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2008年7月16日 (水)

2008年の重賞勝ち馬の血統について-其の弐-。

第44回七夕賞(GIII)。

ミヤビランベリ 牡 栗毛 2003.3.28生 静内・原武久氏生産 馬主・村上義勝氏 栗東・加藤敬二厩舎

ミヤビランベリ(2003.3.28)の4代血統表
オペラハウス[A●]
鹿毛 1988.2.24
種付け時活性値:1.50
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Colorspin
鹿毛 1983.3.16
High Top
黒鹿毛 1969
Derring-Do 1961
Camenae 1961
Reprocolor
栗毛 1976.5.14
Jimmy Reppin 1965
Blue Queen 1967
アステオン
鹿毛 1996.3.11
仔受胎時活性値:1.50
(母が不受胎後の9番仔)
[中央1勝]

ホリスキー[A]
黒鹿毛 1979.4.13
種付け時活性値:0.00
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
Nijinsky 1967.2.21
シル 1970.4.22
オキノバンダ
鹿毛 1970.4.10
オンリーフォアライフ 1960
メジロビーナス 1963.3.27
ピアレスレデイ
鹿毛 1979.3.8
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
[中央4勝。OP特別1勝]
テスコボーイ[A●]
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:1.75
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
イーストサイド
鹿毛 1969.6.6
仔受胎時活性値:0.25
[中央6勝。モガミチャンピオンの母]
パーソロン[E]
鹿毛 1960
種付け時活性値:0.00
ミスハクリュウ
鹿毛 1961.4.20
仔受胎時活性値:1.75
[中央1勝]

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×5>

ミヤビランベリ(2003.3.28)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
テスコボーイ
(アステオン)
5.50 or 3.50 伯父ニホンピロラック
(No.12 ビューチフルドリーマー系)
2番仔
(2連産目)

人気は隣の弟が騎乗していた馬が背負っていましたけれど、レースでは兄が逃げて主導を握り、そのまま押し切りました。ミヤビランベリ、単勝7番人気もなんのその、吉田豊騎手の好騎乗にも助けられて、重賞初制覇となりました。管理される加藤敬二調教師はミスズシャルダン(1995.3.11)による2001年の小倉大賞典(現JpnIII)以来7年ぶりの重賞制覇とのことでした。

では、以下にミヤビランベリのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

イーストサイド 1969.6.6 中央6勝
|ピアレスレデイ 1979.3.8 中央4勝 ターコイズS(OP)
||ニホンピロラック 1988.3.22 中央9勝(平地6勝+障害3勝) 東京障害特別・秋(現東京オータムジャンプ、J・GIII)ほか平地OP特別3勝
||ヒロイン 1991.3.26 中央0勝
|||ハルウララ 1996.2.27 地方0勝
||アステオン 1996.3.11 中央1勝
|||ミヤビランベリ 2003.3.28 (本馬) 七夕賞(GIII)
|モガミチャンピオン 1985.3.17 中央6勝 カブトヤマ記念(旧GIII)ほかGIII2着2回3着2回
|アドマイヤゲイル 1992.5.31 中央4勝 NZT4歳S(現NZT、JpnII)3着

小岩井の12号族ビューチフルドリーマー(1903)系。近親馬の戦績を辿った時、ニホンピロラックが東京障害特別・秋を制していることをちゃんと覚えていた自分に驚きました(笑)。かつての「月刊優駿」誌上における重賞勝ち馬紹介のページがなぜか印象に残っていたんですね。

また、ちょっと毛色の違う馬が近親にいますね。従姉ハルウララ。連敗云々が取り沙汰されますけれど、母ヒロインはニホンピロラックの全妹-しかも中島理論的にはその父ラッキーソブリン(1974.1.28)が満16歳時の0交配-という隠れた良血です。

#余談となりますが、世間の耳目を集める馬というのは、案外、血統がしっかりした馬が多いような気がします。かつて首都高速を爆走したスーパーオトメ(1993.5.21)も、実はフェブラリーS(当時GII)を制したチアズアトム(1989.5.20)の半妹だったりしますので。また、スーパーオトメは父ヒダショウウン(1979.4.2)というところがかなり泣かせます。

