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2005年6月

2005年6月29日 (水)

たまたま見つけた。

競馬とはまったく関係のないお話なんですが。

えー、なぜか東映株式会社のWebサイトを閲覧しまして、東映所属の俳優さんを紹介するページを見つけた訳ですよ。

その感想。

「うぉ、アカレンジャーアオレンジャーが並んでる」

以上です。

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2005年6月28日 (火)

ニックス(Phalaris系×St.Simon系)。

近年の活躍馬について、ニックスによる簡単な分類をしてみようという企画です。その第2回はPhalaris(1913)系×St.Simon(1881)系。

Eclipse(1764.4.1)系どうしの組み合わせですけれど、それぞれに分枝が進み、近代では有力なニックとして定着しています。フェデリコ・テシオのNearco(1935.1.24)Ribot(1952.2.27)もこのニックで輩出されています。欧米、特に米国では『Nasrullah系×Princequillo系』の組み合わせが黄金のニックとなりました。Mill Reef(1968.2.23)Secretariat(1970.3.30)Seattle Slew(1974.2.15)、Riverman(1969)等をはじめとして、活躍馬が多く輩出されています。

このニックにおける日本のGI級の活躍馬とその戦績をざっと挙げてみますと、

【牡馬・せん馬】
マンハッタンカフェ(1998.3.5) 菊花賞 天皇賞・春 有馬記念
タップダンスシチー(1997.3.16) ジャパンカップ 宝塚記念
タケホープ(1970.3.24) 日本ダービー 菊花賞 天皇賞・春
カブラヤオー(1972.6.13) 日本ダービー 皐月賞
サクラチヨノオー(1985.2.19) 日本ダービー 朝日杯3歳S
バンブーアトラス(1979.4.27) 日本ダービー
バンブービギン(1986.4.19) 菊花賞
ナリタタイシン(1990.6.10) 皐月賞
レガシーワールド(1989.4.23) ジャパンカップ
レッツゴーターキン(1987.4.26) 天皇賞・秋
プレクラスニー(1987.6.10) 天皇賞・秋
ダイユウサク(1985.6.12) 有馬記念
ダンツシアトル(1990.5.13) 宝塚記念
メジロライアン(1987.4.11) 宝塚記念
シンコウキング(1991.4.24) 高松宮杯
フジキセキ(1992.4.15) 朝日杯3歳S
コガネタイフウ(1987.6.12) 阪神3歳S

【牝馬】
エイシンサニー(1987.3.29) オークス

【外国馬】
ゴールデンフェザント(1986.4.23) ジャパンカップ

もうちょっとたぐれば、タニノムーティエ(1967.5.9)、キョウエイプロミス(1977.4.14)、スリージャイアンツ(1975.4.3)などもいますね。

世代交代が進み、最近は繁殖牝馬の祖母父、曾祖母父にSt.Simon系が配されている事が多くなっています。直接のニックというよりは、母がそのニックを持っているという感じですね。

今回挙げた馬たちを見ると、全体的に根性駆けをする馬が多い印象ですね。「決勝点前でわずかに抜け出して小差勝ちができる底力」みたいなものを感じます。 ...と書きましたが、タップダンスシチーは宝塚記念で失速しましたね(苦笑)。

#ニックの話題からは離れますが、ナリタタイシン、プレクラスニー、ダイユウサク、コガネタイフウの4頭は6月の遅生まれです。しかも前2頭は同じ6月10日生まれ、後2頭も同じ6月12日生まれです。今日でもやはり珍しい6月生まれの活躍馬、このニックで4頭も揃いました。

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2005年6月27日 (月)

第140回愛ダービー(GI)の結果とMontjeu産駒について。

欧州のダービー戦線も佳境を迎えつつあります。英ダービー(GI)2着馬Wark in the Park(2002.1.20)と仏ダービー(GI)2着馬Hurricane Run(2002.4.13)の「Montjeu(1996.4.4)産駒対決」となった第140回愛ダービー。結果は、Hurricane RunがScorpion(2002.2.5)を半馬身抑えて優勝したとのこと。2着馬のScorpionもMontjeu産駒です。

Montjeuは現3歳世代が初年度産駒です。産駒の活躍は目覚ましく、英ダービー1、2着、仏ダービー2着、愛ダービー1、2着と欧州主要ダービー戦線で産駒が上位にビシバシ入っています。恐るべしは種牡馬Montjeu。永らく後継種牡馬がいないと叫ばれたSadler's Wells(1981.4.11)ですが、ここに来て後継の真打ち登場の様子。

Montjeu自身の4代血統構成は『Sadler's Wells×★Top Ville×★Tennyson×ゼダーン』で、『Northern Dancer系×Dante系×Blandford系×Grey Sovereign系』の配合です。「母方の2回の0交配が種牡馬としての能力を支えている」というのが、中島理論的な解釈としては正しいですね。母方の2回の0交配という事では、よく似た配合の種牡馬にスターオブコジーン(1988.4.5)やティッカネン(1991.1.23)がいます。産駒のスケールはずいぶんと違いますが(笑) 。

これだけMontjeu産駒が走ると、産駒の血統構成がどうなっているか、ちょっと気になりますよね。という訳で、現時点での代表産駒4頭の血統構成を以下にまとめておきます。

英ダービー馬Motivator(2002.2.22)
『Montjeu×Gone West×Sharpen Up×Buckpasser』。
『Northern Dancer系×Mr.Prospector系×エタン系×Tom Fool系』。潜在能力値『5.00』。

愛ダービー馬Hurricane Run。(同馬は仏ダービーでは2着)
『Montjeu×★Surumu×Sharpen Up×Sheshoon』。
『Northern Dancer系×Dark Ronald系×エタン系×Hurry On系』。潜在能力値『2.25』。

英ダービー2着馬Wark in the Park。
『Montjeu×Robellino×Kris×ボールドアンドフリー』。
『Northern Dancer系×Hail to Reason系×エタン系×Bold Ruler系』。潜在能力値『7.50』。

愛ダービー2着馬Scorpion。
『Montjeu×Law Society×★Kalamoun×Levmoss』。
『Northern Dancer系×Ribot系×ゼダーン系×Djebel系』。潜在能力値『4.29』。

えーと、4頭のうち3頭が祖母父にエタン(1961.3.14)系を持ち合わせていますねぇ(笑)。

エタン系は近年ではダービー馬やクラシックディスタンスの活躍馬の血統構成によく現れている印象があります。英ダービー馬ではHigh Chaparral(1999.3.1)がやはり祖母父にKris(1976)を持っています。また、Krisとその全弟Diesis(1980)は、兄弟で合計5頭の英オークス(GI)馬を送り込んでいます。日本でも2冠馬ネオユニヴァース(2000.5.21)、オークス(GI)2着馬チューニー(2000.3.18)の母父がKrisですし、同じくオークス2着馬のチャペルコンサート(1999.1.31)の母父がSharpo(1977)ですね。現代競馬においては、重要な血統構成因子となっているようです。

Montjeu産駒のおさらいをしたlogでした。今日はこんなところで。

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2005年6月26日 (日)

第46回宝塚記念(GI)と日曜日の新馬戦の結果。

第46回宝塚記念。1着スイープトウショウ(2001.5.6)。はは、男馬をまとめてスイープ(ここでは「一掃」くらいの意味かな)してしまいました。すごいなぁ。2000m以上の牡牝混合GIを56kgの斤量で制したのですから、ホントに偉い。2000m以上の牡牝混合GIにおける牝馬の勝利はエアグルーヴ(1993.4.6)の天皇賞・秋(GI)以来8年ぶりですか。宝塚記念の牝馬勝利はエイトクラウン(1962.4.21)以来39年ぶりとのこと。「イクノディクタス(1987.4.16)のパターンかぁ」とゴール後に思ってしまいましたが、勝ち切ったのですからそれ以上ですね。2着ハーツクライ(2001.4.15)。横山典弘騎手得意の道中ゆっくり構えて直線一気策。結果は、やっぱり2着なんですかね(苦笑)。3着ゼンノロブロイ(2000.3.27)。ちょっと内ラチ沿いの窮屈な位置取りになった感じもしましたけれど、地力は示しました。

