空胎後に名馬あり(其の四)。

シリーズ「空胎後に名馬あり」。改めて、ここまでのJRAGI8レースを振り返っておきます。

2006年春のJRAGI8レースの複勝圏馬における母の受胎条件
レース名 1着馬 母の受胎条件 2着馬 母の受胎条件 3着馬 母の受胎条件
フェブラリーS カネヒキリ 空胎後の5番仔 シーキングザダイヤ 初仔 ユートピア 初仔
高松宮記念 オレハマッテルゼ 不受胎後の4番仔 ラインクラフト 3連産目の4番仔 シーイズトウショウ 初仔
桜花賞 キストゥヘヴン 2連産目の12番仔 アドマイヤキッス 不受胎後の3番仔 コイウタ 2連産目の2番仔
皐月賞 メイショウサムソン 初仔 ドリームパスポート 初仔 フサイチジャンク 少なくとも6連産目以降の仔
天皇賞・春 ディープインパクト 7連産目の7番仔 リンカーン 初仔 ストラタジェム 3連産目の3番仔
NHKマイルカップ ロジック 2連産目の7番仔 ファイングレイン 初仔 キンシャサノキセキ 双子流産後の仔
ヴィクトリアマイル ダンスインザムード 2連産目の12番仔 エアメサイア 2連産目の2番仔 ディアデラノビア 初仔
オークス カワカミプリンセス 3連産目の3番仔 フサイチパンドラ 3連産目の6番仔以降の仔 アサヒライジング 8連産目の8番仔

先週の第67回オークス(GI)で、ついに「母の前年産駒なし後の仔」による複勝圏への突入が途切れてしまいました。「よくよく見てみたら、3連産目も多いなぁ」って、だから、範囲を広げるなって(笑)。

という訳で、ここでは過去20年の日本ダービー(GI)馬の母の受胎状況を記しておきます。

過去20年の日本ダービー馬における母の受胎条件
年次 勝ち馬(生年月日) 母の受胎条件
2005年 ディープインパクト(2002.3.25) 7連産目の7番仔
2004年 キングカメハメハ(2001.3.20) 3連産目の4番仔
2003年 ネオユニヴァース(2000.5.21) 3連産目の10番仔
2002年 タニノギムレット(1999.5.4) 4連産目の4番仔
2001年  ジャングルポケット(1998.5.7)  4連産目の4番仔 
2000年  アグネスフライト(1997.3.2)  3連産目の4番仔 
1999年  アドマイヤベガ(1996.3.12)  初仔 
1998年  スペシャルウィーク(1995.5.2)  5連産目の5番仔 
1997年  サニーブライアン(1994.4.23) 初仔 
1996年  フサイチコンコルド(1993.2.11)  初仔 
1995年  タヤスツヨシ(1992.4.26)  不受胎後の6番仔 
1994年  ナリタブライアン(1991.5.3)  4連産目の5番仔 
1993年  ウイニングチケット(1990.3.21)  6連産目の6番仔 
1992年  ミホノブルボン(1989.4.25)  初仔 
1991年  トウカイテイオー(1988.4.20)  2連産目の2番仔 
1990年  アイネスフウジン(1987.4.10)  7連産目の7番仔 
1989年  ウィナーズサークル(1986.4.10)  2連産目の3番仔 
1988年  サクラチヨノオー(1985.2.19)  7連産目の7番仔 
1987年  メリーナイス(1984.3.22)  不受胎後の2番仔 
1986年  ダイナガリバー(1983.3.23)  2連産目の8番仔 

おお、今、表を作っていて、母の受胎条件はともかく、各馬の生年月日はそらで思い出せました(笑)。

そんなことはさておき、この表を見て気付くことは、「シーホーク産駒の2頭のダービー馬は同じ誕生日やなぁ」ということでしょうか。……いや、確かにそうやけど、きっと、もうちょっとあるよね(笑)。データは示したとおりですので、まま、よろしければご参考まで。

ちなみに、今年の出走予定馬で母が前年産駒なし後の仔は、

  1. メイショウサムソン(2003.3.7) → 初仔
  2. ドリームパスポート(2003.3.14) → 初仔
  3. サクラメガワンダー(2003.3.25) → 初仔
  4. ヴィクトリーラン(2003.4.2) → 初仔
  5. マイネルアラバンサ(2003.4.24) → 不受胎後の3番仔

となっております(※マイネルアラバンサは疲れが抜け切らず回避のとのこと)。

今日のところは、ままこんなもので。明日は出来れば過去のダービー馬の血統構成かなぁ。ではでは♪

コメント

  1. すみのえ より:

    いやー、こういうデータ非常に助かります。
    最近はTargetとかがあって多少楽になったとはいえ
    やはり大変ですからね。いつもありがとうございます。
    中島理論を知って12年経ちますが
    初仔や空胎明けは走る、という理論は全く衰えを見せません。
    0の理論もまだまだ使えますし、すごい方です。
    (Sadler’s Wellsがどうこうってのはなかったことにしたい気もしますが(笑))
    最近はPOGで取る馬を選んでいますが
    初仔、空胎明け、0遺伝については徹底的に調べるようにしてます。

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  2. オオハシ より:

    ◎すみのえ様
    いつもお世話になっております。コメントのお返しが遅くなってあいすみません。

    >データ
    多少なりともお役に立てて幸いです。まま、誰も調べてくれないので、じゃあやるしかないか、てなもんです(笑)。

    >初仔、空胎明け、0遺伝については徹底的に調べるようにしてます。
    やっぱり、なんだ言いながら、元気なお母さんから生まれた仔は、元気に育つのでしょうね。
    0遺伝も、なんだ言いながら、使えると思います(笑)。

    簡単な返答になりましたが以上でございます。ではでは、ダービーを楽しみましょう♪

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