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2007年10月 8日 (月)

小岩井の基礎繁殖馬に見る0遺伝-其の壱-。

近年まれに見るハイレベルと目される2004年産の牝馬たち。気が早いのですが、彼女たちは、時を重ねて、将来の基礎繁殖馬、根幹牝馬となって行くのでしょう。という訳で、小岩井の基礎繁殖馬たちが輸入されて丸100年となる今年2007年。忘れないうちに、小岩井の基礎繁殖馬たちの血統について確認しておこうという企画です。

早速ご登場を願うのは、小岩井の名種牡馬インタグリオー(1899)。はは、タイトルを「基礎繁殖牝馬」としなかったところがポイントですね(笑)。現存する小岩井の牝系を辿ると、必ずと言っていいほどに現れる彼の血統を開いてみると、

インタグリオー(1899)の4代血統表

Childwick(King Fergus系)
1890
種付け時活性値:0.00

St.Simon
1881
★Galopin
1872
Vedette 1854
Flying Duchess 1853
St.Angela
1865
King Tom 1851
Adeline 1851
Plaisanterie
1882
Wellingtonia
1869
Chattanooga 1862
Araucaria 1862
Poetess
1875
Trocadero 1864
La Dorette 1867
Cameo
1891
仔受胎時活性値:1.75
Thurio(Herod系)
1875
種付け時活性値:1.75
Cremorne
1869
Parmesan 1857
Rigolboche 1861
Verona
1854
Orlando 1841
Iodine 1845
Light of Other Days
1882
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Balfe(Herod系)
1872
種付け時活性値:0.25
Plaudit 1864
Bohemia 1860
Meteor
1867
仔受胎時活性値:1.50
Thunderbolt(Birdcatcher系) 1857
種付け時活性値:0.25
Duty 1860
仔受胎時活性値:1.50(F2-D)

むぅ。見事とも思える直父系における3代累代による「0」。その輸入金額は当時の通貨で1万円とのこと。帝室御賞典の勝ち馬を10頭送り込むなど、初期の日本競馬の屋台骨を支えた種牡馬です。

続いてのご登場は、小岩井を代表する名牝系、12号族ビューチフルドリーマー(1903)。大祖先馬となった彼女の血統を開くと、

ビューチフルドリーマー(1903)の4代血統表

Enthusiast(Birdcatcher系)
1886
種付け時活性値:0.00
Sterling
1868
Oxford
1857
Birdcatcher 1833
Honey Dear 1844
Whisper
1857
Flatcatcher 1845
Silence 1848
Cherry Duchess
1871
★The Duke
1862
Stockwell 1849
Bay Celia 1851
Mirella
1863
★Gemma di Vergy 1854
Lady Roden 1856
Reposo
1894
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Amphion(King Fergus系)
1886

種付け時活性値:1.75
Rosebery
1872
Speculum 1865
Ladylike 1858
Suicide
1876
Hermit 1864
Ratcatcher's Daughter 1862
Monotony
1881
仔受胎時活性値:1.00
See Saw(Herod系)
1865
種付け時活性値:1.75
Buccaneer 1857
Margery Daw 1856
Orchestra
1873
仔受胎時活性値:1.75
★Trumpeter(Touchstone系) 1856
種付け時活性値:0.00
Overture 1860
仔受胎時活性値:1.00(F12)

むぅ。父Entusiastが満16歳時の0交配、曾祖母父Trumpeterも満16歳時の0交配と4回の世代交代のうち2回の0リフレッシュ。ただただ、お見事。

【ビューチフルドリーマー系の近年の活躍馬】

テイエムオーシャンの強さは目を見張るものがありました。阪神3歳牝馬S(現阪神JF、JpnI)、桜花賞(現JpnI)、秋華賞(現JpnI)と先行抜け出しで制した姿は、真のチャンピオン牝馬でした。また、何故か思い入れのあるレオダーバン。菊花賞(現JpnI)を上がり3ハロン34秒9の鋭脚で制しました。そんな彼は、JRA最後の単枠指定馬でもあります。

あと、ビューチフルドリーマー系といえば、千代田牧場さんのワールドハヤブサ(1967.3.30)分枝について触れない訳にはいかないでしょう。

ワールドハヤブサ 1967.3.30 4勝
|ミスオーハヤブサ 1973.3.11 不出走
||チヨダマサコ 1977.4.3 1勝
|||スリードーター 1982.5.8 7勝 中山牝馬S3着
||||ミヤビペルセウス 2000.3.12 中央現役 新潟JS(J・GIII)
|||ニッポーテイオー 1983.4.21 8勝 天皇賞・秋(GI)などGI3勝、重賞計7勝
|||タレンティドガール 1984.4.27 4勝 エリザベス女王杯(GI)
||カイムラサキ 1980.2.10 1勝
|||ローブデコルテ 1988.3.6 0勝
||||ダイワテキサス 1993.4.2 11勝 中山記念(GII)など重賞計5勝
|チヨダフジ 1975.3.23 1勝
||ブレイブウーマン 1985.3.24 4勝
|||コクトジュリアン 1992.2.27 7勝 クリスタルC(旧GIII)
|||ブラボーグリーン 1994.5.21 7勝 京阪杯(GIII)
|||マジカルウーマン 1997.5.23 1勝
||||ナイキアースワーク 2003.3.28 地方現役 ユニコーンS(現JpnIII)
||||ドラゴンファイヤー 2004.4.9 中央現役 シリウスS(GIII)
|ワールドソロン 1978.3.20 不出走
||ミデオンルビー 1983.4.25 4勝
|||ナギサ 1993.5.1 4勝 京都牝馬特別(現京都牝馬S、GIII)2着
||||サウンドザビーチ 2001.4.30 現役 TCK女王盃(統一JpnIII)
|ビクトリアクラウン 1979.3.28 6勝 エリザベス女王杯など重賞計4勝

ドラゴンファイヤーのシリウスSはなかなか良い内容でしたし、これからも期待がかかりますね。全兄となるナイキアースワークも船橋の川島正行厩舎で立て直しですね。なお、↑の系統図中に現れる馬のうち、ダイワテキサスは新冠のハシモトファームさんの生産馬です。

あと、まったく蛇足ながら、シンザン(1961.4.2)タケホープ(1970.3.24)エリモジョージ(1972.3.17)などもビューチフルドリーマー系ですね。よろしければ、各々の血統表もご参照ください。

ではでは、今日はこんなところで♪

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