安田記念(GI)も宝塚記念も牝馬を無視して大失敗でした...。スイープトウショウ、ごめんなさい。他の牝馬陣も併せてゴメンナサイ。秋も頑張って。

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本日行われた新馬戦は3クラ。函館、福島、阪神で1レースずつ。

函館で勝ち上がったのはケイアイマイバッハ(2003.3.12、♂)。所属は美浦・石毛善彦厩舎。ケイアイマイバッハの4代血統構成は『ブライアンズタイム×★Seeking the Gold×★Damascus×Nijinsky』で、『Hail to Reason系×Mr.Prospector系×Teddy系×Northern Dancer系』の配合です。半兄にGIII2勝のマイネルモルゲン(2000.5.26)、全兄にシンメイレグルス(2002.3.29)がいます。ちょっとさかのぼればナリタキングオー(1992.3.18)、4代母Quill(1956)までさかのぼればマルゼンスキー(1974.5.19)も同牝系の良血です。5号族。母モーニングタイド(1994.5.22)が2連産目の4番仔。

福島で勝ち上がったのはスターライトルビー(2003.3.6、♀)。所属は美浦・相沢郁厩舎。相沢厩舎は昨日函館で勝ち上がったラララウィンパル(2003.2.27)に続き新馬戦を勝利されました。スターライトルビーの4代血統構成は『オース×コマンダーインチーフ×ディカードレム×グランディ』で、『Northern Dancer系×Northern Dancer系×Bold Ruler系×Fairway系』の配合です。4代母はハギノトップレディ(1977.4.4)。という訳で7号族の「華麗なる一族」ですね。母ルビーバーミリオン(1998.4.15)の初仔。

阪神で勝ち上がったのはメイショウヨシヒサ(2003.3.8、♂)。所属は栗東・北橋修二厩舎。メイショウヨシヒサの4代血統構成は『メイショウオウドウ×デヒア×Gulch×Vigors』で、『Hail to Reason系×Northern Dancer系×Mr.Prospector系×Herbager系』の配合です。メイショウオウドウ産駒はJRA初勝利です-改めて確認すると、メイショウオウドウの4代母はHopespringseternal(1971)なんですね。名種牡馬Miswaki(1978)の母です-。牝系は、簡単に見てみただけですが、曾祖母Winter Treasure(1983)が北米6勝でサンタマルガリータ招待H(米GI)2着、ラカナダS(米GI)2着、4代母Minstrel Miss(1967)は北米13勝で1973年のカリフォルニア牝馬王者の模様。13号族。母ウィズストリングス(1996.4.16)の初仔。

初仔2頭に活躍馬の弟が勝ち上がった日曜日の新馬戦でした。

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2005年6月25日 (土)

土曜日の新馬戦の結果(その2)。

本日行われた新馬戦は3クラ。函館、福島、阪神で1レースずつ。

函館で勝ち上がったのはラララウィンパル(2003.2.27、♀)。所属は美浦・相沢郁厩舎。相沢師はこの勝利でJRA通算100勝という事です。おめでとうございます。ラララウィンパルの4代血統構成は『エリシオ×Mujtahid×★Lomond×Ahonoora』で、『Northern Dancer系×Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Clarion系』となります。5代血統表ではNorthern Dancer(1961.5.27)3×4の0クロス、My Charmar(1969)5×4の牝馬クロスが見えます。母レディピーチ(1995.4.15)が4連産目の4番仔。

福島で勝ち上がったのはゴールドヴェイン(2003.3.7、♂)。所属は美浦・鈴木信尋厩舎。ゴールドヴェインの4代血統構成は『フォーティナイナー×ゴールドレッド×サクラシンゲキ×パーソロン』で、『Mr.Prospector系×Mossborough系×Grey Sovereign系×My Babu系』となります。母父ゴールドレッド(1979.5.1)、祖母父サクラシンゲキ(1977.3.5)というのが、泣かせますね。5代血統表ではRomanella(1943)5×5の牝馬クロス、Nasrullah(1940.3.2)5×5のクロスが見えます。祖母はテレビ東京3歳牝馬S(現フェアリーS、GIII)の勝ち馬ヤマタケサリー(1987.3.6)です。ちなみに、ゴールドヴェインの4代母ホールドアップ(1969)は、スウェーデン産という日本の輸入繁殖牝馬では珍しい存在です。母ヤマタケポロン(1995.6.9)が2連産目の2番仔。

阪神で勝ち上がったのはエイシンアモーレ(2003.4.11、♀)。所属は栗東・瀬戸口勉厩舎。鞍上の福永祐一騎手はこの勝利でJRA通算700勝ということです。おめでとうございます。エイシンアモーレの4代血統構成は『エイシンワシントン×サンデーサイレンス×Time for a Change×Quack』で、『Damascus系×Hail to Reason系×Damascus系×Nasrullah系』となります。エイシンワシントン(1991.5.5)の仔、頑張れ。5代血統表ではDamascus(1964.4.14)3×4の0クロス、Princequillo(1940)5×5(父方)が見えます。全姉に現役のエイシンラブソング(2002.4.13)、叔母にエイシンテンダー(2002.5.6)がいます。母エイシンアイノウタ(1996.3.30)が3連産目の3番仔。

ラララウィンパルとエイシンアモーレはそれぞれ調教師、騎手のメモリアルに花を添えました。おめでたい土曜日の新馬戦の結果でした。

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7歳馬3頭。

パッと書く事が思いつく事がなかったので、第46回宝塚記念(GI)の馬柱を見ていて思った事を。

えーと、7歳馬が3頭も出走しているんですね。ビッグゴールド(1998.3.21)ボーンキング(1998.5.13)サンライズペガサス(1998.4.15)

世代で言うと、マンハッタンカフェ(1998.3.5)ジャングルポケット(1998.5.7)クロフネ(1998.3.31)アグネスタキオン(1998.4.13)等と同級生。こうしてGI馬たちを並べると、強力な世代です。何と言っても、3歳秋に有馬記念(GI)ジャパンカップ(GI)ジャパンカップダート(GI)を、それぞれ別の馬で勝ってしまうのですから。

1頭だけが抜きん出るのではなく、複数の豊かな才能が輩出される世代というのは、その周りを固める馬たちもやはり強いという事でしょうか。

上記した「最強世代の生き残りたち」3頭のレースぶりには注目したいと思います。

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2005年6月23日 (木)

栄進独眼竜。

デビュー前に片目を失明してしまい日本で競走馬としてデビューできなかったエイシンマサムネ(1994.3.12)。競走馬として米国に渡り、現在は種牡馬としてコロラド州で供用されています。その初年度産駒が初勝利を挙げたという報が届きました(→参照Web:netkeiba.com)。

孝行息子の名前はSunday Romeo(2003)。その4代血統構成は『★エイシンマサムネ×Vanlandingham×Romeo×In Reality』となり、Turn-to(1951)系2本、Nasrullah(1940.3.2)系1本、Man o'War(1917.3.29)系1本の構成です。はは、エイシンマサムネの初年度は満8歳時の0交配ですね。

bloodhorse.comの記事を読むと、エイシンマサムネは今年およそ50頭ほどの種付けが見込まれているようです。日本とはまったく正反対に数少ないSS系の種牡馬として、もしかしたら成り上がっていくかもしれません。エイシンマサムネのこれからに期待したいですね。

