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2007年5月

2007年5月27日 (日)

踏まれたのは別の轍。

第74回日本ダービー(JpnI)。

1着ウオッカ(2004.4.4)。残り300mを切って抜け出して来た時の脚色の良いこと、鋭いこと!!恐れ入りました。徳仁親王のお誕生日である2月23日。2と23という数字。2枠3番。思えば、父タニノギムレット(1999.5.4)も2枠3番で戴冠しました。「再び、2枠3番」ということだったのでしょうか(笑)。また、改めて調べてみると、タニノギムレットが日本ダービーを制した折の馬体重は482kg。今日のウオッカの馬体重も482kg。そして思えば、父が制した折には当時の小泉純一郎首相、娘が制した折には安倍晋三首相という、当世の総理大臣の来場。轍。残ったのは、密林の王者と鳳凰という父仔ではなく、史上初の父娘ダービー制覇という、永劫に受け継がれるであろう結果でした。いやぁ、エエもんを見せてもらいました。歴史的瞬間に立ち会えた人々は、幸せなこと、この上なし。

2着アサクサキングス(2004.3.23)。今日のレースの結果により、府中コースでは[2-1-0-1]となりました。大久保龍志厩舎と福永祐一騎手。二世コンビが再びの波乱演出。けれど、アサクサキングスはきさらぎ賞(JpnIII)の勝ち馬で、伯父にジェニュイン(1992.4.28)という筋の通った血統。フロックでは2着に逃げ粘れません。勢い。実は皐月賞優勝騎手ではなく、父ホワイトマズル(1990.3.21)にあったのでした。それにしても、福永騎手は上手いなぁ。先週は追い込んで勝利、今週は逃げて2着。最近思うのですが、天才の血が花開き始めているのではないでしょうか?

3着アドマイヤオーラ(2004.2.19)。よく追い込んで3着。母ビワハイジ(1993.3.7)以来の牝馬のダービー出走。母の13着の借りを返そうと、息子が一所懸命に頑張りました。けれど、母が出走した折には「3戦3勝、日本で考え得る最短キャリアによる無敗のダービー制覇」の快挙がなされ、仔が出走した折には「64年ぶりの牝馬による勝利、そして史上初の父娘ダービー制覇」という空前の快挙がなされました。仕方がない。相手が悪かった。

結局、ウオッカの恐ろしいまでの強さばかりが目に付いた、史上に残る第74回日本ダービーの結果でした。いや、ホントに感動しましたよ♪

↑おまけ。日本ダービーのゴール前後で叫ぶオオハシ。いつもより長めで、2分18秒ほどあります(笑)

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遅ればせながら。

第74回日本ダービーの馬柱表のページにアップしました。

ところで、好天で行われる行われる今年の日本ダービー(JpnI)。

徳仁親王がご来場とのことで、勝ち時計が2分23秒台になるような気がします。

2と23。2月23日は徳仁親王のお誕生日ですね。なんのこっちゃ(笑)

まま、そんなことを言ったら、同じく来場される安倍晋三首相のお誕生日は9月21日ですが。

まま、いずれにせよ、素晴らしいレースになることを祈っています。

そして、すべての馬、人が無事でありますように。

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2007年5月26日 (土)

「Phalaris系4本掛け」の配合馬について-日本ダービー(JpnI)編-。

第74回日本ダービー前日の今回は、「母の受胎条件」と共に、中島理論的には活躍馬における基本的な血統確認と目される4代血統構成(父、母父、祖母父、曾祖母父)について、Phalaris(1913)4本掛けという観点から確認してみようと思います。Phalaris4本掛けとは、4代血統構成が、いずれも現代の主流血脈であるPhalaris系の種馬が配されている状態を言います。

では、一昨日示した過去20年の日本ダービー連対馬40頭を確認したところ……

  1. 1993年 1着馬 ウイニングチケット(1990.3.21) A A A(PG系) A 6連産目の6番仔 父初年度産駒
  2. 1999年 1着馬 アドマイヤベガ(1996.3.12) A A A y 初仔
  3. 2002年 2着馬 シンボリクリスエス(1999.1.21) A A y A 不受胎後の2番仔
  4. 2006年 1着馬 メイショウサムソン(2003.3.7) A(SW系) A A(PG系) A 流産後の初仔
  5. 2006年 2着馬 アドマイヤメイン(2003.3.13) A x A A 3連産目の3番仔 

という5頭の確認ができました。先週のオークス(JpnI)と同様40分の5」とは、やはり厳しいのか、府中芝2400mの舞台。勝ち馬は3頭、2着馬は2頭。また、よくよく見直すと、昨年は「血統表上におけるPhalaris4本掛けの馬のワンツーフィニッシュ」だったんですね。詳しくは確認していませんが、遡れば遡るほどに「Phalaris4本掛けの馬」は減るはずですので、2006年は「史上初のPhalaris4本掛け馬のワンツー」と思います。

さて、連対馬5頭すべてに共通しているのは、

  • 結局、中島理論的には、4代血統構成のどこかでダミー血脈が配されている

というところでしょう。ウイニングチケットの祖母父はテスコボーイ(1963)。アドマイヤベガの曾祖母父はTom Fool(1949.3.31)。シンボリクリスエスの祖母父Tri Jet(1969)はTom Fool系。メイショウサムソンの父オペラハウスはSadler's Wells(1981.4.11)の直仔、祖母父サンプリンスはPrincely Gift(1951)の直仔。アドマイヤメインの母父ヘクタープロテクター(1988.3.4)はMr.Prospector(1970.1.28)の直仔。純正なPhalaris4系掛けの馬は1頭もいないと判断されます。

また、5頭中3頭に共通しているのは、

  • 母が前年産駒無し後の仔

ということですね。メイショウサムソンは母が流産後の初仔、シンボリクリスエスは母が不受胎後の2番仔、アドマイヤベガは母の初仔です。やはりバックボーンにあるのは健康な母体。

なお、連産で生産されている2頭、ウイニングチケットとアドマイヤメインには、母の出産年齢に共通点があります。

  • 母が満9歳時出産(=満8歳時交配)で生産されている

という点ですね。つまりは「卵子が一世一代の働きを示す年回り」で生産されています。念の為に記しておくと、ウイニングチケットの母パワフルレディは1981年5月27日生まれ、アドマイヤメインの母プロモーションは1994年3月30日生まれです。いずれも活性値が「2.00」と判断されるタイミングで生産されています。

#ちなみに、ウイニングチケットの年は「3強対決」と言われましたが、他の2頭であるビワハヤヒデ(1990.3.10)ナリタタイシン(1990.6.10)も、共に母が満9歳時に出産した馬ですね。ビワハヤヒデの母パシフィカスは1981年5月29日生まれ、ナリタタイシンの母タイシンリリィは1981年5月27日生まれ。つまりはお母さんもみんな同い年ということで。さらに言えば、皆様お気付きのとおり、チケットとタイシンはお母さんどうしが同じ日に生まれています(笑)

では、上記の内容を踏まえて、今年の出走メンバーのうち、Phalaris4本掛けになっている馬を内枠から確認すると……、

  1. フィニステール(2004.4.16) A(SS系) A A x 7連産目以降の7番仔以降の仔
  2. ヒラボクロイヤル(2004.3.15) A x A A  2連産目以降の仔 父初年度産駒
  3. ローレルゲレイロ(2004.5.3) A A x A 初仔
  4. フサイチホウオー(2004.2.16) A A(SS) A A 3連産目の3番仔 父初年度産駒
  5. ヴィクトリー(2004.4.3) A A A(SW) A 5連産目の5番仔

という5頭です。うち3頭は「x」を持っており、Native Dancer(1950.3.27)系のアメリカンダミー持ちですね。

残りの2頭。4代血統構成がすべて「A」を持つ馬には、最強格と目される皐月賞馬に皐月賞3着馬が該当しましたね。えらいこっちゃ(笑)

現時点での1番人気、フサイチホウオー。今回確認した内容を踏まえて、彼にとってプラスになるポイントを述べると、

  1. 勝ち馬3頭はいずれも「初」となる要素を持っている
  2. 勝ち馬3頭のうち2頭がトニービン(1983.4.7)の血を持っている
  3. 連産で生産された2頭同様、母が満9歳時出産(=満8歳時交配)で生産されている

というところでしょうか。

1つ目の「初」となる要素。抽象的ですね(笑)。古い順に述べると、ウイニングチケットは父トニービンの初年度産駒、アドマイヤベガは母の初仔-母ベガ(1990.3.8)はウイニングチケット同様トニービンの初年度産駒-、メイショウサムソンは母が流産後の初仔。つまりは、勝ち馬3頭は、父母にとって「初めての仔ども」であるということです。アドマイヤホウオーはその父ジャングルポケット(1998.5.7)の初年度産駒ですね。

