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2005年9月19日 (月)

月曜日の2歳戦の結果(2005/09/19分)。

3連休の最終日、敬老の日は阪神と札幌の2場開催。新馬戦2クラ、未勝利戦4クラの計6レース。

札幌の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(父)ファイングレイン(2003.3.7、牡、黒鹿毛)。栗東・長浜博之厩舎の所属。その4代血統構成は『フジキセキ×Polish Precedent×★Mill Reef×High Line』で『Halo系×Danzig系×Never Bend系×Hyperion系』の配合です。5代血統表内ではMilan Mill(1962)5×4の牝馬クロスがあります。ファイングレインの牝系は英国で受け継がれている14号族。伯母ピュアグレイン(1992.2.23)は英愛5勝で愛オークス(GI)、ヨークシャーオークス(英GI)など重賞4勝を挙げジャパンカップ(GI)にも出走した活躍馬、ピュアグレインの仔Goncharova(1998.1.14)は英仏3勝でフィユドレール賞(仏GIII)の勝ち馬、祖母Quay Line(1976)は英6勝で『牝馬版セントレジャー』と言われるパークヒルS(英GII)の勝ち馬です。ファイングレインは母ミルグレイン(1997.5.5)の初仔

阪神の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(父)ワイキューブ(2003.3.18、牝、栗毛)。栗東・大久保龍志厩舎の所属。その4代血統構成は『アグネスタキオン×ノーザンテースト×★リアルシャダイ×テスコボーイ』で『Halo系×Northern Dancer系×Roberto系×Princely Gift系』の配合です。5代血統表内ではHail to Reason(1958)4×5のクロス、Almahmoud(1947)5×5、Lady Angela(1944)5×4(母方)の牝馬クロスがあります。ワイキューブの牝系は小岩井の3号族フロリースカップ(1904)系サンキスト(1944.5.11)分枝。3代母アイレテスコ(1978.5.17)の仔-2年連続不受胎後の13番仔-に、今夏のみなみ北海道S(OP)を逃げ切った現役馬ゴーウィズウィンド(1999.4.29)がいます。ワイキューブは母エレガントフライ(1997.4.9)が2連産目の2番仔。

札幌の未勝利戦(ダート1000m)を勝ち上がったのはスズカミンクス(2003.3.6、牝、芦毛)。美浦・伊東圭三厩舎の所属馬。その4代血統構成は『アサティス×Mr.Prospector×Caro×★Bold Hour』で『Northern Dancer系×Raise a Native系×フォルティノ系×Bold Ruler系』の配合です。5代血統表内ではNative Dancer(1950.3.27)5×4、Nasrullah(1940.3.2)5×5のクロスがあります。スズカミンクスの牝系は米国で受け継がれている23号族。祖母Winning Colors(1985)は米8勝。その主な勝ち鞍にケンタッキーダービー(GI)、サンタアニタダービー(GI)、サンタアニタオークス(GI)がある名牝です。叔母ゴールデンカラーズ(1993.4.20)はフローラS(旧OP)などJRA3勝でクイーンC(GIII)2着、いとこチアフルスマイル(2000.4.9)は現役で愛知杯(GIII)2着など。また、3代母All Rainbows(1973)はタップダンスシチー(1997.3.16)の祖母でもあります。スズカミンクスは母ミンデンローズ(1992.1.12)が流産後の2番仔。ちょっとコメントしておくと、「アサティス産駒、伊藤圭三厩舎、グランド牧場(生産者)」の組み合わせと言えば、やっぱりスマートボーイ(1995.5.10)を思い出しますよね(笑)。

札幌の未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がったのは(父)(市)トップオブサンデー(2003.5.5)。美浦・伊藤伸一厩舎の所属。その4代血統構成は『エイシンサンディ×ヴァイスリーガル×ヒカルメイジ×ゲイタイム』で『Halo系×Northern Dancer系×Bois Roussel系×Hyperion系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)4×3のクロス、Almahmoud(1947)5×5の牝馬クロスがあります。しっかし、母父ヴァイスリーガル(1966.4.4)、祖母父ヒカルメイジ(1954.3.14)、曾祖母父ゲイタイム(1949)って、今時見られない組み合わせですよ。トップオブサンデーの牝系は小岩井の1号族フラストレート(1900)系。4代母トキツカゼ(1944.3.10)はJRA11勝を挙げ、皐月賞(現GI)、オークス(現GI)の勝ち馬。トキツカゼの直仔オートキツ(1952.5.6)はJRA14勝で第22代日本ダービー(現GI)馬、同じく直仔オンワードゼア(1954.5.29)はJRA11勝で天皇賞・春(現GI)と有馬記念(現GI)を制しました。トップオブサンデーは母サマーブリーズ(1980.3.4)が不受胎後の17番仔(!!)。じゅ、17番仔って。なお、母は2003年12月に用途変更となっており、トップオブサンデーが最後の仔です。未勝利戦を勝ち上がっただけですが、色々と書きたくなるトップオブサンデーの血統ですね。父と母の生年差が13年、現代における母方の父たちのレアさ、フラストレート系、そして高齢繁殖となった母が不受胎後に送り込んだ最後の仔。中島理論使いとして、行く末を見守りたくなりました。

