4.16)-よく見ればコーネルランサーと同じ誕生日-、同じく天皇賞・秋馬スリージャイアンツ(1975.4.3)、安田記念(現GI)馬タケデン(1975.4.2)などを輩出し、ブルードメアサイアーとしてもサクラトウコウ(1980.3.11)、サクラチヨノオー(1985.2.19)、サクラホクトオー(1986.4.3)兄弟などを送り込んだ超一流種牡馬でした。ルイスデール。実はドルメロの生産馬でRibot(1952.2.27)の甥でもある彼は天皇賞・秋を勝った「母仔2代制覇」テンメイ(1974.4.13)の父となりました。ゲイルーザック。父ファバージ(1961.4.19)の後を追うように日本へやってきた彼はエリザベス女王杯(現GI)馬ロンググレイス(1980.4.17)の父となりました。そして、ホワイトマズル。カパネッレ芝2400mで行われた伊ダービーにおいて最速となる2分24秒5のレコードホルダーの彼。現役サイアーとして菊花賞(JpnI)馬アサクサキングス(2004.3.23)、オークス(現JpnI)馬スマイルトゥモロー(1999.4.20)、天皇賞・春(GI)馬イングランディーレ(1999.5.21)などを送り込んでいます。

社台さんとしては同じ伊ダービー馬のホワイトマズルに続いて欲しいという思いがおありなのでしょうね。あと、トニービン(1983.4.7)ファルブラヴ(1998.2.28)も伊国調教馬で後に社台さんで種牡馬となりましたね。中島理論的な観点からは、

イタリア、ドイツの競馬場は右廻りのトラック・コースで日本の芝馬場にもっとも似ている。

-中島国治著、『血とコンプレックス』(KKベストセラーズ)、P274より抜粋。-

日本の馬場に最も似たところで好成績を挙げた馬を上手く導入されています。サスガに上手い引き。

Cima de Triompheは字面上Northern Dancer3×4のクロスを持っています。が、直父系、母父系どちらのNorthern Dancerも共にグリーン0で消却されています。おそらく無いとは思いますけれど、もし中島理論的な考え方を意識して導入されるのであれば、やはり恐ろしいなぁ、社台さんは……。なんだ言いながら、この30年ほどの社台さんの屋台骨を支えたノーザンテースト(1971.3.15)サンデーサイレンス(1986.3.25)の2頭は、中島理論的には近い代で先祖を消却する要素を持っていましたので。また、伊国調教馬の先輩であるトニービンも実は両巨頭に勝るとも劣らない先祖消却がなされていました。

Cima de Triompheの最優性先祖は父Galileoか祖母父クリスタルパレスか迷いました。生年月日の差からすると祖母父かとも思いましたが、ここでは父に花を持たせました。しかし、時折、クリスタルパレスは欧州活躍馬の血統表に現れます。母方に入って良い仕事をする馬ですね。って、日本ダービー(現JpnI)馬であるタニノギムレット(1999.5.4)の母父でもありました-↓の牝系の部分にもつながりますが、タニノギムレットも9号族C分枝系が直牝系ですね-

また、Cima de Triompheの牝系は9号族C分枝系でLady Josephine(1912)の直系子孫となります。牝系に流れるスピードは確かなのでしょう。母Sopran Londaは伊2勝で伊1000ギニー(現GIII、当時GII)の勝ち馬、ドルメロの生産馬である曾祖母Luisa Moralesはバグッタ賞(伊GIII)の勝ち馬というです。

果たしてCima de Triompheのこれからや如何に。楽しみにしたいところです。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の弐-。

第25回フェブラリーS(GI)。

ヴァーミリアン 牡 黒鹿毛 2002.4.10生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・石坂正厩舎

ヴァーミリアン(2002.4.10)の4代血統表
エルコンドルパサー[x]
黒鹿毛 1995.3.17
種付け時活性値:1.50
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev 1977.5.2
Pasadoble 1979.4.1
サドラーズギャル
鹿毛 1989.4.29
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Glenveagh
鹿毛 1986.3.9
Seattle Slew 1974.2.15
Lisadell 1971.4.9
スカーレットレディ
黒鹿毛 1995.5.10
仔受胎時活性値:1.50
(母が3連産目の3番仔)

サンデーサイレンス[A]
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.00
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
スカーレットローズ
栗毛 1987.3.8
仔受胎時活性値:1.75
(母が空胎後の仔)
ノーザンテースト[A]
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.75
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
スカーレットインク
栗毛 1971.5.5
仔受胎時活性値:1.75
Crimson Satan[z]
栗毛 1959.5.4
種付け時活性値:0.75
Consentida
鹿毛 1962.4.6
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4・5×4、Special(♀)5×5(父方)>

ヴァーミリアン(2002.4.10)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ノーザンテースト
(スカーレットレディ)
7.00 or 5.00 近親ダイワメジャー
(No.4-D)
3番仔
(3連産目)

2006年の名古屋グランプリ(現JpnII)から、川崎記念(JpnI)、JBCクラシック、ジャパンカップダート、東京大賞典と国内では5連勝で迎えたレースがフェブラリーSでした。前年4着に敗れたドバイワールドカップ(UAEGI)への壮行レースにも思えた一戦、人気に違わずしっかりと勝利を収めました。

そのドバイワールドカップは残念な結果でしたが、また今秋もダート戦線の主役の1頭として頑張って欲しいものです。

という訳で、ヴァーミリアンのごく簡単な近親牝系図を以下に示しておきます。 

スカーレットインク 1971.5.5 米0勝
|スカーレットブルー 1982.5.1 中央1勝
||アナスミラビリス 1991.6.9 中央1勝
|||トーセンジョウオー 2001.3.25 エンプレス杯(JpnII) 関東オークス(JpnIII)
||ブルーリッジリバー 1999.4.21 中央2勝 桜花賞(現JpnI)2着-母が2年連続不受胎後の仔-
|スカーレットリボン 1985.6.4 中央3勝 4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー、JpnII)
||タヤスアンティーム 1995.2.25 中央6勝 東海S(GII)3着-母が不受胎後の仔-
|スカーレットローズ 1987.3.8 中央2勝-母が不受胎後の仔-
||スカーレットレディ 1995.5.10 中央1勝
|||サカラート 2000.4.21 現役 東海S ブリーダーズGC(JpnII)
|||ヴァーミリアン 2002.4.10 (本馬) ジャパンカップダート(GI)など重賞9勝
|||キングスエンブレム 2005.2.12 現役-母が不受胎&流産後の仔-
|スカーレットブーケ 1988.4.11 中央6勝 中山牝馬S(GIII)など重賞4勝
||スカーレットメール 1994.3.13 中央1勝 チューリップ賞(現JpnIII)2着
||スリリングサンデー 1996.4.10 中央5勝 種牡馬
||ダイワルージュ 1998.5.4 中央3勝 新潟3歳S(現新潟2歳S、JpnIII)
||ダイワメジャー 2001.4.8 中央9勝 天皇賞・秋(GI)、皐月賞(現JpnI)など重賞8勝-母が空胎後の仔-
||ダイワスカーレット 2004.5.13 現役 エリザベス女王杯(GI)など重賞5勝

ずらり並んだ近親活躍馬たち。なかなかジーワンレースを勝てなかったスカーレットインクの系統。しかし、ダイワメジャーが2004年の皐月賞を制した後は完全に活性化した模様。これからも期待できるでしょう。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月11日 (金)

ドルメロ・オルジアータ牧場、最後のダービー馬について。

1992年に閉場したドルメロ・オルジアータ牧場。今日は、その最後の活躍馬として知られるTisserandについて。

Tisserand 牡 芦毛 1985生 伊国・ドルメロ・オルジアータ牧場生産 馬主・Agricola All La Madia(マディア農場?) 伊国・M.ヴィンチス厩舎

Tisserand(1985)の4代血統表

Nadjar[A]
芦毛 1976.2.20
種付け時活性値:0.00
ゼダーン
芦毛 1965
Grey Sovereign
芦毛 1948
Nasrullah 1940.3.2
Kong 1953
Vareta
芦毛 1953
Vilmorin 1943
Veronique 1937
Nuclea
黒鹿毛 1961
Orsini
鹿毛 1954
Ticino 1939
Oranien 1949
Nixe
鹿毛 1941
Arjaman 1930
Nanon 1935
Tandina
栗毛 1975.4.17
仔受胎時活性値:0.25
Claude[C]
鹿毛 1964
種付け時活性値:0.50
Hornbeam
栗毛 1953
Hyperion 1930.4.18
Thicket 1947
Aigue-Vive
鹿毛 1952
Vatellor 1933
Vice-Versa 1946
Tejada
鹿毛 1965
仔受胎時活性値:0.25
Crepello[F]
栗毛 1954
種付け時活性値:0.50
Donatello 1934
Crepuscule 1948
Tiberia
鹿毛 1960
仔受胎時活性値:1.00
Ribot[B]
鹿毛 1952.2.27
種付け時活性値:1.75
Tiepoletta
青鹿毛(?) 1946
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Nasrullah4×5>