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2005年6月22日 (水)

第46回宝塚記念(GI)について(その2)。

TZ対決の春のグランプリ、果たして他の出走馬たちの台頭はあるのでしょうか。

コスモバルク(2001.2.10)。芝2200mの日本レコードホルダー。仁川では2歳時にラジオたんぱ杯2歳S(GIII)を制しています。ここらで何とかしないと。

サンライズペガサス(1998.4.15)。阪神コースは5戦4勝、2着1回。競馬ブックの誌上PHOTOパドックでは、脚のレガースを外していました。天皇賞・春(GI)の大敗により人気が極端に落ちるようならば狙い目か。

ビッグゴールド(1998.3.21)。7歳を迎えて驚きの上昇ぶり。脚元がパンとして、しっかりと走れるようになりました。ダテや酔狂で天皇賞・春(GI)2着にはなれません。

トウショウナイト(2001.5.29)。『★ティンバーカントリー×★Java Gold×◆Northern Dancer×New Providence』。久々に出たトウショウ産業さんの牡馬の活躍馬。

リンカーン(2000.3.18)。出来はいつでも良い感じ。GI2着2回もあり、あと一歩なんですけれど。

ハーツクライ(2001.4.15)。横山典弘騎手のお気楽追い込み戦法。やっぱり怖いかなぁ。

他にもアドマイヤグルーヴ(2000.4.30)スイープトウショウ(2001.5.9)スティルインラブ(2000.5.2)の牝馬GI勝ち馬トリオや昨年2着のシルクフェイマス(1999.4.8)もいます。

うーん。多士済々ですね。

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2005年6月21日 (火)

第46回宝塚記念(GI)について(その1)。

えー、来る6月26日に春のグランプリが開催されます。下馬評では「タップダンスシチー(1997.3.16)ゼンノロブロイ(2000.3.27)の一騎討ち」という様相。

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タップダンスシチー、8歳。競馬ブックの誌上PHOTOパドックを見る限り、衰えなどまったく感じさせない、まだまだ若い馬体。大きなオメメが特徴的で、白目の部分が多くて人間みたいな眼ですね。ちょっといかつい感じ。写真からでも、さすがにボスの風格を漂わせています。競馬のレースぶりは、後続にプレッシャーを与えるべく先行抜け出しのパターン。佐藤哲三騎手がよく把握されているのでしょう。Ribot(1952.2.27)系のボス馬は、わんぱくなガキ大将みたいに、ああいう半ば強引な競馬を見せ続けて欲しいものです。

そんなタップダンスシチーの4代血統構成は、『Pleasant Tap×★Northern Dancer×★Bold Hour×★T.V.Lark』。Nearco(1935.1.24)系の0交配を3回重ねられたところで、Ribot系の父が配されました。オーナーサイド、そして佐々木晶三調教師の忍耐が実り、5歳秋に開花。以降、ずっとトップホースであり続けています。若い時にそれほど無理をせずに大成した晩成の名馬ですね。

現在のタップダンスシチーの、叩き2戦目における強さは、皆様ご存知のとおり。「臨戦過程で分がある」という巷間の評判どおり、ここは負けられないところ。彼の良いところは、何より佐々木調教師、佐藤騎手を始めとするスタッフの方々が、本当に自信を持っている事でしょう。佐々木調教師の穏やかな矜持が、彼にさらなる滋養を与えている気がしてなりません。

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ゼンノロブロイ、5歳。昨年秋に天皇賞・秋(GI)、ジャパンカップ(GI)、有馬記念(GI)とGI3連勝。それまで見せていた詰めの甘さがウソのような変身ぶりでした。競馬ブックの誌上PHOTOパドックを見ると、銭形模様の浮き上がる薄い皮膚の馬体が美しいですね。また、涼やかで、かつ思慮深い目をしています。こちらのボスは泰然自若という感じです。ひとつの勝利で、殻が破れたんでしょうね。もっとも、3歳秋の神戸新聞杯(GII)の圧勝で「あー、強いなぁ」と思った私たちにとっては、その開花が遅すぎたくらいですけれど。

さてゼンノロブロイの4代血統構成は、『サンデーサイレンス×マイニング×Clever Trick×Pia Star』。枚挙に暇がないSS産駒のGIホースです。母ローミンレイチェル(1990.4.18)は、バレリーナH(米GI)を制した活躍馬。ゼンノロブロイ自体は、5代アウトクロスのさっぱりしたアウトブリード馬です。Northern Dancer(1961.5.27) Freeで、Native Dancer(1950.3.27)の0化がなされています。

既報ですが、ゼンノロブロイのオーナーである大迫忍氏(→同氏が最高顧問を務めた株式会社ゼンリン)が先日逝去された事もあり、ここは「手向けの一戦」という感じも致します。似たようなケースが、かつて、1993年のスプリンターズS(GI)でありました。ケント・デザーモ騎手も心強く、海外遠征に箔をつけたいところです。鞍上には米国の名手、そして背中を押す「見えざる力」。あとは久々との戦いだけ、ですね。

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上位2頭に関するlogが長くなりましたね。その他の馬については、また明日以降にでも。

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2005年6月20日 (月)

ニックス(Phalaris系×Tourbillon系)。

近年の活躍馬について、ニックスによる簡単な分類をしてみようという企画です。その第1回はPhalaris(1913)系×Tourbillon(1928)系。

このニックは、いわゆる「マルセール・ブサックのニック」。ポピュラーなニックとして日本にも定着しています。1960年代以降に輸入されたパーソロン(1960)やダンディルート(1972.5.10)の功績も大きいですね。パーソロンやダンディルートは、その器用さが日本の競馬形態に良く合ったのだと思います。また、和合性の高さからかその両頭が送り出した活躍馬は、いまや日本独自の父系として受け継がれています。

日本のGI級の活躍馬とその戦績をざっと挙げてみますと、

【牡馬・せん馬】
シンボリルドルフ(1981.3.13) 牡馬3冠 天皇賞・春 ジャパンカップ 有馬記念2回
トウカイテイオー(1988.4.20) 日本ダービー 皐月賞 ジャパンカップ 有馬記念
ミホノブルボン(1989.4.25) 日本ダービー 皐月賞 朝日杯3歳S
サクラショウリ(1975.3.1) 日本ダービー 宝塚記念
シリウスシンボリ(1982.3.26) 日本ダービー
サクラローレル(1991.5.8) 天皇賞・春 有馬記念
アンバーシャダイ(1977.3.10) 天皇賞・春 有馬記念
ダイタクヤマト(1994.3.13) スプリンターズS
ダイタクヘリオス(1987.4.10) マイルCS2回
ビゼンニシキ(1981.4.26) 皐月賞2着
トウカイポイント(1996.5.18) マイルCS
シンコウフォレスト(1993.4.29) 高松宮記念
グルメフロンティア(1992.4.19) フェブラリーS
アブクマポーロ(1992.2.27) 帝王賞 東京大賞典 川崎記念2回
トーホウエンペラー(1996.5.11) 東京大賞典 マイルCS南部杯
フジヤマケンザン(1988.4.17) 香港国際C

【牝馬】
メジロドーベル(1994.5.6) オークス 秋華賞 エリザベス女王杯2回 阪神3歳牝馬S
ノースフライト(1990.4.12) 安田記念 マイルCS
ダイワエルシエーロ(2001.5.11) オークス
ライトカラー(1986.3.27) オークス
シスタートウショウ(1988.5.25) 桜花賞
ヤマニンシュクル(2001.4.1) 阪神JF
アインブライド(1995.4.14) 阪神3歳牝馬S
スエヒロジョウオー(1990.4.16) 阪神3歳牝馬S

