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2008年6月25日 (水)

過去10年の宝塚記念(GI)連対馬について。

という訳で表題件について簡単に確認しておきます。

過去10年の宝塚記念(GI)連対馬について。
年次 馬名
(生年月日 性齢)
[上が1着、下が2着]

(活性値)
母父
(活性値)
祖母父
(活性値)
曾祖母父
(活性値)
騎手
重量(kg)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
2007年 アドマイヤムーン
(2003.2.23 牡4)
エンドスウィープ[x]
(0.75)
サンデーサイレンス[A]
(0.75)
Kris[x]
(0.50)
ノノアルコ[A]
(0.25)
岩田康誠
58
エンドスウィープ 3.50 曾祖母Katies
(No.7-F)
2番仔
(2連産目)
メイショウサムソン
(2003.3.7 牡4)
オペラハウス[A●]
(1.50)
ダンシングブレーヴ[A]
(1.25)
サンプリンス[A●]
(1.25)
フォルティノ[A]
(1.00)
石橋守
58
オペラハウス 5.00 or 3.00 高祖母ガーネット
(No.3-L フロリースカップ系)
流産後の初仔
2006年 ディープインパクト
(2002.3.25 牡4)
サンデーサイレンス[A]
(1.75)
Alzao[A]
(0.50)
Busted[F]
(1.25)
Queen's Hussar[A]
(0.50)
武豊
58
サンデーサイレンス
(Wishing Well)
4.00 母が独国GI勝ち馬
(No.2-F)
7番仔
(7連産目)
ナリタセンチュリー
(1999.3.20 牡7)
トニービン[A]
(1.75)
ノーザンテースト[A]
(1.00)
Vaguely Noble[C]
(1.75)
Sir Ivor[A]
(1.25)
田島裕和
58
トニービン 3.50
(No.3-C)
初仔
2005年 スイープトウショウ
(2001.5.9 牝4)
エンドスウィープ[x]
(0.25)
ダンシングブレーヴ[A]
(0.25)
トウショウボーイ[A●]
(0.75)
ダンディルート[E]
(1.25)
池添謙一
56
ダンディルート 6.25 祖母サマンサトウショウ
(No.5-J セヴァイン系)
3番仔
(3連産目)
ハーツクライ
(2001.4.15 牡4)
サンデーサイレンス[A]
(1.50)
トニービン[A]
(1.50)
Lyphard[A]
(1.25)
Bupers[z]
(1.25)
横山典弘
58
サンデーサイレンス 5.50 母がGIII2勝
(No.6-A)
5番仔
(5連産目)
2004年 タップダンスシチー
(1997.3.16 牡7)
Pleasant Tap[B]
(0.25)
★Norhern Dancer[A]
(0.00)
★Bold Hour[A]
(0.00)
★T.V.Lark[A]
(0.00)
佐藤哲三
58
Pleasant Tap 3.25 近親Winning Colors
(No.23-B)
12番仔
(3連産目)
シルクフェイマス
(1999.4.8 牡5)
マーベラスサンデー[A]
(1.50)
Caerleon[A]
(1.25)
Roberto[A]
(0.75)
Vaguely Noble[C]
(1.25)
四位洋文
58
マーベラスサンデー 3.75 4代母Quill
(No.5-G)
初仔
2003年 ヒシミラクル
(1999.3.31 牡4)
サッカーボーイ[C]
(1.25)
シェイディハイツ[A]
(1.75)
ラナーク[A]
(1.75)
フィダルゴ[A]
(1.25)
角田晃一
58
シェイディハイツ 4.75 近親オサイチジョージ
(No.16-C ヘレンサーフ系)
3番仔
(3連産目)
ツルマルボーイ
(1998.3.5 牡5)
ダンスインザダーク[A]
(1.00)
サッカーボーイ[C]
(1.25)
アローエクスプレス[A]
(0.50)
