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2006年11月29日 (水)

空胎後に名馬あり(其の十四)。

毎度おなじみ、受胎条件についての表を改めてアップしておきます。 ワンパターンでも、続けていると力になります。

2006年のJRAGI19レースの複勝圏馬における母の受胎条件
レース名 1着馬 母の受胎条件 2着馬 母の受胎条件 3着馬 母の受胎条件
フェブラリーS カネヒキリ 空胎後の5番仔 シーキングザダイヤ 初仔 ユートピア 初仔
高松宮記念 オレハマッテルゼ 不受胎後の4番仔 ラインクラフト 3連産目の4番仔 シーイズトウショウ 初仔
桜花賞 キストゥヘヴン 2連産目の12番仔 アドマイヤキッス 不受胎後の3番仔 コイウタ 2連産目の2番仔
皐月賞 メイショウサムソン 初仔 ドリームパスポート 初仔 フサイチジャンク 少なくとも6連産目以降の仔
天皇賞・春 ディープインパクト 7連産目の7番仔 リンカーン 初仔 ストラタジェム 3連産目の3番仔
NHKマイルカップ ロジック 2連産目の7番仔 ファイングレイン 初仔 キンシャサノキセキ 双子流産後の仔
ヴィクトリアマイル ダンスインザムード 2連産目の12番仔 エアメサイア 2連産目の2番仔 ディアデラノビア 初仔
オークス カワカミプリンセス 3連産目の3番仔 フサイチパンドラ 3連産目の6番仔以降の仔 アサヒライジング 8連産目の8番仔
日本ダービー メイショウサムソン 初仔 アドマイヤメイン 3連産目の3番仔 ドリームパスポート 初仔
安田記念 ブリッシュラック 4連産目以降の仔 アサクサデンエン 初仔 ジョイフルウィナー 2連産目以降の仔
宝塚記念 ディープインパクト 7連産目の7番仔 ナリタセンチュリー 初仔 バランスオブゲーム 4連産目の4番仔
スプリンターズS テイクオーバーターゲット 死産後の1番仔 メイショウボーラー 3連産目の3番仔 タガノバスティーユ 3連産目の7番仔
秋華賞 カワカミプリンセス 3連産目の3番仔 アサヒライジング 8連産目の8番仔 フサイチパンドラ 3連産目の6番仔以降の仔
菊花賞 ソングオブウインド 初仔 ドリームパスポート 初仔 アドマイヤメイン 3連産目の3番仔
天皇賞・秋 ダイワメジャー 空胎後の7番仔 スウィフトカレント 3連産目の3番仔 アドマイヤムーン 2連産目の2番仔
エリザベス女王杯 フサイチパンドラ 3連産目の6番仔以降の仔 スイープトウショウ 3連産目の3番仔 ディアデラノビア 初仔
マイルCS ダイワメジャー 空胎後の7番仔 ダンスインザムード 2連産目の12番仔 シンボリグラン 3連産目の3番仔
ジャパンカップダート アロンダイト 4連産目の6番仔以降の仔 シーキングザダイヤ 初仔 フィールドルージュ 3連産目の3番仔
ジャパンカップ ディープインパクト 7連産目の7番仔 ドリームパスポート 初仔 ウィジャボード 前年産駒なし後(!?)の10番仔

ジャパンカップ(GI)までの19レースを振り返ると、「スプリンターズSを除く牡牝混合GI(牝馬が出ていないレースも含む)では、母が前年産駒なし後の仔となる牡馬が、2着までには必ず入っている」ということに気付きますね。牡牝混合GI14レース中13レースで該当するというのは、もう神の見えざる力、Lammtarraが働いているのではないかと思いますね(笑)。

ジャパンカップダート(GI)について振り返りをしていませんでしたが、3歳馬アロンダイト(2003.5.4)。ランスロット卿の愛剣、5連勝で一気の戴冠、お見事でした。かつて期待していたタンザナイト(2000.3.4)の弟と知っていながら、角田晃一騎手が乗るマイソールサウンド(1999.4.8)と秤にかけて、マイソールサウンドを取った私って一体……。