【外国馬】
ベタールースンアップ(1985.8.29) ジャパンカップ
ホーリックス(1983.10.7) ジャパンカップ
フェアリーキングプローン(1995.10.13) 安田記念

うーむ、正統派の活躍馬が多いですね。このニックの活躍馬を見ると、高齢まで能力の減退が少なく、長い期間活躍できる印象を受けますね。ひとつ例を挙げるならば、じりじりと成長するダンディルート系、ですね。ビゼンニシキ→ダイタクヘリオス→ダイタクヤマトの父系、ぜひとも次代につなげて欲しいものです。

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2005年6月19日 (日)

第10回プロキオンS(GIII)と日曜日の新馬戦の結果。

第10回プロキオンS(GIII)。勝ち馬はブルーコンコルド(2000.4.11)。ダート1400mの良馬場で行われたこのレース、勝ち時計の1分21秒9はタイキパイソン(1991.3.22)、ゴールドティアラ(1996.4.25)に並ぶ日本レコードタイ記録。けれどタイキパイソン、ゴールドティアラの両馬は時計の出やすい重馬場でのレコードタイムでした。良馬場でこのタイムを弾き出したブルーコンコルド。うーん、大したものです。

1着ブルーコンコルド。京王杯2歳S(GII)以来の重賞制覇。プロキオンS勝ちにより、幸英明騎手に乗り替わってからは、4戦3勝2着1回という成績。トライアルホースの印象が強いフサイチコンコルド(1993.2.11)産駒ですが、GIの舞台でも頑張って欲しいものです。2着サンライズキング(1999.5.21)。これで10回目の2着となります。ちょっと勝ち味に遅いのでしょうか。でも、堅実駆けですね。3着テイエムアクション(2001.5.2)。前走の欅S(OP)の勝ちっぷりからもここは勝負でしたが...。また次に期待ですね。プロキオンSは、結果的に、栗東S(OP)の1、2、3着の再現でした。はは、順番が変わらないのは悲しい序列闘争の運命でしょうか。

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本日行われた新馬戦は3クラ。函館、福島、阪神で1レースずつ。

函館の勝ち馬、アドマイヤカリブ(2003.2.13、♂)。小島太厩舎所属のサクラバクシンオー(1989.4.14)産駒。その4代血統構成は『サクラバクシンオー×Gone West×Topsider×Ack Ack』。曾祖母父のAck Ack(1966.2.24)が良い味を出していますね。ちょっと調べたところ、母ルビーマイディア(1994.5.22)が流産後の産駒ということ。また、中島理論的には、満8歳時の2.00の活性値が受け渡されている交配になります。

福島の勝ち馬、オリエンタルローズ(2003.3.5、♀)。沢峰次厩舎所属。6番人気での勝利。その4代血統構成は『メジロライアン×クリスタルグリッターズ×ラッキーソブリン×ファバージ』。3号族フロリースカップ(1904)系。伯父にダービー卿CT(GIII)の勝ち馬ナイスパーワー(1987.3.12)。母父クリスタルグリッターズ(1980.5.30)は、最近ちょっと気になる存在ですね。Blushing Groom(1974.4.8)が母父として優れているだけに、クリスタルグリッターズにも期待がかかります。

阪神の勝ち馬、プラチナローズ(2003.5.13、♀)。浅見秀一厩舎所属。その4代血統構成は『クロフネ×Majestic Light×Raja Baba×ヴァイスリーガル』。母はフラワーC(GIII)を勝ちNHKマイルC(GI)3着のスギノキューティー(1995.5.24)。父は今年2歳が初年度産駒のクロフネ(1998.3.31)。昨日のメイショウドトウ(1996.3.25)に続き、クロフネも初年度首位種牡馬の争いで良いスタートダッシュを見せました。

また来週も新馬戦の回顧をしてみたいと思います。

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2005年6月18日 (土)

土曜日の新馬戦の結果。

早いもので2005年のJRA2歳新馬戦が幕を開けました。新種牡馬でデビューする日本のGI馬も多く、その仔ども達の走りを楽しみにされている方も多いと思います。

さて、本日行われた新馬戦は3クラ。函館、福島、阪神で1レースずつ。函館は桜花賞馬チアズグレイス(1997.3.30)の初仔チアズガディス(2003.5.6)、福島はメジロアニマート(2003.4.5)、阪神はメイショウドトウ(1996.3.25)の初産駒シゲルフドウカブ(2003.5.3)がそれぞれ勝ちあがりました。

チアズガディス(♀)。さすがに仕上げの早い山内研二厩舎、そして桜花賞馬の初仔という血のなせる業でしょうか。その4代血統構成は『フレンチデピュティ×サンデーサイレンス×Al Nasr×Northfields』。Nearco(1935.1.24)系4段掛けの血統構成からは3歳春までの勝負という気配が漂いますが、函館2歳S(GIII)はあっさり勝っていきそうな感じがします。

メジロアニマート(♀)。その4代血統構成は『フレンチデピュティ×Caerleon×Mr.Prospector×★Tentam』。うーむ、メジロさんらしくない血統馬(苦笑)。所属はメジロゆかりの奥平真治厩舎です。上記のチアズガディスと合わせて、フレンチデピュティ(1992.1.30)産駒は2頭勝ち上がり。サスガ。

シゲルフドウカブ(♂)。漢字で書いたら「蕃浮動株」。今年2歳のシゲル勢は、株取引に関する馬名が多く付けられている模様(→森中蕃オーナーが会長を勤める光証券株式会社)。さて、シゲルフドウカブの4代血統構成は『メイショウドトウ×Woodman×Danzig×★Bagdad』。所属は田中章博厩舎。メイショウドトウ、初年度首位種牡馬の争いで、まずは一歩先んじましたね。

明日以降もぞくぞくと2歳新馬がデビューします。楽しみにしましょう。

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馬体の大きさ。

「日本人の生産者は馬体の大きな種牡馬にこだわる」というお話をたまに聞きます。馬体の小さな種牡馬は嫌われる、と。

けれど、先日逝去したLyphard(1969.5.10)とか、あるいはその父Northern Dancer(1961.5.27)とか、Hyperion(1930.4.18)とか、小さな馬でも名種牡馬となった馬はいますね。体高については言えば、LyphardとNorthern Dancerは共に15.2hands、Hyperionは15.1 1/2handsだったとか。センチに直すと、大体157cmくらい。サラブレッドは162cmから170cmで普通という事ですから、平均からすると、小さな馬だったんですね。

Lyphardは、その馬体の小ささ等がNorthern Dancerによく似ていることから、「これは成功するだろう」と思われていたそうです。中島理論的には、確かにNorthern Dancerの形相が出ています(笑)。

なお、Northern Dancerの直仔で有名どころの体高は、Nijinsky(1967.2.21)が16.1 1/2hands、Sadler's Wells(1981.4.11)が16handsとのこと。前者が166cm、後者が163cmくらいです。小さなお父さんでも大きな仔どもは出ます。

#もっとも、中島御大いわく「Sadler's Wellsの父はVal de l'Orne(1972)だ」ということですが(苦笑)。

見栄えの冴えない体高の小さな馬だからと言って、必ずしもその遺伝力が弱い訳ではありません。小さな馬でも、繁殖力が強ければ後世に名を残す事ができる。

「サラブレッドは血で走る」ということですね。

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2005年6月17日 (金)

Lyphard(1969.5.10)。

米国のゲインズウェイファームで余生を過ごしていた名種牡馬Lyphardが、6月10日に死亡していたという事。

Lyphard、御年36歳での大往生。以前Webを閲覧していたら、「今年の早い時期に36歳の誕生日を祝った」と、海外の競馬ニュースサイトに記事がありました。「あー、すごいなぁ。シンザン(1961.4.2)でも満35歳の生涯やったのに。Lyphard、長生きしているなぁ」と思いました。

