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2007年9月22日 (土)

スルタン、ミリオン、そしてキース。

馬名の一部を並べてみました。

まずは、ホクトスルタン(2004.5.11)。気が付けば関西馬になっていました。母ダイイチアピール(1996.3.25)、祖母ダイイチリカー(1990.5.3)と伊藤雄二厩舎の所属馬でしたが、その伊藤雄二・元調教師がバックアップされている庄野靖志調教師の管理馬となりました。

春に「ヘンリーとスルタン」というエントリを書いた折りにも紹介した、その父メジロマックイーン(1987.4.3)が満16歳時の0交配を受けた現3歳馬たち。マイネルヘンリー(2004.3.24)は現在休養中ですので、ホクトスルタンに頑張って欲しいものです。

さて、ホクトスルタンの血統を見直してみると、

「★メジロマックイーン×サンデーサイレンス×リアルシャダイ×ノーザンテースト×シーホーク」

という5代の累代種牡馬です。それぞれの種牡馬について述べると、

  1. 父メジロマックイーンは言わずもがなの菊花賞(現JpnI)馬にして天皇賞・春(GI)連覇の淀上手
  2. 母父サンデーサイレンス(1986.3.25)は父として菊花賞馬4頭、ダンスインザダーク(1993.6.5)エアシャカール(1997.2.26)マンハッタンカフェ(1998.3.5)ディープインパクト(2002.3.25)を輩出し、昨年母父としてもソングオブウインド(2003.2.20)を輩出
  3. 祖母父リアルシャダイ(1979.5.27)は「淀の刺客」ライスシャワー(1989.3.5)の父であるほか淀の長距離戦を得意とした馬多数
  4. 曾祖母父ノーザンテースト(1971.3.15)は直仔ダイナガリバー(1983.3.23)が菊花賞2着、母父として菊花賞馬バンブービギン(1986.4.19)を送り込んでいます
  5. 高祖母父シーホーク(1963.3.16)は菊花賞2着のモンテプリンス(1977.4.1)、スダホーク(1982.4.6)の父

こうして改めて見ると、菊花賞に縁のある血統の積み重ねがなされていますね。

また、ホクトスルタンは曾祖母が重賞5勝の名牝ダイナフェアリー(1983.4.30)ということで、上述のソングオブウインドと同じく、牝系が9号族ファンシミン(1967.4.21)系です。近年はアドマイヤマックス(1999.4.10)ラインクラフト(2002.4.4)などもファンシミン系の活躍馬として知られています。血の流れ、果たしてホクトスルタンに加勢してくれるでしょうか。

出世レースとして知られる夏の札幌戦、阿寒湖特別で勝利を収めて、いざ行かん菊花賞。まずは、神戸新聞杯(JpnII)で頑張って、ホクトスルタン♪

#なお、札幌競馬場の芝馬場で開催されるようになった阿寒湖特別を、3歳時に勝ち、かつその後にレースに出走した馬を古い順に並べると、

  1. タケノアイリス(1992.3.17)
  2. ステイゴールド(1994.3.24)
  3. マンハッタンカフェ(1998.3.5)
  4. ファインモーション(1999.1.27)

の4頭です。ふふ。条件に「芝2600mになってからの」と加えると、マンハッタンカフェとファインモーションの2頭になりますね。いずれにせよ、4頭中3頭が後にGI勝ち馬となっています。果たして、ホクトスルタンの行く末やいかに。

◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△×

続いて、アドマイヤミリオン(2004.2.21)。こちらは、未勝利、500万平場戦、不知火特別と3連勝で神戸新聞杯に挑みます。

彼を血統面から取り上げると、やはり「ウォーエンブレム(1999.2.20)の仔である」ということでしょう。昨年、「気難しさと狂気をはらむ」というエントリで、ウォーエンブレム産駒として初勝利を挙げたクランエンブレム(2004.2.23)もご紹介しました。

ご存じのとおり、ウォーエンブレム産駒は初年度産駒が4頭しか出生していません。しかし、その4頭の成績を確認すると、

  1. アドマイヤミリオン(2004.2.21) 現JRA3勝
  2. クランエンブレム(2004.2.23) 現JRA3勝
  3. ウォーゲーム(2004.2.16) 現JRA1勝
  4. ショウナンライジン(2004.2.19) 現JRA1勝

と、4頭共に1勝以上を挙げています。つまり、産駒の勝ち上がり率は10割です。産駒たちは、自身の持つ血の希少性を知っているのでしょうか?

いずれにせよ、アドマイヤミリオンにとっては試金石の一戦。鞍上の上村洋行騎手と共に、頑張って欲しいものです。

アドマイヤミリオン 牡 鹿毛 2004.2.21生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・近藤利一氏 栗東・松田博資厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『ウォーエンブレム×トニービン×★Northern Dancer×In Reality』
  2. 4代血統構成(父系):『Mr.Prospector系×ゼダーン系×Nearctic系×Intent系』
  3. 5代血統表内のクロス:Native Dancer5×5 
  4. 牝系:13号族Natasha系 叔母シルクプリマドンナ、叔父モエレアドミラル
  5. 母の何番仔?:3番仔(流産後)

◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△×

最近、ひんぱんに更新されている中山競馬倶楽部さんの中島御大のブログ。9月12日付の「サマーシリーズ2007の2000m(クラシックタイプ)の活躍した父系」から記事を引用しておくと、

2着ニホンピロキース(byタマモクロス・Grey Sovereign系)同馬の生産者福岡清氏は私の生徒であり、私は、0ゼロのタマモクロスを交配するチャンスだと教え交配した。
尚、同氏はテスコガビー(牝馬3冠)父テスコボーイのゼロ交配で生産した。

ということですって。ああ、そうですか(苦笑)。テスコガビー(1972.4.14)の生産は福岡巌氏の名義ですが、おそらく先代なのでしょう。中島理論的良馬、テスコガビー。中島御大と懇意にされていた仲住芳雄・元調教師の管理馬でもありました。

ではでは、本日も長文乱文にお付き合い頂き、誠にありがとうございました。

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