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2005年7月

2005年7月31日 (日)

第40回関屋記念(GIII)と日曜日の新馬戦の結果(2005/07/31分)。

第40回関屋記念の結果から。

1着サイドワインダー(1998.4.2)。中1週もなんのその、約2年7ヶ月ぶりの勝利、お見事でした。福永祐一騎手も、騎乗停止明け、いきなりの重賞制覇となりました。思えば母ゴールデンジャック(1991.3.31)が制した小倉日経オープン(OP)。夏のローカル開催、鞍上はデビュー年の福永騎手でした。ゴールデンジャックの初仔が、サイドワインダーです。

2着ダイワメジャー(2001.4.8)。勝ちに行くレースをして、最後の最後で切れ味のある馬に屈してしまいましたが、それは仕方がない。でも、強さを改めて証明できたのではないでしょうか。何かジェニュイン(1992.4.28)の匂いがしてきましたので、マイルCS(GI)あたりで期待します。

3着同着インセンティブガイ(2001.5.9)。ちょっとレース間隔が開きましたが差し脚は鋭かった。「どっちが3着?」と思いましたけれど、結局同着だったんですね。関屋記念が12戦目と、まだキャリアが浅いですし、これからが楽しみですね。

3着同着ニューベリー(1998.5.8)。主にダートで良績を挙げてきましたが、芝でも走ります。1着のサイドワインダーと共に7歳馬、エライなぁ。ニシノシタン(2000.5.14)がゲート入りを嫌った為、ずっと枠入りを待機していたのですが、落ち着き払っていたのはさすがに歴戦の強者。

5着コスモサンビーム(2001.3.28)。うわ!掲示板に乗っていた。ごめん、最後3着争いに目が行ってしまいました。直線、外から追い込む脚を見て、「今日は回って来るだけか」と一瞬思ってしまった。でも、きっちり伸びて来たんやね。この5着は立派。最後方から追い込んで勝ち馬と0秒7差は上出来。エライ。

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ついでに小倉で行われたKBC杯(OP)。エドモンダンテス(2000.5.31)、1分42秒3のレコード勝ち。これで小倉ダート5戦5勝。同じローカル小回りの福島での前走、安達太良S(準OP)では1番人気を裏切りましたが、得意の小倉では快勝。北九州記念(GIII)勝ちのメイショウカイドウ(1999.5.14)同様、得意コースで真価を発揮しました。また、『ドリーム競馬』解説者の大坪元雄さんによると、「攻め馬では走らず、実戦に行って良い馬ですね」との事。「巌窟王」ならぬ「偏屈王」?

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今日は3場で新馬戦2クラ、未勝利戦3クラが行われました。

新潟の新馬戦(芝1400m)を勝ち上がったのは(父)ショウナンタキオン(2003.3.8、♂、栗毛)。美浦・上原博之厩舎の所属。その4代血統構成は『アグネスタキオン×トニービン×メジロゲッコウ×ネヴァービート』で『Hail to Reason系×ゼダーン系×My Babu系×Never Say Die系』の配合です。祖母父メジロゲッコウ(1968.5.1)、ナイス。5代血統表内ではクロスはありません。ショウナンタキオンの牝系は7号族アストニシメント(1902)系。祖母メジロハイネ(1980.5.28)は5頭が0秒0差の中にひしめいた、伝説の1983年オークス(現GI)の3着馬です。また、メジロハイネの半兄に『名脇役』メジロファントム(1975.5.1)、中山大障害(現J・GI)の勝ち馬メジロジュピター(1978.4.8)がいます。ショウナンタキオンは母ショウナンマイラヴ(1998.5.5)の初仔。

小倉の新馬戦(芝1800m)を勝ち上がったのは(父)グロリアスウィーク(2003.5.16、♂、鹿毛)。栗東・音無秀孝厩舎の所属。その4代血統構成は『スペシャルウィーク×フレンチグローリー×Lord Avie×Lyphard』で『Hail to Reason系×Northern Dancer系×Sir Gaylord系×Northern Dancer系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)5×4×5のクロスがあります。グロリアスウィークの牝系は欧州で受け継がれている14号族。半兄にJRA2勝で現役のエアフォルツァ(2002.5.15)がおり、曾祖母セイリングビューティ(1976.3.30)の直仔にJRA7勝を挙げたビューティーメイク(1989.3.21)がいます。グロリアスウィークは母グロリオーサ(1992.4.17)が7連産目の7番仔。

函館の未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がったのは(父)(市)グラスウィーク(2003.1.30、♂、栗毛)。美浦・尾形充弘厩舎の所属。その4代血統構成は『スペシャルウィーク×ノーザンテースト×リアルシャダイ×Damascus』で『Hail to Reason系×Northern Dancer系×Hail to Reason系×Sword Dancer系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer5×3、Hail to Reason(1958)4×5のクロス、Almahmoud(1947)5×5、Lady Angela(1944)5×4(母方)の牝馬クロスがあります。グラスウィークの牝系は米国で受け継がれている3号族。グラスウィークは母ハリウッドレビュー(1995.4.9)が2連産目の2番仔。

新潟の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(父)マイネルスカット(2003.5.10、♂、黒鹿毛)。美浦・上原博之厩舎の所属。その4代血統構成は『サクラバクシンオー×サッカーボーイ×★テッソ×★トリプリケート』で『Princely Gift系×Fine Top系×Blandford系×Sundridge系』の配合です。うーむ、なかなかナイスな血統構成ですね。さすがは、タイヘイ牧場さんの生産馬。5代血統表内ではノーザンテースト(1971.3.15)3×4、Princely Gift(1951)4×5のクロスがあります。マイネルスカットの牝系は日本で受け継がれている16号族カジョール(1921)系。牝系近親に牝馬東京タイムズ杯(現府中牝馬S、GIII)を制したラブシックブルース(1982.4.24)がいます。母シンメイリボーン(1991.4.10)はJRA3勝。私が競馬を見始めた頃、関西中堅級でよくその名前を見聞きしました。マイネルスカットは母が2連産目の4番仔(双子生後直死を除く)。

小倉の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(父)ハードバクシンオー(2003.5.8、♂、鹿毛)。栗東・西橋豊治厩舎の所属。その4代血統構成は『サクラバクシンオー×スリルショー×Roberto×Herbager』で『Princely Gift系×Northern Dancer系×Hail to Reason系×Son-in-Law系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4のクロスがあります。ハードバクシンオーの牝系は米国で受け継がれている9号族。4代母Sweet Tooth(1965)からAlydar(1975.3.23)が輩出されており、祖母ミムズファンタジー(1984.4.27)の直仔にJRA5勝のエーブアゲイン(1991.3.23)が出ています。エーブアゲインも懐かしい。ハードバクシンオーは母ミスブルガリ(1994.4.28)が5連産目の5番仔。

サクラバクシンオー(1989.4.14)スペシャルウィーク(1995.5.2)アグネスタキオン(1998.4.13)の3頭は、内国産種牡馬三銃士とでも呼びましょうか。今年の2歳戦で高い勝ち上がりを示す種牡馬たちですね。

「エドモンダンテス」に「三銃士」、デュマに関連する名詞がたまたま出てきた本日のlogでした。

#追記。2歳戦に関するlogは先行して書いていましたので、三銃士はすでに下書きしてあったんですよ。で、その後にエドモンダンテスがKBC杯を勝ってくれた、ということでございます。

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2005年7月30日 (土)

土曜日の2歳戦の結果(2005/07/30分)。

BGMはWagner(ワーグナー)の『タンホイザー-序曲』のかろむわんでございます。をを、クラシックだよ(2回目)。

昨日のlogでマチカネタンホイザ(1989.5.7)についてちょっと書きましたので、それを意識した選曲です。「馬名の最後に音引きがなかったから、GIで勝ち切れなかったのだ」という旨の記事を、Webでちらほら見た気がします。その昔、KBS京都で競馬実況をされていた頃の浜野圭司アナは、「マチカネタンホイザ~」と音引きがあるが如く実況されていました。中島理論的には「多産種牡馬となったノーザンテースト(1971.3.15)の牡馬産駒では...」という判断になってしまいますけれど。

タンホイザの戦績を改めて振り返ると、JRA通算8勝(うち重賞4勝)。高松宮杯(当時GII)、AJCC(GII)、目黒記念(GII)、ダイヤモンドS(GIII)と格調ある重賞を制しています。でも、GIでは3着、4着大将になってしまうんですよね。菊花賞(GI)3着、日本ダービー(GI)4着、天皇賞・春(GI)4着、天皇賞・秋(GI)4着、有馬記念(GI)4着、朝日杯3歳S(現朝日杯FS、GI)4着。

お見事、としか言いようがありません。

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2歳新馬および未勝利戦、3場でつごう7レース行われました。

函館の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(父)ラッシュライフ(2003.5.17、♀、黒鹿毛)。美浦・伊藤圭三厩舎の所属。その4代血統構成は『サクラバクシンオー×デインヒル×マルゼンスキー×ダイアトム』で『Princely Gift系×Northern Dancer系×Northern Dancer系×Sicambre系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)4×4×5、Buckpasser(1963.4.28)5×5のクロス、Natalma(1957)5×5×5の牝馬クロスがあります。ラッシュライフの牝系は9号族コランディア(1958)系。半兄に今年の皐月賞(GI)に出走した現役のタガノデンジャラス(2002.4.19)がいます。同牝系馬にマジックキス(1992.4.27)、オースミシャイン(1990.3.26)、アズマサンダース(2001.2.8)など。ラッシュライフは母フレンドレイ(1997.4.11)が2連産目の2番仔。

新潟の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのはタイセイハニー(2003.3.22、♀、芦毛)。美浦・菊川正達厩舎の所属。その4代血統構成は『エンドスウィープ×サンデーサイレンス×ノーザンテースト×Determine』で『Mr.Prospector系×Hail to Reason系×Northern Dancer系×Hyperion系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4のクロスがあります。タイセイハニーの牝系は9号族ファンシミン(1967.4.21)系。同牝系馬にアドマイヤマックス(1999.4.10)ラインクラフト(2002.4.4)、ダイナフェアリー(1983.4.30)など。タイセイハニーは母ロザヴィア(1992.4.29)が不受胎後の5番仔。

小倉の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(父)(市)ヒサクィーン(2003.3.1、♀、鹿毛)。栗東・加藤敬二厩舎の所属。その4代血統構成は『アグネスタキオン×フェアジャッジメント×ノーザンアンサー×チャイナロック』で『Hail to Reason系×Ribot系×Northern Dancer系×Hyperion系』の配合です。5代血統表内ではHail to Reason(1958)4×5のクロスがあります。ヒサクィーンの牝系は12号族ビューチフルドリーマー(1903)系。半姉にエーデルワイス賞(統一GIII)を制し現役のカシマフラワー(2002.3.14)がいます。ヒサクィーンは母フラワーブリーズ(1992.3.17)が5連産目の5番仔。アグネスタキオン(1998.4.13)産駒は初年度から順調に勝ち上がっていますね。

函館の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのはスロクハイネス(2003.3.4、♀、鹿毛)。美浦・矢野照正厩舎の所属。その4代血統構成は『ハイライズ×★ニッポーテイオー×ミルジョージ×テスコボーイ』で『Never Bend系×Northern Dancer系×Never Bend系×Princely Gift系』の配合です。5代血統表内ではMill Reef(1968.2.23)4×4のクロスがあります。スロクハイネスの牝系は6号族エスサーディー(1902)系。スロクハイネスは母スロクフルラード(1992.4.12)が3連産目の4番仔。ハイライズ(1995.5.3)産駒、2005年度JRA2歳戦の初勝利となりました。

新潟の未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がったのは(父)ニシノウェーブ(2003.4.13、♂、栗毛)。美浦・小西一男厩舎の所属。その4代血統構成は『メジロライアン×Miswaki×Devil's Bag×ノーザンアンサー』で『Northern Dancer系×Mr.Prospector系×Hail to Reason系×Northern Dancer系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×5のクロスがあります。ニシノウェーブの牝系は北米で受け継がれている4号族South Ocean(1967)系。South OceanからStorm Bird(1978.4.19)が輩出されました。ニシノウェーブは母ウェストビーチ(1994.4.15)の初仔。

小倉の未勝利戦(芝1200m、九州産馬限定)を勝ち上がったのは(父)テイエムミゴテカ(2003.3.29、♀、栗毛)。栗東・岩元市三厩舎の所属。その4代血統構成は『スペシャルウィーク×Rahy×Diesis×Exclusive Native』で『Hail to Reason系×Red God系×エタン系×Raise a Native系』の配合です。5代血統表内ではHalo(1969.2.7)3×4、Northern Dancer5×5のクロスがあります。テイエムミゴテカの牝系は米国で受け継がれている1号族。3代母Share the Fantasy(1980)の別分枝にオークス(GI)馬エリモエクセル(1995.5.18)、ステイヤーズS(GII)の勝ち馬エリモブライアン(1997.4.2)が出ています。テイエムミゴテカは母エスキナッソ(1997.4.27)が2連産目の2番仔。なお、テイエムミゴテカの「ミゴテカ」というのは、鹿児島弁で「きれいだ」という意味だそうです。

#それにしてもスペシャルウィーク(1995.5.2)産駒、走ります。SS2代目種牡馬の初年度産駒の走らなさは、いったい何なのでしょうか(笑)。

小倉の未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がったのは(父)カノヤバトルスター(2003.4.12、♂、芦毛)。栗東・坂口正則厩舎の所属。その4代血統構成は『タマモクロス×マルゼンスキー×ドン×ムーティエ』で『フォルティノ系×Northern Dancer系×Grey Sovereign系×Sicambre系』の配合です。5代血統表内ではGrey Sovereign(1948)4×4のクロスがあります。カノヤバトルスターの牝系は3号族フロリースカップ(1904)系。全兄にNHKマイルカップ(GI)5着のカノヤバトルクロス(1999.4.21)、いとこに大阪杯(GII)を制したトーホウドリーム(1997.5.26)がいます。カノヤバトルスターは母カノヤロマン(1992.4.4)が6連産目の6番仔。

「スペシャルウィークとアグネスタキオンの仔は走るなあ」と改めて思った、土曜日の2歳戦でした。

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2005年7月29日 (金)