#現在の多頭数交配のすう勢、そして後のトニービン産駒の活躍からは想像しにくいと思われますが、実は、トニービンの初年度種付け数は57頭で産駒数45頭に過ぎませんでした。その薄手のスポーツマンタイプの馬体が、アピールしにくいものだったとか。しかし、初年度産駒から4頭のGI勝ち馬が出たのでホースマンたちが「驚き!!」となったのでした。ちなみに、各年度ごとのGI勝ち馬数を見ると、初年度の4頭は、トニービンにとって最も多い数字でした。

#横道に逸れますが、ついで述べておくと、後年は超多頭数交配となったサンデーサイレンス(1986.3.25)も、初年度種付け頭数は77頭で産駒数67頭という現在では信じられないノーマルに近い産駒数でした。産駒が活躍するにつれ、右肩上がりに交配数も増えていったのでした。 合わせて述べておくと、サンデーサイレンスの初年度産駒67頭のうちGI馬は5頭。その比率は「7.5%」と、GI馬が最も多い比率の年度になっています。

2つ目のトニービンの血。府中コースと言えば、トニービン。産駒のGI13勝のうち、実に11勝が府中コース。父としてウイニングチケット、ジャングルポケット、母父としてアドマイヤベガとダービー勝ち馬を送り込んでいます。フサイチホウオーはその父ジャングルポケット、そして祖父トニービンですね。父ジャングルポケットは「府中3戦3勝」とまさにトニービン産駒の特徴を具現化した馬でした。そして、フサイチホウオー自身も、現時点で「府中3戦3勝」です。

3つ目の母の出産時年齢。フサイチホウオーの母アドマイヤサンデーは1995年2月20日生まれです。 アドマイヤホウオーの誕生日である2004年2月16日から察するに、活性値「2.00」の受け渡しがなされていると考えます。

続いて、僅差の2番人気ないし3番人気が予想されるヴィクトリー。彼についてプラスになるポイントを述べると、

  1. 勝ち馬3頭のうち2頭がトニービンの血を持っている
  2. 祖母父がSadler's Wells
  3. 伯父フサイチコンコルド(1993.2.11)

というところでしょうか。

1つ目はフサイチホウオーと同様。上述のとおり、母父トニービンでは1999年のアドマイヤベガが1着になっていますね。

2つ目のSadler's Wellsの血を持ち合わせているということ。血統構成因子としてのSadler's Wellsは、やはり「特殊」ということになろうかと思います。2006年1着のメイショウサムソンは直祖父がSadler's Wellsでした。そして、伯父フサイチコンコルドの母父もSadler's Wells。1代前の近親ですから、当然ですが(笑)

3つ目の伯父フサイチコンコルド。現実に伯父にダービー勝ち馬がいるということは、それだけ母系に活力のある証拠です。言わずもがなですね。半兄リンカーン(2000.3.18)、母グレースアドマイヤ(1994.2.20)、曾祖母Sun Princess(1980)と文句なしの近親活躍馬たちです。

果たして、第74代日本ダービー馬の称号はどの馬の頭上に輝くことになりますでしょうか。泣いても笑っても、たった一度きりのクラシックレース。競馬の祭典が、素敵なレースになることを祈ります。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2007年5月24日 (木)

過去20年の日本ダービー(JpnI)連対馬の4代血統構成について。

今回は、日本ダービーにおいてはどのような4代血統構成の持ち主が台頭するのかを確認してみたいと思います。

過去20年の連対馬40頭について、その4代血統構成を表のページ同様にアルファベットで記すと……、

過去20年の日本ダービー連対馬の4代血統構成について
年次 1着馬
(生年月日)[受胎条件]
1着馬の血統構成
(資質固定指数)
2着馬
(生年月日)[受胎条件]
2着馬の血統構成
(資質固定指数)
1987 メリーナイス
(1984.3.22)
[-2]
A C A A
(0.50)
サニースワロー
(1984.5.28) [2-?]
A A z D
(0.50)
1988 サクラチヨノオー
(1985.2.19)
[7-7]
A B A F
(0.50)
メジロアルダン
(1985.3.28) [3-7]
A A C D
(0.50)
1989 ウィナーズサークル
(1986.4.10)
[2-3]
C A A E
(0.50)
リアルバースデー
(1986.5.29) [5?-5?]
A A A F
(0.66)
1990 アイネスフウジン
(1987.4.10)
[7-7]
C A F F
(0.33)
メジロライアン
(1987.4.11)
[5-5]
A B F A
(0.50)
1991 トウカイテイオー
(1988.4.20
) [2-2]
E A A E
(0.75)
レオダーバン
(1988.4.25)
[3-3]
A x B D
(0.25)
1992 ミホノブルボン
(1988.4.25)
[初仔]
A E D A
(0.50)
ライスシャワー
(1989.3.5)
[4-4]
A A A F(8)
(1.00)
1993 ウイニングチケット
(1990.3.21)
[6-6]
A A A A
(1.00)
ビワハヤヒデ
(1990.3.10)
[3-4]
A A G F
(0.33)
1994 ナリタブライアン
(1991.5.3)
[4-5]
A A G F
(0.33)
エアダブリン
(1991.4.21) [5-5]
A A B x
(0.50)
1995 タヤスツヨシ
(1992.4.26)
[-6]
A(SS) A y z
(0.50)
ジェニュイン
(1992.4.28)
[2-2]
A(SS) A D A
(0.75)
1996 フサイチコンコルド
(1993.2.11)
[初仔]
A A A F
(0.66)
ダンスインザダーク
(1993.6.5)
[7-7]
A(SS) A B x
(0.50)
1997 サニーブライアン
(1994.4.23)
[初仔]
A A A z
(0.66)
シルクジャスティス
(1994.3.18)
[5-5]
A A B A
(0.66)
1998 スペシャルウィーク
(1995.5.2)
[5-5]
A(SS) A C B
(0.33)
ボールドエンペラー
(1995.4.28) [2-4]
x A A B
(0.50)
1999 アドマイヤベガ
(1996.3.12)
[初仔]
A(SS) A A y
(0.75)
ナリタトップロード
(1996.4.4)
[6-6]
C x A z
(0.25)
2000 アグネスフライト
(1997.3.2)
[3-4]
A(SS) A F C
(0.50)
エアシャカール
(1997.2.26)
[-3]
A(SS) A C B
(0.33)
2001 ジャングルポケット
(1998.5.7)
[4-4]
A A C C
(0.75)
ダンツフレーム
(1998.4.19)
[3-3]
A A A B
(0.75)
2002 タニノギムレット
(1999.5.4)
[4-4]
A A x B
(0.50)
シンボリクリスエス
(1999.1.21)
[-2]
A A y A
(0.66)
2003 ネオユニヴァース
(2000.5.21)
[3-10]
A(SS) x B A
(0.50)
ゼンノロブロイ
(2000.3.27)
[5-5]
A(SS) x A C
(0.50)
2004 キングカメハメハ
(2001.3.20)
[3-4]
x A E A
(0.50)
ハーツクライ
(2001.4.15)
[5-5]
A(SS) A A z
(0.75)
2005 ディープインパクト
(2002.3.25)
[7-7]
A(SS) A F A
(0.75)
インティライミ
(2002.4.6)
[4-10]
A(SS系) A G A
(0.75)
2006 メイショウサムソン
(2003.3.7)
[初仔]
A(SW系) A A(PG系) A
(1.00)
アドマイヤメイン
(2003.3.13)
[3-3]
A(SS) x A A
(0.66)

以上の結果です。はは、過去20年の勝ち馬について、4代血統表は必ずフォローできているところが、我ながらエライ。あと、2着馬も15頭フォローできているのだから、割合にエライ(笑)

