第60回朝日チャレンジカップ(GIII)の勝ち馬。

キャプテントゥーレ 牡 芦毛 2005.4.5生 千歳・社台ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・森秀行厩舎

キャプテントゥーレ(2005.4.5)の4代血統表
アグネスタキオン[A]
栗毛 1998.4.13
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アグネスフローラ
鹿毛 1987.6.18
ロイヤルスキー
栗毛 1974.5.24
Raja Baba 1968.4.5
Coz o’Nijinsky 1969.4.27
アグネスレディー
鹿毛 1976.3.25
リマンド 1965.2.16
イコマエイカン 1967.5.18
エアトゥーレ
芦毛 1997.3.10
仔受胎時活性値:1.75
トニービン[A]
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.25
カンパラ
黒鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970.4.30
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
スキーパラダイス
芦毛 1990.5.12
仔受胎時活性値:1.50
Lyphard[A]
鹿毛 1969
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Ski Goggle
芦毛 1980.5.25
仔受胎時活性値:0.25
ロイヤルスキー[A]
栗毛 1974.5.24
種付け時活性値:1.25
Mississippi Siren
芦毛 1973.4.10
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:ロイヤルスキー3×4>

キャプテントゥーレ(2005.4.5)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
アグネスタキオン 5.00 母がGII勝ち馬
(No.3-L)
2番仔
(2連産目)
第60回朝日チャレンジカップ(GIII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 キャプテントゥーレ 牡4 56 川田将雅 2:00.0    34.0 456
[-6]
森秀行 1
2 11 (外)ブレイクランアウト 牡3 53 藤田伸二 2:00.0 クビ 33.7 444
[-4]
戸田博文 4
3 8 トーホウアラン 牡6 57 鮫島良太 2:00.3 1 3/4 34.1 504
[+8]
藤原英昭 6
4 15 テイエムアンコール 牡5 56 福永祐一 2:00.3 クビ 33.8 460
[+6]
柴田政見 11
5 16 サンライズベガ 牡5 56 池添謙一 2:00.4 クビ 34.7 496
[+2]
音無秀孝 2
第60回朝日チャレンジカップ(GIII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.6-10.7-12.3-12.8-12.6-12.3-12.2-11.6-11.2-11.7
上り 4F 46.7-3F 34.5

秋競馬の開幕を飾る伝統の重賞、朝日チャレンジカップ(以下、朝日CC)。雨中の決戦となった今年2009年は、最後の直線で2頭が火の出るような叩き合い。内が赤白の染め分け帽子に「黄、黒縦縞、袖青一本輪」の勝負服、芦毛がほんの少し白さを増してキャプテントゥーレ。外が緑の帽子に「緑、白二本輪、白袖赤一本輪」の勝負服、鹿毛に白いブリンカーが揺れてブレイクランアウト。斤量56kgの4歳馬と斤量53kgの3歳馬。追い上げる脚勢からはブレイクランアウトが優勢かと思われました。けれど、並び掛けられ、いったん前に出られたかと見えてからが、サスガに皐月賞(JpnI)馬の底力。「3歳馬には負けん!!」とばかりにグイと伸びたキャプテントゥーレ、最後はクビだけ振り切って、昨年2008年の皐月賞以来となる1年5ヶ月ぶりの重賞制覇となりました。

では、以下にキャプテントゥーレのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Ski Goggle 1980.5.25 米5勝 エイコーンS(GI) レイルバードS(GIII)
|Ski Champ 1986.5.29 亜米5勝 5月25日大賞典(亜GI) アメリカ賞(亜GII)
|Ski Chief 1988.2.1 仏2勝 プティクヴェール賞(GIII)
|スキーパラダイス 1990.5.12 仏米英日6勝 ムーラン・ド・ロンシャン賞(仏GI) 京王杯SC(GII)含む重賞4勝
||アグネスショコラ 1996.2.26 中央2勝
|||ゴールデンチケット 2006.3.2 現役 兵庫CS(JpnII) 毎日杯(GIII)2着ほか
||エアトゥーレ 1997.3.10 日仏英星6勝 阪神牝馬S(GII) モーリストゲスト賞(仏GI)2着
|||アルティマトゥーレ 2004.4.14 現役 セントウルS(GII) アイビスサマーダッシュ(GIII)3着
|||キャプテントゥーレ 2005.4.5 (本馬) 皐月賞(JpnI) デイリー杯2歳S(JpnII) 朝日CC(GIII)
||アスピリンスノー 2002.5.10 中央2勝+地方1勝 フローラS(現JpnII)3着
|スキーキャプテン 1992.4.24 日米3勝 きさらぎ賞(現JpnIII) 朝日杯3歳S(現朝日杯FS、JpnI)2着
|バーボンカントリー 1994.5.17 中央3勝 すみれS(OP)

母がGII勝ち馬で、祖母が仏GI勝ち馬、曾祖母が米GI勝ち馬、さらにこの朝日CCの翌日に姉もGII勝ち馬となりました。活力がある牝系です。曾祖母Ski Goggleは社台さんがアメリカで開かれていたフォンテンブローファームの生産馬で、エイコーンSでは後の第1回ブリーダーズC・ディスタフ(米GI)の勝ち馬で米国競馬の殿堂入りするPrincess Rooney(1980.3.22)を6馬身千切っての圧勝でした。詳しくは月刊「優駿」、2009年3月号のP50~P51の記事に譲りますが、社台ファーム総帥・吉田照哉氏のお気に入りの牝系のひとつのようです。

復活を遂げた皐月賞馬の今秋は、果たして、いかなるものになるのでしょうか。賞金加算によって天皇賞・秋(GI)への視界も開けつつあります。クラシックホースの底力、GIの大舞台でも発揮されることを祈りましょう。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

おまけ。「皐月賞馬の底力!!」と叫ぶオオハシ。

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#追記。この「レースを見ながら叫ぶ」というアイデアのポッドキャストは私のオリジナルではありません。元々はボロ株観光テレビ様にて配信されていた「ボロ株観光ラジオ」が起源と思われます。改めて記しておきます。

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