「好きなサウスポーは?」

と問われたならば、「間柴茂有さん(元大洋~日ハム~ダイエー)とマチカネタンホイザ(1989.5.7)」と答えるかろむわんです(←人と馬の組み合わせって...)。

間柴さんは郷土の大先輩です。日ハム時代の1981年にはレギュラーシーズンを15勝0敗、勝率10割で終えられた事でも知られています。 もちろん日本記録です。

マチカネタンホイザ。JRA通算8勝のうち、7勝が左回りの競馬場での勝利でした。 勝った順番に記していくと、新馬、府中3歳S(旧OP)、ダイヤモンドS(GIII)、目黒記念(GII)、メイS(OP)、富士S(旧OP)、高松宮杯(旧GII)です。 ちなみに、唯一の右回りの勝利は旧6歳時のAJC杯(GII)です。そのAJC杯のTV中継を見ていた時、当時フジTVの解説だった故・大川慶次郎さんが「井崎さんは的中ですねぇ」と仰っていました(2着はフジヤマケンザン(1988.4.17)でした)。

ところで、サウスポーといえば、左回りの新潟競馬場の関屋記念(GIII)で復帰する2歳王者を思い出しました。コスモサンビーム(2001.3.28)。左前脚の種子骨骨折から、よく帰ってきたなぁ。nikkansports.comの記事によると、1週前の追い切りではDWコースの1番時計となる79秒5を叩き出したとか。やるなぁ。でも、ここは復帰緒戦やから、あんまり無理しないで、どうか無事に。と言いながら、1600m以下では連対を外していない成績[4-3-0-0]にちょっと期待したりして。えーい、どっちやねん(苦笑)。

以上、かろむわんでした。これから走る馬、人すべてがどうか無事でありますように。

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2005年7月28日 (木)

リクエストにお応えして。

2005年度の新種牡馬紹介を1頭加えたいと思います。

(3)セイウンスカイ(1995.4.26)。通算13戦7勝。その主な勝ち鞍は皐月賞(GI)、菊花賞(GI)、京都大賞典(GII)、日経賞(GII)、札幌記念(GII)。最強世代と喧伝された、スペシャルウィーク(1995.5.2)グラスワンダー(1995.2.18)エルコンドルパサー(1995.3.17)キングヘイロー(1995.4.28)等と同い年の2冠馬です。菊花賞は3分3秒2というレコードタイムでの快勝でした。また、個人的な思い出になりますが、3歳時に制した京都大賞典は現地で見ており、「やっぱり強い皐月賞馬やなぁ」と思ったものです。初年度登録産駒は21頭、2年度産駒は17頭、2004年度種付け数は19頭。

セイウンスカイの4代血統構成は『シェリフズスター×ミルジョージ×★モガミ×カーネルシンボリ』で『Forli系×Mill Reef系×Northern Dancer系×My Babu系』の配合です。種牡馬能力のバロメーターとされる7代残牡先祖数は『13/64』と推定します。

初年度からの種付け頭数、産駒数の推移を見るにつけ、この2冠馬の産地での評価の低さがうかがい知れます。これがSS系の2冠馬ならば、軽く100頭以上の種付け数になるのでしょう。引退したタイミングが悪かったとはいえ、もう少しチャンスを与えてあげても良いと思います。自国の2冠馬をもっと信用しましょう。でも、コマーシャルベースには乗りにくいですよね...。血の多様性を問うならば、Hyperion(1930.4.18)の直系であるセイウンスカイは貴重な種牡馬です。私見ですが、種牡馬になって成功できるのは、先行して強いレースができた馬だと思っています。また、セイウンスカイは祖母父モガミ(1976.5.18)の0交配により、Northern Dancer(1961.5.27)Native Dancer(1950.3.27)を0化できます。その点でも現代に即した良種牡馬となる可能性を秘めています。

Hampton系種牡馬のニックスというと、Phalaris(1913)系、Sterling(1868)系、St.Simon(1881)系牝馬がお相手として考えられます。3系のうち、後2系は現代競馬だと重い印象はありますが、試せるものならば試してほしいものです。現実的には、やはりNorthern Dancer系牝馬との交配がまず考えられますね。Lyphard(1969.5.10)系種牡馬の牝駒との配合では、Lyphardの0クロスが発生しますので、まずは無難な配合相手と思います。他のNorthern Dancer系では、Nureyev(1977.5.2)やSadler's Wells(1981.4.11)&Fairy King(1982.3.4)兄弟が入った牝駒との配合でしょうか。Northern Dancerの0クロス、Forli(1963.8.10)のクロスが発生します。Sadler's Wells&Fairy King兄弟ならば、Lalun(1952)の牝馬クロスも発生します。おお、Lalunの牝馬クロスで思い出しました。西山牧場さんといえば、Riverman(1969)を経由してNever Bend(1960)の0遺伝を持つパラダイスクリーク(1989.2.4)も導入されていますね。まさに自家生産という感じはしますけれど、パラダイスクリーク牝馬との組み合わせであれば、ニック、Northern Dancerの0クロス、Never Bendの0クロス等良い方向に向かいそうな配合になりそうです。また、猛烈な勢いで増えているサンデーサイレンス(1986.3.25)牝駒との配合も良いのではないでしょうか。SSの和合性の高さとHyperionのクロスが良い方向に向かってくれそうです。 あと、中島理論的なニックスの分類からは外れますが、ジャパンカップ(GI)勝ち馬ランド(1990.1.23)や1歳年下の菊花賞馬ナリタトップロード(1996.4.4)、2004年の仏ダービー(GI)馬Blue Canari(2001.2.2)等のパターンを踏んで、Native Dancer系牝馬との配合でしょうか。現代ならばMr.Prospector(1970.1.28)系が主流になりますね。Mr.Prospectorを経由すれば、Raise a Nativeの0クロスが発生しますし面白そうです。ステイヤー型種牡馬は配合相手に困ると思いがちですけれど、逆パターンを嫌わなければ、今の日本にはスピード型種牡馬の牝駒が結構いますからね。

セイウンスカイに合いそうな牝馬を確認していたら、長い文章になりました。やっぱり、それだけ選択肢が広いという事ですよ。なんとか、後世につなげてほしいものです。頑張って、セイウンスカイ。

#西山牧場さんはなんだ言いながら配合相手の事をよく考えていらっしゃるようで、よく名前があがるニシノスカイハイ(母父ヘクタープロテクター)、ニシノミライ(母父Majestic Light、ニシノフラワーの仔)は軽いスピードを注入しようという意図があったのでしょう。

#余談。セイウンスカイが制した京都大賞典の日の、東のメインレースがあの毎日王冠(GII)でした。サイレンススズカ(1994.5.1)が芝1800m1分44秒9の快時計で逃げ切り、エルコンドルパサーが2着、グラスワンダーが5着。史上最高のGIIレース。

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2005年7月27日 (水)

ニックス(Hampton系×Sterling系、Phalaris系×Sterling系)。

近年の活躍馬について、ニックスによる簡単な分類をしてみようという企画です。その第6回はHampton(1872)系とSterling(1868)系、およびPhalaris(1913)系とSterling系です。

まず、Hampton系とSterling系のニックというと、『純白のダービー馬』Mahmoud(1933)、『黄金のステイヤー』Alycidon(1945.3.15)ですね。また独国ではこのニックを上手く活用して現代まで父系を伸ばしています。父系の継承を担っているHampton系の代表馬はAcatenango(1982)~ランド(1990.1.23)、Sterling系の代表馬はKonigsstuhl(1976)~Monsun(1990)等が日本では知られています。日本では『怪物』タケシバオー(1965.4.23)がこのニックの代表馬ですね。かつての日本ではメイヂヒカリ(1952.3.24)やキタノオー(1953.5.15)など『プリメロ系×トウルヌソル系』の組み合わせが良馬を輩出した時代もありました。また、名種牡馬リマンド(1965.2.16)の働きにより、オペックホース(1977.3.5)、アグネスレディー(1976.3.25)がこの組み合わせから輩出されました。 近年ではトミシノポルンガ(1989.3.31)がこの組み合わせの活躍馬として知られています。

Phalaris系とSterling系のニックというと、Nasrullah(1940.3.2)。日本の名種牡馬となったネヴァービート(1960)もこの組み合わせです。なるだけ近いところで引くと、2冠牝馬テスコガビー(1972.4.14)、日本ダービー(現GI)馬ラッキールーラ(1974.2.22)、種牡馬モガミ(1976.5.18)、2冠馬カツトップエース(1978.4.20)、仏ダービー(GI)馬ナトルーン(1984.4.20)、南半球の名馬ボーザム(1984.11.6)、英4冠馬Nashwan(1986.3.1)、英ダービー(GI)馬Shaamit(1993.2.11)、そしてディープインパクト(2002.3.25)の母ウインドインハーヘア(1991.2.20)というところでしょうか。また、ひと昔前に言われた「ロイヤルスキー(1974.5.24)はリマンド牝馬と相性が良い」というのも、大きく見れば、このニックです。その代表がアグネスフローラ(1987.6.18)やワカオライデン(1981.4.25)ですね。

#Hampton系とSterling系のニックの配合馬としてタケシバオー、Phalaris系とSterling系のニックの配合馬としてテスコガビーとラッキールーラとカツトップエースを忘れていた私はヒドイ奴です。駄目だコリャ。あーもう、自分で作成したインデックスのページよく見直せって(苦笑)。2005/07/28に追記しました。

#今回取り上げた2つのニックスは過去にさかのぼれば、日本でも活躍馬をたくさん輩出しているはずです。また時間ができたら、調べてみたいものです。

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ここからは、Sterling系についてちょっとお話を。

Sterling系は、もう少し至近性のある言い方をすると、Blandford(1919.5.26)系ですね。Blandford系は中島御大の著作にも示されているように、オンナ嫌いの種付け嫌いが多かったという事。故に血は優秀でも、数が残せなかった。4代血統構成に現れると「おっ、Blandford系がある。底力アップ」みたいに判断してしまいます。

さて、そのBlandford系の繁栄についてですが、中島御大の著作『サラブレッド0の理論』によると、20世紀後半の大種牡馬であるSadler's Wells(1981.4.11)は、Blandford系種牡馬Val de l'Orne(1972)のダミー(天プラ馬)であるという事。Val de l'Orneの0遺伝により輩出されたSadler's Wellsは、直父系の形相を受け継がず、上手に繁殖界に潜入したという判断です。

もしSadler's WellsがホントにVal de l'Orneのダミーであれば、現在の血脈において、かなりの割合で『Phalaris系×Sterling系』の返しニックが発生している事になります。例えば、テイエムオペラオー(1996.3.13)。彼は『オペラハウス×Blushing Groom牝馬(ワンスウェド)』の組み合わせです。

またSadler's WellsはNever Bend(1960)系やDante(1942)系との相性が良い事も知られていますが、Sadler's Wellsをダミーとすると、どちらも『Phalaris系×Sterling系』の返しニックの扱いになります。特にNever Bend系との組み合わせは、Never BendとSadler's Wellsの母父Bold Reason(1968)が半兄弟のため、その母Lalun(1952)の牝馬クロスが発生する事もあり、良馬を生み出す組み合わせとして知られています。 日本ではオペラハウス(1988.2.24)産駒のニホンピロジュピタ(1995.5.3)、オペラシチー(2001.4.16)がそのニックを踏んでいます。共にブレイヴェストローマン(1972.5.19)牝馬の仔ですね。

安易に「ダミー、天プラ」と言うと、血統解釈について方向性がなくなります。しかし、Sadler's Wells系の成功している配合パターンやテイエムオペラオーの現役時代におけるド根性などの例を見るにつけ、「確かにダミーかもしれないな」と思ってしまいます。真相は私には分かりかねますが、現代競馬のメインストリームとなっている父系のひとつである事には違いありません。孫の代になって、ようやく日本でもSadler's Wellsの系統が活躍し始めましたので、これからも注目して活躍馬の血統を見ていきたいと考えています。

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2005年7月26日 (火)

「好きなNative Dancer(1950.3.27)系種牡馬は?」

と問われたならば、「ダンサーズイメージ(1965.4.10)」と答えるかろむわんです。

ダンサーズイメージ。ケンタッキーダービー(現米GI)を投薬違反で失格、プリークネスS(現米GI)は進路妨害で3着から8着に降着。幻のケンタッキーダービー馬となったダンサーズイメージ。種牡馬となってからは流浪の旅が始まり、米国、愛国、仏国と渡り歩き、最後にたどり着いたのが日本の地でした。

それでもダンサーズイメージは欧州でも、米国でも、豪州でも、日本でも重賞勝ち馬を輩出したのですから大したものです。その主な産駒を列挙しておくと、

  • Lianga(1971、♀、芦毛) ジャック・ル・マロワ賞(仏GI) ロベールパパン賞(仏GI)など重賞6勝
  • Godswalk(1974、♂、芦毛)  キングズスタンドS(英GI)など重賞3勝
  • Saritamer(1971、♂、芦毛) ジュライC(英GII)など重賞5勝
  • Sherby(1971、♂、芦毛) ミニッツマンH(米GII)
  • Mistretta(1979、♀、芦毛) ブラックヘレンH(米GII)
  • ロングレザー(1981.5.8、♀、芦毛) ローズS(GII)
  • コクサイリーベ(1986.5.14、♀、芦毛) 報知杯4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー、GII)
  • Lady's Slipper(1976、♀、芦毛) サラブレッドクラブS(豪GIII)など重賞2勝
  • Garozzo(1976、♂、芦毛) エスターテ賞(伊GIII)
  • Smooth Dancer(1970、♂、黒鹿毛) ニューオリンズH(米GIII)
  • シーブラック(1981.4.13、♂、芦毛) 札幌3歳S(現札幌2歳S、GIII)

むう、豪快に列挙してみました(笑)。他に印象深い日本の産駒はマックスフリート(1987.4.11)、ヘイセイシルバー(1988.4.11)、ホワイトジョーク(1985.5.19)などなどですね。調べた範囲では上記の11頭がいわゆる重賞勝ち馬なのですが、そのうち10頭までが芦毛という遺伝力の強さ。なお、ダンサーズイメージは芦毛ですが原毛色はホモ鹿毛のようで、彼の芦毛以外の産駒はすべて鹿毛系に出ています。栗毛および栃栗毛の産駒は1頭もいませんでした。