Tisserand(1985)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Ribot
(Apelle)
2.75
(No.16-H)
3番仔以降の仔

ドルメロ牧場が最後に送り出した伊ダービー馬Tisserand。中島理論的には父Nadjarが満8歳時の0交配馬ですね。4代血統構成はEclipse(1764.4.1)系の分枝が進んだネオ異系扱いの組み合わせ。そしてドルメロの最高傑作-生まれは英国ですが-、Ribotを最優性先祖に持ってきているのも泣かせます。

また、見ればTisserandの直牝系、父Nadjarの直牝系ともに、馬名の頭文字が同じですね。Tisserandは7代母Theotocopula(1914)から続く「T」のライン。確認できた範囲では、祖母Tejadaが伊オークス(現GII)2着、6代母Turletta(1921)の孫に伊セントレジャー(現LR)馬Tellurio(1933)がいるようです。Nadjarは5代母Nera di Bicci(1918)から続く「N」のライン。Nadjarはジャック・ル・マロワ賞(仏GI)、イスパーン賞(仏GI)、リゾランジ賞(仏GIII)など仏英5勝を上げた一流マイラーでした。なお、Nera di Bicciの母はCatnip(1910)です。そう、Nadjarの牝系も元々はドルメロ発信なのでした。

ではでは、今日はこのへんで。

<Web Resource>

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2008年7月10日 (木)

2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の壱-。

という訳で、ジャパンダートダービーも終わりましたので、表題の件について、簡単に確認しておきたいと思います。

第57回川崎記念(JpnI)。

フィールドルージュ 牡 鹿毛 2002.4.27生 三石・中田英樹氏生産 馬主・地田勝三氏 栗東・西園正都厩舎

フィールドルージュ(2002.4.27)の4代血統表
クロコルージュ[A●]
鹿毛 1995.2.24
種付け時活性値:1.50
Rainbow Quest
鹿毛 1981.5.15
Blushing Groom
栗毛 1974
Red God 1954.2.15
Runaway Bride 1962
I Will Follow
鹿毛 1975.4.29
Herbager 1956
Where You Lead 1970.4.23
Alligatrix
鹿毛 1980.5.14
Alleged
鹿毛 1974.5.4
Hoist the Flag 1968.3.31
Princess Pout 1966.3.29
Shore
鹿毛 1964.4.21
Round Table 1954.4.6
Delta 1952
メジロレーマー
黒鹿毛 1995.3.21
仔受胎時活性値:1.50
(母の初仔)
リンドシェーバー[x]
鹿毛 1988.3.3
種付け時活性値:1.50
Alydar
栗毛 1975.3.23
Raise a Native 1961.4.18
Sweet Tooth 1965.4.17
ベーシイド
青鹿毛 1978.4.25
Cool Moon 1968.5.14
Polondra 1968.2.10
メジロリベーラ
黒鹿毛 1990.6.9
仔受胎時活性値:1.00
(母の2番仔)
シンボリルドルフ[E]
鹿毛 1981.3.13
種付け時活性値:0.00
パーソロン 1960
スイートルナ 1972.5.4
メジロラモーヌ
青鹿毛 1983.4.9
仔受胎時活性値:1.50
(母が不受胎後の5番仔)
モガミ[A]
青鹿毛 1976.5.18
種付け時活性値:1.50
メジロヒリュウ
鹿毛 1972.5.9
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Raise a Native5×4、Nasrullah5×5(父方)>

フィールドルージュ(2002.4.27)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
フィールドルージュ 4.50 曾祖母はJRA3冠牝馬
(No.9-F アマゾンウォリアー系)
3番仔
(3連産目)

表題は「GI(JpnI含む)勝ち馬」ですから、もちろん、2008年はフィールドルージュからスタートです。

フィールドルージュの配合を中島理論的な観点から見て上手いと思うのは、直祖父Rainbow Questの直祖母Where you Leadがその父Raise a Native満8歳時の0交配馬のため、母父リンドシェーバーの直祖父として現れるRaise a Nativeをオレンジ0化しているところですね。Rainbow Quest、ウォーニング(1985.4.13)、コマンダーインチーフ(1990.5.18)等の種牡馬としての能力は、Whrer you Lead経由のRaise a Native0化もその一翼を担っていたのではないでしょうか。

また、フィールドルージュはやはり曾祖母がメジロラモーヌであることに目が行きますね。JRA史上初の3冠牝馬メジロラモーヌ、直仔の代では日の目を見なかった繁殖としての能力が、曾孫の代でようやく実証されました。併せて、フィールドルージュのボトムラインをよく見れば、ちゃんと月のサイクル上に乗っていることが見て取れます。なんだ言いながらサスガ。

という訳で、フィールドルージュのごく簡単な近親牝系図を以下に示しておきます。

メジロヒリュウ 19720.5.9 中央5勝
|メジロラモーヌ 1983.4.9 中央9勝 牝馬3冠など重賞6勝
||メジロリベーラ 1990.6.9 中央0勝
|||メジロレーマー 1995.3.21 不出走
||||フィールドルージュ 2002.4.27 (本馬) 川崎記念(JpnI) 名古屋グランプリ(JpnII)
||メジロディザイヤー 1994.4.16 中央2勝 種牡馬
|メジロマーリン 1984.4.8 中央0勝
||メジロランバダ 1993.4.8 中央6勝 日経新春杯(GII) 中山牝馬S(GIII)
|メジロアルダン 1985.3.28 中央4勝 高松宮杯(旧GII) 日本ダービー2着
|メジログラフ 1987.5.26 中央1勝
||メジロランバート 1995.5.1 中央3勝 青葉賞(現JpnII)2着 ダイヤモンドS(現JpnIII)2着

言わずと知れた、メジロさん伝来の9号族アマゾンウォリアー(1960.5.6)系。良いものは色褪せない。

伝え聞くところによると、フィールドルージュの秋のローテーションはJBCクラシック(JpnI)、ジャパンカップダート(GI)、東京大賞典(JpnI)のジーワン3連戦になるとか。すでに日本にいない父の名声を上げるためにも頑張ってくださいね。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月 9日 (水)

欧州3歳マイル王についても確認。

Henrythenavigator 牡 黒鹿毛 2005.2.28生 米国・ウエスタン・ブラッドストック生産 馬主・ジョン・マグナー夫人 愛国・A.P.オブライエン厩舎

Henrythenavigator(2005.2.28)の4代血統表
Kingmambo[x]
鹿毛 1990.2.19
種付け時活性値:1.50
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Gold Digger
鹿毛 1962.5.28
Nashua 1952.4.14
Sequence 1946
Miesque
鹿毛 1984.3.14
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28 ♀
Pasadoble
鹿毛 1979.4.1
Prove Out 1969.3.15
Santa Quilla 1970
Sequoyah
鹿毛 1998.3.9
仔受胎時活性値:1.50

Sadler's Wells[A●]
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28 ♀
Brigid
栗毛 1991.3.17
仔受胎時活性値:1.50
Irish River[A]
栗毛 1976.4.2
種付け時活性値:1.50
Riverman 1969
Irish Star 1960.2.9
Luv Luvin'
栗毛 1977.4.20
仔受胎時活性値:1.25
Raise a Native[x]
栗毛 1961.4.18
種付け時活性値:1.75
Ringing Bells
鹿毛 1971.5.9
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×3、Raise a Native3×4、Native Dancer4×5・5、Special(♀)4×4>

Henrythenavigator(2005.2.28)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Raise a Native
(Sequoyah)
5.50 母が愛2歳牝馬王者
(No.9-B)
3番仔?
(3連産目以降)

英2000ギニー(GI)、愛2000ギニー(GI)、セントジェームズパレスS(英GI)と3歳マイル戦を見事に勝ち抜いたHenrythenavigator。この3連勝は「ザ・ロック」ロックオブジブラルタル(1999.3.8)以来の快挙でした。英愛の2000ギニーで続けて破った相手が後の英ダービー(GI)馬New Approach(2005.2.18)であることも価値を高めます。

中島理論的に目立つのは、やはり母父Sadler's Wellsが満16歳時の0交配ですね。また、Raise a Native3×4のクロスは直系祖父がRaise a Nativeの0を受けたとされるMr.Prospectorのため、キレイに0化されています。