という訳で、2007年の第74回日本ダービー出走馬について確認すると、

第74回日本ダービー出走馬の4代血統構成について
馬番 馬名
(生年月日)[受胎条件]
4代血統構成
(資質固定紙数)
1 タスカータソルテ
(2004.5.20) [4-10]
A A A C
(0.50)
2 ゴールドアグリ
(2004.3.11) [2-2]
A x A C
(0.33)
3 ウオッカ
(2004.4.4)
[2-4]
A A A(PG系) E
(0.75)
4 ゴールデンダリア
(2004.5.4) [4-4]
A(SS系) A B A
(0.75)
5 トーセンマーチ
(2004.4.1) [6-6]
A A(SS) A B
(0.66)
6 マイネルフォーグ
(2004.4.5) [-13]
A A G B
(0.50)
7 フィニステール
(2004.4.16) [7?-7?]
A(SS系) A A x
(0.66)
8 ドリームジャーニー
(2004.2.24)
[初仔]
A(SS系) E A A
(0.66)
9 ヒラボクロイヤル
(2004.3.15) [2-?]
A x A A
(0.75)
10 プラテアード
(2004.4.27) [2-2]
A A(Halo系) A A
(1.00)
11 ナムラマース
(2004.4.23)
[3-6]
A A(SW系) x B
(0.50)
12 サンツェッペリン
(2004.4.15)
[初仔]
A G A E
(0.50)
13 ローレルゲレイロ
(2004.5.3)
[初仔]
A A x A
(0.66)
14 アドマイヤオーラ
(2004.2.19)
[-5]
A(SS系) A A C
(0.75)
15 フサイチホウオー
(2004.2.16)
[3-3]
A A(SS) A A
(1.00)
16 アサクサキングス
(2004.3.23)
[2-2]
A A(SS) A D
(0.75)
17 ヴィクトリー
(2004.4.3)
[5-5]
A A A(SW) A
(1.00)
18 フライングアップル
(2004.3.25)
[3-3]
A(RG系) A x B
(0.33)

という結果でした。さて、皆様はどのように思われますでしょうか?なにか思われたことがありましたら、教えて頂ければ幸いです。

ではでは、今日はこの辺で♪

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2007年5月23日 (水)

ジーワン出走馬のSS保有情報-其の壱-。

私の周りにいらっしゃる方の間では結構言われ始めている、「SSの血を持っている馬はジーワンレースで複勝圏に絡むのが難しい感じがする」という2007年の傾向。という訳で、今回からちょこちょこっと確認していこうと思います。

2007年のJRAGI(JpnI含む)8レースの複勝圏馬における4代血統構成
レース名 1着馬 4代血統構成 2着馬 4代血統構成 3着馬 4代血統構成
フェブラリーS
(GI)
サンライズバッカス A A A A
(1.00)
ブルーコンコルド A A D A(NSD系)
(0.75)
ビッググラス x A A A
(0.66)
高松宮記念
(GI)
スズカフェニックス A(SS) A B A
(0.66)
ペールギュント A(SS) A A z
(0.50)
プリサイスマシーン A A(SS) A E
(0.66)
桜花賞
(JpnI)
ダイワスカーレット A(SS系) A z A
(0.66)
ウオッカ A A A(PG系) E
(0.75)
カタマチボタン A(SS系) A A B
(0.75)
皐月賞
(JpnI)
ヴィクトリー A A A(SW) A
(1.00)
サンツェッペリン A G A E
(0.50)
フサイチホウオー A A(SS) A A
(1.00)
天皇賞・春
(GI)
メイショウサムソン A(SW系) A A(PG系) A
(1.00)
エリモエクスパイア x A A(RG系) F
(0.50)
トウカイトリック x A A z
(0.50)
NHKマイルC
(JpnI)
ピンクカメオ A A A F
(0.75)
ローレルゲレイロ A A x A
(0.66)
ムラマサノヨートー A x x B
(0.33)
ヴィクトリアM
(JpnI)
コイウタ A(SS系) E x A
(0.50)
アサヒライジング A(SS系) B B G
(0.50)
デアリングハート A(SS) A A A
(1.00)
オークス
(JpnI)
ローブデコルテ A x A C
(0.50)
ベッラレイア C A G B
(0.25)
ラブカーナ A A E F
(0.50)

強調する為に「SSの交配は青の太字、「SS系の交配は青字としました。

これまでの8レースを振り返ると、傾向が見えてきますね。パッと見て、挙げられる点は3点。

  1. 芝で1600mより長い距離ではSSを有数値で持つ馬の複勝圏突入は皆無。合わせてダート1600mのフェブラリーSでも
  2. 芝1200mの高松宮記念では直仔のワンツーフィニッシュ、そして3着馬は母父に持ち合わせている
  3. 牝馬限定の芝1600mでは、桜花賞で直孫が1着3着、ヴィクトリアマイルで直孫が1着2着、直仔が3着

ようは「SSの血を有数値で持つ馬は、芝ではマイルを超える距離のジーワンレースではまったく活躍できていない」ということですね。単純に。もし、オークスにダイワスカーレットが出走していれば変わっていたかも知れませんけれど、彼女が複勝圏に絡んでいたとしても「SSの血を有数値で持つ馬は、マイル以上の牡牝混合のジーワンレースではまったく活躍できていない」とするだけでした(笑)

という訳で、第74回日本ダービー(JpnI)の出走予定馬について、五十音順に「ふるい分け」を行うと……、

[SS無しもしくはSS0化]

  1. ヴィクトリー(2004.4.3)
    → A A A(SW) A
  2. ウオッカ(2004.4.4)
    → A A A(PG系) E
  3. ゴールドアグリ(2004.3.11)
    → A x A C
  4. サンツェッペリン(2004.4.15)
    → A G A E
  5. タスカータソルテ(2004.5.20)
    → A A A C
  6. ナムラマース(2004.4.23)
    → A A(SW系) x B
  7. ヒラボクロイヤル(2004.3.15)
    → A x A A
  8. フサイチホウオー(2004.2.16)
    → A A(SS) A A
  9. フライングアップル(2004.3.25)
    → A(RG系) A x B
  10. プラテアード(2004.4.27)
    → A A(Halo系) A A
  11. マイネルフォーグ(2004.4.5)
    → A A G B
  12. ヤマカツブライアン(2004.5.4)
    → A x A A
  13. リバイバルシチー(2004.4.14)
    → A x A D
  14. ローレルゲレイロ(2004.5.3)
    → A A x A

[SS直孫]

  1. アドマイヤオーラ(2004.2.19)
    A(SS系) A A C
  2. ココナッツパンチ(2004.3.29)
    → A(SS系) A(RG系) A A
  3. ゴールデンダリア(2004.5.4)
    → A(SS系) A B A
  4. ダイレクトキャッチ(2004.3.13)
    → A(SS系) A x D
  5. ドリームジャーニー(2004.2.24)
    → A(SS系) E A A
  6. ニュービギニング(2004.3.19)
    → A(SS系) A F A
  7. フィニステール(2004.4.16)
    → A(SS系) A A x
  8. メイショウレガーロ(2004.3.4)
    → A(SS系) x A B
  9. ローズプレステージ(2004.5.7)
    → A(SS系) A A A

[SS母父]

  1. アサクサキングス(2004.3.23)
    → A A(SS) A D
  2. トーセンマーチ(2004.4.1)
    → A A(SS) A B

という結果です。

どうも、有力候補は[SS無しもしくはSS0化]に固まっているような気もします(苦笑)。上の表で示した皐月賞1着~3着馬たちを始め、3歳牝馬の最強格、青葉賞(JpnII)の勝ち馬、京都新聞杯(JpnII)の勝ち馬、スプリングS(JpnII)の勝ち馬、毎日杯(JpnIII)の勝ち馬、新潟2歳S(現JpnIII)の勝ち馬、そして最強の1勝馬。

また、クラシックの舞台への重要なプレップレースである朝日杯FS(現JpnI)と弥生賞(JpnII)。前者を制したのはドリームジャーニー、後者を制したのはアドマイヤオーラ。両者共に[SS直孫]ですが、この両頭に共通するのは、先に述べたとおり、母が前年産駒無し後の仔ということです。活力を生み出す要因を後ろ盾で持ち合わせていました。

つまりは、[SS無しもしくはSS0化]の馬たちと、[SS直孫]のうち重賞実績のある馬2頭。まま、ベタな馬たちばかりが残ってしまうということですね(苦笑)

ではでは、今回はこの辺で♪

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空胎後に名馬あり(2007年版)-其の六-。

相も変わらず続けております、「空胎後に名馬あり」の企画。という訳で、2007年のJRAGI(JpnI含む)における母の受胎条件の表を、改めてアップしておきます。

2007年のJRAGI(JpnI含む)8レースの複勝圏馬における母の受胎条件
レース名 1着馬 母の受胎条件 2着馬 母の受胎条件 3着馬 母の受胎条件
フェブラリーS(GI) サンライズバッカス 空胎後の8番仔 ブルーコンコルド 2連産目の2番仔 ビッググラス 3連産目の3番仔
高松宮記念(GI) スズカフェニックス 2連産目の2番仔 ペールギュント 3連産目の5番仔 プリサイスマシーン 2連産目の2番仔
桜花賞(JpnI) ダイワスカーレット 4連産目の10番仔 ウオッカ 2連産目の2番仔 カタマチボタン 2連産目の3番仔
皐月賞(JpnI) ヴィクトリー 5連産目の5番仔 サンツェッペリン 初仔 フサイチホウオー 3連産目の4番仔
天皇賞・春(GI) メイショウサムソン 流産後の初仔 エリモエクスパイア 初仔 トウカイトリック 5連産目の5番仔
NHKマイルカップ(JpnI) ピンクカメオ 8連産目の12番仔 ローレルゲレイロ  初仔 ムラマサノヨートー 不受胎後の2番仔
ヴィクトリアマイル(JpnI) コイウタ 2連産目の2番仔 アサヒライジング 8連産目の8番仔 デアリングハート 不受胎後の6番仔
オークス(JpnI) ローブデコルテ 4連産目の4番仔 ベッラレイア 8連産目以降の8番仔以降の仔 ラブカーナ 不受胎後の3番仔以降の仔