海外の血統馬にダンサーズイメージの名前を見つけると嬉しくなりますね。代表産駒に挙げた上位3頭の仔どもたちは、直仔に著名馬を出したり、代を経て著名馬を出したりしています。

Lianga
種牡馬Mr.Greeley(1992)の祖母。クロフネ(1998.3.31)の半妹ミスパスカリ(2001.3.5)のお父さんが、Mr.Greeleyですね。
Godswalk
両半球供用種牡馬として欧米、豪州で活躍。父系は南半球で少数ながらつながっている模様。
Saritamer
英オークス(GI)馬Time Charter(1979)を輩出。Time Charterは「20世紀最後の牝馬の"キング・ジョージ"(英GI)勝ち馬」でもあります。

また、代を経て輩出した活躍馬ということでは、1995年の愛2000ギニー(GI)を制したSpectrum(1992)の祖母父がダンサーズイメージです。この馬の血統表を初めて見た時、「あ、ダンサーズイメージが入ってる。嬉しいなぁ」と思った記憶があります。

けっこう長文になりました。失敬仕りまして申し訳ありません。最後に私の希望を。ダンサーズイメージは母父として皐月賞(GI)馬ハクタイセイ(1987.4.17)と菊花賞(GI)馬レオダーバン(1988.4.25)を輩出しています。しかし、日本ダービー(GI)ではレオダーバンの2着が最上位の着順。ダンサーズイメージ牝馬も数少なくなってきましたけれど、なんとかダービー馬を輩出してほしいものです。3冠ブルードメアサイアー、それはカッコイイですよね。

以上でございます。ありがとうございました(と、言いながら↓に追記もあります。気力のある方はどうぞ)。

続きを読む "「好きなNative Dancer(1950.3.27)系種牡馬は?」"

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2005年7月25日 (月)

「関屋記念(GIII)」と聞くと、夏本番を思う。

BGMはWagner(ワーグナー)の『ニュルンベルグのマイスタージンガー』のかろむわんでございます。をを、クラシックだよ(笑)。

ええ、もちろんマイスタージンガー(1989.4.15)を意識した選曲です。蛯名正義騎手を鞍上に1993年の関屋記念と京王杯AH(現京成杯AH、GIII)を連勝した夏の上り馬でした。スリルショー(1983.1.27)の代表産駒。牝系は16号族ヘレンサーフ(1903)系。当時の月刊『優駿』にオーナー(山崎浄氏)ご夫妻がマイスタージンガーの事をとても大切に思われていて、デビュー前に牧場へよく足を運ばれていたという記事が掲載されていました。愛されていたんですね。

JRAのサイトによると、マイスタージンガーの関屋記念は、実は蛯名騎手の芝重賞初勝利だったんですね。重賞初勝利は1992年のフェブラリーH(現フェブラリーS、当時GIII)のラシアンゴールド(1988.4.20)でした。

なお、マイスタージンガー(Meistersinger)というのは、独国の職人の頭領、親方に与えられる称号だったとか。singerのつづりは、そのまま英語のシンガーと同じですね。かつて、独国の職人の頭領は歌えなければならなかったそうです。by『日立 世界ふしぎ発見!』。

#余談ですが、先週の『日立 世界ふしぎ発見!』は『機関車トーマス』のモチーフとなった英国の蒸気機関車に関する内容でした。「トーマスと言えば、やっぱりレオさんやろなぁ」と思っていた番組ナレーションは、案の定、森本レオさんでした。あと、まったく余談ですが、英語圏での『機関車トーマス』は、リンゴ・スターがナレーションを務めていたそうです。

いや、今週は関屋記念ということでlogを書いただけなのですが、あちらこちらと話題が飛びました。失敬仕りました。

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2005年7月24日 (日)

第41回函館記念(GIII)と日曜日の2歳戦の結果(2005/07/24分)。

第41回函館記念の結果。

1着エリモハリアー(2000.3.21)。ジェネラス(1988.2.8)が日本に残していった仔ども、見事に重賞初制覇。やっぱり、函館の洋芝が良いのでしょうか、前走の巴賞に続いて連勝となりました。鞍上の北村浩平騎手にとっても、嬉しい重賞初制覇。JRAのサイトを見たら、騎手名鑑の北村騎手の重賞成績欄に『2005年/函館記念(GIII)/エリモハリアー』が、あっという間に追加されていました。15時40分時点ですでに追加されていて「どんだけ速いねん」と思いました(笑)。なにはともあれ、人馬ともに初めての重賞勝ち、おめでとサンサン。

2着ブルートルネード(2001.3.13)。今は亡きジェイドロバリー(1987.3.14)の血、函館の地で逃げ粘りました。小倉では母父としてフミノトキメキ(2001.2.25)が小倉サマージャンプ(J・GIII)を制しましたし、隠れたキーワードは「ヒスイ泥棒」だったのでしょうか。ブルートルネード自身の母父はシンボリルドルフ(1981.3.13)。函館の洋芝、欧州血脈のバックボーンが生きたという感じです。

3着ウイングランツ(2000.4.8)。ちょっと距離が足らなかった?

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函館の新馬戦(芝1800m)を勝ち上がったのはニシノロドリゲス(2003.3.21、♂、鹿毛)。所属は栗東・宮本博厩舎。その4代血統構成は『アグネスタキオン×Nureyev×Alydar×Alleged』で『Hail to Reason系×Northern Dancer系×Raise a Native系×Ribot系』の配合です。5代血統表内ではNative Dancer(1950.3.27)5×5(母方)のクロス、Almahmoud(1947)5×5(母方)の牝馬クロスがあります。ニシノロドリゲスの牝系は22号族。半兄ニシノアレックス(2002.3.17)が北海道2歳優駿(統一GIII)で2着になっています。ニシノロドリゲスは母ニシノディセンシー(1996.4.29)が4連産目の4番仔。

#西山牧場さんらしいネーミングですが、ニシノアレックス&ニシノロドリゲス兄弟、兄弟でMLBの名選手アレックス・ロドリゲスになりますな(笑)。

新潟の新馬戦(芝1600m)を勝ち上がったのはマイネサンサン(2003.5.3、♀、黒鹿毛)。所属は美浦・谷原義明厩舎。その4代血統構成は『スペシャルウィーク×メイワパッサー×Bald Eagle×Princequillo』で『Hail to Reason系×Tom Fool系×Nasrullah系×Prince Rose系』の配合です。5代血統表内ではBuckpasser(1963.4.28)5×3のクロス、Busanda(1947)4×5(母方)の牝馬クロスがあります。マイネサンサンの牝系は7号族。母スプライトパッサー(1987.6.6)は関屋記念(GIII)などJRA5勝、伯父ウインザーノット(1980.3.3)は函館記念(GIII)2回などJRA7勝を挙げました。祖母サンサン(1969.4.9)は言わずと知れた凱旋門賞(仏GI)馬。マイネサンサンは母が2連産目の5番仔。

小倉の新馬戦(ダート1000m)を勝ち上がったのはシルクフラッグ(2003.4.12、♂、鹿毛)。所属は栗東・藤原英昭厩舎。その4代血統構成は『シャンハイ×オジジアン×ノーザンテースト×ハンターコム』で『Mr.Prospector系×Damascus系×Northern Dancer系×Dante系』の配合です。5代血統表内ではDamascus(1964.4.14)4×3、Northern Dancer(1961.5.27)5×4、Never Bend(1960)5×4(父方)のクロスがあります。シルクフラッグの牝系は4号族ロードマップ(1967.3.20)系。曾祖母ダイナドライブ(1981.5.20)の直仔に最優秀2歳牝馬のノーザンドライバー(1988.4.16)が出ています。シルクフラッグは母シルクアンクレット(1997.3.19)の初仔。

小倉の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのはメイショウテッケル(2003.3.6、♀、鹿毛)。所属は栗東・武邦彦厩舎。その4代血統構成は『メイショウオウドウ×ノーザンテースト×トウショウボーイ×ネヴァービート』で『Hail to Reason系×Northern Dancer系×Princely Gift系×Never Say Die系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×3のクロス、Lady Angela(1944)5×4(母方)、Almahmoud5×5の牝馬クロスがあります。日本の土着牝系8号族ステファニア(1923)系。メイショウテッケルは母メイショウノハナ(1995.4.27)が4連産目の4番仔。

函館の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのはマイネルファーマ(2003.5.26、♂、栗毛)。所属は栗東・中村均厩舎。その4代血統構成は『フォーティナイナー×サティンゴ×MacArthur Park×Amerigo』で『Mr.Prospector系×Fairway系×Hyperion×Nearco系』の配合です。5代血統表内ではNasrullah(1940.3.2)5×5のクロスがあります。マイネルファーマの牝系は16号族。半兄に金鯱賞(GII)、小倉記念(GIII)、朝日CC(GIII)と重賞3勝を挙げたミッキーダンス(1996.4.24)がいます。マイネルファーマは母マルサンホマレ(1986.4.10)が10連産目の10番仔。

#故あってこのマイネルファーマを応援しているのですが、勝ち上がってくれて良かった。

新潟の未勝利戦(芝1400m)を勝ち上がったのはヒシハイグレード(2003.3.12、♂、栗毛)。所属は美浦・手塚貴久厩舎。その4代血統構成は『サクラバクシンオー×Woodman×Hero's Honor×Le Fabuleux』で『Princely Gift系×Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Wild Risk系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4×5のクロスがあります。ヒシハイグレードの牝系は北米で受け継がれている4号族。ヒシハイグレードは母ピュアティー(1995.3.11)が4連産目の4番仔と推定。

に、2歳戦が増えてきて、調べるのも大変になってきた日曜日でした。

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2005年7月23日 (土)

土曜日の2歳戦の結果(2005/07/23分)。

ついに2歳OP戦が始まりました。 合わせまして、今日も3場で新馬戦3クラ、未勝利戦2クラが行われております。

という訳で、新潟のマリーゴールド賞(OP)を制したのはコスモミール(2003.4.4)。血統については、詳しくは左記リンクの、表のページの血統表を参照してください。それにしてもコスモミールは新馬戦9番人気1着、マリーゴールド賞4番人気1着と低評価をはね返す馬ですね。

はくぼ競馬・函館のラベンダー賞(OP)を制したのはモエレジーニアス(2003.3.10、♂)。 おお、カク地馬。堂山芳則厩舎&五十嵐冬樹騎手のゴールデンコンビ。オープン特別以上を勝ち上がった馬は、詳しくは表のページの血統表をご参照ください。

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函館の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのはグレートキャンドル(2003.4.2、♀)。栗東・昆貢厩舎の所属。その4代血統構成は『マーベラスサンデー×Theatrical×★Tom Rolfe×Ridan』で『Hail to Reason系×Northern Dancer系×Ribot系×Nasrullah系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)4×4、Hail to Reason(1958)4×5のクロス、またRidan(1959)とThong(1964)の全兄妹クロスが母方に4×5であります。牝系は米国で受け継がれている16号族。祖母Virginia Hills(1971)から、Nijinsky(1967.2.21)が満8歳時交配で輩出した名種牡馬Niniski(1976)が生まれています。グレートキャンドルは母オークアップル(1989.4.27)が9連産目の9番仔と推定。

新潟の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのはマイネルパイレット(2003.3.5、♂)。美浦・稲葉隆一厩舎の所属。その4代血統構成は『パラダイスクリーク×サクラユタカオー×ノーザンテースト×レイズアボーイ』で『Never Bend系×Princely Gift系×Northern Dancer系×Raise a Native系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4、Nasrullah(1940.3.2)5×5のクロスがあります。牝系は3号族ロイヤルレジナ系(1969.3.17)。ちょっと遠いのですが、ロイヤルレジナから確認すると、ムッシュシェクル(1988.3.31)&シクレノンシェリフ(1990.4.21)兄弟などと同牝系ですね。マイネルパイレットは母ニシノパイレーツ(1998.4.16)の初仔。

小倉の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのはグランプリシリウス(2003.2.25、♀)。栗東・北橋修二厩舎の所属。その4代血統構成は『アグネスタキオン×ジェイドロバリー×◆リマンド×Loom』で『Hail to Reason系×Mr.Prospector系×Alycidon系×Teddy系』の配合です。5代血統表内ではリマンド4×3のクロスがあります。牝系は1号族フライングシャットル(1967)系。半兄にJRA6勝のサイモンセッズ(1999.4.2)がいます。また、祖母オオミシャダイ(1976.4.23)の別分枝から、クイーンC(GIII)の勝ち馬フューチャサンデー(1997.4.28)、クイーンC2着のグレイスナッキー(1990.3.2)が出ています。グランプリシリウスは母フライングカラーズ(1992.4.1)が5連産目の5番仔。なお、このグランプリシリウスの勝利が、アグネスタキオン(1998.4.13)産駒初の新馬勝ちとなりました。

函館の未勝利戦(ダート1000m)を勝ち上がったのはクリテリウム(2003.3.25、♀)。栗東・大久保正陽厩舎(来春には子息の龍志厩舎に転厩してそう)。その4代血統構成は『★ボストンハーバー×トニービン×Storm Bird×Arctic Tern』で『Bold Ruler系×ゼダーン系×Northern Dancer系×Native Dancer系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4のクロスがあります。クリテリウムの牝系は米国で受け継がれている5号族。祖母アフターザサン(1988.2.22)の直仔に、大阪杯(GII)と中京記念(GIII)の勝ち馬タガノマイバッハ(1999.3.16)、青葉賞(当時GIII)を制したトキオエクセレント(1994.2.16)が出ています。クリテリウムは母サンセットキス(1995.3.21)が3連産目の4番仔。

小倉の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのはアルーリングボイス(2003.1.23、♀)。栗東・野村彰彦厩舎。その4代血統構成は『フレンチデピュティ×エンドスウィープ×★Fappiano×Hail to Reason』で『Northern Dancer系×Mr.Prospector系×Mr.Prospector系×Turn-to系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×5のクロス、母方にMr.Prospector(1970.1.28)4×4のクロスがあります。牝系は米国で受け継がれている9号族。母アルーリングアクト(1997.2.20)は小倉3歳S(現小倉2歳S、GIII)の勝ち馬にして、20世紀最後の千葉県産のJRA重賞勝ち馬として知られています。アルーリングボイスは母の初仔。