中島理論的な見方以外で目立つのは、Nureyev≒Sadler's Wellsの4分の3同血クロスですね。この父母父系と母父系に同血を持ってくるのは、配合手法としてうまいやり方と思います。

Henrythenavigatorの牝系は欧米で継承されている9号族。以下にごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Luv Luvin' 1977.4.20 米2勝
|Or Vision 1983.2.14 仏3勝
||ドルフィンストリート 1990.2.27 仏独英中央5勝 ラフォレ賞(仏GI)ほかGII1勝GIII1勝
||Insight 1995.2.15 北米仏3勝 E.P.テイラーS(加GI) オペラ賞(仏GII)
||サフロンウォルデン 1996.5.5 愛英3勝 愛2000ギニー(GI)
|Nijinsky's Lover 1987.3.29 北米4勝
||Naninja 1993.4.16 北米仏9勝 サンシメオンS(米GIII)
||Dance Master 1997.4.12 北米4勝 バシュフォードマナーS(米GIII)
|Brigid 1991.3.17 仏1勝
||Sequoyah 1998.3.9 愛英米2勝 モイグレアスタッドS(愛GI)
|||Queen Cleopatra 2003.1.19 愛英仏1勝 愛1000ギニートライアルS(GIII)
|||Henrythenavigator 2005.2.8 (本馬)
||Listen 2005.2.3 英愛2勝 フィリーズマイル(英GI)
|Braziliz 1996.5.4 不出走
||Brazilian Bride 2004.1.24 英2勝 ソードレスタウンスタッドスプリントS(GIII)

活躍馬が多く活力がある牝系ですね。1994年の安田記念(GI)3着も懐かしいドルフィンストリートの名前も見えます。近親活躍馬の制した重賞の距離を見ると2000mくらいまでが良さそうではあります。

ではでは、今日はこのへんで。 

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2008年7月 8日 (火)

2008年の重賞勝ち馬の血統について-其の壱-。

せめて重賞勝ち馬くらい振り返ろうと、7月の勝ち馬から翌週明けにご案内したいと思います。

第57回ラジオNIKKEI賞(JpnIII)。

レオマイスター 牡 栗毛 2005.4.28生 門別・若林武雄氏生産 馬主・(株)レオ 美浦・古賀慎明厩舎

レオマイスター(2005.4.28)の4代血統表
ニューイングランド[A]
栗毛 1997.4.4
種付け時活性値:1.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
クラウンフォレスト
栗毛 1990.2.17
Chief's Crown
鹿毛 1982.4.7
Danzig 1977.2.12
Six Crowns 1976.4.21
プレイメイト
栗毛 1975.4.12
Buckpasser 1963.4.28
Intriguing 1964.2.16
ローズレッド
栗毛 1992.4.29
仔受胎時活性値:1.00
(母の初仔)

ジャッジアンジェルーチ[A]
栗毛 1983.2.22
種付け時活性値:0.00
Honest Pleasure
黒鹿毛 1973.3.28
What a Pleasure 1965.4.24
Tularia 1955
Victorian Queen
鹿毛 1971.3.24
Victoria Park 1957.5.10
Willowfield 1965.2.26
コニーストン
鹿毛 1987.5.11
仔受胎時活性値:1.00
(母が2連産目の仔)
プルラリズム[A]
鹿毛 1980.4.9
種付け時活性値:1.50
The Minstrel 1974.3.11
Cambretta 1975.5.8
クリプシー
栗毛 1975.2.22
仔受胎時活性値:0.75
アローエクスプレス[A]
鹿毛 1967.4.10
種付け時活性値:1.75
モンタロッチ
栗毛 1963.3.15
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

レオマイスター(2005.4.28)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ニューイングランド 3.50 従兄メイショウラムセス
(No.11-C クレイグダーロッチ系)
7番仔
(2連産目)

ニューイングランド産駒として初めての中央重賞勝ち馬となりました、レオマイスター。

中島理論的な観点からは母父ジャッジアンジェルーチの0交配により近い代で先祖を減らしています。ジャッジアンジェルーチは父としては名ジャンパー・ゴーカイ(1993.5.6)を輩出したくらいですが、母父としてはオレハマッテルゼ(2000.1.16)、エガオヲミセテ(1995.5.27)、そしてレオマイスターと複数の重賞勝ち馬を送り込みました。

また牝系は御料の11号族クレイグダーロッチ(1922)系。以下に簡単な近親牝系図を示しておきます。

クリプシー 1975.2.22 中央2勝
|シバスキー 1981.5.10 中央2勝
||ワコーチカコ 1990.4.18 中央9勝 京都記念(GII) 金杯(現京都金杯、GIII) 函館記念(現JpnIII) エプソムC(GIII)
||ループスキークロス 1992.6.1 不出走
|||ダンツジャッジ 1999.6.20 中央6勝 AJC杯(現JpnII) ダービー卿CT(GIII)
|コニーストン 1987.5.11 中央2勝 紅梅賞(現紅梅S、OP)
||ローズレッド 1992.4.29 地方0勝
|||レオマイスター 2005.4.28 (本馬)
||メイショウヤエガキ 1993.5.2 中央3勝 ホープフルS(OP)
|||メイショウラムセス 1998.3.28 中央6勝 富士S(GIII)
|マチカネタンホイザ 1989.5.7 中央8勝 高松宮杯(旧GII) 目黒記念(現JpnII) AJC杯 ダイヤモンドS(現JpnIII)

実は8勝中7勝が左回りというサウスポーだったマチカネタンホイザ、満5歳初頭に金杯、京都記念を連勝して引退の花道を飾ったワコーチカコ、ラムタラ(1992.2.2)の仔で今のところ唯一の中央平地重賞勝ち馬メイショウラムセス、ウォーニング(1985.4.13)の仔ながら距離をこなしたダンツジャッジなど、近親は多彩なメンバーですね。

日本古来の名牝系から現れた楽しみな3歳牡馬レオマイスター。これからに期待しましょう。

第15回函館スプリントステークス(GIII)。

キンシャサノキセキ 牡 鹿毛 2003.9.24生 豪州・アローリーヴ社生産 馬主・吉田和美氏 美浦・堀宣行厩舎

キンシャサノキセキ(2003.9.24)の4代血統表
フジキセキ[A]
青鹿毛 1992.4.15
種付け時活性値:0.625
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ミルレーサー
鹿毛 1983.5.20
Le Fabuleux
鹿毛 1961
Wild Risk 1940
Anguar 1950
Marston's Mill
黒鹿毛 1975.5.31
In Reality 1964.3.1
Millicent 1969
ケルトシャーン
鹿毛 1994.5.5
仔受胎時活性値:0.125
Pleasant Colony[B]
黒鹿毛 1978.5.4
種付け時活性値:1.75
His Majesty
鹿毛 1968.4.15
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Sun Colony
鹿毛 1968.2.25
★Sunrise Flight 1959.5.9
Colonia 1959
Featherhill
鹿毛 1978.2.24
仔受胎時活性値:1.75
★Lyphard[A]
鹿毛 1969
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960
Lady Berry
栗毛 1970.4.3
仔受胎時活性値:1.75
Violon d'Ingres[E]
鹿毛 1959.5.2
種付け時活性値:0.50
Moss Rose
栗毛 1963
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:なし>

キンシャサノキセキ(2003.9.24)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Pleasant Colony
(Cockrullah)
5.125 近親活躍馬多数
(No.14)
?
(双子流産後)

10度目の重賞挑戦でついにタイトルをつかみました、キンシャサノキセキ。サスガに高松宮記念2着馬というところを見せました。

キンシャサノキセキは豪州産のフジキセキ産駒ですね。他馬より成長が半年ほど遅いにもかかわらず新馬、ジュニアカップ(OP)と連勝を飾った時に将来を有望視されました。素養だけで走って北半球表記3歳春のNHKマイルカップ3着、同3歳秋に芝1400mを1分19秒4という超抜のタイム勝ち。その後、少し時間はかかったものの、見事に重賞勝ち馬に上り詰めたのですから大したものです。

