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2007年4月30日 (月)

改めてレースを見直して。

帰阪したオオハシでございます。という訳で、改めて、レースを見直しました。

第135回天皇賞・春(GI)。

1着メイショウサムソン(2003.3.7)。走り方が昨秋と比べるとずいぶんと素軽くなった印象を持ちました。現在の彼が走っている時の姿、身体の前半分を見ていると、私が知っている馬の中では、メジロマックイーン(1987.4.3)に近しいものを感じました。もちろん、後肢の使い方も素晴らしい。でも、もしかしたら、身体の後半分は、もうひとつ成長できるのかも知れないとも思います。

それにしても、自ら勝ちに行く競馬をして、よくぞ粘り切りました。鞍下を信じ切った鞍上の、その期待に応えたサムソン。偉い。ダテや酔狂で牡馬クラシック2冠は達成できません。

今回の天皇賞・春の結果を受けて「弱メンだったから」とか「ドリームパスポートがいなかったから」とか言う人は、もっと、よくよくサムソンの真価について見直さないといけないと思います。昨年の菊花賞(GI、現JpnI)で先着を許した3頭は、結果的に、この天皇賞・春の舞台に立つことができなかった。「レースで勝つ」という目的への必要最低条件は、まず「レースに出走すること」。昨年の皐月賞(GI、現JpnI)、日本ダービー(GI、現JpnI)、菊花賞、ジャパンカップ(GI)、有馬記念(GI)、そして今年の天皇賞・春。牡馬3冠路線、古馬との混合レース、そして古馬の頂上決戦。ずっと頑張って走り続け、尚かつ、その内3つを勝っているメイショウサムソン。相当な名馬であることに、間違いはありません。

一部の報道では秋には凱旋門賞(仏GI)への出走も検討されているとか。メイショウサムソン、まずは無事に。そして、その行く末を楽しみにしたいと思います。

2着エリモエクスパイア(2003.5.12)。山本慎一オーナーの「水色、赤袖、黄二本輪」の勝負服、大久保厩舎、福永騎手。すでに方々で書かれていますけれど、エリモジョージ(1972.3.17)を思い起こされた方も多かったのでしょう。いや、大久保龍志厩舎、福永祐一騎手とオーナー以外は2代目でしたけれど。レース後のコメントを見ると、厩舎陣営からしてジョージの再現を狙われていたようです。

なんのために血統を調べているのか、肝要なところが抜けてしまうのが私の悪いクセ。過去20年の連対馬の4代血統構成を調べた時、

「Hampton系に準じてSt.Simon系、Blandford系を持つ馬にも注意」

「2000年代に入ってRaise a Native系を持つ馬の活躍も目立ち始めている 」

「また、1990年代半ばからのRed God(1954)系の血-特にBlushing Groom(1974.4.8)-の「底力注入」ぶりに驚いてみたりしました」

とか、書いているのに。上記3点をすべて持ち合わせている馬は、今回の出走メンバーではエリモエクスパイアただ1頭でした。自分でリストを作っている時に「あぁ、気になるなぁ」と思ったものの、前走の日経賞(GII)の惨敗が気になり、結局蹴っ飛ばし。ホントにアホですね(笑)

また、開幕週や2週目の速い芝馬場ではLyphard(1969.5.10)系の血を持っている馬の台頭が、昨年の京都の上級重賞から散見できていたのに。今回の出走メンバー中、4代血統構成にLyphard系の血を持っていたのは……、メイショウサムソンとエリモエクスパイアの2頭だけでした(苦笑)。まま、もっと言うならば、母父にダンシングブレーヴ(1983.5.11)、あるいはダンシングブレーヴ系コマンダーインチーフ(1990.5.18)の血を持っている馬2頭とも言いますね。

あとは、並み居る5歳以上の馬たちを押さえて、4歳馬の1着2着がなされたのは、現4歳勢の力量が見て取れて良かったのではないでしょうか。

まま、いずれも得意の結果論ですが、1着2着は結局「母の初仔」ということも併せてお伝えしておきます。天皇賞・春に関して書いた記事の内、いちばん始めに書いてるやん。あーあ(笑)

3着トウカイトリック(2002.2.26)。週初めに馬柱の草案を作った時、注意印を付けていたのは彼でした。しかし、結局「トウカイはトウカイでも、トウカイエリート」という「2頭出しは人気薄を狙え」を思い、トウカイエリート(2000.5.2)に印を付けた替わりに、無印にしてしまった私。エリートも6着と頑張ってくれましたけれど、やはり長距離重賞に実績のあるトリックを無印にしてはいけませんでした。

それにしても、トウカイトリック。改めて確認すると、スタート直前、ゲートに入ってから池添謙一騎手が落馬してしまったにも関わらず、よく落ち着いて走ることができたものです。内を突いての鋭い差し脚、見事でした。エルコンドルパサー(1995.3.17)の遺児、これからも頑張って欲しいものです。

という訳で、昨日も書いたとおり、結局、受胎条件の良い馬2頭、SSを持たない馬3頭が上位を占めた、第135回天皇賞・春の結果でした。

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コメント

>今回の天皇賞・春の結果を受けて「弱メンだったから」とか「ドリームパスポートがいなかったから」とか言う人

結果を受けて言う人はまるっきりトンチンカンな人ですね。
せめて結果を見る前に、このメンバーならサムソンが勝つ、と言わないと。

それにしても、菊花賞をレコードで駆け抜けた1、2着はその後故障してしまいましたし、今回のレースでも故障馬が出ました。
京都の馬場が本当に安全な状態なのか、チェックしてみて欲しいですね。

投稿: much_better | 2007年5月 5日 (土) 21時13分

◎much_better様
いつもお世話になっております。

そう、本当にね。私も、せめてメイショウサムソンに本命を打てたのが救いでした。終わってみればの結果でしたが、牡馬2冠馬の底力を信じないと。

馬場は本当に怖いですね。あまりに高速決着になると、まず「みんな脚元大丈夫か」と思ってしまう昨今です。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。祈らずには、いられません。

ではでは、コメントありがとうございました♪

投稿: オオハシ | 2007年5月 6日 (日) 16時31分

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