新馬戦は3頭すべて、未勝利戦はクリテリウム。合計5クラ行われた新馬および未勝利戦のうち、4クラまでが栗毛馬の勝利に終わった土曜日の2歳戦でした。

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2005年7月22日 (金)

あらら...。

netkeiba.comの記事などによりますと、シーザリオ(2002.3.31)が右前脚に繋靭帯炎を発症してしまったという事。むむむ、だから無事にと願ったのに。ヒシミラクル(1999.3.31)も同じく右前脚に繋靭帯炎を発症し、1年以上の長期戦線離脱の後に復帰しましたが、往時の力は残念ながら見られませんでした。今回のシーザリオの症状は全治に2~3ヶ月の見込みという事ですけれど、炎症は完治することはないと聞きますし、牝馬だけにオーナーサイドの判断が注目を集めるところです。

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2005年7月21日 (木)

ニックス(Hampton系とSt.Simon系)。

近年の活躍馬について、ニックスによる簡単な分類をしてみようという企画です。その第5回はHampton(1872)系とSt.Simon(1881)系です。

Hampton系とSt.Simon系というと、世界的にはHyperion(1930.4.18)、その父Gainsborough(1915.1.24)などがパッと浮かびます。また、日本の名種牡馬となった愛ダービー馬ヒンドスタン(1946)もこの組み合わせです。しかし、近年ではNearco(1935.1.24)系やNative Dancer(1950.3.27)系の台頭に押し出され、これらの組み合わせは難しいものとなりつつあります。出てくる馬も20世紀前半の馬ですものね。

先日のPhalaris(1913)系とHampton系のニックのlogでも述べましたが、Hampton系は日本の競馬と相性が良く、直父系、あるいは牝馬の父として重要な役目を果たしています。現在ではサッカーボーイ(1985.4.28)が孤軍奮闘しており、その直仔ヒシミラクル(1999.3.31)ナリタトップロード(1996.4.4)等に父系存続の期待がかかります。Hyperionを通さないGainsborough系は世界的にも貴重ですよね。また、Hyperion系の2冠馬セイウンスカイ(1995.4.26)にも、ぜひ頑張ってほしいものです。

#上述の3頭はいずれも菊花賞馬。彼らに共通する「持続するスピード」は大切にしていかないといけない要素だと思います。目にも見よ、ナリタトップロードが持つ芝3000mの世界レコード3分2秒5、セイウンスカイの菊花賞レコード3分3秒2。長距離のスピード血統として、日本が世界に誇れる血脈ですよ。

閑話休題。Hampton系とSt.Simon系のニックにおける日本のGI級の活躍馬とその戦績をざっと挙げてみますと、

【牡馬・せん馬】
カツラノハイセイコ(1976.5.13) 日本ダービー 天皇賞・春
メジロパーマー(1987.3.21) 有馬記念 宝塚記念
モンテプリンス(1977.4.1) 天皇賞・春 宝塚記念
モンテファスト(1978.5.31) 天皇賞・春(モンテプリンスの全弟)

時代をさかのぼると、天皇賞・秋と有馬記念を勝ったヤマトキョウダイ(1960.5.9)、菊花賞馬アカネテンリュウ(1966.4.30)、皐月賞馬クリヤマト(1941)などもいます。また、メジロパーマーの父メジロイーグル(1975.5.2)、日本の名種牡馬となったディクタス(1967.4.11)もこのニックですね。

以上、「なんとかひねり出した馬たちの名前もひと昔、ふた昔以上前の馬である事に切なさを感じた」かろむわんでした。

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2005年7月19日 (火)

お蔵入りの予定でしたが。

書く時間が取れないのでお蔵入りにしようと思っていた2005年度の新種牡馬紹介。でも、とりあえず2頭分だけ書き貯めしていましたので、よろしければご笑覧ください。

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今年も有望と思われる新種牡馬たちがデビューします(すでに何頭かはデビューしました)。という訳で、そんな新種牡馬たちを中島理論的に見てみようという第1回目です。

(1)テイエムオペラオー(1996.3.13)。通算26戦14勝。その主な勝ち鞍はジャパンカップ、有馬記念、天皇賞・春2回、天皇賞・秋、皐月賞、宝塚記念(いずれもGI)でGI7勝。世紀末覇王伝説を創りあげた名馬。初年度登録産駒は80頭、2年度産駒は47頭、2004年度種付け数は55頭。

テイエムオペラオー自身の4代血統構成は『オペラハウス×Blushing Groom×Key to the Kingdom×Drone』で『Northern Dancer系×Red God系×Bold Ruler系×Turn-to系』の配合です。種牡馬能力のバロメーターとされる7代残牡先祖数は『12/64』と推定します。

どうも巷間ではテイエムオペラオーの種牡馬としての評価は高くないようです。やはりステイヤー形質が嫌われたのでしょうか。ただ、あれほど現役時代に毛嫌いをしていた彼ですが、繁殖としても優秀な4号族Portage(1952)の牝系ですので、産駒は走ると思っています。Sadler's Wells(1981.4.11)系は代を重ねて軽くなる印象もありますし、同い年のSadler's Wells系種牡馬であるMontjeu(1996.4.4)産駒も期待以上に走っています、ってそれは欧州の馬場ですね(苦笑)。

産駒は母父に軽い血を持っている馬が良いと思います。逆パターン(長距離系種牡馬×短距離系種牡馬を父に持つ肌馬)の配合は、日本ではなかなか芽が出ない事が多いのですが、現代ではやはりMr.Prospector(1970.1.28)系。今年の英ダービー馬Motivator(2002.2.22)アサクサデンエン(1999.3.22)のパターンの踏襲ですね。あとはSadler's Wells系のニックという事では、Never Bend(1960)系やDante(1942)系牝馬との交配。特にNever Bend系牝馬とならば、Lalun(1952)の牝馬クロスが発生しますね。あと、牝馬クロスの創出という事では、Special(1969)の血を持つNureyev(1977.5.2)を持つ牝馬との掛け合わせも面白いですね。

いずれにせよ、チャンピオンホースの産駒は産駒数が少ない初年度が勝負と思います。「シンボリルドルフ(1981.3.13)の仔、トウカイテイオー(1988.4.20)」みたいなパターンが、1頭でも出てくれれば良いのですが。 期待しましょう。

#追記。初めて勝ち上がったテイエムトッパズレ(2003.4.1)がまさにSpecialのクロスを持っていました。はは、遅いって(泣)。

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(2)アグネスタキオン(1998.4.13)。通算4戦4勝。その主な勝ち鞍は皐月賞、弥生賞(GII)、ラジオたんぱ杯3歳S(現ラジオたんぱ杯2歳S、GIII)。「彼の新馬戦のパドックを目の前で見ていた」なんてなんの自慢にもなりませんね。初年度登録産駒は148頭、2年度産駒は168頭、2004年度種付け数は200頭。

アグネスタキオン自身の4代血統構成は『サンデーサイレンス×ロイヤルスキー×リマンド×Sallymount』で『Hail to Reason系×Bold Ruler系×Blenheim系×Hyperion系』の配合です。いわゆる『Northern Dancer&Native Dancer Free』のパターンは、父サンデーサイレンス(1986.3.25)フジキセキ(1992.4.15)と同じです。種牡馬能力のバロメーターとされる7代残牡先祖数は『16/64』と推定します。

Northern Dancer(1961.5.27)Native Dancer(1950.3.27)を持たない血統構成は、現代の繁殖界においてイニシアティヴとなる要素のひとつです。ゆえに産駒はコンスタントに走ると推測。ただ、『SS×Le Fabuleux牝馬』という底力満点の5代アウトクロス配合であるフジキセキが牝馬優勢の仔出しになっているところを見ると、もしかしたらタキオンも同じような傾向があるかもしれないとも思います。母父ロイヤルスキー(1974.5.24)で父より軽快な印象ですしね。

前述どおりNorthern Dancer&Native Dancer Freeの配合馬ですから、どのような繁殖牝馬でも上手くマッチしそうな血統です。近視眼的なニック(=Northern Dancer系との配合)でも走ってくれそうです。Northern Dancer系では、ベタですがNijinsky(1967.2.21)系との相性が良いような感じがします。Flaring Top(1947)の牝馬クロスも発生しますしね。 あと、Flaring Topの牝馬クロスという事では、モーニングフローリック(1975.4.10)が入っている牝馬も面白そうです。

初年度産駒は、タキオンが3歳春に早期引退したため、精神エネルギーの充電期間(約1年)を経て種付けした産駒たちです。「SS産駒種牡馬の仔は2年度から走る」という定説がありますが、タキオンの仔は初年度からいけると思います。

#追記。だから初めて勝ち上がった産駒タキオンバッハ(2003.4.1)にNijinskyが入っているやん。はは、遅いって(泣)。

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案外まじめにレビューしているのですが、機を逸した事もありますし、他の種牡馬すべてを調べている時間もないので、この2頭で終わりそうです(苦笑)。ただ、皆様から調べてほしい新種牡馬のオーダーがあれば、2~3頭くらいならば調べてみます。

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第40回北九州記念(GIII)と日曜日の2歳戦の結果(2005/07/17分)。

郷里で旧友たちとバーベキューをしていた際、ミツバチに刺されたかろむわんです。

第40回北九州記念の回顧から。

1着メイショウカイドウ(1999.5.14)。マイナス20kgもいとやせず、小倉古馬重賞(小倉記念、小倉大賞典、北九州記念)を完全制覇の偉業達成となりました。今回の勝利により小倉競馬場では『7-1-1-1』の成績となりました。ミスター小倉、ですね。配合面をちょっと確認しておくと、5代血統表内でHethersett(1959)4×5という珍しいクロスが母方にあります。netkeiba.comの柏木集保さんのコラムを参照して確認した所、母キンセングローリー(1987.6.18)も小倉競馬場で2秒0差の大差勝ちを収めた事があります(1990年の桜島特別、ダート1700m)。小ネタですが、母はアグネスフローラ(1987.6.18)と同級生でまったく同じ誕生日です。

2着ツルマルヨカニセ(2000.3.3)。結果的に、今年の1、2着馬の所属厩舎は去年の1、2着をひっくり返しただけでした。やっぱりやってきましたか、橋口弘次郎厩舎のダンスインザダーク(1993.6.5)産駒。母父も開幕週の芝馬場に強い印象があるLyphard(1969.5.10)です。

3着サイドワインダー(1998.4.2)。角田晃一騎手、久しぶりの重賞制覇のチャンスでしたけれど。もしかしたら、この母仔は、四位洋文騎手の手がいちばん合うのかもしれません。ちょっと感動したんですよね、2003年の京都金杯(GIII)を制した時「ゴールデンジャックの仔で勝てたのが嬉しかった(大意)」と、四位騎手がコメントされていた事が。ゴールデンジャック(1991.3.31)、四位騎手の初重賞制覇のお相手でした。

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では、日曜日の2歳戦の回顧をば。

函館の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのはシルクドラグーン(2003.2.23、♂)。栗東・山内研二厩舎の所属。その4代血統構成は『スペシャルウィーク×Phone Trick×★Secretariat×Nijinsky』で『Hail to Reason系×Nearctic系×Bold Ruler系×Northern Dancer系』の配合です。5代血統表内ではNijinsky(1967.2.21)4×4、Buckpasser(1963.4.28)5×5のクロスがあります。牝系は米国で受け継がれている16号族。半兄にスプリングS(GII)3着のマイネルイェーガー(2000.3.21)がいます。また4代母Hopespringseternal(1971)の直仔から名種牡馬Miswaki(1978)が輩出されました。シルクドラグーンは母ミスワキジャパン(1993.2.11)が5連産目の5番仔。

新潟の新馬戦(ダート1200m)を勝ち上がったのはセイウンハンクス(2003.2.25、♂)。美浦・萱野浩二厩舎の所属。その4代血統構成は『Forest Camp×Wayne's Crane×Sovereign Dancer×National』で『Northern Dancer系×Tom Fool系×Northern Dancer系×Nasrullah系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)4×5×4のクロスがあります。牝系は米国で受け継がれている9号族。外国産馬のため、牝系詳細は確認中です。ちなみに、父Forest Camp(1997)は米国で2~3歳時に11戦4勝、その主な勝ち鞍にデルマーフューチュリティ(GII)があります。2003年産馬が初年度産駒ということ。現在の繋養先は米国・エアドリースタッドで、繋養先サイトではデルマーフューチュリティのレースビデオも視聴できます(要Windows Media Player)。

引き続き、新潟の新馬戦(芝1400m)を勝ち上がったのはケイコアデージョ(2003.2.26、♀)。美浦・尾形充弘厩舎の所属。その4代血統構成は『スペシャルウィーク×Easy Goer×Danzig×Sir Ivor』で『Hail to Reason系×Raise a Native系×Northern Dancer系×Sir Gaylord系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer5×4のクロスがあります。牝系は米国で受け継がれているアメリカンファミリーの4号族。4代母がCourtly Dee(1968)ですから、この血統からは多数の活躍馬が送り込まれていますね。3台母Foreign Courier(1979)の直仔にジュライC(英GI)の勝ち馬で名種牡馬のGreen Desert(1983)がいます。ケイコアデージョは母トランクイルデイズ(1993.1.10)が不受胎後の仔(おそらく3番仔)。

小倉の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのはセントルイスガール(2003.5.20、♀)。栗東・坂口正則厩舎の所属。その4代血統構成は『Silver Hawk×Storm Cat×★Sauce Boat×Great Sun』で『Hail to Reason系×Northern Dancer系×Ribot系×Bold Ruler系』の配合です。5代血統表内ではBold Ruler(1954.4.6)5×5のクロスがあります。牝系は米国で受け継がれている11号族。祖母By Land by Sea(1984)はアップルブロッサムH(米GI)、ミレディH(米GI)など北米重賞5勝の活躍馬です。母エイシンシンシアナ(1995.3.1)が4連産目の4番仔。なお、エイシンシンシアナは日本で繁殖入りした後、2番仔までは浦河の栄進牧場で生産されています。2001年11月に渡米した後、3番仔のエイシンリトルトン(2002.4.28)を米国で産み落としています。現地で種付け生産して外国産馬として輸入されたのがセントルイスガールです。ついでに、父Sliver Hawkの繋養先は、上記のセイウンハンクスで挙げたForest Campと同じく米国・エアドリースタッドです。ここではグラスワンダー(1995.2.18)が制した宝塚記念(GI)のVTRを日本語実況で視聴できます(要Windows Media Player)。