それから躍起になって彼の誕生日を調べているのですが、残念ながらまだ判明していません。

私のページに足を運んでくださっている方は、たまに思われるかもしれません。「外国の馬の誕生日って、よく分かるなぁ」と。Nureyev(1977.5.2)とか、Storm Bird(1978.4.19)とか、Cocotte(1983.2.21)-ピルサドスキー(1992.4.23)&ファインモーション(1999.1.27)の母-とか。外国の競馬サイトを見回って、調べているんですよね(笑)。最近のヒット作は、Lyphardの繋養先だったゲインズウェイファームのサイト。Cozzene(1980.5.8)とか、Mt.Livermore(1981.4.21)とか、運良く調べられました。でも、肝心のLyphardの誕生日が、分からないのよ(涙)。どなたか、Lyphardの誕生日をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ私にご教示くださいませ。

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Lyphardの代表産駒と言えば、1980年代欧州最強馬ダンシングブレーヴ(1983.5.11)。ダンシングブレーヴはマリー病を患ったこともあり、9歳から日本で供用されました。その直仔であるコマンダーインチーフ(1990.5.18)、ホワイトマズル(1990.3.21)も日本で供用されています。

また、Lyphardの直仔モガミ(1976.5.18)は仏国で3勝を挙げただけのマイナー成績でしたが、血を見込まれて日本のLyphard系種牡馬第1号として輸入されました。初年度産駒にシリウスシンボリ(1982.3.26)、2年度産駒にメジロラモーヌ(1983.4.9)を輩出し、人気種牡馬となりました。

合わせて、最後期の産駒であるスキーパラダイス(1990.5.12)。京王杯SC(GII)を楽勝した折、「うわ、すごい牝馬が世界にはいるものだ」と思いました。そのスキーパラダイスにより、武豊騎手は海外GI初制覇を遂げました-1994年のムーラン・ド・ロンシャン賞(仏GI)-。

思えば、今年の2冠馬ディープインパクト(2002.3.25)の母父Alzao(1980)の父も、Lyphardです。

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2回続けてサラブレッドの死亡に関するlogを残す事になるとは思いませんでした。不思議なめぐり合わせなのか、先日のシーキングザパール(1994.4.16)の3代母がGoofed(1960)、そしてLyphardの母がGoofedです。近親に当たる両馬、共に17号族の世界的活躍馬でした。

今は、20世紀を代表する名種牡馬の冥福を祈るのみ。合掌。

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2005年6月14日 (火)

シーキングザパール(1994.4.16)。

数日前からネット上で死亡ニュースが流れていました。死因は不明なものの、6月10日に米国で永眠したとのこと。逝くのが早いよ...、シーキングザパール

大きく出遅れながら3着となった新潟3歳S(現2歳S、GIII)を皮切りに、2歳から5歳まで常に短距離戦線の重賞で頑張っていました。デイリー杯3歳S(現2歳S、GII)1着は、実は今をときめく佐々木晶三先生の重賞初制覇だったんですよね。シンザン記念(GIII)1着の後、森秀行厩舎に転厩してしまいましたけれど。

3歳春の活躍は目覚ましく、前述のシンザン記念、フラワーC(GIII)、NZT4歳S(GII)、NHKマイルC(GI)と重賞4連勝でした。速くそして強いレースぶりでした。その後、3歳秋のローズS(GII)3着後にノドの手術をしてから、スプリント色が強まった印象があります。特に4歳初頭のシルクロードS(GIII)。直線で内からあっという間に抜け出した瞬発力は「うーん、さすが」と思ったものです。そして、4歳夏。モーリス・ド・ギース賞(仏GI)を制した時は、スポーツ新聞でも1面で大きく取り扱われました。日本調教馬として初めての欧州GI制覇。その後、4歳冬はスプリンターズS(GI)で鋭く差して2着、明けて5歳春に安田記念(GI)3着。ずっと一線級であり続けた、偉大な牝馬でした。

初仔のシーキングザダイヤ(2001.3.1)は日本で頑張っていますし、2番仔、3番仔は牝馬ですからその血は受け継がれていきそうです。

1990年代後半を支えた名牝シーキングザパール。今はただ安らかな眠りを。合掌。

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2005年6月13日 (月)

トキニワパンチ(2000.5.26)。

株式会社ライブドア社長である堀江貴文氏の持ち馬の中で、現在JRAに登録されている唯一の馬がトキニワパンチ。JRAのサイトによると、彼女の馬名の由来は「パンチのある走りをして欲しいから(時にはパンチ)」という事...。

トキニワパンチはさておき、私がPC生活を行う上で、堀江さんが関わっているものをひんぱんに利用している事に気が付きました。

Opera。私のメインWebブラウザですね。別に中島御大がオペラ歌手だから使っている訳ではありません。別にマイナー志向だから使っている訳でもありません。タブブラウザはホントに便利だからです。これは、日本の販売パートナーが株式会社トランスウエアから株式会社ライブドアに移行する前から利用しています。

PedNet。日本の競馬サイトの老舗であるダービースクエア。今は競馬最強の法則WEBとなった同サイトですが、元々は堀江さんが1994年に始められたページだったということ。同サイトの血統データベースサービスがPedNetという訳です。Webの世界でPedNetに出会い、初めて検索した馬はトウカイテイオー(1988.4.20)。その8代血統表を目の当たりにした時の感動は、今も忘れていませんね。当時Dreamcastを利用してWeb閲覧をしていた私は、単純に「うわ、すごいなぁ」と思いました。

OperaもPedNetも、今の私のPC生活にはなくてはならないものです。堀江さんの関わるものを使っている事実を見るにつけ、「なんだかんだ言いながら、世間に顔を出している人は大したものだ」と思う今日この頃です。

以上、「実はトキニワパンチと同じ誕生日(笑)」のかろむわんの日々是雑感でした。

#おまけ。いつまで残っているか不明ですが、ダービースクエアのスタッフページ。今もお若いですが、さらに若かりし頃の堀江さんが...。

#あと、追加情報としてトキニワパンチの生産は、先日ファルコンS(GIII)を制したカズサライン(2002.3.13)と同じ佐竹哲氏でした。

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2005年6月12日 (日)

第137回ベルモントS(GI)と日本の重賞の結果。

第137回ベルモントSは、プリークネスS(GI)の勝ち馬Afleet Alex(2002.5.9)が快勝したという事。プリークネスS&ベルモントSの2冠達成は2001年のPoint Given(1998.3.27)以来、史上では18頭目の快挙だったとの事です。

Afleet Alexの血統を見ると、直系祖父がアフリート(1984.4.10)、母父がホークスター(1986.2.19)と、日本に輸入されている馬が近しいところで見つかります。私は4代血統表を作成する際、日本に輸入された外国産馬についてはカタカナ表記をしています。米2冠馬の4代血統表の中に2回もカタカナ名が出てくるのは、米国と日本が結びついているようで、ちょっと嬉しい事ですね。

Afleet Alexは中島理論的には潜在能力値『3.50』の高能力馬です。その父Northern Afleet(1993)が満8歳時交配の0遺伝となり、なおかつ母Maggy Hawk(1994)が不受胎後の仔です(3番仔)。父母からリフレッシュされたエネルギーを受け、見事に米2冠達成の運びとなりました。

もうひとつ、Afleet Alexの血統について。父Northern Afleetはアフリートが日本に輸入される前に米国に残した代表産駒の1頭です。その競走成績は米GII2勝、米GIII1勝というマイナーなものでした。また、その4代血統構成を見ると『アフリート×Nureyev×Tentam×Quadrangle』と、4代に渡り0遺伝を受けています。米国の生産者さんが狙われているかどうかは不明ですが、中島理論使いから見ると「はー、これは狙い打ちも甚だしいな」という血統構成ですね(笑)。