牝馬限定ジーワンでも、不受胎後の仔が2戦連続で複勝圏に絡みましたね。ラブカーナと菊沢隆徳。いかにもシブいなぁ。

という訳で、今週は府中芝2400mにおける男馬17頭と紅一点の戦い、第74回日本ダービー(JpnI)です。では、日本ダービーの出走予定馬のうち、受胎条件の良い馬を確認すると、

  1. アドマイヤオーラ(2004.2.19) 不受胎後の5番仔
  2. ココナッツパンチ(2004.3.29) 2年連続不受胎後の5番仔
  3. サンツェッペリン(2004.4.15) 初仔
  4. ドリームジャーニー(2004.2.24) 初仔
  5. マイネルフォーグ(2004.4.5) 不受胎後の13番仔
  6. ヤマカツブライアン(2004.5.4) 初仔
  7. メイショウレガーロ(2004.3.4) 初仔
  8. ローレルゲレイロ(2004.5.3) 初仔

以上8頭の馬について、母の受胎条件が良いことが分かりました。シルシが付きそうなところにも、ちゃんと母が前年産駒なし後の仔がいますね。

アドマイヤオーラ、ココナッツパンチ、ドリームジャーニー、メイショウレガーロ。この4頭に共通するのは「SSの直孫」であるということですね。別の回に確認をしようと思いますが、今年に入ってから、距離が1600mを越えるJRAGI(JpnI含む)では、SSの血を持つ馬が複勝圏には絡んでいません。「活力を失った父系は活躍の場が短距離にシフトして行く」と、ある方が書かれた過去の記事から教わりました。今春のここまでの結果だけを見ると、その傾向が明らかになっているのかもしれません。

他方、ほかの4頭。サンツェッペリン、マイネルフォーグ、ヤマカツブライアン、ローレルゲレイロ。やはり目に付くのは皐月賞(JpnI)2着馬とNHKマイルカップ(JpnI)2着馬でしょう。こんな辺境ブログをご覧の方は、サンツェッペリンの皐月賞2着を目の当たりにされて、「ははんっ!!だから言っただろ!!」と思われているに違いありません(笑)。また、ローレルゲレイロ。距離が伸びて5着、6着かもしれませんが、その安定性はダテではないとも思います。

まま、今日はこの辺で。ではでは♪

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2007年5月22日 (火)

ダテに逃げ切ってはいない。

大好きな「名牝達の後宮SAGA」さんのエントリに「皐月賞を逃げ切るということ」と題して、近20年ほどの皐月賞(GI。現JpnI)において「4角2番手以内で3着までに残った馬(複数いた場合は先着した馬)」が列挙されていました。

詳しくはエントリをご参照頂きたいのですが、いずれもが名だたる成績を残しています。

「ヴィクトリーが逃げ切れたのは、中山の小回りだったから」なんて言っていたら、日本ダービー(JpnI)でも痛い目に遭いそうです。

なんだ言いながら、ダービーという祭典に向けての一番のトライアルは、皐月賞であることに違いないのですから。

ダテや酔狂で皐月賞馬にはなれない。あの中山の急坂で、2着馬に猛追を受け、いったんは交わされながらも差し返した底力。ヴィクトリー(2004.4.3)、思えば伯父フサイチコンコルド(1993.2.11)が日本ダービーを制し、そして母グレースアドマイヤ(1994.2.20)が府中牝馬S(GIII)でメジロドーベル(1994.5.6)を苦しめた東京の舞台。

もしかしたら、この15年間、中央のジーワンレースではなかなか日の目を見なかった田中勝春騎手が「ダービージョッキー」になる瞬間を見られるかもしれません。それでなくとも、シンガポール航空国際カップ(星GI)をシャドウゲイト(2003.3.23)で制して波に乗っていらっしゃいますしね。

人は、ふとしたきっかけで、ふっきれるものです。カッチーにとっては、皐月賞の勝利が、更なるジーワン勝利への呼び水になったのかも知れません。その鞍下にいた馬がヴィクトリーというのも象徴的。

果たして、どうなるのか。その答えは、2007年5月27日、府中の杜、芝2400mのゴールの向こうに。

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2007年5月21日 (月)

その差はわずかに9cm。

第68回オークス(JpnI)。

1着ローブデコルテ(2004.4.28)。最後の最後、計ったかのように「ハナ」差、9cmだけ先着。見事な末脚でした。鞍上の福永祐一騎手は2004年ダイワエルシエーロ(2001.5.11)1着、2005年シーザリオ(2002.3.31)1着、2006年フサイチパンドラ(2003.2.27)2着、そして2007年ローブデコルテ1着と4年連続オークス連対、うち3勝という素晴らしさです。3歳春の牝馬の府中芝2400m戦において、いかに騎乗馬の能力があれど、こうも立て続けに連対を果たされると、素直に脱帽するほかありません。「新・オークス男」。ご自身でおっしゃっていた名称、確かにそのまま差し上げられます。

戦前は距離を懸念されたローブデコルテ。しかし、終わってみればオークスレコードとなる2分25秒3の快時計勝ち。米国で継承されている10号族、ダテに従姉「3冠牝馬」スティルインラブ(2000.5.2)、従兄「3歳初夏に中山芝1800mをコースレコード勝ち」ビッグバイアモン(1993.4.16)ではありません。見事な史上初の外国産馬によるクラシック制覇でした。合わせて、一発駆けのCozzene(1980.5.8)系の恐ろしさを、改めて思いました。

2着ベッラレイア(2004.2.27)。2分25秒3の走破時計、ハナ差、2着。3歳春の時点で、府中芝2400mの舞台をお父さんよりも0秒1速く駆け抜けましたが、お父さんの時と同様に1枠の馬にわずかに差されてしまいました。お父さんと同い年のウメノファイバー(1996.5.5)トゥザヴィクトリー(1996.2.22)が1着2着だったオークスにも似た、ハナ差の勝負。

ベッラレイア。秋に昇るディクタス(1967.4.11)系よろしく、淀に強いHampton(1872)系よろしく、牝馬3冠の最終戦に期待しましょう。その時は、どうか秋山真一郎騎手とともに。今日は1番人気を背負った馬らしい正攻法の競馬でした。「今までのベッラレイアとは違う乗り方だった」と、賛否は問われるかもしれません。けれど、人気に一所懸命に応えようとしたのは十二分に伝わりました。故に「ベッラレイアと秋山真一郎」で、次のジーワンレースに挑んでほしいと願います。

3着ラブカーナ(2004.4.29)。「オース×Caerleon×Luthier×パーシア」って、渋すぎる4代血統構成。そして、よくよく見ればボールドエンペラー(1995.4.28)と同じ勝負服。青鹿毛の黒い馬体よろしく、緑の帽子に「桃、赤袖、白一文字」という華やかな色彩をまとった菊沢隆徳騎手が懸命に追って、メンバー中最速の上がり3ハロン34秒6の末脚を発揮しましたが、3着まで。よく頑張りました。

桜花賞(JpnI)の1着馬と2着馬は不在でも、中身の濃いレースと思いました。うら若き乙女たちのこれからに期待したくなる、第68回オークスの結果でした。

追記。シンガポール航空国際カップ(星GI)。シャドウゲイト(2002.3.23)とコスモバルク(2001.2.10)がワンツーフィニッシュ。世界の舞台で頑張りました。エライ、日本馬♪

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2007年5月19日 (土)