函館の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのはサルトリーガール(2003.3.22、♀)。栗東・昆貢厩舎の所属。その4代血統構成は『スペシャルウィーク×Woodman×Northern Dancer×Buckpasser』で『Hail to Reason系×Mr.Prospector系×Nearctic系×Tom Fool系』の配合です。5代血統表内ではBuckpasser5×4×4、Northern Dancer5×3、Native Dancer(1950.3.27)5×5のクロス、Almahmoud(1947)5×5の牝馬クロスがあります。牝系は米国で受け継がれている8号族。3代母がSex Appeal(1970)ですから、土曜日の新馬戦を勝ち上がったケイアイフォーユー(2003.5.4)と同牝系ですね。世界的名牝系。近親活躍馬には、いとこに神戸新聞杯(GII)の勝ち馬シロキタクロス(1993.3.13)がいます。サルトリーガールは母アイレスバリーヒル(1993.4.18)が5連産目の5番仔です(ただし、日本に輸入されて後の繁殖成績)。

スペシャルウィーク(1995.5.2)の仔が3頭も勝ち上がった、日曜日の2歳戦の結果でした。

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2005年7月16日 (土)

Montjeu、Montjeu、雨、Montjeu(←特に意味なし)。

今年施行された仏国の距離体系改革により、仏国競馬の3歳馬の2400m戦は夏のパリ大賞典(GI)が頂点となりました。距離の事を思えば、実質このレースが「仏ダービー」とも言えるのでしょう。

さて、凱旋門賞と同じロンシャン芝2400mで行われたパリ大賞典。制したのは愛ダービー(GI)2着のScorpion(2002.2.5)。うわ、またMontjeu(1996.4.4)産駒ですよ、お客さん。しかも、勝ち時計2分24秒30はコースレコード。がーん。何と言うか、すごいなぁ、Montjeu。なんでも、今年の英愛リーディングサイアーはほぼ確定らしいです。

生きものは親を超えていくもの。父Sadler's Wells(1981.4.11)を超える種牡馬となれるでしょうか、Montjeu。産駒の活躍、これからも楽しみです。

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土曜日の2歳戦の結果(2005/07/16分)。

小倉、新潟開催が始まり、函館を含めた3場での夏の2歳戦もたけなわとなってまいりました。

という訳で、土曜日の2歳戦の結果です。

函館の新馬戦(ダート1000m)を勝ち上がったのはディープアイ(2003.2.27、♀)。栗東・昆貢厩舎の所属。その4代血統構成は『フジキセキ×Woodman×Nijinsky×★Olden Times』で『Hail to Reason系×Mr.Prospector系×Northern Dancerr系×Relic系』です。先日も話題に挙げたPhalaris(1913)系×Native Dancer(1950.3.27)系のニック配合。5代アウトクロス馬。牝系は米国で受け継がれている4号族。4代母Lively Living(1977)の孫にNHKマイルC(GI)2着のアグネスソニック(1999.1.30)がいます。ディープアイは母フューチャウインド(1997.4.22)が2連産目の2番仔。

新潟の新馬戦(芝1000m)を勝ち上がったのはケイアイフォーユー(2003.5.4、♀)。美浦・鈴木康広厩舎の所属。その4代血統構成は『ボストンハーバー×グルームダンサー×Nijinsky×Buckpasser』で『Bold Ruler系×Blushing Groom系×Northern Dancer系×Tom Fool系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)4×5×4、Nasrullah(1940.3.2)5×5のクロスがあります。牝系は米国で受け継がれている8号族。3代母Sex Appeal(1970)の直仔にトライマイベスト(1975.4.28)&El Gran Senor(1981)兄弟がいます。良血。ケイアイフォーユーは母ケイアイリュージン(1997.3.9)の初仔。

小倉の新馬戦(九州産馬限定、芝1200m)を勝ち上がったのはテイエムトッパズレ(2003.4.1、♂)。栗東・鹿戸明厩舎の所属。その4代血統構成は『テイエムオペラオー×ステートリードン×サティンゴ×セダン』で『Northern Dancer系×Northern Dancer系×Fairway系×Prince Bio系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4、Wild Risk(1940)5×5、Bold Ruler(1954.4.6)5×5のクロス、Special(1969)5×4の牝馬クロスがあります。牝系は北海道種蓄牧場から伝来の4号族チップトップ(1900)系。伯父にシルクジャスティス(1994.3.18)がいます。テイエムトッパズレは母テイエムシャルマン(1995.3.3)が4連産目の4番仔。なお、テイエムオペラオー(1996.3.13)産駒はこの新馬戦がJRA初勝利となり、出走していた冠名『テイエム』産駒3頭が1、2、3着までを占めるという結果でした(!)。やるな、オペラオー。

#ちなみに、上記レースの2着がテイエムハエドー(2003.3.19、♂)。こちらはテイエムヒットベ(2002.3.14)の弟。3着がテイエムホイドン(2003.4.6、♂)。こちらはテイエムチュラサン(2002.4.15)の弟。言わずもがなですが、1~3着まですべてテイエム牧場の生産馬。やるな、竹園オーナー。

小倉の新馬戦(芝1000m)を勝ち上がったのはミッキーコマンド(2003.4.25、♀)。栗東・福島信晴厩舎の所属。その4代血統構成は『ダンディコマンド×スイフトスワロー×ブレイヴェストローマン×ラナーク』で『Habitat系×Northern Dancer系×Never Bend系×Grey Sovereign系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×3のクロス、Lady Angela5×5の牝馬クロスがあります。牝系は小岩井の3号族フロリースカップ(1904)系。半兄にシルクロードS(GIII)3着のアイティースワロー(1997.3.18)がいます。ミッキーコマンドは母スイフトクイン(1989.3.20)が不受胎後の5番仔。なお、ミッキーコマンドは九州産馬です。↑の九州産馬限定の新馬戦は除外されたようですけれど、福島調教師、北海道産馬相手でも自身がおありだったでしょうね。その勝ち時計56秒8は、小倉芝1000mの2歳戦タイレコードでした。合わせて、父ダンディコマンド(1993.4.12)にとっては産駒のJRA初勝利でした。ダンディコマンド、思えば北九州記念(GIII)を制した福島厩舎の所属馬でしたね。速い馬でした。ちなみに、ダンディコマンドは2003年産馬が初年度産駒で、産駒数は10頭ということです。

新潟の未勝利戦(ダート1200m)を勝ち上がったのはモンテティアラ(2003.4.4、♀)。美浦・田村康仁厩舎の所属。その4代血統構成は『フォーティナイナー×スイフトスワロー×ハンターコム×ボールドリック』で『Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Dante系×Round Table系』の配合です。Phalaris系×Native Dancer系の返しニック配合。5代血統表内ではNorthern Dancer4×5、Nasrullah5×5のクロスがあります。牝系は21号族マリアドロ(1957)系。冠名『モンテ』おなじみのマリアドロ系、牝系近親はもちろんモンテプリンス(1977.4.1)&モンテファスト(1978.5.31)兄弟ですね。母モンテカモン(1989.4.15)もテレビ東京杯3歳牝馬S(現フェアリーS、GIII)2着の活躍馬です。モンテティアラは母が流産後の6番仔。

小倉の未勝利戦(ダート1000m)を勝ち上がったのはネイルカイザー(2003.5.15、♂)。栗東・川村禎彦厩舎の所属。その4代血統構成は『マヤノトップガン×ウォーニング×トウショウペガサス×マルゼンスキー』で『Hail to Reason系×Intent系×Luthier系×Northern Dancer系』の配合です。3大父系をフルに使った配合に好感が持てますね。5代血統表内ではRoberto(1969)3×4のクロスがあります。牝系は石塚栄五郎氏が輸入された3号族メダリオン(1942)系。祖母スエヒロジョウオー(1990.4.16)は阪神3歳牝馬S(現阪神JF、GI)の勝ち馬、伯父に重賞2勝のスエヒロコマンダー(1995)がいます。活力あり。ネイルカイザーは母コウエイブルーム(1998.5.30)の初仔。

あー、さすがに6頭も確認するとちょっと疲れました。しかも、Ped Netに勝ち上がった馬が1頭も登録されていなかった為、すべて登録しておきました。おお、素晴らしきかな、情報を共有する精神。はは、誰も褒めてくれませんが(大笑)。

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「好きなNorthern Dancer(1961.5.27)系種牡馬は?」

と問われたならば、「イルドブルボン(1975.5.23)」と答えるかろむわんです。

イルドブルボン。Nijinsky(1967.2.21)の直仔にして、"キング・ジョージ"(英GI)の勝ち馬です。日本に輸入された後、欧州で英愛ダービー(GI)馬のKahyasi(1985)が出て、期待が高まりました。が、欧州の2400m級で活躍する馬を送り込んだ種牡馬は日本では苦しいのか、トウカイサイレンス(1989.4.21)やシルクグレイッシュ(1991.4.5)、メモリージャスパー(1991.5.5)等を出すに止まりました。

上記した産駒のうち、私はメモリージャスパーが好きでした。母バラワキ(1985.1.21)がロベールパパン賞(仏GII)の勝ち馬という良血で、(株)シンザンクラブの馬。ダート1800mの500万条件戦勝ちから挑んだオークストライアル(現フローラS、GII)が2着。勇躍挑んだオークス(GI)では、角田晃一騎手の早仕掛け積極的な騎乗で4着。エリザベス女王杯(GI)4着を経て3歳最終戦の阪神牝馬特別(現阪神牝馬S、GII)で初重賞制覇を飾りました。

阪神牝馬特別での勝利、そして父の血統より、古馬になってからの活躍が見込まれたメモリージャスパー。けれど、4歳4月に放牧先の鹿児島・ジャパントレーニングセンターで急死しました。呼吸不全。あっけない早世でした。

メモリージャスパーの死を知らせる、月刊『優駿』1995年7月号の登録抹消馬一覧の記事。重賞勝ち馬の名前は太字で表記されるはずなのに、彼女の名前は太字になっていませんでした。私は、彼女の名前を、ペンで上からなぞって、そっと、太字にしました。

...おおっと、「好きなNorthern Dancer系種牡馬は?」というテーマのlogではなく、メモリージャスパーに関するメモリーになってしまいましたね。失敬仕りました。

追記。メモリージャスパーもそうですが、トウカイサイレンスも関門橋S(OP)を連覇、シルクグレイッシュも後藤浩輝騎手の重賞初制覇のお相手と、イルドブルボン産駒の活躍は、私の記憶の中では結構よく残っています。 そうそう、ミナモトマリノス(1993.3.25)もいましたね。デビューから3連勝で若葉S(OP)勝ち。3歳秋に京都大賞典(GII)2着から3番人気で挑んだ菊花賞(GI)は8着。ちょっと荷が重かったのか。あと、不良馬場の若葉Sを逃げ切ったと思われたルイジアナボーイ(1992.3.31)。けれど斜行により最下位8着降着。2着ジェニュイン(1992.4.28)を5馬身差完封していただけに、惜しまれます。

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2005年7月15日 (金)

その身に御霊を携えて。

netkeiba.comの記事によりますと、ホッカイドウ競馬の2歳戦(ダート1000m)において、新種牡馬カリブカフェ(1995.5.22)の仔が勝ち上がったとの事。その名もホッカイカフェ(2003.4.6)。所属は北海道・村上正和厩舎。父カリブカフェ、母カリーノカフェ(1998.3.9)という「カフェ」メイドによる産駒の勝ち上がりとなりました。

ホッカイカフェの4代血統構成は『カリブカフェ×ハートレイク×サンシャインボーイ×スパニッシュエクスプレス』で『Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Princely Gift系×Grey Sovereign系』の配合です。5代血統表内にRaise a Native(1961)4×5、Prince John(1953)5×5のクロスがあります。牝系は小岩井の7号族アストニシメント(1902)系。3代母マリンエクスプレス(1969.3.12)の仔に、桜花賞(現GI)を制した『金襴緞子』ブロケード(1978.3.16)がいます。ホッカイカフェは母の初仔。

さて、ホッカイカフェの父カリブカフェはJRA5勝。その内訳は900万下2勝、500万下2勝、あと新馬戦勝ち。初年度産駒(2003年産)は7頭、2年度産駒(2004年産)は11頭、2004年度の種付頭数は7頭で、2004年をもって用途変更となっています。

カリブカフェについて引いておくと、

西川 この馬は5勝もしてくれた、大変思い入れが深い馬でして、頼んで種牡馬にしてもらったんです。馬格からも成績からもとても種牡馬にはなれないんですが、父親がガルチですしね。
杉本 それは楽しみですね。
西川 それで、カリーノカフェという1勝した牝馬がいるんですが、この馬を繁殖に上げまして、二人でハネムーンに行きました(笑)。

-月刊『優駿』(2002年2月号)、P59、『杉本清の競馬談義』より抜粋。-

ホッカイカフェのお母さんの名前も出て来ました。オーナーの愛情をもってして生まれた馬が、ホッカイカフェだったんですね。西川清オーナーは今月9日に逝去されましたけれど、ホッカイカフェの勝ち上がりを知られたら、どんなに喜ばれたでしょう。

ホッカイカフェ、その身にオーナーの御霊を携えて、これからも走り続けます。

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2005年7月14日 (木)

簡単に振り返る。

女優の伊東美咲さんとまったく同じ誕生日のかろむわんでございます。 顔、小さいなぁ。

という訳で(←どんな訳や)、第7回ジャパンダートダービー(統一GI)の結果です。

1着カネヒキリ(2002.2.26)。4馬身差の圧勝。やっぱり強かった。これでダートは5戦5勝。父のフジキセキ(1992.4.15)も、やっとこさGI馬を輩出できてよかったですね。鞍上の武豊騎手も腰痛明けなのに流石です。