キンシャサノキセキの牝系は欧米で継承されている14号族。以下に簡単な近親牝系図を示しておきます。

Lady Berry 1970.4.3 仏6勝 ロワイヤルオーク賞(GI)ほかGIII1勝
|Featherhill 1978.2.24 米仏2勝
||グルームダンサー 1984.3.23 愛英仏8勝 リュパン賞(仏GI)ほか仏GIII4勝
||Tagel 1986.4.9 米仏2勝 サンロマン賞(仏GIII)
||Slew the Slewor 1987.4.18 米仏香8勝 米GII2着1回ほか米仏GIII2着2回
||Sea Hill 1993.5.5 仏1勝
|||Icelips 1999.1.3 海外1勝
||||Iron Lips 2004.1.20 現役 エクリプス賞(仏GIII)
||||Falco 2005.1.17 現役 仏2000ギニー(GI)
|||Legerete 2004.2.2 現役 マルレ賞(仏GII)ほか仏GIII1勝
||ケルトシャーン 1994.5.5 不出走
|||キンシャサノキセキ 2003.9.24 (本馬)
||Pieds de Plume 1995.5.5 仏0勝
|||Hearthstead Maison 2004.5.16 現役 キルターナンS(愛GIII)
|Le Nain Jaune 1979.3.31 英仏3勝 パリ大賞(仏GI)-マジックナイト(1988.3.9)の父-
|Woolskin 1981.3.31 米仏2勝 パリ大賞2着
|Indian Rose 1985.2.26 英仏3勝 ヴェルメイユ賞(仏GI)ほか仏GIII1勝
|ヴェールタマンド 1988.1.26 西伊独仏中央5勝 ガネー賞(仏GI)ほか仏GII1勝、仏GIII1勝

見れば、豪華な近親たち。今年の仏2000ギニー馬Falcoも輩出されていますね。

以前にちょいと確認したところによると、直祖父にSSを持つ馬が古馬ジーワンで勝負する際には「母が前年産駒なし後」という母体の後押しが必要なようです。キンシャサノキセキは「母が双子流産後の仔」なので、その条件を満たしています。今秋の短距離路線での活躍が楽しみですね。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月 7日 (月)

ディア・ドクター。

鶴瓶、カンヌ狙う!「ディア・ドクター」で映画初主演(スポーツ報知)

という見出しを見て、即座に「あー、クリスタルグリッターズの仔、アーリントンミリオンの勝ち馬でジャパンカップ3着」と思い出す私は病的ですね(笑)

1992年の第12回アーリントンミリオンS(米GI)。キャッシュ・アスムッセン騎手の巧みな捌きにより、内からわずかに抜け出したディアドクター(1987.5.12)。加国の強豪Sky Classic(1987.3.17)と前々年の勝ち馬ゴールデンフェザント(1986.4.23)の追撃を抑えての戴冠でした。

そんな訳で、随分と懐かしくなってしまったディアドクターの4代血統表を。

ディアドクター 牡 鹿毛 1987.5.12生 仏国・アメリグループ・リージング生産 馬主・H.シャルーブ氏 仏国・J.ハモンド厩舎

ディアドクター(1987.5.12)の4代血統表
クリスタルグリッターズ[A●]
鹿毛 1980.5.30
種付け時活性値:1.50
Blushing Groom
栗毛 1974
Red God
栗毛 1954.2.15
Nasrullah 1940.3.2
Spring Run 1948
Runaway Bride
鹿毛 1962
Wild Risk 1940
Aimee 1957
Tales to Tell
鹿毛 1967.3.18
Donut King
黒鹿毛 1959.2.8
Determine 1951
Strayed 1945
Fleeting Doll
鹿毛 1961.3.15
Fleet Nasrullah 1955.5.8
Chinese Doll 1949
Adele Toumignon
鹿毛 1971.4.16
仔受胎時活性値:1.75
ゼダーン[A]
芦毛 1965
種付け時活性値:1.25
★Grey Sovereign
芦毛 1948
Nasrullah 1940.3.2
Kong 1933
Vareta
芦毛 1953.4.5
Vilmorin 1943
Veronique 1937
Alvorada
栗毛 1960.2.7
仔受胎時活性値:0.50
ボウプリンス[B]
栃栗毛 1952
種付け時活性値:1.75
★Prince Chevalier 1943
Isabelle Brand 1943
Fair Dolly
鹿毛 1945
仔受胎時活性値:1.50
Hierocles[A]
栗毛 1939
種付け時活性値:1.25
Farandole
青鹿毛(?) 1938
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Nasrullah4×5×4、Mon Talisman5×5(母方)>

ディアドクター(1987.5.12)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ボウプリンス
(Adele Toumignon)
5.25 母はモンジューの曾祖母
(No.1-U)
少なくとも6番仔以降の仔

何気に3代続けて輸入種牡馬となった馬たちが付けられていますね。そして、何気にモンジュー(1996.4.4)の近親というところもポイントですね。

さて、ディアドクターがアーリントンミリオンSを勝ちジャパンカップで3着となった1992年は、ディアドクターの父クリスタルグリッターズの日本供用初年度産駒である1990年生まれ世代が競走年齢に達した年でした。クリスタルグリッターズにとっては、上手いアピールになったのではないでしょうか。

日本におけるクリスタルグリッターズの初期産駒は勝ち上がり率が高く、そしてまた要所要所でアブクマポーロ(1992.2.27)マチカネフクキタル(1994.5.22)など本格派も送り込める良い種牡馬でした。他の代表産駒にテイエムジャンボ(1991.5.23)、ハードクリスタル(2000.4.27)、アルファキュート(1990.5.3)など。

また、関西テレビのドリーム競馬にて視聴者から名前を公募したテンシンランマン(1990.3.28)という産駒がいました。テンシンランマンは、カントリー牧場産馬で母タニノブーケ(1982.4.17)、兄タニノボレロ(1988.5.17)-のちに弟タニノクリエイト(1992.4.26)-という良血馬。デビューは満3歳4月に遅れましたけれど、初出走の未勝利戦で小谷内秀夫騎手(現調教助手)を背に一気の末脚で勝ち切った姿を今でも思い出します。あと、1勝馬の身で挑んだ満3歳7月の高松宮杯(現高松宮記念、GI。当時GII)7着も。もうちょっとで掲示板でしたよ。

ついで、ドミナスクリスタル(1990.2.25)も好きでしたねぇ。紅梅賞(現紅梅S、OP)を制した後、けっこう長い間関西版の競馬ブックの裏表紙を飾っていました。血統を辿ると、母が中央9勝を挙げ京都牝馬特別(現京都牝馬S、GIII)を制したドミナスローズ(1981.4.20)、半弟に1994年のJRA最優秀ダート馬フジノマッケンオー(1991.3.11)と筋の通った良血。豪州牝馬ウメハル(1918)を祖とする2号族です。

ディアドクターよりもその父のお話しになってしまいましたけれど、そんなこんなでBlushing Groom系を意識させてくれたクリスタルグリッターズ、私も好きな種牡馬でした。

ではでは、今日はこのへんで。

#アルファキュートがサファイヤS(旧GIII)を勝った際、月刊「優駿」の血統紹介のページに記載された当時のクリスタルグリッターズの代表産駒に「カペルマイスター スイスダービー(芝2440m)」とあり、スイスダービーの2440mという珍しい距離が印象に残ったのを覚えています。いま思えば、もしかしたら、誤植だったのでしょうか(笑)

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2008年7月 6日 (日)

益田の怪童と園田3冠馬、最後のJRA賞最優秀アラブ、そして地方最多勝アラブに見る0遺伝。

以前に「スタンダードブレッド種の英雄に見る0遺伝」「アテネオリンピックの金メダル獲得馬に見る0遺伝」「クォーターホースに見る0遺伝」というエントリをアップしたことがありました。

で、今回はちょいと懐かしくなってしまった20世紀末におけるアングロアラブの名馬3頭と、21世紀におけるアングロアラブの名馬1頭の4代血統表を確認してみます。

ニホンカイユーノス 牡 芦毛 1994.5.9生 平取・赤石牧場生産 馬主・岡崎初美氏 益田・大賀繁厩舎→園田・曾和直榮厩舎

ニホンカイユーノス(1994.5.9)の4代血統表

ビソウエルシド(アア)
黒鹿毛 1985.4.14
種付け時活性値:0.00
(母が不受胎後の仔)
エルシド(アア)
鹿毛 1962.2.5
Nithard(アア)
1948
Kesbeth(アア) 1943
Nitouche(アア) 1940
Farida IV(アア)
1950
Elseneur(アア) 1943
Lady Salmson(アア) 1937
ミスシノブ(アア)
黒鹿毛 1970.6.30
マスホマレ(アア)
鹿毛 1956.5.20
タカクラヤマ 1947.4.12
スピーデー(アア) 1943.5.7
カツスル(アア)
鹿毛 1964.6.3
セイユウ(アア) 1954.3.28
允進(アア) 1950.4.20
ニホンカイローレル(アア)
芦毛 1986.3.22
仔受胎時活性値:1.75

イムラツド(アア)
芦毛 1977.4.1
種付け時活性値:0.00
Fayriland II(アア)
1969
Thailand(アア) 1964
Florise III(アア) 1955
Orsola
1971.4.2
Phaeton 1964
L'Epau 1965.2.4
サーテインラツク(アア)
鹿毛 1978.5.1
仔受胎時活性値:1.75
カステイラツク(アア)
鹿毛 1970.3.16
種付け時活性値:1.75
Dunamis(アア) 1962
Justinia 1963.5.17
サーテインアサヒ(アア)
鹿毛 1970.5.2
仔受胎時活性値:1.75
サーテインオー(アア)
鹿毛 1956.5.18
種付け時活性値:1.25
ホマレアサヒ(アア)
栗毛 1965.5.27
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:ライジングフレーム5×5>

