カジノドライヴ(2005.3.7)。

カジノドライヴがピーターパンSを圧勝!(netkeiba.com)

うぉ、これは、強い!!米国の強豪馬みたいなレースをしていますよ、カジノドライヴ。半兄Jazil(2003.2.11)、半姉Rags to Riches(2004.2.27)に続いて「3きょうだいベルモントS制覇」も夢ではなくなってきた感じです。

そんなカジノドライヴの4代血統構成を以下に示しておきます。

カジノドライヴの4代血統構成

(活性値)
母父
(活性値)
祖母父
(活性値)
曾祖母父
(活性値)
Mineshaft[A]
(1.25)
★Deputy Minister[A]
(0.00)
Blushing Groom[A●]
(1.00)
Traffic Judge[C]
(1.00)

(活性値)
祖母
(活性値)
祖母
(活性値)
曾祖母
(活性値)
Better than Honour
(2.00 or 0.00)
Blush with Pride
(2.00)
Best in Show
(1.25)
Stolen Hour
(0.75)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Mineshaft 6.00 or 4.00 近親活躍馬目白押し
(No.8-F)
5番仔
(5連産目)

中島理論的な解釈からすると、母父Deputy Minister(1979.5.17)の0交配が3きょうだいの能力のバックボーンをなしている感じがしますね。また、祖母父が「Nasrullah系の異端児」Blushing Groom(1974.4.8)、そして曾祖母父がHyperion(1930.4.18)系のTraffic Judge(1952)と底力を後押しする配合となっています。

また、牝系は世界的活力に満ちたものであることは言わずもがな。以下に、ごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Best in Show 1965.4.29 米5勝 カムリーS(GIII)
|Sex Appeal 1970.5.12 不出走
||トライマイベスト 1975.4.28 英4勝 デューハーストS(GI)
||El Gran Senor 1981.4.21 英愛7勝 愛ダービー(GI) 英2000ギニー(GI)など重賞5勝
|Blush with Pride 1979.6.5 米6勝 ケンタッキーオークス(GI)など重賞4勝
||Smolensk 1992.5.18 仏3勝 アスタルテ賞(GII)など重賞2勝
||Better Than Honour 1996.2.27 米2勝 デムワゼルS(GII)
|||Jazil 2003.2.11 米2勝 ベルモントS(GI)
|||Rags to Riches 2004.2.27 米5勝 ベルモントSなどGI4勝
|||カジノドライヴ 2005.3.7 (本馬)
||Turnberry Isle 1998.3.14 英愛米3勝 ベレスフォードS(愛GIII)
||Maryinsky 1999.4.10 英1勝 フィリーズマイル(GI)2着
|||Peeping Fawn 2004.1.15 現役 愛オークス(GI)などGI4勝

まぁ、豪快にブラックタイプばかりが集まっていますね(笑)。他にも活躍馬が目白押しです。日本ではSex Appealの孫であるフサイチパンドラ(2003.2.27)の活躍が記憶に新しいですね。

あとは、中島理論的な見方からすると、超長距離移動による磁場の影響を考えるところです。以下に各種日程を示しておくと、

カジノドライヴの出国日、出走予定日について
日本を出国した日 ピーターパンS出走日 ベルモントS出走予定日
4月29日 5月10日
(日本では5月11日早朝)
6月7日
(日本では6月8日早朝)

ピーターパンS(GII)までは出国からわずかに10日ほど、ベルモントSまでも40日足らずの日数です。40日を1週間の日数である7日で割っても、5週と5日。むぅ、藤沢和雄調教師は短期決戦をちゃんと心得ていらっしゃるのでしょう。

サラブレッドは自身が生息している地域の磁場の支配下にある。
同一の磁場の支配地域は経度にして2度以内であり、その範囲で生活するならばなんら支障がない。
しかし、経度2度を超えた場合には脳の視交差上核が元に帰るように指令する。その指令は7週間の間、元の地点の磁場の支配下のままで生きていける。つまり7週間で帰れである。

-中島国治著、サラブレッド0の理論、P60~P61より引用。-

また、美浦の藤沢和雄調教師は私に、
「中島さんの磁場の記事(『競馬最強の法則』平成10年1月号)が、あと半年早ければ、タイキブリザードを、あのようなローテーションでB.Cには走らせなかった」
と語ってくれたことがあった。その後、師はタイキシャトルを1発勝負でジャックル・マロワ賞に挑戦させ見事制した直後に帰国している。

-中島国治著、サラブレッド0の理論、P59より引用。-

果たして、カジノドライヴの行く末やいかに。皆様と一緒に、楽しみに見守りたいと思います。ではでは♪

コメント

  1. 気になるキーワードでブログ検索! より:

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  2. ゴリ より:

    英1000ギニーに続き、レース映像ありがとうございます。
    強いですねぇ。ケンタッキー・ダービー馬のBig Brownも強いですが、期待が膨らんできました。
    磁場については、本番は日本馬として出られるわけですね。藤沢師、ぬかりなしですね。

  3. オオハシ より:

    ◎ゴリ様
    いつもお世話になっております。

    カジノドライヴ。最大の強敵と目されるBig BrownはプリークネスSも楽勝して2冠馬となりました。Big Brownの血統からは12Fの距離がどうかと思うのですけれど、圧倒的な戦績からは付けいる隙を見つけるのはなかなかに大変そうです(苦笑)

    ベルモントSについては、結局カジノドライヴには現地の騎手が騎乗するようですね。ユタカさんには厳しい通達ですが、いずれにせよ、日本の厩舎陣営で挑むカジノドライヴには頑張って欲しいものです。

    ではでは、わざわざのコメント、誠にありがとうございました♪

  4. ゴリ より:

    ユタカさんが降ろされたのは、なぜ・・という感じなのですが、それでもレースは楽しみですね。
    それにしても、Big Brownの配合は、えぐいインブリードですね。。

  5. オオハシ より:

    ◎ゴリ様
    いつもお世話になっております。折り返しが遅くなってしまい恐れ入ります。

    >ユタカさん
    彼の日記も拝見しましたが、やはりショックだったようですね。山本英俊オーナーは、より勝てる確率が高い選択をされたのでしょう。シビア。

    まま、今回は北米の3冠ブレーカーであるエドガー・プラード騎手の手腕に期待しましょう。

    >Big Brown
    Northern Dancer3×3、Damascus3×4、Round Table4×5。近い代で見えるクロスは、おっしゃる通り強烈ですね。

    合わせて直牝系が「5-H」ということで辿ったところ、9代母がSimon’s Shoesで母父Nureyevと同牝系なんですよね。

    さらに、Big Brownの祖母父Lear Fanの母父Lt.StevensがRough Shodの仔ということで、やはりBig Brown、Nureyevと同牝系。

    そんな訳でBig Brownは、地味にSimon’s Shoes7×8×9という牝馬クロスも発生しています。

    果たして、カジノドライヴ対Big Brownの対決の結果や、如何に。楽しみにしましょう♪

    ではでは、わざわざのコメント、誠にありがとうございました♪

  6. ゴリ より:

    カジノドライヴ出走取消・・・知らなかった。ゆっくり休んで、
    秋は菊花賞に出てくれないかな。。

  7. オオハシ より:

    ◎ゴリ様
    いつもお世話になっております。

    >カジノドライヴ
    出走取消はただただ残念でした。
    まま、無理は禁物ですから、ね。

    秋はブリーダーズカップを目指すそうですね。
    なんにせよ、未来ある若駒ですから、まずは無事に、
    そして元気に走ってもらいたいものです。

    ではでは、わざわざのコメント、誠にありがとうございました♪

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