2着メイプルエイト(2002.4.11)。船橋・岡林光浩厩舎の所属馬、張田京騎手が鞍上。その4代血統構成は『カコイーシーズ×マルゼンスキー×イングリッシュプリンス×ファーストファミリー』。母ノックダウン(1990.3.28)が2連産目の4番仔でした。

3着ボンネビルレコード(2002.3.12)。大井・庄司連兵厩舎の所属馬、的場文男騎手が鞍上。その4代血統構成は『★アサティス×マルゼンスキー×テスコボーイ×ガバドール』。母ダイワスタン(1989.3.3)が6連産目の9番仔でした。

南関東勢、シーチャリオット(2002.3.21)がいなくても、頑張りました。2、3着馬の共通点は、言わずもがなの母父マルゼンスキー(1974.5.19)ですね。

追記。3着ボンネビルレコードの母ダイワスタンの繁殖成績をボンヤリ眺めていたら、2番仔ダイワテューター(1994.4.6)がその父テューター(1985.3.24)の0交配馬、3番仔ダイワスイートピー(1995.4.24)がその父ダイワゲーリック(1986.5.24)の0交配馬だった事にニヤリとしてしまいました(笑)。母は3番仔の出産までは浦河の田中牧場さんで繁殖生活を送っていた様子。そうです、クライムカイザー(1973.5.22)トモエリージェント(1988.4.3)の田中牧場さんです。

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2005年7月13日 (水)

かたや北海道、こなた英国。

ちょっと前の話題になりますが、無敗の2冠馬ディープインパクト(2002.3.25)。7月10日に札幌競馬場入りしたという事ですね。栗東に帰厩するのが8月下旬。当初の予定通り、おおよそ6週間程の滞在ですね。うまいこと戻るなぁ。以前も引きましたが、

サラブレッドは自身が生息している地域の磁場の支配下にある。
同一の磁場の支配地域は経度にして2度以内であり、その範囲で生活するならばなんら支障がない。
しかし、経度2度を超えた場合には脳の視交差上核が元に帰るように指令する。その指令は7週間の間、元の地点の磁場の支配下のままで生きていける。つまり7週間で帰れである。

-中島国治著、サラブレッド0の理論、P60~P61より引用。-

との事です。うまく夏を乗り越えたその先にあるのは、21年ぶりの無敗の3冠でしょうか。

いっぽう、古馬のSS産駒ゼンノロブロイ(2000.3.27)。 こちらは8月16日に行われるインターナショナルS(英GI)に向けて、7月19日に出国予定という事。一発勝負で海外遠征に向かうスタイルは、藤沢和雄厩舎ではタイキシャトル(1994.3.23)によるジャック・ル・マロワ賞(仏GI)制覇があります。こちらも引いておきますと、

また、美浦の藤沢和雄調教師は私に、
「中島さんの磁場の記事(『競馬最強の法則』平成10年1月号)が、あと半年早ければ、タイキブリザードを、あのようなローテーションでB.Cには走らせなかった」
と語ってくれたことがあった。その後、師はタイキシャトルを1発勝負でジャックル・マロワ賞に挑戦させ見事制した直後に帰国している。

-中島国治著、サラブレッド0の理論、P59より引用。-

との事です。果たして、厩舎の先輩に続く事ができるでしょうか。こちらも楽しみですね。

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2005年7月11日 (月)

ニックス(Phalaris系×Native Dancer系)。

近年の活躍馬について、ニックスによる簡単な分類をしてみようという企画です。

一部で好評を頂いておりますこのニックスの連載企画ですが、ニックスの分類については中島御大著の『血とコンプレックス』のニックスに関するページの分類より仕分けしております。予めご案内しておけばよかったのですが、遅くなってしまいました。申し訳ございません。

さて、第4回はPhalaris(1913)系×Native Dancer(1950.3.27)系。 世界的に知られているのは、Northern Dancer(1961.5.27)やAlydar(1975.3.23)。彼らだけで事足りますよね(笑)。

はっきり言って、中島理論的にニックを持つと判断する近年の活躍馬は、ほとんどと言っていい程この組み合わせですね。Native Dancerをダミー血脈とすると、この組み合わせにならざるを得ない。Mr.Prospector(1970.1.28)系の仕上がり早の血統が、どんどん導入されていますからね。先鞭を付けたのが社台さんのジェイドロバリー(1987.3.14)、その後にアフリート(1984.4.10)、そしてフォーティナイナー(1985.5.11)とその仔ども達という感じです。他にもティンバーカントリー(1992.4.14)やKingmambo(1990.2.19)等もいます。

このニックにおける日本のGI級の活躍馬とその戦績をざっと挙げてみますと、

【牡馬・せん馬】
アグネスデジタル(1997.5.15) 香港C 天皇賞・秋 安田記念 フェブラリーS マイルCSなど
エルコンドルパサー(1995.3.17) サンクルー大賞典 ジャパンカップ NHKマイルC
アドマイヤドン(1999.5.17) フェブラリーS 朝日杯FS 帝王賞 JBCクラシック3回など
ゼンノロブロイ(2000.3.27) ジャパンカップ 天皇賞・秋 有馬記念
ネオユニヴァース(2000.5.21) 日本ダービー 皐月賞
キングカメハメハ(2001.3.20) 日本ダービー NHKマイルC
イーグルカフェ(1997.2.10) ジャパンカップダート NHKマイルC
ノーリーズン(1999.6.4) 皐月賞
イシノサンデー(1992.5.29) 皐月賞
ザッツザプレンティ(2000.5.26) 菊花賞
レオダーバン(1988.4.25) 菊花賞
スズカマンボ(2001.4.28) 天皇賞・春
メイショウドトウ(1996.3.25) 宝塚記念
サイレンススズカ(1994.5.1) 宝塚記念
アサクサデンエン(1999.3.22) 安田記念
タイキフォーチュン(1993.2.9) NHKマイルC
マイネルラヴ(1995.3.8) スプリンターズS
ヒシアケボノ(1992.2.27) スプリンターズS
エイシンチャンプ(2000.3.23) 朝日杯FS
リンドシェーバー(1988.3.3) 朝日杯3歳S
ユートピア(2000.3.1) ダービーグランプリ マイルCS南部杯 全日本2歳優駿
カフェオリンポス(2001.1.27) ジャパンダートダービー
ビッグウルフ(2000.5.12) ジャパンダートダービー
オリオンザサンクス(1996.4.10) ジャパンダートダービー
パーソナルラッシュ(2001.3.28) ダービーグランプリ
ムガムチュウ(1998.2.26) ダービーグランプリ
コンサートボーイ(1992.4.29) 帝王賞
スターキングマン(1999.4.14) 東京大賞典
マイネルセレクト(1999.5.29) JBCスプリント
サウスヴィグラス(1996.4.19) JBCスプリント
スターリングローズ(1997.3.20) JBCスプリント
ノボジャック(1997.3.24) JBCスプリント
プライドキム(2002.3.22) 全日本2歳優駿
アドマイヤホープ(2001.3.7) 全日本2歳優駿

【牝馬】
シーキングザパール(1994.4.16) モーリスドギース賞 NHKマイルC
ニシノフラワー(1989.4.19) 桜花賞 スプリンターズS 阪神3歳牝馬S
ラインクラフト(2002.4.4) 桜花賞 NHKマイルC
チョウカイキャロル(1991.3.26) オークス
プリモディーネ(1996.4.5) 桜花賞
スイープトウショウ(2001.5.9) 秋華賞
ゴールドティアラ(1996.4.25) マイルCS南部杯
ヤマカツスズラン(1997.4.14) 阪神3歳牝馬S
スティンガー(1996.5.15) 阪神3歳牝馬S
ヤマニンパラダイス(1992.4.25) 阪神3歳牝馬S

【外国馬】
フリートストリートダンサー(1998.5.12) ジャパンカップダート
ハートレイク(1991.4.22) 安田記念

ぐぐ、皆様ちょっと大変でしたね。よく知っている名前ばかりになりました。近年の生産界が求めている血がよく分かります。ただ、このニックは、母方に底力のある血を導入しておかないと、根性なしの馬が多くなる印象がありますので注意が必要ですね。

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2005年7月10日 (日)

ドクターデヴィアス化粧品。

関西にお住まいの方は、京阪電車の天満橋駅近辺でドクターデヴィアス化粧品の看板をご覧になることもあるでしょう。初めて見たときは「はは、Clarion系の栗毛の英ダービー馬」と思ったものです。ドクターデヴィアス(1989.3.10)。確か、ドクターデヴィアス化粧品の入っているビルのすぐ傍(もしかしたら同じビル?)に「ゴッドマウンテン」という飲食店があると思うのですが、こちらは「あー、ダービーに出走したミホシンザン(1982.4.16)の初年度産駒」と思ったものです(←アブナイ)。

という訳で、日曜日の重賞の結果です。

第41回七夕賞(GIII)。1着ダイワレイダース(1999.5.6)、6歳にして重賞初制覇となりました。よかったですね~。1番人気の勝利は、七夕賞の前身である第14回東北記念のカミノハヤブサ(1973.5.13)以来27年ぶりということ。ダイワレイダースは2歳時に新馬と芙蓉S(OP)と連勝して、松山康久調教師に「クラシックの舞台でも」と期待された馬です。故障がちで出世が遅れましたが、これからも頑張ってほしいものです。2着トーセンダンディ(1998.4.9)。昨年のオールカマー(GII)以来の連対でした。夏男なんでしょうか。3着グラスボンバー(2000.4.2)。3連勝の勢いを持って重賞に挑みましたが、3着でした。7枠7番に入った時「これで馬券に絡んだら、この間のlogに七夕賞の7枠について書いた甲斐もあるなぁ」と思いましたが、なんとか複勝圏内には入ってくれました。と言いながら、すぐ後ろの4着も7枠8番のカナハラドラゴン(1998.4.9)が頑張りました。

第10回マーメイドS(GIII)。うわ、マーメイドSも10回目ですね。第1回でシャイニンレーサー(1991.3.10)が河内洋騎手を鞍上に重賞初制覇を飾ったのも、9年前かぁ。タイムフライーズ、ライクアアローやなぁ。閑話休題、第10回の1着ダイワエルシエーロ(2001.5.11)。オークス馬、やりました。この馬は逃げる形に持ち込むと味を見せるようですね。初めて重賞を勝ったクイーンC(GIII)の時は差して勝利しましたけれど、オークス(GI)を向こう正面先頭の積極策、京阪杯(GIII)を逃げ切り、そしてマーメイドSを逃げ切りとくれば、やはり逃げてこそなんですね。母ロンドンブリッジ(1995.5.6)を思い起こさせます。さすがは母仔。ロンドンブリッジの父、つまりダイワエルシエーロの母父がドクターデヴィアスですね。はは、ここで出て来ました。みえみえの伏線でしたね(笑)。2着マイネサマンサ(2000.4.5)。やっぱりこの馬も強いですね。秋華賞(GI)で5着に逃げ粘った時も「よく頑張ったなぁ」と思いました。3着ミスパスカリ(2001.3.5)。クロフネ(1998.3.31)の妹、徐々に素質を開花させていっています。お兄ちゃんが強烈なだけに妹は大変ですけれど、重賞3着でも立派です。

東西でダイワ勢、見事な重賞制覇でした。

追記。ロンドンブリッジの仔が勝った、という所で先日のロンドンの惨事を思い出した私はヒドイ奴です。申し訳ない。

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引き続きまして、日曜日の2歳戦の結果です。

函館の新馬戦(芝1800m)を勝ち上がったのはアドマイヤムーン(2003.2.23、♂)。5番人気での勝利でした。栗東・松田博資厩舎の所属。その4代血統構成は『エンドスウィープ×サンデーサイレンス×Kris×ノノアルコ』で『Mr.Prospector系×Hail to Reason系×エタン系×Nearctic系』の配合です。5代血統表ではNearctic(1954.2.11)5×5のクロスがあります。牝系は欧州で受け継がれている7号族。3代母がKaties(1981)ですから、おなじみヒシアマゾン(1991.3.26)の近親ですね。また、伯父に中央6勝のゴーステディ(1997.4.10)がいます。アドマイヤムーンは母マイケイティーズ(1998.5.18)が2連産目の2番仔。エンドスウィープ(1991.5.31)のラストクロップ、まずは1頭目の中央勝ち上がりでした。

福島の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのはコスモミール(2003.4.4、♀)。9番人気での勝利でした。美浦・根本康広厩舎の所属。その4代血統構成は『ヘクタープロテクター×★リアルシャダイ×マルゼンスキー×テスコボーイ』で『Mr.Prospector系×Hail to Reason系×Northern Dancer系×Princely Gift系』の配合です。5代血統表ではBuckpasser(1963.4.28)4×5、Northern Dancer(1961.5.27)5×5、Nashua(1952.4.14)5×5のクロスがあります。牝系は新国から輸入された2号族ミスバンブトン(1950)系。コスモミールの曾祖母が桜花賞(現GI)馬ホースメンテスコ(1976.2.29)ですね。コスモミールは母トリプルタイム(1996.4.29)の初仔。

阪神の新馬戦(芝1600m)を勝ち上がったのはダイアモンドヘッド(2003.2.12、♂)。栗東・池江泰寿厩舎の所属。その4代血統構成は『★サンデーサイレンス×Danzig×Cryptoclearance×Conquistador Ciero』で『Hail to Reason系×Northern Dancer系×Mr.Prospector系×Mr.Prospector系』の配合です。5代血統表ではHalo(1969.2.7)2×5、Mr.Prospector(1970.1.28)5×5のクロス、Almahmoud(1947)4×5の牝馬クロスがあります。「2×5」というクロスも珍しいですね。牝系は米国で受け継がれている4号族。祖母Strategic Maneuver(1991)は米5勝でスピナウェイS(G1)、メイトロンS(G1)、デモワゼルS(G2)、スカイラーヴィルS(G2)と重賞4勝の活躍馬です。ダイアモンドヘッドは母ダンジグウィズウルヴス(1997.4.14)が2連産目の2番仔。サンデーサイレンス(1986.3.25)のラストクロップ、まずは1頭目の中央勝ち上がりでした。