いずれにせよ、中島理論的には米国競馬の懐の深さを見せつけられた2005年の米国3冠戦線でした。強い米2冠馬Afleet Alexのこれからに期待しましょう。

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第22回エプソムC(GIII)。1着スズノマーチ(2000.2.20)。ダテにエイプリルS(OP)で豪州最強牝馬を下していた訳ではありません。「こぶし賞の勝ち馬は出世する」と思っている私にとって、スズノマーチがしぶとく頑張り、5歳で重賞初制覇を遂げてくれたのは嬉しい事でした。2着グランリーオ(2000.5.7)。サニーブライアン(1994.4.23)の仔、惜しかった。ソシアルトウショウ(1972.4.2)のひ孫、まだまだこれからチャンスはあるでしょう。ちなみに、母エステーローザ(1991.5.11)が空胎後の4番仔です。3着ダイワレイダース(1999.5.6)。松山康久調教師の期待は2歳時からずっと高い馬。もうひと花を咲かせてほしいものです。

あと、エプソムCでは5着のボーンキング(1998.5.13)に驚きました。3年以上の休養明けでメンバー中2番目の上がり3F34秒6で差して来ていたとの事。偉いなぁ。

第19回中日スポーツ賞ファルコンS(GIII)。1着カズサライン(2002.3.13)。ダテに2歳時に新潟でマリーゴールド賞(OP)を制していた訳ではありません。夏が近づき本領を発揮したというところでしょうか。アグネスワールド(1995.4.28)産駒初のJRA重賞制覇でした。また、彼は母カズサグリッター(1992.5.8)が不受胎後の仔でした(2番仔)。2着フェリシア(2002.4.12)。出走メンバー中唯一の重賞勝ち馬。力がある事は示せたのではないでしょうか。3着シンボリグラン(2002.5.18)。牝系をあらためると、近親にビコーペガサス(1991.2.8)が見えます。またいずれチャンスがありますよ。

今日はこんなところで。

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2005年6月11日 (土)

母馬の繁殖成績について。

先日、ラフィアンターフマンクラブの1歳馬(2004年産馬)の募集ラインナップが発表されたという事。ラフィアンで一口馬主なっていらっしゃる方には、馬選びの楽しさが募る時期となりました。

さてさて、その馬選びの基準のひとつとして、「母馬の繁殖成績」を考慮に入れている方も中にはいらっしゃる事と存じます。

各クラブ馬主さんの募集馬のページを拝見すると、確かに繁殖牝馬のブラックタイプについて克明に記載されています。しかし「該当募集馬は母馬の何番仔」という記載はあれど、「母馬の年次別出産状況」まで詳しく記載しているクラブは、私の知る限り見当たりません。

そんな母馬の年次別出産状況を知る為に、最も便利と思われるサイトが、新装開店されました。それがこのBlogのリンクにもある「財団法人 日本軽種馬登録協会」というサイトです。ユーザー登録は必要ですが、現在のところ繁殖成績を確認する為にかかる費用は無料です。1982年以降のデータであれば、国内の種雌馬について年次別の繁殖成績(出産状況)が素早く分かります。「あー、前年は不受胎だったんだ」とか「へー、前年は種付けせずにお腹を空けてたんだ」とかですね。

私は、お腹を空けて生産された馬は、連産で生産された馬よりも健康で活力があると考えています。そりゃ、大変ですよね。サラブレッドは生まれて30分も経ったら、自力で立ち上がって歩こうとする動物ですからね。それだけお母さんのお腹の中で大きくなってから、この世に生を受ける訳です。母堂にかかる負担は想像に難くありません。人間でも一緒ですよね。年子を重ねると、兄姉よりも弟妹の身体が弱かったりする。お母さんの体力が消耗された結果です。

ちょっとわき道にそれましたが、健康な仔を選びたいというのは一口馬主さんの共通の思いでしょう。成長環境や飼養など他にも大切な要素はありますが、お母さんの出産状況も重要な要素と思います。出資されたい馬について、よろしければ、お母さんの各年の出産状況も確認してみてくださいませませ。

#おまけ。
>よろしければ、お母さんの各年の出産状況も確認してみてくださいませませ。
と上では書いてみたものの、せっかくこの辺境Blogをご覧頂いている皆様へのサービスと致しまして、ちょっと調べてみたファイルを以下のリンクに用意しておきます。Excelファイルをhtm化したものと、pdf化したものを2つおいておきます。よろしければご参照ください。なお、データの間違いがあった際は、なにとぞご容赦ください(苦笑)。

【ラフィアンターフマンクラブ 会員募集 1歳馬一覧より(2004年産馬)】htm版(68KB)
【ラフィアンターフマンクラブ 会員募集 1歳馬一覧より(2004年産馬)】pdf版(79KB)
どちらも内容は同じです。お使いのPCにおいてご都合の良いファイルをどうぞ。

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2005年6月10日 (金)

日本ダービー(GI)9着馬。

巷間まことしやかに流れる風聞に「ダービー9着馬は後々大成する」というものがある、という事。
※参考Web→http://keiba.yahoo.co.jp/story/saikyou/ambershadai/story-5.html

という訳で、ここ30年間の日本ダービー9着馬を調べてみました。

施行年 9着馬名(生年月日)    ダービー以後の主な戦績
2005年 ブレーヴハート(2002.5.2)  ?
2004年 ホオキパウェーブ(2001.3.16)  菊花賞(GI)2着
2003年 クラフトワーク(2000.4.2)  AJCC(GII)1着 中山金杯(GIII)1着 函館記念(GIII)1着
2002年 ヤマノブリザード(1999.3.27)  エイプリルS(OP)1着
2001年 ビッグゴールド(1998.3.21)  中山金杯(GIII) 天皇賞・春(GI)2着
2000年 オースミコンドル(1997.3.19)  特になし
1999年 ワンダーファング(1996.3.11)  障害未勝利戦1着
1998年 エモシオン(1995.3.17)   京都記念(GII)1着 日経新春杯(GII)2着 菊花賞(GI)3着
1997年 サイレンススズカ(1994.5.1)  宝塚記念(GI)1着含む重賞5連勝
1996年 ミナモトマリノス(1993.3.25)  京都大賞典(GII)2着
1995年 イブキラジョウモン(1992.3.23) 中日スポーツ杯4歳(GIII)S1着
1994年 セントギャロップ(1991.3.29)  特になし
1993年 ステージチャンプ(1990.5.17)  日経賞(GII)1着 ステイヤーズS(GIII)1着 菊花賞(GI)2着他
1992年 セキテイリュウオー(1989.4.30) 金杯(GIII)1着 東京新聞杯(GIII)1着 天皇賞・秋(GI)2着2回
1991年 イイデシビア(1988.3.20)   特になし
1990年 ユートジョージ(1987.4.13)  金杯(GIII)3着
1989年 サクラホクトオー(1986.4.3)  セントライト記念(GII)1着 AJCC(GII)1着 有馬記念(GI)3着
1988年 ガクエンツービート(1985.4.30) 菊花賞(GI)2着
1987年 ダイイチパーソ(1984.6.3)  特になし
1986年 オンワードルー(1983.4.19)  ラジオたんぱ賞(GIII)3着
1985年 ロンスパーク(1982.4.2)   鳴尾記念(GII)1着 目黒記念(GII)2着 ダイヤモンドS(GIII)2着
1984年 ハリケーンアサ(1981.5.2)  特になし
1983年 マックスファイアー(1980.2.27) 特になし
1982年 ホリスキー(1979.4.13)   菊花賞1着 天皇賞・春2着 天皇賞・春(GI)3着
1981年 オーゴンタイテエ(1978.3.15)  特になし
1980年 アンバーシャダイ(1977.3.10)  天皇賞・春1着 有馬記念1着 AJCC1着他
1979年 ファイングッド(1976.4.18)  特になし
1978年 タマペンダス(1975.5.27)   神戸新聞杯2着 京都新聞杯3着
1977年 パリアッチ(1974.5.22)   特になし(萩本欣一さんの持ち馬)
1976年 ニッポーキング(1973.3.29)  安田記念1着 セントライト記念1着 京王杯SH1着