「Phalaris系4本掛け」の配合馬について-オークス(JpnI)編-。

今更ながら、ダイワスカーレット(2004.5.13)の「感冒による回避」により、混戦の様を深めた第68回オークス。

オークス前日の今回は、「母の受胎条件」と共に、中島理論的には活躍馬における基本的な血統確認とも思える4代血統構成(父、母父、祖母父、曾祖母父)についてです。

では、過去20年のオークス連対馬40頭を確認したところ……

  1. 1993年 1着 ベガ(1990.3.8) A A y A Hyperion4×5 Nasrullah5×5 2連産目の5番仔 父初年度産駒
  2. 1998年 1着 エリモエクセル(1995.5.18) A A x A Northern Dancer3×4 Nearco5×5 Native Dancer5×5 空胎後の4番仔
  3. 1999年 2着 トゥザヴィクトリー(1996.2.22) A A x A Native Dancer5×5(母方) Almahmoud(♀)4×5 初仔
  4. 2001年 2着 ローズバド(1998.4.29) A A A A  5代アウトクロス 初仔
  5. 2003年 2着 チューニー(2000.3.18) A x A A 5代アウトクロス 2連産目の仔

以上の5頭でした。「40分の5」という数字。夢見る乙女たちにとって、やはり府中芝2400mの舞台は厳しいものなのでしょう。血統的なバックボーンが必要であることを痛感させられます。

さて、5頭中4頭に共通する点ですが、

  • 母方に米国発信のダミー血脈を持つ

ということが挙げられます。ベガは祖母父Tom Fool(1949.3.31)、エリモエクセルは祖母父Exclusive Native(1965)、トゥザヴィクトリーは祖母父Sharpen Up(1969)、チューニーは母父Kris(1976)です。

残された1頭、ローズバド。彼女は、血統表上では4系共にNearco(1935.1.24)分枝系です。しかし、彼女にはボトムラインの世代交代にマジックが隠されています。ローズバドは母ロゼカラー(1993.2.15)の「初仔」、そしてロゼカラーは祖母ローザネイ(1988.2.9)の「初仔」と活力の受け渡しが成されています。また、ローズバド自身の4代母となるRiverqueen(1973)は仏1000ギニー(GI)などGI3勝の名牝です。このバラ一族は重賞で活躍する馬も多く、牝系の活力という点では近年の輸入繁殖の中でも優れていることが見受けられますね。

#なお、ベガとローズバドの曾祖母父にはBold Ruler(1954.4.6)が配されています。中島御大、Bold Rulerの父がRevoked(1943)というのは、信じて良いのでしょうか(笑)

そんな訳で、ローズバドについて語ったところで、5頭中3頭に共通しているのは、

  • 母の受胎条件がよい

という点ですね。エリモエクセルは母が空胎後の4番仔、トゥザヴィクトリーは母の初仔、そして上述のローズバドも母の初仔です。 なお、連産で生産されている2頭、ベガとチューニーは共に母が2連産目の仔です。

また、初物ということでは、 ベガは父トニービン(1983.4.7)の初年度産駒です。後の戦績でも示されるとおり、府中でこそのトニービンの血。ベガは、トニービン産駒として初めて府中コースで行われたGIを勝った馬です。

合わせて、21世紀に入ってから連対を果たした2頭。チューニーとローズバド。2頭の共通点は、

  • 父SS
  • 5代アウトクロス馬

ですね。

と、ここまで書いた上で、今年のオークス出走馬について確認したところ、

  • ミンティエアー(2004.2.12)
    →祖母父であるNorthern Dancer(1961.5.27)の直仔Far North(1973)が0交配を与えている。合わせて、曾祖母父がBold Rulerの直仔ボールドラッド(1962)。また、ミンティエアーは母ヒットザスポット(1995.5.15)が不受胎後の仔
  • ミルクトーレル(2004.3.11)
    →祖母父であるBold Rulerの直仔Secretariat(1970.3.30)が0交配を与えている
  • レインダンス(2004.4.13)
    →曾祖母父がPrincely Gift系のラインゴールド(1969.5.11)
  • アドマイヤスペース(2004.4.8)
    →母父がトニービン。祖母父がBold Ruler系のジャッジアンジェルーチ(1983.2.22)。合わせてアドマイヤスペースは母アドマイヤキセキ(1998.3.5)が不受胎後の初仔
  • ザリーン(2004.5.5)
    →祖母父がRed Godの直仔Stanford(1976)

以上の5頭が、血統表上において「Phalaris4本掛け」であることが確認できました。これまでの結果、血統表の字面上では連対を果たすのがしんどそうな感じの5頭。でも、各馬の母方の血統構成を見ると、割合に走ってもおかしくないような感じです。どっちやねん(笑)

最後に。表のページにおける今年のオークスの馬柱は、諸事情によりお休みさせて頂きます。あいすみませんが、何卒ご理解頂きますよう、よろしくお願い致します。

ではでは、皆様良い週末を♪(→KBS土曜競馬中継担当の出光ケイさん風)

#余談。最後に名前を挙げたミルクトーレルとアドマイヤスペースについて。

ミルクトーレルの馬名の由来は、以前も示しましたが「ミルクが取れる。子どもじゃないよ」とのこと。英語表記だと「Milk Toreru」です。

アドマイヤスペース。彼女は父アドマイヤコジーン(1996.4.8)と同じ「4月8日生まれ」です。中島理論的には、満7歳の1.75ポイント交配の年回りですが、もしかしたら「Exp」を受けているかも知れません。いずれにせよ、父の影響力が強い交配と思います。父が復活を見せた府中の舞台。距離は違えど娘にも期待したいところですが、果たして。

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2007年5月15日 (火)

空胎後に名馬あり(2007年版)-其の五-。

相も変わらず続けております、「空胎後に名馬あり」の企画。という訳で、2007年のJRAGI(JpnI含む)における母の受胎条件の表を、改めてアップしておきます。

2007年のJRAGI(JpnI含む)7レースの複勝圏馬における母の受胎条件
レース名 1着馬 母の受胎条件 2着馬 母の受胎条件 3着馬 母の受胎条件
フェブラリーS(GI) サンライズバッカス 空胎後の8番仔 ブルーコンコルド 2連産目の2番仔 ビッググラス 3連産目の3番仔
高松宮記念(GI) スズカフェニックス 2連産目の2番仔 ペールギュント 3連産目の5番仔 プリサイスマシーン 2連産目の2番仔
桜花賞(JpnI) ダイワスカーレット 4連産目の10番仔 ウオッカ 2連産目の2番仔 カタマチボタン 2連産目の3番仔
皐月賞(JpnI) ヴィクトリー 5連産目の5番仔 サンツェッペリン 初仔 フサイチホウオー 3連産目の4番仔
天皇賞・春(GI) メイショウサムソン 流産後の初仔 エリモエクスパイア 初仔 トウカイトリック 5連産目の5番仔
NHKマイルカップ(JpnI) ピンクカメオ 8連産目の12番仔 ローレルゲレイロ  初仔 ムラマサノヨートー 不受胎後の2番仔
ヴィクトリアマイル(JpnI) コイウタ 2連産目の2番仔 アサヒライジング 8連産目の8番仔 デアリングハート 不受胎後の6番仔

牝馬限定ジーワンでは、それほどやっきにならなくても良いという傾向がヴィクトリアマイルでも見られました。けれど、3着にはデアリングハート(2002.3.9)が頑張りましたね。

という訳で、今週は府中芝2400mにおける乙女たちの戦い、第68回オークス(JpnI)です。では、オークスの出走予定馬のうち、受胎条件の良い馬を確認すると、

  1. アドマイヤスペース(2004.4.8) 不受胎後の初仔
  2. アルティマトゥーレ(2004.4.14) 初仔(母エアトゥーレ)
  3. ウィンナワルツ(2004.3.29) 不受胎後の14番仔(母ダンシングキイ)
  4. スマートストーム(2004.5.10) 不受胎後の5番仔以降の仔
  5. ボレロビート(2004.4.19) 不受胎後の10番仔以降の仔
  6. ミンティエアー(2004.2.12) 不受胎後の4番仔以降の仔
  7. ラブカーナ(2004.4.29) 不受胎後の3番仔以降の仔

以上7頭の馬について、母の受胎条件が良いことが分かりました。どうでしょうね、この中では、やはりトライアル2着のミンティエアーに期待が掛かりますでしょうか。また、府中芝2400mのクラシックにおいて、2着、1着、2着、4着の兄姉たちを持つ馬もいます。改めて思う、母ダンシングキイ(1983.5.21)の凄さというところでしょうか。

という訳で今日はこの辺で。ではでは♪

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2007年5月13日 (日)

「あー、だめだ」「アサヒライジング、ロイヤルタッチ、コイウタ!!」「松岡ぁっ!!」

第2回ヴィクトリアマイル(JpnI)。

1着コイウタ(2003.2.24)。逃げるロイヤルタッチ(1993.3.24)の仔の内から、脚色よく抜け出しました。ゴール後、ジーワン初勝利となった松岡正海騎手の派手なガッツポーズが見られましたね。戦前まで、東京コースでは競走を中止したオークス(現JpnI)を除くと、[1-1-1-0]。同コースのクイーンC(現JpnIII)の勝ち馬。これで府中マイルは2戦2勝。前走、ダテに男馬を相手のダービー卿CT(GIII)で2着に入っていませんでした。