#ダイアモンドヘッドはPOGでも人気をしていた馬のようですので皆様ご存知かと思いますけれど、この馬は前田幸治オーナーが池江泰寿調教師の調教師試験合格祝いに購入された馬、との事です。セレクトセールで価格8900万円。はは、合格祝いが8900万円ですか(苦笑)。

函館の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのはタキオンバッハ(2003.4.1、♂)。美浦・伊東圭三厩舎の所属。その4代血統構成は『アグネスタキオン×ドクターデヴィアス×★Caerleon×Run the Gantlet』で『Hail to Reason系×Clarion系×Northern Dancer系×Ribot系』の配合です。5代血統表ではNorthern Dancer5×5のクロスがあります。土曜日の福島の未勝利戦を勝ち上がったコイウタ(2003.2.24)と同じく、ドクターデヴィアスを母父に持つ馬です。2歳戦でもドクターデヴィアスが出て来ましたね(←わざとらしい)。さて、タキオンバッハの牝系は英国で受け継がれている5号族。母スタートマーチ(1996.4.29)は中央3勝で札幌3歳S(現札幌2歳S、GIII)2着、チューリップ賞(GIII)3着があります。また、叔母にプリエミネンス(1997.4.18)。同馬は中央、地方、米国で出走し通算13勝。浦和記念(統一GII)、エルムS(GIII)など重賞8勝の活躍馬でした。タキオンバッハは母の初仔。また、新種牡馬アグネスタキオン(1998.4.13)の初年度産駒として、初めてのJRA勝ち馬となりました。

SSとエンドスウィープのラストクロップ、アグネスタキオンの初産駒が勝ち上がった日曜日の2歳戦でした。

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2005年7月 9日 (土)

土曜日の2歳戦の結果。

BGMはBonnie Pinkの『It's gonna Rain!』のかろむわんでございます。

梅雨前線が北上して列島はエライ雨模様ということです。空模様を見ると、まさに「It's gonna Rain!」てな感じです。...というか、改めて外を見たら雨がよく降っています(笑)。

Bonnie Pinkの『It's gonna Rain!』は、良い意味で言葉遊びが感じられる歌詞が好きです。

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さて、土曜日の2歳戦の結果です。

まず函館の新馬戦(芝1000m)を勝ち上がったのはフミノサチヒメ(2003.5.5、♀)。栗東・西浦勝一厩舎の所属。その4代血統構成は『★タイキシャトル×エブロス×ホットスパーク×ムーティエ』で『Hail to Reason系×Mr.Prospector系×Habitat系×Sicambre系』の配合です。Forli(1963.8.10)5×4の0クロス、Thong(1964)とMoccasin(1963)の全姉妹0クロス(5×4)があります。意識して配合されたかは不明ですが、ちょっと面白い配合と思いました。牝系はおなじみの小岩井の7号族アストニシメント(1902)系。母モリチヅル(1991.5.24)は中央6勝で札幌SS(現函館SS、GIII)3着があります。母が4連産目の4番仔。なお、タイキシャトル(1994.3.23)産駒は今年のJRA2歳戦を初勝利との事です。

函館の未勝利戦(ダート1000m)を勝ち上がったのはアイアムエンジェル(2003.3.31、♀)。美浦・杉浦宏昭厩舎の所属。その4代血統構成は『★ボストンハーバー×Danzig Connection×Mr.Prospector×Current Concept』で『Bold Ruler系×Northern Dancer系×Raise a Native系×Nasrullah系』の配合です。Northern Dancer(1961.5.27)4×4の0クロスがあります。牝系は米国で受け継がれている14号族。半兄に京王杯2歳S(GII)3着のアイアムツヨシ(1999.4.13)がいます。母アイアムザウィナー(1993.2.2)が5連産目の5番仔。ボストンハーバー(1994.4.4)産駒は今年の2歳戦を初勝利との事。なお、すでにおなじみのボストンハーバーですが、今年の2歳が日本供用初年度産駒となります。

福島の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのはコイウタ(2003.2.24、♀)。美浦・奥平雅士厩舎の所属。その4代血統構成は『フジキセキ×ドクターデヴィアス×★Mr.Prospector×Bold Reason』で『Hail to Reason系×Clarion系×Raise a Native系×Hail to Reason系』の配合です。Hail to Reason4×5の0クロスがあります。牝系は米国で受け継がれている4号族。伯母にスワンS(GII)、セントウルS(GIII)、京都牝馬S(GIII)など中央10勝のビハインドザマスク(1996.4.24)がいます。母ヴァイオレットラブ(1997.5.29)が2連産目の2番仔。

阪神の未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がったのはマルカアイチャン(2003.4.3、♀)。栗東・北橋修二厩舎の所属。その4代血統構成は『フレンチデピュティ×★サンデーサイレンス×ディクタス×ハンターコム』で『Northern Dancer系×Hail to Reason系×Fine Top系×Dante系』の配合です。5代アウトクロス馬。牝系は社台さん伝来の23号族ハニーサックルヴァイン(1967.5.9)系。母マルカコマチ(1995.3.25)は京都牝馬特別(現京都牝馬S、GIII)など中央4勝、伯父インターフラッグ(1993.4.13)はステイヤーズS(GII)など中央8勝、叔父ダイワジアン(1996.4.7)は中央6勝で中山記念(GII)3着があります。活力充分。母が2連産目の2番仔。

牝馬ばかり4頭が勝ち上がった土曜日の2歳戦でした。

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2005年7月 8日 (金)

銀色の宝来-宝来といえば城多郎(なんのこっちゃ)-。

カラオケでは『はじめてのチュウ』を熱唱するかろむわんでございます(←リンクは音が出るので注意。要Flash)。

各地方競馬でも続々と2歳戦が行われております。そんな中、今日の名古屋競馬で勝ち上がった馬を1頭ご紹介しましょう。ホウライシルバー(2003.3.29、♂)。浦河・松田芳宏氏生産、馬主・橋本幸吉氏、愛知・藤ヶ崎一人厩舎所属。その4代血統構成は『★ヤシマジャパン×ダンシングサーパス×ベストブラッド×ネプテューネス』で『Mr.Prospector系×Northern Dancer系×My Babu系×Teddy系』の配合です。父ヤシマジャパン(1994.4.21)、母父ダンシングサーパス(1990.3.13)、おまけに祖母父ベストブラッド(1977.3.26)と来ましたよ、お客さん。生産者さんの心意気を感じる配合馬です。

ちょっと調べたところ、母アレグロ(1997.3.15)にはヤシマジャパンの後にエイシンサンディ(1993.4.4)、タイキファイヤー(1997.5.10)-タイキシャトル(1994.3.23)の半弟。中央2勝-が付けられているようです。 生産者の松田芳宏さんはマイナー志向なんでしょうか(苦笑)。牝系はダイユウサク(1985.6.12)と同じ豪州牝系の2号族ビデイスキャリジャー(1929)系です。ホウライシルバーの4代母クニノハナ(1967.6.4)がダイユウサクの祖母ですね。なお、ホウライシルバーは母が2連産目の2番仔です。

ヤシマジャパンの仔、頑張って。

2008/07/03、追記。今日の今日まで宝来現調教助手のお名前を「城太郎」と記載しておりました。もちろん正しくは「城多郎」です。あいすみませんでした。お詫びと共に訂正させて頂きます。

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2005年7月 7日 (木)

笹の葉さらさら。

『戦闘メカザブングル』のオープニングテーマのリピートアラームにて叩き起こされるかろむわんでございます(←長いよ)。

今日は七夕です。という訳で、競馬ファンならば、織姫星からベガ(1990.3.8)あるいはホクトベガ(1990.3.26)を思い浮かべるのが正しいですね。というか、その前に七夕賞(GIII)でしょうか(笑)。

七夕賞はそのレース名に「7」が付くからかなのでしょうか、7枠に入った馬が、不思議とよく馬券に絡んでいる印象があります。過去20年を振り返ったところ、

2004年 3着 7枠7番 マーベラスダンス(1999.3.31)
2003年 1着 7枠10番 ミデオンビット(1997.4.10)
2001年 1着 7枠14番 ゲイリートマホーク(1996.4.16)
2000年 2着 7枠10番 ケイエムチェーサー(1996.5.13)
1995年 1着 7枠11番 フジヤマケンザン(1988.4.17)
1994年 1着 7枠10番 ニフティダンサー(1988.5.28)
1992年 2着 7枠7番 カミノスオード(1988.5.6)
1991年 1着 7枠9番 シーキャリアー(1984.5.11)
1990年 2着 7枠13番 タカラフラッシュ(1985.4.20)
1989年 1着 7枠10番 バレロッソ(1985.3.20)
1986年 1着 7枠11番 サクラトウコウ(1981.3.11)
      2着 7枠10番 ダイヤモンドラーン(1982.3.20)

20年で10回馬連に絡んでいますね。あと、馬番7番の過去20年を見てみると、

1995年 2着 5枠7番 インタークレバー(1991.4.4)
1994年 2着 5枠7番 マイヨジョンヌ(1990.4.8)
1987年 1着 6枠7番 ダイナシュート(1982.5.13)

となっておりました。果たして、今年はどんな結果になりますでしょうか。楽しみにしましょう。

追記。というか、普通は1番人気が26年間も勝っていない事を話題にしますかね(笑)。

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2005年7月 6日 (水)

シーザリオ雑感。

BGMはSimon&GarfunkelがThe Everly Brothersと協演した『Bye Bye Love』のかろむわんでございます(←長いよ)。

表のページのアクセス解析を行うと、シーザリオ(2002.3.31)の血統表を確認されたい為に足を運んでくださる方が多い様子。そりゃ旬な話題ですものね。中島理論使いとして、理論的良馬が活躍してくれているのは単純に嬉しい事でもあります。 祭の余韻として、シーザリオに関連して、ちょこっとだけ記しておきます。

私、実はシーザリオのお兄ちゃんのプロトン(1996.3.1)を応援していました。スリリングサンデー(1996.4.10)と同級生で、同じ伊藤雄二厩舎所属のSS産駒でした。プロトンは短距離で3勝に終わりましたけれど、8代血統表を手作成していた時分、「あー、お母さんのキロフプリミエールって、0遺伝の塊やなぁ」と思いました。その妹が今年のクラシック候補になった時は、それは嬉しかったですね。しかもお父さんはスペシャルウィーク(1995.5.2)ですし。応援せずにはいられよか、という感じでした。

シーザリオは近年でも有数の牝馬です。快挙を成し遂げましたし、陣営や騎手、そして彼女自身にかかる期待は大変なものです。これからの一戦一戦について、結果が問われる事になります。けれど、まずは「どうか無事に行ってほしい」と、今は願うばかりです。

以上、『プロトンもスリリングサンデーも、どちらも下(弟妹)がGI馬になっているなぁ』と思ったかろむわんでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2005年7月 5日 (火)

ニックス(Phalaris系×Hampton系)。

『シーザリオ祭』がさめやらぬ競馬Web界ですが、このblogでは「しれっ」と企画を上梓しておきます。別サイトの方々が充分にフォローしてくださいますものね。シーザリオ(2002.3.31)、偉い。

さて、近年の活躍馬について、ニックスによる簡単な分類をしてみようという企画です。その第3回はPhalaris(1913)系×Hampton(1872)系。

このニックは、かつて「Nearco(1935.1.24)×Hyperion(1930.4.30)」の組み合わせが「アンチニック(あるいはネガティヴニック)」と呼ばれた事もあったそうです。なかなか活躍馬が出なかった。けれど、その配合から晩年にNearctic(1954.2.11)が生まれ、NearcticからNorthern Dancer(1961.5.27)が輩出されました。

PhalarisとHamptonは共にWhalebone(1807)の分枝となり、分枝がまだ浅かった時代(概ね1940年代まで)には、上記のアンチニックが発生したようです。しかし現在では分枝が進み、有力なニックとなっています。今回改めて日本の活躍馬を調べてみると、かなり有効なニックである事が伺えました。

このニックにおける日本のGI級の活躍馬とその戦績をざっと挙げてみますと、

【牡馬・せん馬】
ミスターシービー(1980.4.7) 牡馬3冠 天皇賞・秋
スピードシンボリ(1963.5.3) 天皇賞・春 有馬記念2回 宝塚記念
トウショウボーイ(1973.4.15) 皐月賞 有馬記念 宝塚記念
テンポイント(1973.4.19) 天皇賞・春 有馬記念 阪神3歳S
グリーングラス(1973.4.5) 菊花賞 天皇賞・春 有馬記念
スーパークリーク(1985.5.27) 菊花賞 天皇賞・春 天皇賞・秋
タマモクロス(1984.5.23) 天皇賞・春 天皇賞・秋 宝塚記念
ヒシミラクル(1999.3.31) 菊花賞 天皇賞・春 宝塚記念
ダイナガリバー(1983.3.23) 日本ダービー 有馬記念
アイネスフウジン(1987.4.10) 日本ダービー 朝日杯3歳S
メリーナイス(1984.3.22) 日本ダービー 朝日杯3歳S
ウィナーズサークル(1986.4.10) 日本ダービー
ハイセイコー(1970.3.6) 皐月賞 宝塚記念
セイウンスカイ(1995.4.26) 皐月賞 菊花賞
エリモジョージ(1972.3.17) 天皇賞・春 宝塚記念
ニホンピロウイナー(1980.4.27) 安田記念 マイルCS2回
サッカーボーイ(1985.4.28) マイルCS 阪神3歳S
ステイゴールド(1994.3.24) 香港ヴァーズ
ツルマルボーイ(1998.3.5) 安田記念
オフサイドトラップ(1991.4.21) 天皇賞・秋
マサラッキ(1993.4.14) 高松宮記念
マイネルレコルト(2002.5.10) 朝日杯FS
マイネルマックス(1994.4.13) 朝日杯3歳S
ワールドクリーク(1995.4.25) 東京大賞典

【牝馬】
トウメイ(1966.5.17) 天皇賞・秋 有馬記念
ダイイチルビー(1987.4.15) 安田記念 スプリンターズS
アドラーブル(1989.3.28) オークス
ホクトベガ(1990.3.26) エリザベス女王杯
タケノベルベット(1989.3.13) エリザベス女王杯
キョウエイタップ(1987.3.17) エリザベス女王杯
サンドピアリス(1986.5.17) エリザベス女王杯
ティコティコタック(1997.3.11) 秋華賞
シンコウラブリイ(1989.2.2) マイルCS
ファストフレンド(1994.5.12) 帝王賞 東京大賞典

むむ。これは濃いメンバーが揃いました。ミスターシービーにTTG、スピードシンボリにタマモクロス、スーパークリーク、ヒシミラクル。GI3勝以上のスーパーホースたちが、くつわを並べています。特にTTGがいずれもこのニックから輩出されている事は示唆に富みます。時代ということもありますけれど、よくよく考えなければなりませんね。

あと、牝馬はエリザベス女王杯および秋華賞の勝ち馬に、ずらっとこのニックが並びました。菊花賞や天皇賞・春もそうですが、Hampton系は淀のGIによく似合う感じがしますね。

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2005年7月 4日 (月)

She is an Eastern super filly!