ダイハード[A●]
(0.50)
横山典弘
58
サッカーボーイ
(ツルマルガール)
3.50 母ツルマルガール
(No.6-A エスサーディー系)
初仔
2002年 ダンツフレーム
(1998.4.19 牡4)
ブライアンズタイム[A]
(1.00)
サンキリコ[A]
(1.00)
ネヴァービート[A●]
(1.00)
ロムルス[B]
(1.50)
藤田伸二
58
ロムルス
(モンテマリア)
7.25 or 5.25 モンテプリンスと同牝系
(No.21-A)
3番仔
(3連産目)
ツルマルボーイ
(1998.3.5 牡4)
ダンスインザダーク[A]
(1.00)
サッカーボーイ[C]
(1.25)
アローエクスプレス[A]
(0.50)
ダイハード[A●]
(0.50)
横山典弘
58
サッカーボーイ
(ツルマルガール)
3.50 母ツルマルガール
(No.6-A エスサーディー系)
初仔
2001年 メイショウドトウ
(1996.3.25 牡5)
Bigstone[A]
(1.25)
★Affirmed[x]
(0.00)
Nijinsky[A]
(0.25)
First Landing[A]
(1.25)
安田康彦
58
Bigstone 4.50 半兄伊GIII勝ち馬
(No.4-P)
8番仔
(3連産目)
テイエムオペラオー
(1996.3.13 牡5)
オペラハウス[A●]
(1.75)
Blushing Groom[A●]
(0.25)
Key to the Kingdom[A]
(1.75)
Drone[A]
(1.00)
和田竜二
58
オペラハウス 4.50 半姉チャンネルフォー
(No.4-M)
7番仔
(不受胎後の仔)
2000年 テイエムオペラオー
(1996.3.13 牡4)
オペラハウス[A●]
(1.75)
Blushing Groom[A●]
(0.25)
Key to the Kingdom[A]
(1.75)
Drone[A]
(1.00)
和田竜二
58
オペラハウス 4.50 半姉チャンネルフォー
(No.4-M)
7番仔
(不受胎後の仔)
メイショウドトウ
(1996.3.25 牡4)
Bigstone[A]
(1.25)
★Affirmed[x]
(0.00)
Nijinsky[A]
(0.25)
First Landing[A]
(1.25)
河内洋
58
Bigstone 4.50 半兄伊GIII勝ち馬
(No.4-P)
8番仔
(3連産目)
1999年 グラスワンダー
(1995.2.18 牡4)
Silver Hawk[A]
(1.75)
Danzig[A]
(0.75)
His Majesty[B]
(0.25)
Raise a Native[x]
(0.75)
的場均
58
Silver Hawk
(Mat de Cocagne)
3.75 全妹Wonder Again
(No.12-C)
2番仔
(2連産目)
スペシャルウィーク
(1995.5.2 牡4)
サンデーサイレンス[A]
(0.00)
マルゼンスキー[A]
(1.00)
セントクレスピン[C]
(1.25)
ヒンドスタン[B]
(0.25)
武豊
58
セントクレスピン
(Angelola)
5.25 or 3.25 高祖母シラオキ
(No.3-L フロリースカップ系)
5番仔
(5連産目)
1998年 サイレンススズカ
(1994.5.1 牡4)
サンデーサイレンス[A]
(1.75)
★Miswaki[x]
(0.00)
Ack Ack[z]
(1.50)
Never Bend[A]
(1.25)
南井克巳
58
サンデーサイレンス 4.50 叔父Benny the Dip
(No.9-A)
2番仔
(2連産目)
ステイゴールド
(1994.3.24 牡4)
サンデーサイレンス[A]
(1.75)
ディクタス[C]
(1.00)
ノーザンテースト[A]
(1.75)
Princely Gift[A●]
(1.50)
熊沢重文
58
サンデーサイレンス 6.25 or 4.25 or 2.25 伯父サッカーボーイ
(No.1-T)
2番仔
(2連産目)