また、オーナーである(有)前川企画の前川清さん、そして奥平雅士調教師のご両名もジーワン初制覇とあいなりました。おめでとうございます。

血統的なことにちょっとだけ触れておくと、やはり「母父ドクターデヴィアス(1989.3.10)」というのは、良い働きをするなぁと改めて思いました。

2着アサヒライジング(2003.2.9)。逃げて改めて真価を発揮。彼女も、戦前まで東京コースでは[1-1-1-0]、アメリカン招待オークス(米GI)2着も含めると、左回りは[1-2-1-0]でした。左回りで3着を外していなかった地力を見せてくれました。

3着デアリングハート(2002.3.9)。一昨年のNHKマイルC(現JpnI)2着馬。戦前まで東京コースでは[1-1-0-2]。昨年の府中牝馬S(GIII)の勝ちっぷりを覚えていた方もいらっしゃったでしょう。

結局、昨年のクイーンCの1着、2着馬がそのまま1着、2着に入った、第2回ヴィクトリアマイルの結果でした。

 

↑おまけ。ヴィクトリアマイルのゴール前後で叫ぶオオハシ。

#2007/05/13 21:51追記。

前川清さんを中心として、向かって右に吉田照哉さん、左に奥平雅士調教師のバンザイ姿。ちょっと面白かったです(笑)

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2007年5月10日 (木)

「18番枠ものかは」。

桜花賞馬キョウエイマーチが死亡(netkeiba.com)

雨も大外枠も関係なかった桜花賞(現JpnI)、7馬身差の圧勝を飾った4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー、JpnII)、距離不安を跳ね飛ばしたローズS(現JpnII)、復活を果たした阪急杯(GIII)、格の違いを見せつけた京都金杯(GIII)。

印象に残るレースが多かった女丈夫の桜花賞馬、キョウエイマーチ。ピンクの帽子に、薄いピンクのメンコ、「桃、白袖、青三本輪」の勝負服。松永幹夫騎手(現調教師)を背にした桜花賞、見事でした。

いまは、ただただ、合掌。

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2007年5月 9日 (水)

空胎後に名馬あり(2007年版)-其の四-。

相も変わらず続けております、「空胎後に名馬あり」の企画。という訳で、2007年のJRAGI(JpnI含む)における母の受胎条件の表を、改めてアップしておきます。

2007年のJRAGI(JpnI含む)6レースの複勝圏馬における母の受胎条件
レース名 1着馬 母の受胎条件 2着馬 母の受胎条件 3着馬 母の受胎条件
フェブラリーS(GI) サンライズバッカス 空胎後の8番仔 ブルーコンコルド 2連産目の2番仔 ビッググラス 3連産目の3番仔
高松宮記念(GI) スズカフェニックス 2連産目の2番仔 ペールギュント 3連産目の5番仔 プリサイスマシーン 2連産目の2番仔
桜花賞(JpnI) ダイワスカーレット 4連産目の10番仔 ウオッカ 2連産目の2番仔 カタマチボタン 2連産目の3番仔
皐月賞(JpnI) ヴィクトリー 5連産目の5番仔 サンツェッペリン 初仔 フサイチホウオー 3連産目の4番仔
天皇賞・春(GI) メイショウサムソン 流産後の初仔 エリモエクスパイア 初仔 トウカイトリック 5連産目の5番仔
NHKマイルカップ(JpnI) ピンクカメオ 8連産目の12番仔 ローレルゲレイロ  初仔 ムラマサノヨートー 不受胎後の2番仔

「マイル以上」の「牡牝混合GI(JpnI)」では、母が前年産駒なし後の仔がバンバン連対を果たしています。

ローレルゲレイロ(2004.5.3)の踏ん張りにより、NHKマイルカップについても

  • 2005年2着 デアリングハート(2002.3.9) 母が不受胎後の6番仔
  • 2006年2着 ファイングレイン(2003.3.7) 母の初仔
  • 2007年2着 ローレルゲレイロ 母の初仔

と、3年連続で前年産駒無し後の仔が連に絡む結果となりました。

さてさて、昨年からの傾向では、牝馬限定GI(JpnI)においてはそう一所懸命になる必要もない感じも致しますが、こりずに記しておきます。という訳で、第2回ヴィクトリアマイル(JpnI)。今回の出走予定馬のうち、受胎条件の良い馬を探ると……、

  1. アグネスラズベリ(2001.4.20) 母の初仔
  2. アドマイヤキッス(2003.2.8) 母が不受胎後の3番仔
  3. スプリングドリュー(2000.3.31) 母が不受胎後の12番仔
  4. デアリングハート 母が不受胎後の6番仔
  5. ディアデラノビア(2002.1.28) 母の初仔
  6. ヤマニンメルベイユ(2002.2.18) 母が不受胎後の4番仔
  7. ライラプス(2002.2.19) 母の初仔

以上7頭の馬について、母の受胎条件が良いことが分かりました。有力な候補も見えますね。「それでも、3着まで」という感じも致しますが、果たして。

個人的には、スイープトウショウ(2001.5.9)フサイチパンドラ(2003.2.27)の「元主戦騎手」が騎乗するエアジハード(1995.4.9)産駒の一発に期待したいところです。また、「2頭出しは人気薄を狙え」という競馬格言の恐ろしさは、先週の結果からも思うところです(苦笑)

今日はこの辺で。ではでは♪

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2007年5月 8日 (火)

装蹄師についての新書を読む。

カリスマ装蹄師西内荘の競馬技術―空飛ぶ蹄鉄をいかにデザインするか(競馬王新書)

ディープインパクト(2002.3.25)メジロマックイーン(1987.4.3)を始めとして、多くのGI馬を担当されていることでもおなじみの西内荘氏を、城崎哲氏が取材して著された一冊。1時間ほどでさっくり読了できました。興味深い記事もあり面白いのでぜひ読んでみてください。

一箇所だけ引用しておくと、

かつて西内が担当していたナリタハヤブサ。「もし今のぼくが装蹄することができれば、メジロマックイーンのライバルになれたかもしれない」と西内は語る。

-上掲書、P84、欄外記事より引用-

ダートマイル1分34秒5の快時計-しかもハンデ60.5kgで記録!!-で、長らくJRAレコードホルダーだったナリタハヤブサ(1987.4.28)。彼は現年齢表記3歳春には蹄がぼろぼろだったそうです。致し方なくダートへ転じたナリタハヤブサでしたが、蹄が持てば、あるいは芝でもチャンピオン級になれたかも知れないそうです。

ちなみに、辺境ブログをご覧頂いている方の為に最後にお伝えしておくと、「ナリタトップロードの娘(2004.2.27)」も西内さんの担当馬だそうです。

今日はこの辺で。ではでは♪

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2007年5月 7日 (月)

米英のクラシック1冠目について。

という訳で、米英の1冠目を制した馬たちについて簡単に確認しておきます。 たまには海外に目を向けるのも良いでしょう。

【ケンタッキーダービー(米GI)の勝ち馬】

Street Sense 牡 黒鹿毛 2004.2.23生 米国・James Tafel氏生産 馬主・James B. Tafel, LLC 米国・C.Nafzger厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『Street Cry×★Dixiland Band×★His Majesty×Reviewer』
  2. 4代血統構成(父系):『Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Ribot系×Bold Ruler系』
  3. 5代血統表内のクロス:Native Dancer5×5、Natalma(♀)5×4
  4. 牝系:米国で継承されている22号族 4代母Lianga、3代母の仔Mr.Greeley
  5. 母の何番仔?:初仔?
  6. 8代残牡先祖数(潜在能力値):『11/128(3.63)』

BCジュベナイル(米GI)の勝ち馬がついにケンタッキーダービーを制しました、Street Sense。ダテにBCジュベナイルを10馬身差で圧勝していなかった、というところでしょうか。

【英2000ギニー(GI)の勝ち馬】

Cockney Rebel 牡 鹿毛 2004.3.16生 愛国・Oak Lodge Bloodstock生産 馬主・Phil Cunningham氏 英国・G.A.Huffer厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『Val Royal×Known Fact×Miswaki×Cornish Prince』
  2. 4代血統構成(父系):『Nijinsky系×Intent系×Mr.Prospector系×Bold Ruler系』
  3. 5代血統表内のクロス:なし
  4. 牝系:米国で継承されている8号族 叔父ナリタダイドウ
  5. 母の何番仔?:7番仔?