ニホンカイユーノス(1994.5.9)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
カステイラツク
(?)
6.25 半姉ニホンカイキャロル
(↑通算46勝の名牝)
2番仔
(2連産目)

「益田の怪童」から1998年のNAR年度代表馬まで上り詰めたニホンカイユーノス。彼の引退レースとなった園田金盃のテレビ中継を見ておった訳ですよ。いや強かった。芦毛の馬体鮮やかにニホンカイユーノス。その鞍上はJRA移籍前の小牧太騎手でした。

何気に中島理論的な見方ではボトムラインの料的遺伝値が3代に渡り満7歳時の1.75ポイントを受け渡しています。そして何気にしっかり月のサイクル上に乗った世代交代がなされていますね(笑)

続いてのご紹介はこの馬。

ケイエスヨシゼン 牡 鹿毛 1993.4.27生 門別・道見忠信氏生産 馬主・(有)テイリツ 園田・保利照美厩舎

ケイエスヨシゼン(1993.4.27)の4代血統表

ミスターヨシゼン(アア)
鹿毛 1984.3.20
種付け時活性値:0.00
キタノトウザイ(アア)
栗毛 1976.4.24
スカレー(アア)
鹿毛 1969.4.29
エルシド(アア) 1962.2.5
トモスカップ(アア) 1960
イナリトウザイ(アア)
鹿毛 1971.4.21
カリム 1953
タクマサル(アア) 1963.4.16
ヨシゼン(アア)
鹿毛 1971.4.26
センジュ(アア)
鹿毛 1956.4.10
方景(アア) 1934.3.8
イースタン(アア) 1948
ヨシハート(アア)
鹿毛 1958.4.20
マツギク(アア) 1946.4.15
ハートフジ 1953.3.16
ニユーマルセイユー(アア)
鹿毛 1982.3.4
仔受胎時活性値:0.50

トスター(アア)
青鹿毛 1973.3.20
種付け時活性値:0.00
Star
鹿毛 1958.2.16
Soleil Levant 1951.4.15
Serena 1942
Toscane IV(アア)
1956
Djerba Oua(アラ) 1946
Traviata III(アア) 1947
テツホマレ(アア)
鹿毛 1965.2.14
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
セイユウ(アア)
鹿毛 1954.3.28
種付け時活性値:0.50
ライジングフレーム 1947
弟猛(アア) 1949.3.25
トキカネ(アア)
鹿毛 1953.6.1
仔受胎時活性値:0.75
トシシロ
栗毛 1940.4.29
種付け時活性値:1.00
明美(アア)
鹿毛 1944.4.20
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:バラツケー5×5>

ケイエスヨシゼン(1993.4.27)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
トシシロ 5.25 or 3.25 or 1.25    6番仔
(6連産目)

ケイエスヨシゼン、懐かしい。上で挙げたニホンカイユーノスの引退レースでは5馬身差の2着でしたけれど、この馬とて「アラブのメッカ」園田で史上2頭目の3冠を達成し、1996年のNAR年度代表馬に選出された名馬です。主戦は若き日の-いや今でも若いのですが-岩田康誠騎手でした。

という訳で、↑の4代血統表から分かるように、ニホンカイユーノス、ケイエスヨシゼンともに「父0交配+母父0交配」という近い代で先祖が減る配合がなされています。

3番手でご紹介するのは最後のJRA賞最優秀アラブ馬。 

ムーンリットガール 牝 鹿毛 1992.4.5生 門別・中野順一氏生産 馬主・小塚美近氏 栗東・森秀行厩舎→笠松・荒川友司厩舎→岩手・桜田浩三厩舎

ムーンリットガール(1992.4.5)の4代血統表
ドウカンガバナー(アア)
鹿毛 1981.6.25
種付け時活性値:0.50
スイセイガバナー(アア)
鹿毛 1974.5.10
スカレー(アア)
鹿毛 1969.4.29
エルシド(アア) 1962.2.5
トモスカップ(アア) 1960
セツゼツ(アア)
黒鹿毛 1968.4.24
★マロット 1959.5.14
ナンリユウ(アア) 1957
ドウカントスカイ(アア)
鹿毛 1976.2.20
トスカイ(アア)
栗毛 1969.3.25
Montfleur 1959.3.19
Toscane IV(アア) 1956
クインボアー(アア)
鹿毛 1958
サチミノリ(アア) 1950.4.5
オカフジ(アア) 1952
グリンベスト(アア)
芦毛 1983.5.30
仔受胎時活性値:2.00

ベストホワイト(アア)
芦毛 1974.4.6
種付け時活性値:0.00
★シンタカラフオード(アア)
鹿毛 1965.4.5
セントモレナ(アア) 1955.3.20
ハツギク 1956.3.22
ハクセンジユ(アア)
芦毛 1965.4.26
★センジュ(アア) 1956.4.10
谷義(サラ系) 1955.4.11
ミスハードウイン(アア)
鹿毛 1973.4.20
仔受胎時活性値:0.25
ハードウイン
黒鹿毛 1958.3.1
種付け時活性値:1.50
Hard Sauce 1948
フオーレル 1950
ミスホープ(アア)
鹿毛 1968.5.25
仔受胎時活性値:1.00
ホマレボシ
鹿毛 1957.4.22
種付け時活性値:0.50
耐宝(アラ)
鹿毛 1954.2.15
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:アサフジ5×5>

ムーンリットガール(1992.4.5)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ハードウイン
(フオーレル)
4.50    2番仔
(2連産目)

中央在籍時の末期、中京の芝2500mで行われた最後のアラブ大賞典を逃げて楽勝した後、サラブレッド相手の中山芝1200mのスプリンターズS(GI)に連闘したのは、なかなか気合の入ったローテーションでした。スプリンターズSは最下位人気でしたけれど、それでも2頭負かしたのですから頑張りました。

それでは最後に、地方競馬所属馬の連勝記録を更新し続ける高知の星を。

エスケープハッチ 牡 栗毛 2000.4.9生 門別・小西章氏生産 馬主・西森鶴氏 高知・田中譲二厩舎

エスケープハッチ(2000.4.9)の4代血統表
ミスタージョージ(アア)
鹿毛 1982.5.31
種付け時活性値:0.25
ミルジョージ
鹿毛 1975.4.12
Mill Reef
鹿毛 1968.2.23
Never Bend 1960.3.15
Milan Mill 1962
Miss Charisma
鹿毛 1967
Ragusa 1960
マタティナ 1960
ローレルカツプ(アア)
鹿毛 1966.3.23
★ヘリオス
栗毛 1957.5.13
ブッフラー 1952
ミスハイペリオン 1950.4.8
伊達錦(アラ)
鹿毛 1947.3.21
▲イブンヂアド(アラ) 1928
緑林(アラ) 1931
ウインザオール(アア)
鹿毛 1993.4.6
仔受胎時活性値:1.50
ハツタダイドウ(アア)
栗毛 1980.3.27
種付け時活性値:1.00
スマノダイドウ(アア)
鹿毛 1970.2.21
ミトタカラ(アア) 1956.5.3
トキノメジロ(サラ系) 1964.4.1
オーエヌカリム(アア)
黒鹿毛 1970.3.1
★カリム 1953
セフトイチ(アア) 1962.3.7
オールムソウ(アア)
鹿毛 1979.5.30
仔受胎時活性値:1.25
★タガミホマレ(アア)
栗毛 1962.4.23
種付け時活性値:0.00
ミネフジ(アア) 1947.4.10
バイオレット(アア) 1953.4.5
ウインクラー(アア)
鹿毛 1966.4.29
仔受胎時活性値:1.00
センジュ(アア)
鹿毛 1956.4.10
種付け時活性値:0.25
ジプシー(アア)
黒鹿毛 1961.5.28
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:なし>

エスケープハッチ(2000.4.9)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ハツタダイドウ
(オーエヌカリム)
4.75    3番仔
(3連産目。但し、死産含む)

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月 5日 (土)

