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2007年12月

2007年12月23日 (日)

コース適性、そしてSSの0交配+母が空胎後の仔。

第52回有馬記念(GI)。

1着マツリダゴッホ(2003.3.15)。天皇賞・秋(GI)15着からの鮮やかな変わり身。事前に調べていた中山[4-1-1-1]という高いコース適性。叔父さんが負け続けた舞台とはいえ、自身はこのコースに対して自信を持っていたのでしょう。調べておいて軽視してすみませんでした。恐れ入りました。

2着ダイワスカーレット(2004.5.13)。チョウサン(2002.2.18)に絡まれながらも見事な粘り腰。真に強い、本当の名牝です。お兄ちゃんに印を付けたので無印にしてしまいましたが、こちらも恐れ入りました。

3着ダイワメジャー(2001.4.8)。2年連続3着。妹に花は持たせましたけれど、偉大な馬です。最後の最後まで超一線級でした。お疲れ様でした。

時として競馬は、難しく考えすぎる己に対して、警告の意味も込めて、結果を送り込んでくるものです。マツリダゴッホは、上述のコース適性と合わせて、父サンデーサイレンス(1986.3.25)が満16歳時の「0交配」を与え、さらに母ペイパーレイン(1991.3.23)が「空胎後」の仔です。0交配、そして空胎後の仔。おのが信じるところを素直に適応すれば良い。結果による所もありますけれど、今回はその思いを改めて強めた一戦でした。

ではでは、3連単の配当が「800,880円」という末広がりの数字が3つ出た、第52回有馬記念の結果でした。

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2007年12月20日 (木)

空胎後に名馬あり(2007年版)-其の十-。

永のご無沙汰恐れ入ります。なんとか生きながらえておりました、オオハシでございます。死亡していた訳ではありません(笑)

という訳で、気が付けば2007年の中央競馬も最終週。私のレゾンデートル(1991.5.3)を改めて示すためにも、今年最後の「空胎後に名馬あり」をお届けしておきます。

2007年のJRAGI(JpnI含む)21レースの複勝圏馬における母の受胎条件
レース名 1着馬 母の受胎条件 2着馬 母の受胎条件 3着馬 母の受胎条件
フェブラリーS(GI) サンライズバッカス 空胎後の8番仔 ブルーコンコルド 2連産目の2番仔 ビッググラス 3連産目の3番仔
高松宮記念(GI) スズカフェニックス 2連産目の2番仔 ペールギュント 3連産目の5番仔 プリサイスマシーン 2連産目の2番仔
桜花賞(JpnI) ダイワスカーレット 4連産目の10番仔 ウオッカ 2連産目の4番仔 カタマチボタン 2連産目の3番仔
皐月賞(JpnI) ヴィクトリー 5連産目の5番仔 サンツェッペリン 初仔 フサイチホウオー 3連産目の4番仔
天皇賞・春(GI) メイショウサムソン 流産後の初仔 エリモエクスパイア 初仔 トウカイトリック 5連産目の5番仔
NHKマイルカップ(JpnI) ピンクカメオ 8連産目の12番仔 ローレルゲレイロ 初仔 ムラマサノヨートー 不受胎後の2番仔
ヴィクトリアマイル(JpnI) コイウタ 2連産目の2番仔 アサヒライジング 8連産目の8番仔 デアリングハート 不受胎後の6番仔
オークス(JpnI) ローブデコルテ 4連産目の4番仔 ベッラレイア 8連産目の8番仔 ラブカーナ 不受胎後の12番仔
日本ダービー(JpnI) ウオッカ 2連産目の4番仔 アサクサキングス 2連産目の2番仔 アドマイヤオーラ 不受胎後の5番仔
安田記念(GI) ダイワメジャー 空胎後の7番仔 コンゴウリキシオー 3連産目の3番仔 ジョリーダンス 2連産目の5番仔
宝塚記念(GI) アドマイヤムーン 2連産目の3番仔 メイショウサムソン 流産後の初仔 ポップロック 3連産目の3番仔
スプリンターズS(GI) アストンマーチャン 6連産目の6番仔 サンアディユ 7連産目の7番仔 アイルラヴァゲイン 3連産目の3番仔
秋華賞(JpnI) ダイワスカーレット 4連産目の10番仔 レインダンス 5連産目の5番仔以降の仔 ウオッカ 2連産目の4番仔
菊花賞(JpnI) アサクサキングス 2連産目の2番仔 アルナスライン 2連産目の8番仔以降の仔 ロックドゥカンブ 5連産目の5番仔
天皇賞・秋(GI) メイショウサムソン 流産後の初仔 アグネスアーク 7連産目の7番仔 カンパニー 6連産目の6番仔
エリザベス女王杯(GI) ダイワスカーレット 4連産目の10番仔 フサイチパンドラ 3連産目の6番仔以降の仔 スイープトウショウ 3連産目の3番仔
マイルCS(GI) ダイワメジャー 空胎後の7番仔 スーパーホーネット 2連産目の2番仔 スズカフェニックス 2連産目の2番仔
ジャパンカップダート(GI) ヴァーミリアン 3連産目の3番仔 フィールドルージュ 3連産目の3番仔 サンライズバッカス 空胎後の8番仔
ジャパンカップ(GI) アドマイヤムーン 2連産目の3番仔 ポップロック 3連産目の3番仔 メイショウサムソン 流産後の初仔
阪神JF(JpnI) トールポピー 4連産目の5番仔 レーヴダムール 不受胎後の2番仔以降の仔 エイムアットビップ 8連産目の8番仔
朝日杯FS(JpnI) ゴスホークケン 初仔 レッツゴーキリシマ 8連産目の8番仔 キャプテントゥーレ 2連産目の2番仔
  • 母が前年産駒無し後の仔が連対したレース→レース名の背景を青
  • 母が前年産駒無し後の仔が複勝圏に入ったレース→レース名の背景を橙
  • 母が前年産駒無し後の仔が複勝圏外のレース→レース名の背景を桃