見難い表で申し訳ない。まま、それでも、我慢してご覧頂ければ幸いです。なお、表中の年齢はすべて満年齢による表記です。

以下、表を見て気付いたことをつらつらと述べておきます。

最初に中島理論的な観点から申し上げると、開催が開幕2週目に繰り上がった2000年以後について、

  • 8年のうち7年で母が前年産駒無し後の牡馬が連対を果たしている

ということが言えますね。唯一連対を果たせなかった2005年はスイープトウショウがエイトクラウン(1962.4.21)以来39年ぶりの牝馬制覇を遂げた年でした。

また、連対各馬の4代血統構成を見直すと「気になる血脈」が見えます。

まず、ここ3年の連対馬に目立つのは

  • 4代血統構成にLyphard系が配されている馬がよく連対している

ということです。昨年2007年2着のメイショウサムソンの母父系、2006年1着のディープインパクトの母父系、2005年1着のスイープトウショウの母父系、同年2着のハーツクライの祖母父にLyphard(1969.5.10)の血が配されています。単純な考えですが、開幕週や2週目の生育の良い馬場では硬質なスピードを伝えるLyphard系を持つ馬が良く走る印象を持っています。

今週の週刊競馬ブックの有力馬考課表の上位3頭。メイショウサムソン、アサクサキングス(2004.3.23)カワカミプリンセス(2003.6.5)。よく見てみれば、いずれもダンシングブレーヴ(1983.5.11)の孫ですね。知ってか知らずか上位評価の有力馬にLyphardの血を持つ馬が揃ったのでした。

#残念ながらカワカミプリンセスは筋肉痛で出走回避とのこと。けれど、サムソン、キングスの両馬にとっては、近い血を持つ強い牝馬の回避が奏功するのではないかと思っています。

また、異系持ちの馬という観点からは、

  • Hampton系を持つ馬が総じてよく連対を果たしている

という印象を持ちます。

特に目立つのはやはりサッカーボーイ(1985.4.28)の血でしょう。2003年1着ヒシミラクルの父、2002年&2003年2着のツルマルボーイの母父、少し視点を変えれば1998年2着のステイゴールドの伯父がサッカーボーイですね。こうして見るとナリタトップロード(1996.4.4)を一度仁川の芝2200mで走らせてみたかったものです。サッカーボーイ、ステイゴールドと書いて、そういえば今回、両馬の近親が出走しますね。ドリームパスポート(2003.3.14)。現5歳世代屈指の実力馬、果たしてこの舞台で復活となりますでしょうか。

2006年2着のナリタセンチュリー、2004年2着のシルクフェイマスは共にVaguely Noble(1965)を持っています。かたや京都の代替開催とはいえ力のいる馬場となった雨で稍重のレース、こなたタップダンスシチーがお得意の力任せに先行抜け出しを図ったレース。共にある種のタフネスさが要求されたレースでしたけれど、Vaguely Nobleの血が生きたのかも知れません。まま、ナリタセンチュリー、シルクフェイマス共に2200mの京都記念(GII)勝ちがあり「距離適性があった」といってしまえばそれまでですが(笑)

あと、近年はあまり意識しない感じではありますが、

  • 非根幹距離GIに強いRoberto

も念の為に忘れずに。どうもRoberto(1969.3.16)系の呼吸は、2200mおよび2500mの非根幹距離のグランプリレースに合致するようですので、ね。グラスワンダーがスペシャルウィークを徹底マークして3馬身差で圧勝した1999年。レースを現地で見ていましたけれど、いや、強かったですね。1週目のホームストレッチで「あ、グラスにやられる」と思ったくらいでした。って、そういえば、今年は息子が出て来ますね。サクラメガワンダー(2003.3.25)。初めての2200mがどうか、ということですけれど、実は「色気あり」と思っていたりします(笑)

2002年1着のダンツフレームは「直父系Roberto系×母父系Lyphard系」と今回の記事によく合致する血統構成を持っていた馬でした。ブライアンズタイム(1985.5.28)産駒にまま見られる太鼓腹体型、いつでも一所懸命に走るその姿を思い出します。

最後に、上の表を見ると、

  • SSの直孫牡馬は2着まで。しかも母が非連産の仔であることが必要な模様

という感じでしょうか。宝塚記念だけではなく、これまでのJRAジーワンの結果を見ると、SSの直孫牡馬はJRAの古馬ジーワンでは母の活力の助けが必要なようです。手前味噌となりますが「直祖父SSのJRA平地ジーワン勝ち馬を見直す。」という記事も、よろしければどうぞ。

ざっくりと書いてしまいましたが、私が気付いたことはこれくらいでした。ではでは、今日はこのへんで♪

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