シーザリオ(2002.3.31)、アメリカンオークス(米GI)を圧勝という事。やりました(嬉々)。

スゴイですね、2着のMelhor Ainda(2002.5.6)ディアデラノビア(2002.1.28)のいとこ-に4馬身差。勝ち時計もレースレコードとなる1分59秒03。米国の競馬ファンの皆様は、度肝を抜かれたのではないでしょうか。映像は未見ですのでHollywood Park競馬場のサイトの結果からレースぶりを確認したところ、3番手先行から1マイル時点では先頭に立ち、その後は後続に差を広げる一方だった様子。オリエンタルスーパーフィリーですよ、シーザリオ!netkeiba.comから引くと、史上初の日米オークス制覇、父内国産馬および日本のクラシック馬として初の海外GI制覇という快挙づくしの勝利という事です。

スペシャルウィーク(1995.5.2)もやりましたね。上述どおり、内国産種牡馬として、産駒が初の米国GI制覇です。これは意義のあることですね。スペシャルウィークの牝系は、言わずと知れた小岩井の3号族フロリースカップ(1904)系。日本の土着牝系として脈々と受け継がれてきた血統から出た、サンデーサイレンス(1986.3.25)の最高傑作が、スペシャルウィークでした-「最高傑作」には異論があると思いますが、現時点のGI勝利数だけを見ています-。そのスペシャルウィークが英国産の牝馬キロフプリミエール(1990.4.15)との交配でシーザリオを輩出しました。血の交流が現代競馬の焦点のひとつですから、「名馬の墓場」と揶揄されて来た日本にもこんな種牡馬がいるんだぞと、世界にアピールできたのも良かった。スペシャルウィークの仔が世界のGIで圧勝したというのは、血統ファンとして、素直に喜ばしい事です。

夏に大仕事を成し遂げたシーザリオと角居勝彦厩舎陣営、福永祐一騎手。お疲れ様でした。まずは落ち着いて、ひと休みしてください。アメリカンオークスの優勝、本当におめでとうございます。

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2005年7月 3日 (日)

日曜日の重賞と2歳戦の結果。

携帯電話の着信音を「アンパンマンのマーチ」に変えようか思案しているかろむわんでございます。

不覚にも昼寝をしてしまった為(笑)、競馬中継を見損じました。結果のみの確認です。

第12回函館SS(GIII)。1着シーイズトウショウ(2000.4.2)。昨年に続き函館SSを連覇しました。重賞は3勝目。トウショウ勢&鶴留明雄厩舎&池添謙一騎手は、前週の宝塚記念(GI)のスイープトウショウ(2001.5.9)に引き続き2週連続重賞制覇。2着ボールドブライアン(1999.4.22)。スプリント重賞で新味を見せました。中山で行われた2003年の東京新聞杯(GIII)の勝ち馬。3着ディープサマー(2002.3.18)。デビューの地である函館で再度重賞に挑みましたが惜しくも3着。3歳馬、これから伸び行く馬です。

第54回ラジオたんぱ賞(GIII)。1着コンラッド(2002.5.4)。1番人気に応えました。ダンスインザダーク(1993.6.5)産駒はダンスインザモア(2002.5.3)に続き、この世代2頭目の重賞勝ち馬。2着トーセンロッキー(2002.5.23)。2連勝していましたが9番人気と人気の盲点になっていましたね。チーフベアハート(1993.2.1)産駒はマイネルレコルト(2002.5.10)に続き、この世代2頭目の重賞連対馬。3着エイシンサリヴァン(2002.2.18)。2着馬と共に追い込んでの3着。セントポーリア賞の勝ち馬、ちょいと復調宣言というところでしょうか。なお、中島理論使いの皆様には言わずもがなですが、1、2着馬は共に父が8歳時の0交配馬ですね。

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コンラッドについて、ちょっと追記。えーと、中島理論使いの方ならご存知と思いますけれど、▽血統徒然△様。多角的に血統について記述されている優れたBlogです。

その血統徒然様の5月24日のlogに今年の3歳馬の青毛はバブルだったというlogがあります。確かに今年の3歳馬には青毛の活躍馬が多く、シーザリオ(2002.3.31)シックスセンス(2002.3.5)スムースバリトン(2002.4.11)ビッグプラネット(2002.5.2)モンローブロンド(2002.3.2)、そしてコンラッドと6頭の重賞連対馬(うち重賞勝ち馬4頭)が出ています。 またニューヨークカフェ(2002.3.21)、マイネルバイファル(2002.3.28)、シルキーステラ(2002.2.8)等、これから重賞勝ち馬になってもおかしくない素質馬たちもいます。

1998年から2002年の5年間の統計において、血統登録されている日本のサラブレッドのうち、青毛の占める割合はおおよそ0.6%という事。全生産頭数に占める割合からすると、今年の3歳馬の活躍はちょっと驚異的ですね。

ただ、2002年度の生産馬は、上記で挙げた統計期間中ではもっとも多く青毛馬が生まれた年ではあります。年の為、記しておきます。情報ソースは月刊『優駿』、2004年6月号P66、毛色別血統登録頭数という記事を参考にしています。

全血統登録頭数に対する青毛馬の頭数とその割合
生産年(年) 生産頭数(頭) 青毛頭数(頭) 青毛の割合(%)
1998 7979 48 0.60
1999 8056 35 0.43
2000 8167 32 0.40
2001 8278 49 0.59
2002 8051 67 0.83
40531 231 0.57

他の年度に比べると、生産頭数自体もちょっと多かったようですね。それでも1%にはまったく満たない頭数ですけれど。

図らずも青毛の話題でシーザリオの名前が出ました。アメリカンオークス(GI)の発走は日本時間で7月4日午前7時51分ごろという事。頑張れ、スペシャルウィーク(1995.5.2)の仔。

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函館の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのはリザーブカード(2003.2.17、♂)。美浦・栗田博則厩舎の所属。その4代血統構成は『サクラバクシンオー×Bering×Al Nasr×★Raise a Cup』で『Princely Gift系×Native Dancer系×Northern Dancer系×Raise a Native系』の配合です。母方にLyphard(1969.5.10)4×4の0クロスが見えます。サクラバクシンオー(1989.4.14)産駒はさすがの仕上がりの早さを見せ、今年3頭目のJRA2歳新馬勝ち馬です。牝系は欧州で受け継がれている3号族。4代母Perfect Pigeon(1971)の仔にJC馬ゴールデンフェザント(1986.4.23)がいます。母ディナータイム(1996.5.14)が3連産目の3番仔と推測。

福島の新馬戦(芝1700m)を勝ち上がったのはフラムドパシオン(2003.5.6、♂)。栗東・角居勝彦厩舎の所属。その4代血統構成は『クロフネ×トニービン×★ノーザンテースト×ガーサント』で『Northern Dancer系×ゼダーン系×Northern Dancer系×Hermit系』の配合です。Northern Dancer5×4の0クロスが見えます。クロフネ(1998.3.31)は2頭目のJRA2歳新馬勝ち馬。牝系は8号族パロクサイド(1959)系。祖母ダイナカール(1980.5.10)、伯母エアグルーヴ(1993.4.6)、従姉アドマイヤグルーヴ(2000.4.30)、エガオヲミセテ(1995.5.27)とくれば、これは良血。母カーリーパッション(1994.5.23)が実質5連産目の5番仔(生後直死等を含む)。ちなみに、馬名の意味は仏語で「情熱の炎」との事。

阪神の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのはリッカキセキ(2003.3.18、♂)。栗東・服部利之厩舎の所属。その4代血統構成は『ニホンピロウイナー×フジキセキ×★テスコボーイ×ヴィミー』で『Habitat系×Hail to Reason系×Princely Gift系×Wild Risk系』の配合です。Hyperion(1930.4.18)5×5の0クロス、Wild Risk(1940)5×5のクロスが見えます。ニホンピロウイナー(1980.4.27)産駒は今年のJRA2歳戦初勝利。牝系は小岩井の12号族ビューチフルドリーマー(1903)系。母プリンセスメルド(1997.4.3)が2連産目の2番仔。なお、服部利之調教師はニホンピロウイナーを管理された故・服部正利調教師の実子。馬も人も、2代目どうしの組み合わせですね。

福島の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのはサインオブゴッド(2003.2.19、♂)。美浦・杉浦宏昭厩舎の所属。その4代血統構成は『スペシャルウィーク×ペイザバトラー×モガミ×ミンスキー』で『Hail to Reason系×Blandford系×Northern Dancer系×Northern Dancer系』の配合です。芝1200mで勝ち上がりましたが、距離が伸びてこそ本領が発揮できそうな血統構成です。牝系は9号族フリッターサン系(1923)。母パルブライト(1992.2.25)は、その父ペイザバトラー(1984.2.20)唯一のJRA重賞勝ち馬で、新潟記念(GIII)と函館記念(GIII)を制しています。なお、新潟記念は木幡初弘騎手の重賞初制覇でもありました。母が4連産目の4番仔。頑張れ、パルブライトの仔。

勢い余って長いlogになりましたね。失敬つかまつりました。

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2005年7月 2日 (土)

土曜日の2歳戦の結果。

土曜日の2歳戦は福島で新馬戦が1鞍、函館と阪神で未勝利戦が1鞍ずつ行われました。ああ、もう2歳未勝利戦が行われるのですね。

福島の新馬戦で勝ち上がったのはミヤギノサクラ(2003.4.22、♀)。美浦・笹倉武久厩舎の所属。その4代血統構成は『サクラバクシンオー×モガミ×ラッキーソブリン×★テスコボーイ』で『Princely Gift系×Northern Dancer系×Northern Dancer系×Princely Gift系』の配合です。テスコボーイ3×4の0クロスがなされています。牝系は御料の22号族種道(1922)系。伯父に重賞3勝のカネツクロス(1991.3.18)がいます。母マウントモガミ(1993.3.13)が6連産目の6番仔。

函館の未勝利戦を勝ち上がったのはアリババシチー(2003.4.21、♂)。栗東・田中章博厩舎の所属。その4代血統構成は『アドマイヤボス×リアルシャダイ×Alydar×Barbizon』で『Hail to Reason系×Hail to Reason系×Raise a Native系×Polynesian系』の配合です。父アドマイヤボス(1997.5.9)は2005年度の新種牡馬。アリババシチーは産駒として中央初勝利との事。従兄に小倉2歳S(GIII)3着のソウルフルシチー(1999.5.4)がいます。7号族。母リアルラヴ(1992.4.14)が8連産目の8番仔。

阪神の未勝利戦を勝ち上がったのはナイスヴァレー(2003.4.20、♀)。栗東・岩元市三厩舎の所属。その4代血統構成は『フレンチデピュティ×サンデーサイレンス×パーソロン×サミーデイヴィス』で『Northern Dancer系×Hail to Reason系×My Babu系×Sir Cosmo系』の配合です。5代アウトクロスのさっぱりしたアウトブリード馬。牝系は小岩井の3号族フロリースカップ(1904)系。半兄にいちょうS(OP)、ジュニアC(OP)等中央4勝のサンヴァレー(1999.5.5)、伯父に中山大障害(現J・GI)を春秋通じて3連勝した名ジャンプ馬ポレール(1991.6.17)がいます。母ヴァレリー(1994.4.30)が不受胎&流産後の3番仔。

誕生日が4月22日、4月21日、4月20日と1日ずつずれている馬たちが勝ち上がった、土曜日の2歳戦の結果でした。

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2005年7月 1日 (金)

第28回帝王賞(GI)の結果。

ちょいと遅くなりましたが、帝王賞の結果より。

1着はタイムパラドックス(1998.5.23)。中団外目の位置から徐々に進出してまとめて差し切りました。大井の2000mでは昨年の帝王賞を4番人気4着、JBCクラシック(GI)を3番人気3着、東京大賞典(GI)を1番人気4着で敗れていて、「4度目の正直」で雪辱を果たしました。7歳馬、エライ。これでGIは3勝目で重賞は合計7勝目。ちなみに、うち3勝は2100mの距離で制しているのですが、彼は2100mでは3戦3勝の負け知らずです。

2着はストロングブラッド(1999.3.13)。内田博幸騎手が先団から満を持して抜け出されたように見受けましたけれど。うーん、勝ち馬とは、距離適正の差でしょうか。けれど、ホントに強くなりましたね。濃いキャラが多い1999年生まれ世代の旗頭の1頭となりましたよ。トウカイテイオー(1988.4.20)の牡馬の代表産駒です。

3着はナイキアディライト(2000.3.12)。1番人気の逃げ馬のつらさがありましたでしょうか。でも最後まで必死の粘りでした。さすがに昨年の2着馬。血統を改めて調べ直すと、『ディアブロ×スリルショー×エルセンタウロ×Gallant Man』で『Hail to Reason系×Northern Dancer系×Fairway系×Bois Roussel系』の4代血統構成です。伯父にグレートリーフ(1989.5.6)がいます。1号族ギャラントノラリーン(1963.4.27)の系統。母ナイキアラモード(1991.2.25)の3連産目の3番仔です。

あと、ユートピア(2000.3.1)。4コーナー手前で手応えが怪しくなって、いったん7~8番手くらいまで順位を下げたのに、4着に差し返し。ああいうレースぶりはなかなか見られないと思いました。地力はあるんやなぁ、やっぱり。

結局、かしわ記念(GI)の上位3頭が、1着2着入れ替わっただけでそのまま3着までを占める結果でした。

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