インド最強馬に見る0遺伝。

昨日の「旧ソ連最強馬に見る0遺伝。」に続きまして、本日はインド最強馬に見る0遺伝をお届けしたいと思います。

イルーシヴピムパーネル - Wikipedia

Elusive Pimpernel 牡 栗毛 1991生 生産および馬主・インド・ダッシュメッシュスタッドファーム インド・R.バイラムジ厩舎

Elusive Pimpernel(1991)の4代血統表
Wattlefield[A●]
鹿毛 1979.2.15
種付け時活性値:0.75

Red God
栗毛 1954.2.15
Nasrullah
鹿毛 1940.3.2
Nearco 1935.1.24
Mumtaz Begum 1932
Spring Run
鹿毛 1948
Menow 1935
Boola Brook 1937
Short Commons
鹿毛 1962
Hard Tack
鹿毛 1955
Hard Sauce 1948
Cowes 1949
Padus
鹿毛 1955
Anwar 1943
Cherry Way 1944
Right Step
栗毛 1984.2.5
仔受胎時活性値:1.50
Ilheus[A]
栗毛 1978.4.14
種付け時活性値:1.25
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Homeward Bound
栗毛 1961
Alycidon 1945.3.15
Sabie River 1949
Right to Royalty
鹿毛 1980.3.6
仔受胎時活性値:0.75
Rex Magna[C]
青毛(?) 1974.4.11
種付け時活性値:1.25+α
Right Royal 1958
Chambre d'Amour 1967.3.17
Good Queen Bess
黒鹿毛 1963.3.5
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
★Bold Ruler[A]
鹿毛 1954.4.6
種付け時活性値:0.00
Flirtatious
鹿毛 1950
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Nasrullah3×5、Nearco4×5、Menow4×5>

Elusive Pimpernel(1991)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Rex Magna
(Right to Royalty)
5.25 or 3.25
(No.5-C)
?

字面上の5代血統表内のクロスは父方のRed Godの0と母方のBold Rulerの0により弊害の無いクロスとして処理されています。また、見れば、母父Ilheusは輸入種牡馬スイフトスワロー(1977.2.16)の全弟です。両馬の母Homeward Boundは英オークス(現GI)、ヨークシャーオークス(現英GI)の勝ち馬ですね。

あ、Homeward Boundと言っても、サイモンとガーファンクルではありません。

……すみません、すみません。いや、しかし、ニューヨークのセントラルパークで53万人の観衆を集めてのコンサートですからね。凄い。

えー、気を取り直しまして、「インド最強馬」と言えば彼を忘れてはいけません。そう「インドのシンザン」を。

オウンオピニオン - Wikipedia

オウンオピニオン 牡 栗毛 1975.2.17生 インド・ボパールスタッド生産 馬主・M.A.M.ラマスワミー氏 インド・A.B.デビディアン厩舎

オウンオピニオン(1975.2.17)の4代血統表
Simead[D]
栗毛 1968
種付け時活性値:1.50
シルバーシャーク
芦毛 1963
Buisson Ardent
栗毛 1953
Relic 1945
Rose o'Lynn 1944
Palsaka
芦毛 1954
Palestine 1947
Masaka 1945
Meadow Pipit
栗毛 1961
Worden
栗毛 1949
★Wild Risk 1940
Sans Tares 1939
Rising Wings
栗毛 1955
The Phoenix 1940
Skylarking 1950
Purita
鹿毛 1968
仔受胎時活性値:1.50
Cornish Flame[C]
栗毛 1948
種付け時活性値:0.75
Hyperion
栗毛 1930.4.18
Gainsborough 1915.1.24
Selene 1919
Stratton Street
栗毛 1933
Fairway 1925
Devonshire House 1924
Pashmina
鹿毛 1959
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
★Fair Aid[A]
1950
種付け時活性値:0.00
Nasrullah 1940.3.2
Fair Portia 1941
Tosca
鹿毛 1951
仔受胎時活性値:1.75
★Tarquinius Superbus[A]
鹿毛 1942
種付け時活性値:0.00
Big Blaze
1944
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Nearco5×5×5、Fair Trial5×5>

オウンオピニオン(1975.2.17)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Simead
(Rising Wings)
6.75 or 4.75
(No.6-F)
?

皆様、オウンオピニオンがシルバーシャークの直孫ってご存知でした?恥ずかしながら、私は初めて知りました(^^;)

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月 4日 (金)

天皇賞・春(GI)の勝ち馬、アークへ。

アドマイヤジュピタが凱旋門賞挑戦(netkeiba.com)

追加登録料10万ユーロ-約1680万円-を支払ってまで挑むというその意気やよし。という訳で、アドマイヤジュピタの4代血統表をアップしてみました。

アドマイヤジュピタ 牡 栗毛 2003.3.1生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・近藤利一氏 栗東・友道康夫厩舎

アドマイヤジュピタ(2003.3.1)の4代血統表
フレンチデピュティ[A]
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.50
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent
栗毛 1967.4.29
Northern Dancer 1961.5.27
Victoria Regina 1958.5.18
Mint Copy
黒鹿毛 1970.2.24
★Bunty's Flight 1953.4.26
Shakney 1964
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace
鹿毛 1969.1.24
Speak John 1958.2.7
Blue Moon 1948
Laredo Lass
黒鹿毛(?) 1971.3.19
★Bold Ruler 1954.4.6
Fortunate Isle 1959.4.24
ジェイズジュエリー
黒鹿毛 1995.4.13
仔受胎時活性値:1.75
リアルシャダイ[A]
黒鹿毛 1979.5.27
種付け時活性値:1.75
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Desert Vixen
黒鹿毛 1970.4.19
In Reality 1964.3.1
Desert Trial 1963.5.14
アサーション
鹿毛 1987.5.7
仔受胎時活性値:1.75
Assert[A]
鹿毛 1979.4.17
種付け時活性値:1.75+α
Be My Guest 1974.4.12
Irish Bird 1970
Yes Please
栗毛 1976.4.27
仔受胎時活性値:0.50
Mount Hagen[A]
栗毛 1971.5.4
種付け時活性値:1.00
Thankfull
栗毛 1960
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>

アドマイヤジュピタ(2003.3.1)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Assert
(Sea-Bird)
5.75 いとこアドマイヤメイン
(No.13-A)
3番仔
(不受胎後)

まず、形相の遺伝について。母父リアルシャダイと祖母父Assertが同じ1.75ポイントですが、各々の父仔の生年月日から、祖母父Assertを最優性先祖と判断しました。そして、形相の対象はアドマイヤジュピタの5世代前の先祖ということで、Assertの先祖を辿ると母父Sea-Bird(1962.3.8)が1.75ポイントで最大の数値となっていましたのでSea-Birdを形相の対象と判断しました。

#ものすごく純粋に中島理論的な見解を行うと、アドマイヤジュピタの栗毛はSea-Birdの隔世遺伝ということになりますが、そこは単純に父フレンチデピュティの栗毛が出たと考えるのが素直ですね(笑)

さて、Sea-Birdは仏英で通算8戦7勝、2着1回。その主な勝ち鞍に凱旋門賞(現仏GI)、英ダービー(現GI)、サンクルー大賞(現仏GI)、リュパン賞(現仏GI)があります。空前のハイレベルと目された1965年の凱旋門賞で圧勝を収めたSea-Birdは、お互いを嫌うきらいのある英仏どうしにおいても、共に「彼こそ20世紀最強」の声があがる名馬です。

ゴール前での外へのふくれっぷりもなんのその、2着の同期の仏ダービー(現GI)馬Reliance(1962)に、公式発表では6馬身差をつけての楽勝。なお、レースの3着が後に日本でクシロキング(1982.5.18)の父となるダイアトム(1962)、5着がひとつ前のエントリで紹介した旧ソ連最強馬Anilin(1961)でした。

アドマイヤジュピタに凱旋門賞を圧勝した血が強く出ているのならば、心強いところですね♪

牝系について確認しておくと、ボトムラインにおける4回の世代交代のうち3回が活性値1.75で行われており、潜在的な体力を示す料的遺伝値は5.75と強大な数値になっています。こちらも文句なし。

合わせて、アドマイヤジュピタは母ジェイズジュエリー-実は現役時代は陣内孝則さんの持ち馬-が不受胎後の仔です。言わずもがなの「空胎後に名馬あり」ですね。

なお、近藤オーナーがお持ちになったJRAGI勝ち馬たちについて確認したログを以前残しましたが、改めて示しておくと、

  1. アドマイヤベガ(1996.3.12)
  2. アドマイヤコジーン(1996.4.8)
  3. アドマイヤマックス(1999.4.10)
  4. アドマイヤドン(1999.5.17)
  5. アドマイヤグルーヴ(2000.4.30)
  6. アドマイヤムーン(2003.2.23)
  7. アドマイヤジュピタ(2003.3.1)

と、7頭のうちアドマイヤムーンを除く6頭が「母が前年産駒無し後の仔」です。なんだ言いながら、中島理論的な観点からは実に引きが上手い。名牝の初仔であるとか、組み合わせが極少の仔とか。サスガ、大したものです。