第13回プロキオンS(GIII)。

ヴァンクルタテヤマ 牡 栗毛 2002.5.15生 静内・藤沢牧場生産 馬主・辻幸雄氏 栗東・安田伊佐夫厩舎

ヴァンクルタテヤマ(2002.5.15)の4代血統表

フォーティナイナー[x]
栗毛 1985.5.11
種付け時活性値:0.00
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Gold Digger
鹿毛 1962.5.28
Nashua 1952.4.14
Sequence 1946
File
栗毛 1976.4.30
Tom Rolfe
鹿毛 1962.4.14
Ribot 1952.2.27
Pocahontas 1952
Continue
黒鹿毛 1958.2.23
Double Jay 1944
Courtesy 1952
フラワータテヤマ
鹿毛 1994.3.17
仔受胎時活性値:1.75
(母が3連産目の5番仔)

[中央地方6勝。OP特別1勝]

ブライアンズタイム[A]
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:0.00
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Kelley's Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark 1963.4.7
Golden Trail 1958.3.5
ワンボールドビッド
鹿毛 1985.5.4
仔受胎時活性値:2.00
(母が双子流産後の4番仔)
[不出走。ギャロップダイナの全妹]
ノーザンテースト[A]
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.25
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
アスコットラップ
鹿毛 1976.6.10
仔受胎時活性値:2.00
[不出走。ギャロップダイナの母]
★エルセンタウロ[A]
黒鹿毛 1959.9.1
種付け時活性値:0.00
ディープディーン
鹿毛 1970.5.22
仔受胎時活性値:1.25
[不出走]

<5代血統表内のクロス:Nashua4×5、Ribot4×5、Nasrullah5×5(父方)>

ヴァンクルタテヤマ(2002.5.15)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ノーザンテースト
(Lady Angela)
7.00 曾祖母の初仔がギャロップダイナ
(No.3-N)
初仔

砂上の戦いは「前に出る」という明確な意識を持った人馬に勝利の女神が振り向きました。7番人気を振り切って、ヴァンクルタテヤマ。鞍下もそうですが、鞍上の赤木高太郎騎手も中央移籍後、重賞初制覇となりました。おめでとうございます。とあるスポーツ新聞は「ヴァンクルわせ」なんていうダジャレを使っていましたけれど「ヴァンクル(vaincre)」とは仏語で「打ち破る」という意味だそうです。

しかし、改めて血統を確認すると良い意味でがく然としますね。4代で0交配3回、母の初仔……。まま、詳しくは↑の血統表や総括がすべてです(笑)

という訳で、以下にヴァンクルタテヤマのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

アスコットラップ 1976.6.10 不出走
|ギャロップダイナ 1980.4.25 日仏10勝 天皇賞・秋(GI) 安田記念(GI) 東京新聞杯(GIII)
|ダイナチャイナ 1983.5.19 中央7勝
||アグネスカミカゼ 1993.2.26 中央5勝 目黒記念(GII)
|ワンボールドビッド 1985.5.4 不出走
||フラワータテヤマ 1994.3.17 中央6勝 栗東S(OP) スパーキングレディーC(現JpnIII)3着
|||ヴァンクルタテヤマ 2002.5.15 (本馬) プロキオンS(GIII)
|エイシンオーシャン 1990.3.25 中央4勝 シクラメンS(OP)

「あっと驚くギャロップダイナ」が大伯父にいますね。ギャロップダイナの印象が強すぎるのか、社台さんの一発駆け血統というと、このアスコットラップの子孫を思ってしまいます。また、ギャロップダイナの全弟エイシンオーシャンは角田晃一騎手のJRA通算200勝のお相手です。素質馬、密かに応援していました。

という訳で、東西で7番人気馬が重賞制覇を果たした-七夕(^^;)-、7月第2週に行われた古馬重賞の結果でした。

ではでは、今日はこのへんで。

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