10番人気を跳ね返して見事に勝利を収めたのは、オリビエ・ペリエ騎手騎乗のCockney Rebelでした。

血統的に見ると、父Val Royal(1996)はBCマイル(米GI)の勝ち馬、祖父ロイヤルアカデミー(1987.2.21)もBCマイルの勝ち馬、母父Known Fact(1977)は英2000ギニーの勝ち馬とマイルGI勝ち馬がずらっと並びますね。

【ケンタッキーオークス(米GI)の勝ち馬】

Rags to Riches 牝 栗毛 2004.2.27生 米国・Skara Glen Stables生産 馬主・Michael B.Tabor&Derrick Smith両氏 米国・T.Pletcher厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『A.P. Indy×★Deputy Minister×Blushing Groom×Traffic Judge』
  2. 4代血統構成(父系):『Seattle Slew系×Vice Regent系×Red God系×Hyperion系』
  3. 5代血統表内のクロス:Nasrullah5×5、Bold Ruler5×4(父方)
  4. 牝系:米国で継承されている8号族 半兄Jazil
  5. 母の何番仔?:4番仔?(4連産目?)

昨年の半兄Jazil(2003.2.11)のベルモントS(米GI)に続いてのクラシック制覇となりました、Rags to Riches。

【英1000ギニー(GI)の勝ち馬】

Finsceal Beo 牝 栗毛 2004.2.19生 愛国・Rathbarry Stud生産 馬主・M.A.Ryan氏 愛国・J.S.Bolger厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『Mr.Greeley×★ロイヤルアカデミー×★Dominion×Great Nephew』
  2. 4代血統構成(父系):『Mr.Prospector系×Nijinsky系×Dante系×Fairway系』
  3. 5代血統表内のクロス:Bold Ruler5×4(父方)、Native Dancer5×5(父方)
  4. 牝系:英愛で継承されている22号族 祖母Moutain Ash(伊GIII2勝)
  5. 母の何番仔?:3番仔?

英1000ギニーを1分34秒94というレースレコードで駆けました、Finsceal Beo。このタイムは英2000ギニーのレコードタイム1分35秒08よりも速い優秀なタイムです。

という訳で、米英のクラシック1冠目を確認致しました。4頭を中島理論的に見て気付くことは、

  1. 4頭いずれも、直祖父あるいは母父が0交配を与えている
  2. 上記1に付随して、ケンタッキーダービー馬と英1000ギニー馬は祖母父も0交配
  3. 英2000ギニー馬と英1000ギニー馬は、どちらもロイヤルアカデミーを祖父の代に持つ
  4. ケンタッキーダービー馬の直牝系の4代母がLianga、英1000ギニー馬の父Mr.GreeleyはLiangaの孫
  5. ケンタッキーダービー馬と英1000ギニー馬は牝系が22号族、英2000ギニー馬とケンタッキーオークス馬は牝系が8号族

というところでしょうか。不思議とケンタッキーダービー馬Street Senseと英1000ギニー馬Finsceal Beoの血統がシンクロしているように思います(笑)。両頭が持つLianga(1971)の血。Liangaの父は私も大好きなダンサーズイメージ(1965.4.10)です。あと、やはり近い代で0交配を受けている馬ばかりですね。

ではでは、今日はこんなところで。ありがとうございました。

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2007年5月 6日 (日)

「ピンクカメオ、ブラックホールの下、ブラックホークの下!!」。

思わず↑のタイトル通り叫んでしまった直線。「ブラックホールの下」って(笑)

第12回NHKマイルカップ(JpnI)。

1着ピンクカメオ(2004.4.24)。17番人気。恐れ入りました。左回り[1-1-0-0]は良いにせよ、ね。やはり、これは血のなせる業なのでしょうか。半兄ブラックホーク(1994.5.14)に続き、府中のマイルGI(JpnI)でビックリさせてくれました。「2頭出しは人気薄を狙え」って、でもねー(笑)。まま、何はともあれ内田博幸騎手のJRAジーワン初勝利、おめでとうございました。

2着ローレルゲレイロ(2004.5.3)。1番人気。その責務は果たすも、やっぱり前に1頭いる。誰か彼に「勝利の女神」を振り向かせてあげてください。

3着ムラマサノヨートー(2004.4.14)。18番人気。父キングヘイロー(1995.4.28)の0交配、母フェステロマーネ(1997.5.17)が不受胎後の仔。母父ヘクタープロテクター(1988.3.14)の0交配もあり、中島理論的には、おそらく出走18頭中最高の潜在能力値の持ち主でしょう。はは、負け惜しみです(笑)

参りました。いや、競馬って本当に面白いですね。また来週も楽しみしましょう。

という訳で、結局SSの血を持たない馬3頭、キングヘイロー産駒が2着、3着という結果に終わった、第12回NHKマイルカップでした。それにしても、3連単の配当「9,739,870円」って(笑)

↑おまけ。NHKマイルカップのゴール前後で叫ぶオオハシ。

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2007年5月 5日 (土)

過去11年のNHKマイルカップ(JpnI)連対馬の4代血統構成について。

月刊「優駿」13年分を実家に持ち帰った為、手許に資料がないのでいささか不完全な表です。でも、せっかく作成しておりましたので、アップしておきます。まま、不完全でも、自分が書いたものは可愛らしいのです(笑)

過去11年のNHKマイルカップ連対馬の4代血統構成について
年次 1着馬
(生年月日)[受胎条件]
1着馬の
血統構成
(資質固定指数)
2着馬
(生年月日)[受胎条件]
2着馬の
血統構成
(資質固定指数)
1996 タイキフォーチュン
(1993.2.9)
[初仔]
A x A y
(0.33)
ツクバシンフォニー
(1993.1.22) []
A A A D
(0.75)
1997 シーキングザパール
(1994.4.16)
[2-2]
x A A A
(0.75)
ブレーブテンダー
(1994.4.16) []
x A x z
(0.50)
1998 エルコンドルパサー
(1995.3.17)
[2-2]
x A(SW) A C
(0.50)
シンコウエドワード
(1995.2.4) []
A A B A
(0.75)
1999 シンボリインディ
(1996.1.20)
[初仔]
A A C G
(0.50)
ザカリヤ
(1996.2.26) []
x A(SW) x A
(0.75)
2000 イーグルカフェ
(1997.2.10)
[-3]
x A G B
(0.25)
トーヨーデヘア
(1997.2.20) []
A A x z
(0.50)
2001 クロフネ
(1998.3.31)
[-3]
A A A A
(1.00)
グラスエイコウオー
(1998.3.27) []
A A B F
(0.50)
2002 テレグノシス
(1999.5.11)
[8-8]
A A A y
(0.75)
アグネスソニック
(1999.1.30) []
x A B E
(0.25)
2003 ウインクリューガー
(2000.2.13)
[4-9]
A(Halo系) A F A
(0.75)
エイシンツルギザン
(2000.3.10) [2?-4?]
A(PG系) x A A
(0.75)
2004 キングカメハメハ
(2001.3.20)
[3-4]
x A E A
(0.50)
コスモサンビーム
(2001.3.28)
[6-6]
A A(RG系) A y
(0.66)
2005 ラインクラフト
(2002.4.4)
[3-4]
x A(SS) A E
(0.50)
デアリングハート
(2002.3.9)
[-6]
A(SS) A A G(8)
(1.00)
2006 ロジック
(2003.3.17)
[2-7]
A(SS系) A(PG系) B F
(0.50)
ファイングレイン
(2003.3.7) [初仔]
A(SS系) A A C
(0.66)

むう、多くの2着馬たちの受胎条件が分からずにすみません。重賞勝ち馬であるツクバシンフォニー、ブレーヴテンダー、ザカリヤ、エイシンツルギザンは優駿を見れば分かるのですが。傾向を見ると、クロフネが勝った2001年までは母の受胎条件の良い外国産馬たちがバンバン勝っていますね。タイキフォーチュン、シンボリインディあたりも懐かしくなってしまいました。両馬が母の初仔であること、すっかり忘れていましたよ。

今回は「この血に要注意」という傾向やまとめはありません。「まぁ、こんなものか」と眺めて頂ければ幸いです。

あと、表のページ第12回NHKマイルカップの馬柱をアップしました。よろしければご笑覧ください。

ではでは♪

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2007年5月 4日 (金)

NTRAのサイトにて。

このブログでは現在Podcastの配信はしておりませんが、私の各種ページ群ではいちばん閲覧者が多いと思いますので(笑)、ここに記しておきます。

NTRA(The National Thoroughbred Racing Association)のWebサイトを見ていたら、「NTRA.com Podcast」というページを発見しました。発見とは大層ですね(笑)。ずいぶん以前からあったようです。見落としていただけ。