なお、テイクオーバーターゲット(1999.9.27)はやはり死産後の仔でした。死産の定義がちょっとあいまいなのですが、どなたか私に生後直死との違いをご教授頂けませんでしょうか(苦笑)。

という訳で、牝馬限定GIでは分の悪い受胎条件による「ふるい分け」なのですが、阪神JF(GI)の最終登録馬から、懲りずに50音順に挙げておきますと、

【阪神ジュベナイルフィリーズ】

  • クラウンプリンセス 不受胎後の仔
  • ジーニアス 不受胎後の仔
  • ストラテジー 流産後の仔
  • スマートカスタム 不受胎後の仔
  • メジロアダーラ 初仔
  • コスモベル 前年産駒なし後の仔!?

という感じでした。クラウンプリンセス(2004.1.31)のデイリー杯2歳S(GII)4着時の末脚はなかなか見事でしたね。早生まれですが、交配年齢のみで見ると、父スペシャルウィーク(1995.5.2)の0交配馬でもあります。ジーニアス(2004.3.2)、天才。ジーニアスの姉にシネマスコープ(1993.5.2)-今は「サンドリオンの母」が通りが良いですか-、兄にパルスビート(1994.6.12)、ゲヴァルト(2000.3.5)がいますね。安田隆行厩舎ゆかりの血です。ストラテジー(2004.3.8)、戦略。ストラテジーというと、タマモクロス(1984.5.23)の仔で日高大洋牧場さんの生産されたストラテジー(1997.5.15)を思い起こすのは私だけでしょうか。スマートカスタム(2004.3.15)、「マンハッタンカフェ×ドクターデヴィアス×Run the Gantlet×Quadrangle」という組み合わせは、サスガに社台ファームさん。メジロアダーラ(2004.3.1)、快速メジロダーリング(1996.5.28)の初仔。石坂正厩舎の馬との、母娘2代のランデブー!?いや、同い年の牝馬どうしですしね。……あれ、気が付けば石坂正厩舎は、あわよくば2週連続GI制覇のチャンスですか。アストンマーチャン(2004.3.5)。

まま、本日はこんなところでご勘弁ください。ではでは♪

#追記。ローブデコルテ(2004.4.28)。ローブデコルテと聞いて、「あぁ、ダイワテキサスのお母さん?」と思ったのは、私だけでしょうか?

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コメント

お久しぶりです。
空胎後の母馬の活力アップというのはやはり大きいですね。
普通に考えて、連続で産むと母馬の負担はかなり大きいですもんね。
これは下手に厳しい競走をさせずに繁殖に入れた馬が母として成功しやすいという理論にも通ずると思います。
母としての余力理論ですね(適当)。
昔にやったウイニングポストでの配合理論でも、空胎後というのは結構大きなウエイトを占めていたのを思い出します。

こうやって調べ上げるのは大変でしょう。お疲れ様です。(ちなみにうちの会社の女子は帰社時に誰に対しても「御苦労様です」と言います。突っ込むのも面倒ですが、簡単な丁寧・尊敬・謙譲ぐらいは使い分けて欲しいもんです。ご苦労って社長かっつーの)

投稿: masa | 2006年11月30日 (木) 20時40分

◎masa様
おお、お久しぶりです。
コメント返しが遅くなり、恐縮です。

>連続で産むと母馬の負担はかなり大きい
これはですね、私が見てきたことに
よるところが大きいのですね。

私は7人兄弟という現代の人間にしては
多くの兄弟を持っておりますので、子を
産む度に歯が抜けていく母の姿や、下の子に
行くにつれて身体の弱い子が生まれるという
事例を見てきました。

やはり、母体の充実が子の体の充実に
つながるのは明白です。健康な母から
健康な子が生まれる。道理です。

>ご苦労様
さすがはmasa様、日本語に厳しく正しく
接していらっしゃる。実は私も
「お疲れ様」と「ご苦労(様)」の使い分けを聞いて違和感を感じています。
そりゃ、阿刀田高を中心として敬語の実例集
も作られますわ(苦笑)。

まま、こんなところで。ではでは♪

投稿: オオハシ | 2006年12月 2日 (土) 04時50分

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