« 2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の弐-。 | トップページ | 2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の参-。 »

2008年7月12日 (土)

第125回伊ダービー(GI)。

下書きを放置していたら、タイムリーになったので、出し惜しみをせずアップしておきます(笑)

Cima de Triomphe 牡 芦毛 2005.4.4生 愛国・ソフィム社生産 馬主・カクテル社 伊国・B.グリゼッティ厩舎

Cima de Triomphe(2005.4.4)の4代血統表
Galileo[A●]
鹿毛 1998.3.30
種付け時活性値:1.50

Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26 ♀
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
アーバンシー
栗毛 1989.2.18
Miswaki
栗毛 1978.2.22
Mr.Prospector 1970.1.28
Hopespringseternal 1971.5.27
Allegretta
栗毛 1978.3.10
Lombard 1967
Anatevka 1969
Sopran Londa
芦毛 1995.4.13
仔受胎時活性値:0.25

デインヒル[A]
鹿毛 1986.3.26
種付け時活性値:0.00
★Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Razyana
鹿毛 1981.4.18
His Majesty 1968.4.15
Spring Adieu 1974.5.10
Longobarda
芦毛 1981.4.6
仔受胎時活性値:1.25
クリスタルパレス[A]
芦毛 1974.3.25
種付け時活性値:1.50
Caro 1967.4.11
Hermieres 1958.4.10
Luisa Morales
栗毛 1976.5.11
仔受胎時活性値:1.00
Claude[C]
鹿毛 1964
種付け時活性値:0.75
Laura Russell
鹿毛 1970.4.9
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4、Natalma(♀)4×5・5、Buckpasser5×5>

Cima de Triomphe(2005.4.4)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Galileo(?) 3.75 母が伊1000ギニー馬
(No.9-C)
3番仔以降の仔

今年から芝2200mの距離で争われるようになったデルビーイタリアーノ。直線、内から鋭い脚で差し切り勝ちを収めたのはGalileoの仔、Cima de Triompheでした。

……と、下書きをしたためていたのですが、 なんと、社台ファーム代表の吉田照哉さんがCima de Triompheを購入されたというニュースが報じられました。気の早い話ですが、Cima de Triompheの引退後は社台SSにスタッドインするのでしょう。そうなれば、伊ダービー馬としては、セダン(1955.3.9)、ルイスデール(1964)、ゲイルーザック(1969.4.4)、ヘイルシャム(1988.2.14)、インナティフ(1989.3.22)、ホワイトマズル(1990.3.21)についで7頭目の輸入種牡馬となります。

なんだ言いながら、伊ダービー馬は割合に活躍馬を出しているんですよ。この先代6頭のうち4頭はGIサイアーになっているのですから。セダン。彼はサイアーとして日本ダービー(現JpnI)馬コーネルランサー(1971.4.16)、天皇賞・秋(現GI)馬アイフル(1971.4.16)-よく見ればコーネルランサーと同じ誕生日-、同じく天皇賞・秋馬スリージャイアンツ(1975.4.3)、安田記念(現GI)馬タケデン(1975.4.2)などを輩出し、ブルードメアサイアーとしてもサクラトウコウ(1980.3.11)、サクラチヨノオー(1985.2.19)、サクラホクトオー(1986.4.3)兄弟などを送り込んだ超一流種牡馬でした。ルイスデール。実はドルメロの生産馬でRibot(1952.2.27)の甥でもある彼は天皇賞・秋を勝った「母仔2代制覇」テンメイ(1974.4.13)の父となりました。ゲイルーザック。父ファバージ(1961.4.19)の後を追うように日本へやってきた彼はエリザベス女王杯(現GI)馬ロンググレイス(1980.4.17)の父となりました。そして、ホワイトマズル。カパネッレ芝2400mで行われた伊ダービーにおいて最速となる2分24秒5のレコードホルダーの彼。現役サイアーとして菊花賞(JpnI)馬アサクサキングス(2004.3.23)、オークス(現JpnI)馬スマイルトゥモロー(1999.4.20)、天皇賞・春(GI)馬イングランディーレ(1999.5.21)などを送り込んでいます。

社台さんとしては同じ伊ダービー馬のホワイトマズルに続いて欲しいという思いがおありなのでしょうね。あと、トニービン(1983.4.7)ファルブラヴ(1998.2.28)も伊国調教馬で後に社台さんで種牡馬となりましたね。中島理論的な観点からは、

イタリア、ドイツの競馬場は右廻りのトラック・コースで日本の芝馬場にもっとも似ている。

-中島国治著、『血とコンプレックス』(KKベストセラーズ)、P274より抜粋。-

日本の馬場に最も似たところで好成績を挙げた馬を上手く導入されています。サスガに上手い引き。

Cima de Triompheは字面上Northern Dancer3×4のクロスを持っています。が、直父系、母父系どちらのNorthern Dancerも共にグリーン0で消却されています。おそらく無いとは思いますけれど、もし中島理論的な考え方を意識して導入されるのであれば、やはり恐ろしいなぁ、社台さんは……。なんだ言いながら、この30年ほどの社台さんの屋台骨を支えたノーザンテースト(1971.3.15)サンデーサイレンス(1986.3.25)の2頭は、中島理論的には近い代で先祖を消却する要素を持っていましたので。また、伊国調教馬の先輩であるトニービンも実は両巨頭に勝るとも劣らない先祖消却がなされていました。

Cima de Triompheの最優性先祖は父Galileoか祖母父クリスタルパレスか迷いました。生年月日の差からすると祖母父かとも思いましたが、ここでは父に花を持たせました。しかし、時折、クリスタルパレスは欧州活躍馬の血統表に現れます。母方に入って良い仕事をする馬ですね。って、日本ダービー(現JpnI)馬であるタニノギムレット(1999.5.4)の母父でもありました-↓の牝系の部分にもつながりますが、タニノギムレットも9号族C分枝系が直牝系ですね-

また、Cima de Triompheの牝系は9号族C分枝系でLady Josephine(1912)の直系子孫となります。牝系に流れるスピードは確かなのでしょう。母Sopran Londaは伊2勝で伊1000ギニー(現GIII、当時GII)の勝ち馬、ドルメロの生産馬である曾祖母Luisa Moralesはバグッタ賞(伊GIII)の勝ち馬というです。

果たしてCima de Triompheのこれからや如何に。楽しみにしたいところです。

ではでは、今日はこのへんで。

|

« 2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の弐-。 | トップページ | 2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の参-。 »

競馬(血統)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/112781/41808655

この記事へのトラックバック一覧です: 第125回伊ダービー(GI)。:

« 2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の弐-。 | トップページ | 2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の参-。 »