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2007年10月11日 (木)

小岩井の基礎繁殖馬に見る0遺伝-其の四-。

小岩井の基礎繁殖馬が輸入されて丸100年となる今年2007年。忘れないうちに小岩井の基礎繁殖馬たちの血統を確認する4回目。ひとまず、4回目となる今回で最終回と致します。では、最終回の今回は、勝負に行っての強さを見せてくれる牝系の開祖2頭を。

まずご登場願うのは、1号族の牝馬フラストレート(1900)。

フラストレートの4代血統表
St.Frusquin(King Fergus系)
1893
種付け時活性値:1.50
St.Simon
1881
★Galopin
1872
Vedette 1854
Flying Duchess 1853
St.Angela
1865
King Tom 1851
Adeline 1851
Isabel
1879
Plebeian
1872
Joskin 1856
Queen Elizabeth 1859
Parma
1864
Parmesan 1857
Archeress 1858
Hattie
1893
仔受胎時活性値:1.50
Kendal(Birdcatcher系)
1883
種付け時活性値:0.25
Bend Or
1877
Doncaster 1870
Rouge Rose 1865
Windermere
1870
▲Macaroni 1860
Miss Agnes 1850
Skarte
1884
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Silvester(Birdcatcher系)
1869
種付け時活性値:1.50
St.Albans 1857
Silverhair 1858
Albatross
1865
仔受胎時活性値:0.50
Buccaneer(Herod系) 1857
種付け時活性値:1.75
Miss Conyngham 1849
仔受胎時活性値:1.75(F1-B)

個人的には府中のGI(現JpnI含む)で好勝負を繰り広げる印象のあるフラストレート系。そして、際どく勝ち切る、フラストレート系。

【フラストレート系の近年の活躍馬】

フラストレート系のGI級勝ち馬ではホウヨウボーイ(1975.4.15)トウメイ(1966.5.17)&テンメイ(1974.4.13)母仔などが府中で天皇賞・秋(現GI)を制しています。また、去る9月11日に亡くなった菊花賞(現JpnI)馬ミナガワマンナ(1978.5.15)もフラストレート系でした。

オオトリを務めて頂くのは、現在は小岩井牝系の真打ちともいえる、3号族の牝馬フロリースカップ(1904)。

フロリースカップの4代血統表

Florizel(King Fergus系)
1891
種付け時活性値:1.00
St.Simon
1881
★Galopin
1872
Vedette 1854
Flying Duchess 1853
St.Angela
1865
King Tom 1851
Adeline 1851

Perdita
1881
★Hampton
1872
Lord Clifden 1860
Lady Langden 1868
Hermione
1875
Y.Melbourne 1855
La Belle Helene 1866
Stirrup Cup
1890
仔受胎時活性値:1.25
Melton(Birdcatcher系)
1882
種付け時活性値:1.75
Master Kildare
1875
Lord Ronald 1862
Silk 1869
Violet Melrose
1875
The Scottish Chief 1861
Violet 1864
Sterling Love
1883
仔受胎時活性値:1.50
See Saw(Herod系)
1865
種付け時活性値:0.25
Buccaneer 1857
Margery Daw 1856
True Love
1878
仔受胎時活性値:1.00
Sterling(Birdcatcher系) 1868
種付け時活性値:0.25
Carine 1866
仔受胎時活性値:0.75(F3-L)

これまでに見てきた小岩井の基礎繁殖馬たちに比べると、パッと見では地味な感じです。が、奥の世代に行くに連れて、見事に0クロスが折り重なっています。PedNetの血統表をパッと見ただけでも、多くとも「3/64」まで7代残牡先祖は減ります。

【フロリースカップ系の近年の活躍馬】

華やかなクラシック勝ち馬が揃います。特に、この10年間に3頭の日本ダービー(現JpnI)勝ち馬を送り込んでいるのですから、やはり驚異的。いかにこの牝系の持つミトコンドリアDNAが優秀であるかということが伺えます。日本のホースマンの皆さんは、連綿と100年も連ねて来られたおのが仕事の積み重ねを、もっともっと誇って良いですよ。

ではでは、「King Fergus系1本、Herod系1本、Birdcatcher系2本」という4代血統構成の組み合わせの牝馬2頭を最後にご紹介して終わる、小岩井の基礎繁殖馬の記事群でした。また次回より後、御料の基礎繁殖馬の記事群でお会い致しましょう(笑)

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