う、うーむ。確かに出世している馬も散見されますね。特にサイレンススズカ、アンバーシャダイ、ホリスキーあたりは強力。ガクエンツービート、ステージチャンプ、ホオキパウェーブと菊花賞(GI)2着馬も3頭います。また、今年の天皇賞・春2着で穴を開けたビッグゴールド、天皇賞・秋2着2回のセキテイリュウオーもいます。

えー。じゃあ、今年のブレーヴハートは!?(笑)

ダービーで5番人気を集めた素質馬だけに「ダービー9着馬は後々大成する」という路線に乗ってくるかもしれませんね。果たして、ブレーヴハートの今後やいかに。

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菊花賞(GI)と磁場理論についてもう一丁。

宝塚記念(GI)前だというのに、秋の話とは気が早い。

えーと、菊花賞は「関東馬が弱くなった」と言われた1990年代初頭でも、2着までにはちゃんと関東馬が来ていたものです。簡単に振り返ると、1980年2着のモンテプリンス(1977.4.1)から1994年2着のヤシマソブリン(1991.4.10)までの15年間は必ず関東馬が連対していました。またそれ以後でも、1997年2着のダイワオーシュウ(1994.3.22)、1998年1着のセイウンスカイ(1995.4.26)、2000年2着のトーホウシデン(1997.3.26)、2001年1着のマンハッタンカフェ(1998.3.5)、2004年2着のホオキパウェーブ(2001.3.16)等が、関東からの刺客として連対していました。

美浦は東経140度18分。放牧先として利用される北海道の地域のうち、洞爺は140度51分、千歳は141度39分、早来は141度49分、門別は142度05分、新冠は142度18分となっています。関東馬は、上記の地域であれば2度以内の移動になるため、放牧に出しても磁場の影響について特に問題が生じない、という事ですね。故に「磁場ボケ」している放牧明けの関西馬よりも、菊花賞での好走が見込めるという事なのでしょう。

果たして、今年は関東馬が菊花賞で連対してくれるでしょうか。ま、こういう風に気が付いて書いている時は、たいてい裏切ってくれるものですけれどね(笑)。

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2005年6月 9日 (木)

2冠馬の夏の過ごし方。

えーと、数日前の話題ですが、ディープインパクト(2002.3.25)は放牧に出されないそうですね。彼の今後の予定は、

  1. 7月上旬までは栗東に滞在し、それから札幌競馬場に移動。
  2. 札幌競馬場では1ヵ月半ほど調整で過ごし、8月下旬には栗東に帰厩。
  3. 秋緒戦は9月25日の神戸新聞杯(GII)。
  4. そして本番の菊花賞(GI)が10月23日。

だそうです。

さてさて、栗東の経度は東経135度60分、札幌の経度は東経141度20分。札幌競馬場への移動は、経度にして5度以上の移動です。中島御大の「磁場理論」によると、

サラブレッドは自身が生息している地域の磁場の支配下にある。
同一の磁場の支配地域は経度にして2度以内であり、その範囲で生活するならばなんら支障がない。
しかし、経度2度を超えた場合には脳の視交差上核が元に帰るように指令する。その指令は7週間の間、元の地点の磁場の支配下のままで生きていける。つまり7週間で帰れである。

-中島国治著、サラブレッド0の理論、P60~P61より引用。-

との事。ディープインパクトが札幌で過ごす期間が1ヵ月半という事は、およそ6週間ですね。という事は、7週間以内で栗東に帰る訳ですね。磁場の働きは、そのまま栗東の磁場の影響下で秋もレースに挑む事になります。

いちばん強い馬が、いちばん理想的な方法で夏を過ごしたら、それはちょっと敵いませんわね(苦笑)。

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2005年6月 8日 (水)

最近、結構登録しております。

私の辺境Webページ、辺境Blogをご覧の皆様であれば、PedNetというWeb血統検索データベースはご存知の事と思います。

PedNetは血統検索の際にとても重宝するサイトです。しかし、中には自分が調べたい馬が登録されていない場合もあります。そんな時はどうするのか?

自分で登録するんですね(笑)。素晴らしきかな、情報は皆で共有するものという奉仕精神。

最近登録した馬は、外国馬では、伊ダービー(GI)馬De Sica(2002.1.26)、英オークス(GI)馬Eswarah(2002.4.21)、独オークス(GI)馬Iota(2002.3.12)、愛1000ギニー(GI)馬Saoire(2002.4.29)、伊2000ギニー(GII)馬Ramonti(2002)、仏ダービー(GI)2着馬Hurricane Run(2002.4.13)、英ダービー(GI)2着馬Wark in the Park(2002.1.20)等。

おお、まともな情報の共有ですね。イタリアとかドイツのクラシック馬を登録するところが、なかなかナイスでしょ。

内国産馬では、パイレーツシチー(2002.4.6)、マイネルファーマ(2003.5.26)、ニシノミライ(2003.4.17)、レッドロータス(2003.5.2)、ラブスターチス(2003.3.21)、ミナミプレス(2003.4.21)、マイフリーダム(2003.4.24)、マイネルマキシマム(2003.2.17)等ですね。

注釈を付けておきますと、パイレーツシチーはメジロブライト(1994.4.19)の仔、マイネルファーマはミッキーダンス(1996.4.24)の弟、ニシノミライは皆様もご存知のとおりセイウンスカイ(1995.4.26)×ニシノフラワー(1989.4.19)という西山牧場さんの威信の配合。えーと、あとの5頭は、マイネルマックス(1994.4.13)の仔です。

はは、内国産馬は、完全に趣味に走っていますね(大笑)。

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笑顔の祈念日。

人間は「忘れられないこと」で出来ている。私がかつて購入した文庫本の帯広告に、そのように記載がありました。

8人の幼い「いのち」が不意に奪われてしまった事件から、今日で丸4年が経ちます。

悲しみにくれるこの日が、いつの日にか、笑顔を祈り念じる日になることを信じて。

いつの日にか、笑顔を「こころ」から祈り念じる日になることを信じて。

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2005年6月 6日 (月)

第165回仏ダービー(GI)の結果。

今年から2100mに距離短縮された仏ダービー(ジョッキークラブ賞)。仏2000ギニー(GI)を制したゴドルフィンの刺客、Shamardal(2002.3.27)が見事に2冠を達成しました。その父『アイアンホース』Giant's Causeway(1997.2.14)は、初年度からShamardalのほか英2000ギニー(GI)馬Footstepsinthesand(2002.2.15)、英1000ギニー(GI)2着のMaids Causeway(2002.3.11)等を輩出しています。英ダービー(GI)馬Motivator(2002.2.22)を輩出したMontjeu(1996.4.4)と共に、クールモアスタッドの擁する種牡馬の初年度産駒が活躍しているということですね。確認したところ、仏ダービー2着のHurricane Run(2002.4.13)もMontjeuの産駒でした。

皆様ご存知かと思いますが、クールモアスタッドのWebサイト。種牡馬陣の顔ぶれは、まさに圧巻。Giant's Causewayは米国と豪州、Montjeuは愛国のページでその略歴が確認できます。