改めて上の表を確認すると、「1600m以上の牡牝混合GIレースでは、母が前年産駒なし後の仔が、必ず複勝圏には絡んでいる」ということが分かります。「GI」レースというところがポイントですが、苦しいですね(苦笑)。その成績はメイショウサムソン(2003.3.7)、ダイワメジャー(2001.4.8)、サンライズバッカス(2002.4.30)の3頭に寄るところが大きいのも明白です。まま、つまりはその3頭が年間を通じて活躍しているということの証左でもあります。

また、「1600mの距離で行われた6つのジーワンレースのうち、5つのレースで母が前年産駒なし後の仔が連対を果たしている」ということにも気が付きますね。「マイルを制すものは競馬を制す」ですが、基根幹距離で行われるレースで受胎条件の良い馬たちが活躍しているのは示唆に富みます。なお、唯一、連対を果たさなかったのは牝馬限定ジーワンレースである桜花賞のみでしたが、その桜花賞はダイワスカーレット(2004.5.13)、ウオッカ(2004.4.4)という超強力牝馬の1、2着でした。

では、今年の有馬記念に出走する16頭のうち、母の受胎条件の良い馬を内枠から確認すると、

  1. メイショウサムソン
    →母の初仔
  2. ドリームパスポート(2003.3.14)
    →母の初仔
  3. マツリダゴッホ(2003.3.15)
    →母が空胎後の仔
  4. ダイワメジャー
    →母が空胎後の仔
  5. レゴラス(2001.4.21)
    →母が空胎後の仔
  6. サンツェッペリン(2004.4.15)
    →母の初仔
  7. チョウサン(2002.2.18)
    →母の初仔

以上の7頭が受胎条件の良い馬として確認できました。内枠から5頭目まではいずれも受胎条件が良い馬たちですね。

年間を通じて、と言うよりも、3歳時の昨年からずっと「超一線級」を張り続けているメイショウサムソン。彼のタフネスぶりは真に褒め称えられて良いものです。皆様ご存知の通り「イン屋」でもある彼。1枠1番からの発走、今回は武豊騎手も攻める騎乗をなされるのではないかと思います。

そのメイショウサムソンとの対戦では「6勝4敗」と勝ち越しを収めているドリームパスポート。ジャパンカップを叩いて臨む一戦。思えば、高田潤騎手を背に10番人気で挑んだ昨年の皐月賞。今回と同じ1枠2番からのスタートでした。その力量の確かさを思うと、やはり不気味な存在です。

実は中山では[4-1-1-1]という成績のマツリダゴッホ。着外に終わったのは転倒で競走中止となった昨年秋のセントライト記念(現JpnII)のみ。そう思うと、このコースでは怖い1頭。ただ、叔父のナリタトップロード(1996.4.4)が中山芝2500mの舞台でことごとく敗れていたのを思うと、果たして。

3歳春の皐月賞、中山で表舞台に立ったダイワメジャー。彼の中山成績を見ると[3-2-2-2]。着外に終わったのは3歳初頭のダート1800mの500万平場戦4着、そしてノド鳴りに悩まされていた3歳秋のオールカマー(GII)9着。この2戦を除くと複勝圏には必ず絡んでいることになりますね。今回は妹との直接対決。共に先行するどうしであることを思うと、彼の持ち味である闘争心が働くか否か。見る側は、楽しみですね。

兄は中山記念(GII)2勝のローエングリン(1999.6.8)、格上挑戦で果敢に挑みますレゴラス。とは言うものの、この相手では、厳しい戦いになりそうです……。

3歳世代の牡馬代表として挑みます、皐月賞2着のサンツェッペリン。初騎乗の北村宏司騎手が新味を見せてくれるでしょうか。歯替わり後と思われる秋の2戦は食い足らない部分があります。それが直父系Northern Dancer(1961.5.27)有数値によるものなのか、どうか。

逃げてジャパンカップ6着と驚かせたチョウサン。府中芝1800mを1分44秒2で駆けた能力はダテや酔狂ではありません。ただ、8枠15番がどうでしょうか。鞍上の横山典弘騎手の手綱さばきが見ものです。

ではでは、今日はこれくらいで♪

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