果たして、栗色の駿馬の海外挑戦や如何に。ぜひとも頑張って欲しいものです。祈。

ではでは、また明日♪

追伸。もう1頭の現役天皇賞馬の海外遠征はどうなるのでしょうね。気になるところです。

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旧ソ連最強馬に見る0遺伝。

という訳で表題の通りの内容です。なかなか渋いところをついてくるでしょう(笑)

アニリン (競走馬) - Wikipedia

Anilin 牡 鹿毛 1961生 生産および馬主・コンツァフォト・ヴォスホート ソ連・й・デムキンスキー厩舎

Anilin(1961)の4代血統表

Element[B]
鹿毛 1952
種付け時活性値:0.00
Etalon Or
栗毛 1936
Massine
鹿毛 1920
Consols 1908
Mauri 1909
La Savoyarde
芦毛 1927
Filibert de Savoie 1920
La Balladeuse 1919
Margaritka
鹿毛 1944
Gainslaw
黒鹿毛 1929
Winalot 1921
Margaret Burr 1925
Macedonja
鹿毛 1931
Mah Jong 1924
Cylicja 1921
Analogichnaya
栗毛 1953
仔受胎時活性値:1.75
Agregat[C]
鹿毛 1943
種付け時活性値:0.25
★Artist's Proof
栗毛 1926
Gainsborough 1915.1.24
Clear Evidence 1920
Abeba
鹿毛 1931
Balbinus 1918
Az a Hired 1924
Giurza
栗毛 1938
仔受胎時活性値:1.50
★Zator[B]
栗毛 1929
種付け時活性値:0.00
Tagor 1915
Ziya 1921
Gagara
栗毛 1930
仔受胎時活性値:1.75
Hetman Ney[D]
栗毛 1924
種付け時活性値:1.25
Gortenziya
鹿毛 1915
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Gainsborough5×4、Francica(♀)=Tagor(♂)5×4>

Anilin(1961)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Hetman Ney
(Gertsog)
6.50
(No.27-A)
?

「父0交配×母1.75交配」-特に産駒数が少ない時の交配である「父満8歳時×母満7歳時」-は、中島理論的には黄金パターンと思っています。Anilinは同系となる直父系と祖母父系を共に0交配で消却し、最優性先祖に異系のMatchem(1748)系を持って来ています。やるな。

しかし、1961年生まれのサラブレッドは洋の東西を問わず「当たり年」なのかも知れませんね。加国ではNorthern Dancer(1961.5.27)、日本ではシンザン(1961.4.2)、そしてソ連ではAnilinが生まれたのでした。いずれも各々の国では「20世紀最高」と目される馬たちでしょう。また、同じく1961年、米国ではRaise a Native(1961.4.18)が生まれています。同馬は競走成績こそ2歳時に4戦4勝で終えていますが、種牡馬となってExclusive Native(1965.4.17)、Majestic Prince(1966.3.19)、Mr.Prospector(1970.1.28)、Alydar(1975.3.23)など優秀な産駒を送り込みました。やっぱり当たり年。

また、今年2008年の2歳馬にはロシア産馬がいて話題になっていますね。ダノンシェル(2006.2.20)ダノンブリッジ(2006.3.22)。特にダノンブリッジの直父系は、Anilinの直父系および祖母父系と同系であるFrorizel(1891)系です。マル外とはいえ、この直父系は……。驚がくのロシア土着のマイナー父系ですね(^^;)

ついでWebを渉猟したところ、ダノンシェルとダノンブリッジの生産者である「Voskhod Stud」は「コンツァフォト・ヴォスホート」と同意とのことです。つまりはAnilinとダノンシェルとダノンブリッジは同じ牧場の生産ということですね。

なお「Voskhod」はロシア語で「日の出」という意味だそうです。

本来、このエントリは「旧ソ連最強馬とインド最強馬に見る0遺伝。」というタイトルになる予定でした。が、思いの外ロシア産馬の話題に割いてしまいましたので(笑)、「インド最強馬に見る0遺伝。」はまた明日アップします。

ではでは、今日はこのへんで。

<Web Resource>

両サイトに心からの感謝を。

2008/07/04 21:34追記。ちょっと気になったのでVoskhod Studの場所を確認したのですが、ロシアの領土では最西端、隣国ウクライナにもほど近いクラスノダール地方というところにあるようです。場所から考えるとVoskhod Studというのは意味深な牧場名ですね。ロシアの領土では最も日の出が遠い西の果てにあるのですから。なお、現在のVoskhod Studには日本の青森の諏訪牧場でも繋養された英2000ギニー(GI)馬アントレプレナー(1994.3.7)が居を構えているようです。ええ、ダンシングサーパス(1990.3.13)の半弟ですよ。

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2008年7月 3日 (木)

まずは27分の1。

新種牡馬サニングデール産駒が初勝利(netkeiba.com)

先日「応援したい2008年度新種牡馬といえば。」というエントリで名前を挙げたサニングデール(1999.4.1)。その初産駒27頭のうちの1頭であるパープルマジック(2006.4.24)が、ホッカイドウ競馬にて初勝利を収めました。おめでとうございます♪ 

パープルマジックのレース映像は「http://nar.chihoukeiba.jp/Hokkaido/Asahikawa/race_ym/200807/race_d/02」の「03R フレッシュチャレンジ競走」をご確認ください。いや、見事な勝ちっぷりです。頑張りました♪

という訳で、サニングデール産駒として初勝利を遂げた仔の、4代血統表を以下に示しておきます。

パープルマジック 牡 黒鹿毛 2006.4.24生 新ひだか・塚田達明氏生産 馬主・水上行雄氏 北海道・田中正二厩舎

パープルマジック(2006.4.24)の4代血統表
サニングデール[D]
黒鹿毛 1999.4.1
種付け時活性値:1.50
ウォーニング
青鹿毛 1985.4.13
Known Fact
鹿毛 1977.3.15
In Reality 1964.3.1
Tamerett 1962.2.17
Slightly Dangerous
鹿毛 1979.4.8
Roberto 1969.3.16
Where You Lead 1970.4.23
カディザデー
黒鹿毛 1988.5.23
Darshaan
鹿毛 1981.4.18
Shirley Heights 1975
Delsy 1972.3.20
Kadissya
鹿毛 1979.3.15
Blushing Groom 1974.4.8
Kalkeen 1974.2.18
キャッシュオーバー
黒鹿毛 1997.4.27
仔受胎時活性値:2.00
マジックマイルズ[x]
黒鹿毛 1985.4.7
種付け時活性値:0.75
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Marimbula
鹿毛 1978.10.6
Balconaje 1968.7.1(?)
Maritza 1969.10.4
センターオーバー
黒鹿毛 1988.5.4
仔受胎時活性値:2.00
(キャッシュオーバーは初仔)
パーフライト[D]
芦毛 1981.2.11
種付け時活性値:1.50+α
★In Reality 1964.3.1
Imanative 1964.3.1
パティオ
鹿毛 1978.3.6
仔受胎時活性値:0.25
(センターオーバーは6連産目の6番仔)
パーソロン[E]
鹿毛 1960
種付け時活性値:0.25
サンティアナ
鹿毛 1970.2.28
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:In Reality4×4、Raise a Native5×4、Native Dancer5×5(母方)>

パープルマジック(2006.4.24)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
パーフライト
(キャッシュオーバー)
6.00
(No.4-C)
3番仔
(3連産目)

むぅ、非Northern Dancer(1961.5.27)および非サンデーサイレンス(1986.3.25)はなはだしい構成ですね(笑)。Matchem(1748)×2系、Herod(1758)×1系、アメリカンダミー×1系という4代血統構成は、なかなかお目にかかれない組み合わせです。

パープルマジックの配合で「上手いな」と思ったのは、同父系となるサニングデールとパーフライトの組み合わせにより、お互いの持つ血を0化しあっているところです。サニングデールは父方にRaise a Nativeの0交配を受けた先祖Where You Leadを持っており、Raise a Native以前の先祖を0クリア化できます。いっぽう、パーフライトは父In Reality満16歳時の0交配馬ですから、In Reality以前の先祖を0クリア化できます。結果、サニングデールとパーフライト両者の組み合わせにより、サニングデールの直系曾祖父In Realityはオレンジ0化、パーフライトの母父Native Dancer(1950.3.27)もオレンジ0化という寸法です。うん、良くできていますね。まさに0のマジックです。……ごめんなさい、ごめんなさい(苦笑)

#パープルマジックの母であるキャッシュオーバーの直祖父がMr.Prospectorなので、パーフライトの母父Native Dancerはキャッシュオーバーの時点でオレンジ0化されていますね。