合わせまして、国内のサイトですがGiant's Causeway's causewayさん。Giant's Causewayのことならば、まずこちらから。Giant's Causewayに対する愛情あふれるサイトです。

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2005年6月 5日 (日)

第55回安田記念(GI)の結果。

第55回安田記念(GI)の結果は、1着アサクサデンエン(1999.3.22)、2着スイープトウショウ(2001.5.9)、3着サイレントウィットネス(1999.10.1)でした。

アサクサデンエン、通算24戦目でのGI初挑戦による見事な戴冠でした。我慢強く競り合いを制した6歳牡馬に拍手を送るのみです。けれど、隣の枠にいたローエングリン(1999.6.8)との光と影を思いましたね。同じSingspiel(1992.2.25)産駒。かたや初挑戦でGIを制し、こなた今回が12回目のGI挑戦(海外含む)で2着が最高の着順...。厳しい淘汰の現実を見せられた気分です。

スイープトウショウと香港超英雄(サイレントウィットネス)。「牝馬と香港馬が来たら、ゴメンナサイやな」と思っていた私としては、最後の直線で両馬が映し出された時には、ただ見つめる他ありませんでした(苦笑)。前者はさすがに切れ者のGI馬、後者はさすがに香港競馬史上に残る歴史的名馬でした。

1着から14着まで0秒7差に収まるきわどい内容のレースでした。GIという覇を競うレースとして、相応しい内容だったのでしょう。良いレースでした。

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第226回英ダービー(GI)と第10回ユニコーンS(GIII)の結果。

第226回英ダービーは1番人気のMotivator(2002.2.22)が勝利し、7番人気のWalk in the Park(2002.1.20)が2着ということ。1、2着馬は共にMontjeu(1996.4.4)産駒。やるなぁ、Montjeu。初年度産駒が英ダービーのワンツーフィニッシュを決めました。

Motivatorはデビュー以来4戦4勝。英国でも無敗のダービー馬の誕生ですね。Motivatorの4代血統構成は『Montjeu×Gone West×Sharpen Up×Buckpasser』というもの。米国血脈を重ねられた母系の素軽さを、父方のSadler's Wells(1981.4.11)の重厚さが補ったというイメージですか。でも、Motivatorの母Out Westの血統構成を見ると、Gone West(1984)とSharpen Up(1969、その父エタン)の組み合わせにより、Mixed Marriage(1952)の牝馬クロスが発生しているあたり、ちょっとした仕掛けを感じます。

Mixed Marriageの牝馬クロスから、短距離血統だと思って第63回オークス(GI)で軽視したチャペルコンサート(1999.1.31)を想起します。彼女もMotivatorと同じくMixed Marriageの牝馬クロスを持っています。欧米の方々は、おそらく意識的に、牝馬クロスを発生させるように配合されているのでしょう。中島理論的には、弊害なく先祖を減少させて資質を固定させる手法のひとつと解釈されますね。

負け知らずで進むクラシックロード。洋の東西を問わずに大変ですが、英ダービー馬もぜひ頑張って欲しいですね。Motivatorの行く末、楽しみにしましょう。

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第10回ユニコーンS(GIII)の結果は1着カネヒキリ(2002.2.26)、2着アグネスジェダイ(2002.2.11)、3着ドンクール(2002.4.25)でした。それにしてもカネヒキリの単勝は1.1倍、風聞によると単勝支持率は73.92%だったとか。気の早いファンは「砂のディープインパクト」と呼びつつあるそうです。確かに、支持の集め方はディープインパクトに匹敵しますが...。泣く子と『ノーザンファーム&金子真人オーナー&武豊騎手』には敵わないという事ですか(苦笑)。

まま、カネヒキリをはじめとする3歳ダートの精鋭たちには、これからも覇を競い合って、互いに高めていって欲しいですね。楽しみに見守って行きたいものです。

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2005年6月 4日 (土)

第227回英オークス(GI)の結果。

英ダービー(GI)よりも1年早く創設された英オークス。2005年で227回目という気が遠くなるような回数を重ねています。

さてさて、今年の英オークスを制したのはEswarah(2002.4.21)。母Midway Lady(1983)との母仔2代の英オークス制覇という偉業がなされました。

...えーと、英オークスの母仔制覇の詳細は分かりかねました(苦笑)。まま、皆無という訳ではないと思いますが。どなたか教えていただけると幸いです。

なお、日本のオークス(GI)ではその66回の歴史において、クリフジ(1940.3.12)&ヤマイチ(1951.4.4)、ダイナカール(1980.5.10)&エアグルーヴ(1993.4.6)の2組が母仔制覇を遂げています。

Eswarahは今年の4月15日にデビューしたばかり。デビューから50日に満たない日数で、3戦3勝にて3歳牝馬の頂点に立ちました。その血統構成は、中島理論的には父Unfuwain(1985)が満16歳時交配の0遺伝馬です。母Midway Ladyもその父Alleged(1974.5.4)が満8歳時交配の0遺伝馬です。Eswarahの8代に残る牡先祖の数は『3/128』と少なく、4代血統構成は『A B B G』という『ホエールボーン・バージョン』です。結果、潜在能力値は『0.99』と極めて高い数値を示しています。

中島理論的な解釈を離れて近くの代に現れる先祖に注目すると、Eswarahの父Unfuwainの祖母にHighclere(1971)が見えます。日本の2冠牡馬ディープインパクト(2002.3.25)の直祖母も同じくHighclereです。女王陛下の2号族、洋の東西を問わず、2005年のクラシック勝ち馬に強い影響を与えているようです。

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第10回ユニコーンS(GIII)。

えー、自分のWebページ内に日記のページを設置していますが、更新がままならない現状です。という訳で、ページ更新のモチベーション向上のために、当世大流行のBlogに着手してみる事にします。はは、乗り遅れすぎ。

記念すべき最初のBlogは、第10回を迎えるユニコーンSの記事から。

ダートの新設重賞だったのに、もう10年目。時の流れというのは、早いですものですね。第1回の勝ち馬がシンコウウインディ(1993.4.14)。バトルライン(1993.5.20)が大楽勝した「はず」のレースでしたが、進路妨害による10着降着で繰り上がりの1着でした。でも、シンコウウインディは、その翌年の1997年にGIに昇格した最初のフェブラリーSを制する事になります。

唯一のJRA3歳ダート重賞であるユニコーンSは出世レースなんですよね。上記した第1回のシンコウウインディ、第2回のタイキシャトル(1994.3.23)、第3回のウイングアロー(1995.3.25)、第4回のゴールドティアラ(1996.4.25)、第5回のアグネスデジタル(1997.5.15)。第1回から第5回までの勝ち馬は、いずれも後にGIレースの勝ち馬となっています。

第6回はナスダックパワー(1998.3.17)。強いレースを見せてくれましたが、残念ながら故障で大成できず。第7回は船橋競馬所属のヒミツヘイキ(1999.6.14)。伝聞によると、脚部不安のため、2005年4月1日付で競走馬登録を抹消されたそうです。第8回はユートピア(2000.3.1)。彼の活躍は皆様ご存知のとおりで、第55回安田記念(GI)にも出走します。そして昨年の第9回はトップオブワールド(2001.4.23)が制しています。

過去の先達の例を出すまでもなく、今年の3歳馬たちも素質馬が多数そろっています。5戦5勝のドンクール(2002.4.25)、ダート3戦3勝のカネヒキリ(2002.2.26)シンメイレグルス(2002.3.29)。他にも昨年の全日本2歳優駿の勝ち馬プライドキム(2002.3.22)、隠れてダート4戦4勝のモエレアドミラル(2002.4.4)などなど。粒ぞろい、ですね。

若駒がおりなす府中のダートマイルの一戦。ゴールの先に見えるのは、明るい未来のみ。楽しみに待ちましょう。

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