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2007年5月23日 (水)

ジーワン出走馬のSS保有情報-其の壱-。

私の周りにいらっしゃる方の間では結構言われ始めている、「SSの血を持っている馬はジーワンレースで複勝圏に絡むのが難しい感じがする」という2007年の傾向。という訳で、今回からちょこちょこっと確認していこうと思います。

2007年のJRAGI(JpnI含む)8レースの複勝圏馬における4代血統構成
レース名 1着馬 4代血統構成 2着馬 4代血統構成 3着馬 4代血統構成
フェブラリーS
(GI)
サンライズバッカス A A A A
(1.00)
ブルーコンコルド A A D A(NSD系)
(0.75)
ビッググラス x A A A
(0.66)
高松宮記念
(GI)
スズカフェニックス A(SS) A B A
(0.66)
ペールギュント A(SS) A A z
(0.50)
プリサイスマシーン A A(SS) A E
(0.66)
桜花賞
(JpnI)
ダイワスカーレット A(SS系) A z A
(0.66)
ウオッカ A A A(PG系) E
(0.75)
カタマチボタン A(SS系) A A B
(0.75)
皐月賞
(JpnI)
ヴィクトリー A A A(SW) A
(1.00)
サンツェッペリン A G A E
(0.50)
フサイチホウオー A A(SS) A A
(1.00)
天皇賞・春
(GI)
メイショウサムソン A(SW系) A A(PG系) A
(1.00)
エリモエクスパイア x A A(RG系) F
(0.50)
トウカイトリック x A A z
(0.50)
NHKマイルC
(JpnI)
ピンクカメオ A A A F
(0.75)
ローレルゲレイロ A A x A
(0.66)
ムラマサノヨートー A x x B
(0.33)
ヴィクトリアM
(JpnI)
コイウタ A(SS系) E x A
(0.50)
アサヒライジング A(SS系) B B G
(0.50)
デアリングハート A(SS) A A A
(1.00)
オークス
(JpnI)
ローブデコルテ A x A C
(0.50)
ベッラレイア C A G B
(0.25)
ラブカーナ A A E F
(0.50)

強調する為に「SSの交配は青の太字、「SS系の交配は青字としました。

これまでの8レースを振り返ると、傾向が見えてきますね。パッと見て、挙げられる点は3点。

  1. 芝で1600mより長い距離ではSSを有数値で持つ馬の複勝圏突入は皆無。合わせてダート1600mのフェブラリーSでも
  2. 芝1200mの高松宮記念では直仔のワンツーフィニッシュ、そして3着馬は母父に持ち合わせている
  3. 牝馬限定の芝1600mでは、桜花賞で直孫が1着3着、ヴィクトリアマイルで直孫が1着2着、直仔が3着

ようは「SSの血を有数値で持つ馬は、芝ではマイルを超える距離のジーワンレースではまったく活躍できていない」ということですね。単純に。もし、オークスにダイワスカーレットが出走していれば変わっていたかも知れませんけれど、彼女が複勝圏に絡んでいたとしても「SSの血を有数値で持つ馬は、マイル以上の牡牝混合のジーワンレースではまったく活躍できていない」とするだけでした(笑)

という訳で、第74回日本ダービー(JpnI)の出走予定馬について、五十音順に「ふるい分け」を行うと……、

[SS無しもしくはSS0化]

  1. ヴィクトリー(2004.4.3)
    → A A A(SW) A
  2. ウオッカ(2004.4.4)
    → A A A(PG系) E
  3. ゴールドアグリ(2004.3.11)
    → A x A C
  4. サンツェッペリン(2004.4.15)
    → A G A E
  5. タスカータソルテ(2004.5.20)
    → A A A C
  6. ナムラマース(2004.4.23)
    → A A(SW系) x B
  7. ヒラボクロイヤル(2004.3.15)
    → A x A A
  8. フサイチホウオー(2004.2.16)
    → A A(SS) A A
  9. フライングアップル(2004.3.25)
    → A(RG系) A x B
  10. プラテアード(2004.4.27)
    → A A(Halo系) A A
  11. マイネルフォーグ(2004.4.5)
    → A A G B
  12. ヤマカツブライアン(2004.5.4)
    → A x A A
  13. リバイバルシチー(2004.4.14)
    → A x A D
  14. ローレルゲレイロ(2004.5.3)
    → A A x A

[SS直孫]

  1. アドマイヤオーラ(2004.2.19)
    A(SS系) A A C
  2. ココナッツパンチ(2004.3.29)
    → A(SS系) A(RG系) A A
  3. ゴールデンダリア(2004.5.4)
    → A(SS系) A B A
  4. ダイレクトキャッチ(2004.3.13)
    → A(SS系) A x D
  5. ドリームジャーニー(2004.2.24)
    → A(SS系) E A A
  6. ニュービギニング(2004.3.19)
    → A(SS系) A F A
  7. フィニステール(2004.4.16)
    → A(SS系) A A x
  8. メイショウレガーロ(2004.3.4)
    → A(SS系) x A B
  9. ローズプレステージ(2004.5.7)
    → A(SS系) A A A

[SS母父]

  1. アサクサキングス(2004.3.23)
    → A A(SS) A D
  2. トーセンマーチ(2004.4.1)
    → A A(SS) A B

という結果です。

どうも、有力候補は[SS無しもしくはSS0化]に固まっているような気もします(苦笑)。上の表で示した皐月賞1着~3着馬たちを始め、3歳牝馬の最強格、青葉賞(JpnII)の勝ち馬、京都新聞杯(JpnII)の勝ち馬、スプリングS(JpnII)の勝ち馬、毎日杯(JpnIII)の勝ち馬、新潟2歳S(現JpnIII)の勝ち馬、そして最強の1勝馬。

また、クラシックの舞台への重要なプレップレースである朝日杯FS(現JpnI)と弥生賞(JpnII)。前者を制したのはドリームジャーニー、後者を制したのはアドマイヤオーラ。両者共に[SS直孫]ですが、この両頭に共通するのは、先に述べたとおり、母が前年産駒無し後の仔ということです。活力を生み出す要因を後ろ盾で持ち合わせていました。

つまりは、[SS無しもしくはSS0化]の馬たちと、[SS直孫]のうち重賞実績のある馬2頭。まま、ベタな馬たちばかりが残ってしまうということですね(苦笑)

ではでは、今回はこの辺で♪

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コメント

桜花賞もヴィクトリアMも、極端に上がりの速いトリッキーなレースでした。
ダービーでも常識的なレースになればますますサンデーサイレンス系は厳しいように思います。

それにしても、ここまで一気にサンデーサイレンス系が駄目になってしまうとは。
安田記念にダイワメジャー、スズカフェニックスというサンデーサイレンス直仔の大将格二頭が出る予定ですので、ここも大注目です。
大将格ですので、逆風に負けず踏んばって欲しいと思っているのですが。

投稿: much_better | 2007年5月23日 (水) 21時53分

◎much_better様
いつもお世話になっております。

端的にまとめてみましたけれど、
男馬の出走できるレースは「あわわ」と
思うくらいにハッキリとした傾向が見えますね。

新しいエントリにもまとめてみましたが、
ダービーは果たしてどうなりますでしょうか。
おっしゃるとおり、どうも厳しそうですね。

あと、安田記念。大将格のうち、
ダイワメジャーは母が空胎後の仔。
受胎条件のバックボーンを受けて、
どこまでやってくれるのか楽しみです。
マイルまでならば大丈夫と思うのですが……。

ではでは、コメントありがとうございました。

投稿: オオハシ | 2007年5月24日 (木) 23時33分

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