阪神の未勝利戦(ダート1200m)を勝ち上がったのは(市)フジヤマスウィープ(2003.4.24、牡、鹿毛)。栗東・森秀行厩舎の所属。その4代血統構成は『エンドスウィープ×ノーザリー×Dike×★セントクレスピン』で『Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Herbager系×Hyperion系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×3、Native Dancer5×5、Nearco(1935.1.24)5×5(母方)のクロスがあります。フジヤマスウィープの牝系は愛国産の牝馬ファイアフラワー(1972.4.19)を日本の基礎繁殖とする1号族。伯父ダイナカーペンター(1984.5.17)はJRA8勝で阪神大賞典(GII)、京都記念(GII)の勝ち馬。叔父エアマジック(1990.3.9)はJRA3勝で毎日杯(GIII)2着、ラジオたんぱ賞(GIII)2着があります。いとこフラワーパーク(1992.5.8)はJRA7勝で高松宮杯(現高松宮記念、GI)、スプリンターズS(GI)、シルクロードS(GIII)と重賞3勝を挙げました。同じくいとこロイヤルセランガー(2001.3.13)は、JRA2勝でファンタジーS(GIII)2着などの成績を挙げた後に東海公営に転出し、現在も現役で頑張っています。フジヤマスウィープは母ファッションセンス(1988.3.27)が不受胎後の7番仔。なお、母は2004年1月に用途変更となっており、フジヤマスウィープが最後の仔です。

阪神の未勝利戦(芝1400m)を勝ち上がったのはアグネスカーン(2003.3.21、牡、栗毛)。栗東・浜田光正厩舎の所属。その4代血統構成は『★タイキシャトル×プルラリズム×アグネスベンチャー×リマンド』で『Halo系×The Minstrel系×Princely Gift系×Alycidon系』の配合です。5代血統表内ではHail to Reason(1958)4×5、Northern Dancer5×4のクロス、Flaming Page(1959.4.24)5×5の牝馬クロスがあります。祖母父アグネスベンチャー(1978.2.24)、ナイス。JRA5勝で主な勝ち鞍にCBC賞(現GII)とスワンS(現GII)というマイナー種牡馬です。アグネスカーンの牝系は1号族ヘザーランズ(1957)系アグネスレディー(1976.3.25)分枝。いわずもがなの名牝系。近親にアグネスフローラ(1987.6.18)アグネスフライト(1997.3.2)アグネスタキオン(1998.4.13)など。アグネスカーンは母アグネスパピヨン(1995.4.6)が流産後の3番仔。

今日の2歳戦を勝ち上がった6頭のうち5頭は、母が前年産駒なし後の仔どもたちでした。この3日間を通じて行われた2歳戦の総数は19レース。そのうち、母が前年産駒なし後の仔が制したのは11レース。2歳戦の半数以上のレースについて、母がリフレッシュされた状態で生産された産駒が勝利を収めた、3連休の2歳戦の結果でした。

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コメント

何日分かまとめてのコメントになります、スミマセン。
まず2歳戦の勝ち上がり状況ですが、だんだん血統表の奥のほうにHyperion系とかHurry On系とか、Blandford系のいる渋い馬が勝ち上がるようになって来ましたね。夏の間はそれこそPhalaris4段掛けばかりが勝つ印象ありましたが、この時期になるとやや奥の深い馬が出てきたという感じかもしれないですね。
しかしトップオブサンデーがこういう配合だとは知りませんでした。これは名前がちょっと悪いですねー・・・。いかにもサンデー産駒な名前なので、まったく注目してませんでした(苦笑)

ところでヨーロッパではAhonoora系がごく一部で大ブレイクなんですね!しかしAhonoora系とタップオンウッド牝馬って・・・(笑)
もしこれがニックスでも、日本ではそういう配合、きっともうムリですね~。むむむ。。

i-podは僕の仕事のパートナーが買ってはまりまくってます。あれはしかし発明ですね(笑)
しかし抜き差ししてるうちになじんでくる電化製品って・・・(笑)
僕の相棒はそういう問題には遭遇しなかったようですよ^^

投稿: blandford | 2005年9月20日 (火) 12時36分

◎blandford様
いつもありがとうございます(ペコリ)。

>2歳戦の勝ち上がり状況
秋になって直線に坂のあるコースでの新馬戦になると、母系に底力のある血統が注入されていないと勝負できない感じを持ちます。

>トップオブサンデー
ちょっと気になる血統ですよね。名前から、私も「ああ、サンデーの仔?」と思いながら調べました。ところがどっこい、父はエイシンサンディ。SS系ではありましたが、母方が強烈(笑)。母の17番仔というのは、もしかしたら繁殖牝馬の仔どもの数について、ホースメンテスコに並ぶ、日本タイ記録かもしれません。まま、行く末を楽しみにしましょう。

>Ahonoora系
キョウエイタップのお相手にAhonoora系を、って、ガルウイングは無理ですよね(笑)。でも、単純に考えても、いわゆる『Tourbillon系とPhalaris系のニックス』ですから、セオリーどおりの配合であるともいえます。

>iPod
仰るとおり、発明ですねぇ。私は通勤中にiPodでポッドキャスティングの落語を聞いています(笑)。お仕事の相方様は、私のような事態に遭遇されず幸いでした。

以上でございまーす。

投稿: かろむわん | 2005年9月20日 (火) 19時08分

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