そのページには、Video Podcastのフィードが2つと、Audio Podcastのフィードが1つ。

Video Podcastは、1つ目が「Wire to Wire」というタイトルで「これから行われる注目レース等のプレビュー」、2つ目が「Road to Breeders' Cup」というタイトルで「2006年のBCおよび前哨戦」の動画配信がなされています。特に「Road to Breeders' Cup」は良いですね。53レース分の動画がまとめられています。

Audio Podcastは、ファイルサイズが大きいので途中でダウンロードを止めたのですが(笑)、「Weekly Teleconferences」と銘打ち、2007年のケンタッキーダービーに向けて、馬主さんや調教師や騎手へのインタビューがなされているようです。チラッと見たら、1ファイルで40分から70分くらいお話しのようです。長い(笑)

これ、やっぱり凄いですね。いずれも「無料」ですしね。iTunesに代表されるアグリゲータソフトにフィードの登録をしておけば、各種データを自動的に受信できる訳です。

JRAさんも同じようにしたら、コアなファンから喜ばれるはず。今でも、レース結果のページではasf形式の動画の配信をされているのですから、Podcast用の動画に変換して、フィードを吐き出してやるだけでいいのに。文化放送さんが日曜メインレースの実況音声を配信されていますが、それだけでは足りませんよ。

やはり、競馬のデータというのは、Podcast-というかフィードによる配信-と相性が良いんですよね。レースの実況音声、動画はもちろん、レースの勝ち馬の血統表をPDFファイルで配信したりすることも可能です。何で誰も動かないのかなぁ。知らない訳ないのに。テキストだけならばフィード配信してもいいけれど、動画や音声はフィード配信できないということなんですかね。

まま、致し方なし。色々な思惑があってのことなのでしょう。

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2007年5月 3日 (木)

ユートピア(2000.3.1)。

という訳で、皆様ご承知おきのとおり、彼の地で、ゴドルフィンの持ち馬としてウェストチェスターH(米GIII)にて13ヶ月ぶりに復帰を果たしたユートピア

いきなり、Sun King(2002.1.31)、Political Force(2003)等を打ち破っての重賞制覇デビューとなりました。

いや、凄いなぁ、ユートピア。

2002年のデビュー以来、中央、地方、UAE、そして米国と渡り歩いて6年連続重賞制覇の偉業達成。橋口弘次郎厩舎に在籍していた折は、全日本2歳優駿(現JpnI)、ダービーグランプリ(現JpnI)、マイルチャンピオンシップ南部杯(現JpnI)2回と、4年連続、1年に1回は必ず統一GIを制するという役者ぶりでした。中央でも3歳時にユニコーンS(現JpnIII)を制しています。また、圧巻だった昨年のゴドルフィンマイル(UAEGII)。そして、満7歳初戦、移籍初戦となった米国のウェストチェスターH。積み重ねて重賞7勝。ただただ、立派。

ユートピアの、その精神力と肉体に敬服。もし彼の地で「GI制覇」となったら、それは痛快。これからも、まずは無事に、そしてぜひぜひ頑張って♪

なお、やはり「13ヶ月ぶり」というテッポー駆けが気になるところですけれど、もしかしたら、サイード・ビン・スルール厩舎のスタッフが磁場の働きを考慮したのかもと、中島理論使いとして思ってしまいました(笑)

最後に。皆様、きっとウェストチェスターHのユートピアの動画を見たいとお思いかと存じます。もしかしたら、すでにご覧の方もいらっしゃるやも知れませんが、未見の方は↓のBloodhorse.comの記事内における「Video」というリンクを確認してみてください。ロイヤルブルーの勝負服に合わせた、ロイヤルブルーのメンコをまとう栗毛馬の、素晴らしい走りが見られます。

Utopia Wins Rough Westchester in U.S. Debut(Bloodhorse.com)

ではでは♪

#追記。改めて動画を見直すと、勝負服は真っ青のロイヤルブルーではなく、袖に日本で言うところの「白二本輪」が見受けられます。メンコも、実は浅めのブリンカーでした。また、ユートピアの耳の動きが見えるように、耳を隠してはいませんでした。

#あと、動画を直接確認できるリンクも追記しておきます。http://www.ntra.com/video.aspx?id=25062です。

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2007年5月 2日 (水)

アイポッパー(2000.3.21)とネヴァブション(2003.2.19)。

あぁ、両頭共に全治3ヶ月の骨折発症とは……。

やはり、厳しいレースだったんでしょうね……。

短絡思考で「馬場が」とは言いたくありませんが、この後に故障の続報がないことを祈ります。

#非常にどうでも良いことですが、上記2記事について「4月29日(祝・土)の天皇賞(春)に出走した」とありました。おいおい、4月29日は日曜日でっせ、JRAさん。もう。

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空胎後に名馬あり(2007年版)-其の参-。

相も変わらず続けております、「空胎後に名馬あり」の企画。という訳で、2007年のJRAGI(JpnI含む)における母の受胎条件の表を、改めてアップしておきます。

2007年のJRAGI(JpnI含む)5レースの複勝圏馬における母の受胎条件
レース名 1着馬 母の受胎条件 2着馬 母の受胎条件 3着馬 母の受胎条件
フェブラリーS(GI) サンライズバッカス 空胎後の8番仔 ブルーコンコルド 2連産目の2番仔 ビッググラス 3連産目の3番仔
高松宮記念(GI) スズカフェニックス 2連産目の2番仔 ペールギュント 3連産目の5番仔 プリサイスマシーン 2連産目の2番仔
桜花賞(JpnI) ダイワスカーレット 4連産目の10番仔 ウオッカ 2連産目の2番仔 カタマチボタン 2連産目の3番仔
皐月賞(JpnI) ヴィクトリー 5連産目の5番仔 サンツェッペリン 初仔 フサイチホウオー 3連産目の4番仔
天皇賞・春(GI) メイショウサムソン 流産後の初仔 エリモエクスパイア 初仔 トウカイトリック 5連産目の5番仔

天皇賞・春は母の初仔である4歳牡馬のワンツーフィニッシュでした。昨今の中央競馬におけるGI(JpnI)のすう勢を見ると、この「空胎後に名馬あり」の確認記事も、それなりに意味があるのかなと思います。

という訳で、もう12回目を迎えたNHKマイルカップ(JpnI)。今回の出走予定馬のうち、受胎条件の良い馬を探ると……、

  1. キングスデライト(2004.2.12) 母の初仔
  2. スズカコーズウェイ(2004.3.22) 母の初仔
  3. ハイオン(2004.4.6) 母が不受胎後の3番仔
  4. マイネルフォーグ(2004.4.5) 母が不受胎後の13番仔
  5. マイネルレーニア(2004.2.24) 母が不受胎後の3番仔
  6. ムラマサノヨートー(2004.4.14) 母が不受胎後の2番仔
  7. ヤマニンエクレール(2004.4.17) 母が不受胎後の5番仔
  8. ローレルゲレイロ(2004.5.3) 母の初仔

以上8頭の馬について、母の受胎条件が良いことが分かりました。あと、詳細確認ができなかったのですが、

  1. ダノンムロー(2004.5.2)
  2. プラテアード(2004.4.27)

というところも、母の生年から考えると、初仔ではないかと思います。あと、シベリアンバード(2004.4.21)も分かりかねました。あー、マル外は確認できないことが多いなぁ。あいすみません。

まず、お伝えしなければならないことは、受胎条件が良い馬と確定できた8頭の内、キングスデライト以外の7頭は「SSの血を持っていない」ということです-確定できていない馬3頭を含めても、11頭中10頭がSSの血を持ち合わせていません-。

上位人気が予想されるローレルゲレイロ。彼の血統については、詳しくは↑の表のページへのリンクも参照願いたいのですが、自身は母の初仔、母も祖母の初仔、祖母は曾祖母が不受胎後の仔と、「母が前年無し後の世代交代が3世代続けて行われている」ということを、ここでもお伝えしておきます。連戦が続いても安定した成績を残している彼の秘密は、そういったところにあるのかも知れません。

府中芝1400mの京王杯2歳S(GII、現JpnII)で1着、2着としたマイネル勢2騎。かたやレーニア。その父グラスワンダー(1995.2.18)の0交配を受けた彼は、今のところ、左回り[3-0-1-0]の成績を収めています。上級重賞で人気薄を持ってくる松岡正海騎手の手腕にも期待したいところです。1600mの距離さえこなせれば。こなたフォーグ。重賞8勝を挙げたビーマイナカヤマ(1994.5.25)の半弟。京王杯2着とNZT(JpnII)2着。週刊「競馬ブック」の誌上ではまったく無印ですけれど、ダテにGII(JpnII)2着2回になっていません。

まま、今日はここまで。ではでは♪

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