果たして、サニングデールの孝行息子の行く末やいかに。何はともあれ、これからも元気に頑張って欲しいものです♪

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月 2日 (水)

東洋の牝系近親馬の分も頑張ってくれました。

サンクルー大賞典、ユームザインがG1・2勝目(netkeiba.com)

昨年のオイロパ賞(独GI)以来のGI制覇となったYoumzain(2003.2.20)。サスガに去年の凱旋門賞(仏GI)および"キング・ジョージ"(英GI)でディラントーマス(2003.4.23)の2着に入った強豪、前走コロネーションC(英GI)で2着に負かされた2007年の愛ダービー(GI)馬Soldier of Fortune(2004.2.20)に借りを返しました。

Youmzain 牡 鹿毛 2003.2.20生 愛国・F.ダン氏生産 馬主・J.アブドゥラ氏 英国・M.R.シャノン厩舎

Youmzain(2003.2.20)の4代血統表
Sinndar[A]
鹿毛 1997.2.27
種付け時活性値:1.25
Grand Lodge
栗毛 1991.3.6
★Chief's Crown
鹿毛 1982.4.7
Danzig 1977.2.12
Six Crowns 1976.4.21
La Papagena
黒鹿毛(?) 1983.5.26
★Habitat 1966.5.4
Magic Flute 1968
Sinntara
鹿毛 1989.3.8
Lashkari
鹿毛 1981.4.3
Mill Reef 1968.2.23
Larannda 1971.2.20
Sidama
鹿毛 1982.2.27
Top Ville 1976.4.5
Stoyana 1976.3.31
Sadima
鹿毛 1998.3.21
仔受胎時活性値:1.00

Sadler's Wells[A●]
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Anima
鹿毛 1989.3.27
仔受胎時活性値:2.00
Ajdal[A]
鹿毛 1984.4.2
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer 1961.5.27
Native Partner 1966.4.5
Cocotte
鹿毛 1983.2.21
仔受胎時活性値:1.25
Troy[A]
鹿毛 1976.3.25
種付け時活性値:1.50
Gay Milly
鹿毛 1977.4.5
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×3×4、Mill Reef4×5>

Youmzain(2003.2.20)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Troy
(Sadima)
5.50 近親ピルサドスキー
(No.11)
初仔

むぅ、改め見ると、字面上は豪快なNorthern Dancer3段掛けですね(苦笑)。けれど、↑の血統表の通り、Northern Dancerのクロスは見事に0クリア化されています。あと、確認できた範囲では、Youmzainは母Sadimaの初仔のようです。

さて、Youmzainの牝系は11号族Gaily(1971)の分枝系。彼の牝系近親図をごくごく簡単に示しておくと、

Gaily 1971 英愛仏2勝 愛1000ギニー(GI) 愛オークス(GI)2着 ヴェルメイユ賞(仏GI)3着
|Gay Milly 1977.4.5 仏英1勝
||Cocotte 1983.2.21 愛仏1勝 プシケ賞(仏GIII)2着
|||Glowing Ardour 1988.2.18 英3勝 シルクングライダーS(GIII)
|||Anima 1989.3.27 英0勝
||||Sadima 1998.3.21 英1勝
|||||Youmzain 2003.2.20 (本馬) サンクルー大賞(仏GI) オイロパ賞(独GI)ほかにGII1勝
|||||Creachadoir 2004.2.8 現役 ロッキンジS(英GI)ほかにGIII3勝
|||ピルサドスキー 1992.4.23 英米独日10勝 全欧古馬王者 JC(GI)などGI5勝
|||ファインモーション 1999.1.27 中央8勝 エリザベス女王杯(GI) 秋華賞(現JpnI)など重賞全5勝
|Gay Fantastic 1983.3.5 不出走
||Fairy Lights 1995.4.11 英0勝
|||Roman Chariot 2002.9.2 新豪2勝 新ダービー(GI)2着
|||ロックドゥカンブ 2004.9.29 現役 セントライト記念(JpnII) ラジオNIKKEI賞(JpnIII)

宝塚記念(GI)のロックドゥカンブは本当に残念な結果でした。美しい青鹿毛で、首差したくましく懸命に走る姿。もしかしたら、私にとっては、最近の競走馬の中では最も好きな走法を見せてくれた馬だったのかも知れません。今はただただ「元気になって欲しい」と願っています。

ではでは、今日はこのへんで。

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2008年7月 1日 (火)

第143回愛ダービー(GI)。

日が変わったので就寝前に勢いでアップしておきます(^^;)

愛ダービー、フローズンファイアが快勝(netkeiba.com)

英ダービー(GI)馬New Approach(2005.2.18)が左後脚の負傷のため出走回避となった愛ダービーを制したのは、前走英ダービー11着から巻き返したエイダン・パトリック・オブライエン厩舎の独国産馬、Frozen Fire(2005.2.19)でした。結果、Frozen Fireは父モンジュー(1996.4.4)との父仔2代制覇、そしてオブライエン調教師は3連覇で史上最多となるの通算6度目の愛ダービー制覇とあいなりました。しかし、最後の直線は3着のAlessandro Volta(2005.2.11)のお行儀があまりよろしくありませんでしたね。洋の東西を問わず、お馬さんをまっすぐ走らせるのはやはり大変なようです……。

#なお、オブライエン師の愛ダービー6勝の布陣は、デザートキング(1994.3.31)、Galileo(1998.3.30)High Chaparral(1999.3.1)、ディラントーマス(2003.4.23)、Soldier of Fortune(2004.2.20)-Galileoとの父仔制覇-、そしてFrozen Fireです。ご、豪華メンバーやなぁ(笑)

という訳で、Frozen Fireの血統を確認しておきます-初重賞がGIだったせいかPedNetに未登録でしたので登録もしておきました(笑)-。

Frozen Fire 牡 鹿毛 2005.2.19生 独国・ユルゲン.U.W.ホイヤー氏生産 馬主・マイケル・テイバー氏 愛国・A.P.オブライエン厩舎

Frozen Fire(2005.2.19)の4代血統表

モンジュー[A●]
鹿毛 1996.4.4
種付け時活性値:0.00
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Floripedes
鹿毛 1985.5.11
★Top Ville
鹿毛 1976.4.5
High Top 1969
Sega Ville 1968.5.1
Toute Cy
鹿毛 1979.5.4
★Tennyson 1970.3.22
Adele Toumignon 1971.4.16
Flamingo Sea
栗毛 1999.1.29
仔受胎時活性値:1.25
Woodman[x]
栗毛 1983.2.17
種付け時活性値:1.75
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
プレイメイト
栗毛 1975.4.12
Buckpasser 1963.4.28
Intriguing 1964.2.16
Fabula Dancer
栗毛 1986.2.8
仔受胎時活性値:1.00
Northern Dancer[A]
鹿毛 1961.5.27
種付け時活性値:0.00(2.00)
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fair Rosalind
栗毛 1978.4.5
仔受胎時活性値:1.75
Exclusive Native[x]
栗毛 1965.4.17
種付け時活性値:1.00
Thirty Years
鹿毛 1973.3.6
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×3、Raise a Native4×5(母方)>

Frozen Fire(2005.2.19)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Woodman
(Mumtaz Begum?)
5.00 伯母Flamingo Road
(No.8-C)
2番仔
(2連産目)

ふふ。Frozen Fire、中島理論使いは思わず「ニヤリ」としてしまうような配合ですね(笑)。字面上、父Montejeuが満8歳時の0交配、祖母父Northern Dancerが満24歳時の0交配と近い代で先祖が減る配合となっています-ただ、共に仔の生誕月が2月のため厳密には活性値は「2.00」かも知れません-。さらに、母父Woodman、曾祖母父Exclusive Nativeより、Raise a Native(1961.4.18)4×5の0クロスが母方に生じています。

また、牝系について簡単に確認したところ、伯母Flamingo Road(1996.2.9)は独仏4勝で独オークス(現GI、当時GII)、ハンザ賞(独GII)を勝ち、バーデン大賞(独GI)2着、独ダービー(GI)3着の活躍馬です。また高祖母Thirty Yearsは米3勝でリトルシルヴァーH(GIII)の勝ち馬です。この牝系は元を辿れば米国牝系で、Thirty Years及びFair Rosalindからの別分枝に米国重賞の勝ち馬も出ています。

直線でひと悶着あったもののFrozen Fire自身の末脚は鋭く確かなものでした。目指すは行く手に並び立つ頂上GIの父仔制覇でしょうか。Frozen Fireのこれからを楽しみにしたいものです。

ではでは、今日はこのへんで。

#余談。ついでながら、直線でヨレた3着馬Alessandro Voltaの父もモンジューです。で、やはりテイバー氏の持ち馬でオブライエン厩舎、ですね。

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